JP2565880Y2 - 片刃エンドミル保持用コレット - Google Patents

片刃エンドミル保持用コレット

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JP2565880Y2
JP2565880Y2 JP1992050139U JP5013992U JP2565880Y2 JP 2565880 Y2 JP2565880 Y2 JP 2565880Y2 JP 1992050139 U JP1992050139 U JP 1992050139U JP 5013992 U JP5013992 U JP 5013992U JP 2565880 Y2 JP2565880 Y2 JP 2565880Y2
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JP
Japan
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collet
end mill
holding
edge end
center
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992050139U
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English (en)
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JPH063507U (ja
Inventor
英治 野路
Original Assignee
日本マイヤー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はボラゾンエンドミルを保
持するために供せられるコレットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作物の外周、穴、溝の加工に用
いるエンドミルにおいて、特に溝加工の場合、一度に加
工することは能率的であるが、現在迄に市販されている
ボラゾンエンドミルなどの片刃エンドミルにおいてはφ
6〜φ20までの偶数径寸法が存在する。このエンドミ
ルを使って直径の倍以上の寸法の溝加工を行なう場合、
一方側を加工後、再び他の側を加工することを余儀なく
されるので加工に時間がかかり非常に加工効率が悪くな
る。又、一方、溝巾に合った切削径に見合った一本もの
のボラゾンエンドミルを特注にて製作することも可能で
あるが、この場合は使用中刃部に摩耗が生じた場合、別
の新しい刃部と取り替える必要が生じ経済的とはいえな
い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記欠点を解
消し、大径の加工でも小径のツールにて加工できるとと
もに、刃物の摩耗により所定の加工精度が損なわれて
も、僅かな調整により正確な加工が再開できるようなボ
ラゾンエンドミルを保持するコレットを提供せんとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は片刃エンドミル
のシャンクを保持する穴が円筒中を貫通して複数箇所設
けられ、各片刃エンドミルの刃先部がコレットチャック
の回転中心より同一距離になるように認定可能に前記穴
の中心点が、円筒自身の軸心円周上に位置するよ
うに穿設されてなるもので、前記穴の中心点を結んで形
成される三角形が正三角形であることが後記する理由に
より効果的かつ経済的である。
【0005】
【作用】上記のように構成されたコレットを、ボラゾン
エンドミルのコレットとして使用すると、例えば現在市
販されていない大径のものがなくても、小径の1枚刃エ
ンドミルを、穴に各々装着して、各刃先部が、コレット
を装着するコレットチャックの回転中心より同一距離と
なるように、投影タイプのツールプルセッターによって
セットさせ、切削機械に取り付けて、例えば溝加工を行
なうと、一度の工程で切削を完了できる。又、各々のエ
ンドミルを保持穴中心を回転中心として刃先を転位させ
ると、コレットチャックの回転中心よりの距離を変化さ
せることができるので、被加工部の加工手段に応じて外
径で0.9mm以下の微調整が可能である。又、加工径は
1mm単位毎に任意にピッチ円を選定して決定することが
できる。
【0006】
【実施例】図1は、本考案のコレットの一実施例を示す
斜視図であり、1は円筒部、2はつば部であり、円筒部
1中には、工具のシャンクを保持する穴3が、円筒部1
を貫通して3箇所形成されており、各穴3は図2に示す
ごとく、各々の穴3の中心3a、3b、3cが、コレッ
トの中心10を中心点とした軸心円11の円周上に位置
するように穿設されている。4は締付けのための縦溝で
円筒部1とつば部2を長手方向に外側より穴3までスリ
ットして形成されている。本実施例のように、各穴の中
心3a、3b、3cを結んで形成される三角形12は正
三角形であり、刃物の回転数と被加工物の送り量の観点
から、正三角形の頂点に刃先部をもっていくことが効率
的であり、高価なボラゾン1枚刃が最小限度の枚数しか
必要でなく経済的である。
【0007】図3は本考案のコレットをコレットチャッ
クに装着した状態を示す。図4はその下面図である。5
はコレットであり、先端部にボラゾン刃を固着したツー
ル7のシャンク7aを穴3に嵌め込みコレットチャック
8にて締め付けてセットする。9は調整ネジであり、予
めツール7の出入りが一定となるように調整してある。
ボラゾン刃6は図4に示すごとく、コレット5の中心1
0より等距離となるような円の円周上にくるように、前
述の投影タイプのツールプルセッターを用いて、ツール
7自身を回転させて、一定の外径が得られるようにセッ
トする。
【0008】そして、例えば図5のようなカム20の溝
部21の溝内面を加工する場合、予め溝部21の巾寸法
Sに対応する外径寸法になるように三本のツール7をコ
レット5に挿入後コレットチャック8にセットし、これ
を切削機械(図示せず)に取り付けて、図6に示すごと
く、溝21における取り代を一方向に切削して、所定の
寸法Sになるように加工すればよい。
【0009】なお、上記実施例では穿設した穴は3箇所
であったが、むろん2箇所あるいは4箇所以上でも実施
可能である。但し、2箇所の場合切削条件において、4
箇所以上の場合高価なボラゾン刃の枚数が多く必要であ
り、コスト的に3箇所のものに比べて不利である。又、
切削形態も溝加工に限らず、穴加工、外周加工も可能で
あることはいうまでもない。
【0010】
【考案の効果】本考案のコレットはボラゾンエンドミル
における大径の加工に使用する場合、従来より所持する
小径のものを複数個セットするだけで切削加工すること
が可能となり、加工径はピッチ円径を1mm単位毎に設定
することで任意に選択でき、0.9mm以下の微調節も各
ツール自身を回転するだけで調整できるので、摩耗して
も再使用することができ、又、加工径の近似的なもので
あれば、このコレットを使用することにより、1種類の
ボラゾン刃で複数種類の径の加工ができ経済的であり、
特に溝加工においては、何度も被加工部を小径のもので
往復させる必要がないので加工時間を短縮できる。従っ
て生産効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコレットの一実施例を示す斜視図。
【図2】図1に示すコレットの平面図。
【図3】本考案のコレットを装着してなるコレットチャ
ックを一部断面にて示す側面図。
【図4】図3に示すコレットチャックの底面図。
【図5】被加工物の一例を示すカムの斜視図。
【図6】図5に示すカムを加工する状態を示す側断面
図。
【符号の説明】
1 円筒部 2 つば部 3 穴 3a、3b、3c 中心点 5 コレット 7 ツール 7a シャンク 11 ピッチ円 12 三角形

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片刃エンドミルのシャンクを保持する穴
    が円筒中を貫通して複数箇所設けられ、各片刃エンドミ
    ルの刃先部がコレットチャックの回転中心より同一距離
    になるように設定可能に前記穴の中心点が、円筒自身の
    軸心の同心円周上に位置するように穿設されていること
    を特徴とする片刃エンドミル保持用コレット。
  2. 【請求項2】 穴の中心点を結んで形成される三角形が
    正三角形である請求項1に記載の片刃エンドミル保持用
    コレット。
JP1992050139U 1992-06-23 1992-06-23 片刃エンドミル保持用コレット Expired - Lifetime JP2565880Y2 (ja)

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JP1992050139U JP2565880Y2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 片刃エンドミル保持用コレット

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JP1992050139U JP2565880Y2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 片刃エンドミル保持用コレット

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JPH063507U JPH063507U (ja) 1994-01-18
JP2565880Y2 true JP2565880Y2 (ja) 1998-03-25

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JP1992050139U Expired - Lifetime JP2565880Y2 (ja) 1992-06-23 1992-06-23 片刃エンドミル保持用コレット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1016669C2 (nl) * 2000-11-21 2002-05-22 Axxicon Moulds Eindhoven Bv Matrijssamenstel voorzien van centrering.

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5953159A (ja) * 1982-09-16 1984-03-27 Tohoku Metal Ind Ltd 振動式ラツピング加工方法

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JPH063507U (ja) 1994-01-18

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