JP2566734Y2 - 搬送ハンド - Google Patents

搬送ハンド

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JP2566734Y2
JP2566734Y2 JP5529893U JP5529893U JP2566734Y2 JP 2566734 Y2 JP2566734 Y2 JP 2566734Y2 JP 5529893 U JP5529893 U JP 5529893U JP 5529893 U JP5529893 U JP 5529893U JP 2566734 Y2 JP2566734 Y2 JP 2566734Y2
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今井  修
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、樹脂封止電子部品の製
造におけるリードフレームの搬送に好適に使用される搬
送ハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂封止電子部品は、半導体素子を装着
したリードフレームを金型に搬送し、その金型で半導体
素子を樹脂封止することにより製造される。ここで、リ
ードフレームの搬送は、搬送ハンドを用いたステーショ
ン間搬送により行われる。リードフレームの搬送に使用
される搬送ハンドの従来例を図1および図2に示す。
【0003】図1の搬送ハンドは、すくい上げ型であ
る。この型の搬送ハンドは、水平方向および垂直方向に
駆動されるフレーム1を具備する。フレーム1の両側に
は、リードフレーム30を支承するために、内側へ水平
に延出した受部2,2が形成されている。また、支承し
たリードフレーム30の両側部を押圧するために、アク
チュエータ3,3が設けられている。一方、リードフレ
ーム30はその長手方向に間隔をあけて設けられた複数
の位置決め孔31を有し、ステーション40の上面に突
設された位置決めピン42により、ステーション40上
に固定される。フレーム1の受部2,2には、リードフ
レーム30を位置決めするために、突起4,4が設けら
れている。
【0004】すくい上げ型の搬送ハンドを用いて、ステ
ーション40上のリードフレーム30を持ち上げるに
は、図1(B)の〜に示すように、ステーション4
0の手前で搬送ハンドが下降した後、前進、上昇の順で
搬送ハンドが動作して、リードフレーム30をすくい上
げると共に、リードフレーム30の両側部がアクチュエ
ータ3,3によりクランプされる。また、リードフレー
ム30をすくい上げたときに、受部2の突起4がリード
フレーム30の位置決め孔31に嵌合することにより、
リードフレーム30は搬送ハンドに対して位置決めされ
る。ステーション40にリードフレーム30を載せる場
合は、〜に示すように、ステーション40上にリー
ドフレーム30を降しアンクランプした後、搬送ハンド
が後退し上昇する。
【0005】一方、図2の搬送ハンドは平行チャック型
と呼ばれるものであり、アクチュエータ5により開閉さ
れる上下一対のクランプ板6,7を有する。下側のクラ
ンプ板7には、リードフレーム30を位置決めするため
の突起8が設けられている。また、ステーション40に
は、下側のクランプ板7が挿入される窪み41が形成さ
れている。動作は前述したすくい上げ型と基本的に同一
であり、ステーション40からリードフレーム30を持
ち上げる場合は、ステーション40の手前に搬送ハンド
が下降した後、前進してクランプ板6,7間にリードフ
レーム30の中央部が挿入され、その中央部をクランプ
板6,7で挟んだ後、搬送ハンドが上昇する(図2
(B)の〜)。ステーション40上にリードフレー
ム30を載せる場合は、ステーション40上にリードフ
レーム30を降ろし、これを解放した後、搬送ハンドが
後退し上昇する(図2(B)の〜)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】これらの搬送ハンド
は、いずれも位置決め孔を有するリードフレームに対し
てこれをクランプする機能と位置決めする機能とを有す
るので、そのリードフレームを確実に搬送することがで
きる。
【0007】しかし、いずれの搬送ハンドも、ステーシ
ョンの手前に下降するので、ステーションの周囲に広い
スペースを必要とする。特に、図1のすくい上げ型の搬
送ハンドにおいては、リードフレームをステーションに
授受するときの前後方向の移動量がリードフレームの前
後長Lを超え、ステーション周囲の必要スペースが大き
くなる。
【0008】一方、図2の平行チャック型の搬送ハンド
においては、図2(C)に示すように、リードフレーム
の中央部をクランプするために、リードフレームが中央
部で折れ曲がり、リードフレームをステーションに載せ
るときに、その位置決め孔に位置決めピンがかからず、
位置決めが不正確になる。すなわち、着座性が悪い。ま
た、リードフレームを授受するときの移動量が小さいと
いっても、ステーションの手前で搬送ハンドを前後に動
かすことには変わりないので、リードフレームの周囲に
はかなりのスペースが必要となる。
【0009】本考案はこれらの問題を解決した必要スペ
ースが少なく着座性の良好な搬送ハンドを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の搬送ハンドは、
位置決め孔を有する薄板状のワークを掴んで搬送する搬
送ハンドであって、水平方向および垂直方向に駆動され
るフレームと、該フレームの両側部に設けられた一対の
ワーククランプ機構とを具備し、各ワーククランプ機構
は、前記フレームの下方へ突出してワークの位置決め孔
に挿入される固定ピンと、該固定ピンに軸方向可動に外
嵌され、且つ下方に付勢された可動スリーブと、前記固
定ピンの先端部に向けて水平方向に延出する受部を有
し、該受部の先端面に固定ピンが嵌合する切り欠きを設
けたクランプと、前記フレームに搭載されて該クランプ
をその受部の長手方向に往復駆動するアクチュエータと
を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】ステーションからワークを持ち上げる場合は、
まず、ステーションの真上よりフレームが下降し、固定
ピンをワークの位置決め孔に挿入する。そうすると、固
定ピンに外嵌された可動スリーブが上昇し、可動スリー
ブの下方に固定ピンの先端部が露出する。次いで、クラ
ンプの受部先端面に設けた切り欠きに固定ピンの先端部
が嵌合するまでクランプが前進する。そして、フレーム
が上昇する。これにより、可動スリーブが下降し、可動
スリーブと受部の間にワークがクランプされる。ワーク
をステーションに降ろす場合も、ワレームはステーショ
ンの真上で昇降を行い、それに同期してクランプが後退
する。かくして、ワークに対してクランプと位置決めが
行われる。しかも、ワーク授受時にフレームがステーシ
ョンの直上で昇降し、クランプの前後の移動量も小さい
ので、ステーションの周囲に殆ど空間を必要としない。
更に、ワーククランプ機構をフレームの両側部に設け、
ワークの両側部をクランプするので、ワークが折れ曲が
るおそれもない。また、クランプ力はスプリングの強さ
で微調整が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、図3に掲げる実施例に基づいて本考案
を更に詳細に説明する。図3(A)は搬送ハンドの平面
図、(B)は底面図、(C)は側面図、(D)はピンユ
ニットの半断面図である。
【0013】本実施例は、前述したリードフレームのス
テーション間搬送に使用される搬送ハンドである。この
搬送ハンドは、リードフレームとほぼ同じ横幅を持つ横
長の平板状のフレーム10と、フレーム10の両側部に
設けられた一対のワーククランプ機構20,20とを具
備する。フレーム10は、図示されない駆動機構により
水平方向および垂直方向に駆動される。複数枚のリード
フレームを搬送するには、フレーム10とワーククラン
プ機構20を拡大、増設することで対応可能である。
【0014】ワーククランプ機構20は、フレーム10
に取り付けられたピンユニット21と、ピンユニット2
1の前方に設けられたクランプ26と、クランプ26を
前後に駆動するアクチュエータ29とからなる。ピンユ
ニット21は、フレーム10の下方に垂直に突出する固
定ピン22を有する。固定ピン22の下部には、可動ス
リーブ23が軸方向可動に外嵌されている。可動スリー
ブ23は、固定ピン22の上部に外嵌された圧縮スプリ
ング24により下方に付勢されると共に、上端部に設け
たフランジにより抜け止めされている。
【0015】ワーククランプ機構20,20における固
定ピン22,22は、ステーション上のリードフレーム
の両側の位置決め孔に対応するようにその位置が決定さ
れている。25は固定ピン22の上部および圧縮スプリ
ング24を収容するケースである。
【0016】クランプ26は、下端部が後方へ水平に延
出したL字型であり、その延出部はリードフレームを支
承する受部27になっている。受部27は、先端面を固
定ピン22の下端部に対向させており、その先端面には
固定ピン22の下端部が嵌合する半円形の切り欠き28
が設けられている。アクチュエータ29はフレーム10
の上に搭載されたシリンダーであって、そのピストンロ
ッドの進退によりクランプ26を前後に駆動する。クラ
ンプ26とフレーム10の干渉を避けるために、フレー
ム10の前面には切り欠き11が設けられている。
【0017】図4に本実施例の動作を示す。リードフレ
ーム30は、ステーション40上に載置され、その位置
決め孔31に図示されない位置決めピンが挿入されるこ
とにより水平方向に位置決めされる。ステーション40
の両側部には、搬送ハンドの固定ピン22および受部2
7との干渉を避けるために、窪み41が設けられてい
る。
【0018】ステーション40上のリードフレーム30
を持ち上げるには、まず、リードフレーム30の両側の
位置決め孔31の直上に固定ピン22が位置するところ
にフレーム10が誘導される(A)。次いで、フレーム
が10が下降し、固定ピン22の下端部がリードフレー
ム30の位置決め孔31に挿入される(B)。固定ピン
22が位置決め孔31に挿入されると、リードフレーム
30に押されて可動スリーブ23が上方へ相対移動し、
リードフレーム10の下方に固定ピン22の下端部が突
出する。
【0019】フレーム10の下降が終わると、受部27
の先端面に設けた切り欠き28に固定ピン22の下端部
が嵌合するまで、クランプ26がアクチュエータ29に
引かれて後退する(C)。そして最後にフレーム10が
上昇する(D)。フレーム10が上昇すると、それに伴
って可動スリーブ23が下方へ移動し、可動スリーブ2
3を付勢するスプリング24の力によって可動スリーブ
23と受部27との間にリードフレーム30がクランプ
され、そのリードフレーム30がステーション40から
持ち上げられる。
【0020】持ち上げたリードフレーム30をステーシ
ョン40に載せるには、持ち上げるのとは逆のD→C→
B→Aの順で搬送ハンドが操作される。
【0021】本実施例の搬送ハンドは、フレーム10の
両側部にワーククランプ機構20,20を設け、リード
フレーム30の両側部をクランプするので、リードフレ
ーム30の折れ曲がりを防止できる。従って、リードフ
レーム30をステーション40に載せるときに、ステー
ション40の位置決めピンがリードフレーム30の位置
決め孔31に確実に挿入され、その着座性が良くなる。
【0022】両側のクランプ機構20,20は、リード
フレーム30の位置決め孔31に挿入される固定ピン2
2を有し、リードフレーム30を正確に位置決めできる
上に、可動スリーブ23と受部27の間にリードフレー
ム30を確実にクランプできる。しかも、リードフレー
ム30をステーション40に授受する際に、フレーム1
0をステーション40の手前に降下させる必要がなく、
ステーション40上をフレーム10が昇降すると共に、
その昇降に同期してクランプ26が前後に僅かに移動す
るだけで、その授受が行われる。従って、ステーション
40の周囲に広いスペースを確保する必要がない。
【0023】
【考案の効果】以上に説明した通り、本考案の搬送ハン
ドは、樹脂封止電子部品に使用されるリードフレームの
ような、位置決め孔を有する平板状のワークを確実に位
置決めし、且つクランプすることができる。しかも、ワ
ークの両側部をクランプするので、ワークの折れ曲がり
による着座性の悪化を防止できる。更に、ステーション
の上方でクランプ操作が行われるので、ステーションの
周囲に広いスペースを確保する必要がなく、狭いスペー
スを有効に活用して多数のワークの一括搬送等を可能に
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の搬送ハンドの構造および動作を示し、
(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図2】従来の搬送ハンドの構造および動作を示し、
(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は正面図であ
る。
【図3】本考案を実施した搬送ハンドの一例を示し、
(A)は平面図、(B)は底面図、(C)は側面図、
(D)はピンユニットの半断面図である。
【図4】図3の搬送ハンドの動作を段階的に示す側面図
である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決め孔を有する薄板状のワークを掴
    んで搬送する搬送ハンドであって、水平方向および垂直
    方向に駆動されるフレームと、該フレームの両側部に設
    けられた一対のワーククランプ機構とを具備し、 各ワーククランプ機構は、前記フレームの下方へ突出し
    てワークの位置決め孔に挿入される固定ピンと、該固定
    ピンに軸方向可動に外嵌され、且つ下方に付勢された可
    動スリーブと、前記固定ピンの先端部に向けて水平方向
    に延出する受部を有し、該受部の先端面に固定ピンが嵌
    合する切り欠きを設けたクランプと、前記フレームに搭
    載されて該クランプをその受部の長手方向に往復駆動す
    るアクチュエータとを有することを特徴とする搬送ハン
    ド。
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