JP2566337Y2 - ジャッキポスト構造 - Google Patents

ジャッキポスト構造

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JP2566337Y2
JP2566337Y2 JP1992029987U JP2998792U JP2566337Y2 JP 2566337 Y2 JP2566337 Y2 JP 2566337Y2 JP 1992029987 U JP1992029987 U JP 1992029987U JP 2998792 U JP2998792 U JP 2998792U JP 2566337 Y2 JP2566337 Y2 JP 2566337Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所作業車等において
作業時の安定性確保のため、作業時に伸長して車体を支
持するために用いられるジャッキ装置におけるジャッキ
ポスト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなジャッキ装置としては、例え
ば、図3に示すようなものがある。このジャッキ装置
は、車体フレームに横方向に延びてアウトリガボックス
57が固設され、このボックス57に伸縮可能にアウト
リガビーム58が嵌入されており、このビーム58の先
端にジャッキ50がほぼ垂直に延びて取り付けられてい
る。ジャッキ50は、ビーム58の先端に固設されたア
ウターポスト51と、このアウターポスト51に対して
上下に昇降自在に嵌入されたインナーポスト52と、こ
のインナーポスト52の下端に接合された接地板53
と、両ポスト51,52内に配設されてインナーポスト
52の昇降を行わせるジャッキシリンダ54とから構成
される。
【0003】なお、このようなジャッキ装置の基本構成
は、従来のものも本考案に係るものも同じであるので、
図3にはこれら両者を示し、従来のジャッキ装置につい
ては、参照番号を括弧で囲んで示している。また、図で
はアウトリガを介してジャッキ50を車体フレームに取
り付けているが、ジャッキ50を車体フレームに直接取
り付けてジャッキ装置を構成することもある。
【0004】このようなジャッキ装置を使用するときに
は、ジャッキシリンダ54によりインナーポスト52を
下降させて下方に突出させ、接地板53を地面に接地さ
せて車体の支持を行う。このため、インナーポスト52
はアウターポスト51に対してスムーズに上下動できる
ように緩やかに嵌入されており、両ポスト51,52の
間には所定量の嵌合隙間が設けられている。ここで、ア
ウターポスト51はアウトリガビーム58の先端に溶接
接合されて取り付けられるものであり、図5に示すよう
に溶接歪が生じやすい。このため、この嵌合隙間は、こ
のような溶接歪がある場合でもインナーポストをスムー
ズに昇降させることができる程度の大きな隙間が設定さ
れている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このようにこの嵌合隙
間はインナーポスト52をスムーズに昇降させるために
必要なものではあるが、これが大きくなればなるほど、
アウターポスト51に対するインナーポスト52のガタ
ツキが大きくなり、図5(B)に示すように、インナー
ポスト52を下方に突出させて車体の支持を行う場合に
このガタによりインナーポスト52がふらつき、車体の
支持が不安定となりやすいという問題がある。なお、両
ポストの製作精度を高くして、この嵌合隙間を小さくし
たり、両ポストの嵌合隙間を調整する機構を設ければ、
インナーポストのガタツキを小さくすることができる
が、製造コストがアップするという問題がある。
【0006】本考案はこのような問題に鑑みたもので、
アウターポストに対してインナーポストをスムーズに昇
降させることができるとともに両者のガタツキも少なく
でき、且つ製造コストも抑えることができるような構成
のジャッキポスト構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本考案においては、車体側部に上下に延びて取り付
けられるアウターポストと、このアウターポスト内に上
下に昇降自在に嵌入配設されたインナーポストと、この
インナーポストを格納位置と最大降下位置との間で昇降
移動させるジャッキシリンダとからジャッキポスト構造
を構成しており、アウターポストの下部における相手嵌
合部との嵌合隙間が他の部分における嵌合隙間より小さ
く形成され、このように嵌合隙間が小さくなった部分に
おいて、インナーポスト格納位置と最大下降位置との間
で昇降移動するときにおいて、その全昇降ストローク範
囲内での昇降移動ガイドを行わせるようにしている。す
なわち、この構造においては、アウターポストの下部の
サイズをその上部および中間部より小さくし、インナー
ポストのサイズは上下にわたって同一サイズに構成され
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の好ましい実施
例について説明する。本考案に係るジャッキポスト構造
を有した高所作業車1を図2に示す。この高所作業車1
は、車体2に伸縮自在且つ起伏自在なブーム3を搭載
し、ブーム3の先端に作業台4を取り付けて構成され
る。作業時にはブーム3の起伏および伸縮作動制御を行
い、作業台4を所望の高所に移動させ、作業台4に搭乗
した作業者により高所作業が行われるようになってい
る。
【0009】このような高所作業時に車体2をしっかり
と安定支持するため、車体2の側方4箇所にアウトリガ
用ジャッキ10が配設されている。各ジャッキ10の基
本構成は従来のジャッキ50と同様であり、図3に示す
ように、車体フレーム等に固設されたアウトリガボック
ス7に側方に伸縮可能に嵌入されたアウトリガビーム8
の先端にそれぞれジャッキ10が取り付けられている。
各ジャッキ10は、アウトリガビーム8の先端に垂直に
延びて固設されたアウターポスト11と、このアウター
ポスト11に対して上下に昇降自在に嵌入されたインナ
ーポスト12と、このインナーポスト12の下端に接合
された接地板13と、両ポスト11,12内に配設され
インナーポスト12の昇降を行わせるジャッキシリンダ
14とから構成される。
【0010】このジャッキ10の構造を図1に詳しく示
しており、図示のように、アウターポスト11の下端部
11aが内方に絞り加工されている。これにより、下端
部11aより上方においてはアウターポスト11の内側
寸法はインナーポスト12の外側寸法より大きく、イン
ナーポスト12のアウターポスト11に対する嵌合隙間
は比較的大きいのであるが、下端部11aにおいてはア
ウターポスト11の内側寸法はインナーポスト12の外
側寸法より僅かに大きいだけであり、この部分の嵌合隙
間は極く小さい。
【0011】このため、この嵌合隙間の小さい部分にお
いて、アウターポスト11に対するインナーポスト12
のガタツキが規制され、インナーポスト12のガタツキ
が抑えられる。さらに、このように嵌合隙間が小さくな
る部分はアウターポスト11の下端部11aに設けられ
るだけであり、アウターポスト11をアウトリガビーム
8に溶接したときなどに図示のようにアウターポスト1
1が歪んだ場合でも、インナーポスト12をアウターポ
スト11内にスムーズに挿入することができ、且つスム
ーズに昇降させることができる。
【0012】なお、インナーポスト12を最大限下方に
突出させた状態を図1(B)に示しており、この図から
分かるように、この状態で両ポスト11,12がオーバ
ーラップする部分において、アウターポスト11の下端
部11aが絞り加工されている。このため、インナーポ
スト12の全昇降ストローク範囲内でインナーストロー
ク12のガタツキを抑えることができ、インナーポスト
12を最大限下方に突出させて車体を支持する場合でも
安定した支持を行わせることができる。
【0013】以上のように本願考案では、アウターポス
ト11の下端部11aを絞り加工してその部分の嵌合隙
間を小さくしており、アウターポストは下端が開口した
中空箱状の部材であるため、その下部側面を構成する板
材を曲げ加工もしくは絞り加工するだけでよく、インナ
ーポストおよびジャッキについては従来のものをそのま
ま用いることができるので、製造コストを低くすること
ができる。さらに、図1からも明らかなように、曲げ加
工は相対する側面のうちの一方のみでも良く、製造コス
トを一層低減することができる。さらに、アウターポス
ト11の下端部において隙間が小さいため、アウターポ
スト11内へゴミ、ほこり等が侵入しにくく、且つこの
部分でゴミ、ほこり等の侵入防止を図るのが容易であ
る。なお、ジャッキ構造を図4に示すように構成しても
同様な効果が得られる。但し、この場合には、インナー
ポストの頭部を太くし、残りを細くする加工が必要であ
り、その製造コストが高くなりやすい。また、インナー
ポストに車両荷重が直接作用するため、その作用点を中
心位置に位置させるのが好ましく、このため、片側のみ
を膨らませるような形状は採用しにくく、それだけ製造
コストが高くなりやすい。さらに、図4(A)から良く
分かるように、アウターポストの下端に大きな隙間が発
生し、この部分からアウターポスト内面にゴミ、ほこり
が侵入しやすいという問題がある。この例は本願考案に
含まれるものではないが、参考までにその構造を説明す
る。このジャッキ構造においては、図示のように、イン
ナーポスト12’の上端部12a’がその下側部より大
きく(太く)形成されている。これにより、この部分に
おいてのみ嵌合隙間が極く小さくなる。このため、この
場合にも、この嵌合隙間の小さい部分において、アウタ
ーポスト11’に対するインナーポスト12’のガタツ
キが規制され、インナーポスト12’のガタツキが抑え
られる。
【0014】この例の場合にも、嵌合隙間が小さくなる
部分はインナーポスト12′の上端部12a′に設けら
れるだけであり、アウターポスト11′が歪んだ場合で
も、インナーポスト12′をアウターポスト11′内に
スムーズに挿入することができ、且つスムーズに昇降さ
せることができる。なお、図4(B)に示すように、イ
ンナーポスト12′を最大限下方に突出させた状態で両
ポスト11′,12′がオーバーラップする部分におい
て、インナーポスト12′の上端部12a′が太くなる
ように形成されている。このため、この場合にもインナ
ーポスト12′の全昇降ストローク範囲内でインナース
トローク12′のガタツキを抑えることができ、インナ
ーポスト12′を最大限下方に突出させた場合でも安定
した車体支持を行わせることができる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
アウターポストの下部における相手嵌合部との嵌合隙間
を他の部分における嵌合隙間より小さく形成し、このよ
うに嵌合隙間が小さくなった部分において、インナーポ
ストの全昇降ストローク範囲内での昇降移動ガイドを行
わせるようにしているので、全昇降ストローク範囲内で
アウターポストに対するインナーポストのガタツキを抑
えてスムーズな昇降を行わせることができる。さらに、
例えば、アウターポストに歪みが存在するような場合で
も、昇降移動ガイド部分以外での隙間は大きいため、こ
の歪みの影響を受けることなくインナーポストをスムー
ズに昇降移動させることができる。このため、両ポスト
の歪みに対する許容度が大きくでき、製造コストを低減
することができる。また、アウターポストは下端が開口
した中空箱状の部材であるため、その下部側面を構成す
る板材を曲げ加工もしくは絞り加工するだけで、本考案
の構造を得ることができ、インナーポストおよびジャッ
キについては従来のものをそのまま用いることができる
ので、製造コストを低くすることができる。さらに、図
1からも明らかなように、曲げ加工は相対する側面のう
ちの一方のみでも良く、製造コストを一層低減すること
ができる。さらに、アウターポストの下端部において隙
間が小さいため、アウターポスト内へゴミ、ほこり等が
侵入しにくく、且つこの部分でゴミ、ほこり等の侵入防
止を図るのが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るジャッキ構造の一例を示す断面図
である。
【図2】本考案に係るジャッキ構造を採用したジャッキ
装置を備える高所作業車の斜視図である。
【図3】ジャッキ装置を示す斜視図である。
【図4】本考案に係るジャッキ構造の他の例を示す断面
図である。
【図5】従来のジャッキ構造の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 3 ブーム 10 ジャッキ装置 11 アウターポスト 12 インナーポスト 14 ジャッキシリンダ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端が開口した中空箱状に形成され、車
    体側部に上下に延びて取り付けられるアウターポスト
    と、このアウターポスト内に下端開口から下方に突出す
    るとともに上下に昇降自在に嵌入配設されたインナーポ
    ストと、このインナーポストを、前記アウターポスト内
    に格納された格納位置と下方に最も降下した位置との間
    で昇降移動させるジャッキシリンダとからなるジャッキ
    ポスト構造であって、 前記アウターポストの下部における相手嵌合部との嵌合
    隙間が他の部分における嵌合隙間より小さく形成され、
    このように嵌合隙間が小さくなった部分において、前記
    インナーポストの全昇降ストローク範囲内での昇降移動
    ガイドを行わせるように構成されていることを特徴とす
    るジャッキポスト構造。
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JPH0423908Y2 (ja) * 1986-10-21 1992-06-04

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