JP2633226B2 - 電動サーボモータで駆動される射出成形機 - Google Patents

電動サーボモータで駆動される射出成形機

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JP2633226B2
JP2633226B2 JP8073082A JP7308296A JP2633226B2 JP 2633226 B2 JP2633226 B2 JP 2633226B2 JP 8073082 A JP8073082 A JP 8073082A JP 7308296 A JP7308296 A JP 7308296A JP 2633226 B2 JP2633226 B2 JP 2633226B2
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JP
Japan
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electric servomotor
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screw
ejector
molding machine
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弘眞 大竹
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FUANATSUKU KK
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FUANATSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動サーボモータ
で駆動する射出成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機においては、スクリュ
ーを軸方向へ移動させる射出装置の駆動,クランプ装置
の駆動,エジェクタ装置の駆動は油圧シリンダ等の油圧
装置によって行われていた。そのため、スクリューやク
ランプ装置,エジェクタ装置の原点は油圧シリンダを一
方側へ作動させた位置であり、おのずから原点が設定さ
れ、座標系が決まっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧で駆動していた上
記射出装置やクランプ装置,エジェクタ装置を電動サー
ボモータで駆動しようとする場合、原点に機械的に位置
決めすることができず、何らかの手段によって正確に位
置決めする必要がある。特に、スクリューの位置やクラ
ンプ装置における可動盤の位置によって、その移動速度
やトルクを制御するため、これらの位置を正確に知り、
制御することは非常に重要である。そのため、これらの
位置の原点、すなわち座標位置「0」を正確に設定し位
置決めすることが非常に重要になるが、本発明は、この
原点にスクリューやクランプ装置,エジェクタ装置を各
々正確に位置決め、各装置を制御するための座標系を設
定して、この座標系に基づいて駆動制御できる電動サー
ボモータで駆動される射出成形機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、射出駆動装
置,クランプ装置及びエジェクタ装置をそれぞれ駆動す
る電動サーボモータを独立して装置毎に設け、かつ、各
装置毎に独立した座標系を設定して各々の座標系に基づ
いて各電動サーボモータによって各装置を駆動制御す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例のブロ
ック図で、1は金型、3は加熱シリンダー、2は該加熱
シリンダ3内のスクリューを軸方向に移動させて射出を
行う射出駆動装置(なお、スクリューを回転させる手段
は図示せず)、MSは射出駆動装置によりスクリューを
軸方向へ移動させるための射出用電動サーボモータ、P
Sは該射出用電動サーボモータMSに設けられた位置検
出器、4は金型1を開閉させるクランプ装置、MCは該
クランプ装置4を駆動するクランプ用電動サーボモー
タ、PCは該クランプ用電動サーボモータMCに設けら
れた位置検出器、5は金型1から製品を突き出すエジェ
クタ装置、MEは該エジェクタ装置を駆動するエジェク
タ用電動サーボモータ、PEは該エジェクタ用電動サー
ボモータMEに設けられた位置検出器、6〜8は上記射
出用,クランプ用,エジェクタ用の各電動サーボモータ
MS,MC,MEを駆動制御するサーボ回路,またS
S,SC,SEは近接スイッチ等からなるセンサーで、
図2に示すように、センサーSSはスクリューの軸方向
への移動と共に移動する移動板9Sに設けられており、
射出成形機のベースに設けられたドッグDSを検出し原
点の位置決めをするようになっている。同様にセンサー
SCは金型1が取付けられた可動盤と共に移動する移動
板9Cに設けられ、ベースに設けられたドッグDCを検
出し、クランプ装置4の原点の位置決めを行うようにな
っている。また、センサーSEはエジェクタ装置5の製
品突き出し手段等に設けられた移動板9Eに設けられ、
可動盤等に設けられたドッグDEによりエジェクタ装置
5の原点位置を検出するようになっている。10はNC
等の制御装置で、11は中央処理装置(以下CPUとい
う)、12は出力回路で各サーボ回路6,7,8に接続
されている。13は入力回路で、各位置検出器PS,P
C,PE及び上記各センサーSS,SC,SE、さらに
加熱シリンダの温度を検出する温度センサーSTの出力
をA/D変換するA/D変換器17に接続されている。
14は該射出成形機を制御するための制御プログラムを
記憶するROMや演算処理等のためのRAM等で構成さ
れるメモリ、15は各種設定値や指令を入力するための
手操作入力装置、なお、16はバスである。
【0006】次に、各装置に対して座標系を設定するた
めの原点出しの動作を図3の動作フローと共に説明す
る。手操作入力装置15より原点復帰指令を入力する
と、CPU11は、まず原点復帰しているとONになっ
ている射出駆動装置,クランプ装置,エジェクタ装置の
各フラグFS,FC,FEがすべてONになっているか
否か判断し(ステップS1)、すべてONであれば原点
復帰処理は終了するが、1つでもONになっていなけれ
ば、次にスクリューが原点に復帰していればONになっ
ているフラグFSがONか否か判断し(ステップS
2)、ONであればステップS5へ進み、ONでなけれ
ばシリンダの温度が正常であるか否か判断し(ステップ
S3)、正常でなければステップS5へ進み、正常であ
ればスクリュー原点復帰処理(ステップS4)を行う。
該処理は図4に示すように、まずセンサーSSがONか
否か(ステップSB1)、すなわち図2においてセンサ
ーSSがドッグDSを検出しているか否か判断し、検出
していなければステップSB6へ進み、検出していれば
射出用電動サーボモータMSを駆動しスクリューを前進
(図1中左方)させる。そして、センサーSSがドッグ
DSを検出しなくなり、OFFになるのを待って(ステ
ップSB3)、タイマーT1をスタートさせる(ステッ
プSB4)。次に、タイマーT1がタイムアップすると
(ステップSB5)スクリューを後退させる(ステップ
SB6)。そこで、センサーSSがドッグDSを検出し
ONになると(ステップSB7)、タイマーT2をスタ
ートさせスクリューを減速し、一定速度で後退させ、タ
イマーT2がタイムアップするまで待つ(ステップSB
8,SB9)。タイマーT2がタイムアップするとその
後位置検出器PSから1回転信号が出力されたか否か判
断し(ステップB10)、1回転信号が入力されると、
スクリューの移動を停止させフラグFSをONにし(ス
テップSB11,SB12)、スクリューの原点復帰は
終了し、図3のメインルーチンへ戻る。次に、CPU1
1はエジェクタ装置5のセンサーSEがドッグDEを検
出しONしているか否か判断し(ステップS5)、ON
していないとエジェクタ用電動サーボモータMEを駆動
し、センサーSEがドッグDEを検出するまでエジェク
タ装置の軸を後退させ、エジェクタピン等を金型1から
完全に脱出させる(ステップS6)。次に、クランプ装
置の原点復帰完了を示すフラグFCがONか否か判断し
(ステップS7)、原点復帰していればステップS9へ
進み、ONしていなければクランプ装置4の原点復帰処
理(ステップS8)を行う。該クランプ装置4の原点復
帰処理は図4で示すスクリューの原点復帰処理と同様の
処理で、異なる点は、ステップSB1,SB3,SB7
におけるセンサーSSがセンサーSCに変る点、ステッ
プSB2,SB6,SB11のスクリューがクランプ装
置の軸に変る点、ステップSB10における1回転信号
が位置検出器PCからの1回転信号に変る点、ステップ
SB12のフラグFSがフラグFCに変る点で相違する
のみで、動作は前述したスクリューの原点復帰処理と同
一である。なお、タイマーT1,T2の値は必要に応じ
て変更してもよい。
【0007】以上のようにして、クランプ装置の原点復
帰処理(ステップS8)が終了すると、CPU11は次
にフラグFEを読み(ステップS9)、フラグFEがO
Nでエジェクタ装置5の原点復帰が終了していればステ
ップS1へ進み、フラグFEがONでなく原点復帰が終
了していなければ、エジェクタ装置の原点復帰処理(ス
テップS10)を行う。この処理も図4のスクリューの
原点復帰処理と同様で、図4において相違する点はステ
ップSB1,SB3,SB7におけるセンサーSSがセ
ンサーSEに、ステップSB2,SB6,SB11のス
クリューがエジェクタ装置の軸に、ステップSB10の
1回転信号が位置検出器PEからの信号に、ステップS
B12のフラグFSがフラグFEに各々変る点において
のみ相違し、動作は同一である。
【0008】なお、上記実施例において、図4のステッ
プSB7でセンサーSS,SC,SEがONになった後
タイマーT2を作動させ、一定時間各軸を後退させたが
(ステップSB8,SB9)、該ステップSB8,SB
9をなくし、センサーSS,SC,SEがONになった
後1回転信号が入力されると各軸を停止させるようにし
てもよい。
【0009】
【発明の効果】本発明は、射出駆動装置,クランプ装
置,エジェクタ装置に対して各装置を駆動する電動サー
ボモータが夫々設けられ、かつ、各装置に対する座標系
がそれぞれ独立に設定され、この各装置毎に設定される
座標系に基づいて各電動サーボモータが駆動制御される
ことになるから、スクリューや可動盤及びエジェクタの
位置に基づいてスピードやトルクを制御する射出成形機
の制御が正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例のブロック図であ
る。
【図2】図2は、センサーとドッグの関係を示す図であ
る。
【図3】図3は、本発明の原点出しの動作処理のフロー
である。
【図4】図4は、本発明の原点出しの動作処理のフロー
である。
【符号の説明】
MS,MC,ME 電動サーボモータ PS,PC,PE 位置検出器 SS,SC,SE センサー DS,DC,DE ドッグ 1 金型 3 加熱シリンダー 9S,9C,9E 移動板 10 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/50 9350−4F B29C 45/50 45/66 7365−4F 45/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出駆動装置,クランプ装置及びエジェ
    クタ装置をそれぞれ駆動する電動サーボモータを各装置
    毎に独立に設け、各装置毎に独立した座標系を設定して
    各々の座標系に基づいて各電動サーボモータによって各
    装置が駆動制御されることを特徴とする電動サーボモー
    タで駆動される射出成形機。
JP8073082A 1996-03-05 1996-03-05 電動サーボモータで駆動される射出成形機 Expired - Lifetime JP2633226B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589725U (ja) * 1981-07-13 1983-01-21 株式会社神戸製鋼所 竪型射出成形機
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JPS59187826A (ja) * 1983-04-08 1984-10-25 Nissei Plastics Ind Co 成形機の型締方法

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