JP2566373Y2 - キーボード - Google Patents

キーボード

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JP2566373Y2
JP2566373Y2 JP3912192U JP3912192U JP2566373Y2 JP 2566373 Y2 JP2566373 Y2 JP 2566373Y2 JP 3912192 U JP3912192 U JP 3912192U JP 3912192 U JP3912192 U JP 3912192U JP 2566373 Y2 JP2566373 Y2 JP 2566373Y2
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JP
Japan
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housing
reinforcing plate
keyboard
slide groove
view
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JP3912192U
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俊美 千葉
卓 西村
善三 戸塚
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばラップトップ形
パーソナル・コンピュータ等の電子機器における情報入
力装置として使用されるキーボードに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のキーボードの一例を一部を
省略して示す概略全体斜視図で、図10はその要部拡大
分解斜視図である。図9及び図10において、キーボー
ドは、補強板51上にメンブレンシート52とカップゴ
ム53とハウジング54を順次積層させ、かつハウジン
グ54上にキートップ55及びコイルスプリング56を
組み付けた構成になっている。
【0003】さらに詳述すると、補強板51は、本体部
51aと、この本体部51aの前後方向における両端の
一部を上側に折り返してなる側壁部51bとが一体に形
成されている。また、本体部51aには、一部を上方へ
アーチ状に突出させてなるフック部57が形成されてい
る。一方、側壁部51bには係合窓58が形成されてい
る。
【0004】ハウジング54は樹脂製であり、両側壁部
51b,51b間に落し込ませて、補強板51の上面に
積層された状態で配置可能に形成されている。また、ハ
ウジング54の上面には、キートップ55が上下方向に
摺動自在に取り付けられる摺動部59が、複数一体に設
けられている。なお、各摺動部59の内側には、キート
ップ55が上下に貫通する孔60が形成されている。さ
らに、ハウジング54の上面には、上下に貫通した孔6
1が、補強板51のフック部57に対応して形成されて
いる。また、この孔61内には、フック部57に係合可
能なピン状の突起部62が一体に設けられている。一
方、ハウジング54の側面には、先端に係止爪63aを
有した弾性係止片63が一体に設けられている。
【0005】カップゴム53は、両側壁部51b,51
b間に落し込ませて、補強板51の上面に積層された状
態で配置可能に形成されている。また、ハウジング54
の摺動部59と対応する位置には、各々上側に膨出され
たカップ部53aが一体に設けられている。
【0006】メンブレンシート52は、両側壁部51
b,51b間に落し込ませて、補強板51の上面に積層
された状態で配置可能に形成されている。また、ハウジ
ング54の摺動部59と対応する位置には、それぞれス
イッチ要素64が設けられている。
【0007】図11は図9及び図10に示したキーボー
ドにおける係合窓58と弾性係止片63とで形成される
第1の固定部分の構造を示す分解斜視図で、図12図は
その第1の固定部分の構造を組立状態で示す断面図、図
13は図9及び図10に示したキーボードにおける突起
部62とフック部57とで形成される第2の固定部分の
構造を示す分解斜視図、図14はその第2の固定部分の
構造を組立状態で示す断面図である。そこで、次に、図
9及び図10に示したキーボードの組立方法について、
図11乃至図14と共に説明する。
【0008】先ず、補強板51上に、メンブレンシート
52,カップゴム53を、図示せぬ位置決め手段で位置
決めさせて順次配置する。次いで、係合窓58に弾性係
止片63を対応させるとともに、突起部62を避けて孔
61にフック部57を対応させ、ハウジング54をカッ
プゴム53の上側より補強板51に押し付けて行く(図
10及び図11中の矢印a方向)。すると、フック部5
7が孔61内に挿入されるとともに、弾性係止片63の
係止爪63aが補強板51の側壁部51bの上端に当接
する。また、さらに強く押し付けると、弾性係止片63
が図11中に符号65で示す矢印方向に弾性変形して逃
げ、これによりハウジング54が挿入される。そして、
係止爪63aが係合窓58内に到達すると、弾性係止片
63の自己弾性復帰で係止爪63aが係合窓58に係合
され、図12に示すように、係止爪63aと係合窓58
とでなる第1の固定部が結合状態となる。これにより、
補強板51に対してハウジング54が抜け止めされる。
【0009】次に、ハウジング54を図10中の矢印b
方向に押す。すると、係止爪63aの係合窓58内での
スライドを伴って、ハウジング54の全体が補強板51
に対してスライドする。また、このスライドで、図14
に示すように、突起部62がフック部57内に挿入係合
され、突起部62とフック部57とでなる第2の固定部
が結合状態となって、ハウジング54と補強板51との
固定がさらになされる。これにより、補強板51にメン
ブレンシート52,カップゴム53およびハウジング5
4が組み込まれた状態となる。
【0010】その後、ハウジング54の各摺動部59に
コイルスプリング56,キートップ55等を組み込む
と、キーボードが完成する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造のキーボードでは、補強板51に対してハウ
ジング54を強く押し付けて弾性係止片63を弾性変形
させ、係止爪63aと係合窓58でなる第1の固定部を
結合状態にし、その後さらにハウジング54をスライド
させて第2の固定部を結合状態にする必要がある。この
ため、作業工数が多く、作業性が悪いと言う問題点があ
った。また、弾性係止片63を弾性変形し易くするた
め、弾性係止片63の長さを大きく確保しなければなら
ないので、キーホードの薄型化に影響を及ぼす等の問題
点があった。
【0012】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は組立が簡単で、かつ薄型化が可能
な構造にしたキーボードを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係るキーボードは、ハウジングに補強板を
固定して取り付けて成るものであって、前記ハウジング
と前記補強板とを互いにスライド可能に設けるととも
に、前記ハウジングに形成されたスライド溝と、前記ス
ライド溝に対してスライド係合可能に形成された突起部
とを備え、前記スライド溝と前記突起部とをスライド係
合させて、前記ハウジングと前記補強板の固定を行わせ
るように構成したものである。
【0014】
【作用】この構成によれば、補強板に対してハウジング
をスライドさせるだけで前記ハウジングと前記補強板と
の間を簡単に固定することができる。また、従来構造で
用いていたような、長さを大きく確保する必要のある弾
性係止片を使用せずに、スライド溝と、これにスライド
係合される突起部とで固定することができるので薄型化
が図れる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図2は本考案の一実施例に係るキーボ
ードの一部を省略して示す概略全体斜視図で、図1はそ
の要部拡大分解斜視図である。図1及び図2において、
キーボードは、補強板1上にメンブレンシート2とカッ
プゴム3とハウジング4を順次積層させ、かつハウジン
グ4上にキートップ5及びコイルスプリング6を組み付
けた構成になっている。
【0016】さらに詳述すると、補強板1は、本体部1
aと、この本体部1aの前後両端の一部を上側に折り返
してなる側壁部1bが一体に形成されている。また、本
体部1aには、一部を上方へ逆L状に折り曲げてなる鍵
部7が複数形成されている。なお、鍵部7の突起部7a
は、補強板1の左右一方向(図1で左方向)に突出した
状態になっている。一方、側壁部1bには係合窓8が形
成され、この係合窓8の上部を内側に突出させて突起部
9を設けている。
【0017】ハウジング4は樹脂製であり、両側壁部1
b,1b間に落し込ませて、補強板1の上面に積層され
た状態で配置可能に形成されている。また、ハウジング
4の上面には、キートップ5が上下方向に摺動自在に取
り付けられる摺動部10が、複数一体に設けられてい
る。なお、各摺動部10の内側には、キートップ5が上
下に貫通する孔11が形成されている。さらに、ハウジ
ング4の上面には、補強板1の鍵部7にそれぞれ対応し
て、上下に貫通した孔12が鍵部7を挿入可能な大きさ
を有して形成されている。また、この孔12に連続した
状態で、鍵部7の突起部7aが挿入可能なスライド溝1
3が図1で左方向に延びて形成されている。一方、ハウ
ジング4の前後における端部には、補強板1の突起部9
にそれぞれ対応して切欠部14が設けられており、また
突起部9が挿入可能なスライド溝15が切欠部14に連
続した状態で、図1で左方向に延びて形成されている。
なお、このスライド溝15内には、突起部9が密に挿入
できる状態になっている。
【0018】カップゴム3は、両側壁部1b,1b間に
落し込ませて、補強板1の上面に積層された状態で配置
可能に形成されている。また、ハウジング4の摺動部1
0と対応する位置には、それぞれ上側に膨出されたカッ
プ部3aが一体に形成されている。
【0019】メンブレンシート2は、両側壁部1b,1
b間に落し込ませて、補強板1の上面に積層された状態
で配置可能に形成されている。また、ハウジング4の摺
動部10と対応する位置には、それぞれスイッチ要素1
6が形成されている。
【0020】図3は図1及び図2に示したキーボードに
おけるスライド溝13と鍵部7とで形成される第1の固
定部分の構造を示す分解斜視図で、図4図はその第1の
固定部分の構造を組立状態で示す斜視図、図5は図1及
び図2に示したキーボードにおける突起部9とスライド
溝15とで形成される第2の固定部分の構造を示す分解
斜視図、図6はその第2の固定部分の構造を組立状態で
示す斜視図である。また、図7および図8は第1,第2
の固定部分における結合手順を模式的に示した図であ
る。そこで、次に、図1及び図2に示したキーボードの
組立方法について、図3乃至図8と共に説明する。
【0021】先ず、補強板1上に、メンブレンシート
2,カップゴム3を、図示せぬ位置決め手段で位置決め
して順次配置する。次いで、孔12に鍵部7を対応させ
るとともに、切欠部14に突起部9を対応させ、ハウジ
ング4をカップゴム3の上側より補強板1に載置させる
(図1中の矢印A方向)。すると、図7にそれぞれ示す
ように、鍵部7が孔12内に挿入されるとともに、突起
部9が切欠部14内に配置される。そして、この状態で
は、鍵部7は突起部7aの下面がスライド溝13の底面
と略等しい位置に配置され、突起部9の下面はスライド
溝15の底面と略等しい位置に配置された状態となる。
【0022】次に、ハウジング4を図1及び図8中の矢
印B方向に押す。すると、ハウジング4の全体が補強板
1に対してスライドし、スライド溝13内に鍵部7の突
起部7aが挿入係合されるとともに、スライド溝15内
に突起部9がスライド係合され、スライド溝13と鍵部
7とでなる第1の固定部と、突起部9とスライド溝15
とでなる第2の固定部とが同時に結合状態となり、ハウ
ジング4と補強板1との固定がなされる。これにより、
補強板1にメンブレンシート2,カップゴム3およびハ
ウジング4が組み込まれた状態となる。
【0023】その後、ハウジング4の各摺動部10にコ
イルスプリング6,キートップ5等を組み込むと、キー
ボードが完成する。
【0024】なお、上記実施例で示したスライド溝13
と鍵部7とでなる第1の固定部、及び突起部9とスライ
ド溝15とでなる第2の固定部の数は、キーホードによ
って任意に設定されるもので、また第1の固定部と第2
の固定部の両方を同時に設けず、一方の固定部だけを複
数設けても差し支えないものである。
【0025】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係るキー
ボードによれば、補強板に対してハウジングをスライド
させるだけでハウジングと補強板との間を固定すること
ができるので、組立が簡略化される。これにより作業性
が向上し、コストが下がり、安価に供給できる。また、
従来構造で用いていたような、長さを大きく確保する必
要のある弾性係止片を使用せずに、スライド溝と、これ
に係合される突起部とを設けてスライド係合させる構造
にしているので、薄型化が可能になる等の効果が期待で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るキーボードの要部拡大
分解斜視図である。
【図2】本実施例における同上キーボードの概略全体斜
視図である。
【図3】本実施例における第1の固定部分の構造を示す
分解斜視図である。
【図4】本実施例における第1の固定部分の構造を組立
状態で示す断面図である。
【図5】本実施例における第2の固定部分の構造を示す
分解斜視図である。
【図6】本実施例における第2の固定部分の構造を組立
状態で示す斜視図である。
【図7】本実施例におけるハウジングと補強板との固定
を説明するための図である。
【図8】本実施例におけるハウジングと補強板との固定
を説明するための図である。
【図9】従来のキーボードの一例を示す概略全体斜視図
である。
【図10】従来のキーボードの要部拡大分解斜視図であ
る。
【図11】従来のキーボードにおける第1の固定部分の
構造を示す分解斜視図である。
【図12】従来のキーボードにおける第1の固定部分の
構造を組立状態で示す断面図である。
【図13】従来のキーボードにおける第2の固定部分の
構造を示す分解斜視図である。
【図14】従来のキーボードにおける第2の固定部分の
構造を組立状態で示す断面図である。
【符号の説明】
1 補強板 2 メンブレンシ
ート 3 カップゴム 4 ハウジング 5 キートップ 6 コイルスプリ
ング 7a 突起部 9 突起部 13 スライド溝 15 スライド溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに補強板を固定して取り付け
    て成るキーボードにおいて、 前記ハウジングと前記補強板とを互いにスライド可能に
    設けるとともに、 前記ハウジングに形成されたスライド溝と、 前記スライド溝に対してスライド係合可能に形成された
    突起部とを備え、 前記スライド溝と前記突起部とをスライド係合させて、
    前記ハウジングと前記補強板の固定を行わせるようにし
    たことを特徴とするキーボード。
JP3912192U 1992-05-15 1992-05-15 キーボード Expired - Lifetime JP2566373Y2 (ja)

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JP3912192U JP2566373Y2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 キーボード

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JPH0592839U JPH0592839U (ja) 1993-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4516928B2 (ja) * 2006-03-31 2010-08-04 Necパーソナルプロダクツ株式会社 電子機器、キーボード
JP5181844B2 (ja) * 2008-06-04 2013-04-10 ソニー株式会社 キーボード、電子機器、キーボードの製造方法、電子機器の製造方法及びキーボード部品

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JPH0592839U (ja) 1993-12-17

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