JP2566476Y2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents

折り畳みコンテナ

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JP2566476Y2
JP2566476Y2 JP1991023386U JP2338691U JP2566476Y2 JP 2566476 Y2 JP2566476 Y2 JP 2566476Y2 JP 1991023386 U JP1991023386 U JP 1991023386U JP 2338691 U JP2338691 U JP 2338691U JP 2566476 Y2 JP2566476 Y2 JP 2566476Y2
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stay
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英生 松浦
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Kunimori Kagaku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、製品を収容して搬送
したり運搬したりする際に使用する折り畳みコンテナ、
詳しくは多くの共通部品を使用して各種のコンテナ容量
に応じた構成部材の大きさに設定することができる折り
畳みコンテナに関する。
【0002】
【従来技術】本出願人は、先に実公平1−40840号
公報に示すように、四角枠形状の上フレームと、上フレ
ームと一致する大きさで有底形状の底フレームと、上フ
レームの内側隅部に摺接可能に支持され、下端部が底フ
レームに回動可能に支持されるとともに上端部が上フレ
ームに係合可能な前後一対の第2の側板と、両端部が短
側板間に位置し、上端部が上フレームに回動可能に支持
されるとともに下端部が底フレームに係合可能な左右一
対の第1の側板とからなる折り畳みコンテナを提案し
た。
【0003】上記の折り畳みコンテナは、底フレーム上
を起立した第2の側板の両端部に対して上フレームを摺
接させながら上方へ持ち上げて第2の側板の上端部を上
フレームに係合した後、第1の側板を垂下するように回
動してその下端部を底フレームに係合して箱形に組み立
てている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た折り畳みコンテナの上フレーム、底フレーム、一対の
第2の側板および第1の側板の枠部材は形成しようとす
るコンテナの容量に応じてその長さなどが予め設定され
ている。
【0005】すなわち、上記公報に示す上フレームおよ
び底フレーム、第2の側板および第1の側板の枠フレー
ムの枠部材は、コンテナ容量に応じた所定の長さで形成
されている。
【0006】このため、容量が異なる複数種類の折り畳
みコンテナを形成する場合には、夫々のコンテナ容量毎
に対応する長さの枠部材を形成しなければならなかっ
た。
【0007】特に、上フレーム、底フレーム、第1の側
板および第2の側板の夫々を合成樹脂により形成する場
合にあっては、夫々のコンテナ容量毎の枠部材を成形す
るのに夫々のコンテナ容量に対応する多数の金型を必要
とするため、成形コストが高くなる問題を有している。
【0008】本考案は、上記した従来の欠点を解決する
ために考案されたものであり、その目的とするところ
は、共通の構成部品を使用して各種のコンテナ容量に応
じた大きさの上フレーム、底フレーム、第1の側板およ
び第2の側板を形成することができる折り畳みコンテナ
を提供することにある。
【0009】また、本考案の他の目的は、金型数を低減
して低コスト化することができる折り畳みコンテナを提
供することにある。
【0010】
【問題点を解決するための手段】このため本考案は、上
フレームを、第1および第2の側板に相対する平面がほ
ぼL字形で、第2の側板に相対する面に第1の側板端部
を上下方向へ摺動可能に支持するガイド部及び係合部が
形成されるとともに第1の側板に相対する面に第1の側
板に係合可能な係合ガイドが形成された4個のコーナー
部材と、第1の側板側に位置する各コーナー部材の端部
に固定され、内面に第1の側板の上部に係合する係合突
部を有した第1枠部材と、第2の側板側に位置する端部
に固定される第2枠部材とにより枠形に形成する、底フ
レームを、第1および第2の側板に相対する平面がほぼ
L字形で、第1の側板に相対する箇所に軸支部を有した
4個のコーナー部材と、第1の側板側に位置する各コー
ナー部材の端部に固定され、上部にレールが設けられた
第3枠部材と、第2の側板側に位置する各コーナー部材
の端部に固定され、上部にレールが設けられた第4枠部
材と、第3枠部材および第4枠部材の各レールに着脱可
能に取付けられる軸受部と、枠形状に形成された各コー
ナー部材と第3および第4枠部材に四周端部が固定され
る樹脂板とから構成する、第1の側板を、正面がほぼL
字形で、外面に係合ガイドを摺動案内するガイド凹部お
よびガイド部に係合する係合リブが夫々形成された左右
一対の上コーナー部材と、正面がほぼL字形で、下部に
軸受部が形成された左右一対の下コーナー部材と、各上
コーナー部材の水平方向端部に固定され、外面に係合突
部が係合するフック部が形成された第5枠部材と、上コ
ーナー部材および下コーナー部材間に固定される第6枠
部材と、下コーナー部材の水平方向端部に固定され、下
部にレールが設けられた第7枠部材と、第7枠部材のレ
ールに着脱可能に取付けられる軸受部と、枠形状に形成
された上コーナー部材および下コーナー部材と第5枠部
材および第6枠部材に四周端部が固定される樹脂板から
構成する、第2側板は、正面がほぼL字形で、上部に係
合部が係合する被係合部が形成された左右一対の上コー
ナー部材と、正面がほぼL字形で、下部に軸受部が形成
された左右一対の下コーナー部材と、各上コーナー部材
の水平方向端部に固定された第8枠部材と、上コーナー
部材および下コーナー部材間に固定される第9枠部材
と、下コーナー部材相互に固定され、下部にレールが形
成された第10枠部材と、第10枠部材のレールに着脱
可能に取付けられる軸受部と、枠形状に形成された上コ
ーナー部材および下コーナー部材と第8枠部材乃至第1
0枠部材に四周端部が固定される樹脂板とから構成した
ことを特徴としている。そして上フレームが底フレーム
に重ね合わされた状態で第1の側板を起立回動させた
後、底フレームから上フレームを離間し、第1の側板を
ガイド部に支持した状態で上方へ持ち上げ、第1の側板
のフック部に係合突部を係合させる。このとき、第1の
側板のガイド凹部に上フレームの係合ガイドが係合した
状態で上フレームが持ち上げられる。次に、上記状態に
て第1の側板間に位置し、底フレームに回動可能に支持
された第2の側板を起立回動して上部の被係合部に係合
突部を係合させて偏平状に折り畳まれたコンテナを箱形
に組立てる。
【0011】
【0012】上記のように形成された底フレームに夫々
の第2の側板の下端部を回動可能に支持した後、夫々の
第1の側板の両端部を上フレームに係合した状態でその
下端部を底フレームに回動可能に支持して折り畳みコン
テナを組み付ける。
【0013】上記のように組み付けられた折り畳みコン
テナは、先ず第1の側板を底フレームに対して起立させ
た状態でその両端部に上フレームを摺接させながら上方
へ持ち上げて第1の側板の上端部を上フレームに係合し
た後、第2の側板を起立させてその上端部を上フレーム
に係合して組み立てる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。
【0015】第1図は折り畳みコンテナの概略を示す斜
視図、第2図は上フレームの分解斜視図、第3図は第2
図のIII-III 線縦断面図、第4図は第2図のIV-IV 線縦
断面図、第5図は底フレームの分解斜視図、第6図は第
5図のVI-VI 線縦断面図、第7図は第5図のVII-VII 線
縦断面図、第8図は短側板の分解斜視図、第9図は第8
図のIX-IX 線縦断面図、第10図は第8図のX-X 線縦断
面図、第11図は長側板の分解斜視図、第12図は第1
1図のXII-XII 線縦断面図、第13図は第11図のXIII
-XIII 線縦断面図である。
【0016】 折り畳みコンテナ1は上フレーム3、上
フレーム3と一致する大きさの有底の底フレーム5、第
2の側板を構成する左右一対の短側板7、第1の側板を
構成する前後一対の長側板9から構成される。そして上
フレーム3は4個のコーナー部材11と、第2枠部材と
しての短ステー13および第1枠部材としての長ステー
15とから構成され、夫々は合成樹脂製により形成され
ている。
【0017】コーナー部材11は縦枠17および横枠1
9からなり、平面がほぼL字形で、夫々縦枠17および
横枠19の縦断面が逆U字形に形成されている。
【0018】 縦枠17の内部下端には水平方向へ延び
るガイド部としてのガイド突片21が、隅部から長手方
向へ所定の長さで延びるように一体形成され、ガイド突
片21には被係合部21aが後述する係合リブ134・
140・158と係合可能に形成されている。
【0019】縦枠17の内部中間部には水平方向へ延び
るフランジ23が、ガイド突片21の端部の位置から長
手方向へ延びるように一体成形されている。
【0020】 フランジ23には3個の透孔25が長手
方向へ所定の間隔をおいて形成され、夫々の透孔25に
応じた縦枠17の内面には係合部としての係合突片27
が、フランジ23から所定の幅で突出するように一体形
成されている。
【0021】縦枠17の端部には接合片29が一体成形
されている。
【0022】横枠19の内面には係合ガイド31が一体
成形されている。
【0023】係合ガイド31の上部には係合凹部33が
形成されるとともに下部両側には弾性片35が一体成形
され、弾性片35の下部外側には突部35aが一体成形
されている。
【0024】横枠19の端部には接合片37が一体成形
されている。
【0025】縦枠17の接合片29には短ステー13が
接着剤などにより外面が面一状となるように固定されて
いる。
【0026】短ステー13は縦枠17と一致する縦断面
形状からなり、その内面には所定の幅で水平方向へ延び
るフランジ39が長手方向全体にわたって一体成形され
ている。
【0027】横枠19の接合片37には長ステー15が
接着剤などにより外面が面一状となるように固定されて
いる。
【0028】この長ステー15は横枠19と一致する縦
断面形状からなり、長ステー15の内面には上部に係合
凹部41aを有した係合突部41が、長手方向全体にわ
たって一体成形されている。
【0029】 底フレーム5は4個のコーナー部材43
と、第3枠部材としての長ステー45および第4枠部材
としての短ステー47と、樹脂板としての樹脂段ボール
板49とから構成される。
【0030】夫々のコーナー部材43は縦枠51および
横枠53を有した平面がほぼL字形で、縦断面が逆U字
形に一体成形されている。
【0031】縦枠51および横枠53の内側下端には掛
止フランジ55が、縦方向および横方向の全体にわたっ
て一体成形されている。
【0032】各コーナー部材43の隅部内側には四角形
の掛止片57が、掛止フランジ55に対して樹脂段ボー
ル板49の厚さと一致する間隔をおいて一体成形されて
いる。
【0033】縦枠51の内側平面部には中心部に軸支孔
59aを有した軸支部59が一体成形されている。
【0034】また、縦枠51の端部には接合片60が一
体成形されている。
【0035】横枠53の平面部外側には所定の高さの起
立壁61が一体成形され、隅部側に位置する起立壁61
には切欠き63が、係合ガイド31が挿嵌するように切
欠かれている。
【0036】横枠53の上平面部には中心部に軸支孔6
5aを有した軸支部65が一体成形されている。
【0037】横枠53の端部には接合片67が一体成形
されている。
【0038】縦枠51の接合片60には短ステー47が
接着剤などにより外面が面一状となるように固定されて
いる。
【0039】短ステー47は縦断面が縦枠51と一致す
る逆U字形に形成され、内側下端部には樹脂段ボール板
49の厚さと一致する間隔をおいた上下一対の掛止片6
9が長手方向全体にわたって一体成形されている。
【0040】短ステー47の平面部には縦断面がほぼC
字形のレール70が長手方向全体にわたって一体成形さ
れ、レール70には中心部に軸支孔71aを有した軸支
部71が長手方向へ移動可能に挿嵌されている。
【0041】長ステー45は縦断面が横枠53と一致す
る逆U字形状に形成され、内側下端部には樹脂段ボール
板49の厚さと一致する間隔をおいて対向する上下一対
の掛止片73が長手方向全体にわたって一体成形されて
いる。
【0042】長ステー45の平面部外側には所定の高さ
で起立する起立壁75が長手方向へ一体成形され、起立
壁75の内側に位置する長ステー45の平面部にはレー
ル76が長手方向全体にわたって一体成形されている。
【0043】そしてレール76には中心部に軸支孔77
aを有した軸支部77が長手方向へ移動可能で、かつ抜
け止め状態で取り付けられている。
【0044】コーナー部材43の掛止フランジ55と掛
止片57、短ステー47の掛止片69および長ステー4
5の掛止片73には樹脂段ボール板49が挿嵌固定され
ている。
【0045】 短側板7は一対の上コーナー部材79
と、一対の下コーナー部材81と、第9枠部材としての
縦ステー83および上下に位置する第8枠部材および第
10枠部材としての上および下横ステー85・87と、
樹脂段ボール板89とから構成されている。
【0046】各上コーナー部材79の上部には起立部9
1が一体成形され、起立部91には係合孔91aが、係
合突片27と一致して形成されている。
【0047】各上コーナー部材79の下部には樹脂段ボ
ール板89の厚さと一致する間隔をおいて対向する一対
の掛止片93が一体成形されている。
【0048】各上コーナー部材79の側端部内側および
下部内側には接合片97が一体成形されている。
【0049】各下コーナー部材81には樹脂段ボール板
89の厚さと一致する間隔をおいて対向する一対の掛止
片99が一体成形されている。
【0050】各下コーナー部材81の下部には中心部に
軸受孔101aを有した一対の軸受部101が、軸支部
59の両側に位置するように一体成形されている。
【0051】各下コーナー部材81の上部内面および側
端部内面には接合片103が一体成形されている。
【0052】上コーナー部材79における上側端側の接
合片97には上横ステー85が接着剤などにより外面が
面一状となるように固定されている。
【0053】上横ステー85は上コーナー部材79の側
部縦断面と一致する形状に形成され、上横ステー85の
下端部には樹脂段ボール板89の厚さと一致する間隔を
おいた一対の掛止片105が一体成形されている。
【0054】下コーナー部材81における側端部の接合
片103には下横ステー87が接着剤などにより外面が
面一状となるように固定されている。
【0055】下横ステー87は下コーナー部材81の側
部縦断面とほぼ一致する形状に形成され、上端部には樹
脂段ボール板89の厚さと一致する間隔をおいて対向す
る一対の掛止片107が一体成形される。
【0056】また、下横ステー87の下端部には縦断面
がC字形のレール108が長手方向全体にわたって一体
成形され、レール108には中心部に軸支孔109aを
有した軸受部109が抜け止めされるとともに長手方向
へ移動可能に支持されている。
【0057】上コーナー部材79における下端部の接合
片97と下コーナー部材81における上部の接合片10
3には縦ステー83が接着剤などにより外面が面一状と
なるように固定されている。
【0058】縦ステー83の側部には樹脂段ボール板8
9の厚さと一致する間隔をおいて対向する一対の掛止片
113が上下方向全体にわたって一体成形されている。
【0059】そして上コーナー部材79の掛止片93、
下コーナー部材81の掛止片99、上横ステー85の掛
止片105および下横ステー87の掛止片107には樹
脂段ボール板89の各側端部が挿嵌固定されている。
【0060】上記のように構成された短側板7は、底フ
レーム5の軸支部59と縦枠51の軸受部101および
短ステー47の軸支部71と下横ステー87の軸受部1
09とを挿通するピン110により、底フレーム5に対
して水平位置と起立位置との間にて回動可能に支持され
る。
【0061】 長側板9は上コーナー部材117および
下コーナー部材119と、第5枠部材としての上ステー
121および第7枠部材としての下ステー123と、第
6枠部材しての一対の縦ステー124と、樹脂板として
の樹脂段ボール板125とから構成されている。
【0062】上コーナー部材117の側部および下部に
は樹脂段ボール板125の厚さと一致する間隔をおいた
一対の掛止片127が一体成形されている。
【0063】また、上コーナー部材117の外側面には
上下方向へ延びるガイド凹部129が、係合ガイド31
と一致するように形成され、ガイド凹部129に応じた
上コーナー部材117の平面部には爪部131が、係合
ガイド31の係合凹部33と係合可能に一体成形されて
いる。
【0064】また、ガイド凹部129の上部側面には係
合凹部133が、弾性片35の突部35aと係合可能に
一体成形されている。
【0065】上コーナー部材117の側端面には上下方
向へ延びる係合リブ134が、被係合部21aと係合可
能に一体成形されている。
【0066】そして上コーナー部材117の側部内面お
よび下部内面には、接合片135が一体成形されてい
る。
【0067】下コーナー部材119の上部および側部に
は樹脂段ボール板125の厚さと一致する間隔をおいた
一対の掛止片137が一体成形されている。
【0068】下コーナー部材119の下部には中心部に
軸受孔139aを有した一対の軸受部139が、横枠5
3の軸支部65の両側に位置するように一体成形されて
いる。
【0069】下コーナー部材119の外側面にはガイド
凹部141が、ガイド凹部129と一致するように形成
されている。
【0070】また、下コーナー部材119の側端面には
上下方向へ延びる係合リブ140が被係合部21aと係
合可能に一体成形されている。
【0071】下コーナー部材119の上部内面および側
部内面には接合片143が一体成形されている。
【0072】上コーナー部材117における側部の接合
片135には上ステー121が、接着剤などにより外面
が面一状となるように固定されている。
【0073】上ステー121は上コーナー部材117の
側部の縦断面とほぼ一致する断面形状からなり、その下
部には樹脂段ボール板125の厚さと一致する間隔をお
いて対向する一対の掛止片145が一体成形されてい
る。
【0074】 また、上ステー121の平面部外側には
所定の幅で垂下するフック部147が、長手方向全体に
わたり、かつ長ステー15の係合突部41と係合可能に
一体成形されている。
【0075】下コーナー部材119における側部の接合
片143には下ステー123が、接着剤などにより外面
が面一状となるように固定されている。
【0076】下ステー123の上部には樹脂段ボール板
125の厚さと一致して対向する一対の掛止片149が
一体成形されている。
【0077】また、下ステー123の下部には縦断面が
C字形のレール151が長手方向にわたって一体成形さ
れ、レール151には中心部に軸受孔153aを有した
軸受部153が長手方向へ移動可能に取り付けられてい
る。
【0078】上コーナー部材117における下部の接合
片135と下コーナー部材119における上部の接合片
143とには縦ステー124が、接着剤などによりその
外側面が面一状となるように固定されている。
【0079】縦ステー124の側部には樹脂段ボール板
125の厚さと一致する間隔をおいて対向する一対の掛
止片155が一体成形されている。
【0080】また、縦ステー124の外側面には上下方
向へ延びるガイド凹部157が、上コーナー部材117
および下コーナー部材119のガイド凹部129・14
1と連続するように形成されている。
【0081】また、縦ステー124の側端面には上下方
向へ延びる係合リブ158が、被係合部21aと係合可
能に一体成形されている。
【0082】そして上コーナー部材117の掛止片12
7と下コーナー部材119の掛止片137と上ステー1
21および下ステー123の掛止片145・149と縦
ステー124の掛止片155とには、樹脂段ボール板1
25の各側部が挿嵌固定されている。
【0083】上記のように構成された長側板9は、底フ
レーム5における横枠53の軸支部65と下コーナー部
材119の軸受部139と長ステー45の軸支部77と
下ステー123の軸受部153とを挿通するピン160
により、底フレーム5に対して水平位置と起立位置との
間にて回動可能に支持される。
【0084】上記した上フレーム3の短ステー13・長
ステー15、底フレーム5の長ステー45・短ステー4
7、短側板7の縦ステー83・上横ステー85・下横ス
テー87および長側板9の上ステー121・下ステー1
23・縦ステー124は、押し出し成形された長尺状の
合成樹脂製型材を、形成しようとする折り畳みコンテナ
1の容量に応じた長さに切断したものである。
【0085】次に、上記のように構成された折り畳みコ
ンテナ1の組み立て方法を第1図、第14図〜第19図
にしたがって説明する。
【0086】第14図は長側板9の起立状態を示す斜視
図、第15図は上フレーム3の持ち上げ途中の状態を示
す斜視図、第16図は第15図のXVI-XVI 線縦断面図、
第17図は第1図のXVII-XVII 線縦断面図、第18図は
第1図のXVIII-XVIII 線縦断面図、第19図は折り畳み
状態を示す斜視図である。
【0087】先ず、組み立て方法を説明すると、上フレ
ーム3の短ステー13および長ステー15、底フレーム
5の長ステー45および短ステー47、短側板7の縦ス
テー83・上横ステー85および下横ステー87、長側
板9の上ステー121・下ステー123および縦ステー
124に応じた形状に押し出し成形された合成樹脂製型
材を、形成しようとする折り畳みコンテナ1の容量に応
じて所要の長さに切断する。
【0088】そして各コーナー部材11の接合片29に
短ステー13を、また接合片37に長ステー15を挿嵌
接着して上フレーム3を形成する。
【0089】また、各コーナー部材43の掛止フランジ
55と掛止片57の間に樹脂段ボール板49の各隅部を
挿嵌した状態で、長ステー45の掛止片73および短ス
テー47の掛止片69に樹脂段ボール板49の各側縁を
挿嵌しながらコーナー部材43の各接合片67に長ステ
ー45および短ステー47の各側縁を挿嵌接着して底フ
レーム5を形成する。
【0090】さらに、上コーナー部材79および下コー
ナー部材81の各掛止片93・99に樹脂段ボール板8
9の各隅部を挿嵌した状態で、縦ステー83の掛止片1
13、上横ステー85の掛止片105および下横ステー
87の掛止片107に樹脂段ボール板89の各側縁を挿
嵌しながら、上コーナー部材79の接合片97および下
コーナー部材81の接合片103に縦ステー83・上横
ステー85および下横ステー87の側端部を挿嵌接着し
て短側板7を形成する。
【0091】またさらに、上コーナー部材117の掛止
片127および下コーナー部材119の掛止片137に
樹脂段ボール板125の各隅部を挿嵌した状態で、上ス
テー121の掛止片145、下ステー123の掛止片1
49および縦ステー124の掛止片155に樹脂段ボー
ル板125の各側縁を挿嵌した状態で、上コーナー部材
117および下コーナー部材119の接合片135・1
43に上ステー121、下ステー123および縦ステー
124の各側端を挿嵌接着して長側板9を形成する。
【0092】上記のように形成された底フレーム5にお
ける縦枠51の軸支部59および短ステー47の軸支部
71に、短側板7の軸受部101・109を一致させた
状態でピン110を挿通し、底フレーム5に対して短側
板7を回動可能に支持する。
【0093】次に、長側板9における両側端面の係合リ
ブ134・140・158をガイド突片21の被係合部
21aに係合して一方の長側板9と上フレーム3とを取
り付けた状態で、底フレーム5におけるコーナー部材4
3の軸支部65と下コーナー部材119の軸受部139
および長ステー45の軸支部77と下ステー123の軸
受部153とにピン160を挿通して底フレーム5に夫
々の長側板9を回動可能に支持する。
【0094】そして上記のように組み付けられた折り畳
みコンテナ1は、底フレーム5の上面に折り畳まれた2
枚の短側板7が位置した状態で、短側板7の上面に折り
畳まれた2枚の長側板9が重なり合うように折り畳まれ
る。
【0095】このとき、折り畳まれた2枚の長側板9は
縦枠17のガイド突片21上に位置して上フレーム3を
包み込むため、上フレーム3が外れることがない。
【0096】また、上記した折り畳み状態にて係合ガイ
ド31が起立壁61の切欠き63に位置される。
【0097】次に、上記のように組み付けられた折り畳
みコンテナ1の組み立て方法を説明する。
【0098】先ず、底フレーム5に対して対向する夫々
の長側板9を上方へ起立させた後に、長側板9の両端面
の係合リブ134・140・158にガイド突片21の
被係合部21aを、また長側板9のガイド凹部129、
縦ステー124のガイド凹部157に係合ガイド31を
係合させながら上フレーム3を上方へ持ち上げられる。
【0099】このとき、上フレーム3の突部35aに爪
部131が、また係合突部41に上ステー121のフッ
ク部147が夫々係合される。
【0100】次に、上記状態にて底フレーム5に対して
短側板7が上方へ起立されると、上フレーム3の係合突
片27が短側板7における起立部91の係合孔91aに
係合して短側板7の上端部が上フレーム3に固定され
る。
【0101】上記した説明は底フレーム5、短側板7お
よび長側板9の夫々のコーナー部材に形成された掛止片
に樹脂段ボール板を挿嵌接着する構成としたが、夫々の
掛止片に樹脂板を挿嵌した後に両者にピンを挿通して固
定する構成であってもよい。
【0102】このピンとしては軸の一部に弾性変形する
係合用大径部を形成し、挿嵌時にこの大径部を掛止片に
係合させることにより抜けを防止する構造のものであれ
ばよい。
【0103】
【考案の効果】このため本考案は、共通の構成部品を使
用して各種のコンテナ容量に応じた大きさの上フレー
ム、底フレーム、第1の側板および第2の側板を形成す
ることができる折り畳みコンテナを提供することができ
る。
【0104】また、本考案は、金型数を低減して低コス
ト化することができる折り畳みコンテナを提供すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り畳みコンテナの概略を示す斜視図である。
【図2】上フレームの分解斜視図である。
【図3】第2図のIII−III線縦断面図である。
【図4】第2図のIV−IV線縦断面図である。
【図5】底フレームの分解斜視図である。
【図6】第5図のVI−VI線縦断面図である。
【図7】第5図のVII−VII線縦断面図である。
【図8】短側板の分解斜視図である。
【図9】第8図のIX−IX線縦断面図である。
【図10】第8図のX−X線縦断面図である。
【図11】長側板の分解斜視図である。
【図12】第11図のXII−XII線縦断面図であ
る。
【図13】第11図のXIII−XIII線縦断面図で
ある。
【図14】長側板の起立状態を示す斜視図である。
【図15】上フレームの持ち上げ途中の状態を示す斜視
図である。
【図16】第15図のXVI−XVI線縦断面図であ
る。
【図17】第1図のXVII−XVII線縦断面図であ
る。
【図18】第1図のXVIII−XVIII線縦断面図
である。
【図19】折り畳み状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:折り畳みコンテナ、3:上フレーム、5:底フレー
ム、7:第2の側板としての短側板、9:第1の側板と
しての長側板、11:コーナー部材、13:第2枠部材
としての短ステー、15:第1枠部材としての長ステ
ー、21:ガイド部としてのガイド突片、27:係合部
としての係合突片、43:コーナー部材、45:第3枠
部材としての長ステー、47:第4枠部材としての短ス
テー、49:樹脂板としての樹脂段ボール板、79:上
コーナー部材、81:下コーナー部材、83:第9枠部
材としての縦ステー、85:第8枠部材としての上横ス
テー、87:第10枠部材としての下横ステー、89:
樹脂板としての樹脂段ボール板、110:ピン、11
7:上コーナー部材、119:下コーナー部材、12
1:第5枠部材としての上ステー、123:第7枠部材
としての下ステー、124:第6枠部材としての縦ステ
ー、125:樹脂板としての樹脂段ボール板、160:
ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角枠形状に形成された合成樹脂製の上フ
    レームと、上フレームと一致する大きさの有底形状に形
    成された合成樹脂製の底フレームと、両端部が上フレー
    ムの端部内面に上下方向へ移動可能に支持され、下端部
    が底フレームに回動可能に支持されるとともに上端部が
    上フレームに係合可能な対向する一対の合成樹脂製の第
    1の側板と、一対の第1の側板間に位置し、下端部が底
    フレームに回動可能に支持されるとともに上端部が上フ
    レームに係合可能な対向する一対の合成樹脂製の第2の
    側板とからなる折り畳みコンテナにおいて、上フレー
    ム、底フレーム、第1および第2の側板を以下のように
    構成したことを特徴とする折り畳みコンテナ。上フレー
    ムは、第1および第2の側板に相対する平面がほぼL字
    形で、第2の側板に相対する面に第1の側板端部を上下
    方向へ摺動可能に支持するガイド部(21)及び係合部
    (27)が形成されるとともに第1の側板に相対する面
    に第1の側板に係合可能な係合ガイド(31)が形成さ
    れた4個のコーナー部材(11)と、第1の側板側に位
    置する各コーナー部材(11)の端部に固定され、内面
    に第1の側板の上部に係合する係合突部(41)を有し
    た第1枠部材(15)と、第2の側板側に位置する端部
    に固定される第2枠部材(13)とを枠形に形成する。
    底フレームは、第1および第2の側板に相対する平面が
    ほぼL字形で、第1の側板に相対する箇所に軸支部(6
    5)を有した4個のコーナー部材(43)と、第1の側
    板側に位置する各コーナー部材(43)の端部に固定さ
    れ、上部にレール(76)が設けられた第3枠部材(4
    5)と、第2の側板側に位置する各コーナー部材(4
    3)の端部に固定され、上部にレール(70)が設けら
    れた第4枠部材(47)と、第3枠部材(45)および
    第4枠部材(47)の各レール(70)・(76)に着
    脱可能に取付けられる軸受部(71)・(77)と、枠
    形状に形成された各コーナー部材(43)と第3および
    第4枠部材(45)・(47)に四周端部が固定される
    樹脂板(49)とから構成する。第1の側板は、正面が
    ほぼL字形で、外面に係合ガイド(31)を摺動案内す
    るガイド凹部(129)およびガイド部(21)に係合
    する係合リブ(134) が夫々形成された左右一対の上
    コーナー部材(117)と、正面がほぼL字形で、下部
    に軸受部(139)が形成された左右一対の下コーナー
    部材(119)と、各上コーナー部材(117)の水平
    方向端部に固定され、外面に係合突部(41)が係合す
    るフック部(147)が形成された第5枠部材(12
    1)と、上コーナー部材(117)および下コーナー部
    材(119)間に固定される第6枠部材(124)と、
    下コーナー部材(119)の水平方向端部に固定され、
    下部にレール(151)が設けられた第7枠部材(12
    3)と、第7枠部材(123)のレール(151)に着
    脱可能に取付けられる軸受部(153)と、枠形状に形
    成された上コーナー部材(117)および下コーナー部
    材(119)と第5枠部材(121)および第6枠部材
    (124)に四周端部が固定される樹脂板(125)か
    ら構成する。第2側板は、正面がほぼL字形で、上部に
    係合部(27)が係合する被係合部(91a)が形成さ
    れた左右一対の上コーナー部材(79)と、正面がほぼ
    L字形で、下部に軸受部(101)が形成された左右一
    対の下コーナー部材(81)と、各上コーナー部材(7
    9)の水平方向端部に固定された第8枠部材(85)
    と、上コーナー部材(79)および下コーナー部材(8
    1)間に固定される第9枠部材(83)と、下コーナー
    部材(81)相互に固定され、下部にレール(108)
    が形成された第10枠部材(87)と、第10枠部材
    (87)のレール(108)に着脱可能に取付けられる
    軸受部(109)と、枠形状に形成された上コーナー部
    材(79)および下コーナー部材(81)と第8枠部材
    乃至第10枠部材(83)・(85)・(87)に四周
    端部が固定される樹脂板(89)とから構成する。
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