JP2566542B2 - 電動サーボモータで駆動する射出成形機の原点復帰装置 - Google Patents

電動サーボモータで駆動する射出成形機の原点復帰装置

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JP2566542B2
JP2566542B2 JP6331441A JP33144194A JP2566542B2 JP 2566542 B2 JP2566542 B2 JP 2566542B2 JP 6331441 A JP6331441 A JP 6331441A JP 33144194 A JP33144194 A JP 33144194A JP 2566542 B2 JP2566542 B2 JP 2566542B2
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molding machine
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弘眞 大竹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動サーボモータ(以
下サーボモータという)で駆動する射出成形機における
スクリュー、クランプ装置、エジェクタ装置の原点復帰
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機においては、スクリュ
ーを軸方向へ移動させる射出装置の駆動,クランプ装置
の駆動,エジェクタ装置の駆動は油圧シリンダ等の油圧
装置によって行われていた。そのため、スクリューやク
ランプ装置,エジェクタ装置の原点は油圧シリンダを一
方側へ作動させた位置であり、おのずから原点が設定さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧で駆動していた上
記射出装置やクランプ装置,エジェクタ装置をサーボモ
ータで駆動しようとする場合、原点に機械的に位置決め
することができず、何らかの手段によって正確に位置決
めする必要がある。特に、スクリューの位置やクランプ
装置における可動盤の位置によって、その移動速度やト
ルクを制御するため、これらの位置を正確に知り、制御
することは非常に重要である。そのため、これらの位置
の原点、すなわち座標位置「0」を正確に設定し位置決
めすることが非常に重要になるが、本発明は、この原点
にスクリューやクランプ装置,エジェクタ装置を各々正
確に位置決めすることができるサーボモータを使用した
射出成形機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、射出駆動装
置,クランプ装置,エジェクタ装置を各々駆動する各サ
ーボモータを設けると共に、各装置の原点を検出するた
めのセンサーやドッグ等で構成される検出手段を設け、
さらに、各サーボモータに位置検出器を設ける。そし
て、対応する検出手段の原点検出信号を受けた後対応す
る上記検出器からの1回転信号を受けると対応するサー
ボモータの駆動を停止させる原点設定手段を各装置毎に
設ける。これにより上記課題を解決したものである。
【0005】
【作用】各装置に対して原点復帰指令が出されると対応
するサーボモータが駆動し、対応する装置を駆動させ
る。そして、対応する上記検出手段が原点を検出する
と、対応する上記原点決定手段は対応する上記位置検出
手段からの1回転信号の出力を受けて対応する上記サー
ボモータを停止させることにより、正確な原点に各装置
を停止させ原点復帰を行わせる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のブロック図で、
1は金型、3は加熱シリンダー、2は該加熱シリンダ3
内のスクリューを軸方向に移動させて射出を行う射出駆
動装置(なお、スクリューを回転させる手段は図示せ
ず)、MSは射出駆動装置によりスクリューを軸方向へ
移動させるための射出用サーボモータ、PSは該射出用
サーボモータMSに設けられた位置検出器である。4は
金型1を開閉させるクランプ装置、MCは該クランプ装
置4を駆動するクランプ用サーボモータ、PCは該クラ
ンプ用サーボモータMCに設けられた位置検出器であ
る。5は金型1から製品を突き出すエジェクタ装置、M
Eは該エジェクタ装置を駆動するエジェクタ用サーボモ
ータ、PEは該エジェクタ用サーボモータMEに設けら
れた位置検出器である。6〜8は上記射出用,クランプ
用,エジェクタ用の各サーボモータMS,MC,MEを
駆動制御するサーボ回路である。
【0007】またSS,SC,SEは近接スイッチ等か
らなるセンサーで、図2に示すように、センサーSSは
スクリューの軸方向への移動と共に移動する移動板9S
に設けられており、射出成形機のベースに設けられたド
ッグDSを検出し原点の位置決めをするようになってい
る。同様にセンサーSCは金型1が取付けられた可動盤
と共に移動する移動板9Cに設けられ、ベースに設けら
れたドッグDCを検出し、クランプ装置4の原点の位置
決めを行うようになっている。また、センサーSEはエ
ジェクタ装置5の製品突き出し手段等に設けられた移動
板9Eに設けられ、可動盤等に設けられたドッグDEに
よりエジェクタ装置5の原点位置を検出するようになっ
ている。
【0008】10はNC等の制御装置で、11は中央処
理装置(以下CPUという)、12は出力回路で各サー
ボ回路6,7,8に接続されている。13は入力回路
で、各位置検出器PS,PC,PE及び上記各センサー
SS,SC,SE、さらに加熱シリンダの温度を検出す
る温度センサーSTの出力をA/D変換するA/D変換
器17に接続されている。14は該射出成形機を制御す
るための制御プログラムを記憶するROMや演算処理等
のためのRAM等で構成されるメモリ、15は各種設定
値や指令を入力するための手操作入力装置、なお、16
はバスである。
【0009】次に、本実施例の動作を図3、図4の動作
フローと共に説明する。手操作入力装置15より原点復
帰指令を入力すると、CPU11は、まず原点復帰して
いるとONになっている射出駆動装置,クランプ装置,
エジェクタ装置の各フラグFS,FC,FEがすべてO
Nになっているか否か判断し(ステップS1)、すべて
ONであれば原点復帰処理は終了するが、1つでもON
になっていなければ、次にスクリューが原点に復帰して
いればONになっているフラグFSがONか否か判断し
(ステップS2)、ONであればステップS5へ進み、
ONでなければシリンダの温度が正常であるか否か判断
し(ステップS3)、正常でなければステップS5へ進
み、正常であればスクリュー原点復帰処理(ステップS
4)を行う。
【0010】該処理は図4に示すように、まずセンサー
SSがONか否か(ステップSB1)、すなわち図2に
おいてセンサーSSがドッグDSを検出しているか否か
判断し、検出していなければステップSB6へ進み、検
出していれば射出用サーボモータMSを駆動しスクリュ
ーを前進(図1中左方)させる。そして、センサーSS
がドッグDSを検出しなくなり、OFFになるのを待っ
て(ステップSB3)、タイマーT1をスタートさせる
(ステップSB4)。次に、タイマーT1がタイムアッ
プすると(ステップSB5)スクリューを後退させる
(ステップSB6)。そこで、センサーSSがドッグD
Sを検出しONになると(ステップSB7)、タイマー
T2をスタートさせスクリューを減速し、一定速度で後
退させ、タイマーT2がタイムアップするまで待つ(ス
テップSB8,SB9)。タイマーT2がタイムアップ
するとその後位置検出器PSから1回転信号が出力され
たか否か判断し(ステップB10)、1回転信号が入力
されると、スクリューの移動を停止させフラグFSをO
Nにし(ステップSB11,SB12)、スクリューの
原点復帰は終了し、図3のメインルーチンへ戻る。
【0011】次に、CPU11はエジェクタ装置5のセ
ンサーSEがドッグDEを検出しONしているか否か判
断し(ステップS5)、ONしていないとエジェクタ用
サーボモータMEを駆動し、センサーSEがドッグDE
を検出するまでエジェクタ装置の軸を後退させ、エジェ
クタピン等を金型1から完全に脱出させる(ステップS
6)。次に、クランプ装置の原点復帰完了を示すフラグ
FCがONか否か判断し(ステップS7)、原点復帰し
ていればステップS9へ進み、ONしていなければクラ
ンプ装置4の原点復帰処理(ステップS8)を行う。該
クランプ装置4の原点復帰処理は図4で示すスクリュー
の原点復帰処理と同様の処理で、異なる点は、ステップ
SB1,SB3,SB7におけるセンサーSSがセンサ
ーSCに変る点、ステップSB2,SB6,SB11の
スクリューがクランプ装置の軸に変る点、ステップSB
10における1回転信号が位置検出器PCからの1回転
信号に変る点、ステップSB12のフラグFSがフラグ
FCに変る点で相違するのみで、動作は前述したスクリ
ューの原点復帰処理と同一である。なお、タイマーT
1,T2の値は必要に応じて変更してもよい。
【0012】以上のようにして、クランプ装置の原点復
帰処理(ステップS8)が終了すると、CPU11は次
にフラグFEを読み(ステップS9)、フラグFEがO
Nでエジェクタ装置5の原点復帰が終了していればステ
ップS1へ進み、フラグFEがONでなく原点復帰が終
了していなければ、エジェクタ装置の原点復帰処理(ス
テップS10)を行う。この処理も図4のスクリューの
原点復帰処理と同様で、図4において相違する点はステ
ップSB1,SB3,SB7におけるセンサーSSがセ
ンサーSEに、ステップSB2,SB6,SB11のス
クリューがエジェクタ装置の軸に、ステップSB10の
1回転信号が位置検出器PEからの信号に、ステップS
B12のフラグFSがフラグFEに各々変る点において
のみ相違し、動作は同一である。
【0013】なお、上記実施例において、図4のステッ
プSB7でセンサーSS,SC,SEがONになった後
タイマーT2を作動させ、一定時間各軸を後退させたが
(ステップSB8,SB9)、該ステップSB8,SB
9をなくし、センサーSS,SC,SEがONになった
後1回転信号が入力されると各軸を停止させるようにし
てもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は、射出駆動装置,クランプ装
置,エジェクタ装置の駆動源としてそれぞれサーボモー
タを設けると共に、各装置毎設けた近接スイッチ等のセ
ンサーとドッグ等からなる原点を検出する検出手段で原
点を検出し、その後各サーボモータに設けられた位置検
出器からの1回転信号を受けた位置を各装置の真の原点
としたから、原点検出の誤差が非常に小さくなり、この
各原点に基づいてスクリューの位置やクランプ装置の可
動盤の位置,エジェクタの位置が決められることから、
このスクリューや可動盤の位置に基づいてスピードやト
ルクを制御する射出成形機の制御が正確に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例のブロック図であ
る。
【図2】図2は、センサーとドッグの関係を示す図であ
る。
【図3】図3は、本発明の一実施例の動作処理フローで
ある。
【図4】図4、同実施例における原点復帰処理のフロー
チャートである。
【符号の説明】
MS,MC,ME サーボモータ PS,PC,PE 位置検出器 SS,SC,SE センサー DS,DC,DE ドッグ 1 金型 10 制御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機の射出駆動装置、クランプ装
    置及びエジェクタ装置をそれぞれ駆動する各装置毎に設
    けられた電動サーボモータと、各電動サーボモータで駆
    動される各装置の原点を検出する検出手段と、各電動
    ーボモータに設けられた位置検出器と、対応する検出手
    段から原点検出信号を受けた後対応する位置検出器から
    の1回転信号を受けると対応する電動サーボモータの駆
    動を停止させる原点決定手段を各装置毎に設けたことを
    特徴とする電動サーボモータで駆動する射出成形機の原
    点復帰装置。
  2. 【請求項2】 上記原点決定手段は、対応する検出手段
    からの原点検出信号を受けて対応する電動サーボモータ
    を一定時間一定低速度で駆動した後対応する位置検出器
    から1回転信号を受けると対応する電動サーボモータを
    停止させる特許請求の範囲第1項記載の電動サーボモー
    タで駆動する射出成形機の原点復帰装置。
JP6331441A 1994-12-12 1994-12-12 電動サーボモータで駆動する射出成形機の原点復帰装置 Expired - Lifetime JP2566542B2 (ja)

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JPS589725U (ja) * 1981-07-13 1983-01-21 株式会社神戸製鋼所 竪型射出成形機
JPS5862030A (ja) * 1981-10-08 1983-04-13 Nissei Plastics Ind Co 射出成形機
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JPS59187826A (ja) * 1983-04-08 1984-10-25 Nissei Plastics Ind Co 成形機の型締方法

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