JP2566594Y2 - コンバイン等のゴムクローラ - Google Patents
コンバイン等のゴムクローラInfo
- Publication number
- JP2566594Y2 JP2566594Y2 JP1991064633U JP6463391U JP2566594Y2 JP 2566594 Y2 JP2566594 Y2 JP 2566594Y2 JP 1991064633 U JP1991064633 U JP 1991064633U JP 6463391 U JP6463391 U JP 6463391U JP 2566594 Y2 JP2566594 Y2 JP 2566594Y2
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- JP
- Japan
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- rows
- rubber body
- endless
- shaped rubber
- holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、コンバイン等の移動農
機に用いるゴムクローラに関する。
機に用いるゴムクローラに関する。
【０００２】
【従来の技術】ゴムクローラによって走行するコンバイ
ン等が湿田走行する際に、ゴムクローラの耳部が上向き
に彎曲変形することがあると、接地圧が増大して機体が
沈下し円滑な走行が望めなくて、接地圧の増大により泥
土が隣接する稲株側に寄せられて次行程刈取の際に刈刃
が寄せられた泥土に突っ込んだり、機体が横滑りを起こ
して稲株条に沿って走行させるのが難くなり作業不能に
陥ることがある。
ン等が湿田走行する際に、ゴムクローラの耳部が上向き
に彎曲変形することがあると、接地圧が増大して機体が
沈下し円滑な走行が望めなくて、接地圧の増大により泥
土が隣接する稲株側に寄せられて次行程刈取の際に刈刃
が寄せられた泥土に突っ込んだり、機体が横滑りを起こ
して稲株条に沿って走行させるのが難くなり作業不能に
陥ることがある。
【０００３】そこで、従来のもの中には、左右の翼片の
長さが長短に異なる芯金を、ゴムクローラの長手方向に
おいて交互に配設することによって、ゴムクローラの左
右耳部の剛性を高めて同部分の上方への屈曲変形を小と
するように配慮したものがみられる（例えば、実開昭５
４−１５７３３１号のマイクロフイルム参照）。
長さが長短に異なる芯金を、ゴムクローラの長手方向に
おいて交互に配設することによって、ゴムクローラの左
右耳部の剛性を高めて同部分の上方への屈曲変形を小と
するように配慮したものがみられる（例えば、実開昭５
４−１５７３３１号のマイクロフイルム参照）。
【０００４】
【考案が解決しようとする課顕】従来のものにおいて
は、上述した芯金の配設により、従前の一般的なものに
対比すると耳部の剛性が高まっているが、芯金が存在し
ない部位の耳部の屈曲変形までは充分に阻止し得ないも
のであった。また、左右の翼片の長さが異なる芯金を交
互に配置するにあたっては、芯金の向きを変えたり反転
したりする必要があるので、製造作業に煩わしさが伴
い、工数が増大するといった難点もあった。
は、上述した芯金の配設により、従前の一般的なものに
対比すると耳部の剛性が高まっているが、芯金が存在し
ない部位の耳部の屈曲変形までは充分に阻止し得ないも
のであった。また、左右の翼片の長さが異なる芯金を交
互に配置するにあたっては、芯金の向きを変えたり反転
したりする必要があるので、製造作業に煩わしさが伴
い、工数が増大するといった難点もあった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、長手方向の中
央部に左右一対の外れ防止突起（２ａ）（２ａ）を備え
た芯金（２）群を、無端帯状ゴム体（１）の幅方向に交
互に位置を齟齬させ、無端帯状ゴム体（１）の長さ方向
に一定間隔で配設して、無端帯状ゴム体（１）の幅方向
の左側に偏寄した芯金の右側の外れ防止突起と、無端帯
状ゴム体（１）の幅方向の右側に偏寄した芯金の左側の
外れ防止突起とを無端帯状ゴム体（１）の幅方向中心部
に一列に並べ、この一列の外れ防止突起より左右外方側
で、且つ、無端帯状ゴム体（１）の長さ方向において相
隣接する芯金の間の部位にスプロケット（９）が噛み合
う二列の穴（１２）を開設し、左側に偏寄した芯金の左
側の外れ防止突起が二列の穴（１２）より左外側部に、
また、右側に偏寄した芯金の右側の外れ防止突起が二列
の穴（１２）より右外側部にあってそれぞれ列状に並
び、二列の穴（１２）の左右外側部に列する二列の外れ
防止突起を跨いで転輪（１０）が無端帯状ゴム体（１）
の内周面側を踏むように形成することによって、上記の
問題を解消したものである。
央部に左右一対の外れ防止突起（２ａ）（２ａ）を備え
た芯金（２）群を、無端帯状ゴム体（１）の幅方向に交
互に位置を齟齬させ、無端帯状ゴム体（１）の長さ方向
に一定間隔で配設して、無端帯状ゴム体（１）の幅方向
の左側に偏寄した芯金の右側の外れ防止突起と、無端帯
状ゴム体（１）の幅方向の右側に偏寄した芯金の左側の
外れ防止突起とを無端帯状ゴム体（１）の幅方向中心部
に一列に並べ、この一列の外れ防止突起より左右外方側
で、且つ、無端帯状ゴム体（１）の長さ方向において相
隣接する芯金の間の部位にスプロケット（９）が噛み合
う二列の穴（１２）を開設し、左側に偏寄した芯金の左
側の外れ防止突起が二列の穴（１２）より左外側部に、
また、右側に偏寄した芯金の右側の外れ防止突起が二列
の穴（１２）より右外側部にあってそれぞれ列状に並
び、二列の穴（１２）の左右外側部に列する二列の外れ
防止突起を跨いで転輪（１０）が無端帯状ゴム体（１）
の内周面側を踏むように形成することによって、上記の
問題を解消したものである。
【０００６】
【実施例】以下、本考案によるゴムクローラに関して、
コンバインの走行装置として用いた実施例について図面
を参照して説明する。図３に示すように、ゴムクローラ
からなる走行装置（ａ）上に載設した機台（４）の左側
に脱穀部（Ａ）を、右側に脱穀部（Ａ）からの穀粒を貯
留する穀粒収容部（Ｇ）及びエンジン（Ｅ）を前後にし
て搭載し、穀粒収容部（Ｇ）の前側に操縦部（Ｃ）を設
け、脱穀部（Ａ）の前方側から操縦部（Ｃ）の前側にか
けて刈取部（Ｂ）を配設してコンバインが構成されてい
る。そして、脱穀後の排藁は機体の後方に落下し、穀粒
収容部（Ｇ）に貯留された穀粒は揚穀筒（５）により揚
上されて排出オーガ（６）に受け継がれ適宜の場所に取
出されるようになっている。
コンバインの走行装置として用いた実施例について図面
を参照して説明する。図３に示すように、ゴムクローラ
からなる走行装置（ａ）上に載設した機台（４）の左側
に脱穀部（Ａ）を、右側に脱穀部（Ａ）からの穀粒を貯
留する穀粒収容部（Ｇ）及びエンジン（Ｅ）を前後にし
て搭載し、穀粒収容部（Ｇ）の前側に操縦部（Ｃ）を設
け、脱穀部（Ａ）の前方側から操縦部（Ｃ）の前側にか
けて刈取部（Ｂ）を配設してコンバインが構成されてい
る。そして、脱穀後の排藁は機体の後方に落下し、穀粒
収容部（Ｇ）に貯留された穀粒は揚穀筒（５）により揚
上されて排出オーガ（６）に受け継がれ適宜の場所に取
出されるようになっている。
【０００７】前記ゴムクローラは、外周面側にラグ（１
ａ）を形設した無端帯状ゴム体（１）の中に長さ方向に
おいて一定間隔おきに芯金（２）群を埋設し、それらの
芯金（２）群の外周側に沿ってワイヤーからなる補強線
条（３）を埋設してなり、ミッションケース（７）から
外側方に向けて突設する駆動軸（８）に軸着した前側の
スプロケット（９）と数個の転輪（１０）と後側の緊張
輪（１１）とに掛け廻されて、その外周面側が接地面と
なって機体を走行させる。
ａ）を形設した無端帯状ゴム体（１）の中に長さ方向に
おいて一定間隔おきに芯金（２）群を埋設し、それらの
芯金（２）群の外周側に沿ってワイヤーからなる補強線
条（３）を埋設してなり、ミッションケース（７）から
外側方に向けて突設する駆動軸（８）に軸着した前側の
スプロケット（９）と数個の転輪（１０）と後側の緊張
輪（１１）とに掛け廻されて、その外周面側が接地面と
なって機体を走行させる。
【０００８】なお、各芯金（２）の長手方向（無端帯状
ゴム体の横幅方向）の中央部には、無端帯状ゴム体
（１）の内周側に突出する左右一対の外れ防止突起（２
ａ）（２ａ）が一体に形設されている。そして、これら
の芯金（２）は、図２にみられるように、交互に無端帯
状ゴム体（１）の幅方向に位置を齟齬して配設、つま
り、千鳥状に設けられている。
ゴム体の横幅方向）の中央部には、無端帯状ゴム体
（１）の内周側に突出する左右一対の外れ防止突起（２
ａ）（２ａ）が一体に形設されている。そして、これら
の芯金（２）は、図２にみられるように、交互に無端帯
状ゴム体（１）の幅方向に位置を齟齬して配設、つま
り、千鳥状に設けられている。
【０００９】この千鳥状の配設によって、図２の左側に
偏寄して配置される芯金（２）の右側の外れ防止突起
（２ａ）と、図２の右側に偏寄して配設される芯金
（２）の左側の外れ防止突起（２ａ）とが、無端帯状ゴ
ム体（１）の幅方向中心部に一列に並ぶ。そして、この
一列状の外れ防止突起（２ａ）の左右側部において無端
帯状ゴム体（１）に、前記スプロケット（９）の二連の
歯が噛み合う二列の穴（１２）が開設されて、左側に偏
寄した芯金（２）の左側の外れ防止突起（２ａ）が二列
の穴（１２）の左外側部に、また、右側に偏寄した芯金
（２）の右側の外れ防止突起（２ａ）が二列の穴（１
２）の右外側部にあってそれぞれ列状に並び、前記転輪
（１０）が、図１にみられるように、二列の穴（１２）
の左右外側部に列する二列の外れ防止突起（２ａ）（２
ａ）を跨いで無端帯状ゴム体（１）の内周面側を踏むよ
うになっている。
偏寄して配置される芯金（２）の右側の外れ防止突起
（２ａ）と、図２の右側に偏寄して配設される芯金
（２）の左側の外れ防止突起（２ａ）とが、無端帯状ゴ
ム体（１）の幅方向中心部に一列に並ぶ。そして、この
一列状の外れ防止突起（２ａ）の左右側部において無端
帯状ゴム体（１）に、前記スプロケット（９）の二連の
歯が噛み合う二列の穴（１２）が開設されて、左側に偏
寄した芯金（２）の左側の外れ防止突起（２ａ）が二列
の穴（１２）の左外側部に、また、右側に偏寄した芯金
（２）の右側の外れ防止突起（２ａ）が二列の穴（１
２）の右外側部にあってそれぞれ列状に並び、前記転輪
（１０）が、図１にみられるように、二列の穴（１２）
の左右外側部に列する二列の外れ防止突起（２ａ）（２
ａ）を跨いで無端帯状ゴム体（１）の内周面側を踏むよ
うになっている。
【００１０】
【考案の効果】したがって、芯金（２）の千鳥状配列に
よりクローラ幅（Ｗ）が広くなるとともに左右両側の耳
部（１ｂ）の幅（ｗ）がクローラ幅（Ｗ）に比して狭く
なって剛性が大になるに加え、広幅なゴムクローラの耳
部近くに転輪（１０）群が長スパンで接することによっ
てクローラの接地側における耳部（１ｂ）の上方への屈
曲変形が益々少なくなり、さらに、クローラの外れも確
実に防止され、クローラの駆動は二連歯のスプロケット
（９）により確実に行われる。また、製造時には、同型
の芯金（２）を交互に左右にずらして配置するだけでよ
いから、芯金（２）の向きを変えたり反転したりするよ
うな煩わしさがなく、作業が単純化されて工数が低減さ
れる。
よりクローラ幅（Ｗ）が広くなるとともに左右両側の耳
部（１ｂ）の幅（ｗ）がクローラ幅（Ｗ）に比して狭く
なって剛性が大になるに加え、広幅なゴムクローラの耳
部近くに転輪（１０）群が長スパンで接することによっ
てクローラの接地側における耳部（１ｂ）の上方への屈
曲変形が益々少なくなり、さらに、クローラの外れも確
実に防止され、クローラの駆動は二連歯のスプロケット
（９）により確実に行われる。また、製造時には、同型
の芯金（２）を交互に左右にずらして配置するだけでよ
いから、芯金（２）の向きを変えたり反転したりするよ
うな煩わしさがなく、作業が単純化されて工数が低減さ
れる。
【図１】本考案によるゴムクローラを掛け廻した状態で
断面して示した図である。
断面して示した図である。
【図２】同ゴムクローラを内周面側からみた部分図であ
る。
る。
【図３】コンバイン全体の概要図である。
１ 無端帯状ゴム体 ２ 芯金 ２ａ 外れ防止突起 ９ スプロケット １０ 転輪 １２ 穴
Claims (1)
- 【請求項１】 長手方向の中央部に左右一対の外れ防止
突起（２ａ）（２ａ）を備えた芯金（２）群を、無端帯
状ゴム体（１）の幅方向に交互に位置を齟齬させ、無端
帯状ゴム体（１）の長さ方向に一定間隔で配設して、無
端帯状ゴム体（１）の幅方向の左側に偏寄した芯金の右
側の外れ防止突起と、無端帯状ゴム体（１）の幅方向の
右側に偏寄した芯金の左側の外れ防止突起とを無端帯状
ゴム体（１）の幅方向中心部に一列に並べ、この一列の
外れ防止突起より左右外方側で、且つ、無端帯状ゴム体
（１）の長さ方向において相隣接する芯金の間の部位に
スプロケット（９）が噛み合う二列の穴（１２）を開設
し、左側に偏寄した芯金の左側の外れ防止突起が二列の
穴（１２）より左外側部に、また、右側に偏寄した芯金
の右側の外れ防止突起が二列の穴（１２）より右外側部
にあってそれぞれ列状に並び、二列の穴（１２）の左右
外側部に列する二列の外れ防止突起を跨いで転輪（１
０）が無端帯状ゴム体（１）の内周面側を踏むように形
成してあるコンバイン等のゴムクローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991064633U JP2566594Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | コンバイン等のゴムクローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991064633U JP2566594Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | コンバイン等のゴムクローラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0510179U JPH0510179U (ja) | 1993-02-09 |
| JP2566594Y2 true JP2566594Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=13263872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991064633U Expired - Fee Related JP2566594Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | コンバイン等のゴムクローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2566594Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5913711B2 (ja) * | 1976-10-27 | 1984-03-31 | 日本電気株式会社 | 可変抵抗器の特性検査方法 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP1991064633U patent/JP2566594Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0510179U (ja) | 1993-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |