JPH0142340Y2 - - Google Patents

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JPH0142340Y2
JPH0142340Y2 JP1983170808U JP17080883U JPH0142340Y2 JP H0142340 Y2 JPH0142340 Y2 JP H0142340Y2 JP 1983170808 U JP1983170808 U JP 1983170808U JP 17080883 U JP17080883 U JP 17080883U JP H0142340 Y2 JPH0142340 Y2 JP H0142340Y2
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JP
Japan
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holding jig
arm
transfer arm
heat treatment
wafers
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JP1983170808U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複数のウエーハを保持用治具にて保
持した状態で熱処理室に搬入し、かつ搬出するウ
エーハ搬送装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の装置においては、ウエーハの搬
送中に保持用治具と熱処理室の内面とが接触した
際に、接触部から塵埃が発生してチツプの歩留が
減少する場合がある。このため保持用治具と熱処
理室の内面とが接触しないように第1図および第
2図に示されるような構成の装置が一般に採用さ
れている。
すなわち、複数のウエーハWを長手方向に収容
して保持する保持用治具1は、上部を開放したほ
ぼ半円筒状に形成されていて、下方には所要数の
脚部2が一体に設けられている。そして搬送アー
ム3の前部には保持用治具1をウエーハWの載置
状態で下方より支持する断面円弧状で全体として
へら状をした支持部4が一体に設けられている。
この搬送アーム3は、その一端を把持するアー
ム駆動部5によつて上下方向および前後方向に適
宜駆動されることにより、支持部4上に載せられ
た保持用治具1を熱処理室6内に搬入し、かつ搬
出できるように構成されている。
具体的動作としては、支持部4上に手動または
自動的に保持用治具を載せた後、搬送アーム3を
上昇させて保持用治具1を持ち上げる。つぎに、
搬送アーム3を前方に移動させ、熱処理室6内に
位置させた時点で下降させる。その結果、保持用
治具1は熱処理室6内に載置される。そして搬送
アーム3を後方に復帰させてウエーハWの熱処理
が行われる。
熱処理室6からの保持用治具1の搬出は、搬送
アーム3に対して上記搬入動作と逆の動作をさせ
ることにより達成される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、直径125mmあるいは150mm等のよ
うな高重量のウエーハの製作が行われるようにな
つてきている現在においては、上記構造の搬送ア
ーム3では保持用治具1の支持が困難になるとい
う問題が生じている。
すなわち、重量のある複数のウエーハWが保持
された保持用治具1を上記構造の支持部で支持し
た場合、多大な荷重が支持部4の面方向に加わる
ため、この支持部4は下方にわん曲変形するか、
あるいは根元で折損してしまうという問題があ
る。
本考案は上記従来の問題点にかんがみなされた
もので、重量のある複数のウエーハWを保持した
保持用治具を支持する場合でも、わん曲および折
損することのない搬送アームを備えた搬送装置を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案によるウエーハ搬送装置は、複数のウエ
ーハを保持する保持用治具と、これを長手方向に
受け入れて搬送する搬送アームと、この搬送アー
ムの基部を支持し、搬送アームごと保持用治具を
熱処理室に出入させるアーム駆動部とからなり、
前記保持用治具の幅方向両側に係合用突縁を外方
に向けて設け、搬送アームは前半部下方側を前記
保持用治具の全幅よりも狭い幅で軸方向に切り欠
いた筒状に形成して、この切欠きの両側部内方に
おいて前記保持用治具を支持可能としたことを特
徴とするものである。
(実施例) 以下第3図〜第10図を参照して本考案の実施
例について詳述する。
第3図および第4図に示されるように、複数の
ウエーハWを載置状態にて保持する保持用治具1
1は上部を開放した半円筒状をなし、その底部に
所要数の脚部12を突設すると共に、上端両側に
つば状の突縁13を外方に向けて一体に形成して
いる。搬送アーム14は全体的には円筒状に形成
されているが、保持用治具11を支持する前方部
分の底板には軸方向に沿つて保持用治具の全幅よ
りも狭い幅の切欠き15が設けられているので、
この部分での側壁断面は下部が開放したC字状を
呈している。本考案の搬送アーム14はこのよう
に保持用治具11の支持部分が断面C字状に形成
されているので、上下方向に加わる力に対してわ
ん曲変形したり、基部で折損したりすることなく
充分に耐えられるものとなる。そして、この切欠
き15の両側の側壁には、それぞれ内方に向かつ
て一体形成された側縁16が設けられていて、各
側縁16は第3図に示されるように保持用治具1
1の突縁13を係止できるようになつている。
第5図は保持用治具11の搬送アーム14によ
る支持状態を横断面図で示したものであるが、こ
の支持方法としては側縁16を図示のようにC字
状をした側壁の下端部に設けても、第9図に示す
ように下端部よりも上の方に設けてもよく、ある
いは第10図に示すように、内方に向け突出する
側縁16を設けることなく、C字状をした側壁の
下内方への屈曲に合わせて、その下端部を側縁と
して利用する方式としてもよい。後者の方式では
治具取扱い上操作が容易で、しかも高重量ウエー
ハの保持に対する強度の点で優れている。
上記搬送アーム14は保持用治具11を支持し
て熱処理室17に搬入し、かつ搬出するときの移
送具であるが、この搬入、搬出動作を行うため
に、搬送アーム14を一端で把持し、上下方向お
よび前後方向に駆動するためのアーム駆動部18
が別に設けられている。アーム駆動部18は、円
筒カム機構あるいは油圧機構等を採用することに
より搬送アーム14を上下方向および前後方向に
駆動するように構成することができるが、その具
体的な構造については本考案の要旨でないため説
明を省略する。
つぎに、上記構成よりなる搬送装置の動作につ
いて、側縁16の動きを鎖線で示した第3図を参
照して詳述する。
まず、基台19上に載置された保持用治具11
の後方(第3図右方)に位置している搬送アーム
14を、その後端を把持したアーム駆動部18に
より矢印Aで示すように前方に移動させて、その
側縁16を保持用治具11の突縁13の下方に位
置させる。そして、搬送アーム14を矢印Bで示
すように上昇させると、側縁16に突縁13が係
止されて保持用治具11が持ち上げられる。この
状態で搬送アーム14を矢印Cで示すように、さ
らに前進させて保持用治具11を熱処理室17の
内部に搬入し、ついで矢印Dで示すように下降さ
せると、保持用治具11は熱処理室17内に載置
される。搬送アーム14を矢印Eで示すように後
退させた後、ウエーハWの熱処理が行われる。
熱処理終了後、ウエーハWを保持用治具11で
熱処理室17から搬出するには上記の搬入時の動
作と全く逆に行えばよい。すなわち、搬送アーム
14を前進させた後上昇することにより、側縁1
6に突縁13を係止させて持ち上げ、つぎに搬送
アーム14を後退させた後下降することにより、
保持用治具11を熱処理室17から搬出して基台
19上に載置する。最後に、搬送アーム14をさ
らに後退させて元の位置に戻せば、一行程の動作
が完了する。
本考案における搬送装置は搬送アーム14の側
壁の断面を略C字状に形成して強固にしたことを
特徴の一つとするものであるが、このC字状の意
味はそれ程厳密なものではなく、例えば第6図に
示される搬送アーム21のように、全体がカマボ
コ型をしていて、その切欠き15の両側に位置す
る側壁の下端部に側縁22を有するものや、第7
図に示される搬送アーム23のように、全体が角
筒状をしていて同様の側壁の下端部に側縁24を
備えたもの、あるいは第8図に示される搬送アー
ム25のように、第4図に示した搬送アームにお
いて、先端部近辺のみを残し断面C字状の側壁の
上部にさらに開口部を設けて全体の軽量化を図つ
たものなどでもよい。
なお、上記実施例では搬送アーム14にて搬入
された保持用治具11を熱処理室17内に載置し
た状態でウエーハWの熱処理をする例を説明した
が、これに代えて搬送アーム14にて保持用治具
11を支持したままウエーハWの熱処理をするこ
ともできる。
(考案の効果) 上述したように、本考案によるウエーハ搬送装
置においては、保持用治具の幅方向両側にそれぞ
れ外方に向かつて係合用突縁が設けられ、搬送ア
ームは全体が筒状をしていて基部をアーム駆動部
に支持され、前半部下方側を保持用治具の全幅よ
りも狭い幅で軸方向に切り欠いたものとし、この
切欠きの両側の側壁の断面を下方が開いたほぼC
字状となし、その両側部内方において保持用治具
の突縁を支持可能としたものであるため、この
搬送アームは一端だけで支持されるものでありな
がら上下方向に加わる力に対して強固な構造であ
り、大径で高重量のウエーハを多数保持した保持
用治具を支持する場合においても変形や欠損を起
こすことが全くない、加工や取扱いが困難な肉
厚のものにしなくても構造的に強固なものとなる
ので製造が極めて容易である、アーム駆動部に
よる搬送アームの保持用治具への係合が容易かつ
確実に行える等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のウエーハ搬送装置の一例を示す
側面図、第2図は第1図における保持用治具と搬
送アームとの係合状態を示す横断面図、第3図〜
第10図は本考案の実施例に係わり、第3図はウ
エーハ搬送装置の全体を示す側面図、第4図およ
び第5図はそれぞれ第3図における保持用治具と
搬送アームとの係合状態を示す斜視図および横断
面図、第6図〜第8図はそれぞれ異なる態様の搬
送アームを示す斜視図、第9図および第10図は
それぞれ異なる態様の保持用治具と搬送アームと
の組合せを示す横端面図である。 主要な符号の説明、11……保持用治具、13
……突縁、14,21,23,25……搬送アー
ム、15……切欠き、16,22,24,26…
…側縁、17……熱処理室、18……アーム駆動
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のウエーハを保持する保持用治具と、これ
    を長手方向に受け入れて搬送する搬送アームと、
    この搬送アームの基部を支持し、搬送アームごと
    保持用治具を熱処理室に出入させるアーム駆動部
    とからなるウエーハ搬送装置において、前記保持
    用治具の幅方向両側に係合用突縁を外方へ向けて
    設け、搬送アームは前半部下方側を前記保持用治
    具の全幅よりも狭い幅で軸方向に切り欠いた筒状
    に形成して、この切欠きの両側部内方において前
    記保持用治具を支持可能としたことを特徴とする
    ウエーハ搬送装置。
JP17080883U 1983-11-02 1983-11-02 ウエ−ハ搬送装置 Granted JPS6078137U (ja)

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JP17080883U JPS6078137U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 ウエ−ハ搬送装置

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JP17080883U JPS6078137U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 ウエ−ハ搬送装置

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JPS6078137U JPS6078137U (ja) 1985-05-31
JPH0142340Y2 true JPH0142340Y2 (ja) 1989-12-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0632678Y2 (ja) * 1989-06-12 1994-08-24 信越石英株式会社 ウエーハボート搬送用保持治具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53129964A (en) * 1977-04-20 1978-11-13 Hitachi Ltd Method and device for inserting and taking out of heat treatment jig
JPS54159170A (en) * 1978-06-07 1979-12-15 Hitachi Ltd Tool for wafer processing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53129964A (en) * 1977-04-20 1978-11-13 Hitachi Ltd Method and device for inserting and taking out of heat treatment jig
JPS54159170A (en) * 1978-06-07 1979-12-15 Hitachi Ltd Tool for wafer processing

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JPS6078137U (ja) 1985-05-31

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