JPH09267212A - ストレ−トシャンクエンドミル - Google Patents
ストレ−トシャンクエンドミルInfo
- Publication number
- JPH09267212A JPH09267212A JP10410196A JP10410196A JPH09267212A JP H09267212 A JPH09267212 A JP H09267212A JP 10410196 A JP10410196 A JP 10410196A JP 10410196 A JP10410196 A JP 10410196A JP H09267212 A JPH09267212 A JP H09267212A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end mill
- fillet
- shank
- holder
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B31/00—Chucks; Expansion mandrels; Adaptations thereof for remote control
- B23B31/02—Chucks
- B23B31/10—Chucks characterised by the retaining or gripping devices or their immediate operating means
- B23B31/107—Retention by laterally-acting detents, e.g. pins, screws, wedges; Retention by loose elements, e.g. balls
- B23B31/1075—Retention by screws
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マシニングセンタなどの工作機械で用いる、
重切削や深彫りの用途に適したストレ−トシャンクエン
ドミルを提供する。 【構成】 シャンクの刃部側端にエンドミル回転軸と直
交するフィレット３を設け、該フィレットは少なくとも
６．３Ｓ以下の面粗さとし、該フィレットをホルダの端
面に当接させた。また、エンドミルホルダの端面に当接
させて用いるフィレット３の形状を、エンドミル回転軸
と同心のリング状とした。
重切削や深彫りの用途に適したストレ−トシャンクエン
ドミルを提供する。 【構成】 シャンクの刃部側端にエンドミル回転軸と直
交するフィレット３を設け、該フィレットは少なくとも
６．３Ｓ以下の面粗さとし、該フィレットをホルダの端
面に当接させた。また、エンドミルホルダの端面に当接
させて用いるフィレット３の形状を、エンドミル回転軸
と同心のリング状とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マシニングセンタなど
の工作機械で用いるエンドミルに関する。
の工作機械で用いるエンドミルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のエンドミルとして、市販（ＪＩＳ
規格）のねじれを有する複数の外周切れ刃と、これに連
接する底刃とを備えたストレ−トシャンクエンドミルで
あって、ストレ−トシャンク部を法線方向に緊締して用
いるため、ホルダへの取付け作業が容易であり、エンド
ミル長手方向の調整ができるなど利便があった。また、
従来のエンドミルの他の例として、図２に示すねじ止め
式のエンドミル（以下、従来品と記載する。）がある。
規格）のねじれを有する複数の外周切れ刃と、これに連
接する底刃とを備えたストレ−トシャンクエンドミルで
あって、ストレ−トシャンク部を法線方向に緊締して用
いるため、ホルダへの取付け作業が容易であり、エンド
ミル長手方向の調整ができるなど利便があった。また、
従来のエンドミルの他の例として、図２に示すねじ止め
式のエンドミル（以下、従来品と記載する。）がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】金型などの大型品の
切削では、しばしば切削量の多い重切削や深彫り作業に
遭遇する。この時は必然的に剛性のある大径エンドミル
や機械主軸端面から長く突出したいわゆるロングタイプ
のエンドミルを選択するが、切削性を維持するためには
切削負荷によるびびり振動を防ぐための注意が欠かせな
い。ところが、市販品はねじれ刃を備えたソリッド工具
であって、切れ味と精度については優れるものの、シャ
ンクの直径が刃径と近似であってエンドミル長さが長く
なるにしたがって十分な剛性が得られず、切削時の工具
たわみが無視できないという問題があった。また、従来
品は止めねじのみで緊締するため理論上は一層不安定と
言わざるをえない。
切削では、しばしば切削量の多い重切削や深彫り作業に
遭遇する。この時は必然的に剛性のある大径エンドミル
や機械主軸端面から長く突出したいわゆるロングタイプ
のエンドミルを選択するが、切削性を維持するためには
切削負荷によるびびり振動を防ぐための注意が欠かせな
い。ところが、市販品はねじれ刃を備えたソリッド工具
であって、切れ味と精度については優れるものの、シャ
ンクの直径が刃径と近似であってエンドミル長さが長く
なるにしたがって十分な剛性が得られず、切削時の工具
たわみが無視できないという問題があった。また、従来
品は止めねじのみで緊締するため理論上は一層不安定と
言わざるをえない。
【０００４】
【本発明の目的】本発明は、以上のような課題を解決す
るためなされたものであり、エンドミルとエンドミルホ
ルダはシャンクおよびホルダ穴による嵌合と、エンドミ
ルのフィレットとエンドミルホルダ端面の当接との２面
で精度と強度を与えながら堅固に組立て、必要に応じて
エンドミルホルダの長さを所要の寸法に選ぶことにより
凹凸の険しい深彫りで切削性がよく経済性にも優れたエ
ンドミルを提供することを目的とする。
るためなされたものであり、エンドミルとエンドミルホ
ルダはシャンクおよびホルダ穴による嵌合と、エンドミ
ルのフィレットとエンドミルホルダ端面の当接との２面
で精度と強度を与えながら堅固に組立て、必要に応じて
エンドミルホルダの長さを所要の寸法に選ぶことにより
凹凸の険しい深彫りで切削性がよく経済性にも優れたエ
ンドミルを提供することを目的とする。
【０００５】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、刃部１の直径がシャンク２の直径より
大きいストレ−トシャンクエンドミルにおいて、シャン
クの刃部側端にエンドミル回転軸と直交するフィレット
３を設け、該フィレットは少なくとも６．３Ｓ以下の面
粗さとし、該フィレットをエンドミルホルダの端面に当
接させて用いるようにしたものである。また、エンドミ
ルホルダの端面に当接させて用いるフィレット３の形状
を、エンドミル回転軸と同心のリング状としたものであ
る。さらに、シャンクに刃部側が深くなる傾斜フラット
４を設け、該フラットを垂直に緊締することによりフィ
レットとエンドミルホルダの端面とを密着させて用いる
ようにしたものである。
達成するために、刃部１の直径がシャンク２の直径より
大きいストレ−トシャンクエンドミルにおいて、シャン
クの刃部側端にエンドミル回転軸と直交するフィレット
３を設け、該フィレットは少なくとも６．３Ｓ以下の面
粗さとし、該フィレットをエンドミルホルダの端面に当
接させて用いるようにしたものである。また、エンドミ
ルホルダの端面に当接させて用いるフィレット３の形状
を、エンドミル回転軸と同心のリング状としたものであ
る。さらに、シャンクに刃部側が深くなる傾斜フラット
４を設け、該フラットを垂直に緊締することによりフィ
レットとエンドミルホルダの端面とを密着させて用いる
ようにしたものである。
【０００６】
【作用】本発明を適用することにより、エンドミルはソ
リッド工具であって強ねじれ刃や強すくい角など切削性
に優れる刃形を選択することができる。また、ボ−ル刃
であってもよい。フィレットの幅は使用するエンドミル
直径で決めればよく、あまりに幅が狭い場合はフィレッ
ト部のみ刃部の直径よりも大きい鍔を設けても良い。ま
た、フィレット部はエンドミルホルダと密着させる目的
のため、回転軸に対する直角度とともに仕上げ面を精度
よくする必要があり、６．３Ｓ以下に仕上げておくのが
望ましい。
リッド工具であって強ねじれ刃や強すくい角など切削性
に優れる刃形を選択することができる。また、ボ−ル刃
であってもよい。フィレットの幅は使用するエンドミル
直径で決めればよく、あまりに幅が狭い場合はフィレッ
ト部のみ刃部の直径よりも大きい鍔を設けても良い。ま
た、フィレット部はエンドミルホルダと密着させる目的
のため、回転軸に対する直角度とともに仕上げ面を精度
よくする必要があり、６．３Ｓ以下に仕上げておくのが
望ましい。
【０００７】エンドミルホルダへの固定は嵌合と面当接
との２面で行なわれる。ホルダに嵌合したエンドミルは
シャンクを緊締すると同時に端面が均一に当接されてい
るから、たわみやびびりが生じても十分な把持力を有し
ている。ここで、シャンクを緊締する手段としては、コ
レットを用いてもよく、また螺合によってもよいが、シ
ャンクに傾斜フラットを設け、ねじ止めする方法が簡便
である。
との２面で行なわれる。ホルダに嵌合したエンドミルは
シャンクを緊締すると同時に端面が均一に当接されてい
るから、たわみやびびりが生じても十分な把持力を有し
ている。ここで、シャンクを緊締する手段としては、コ
レットを用いてもよく、また螺合によってもよいが、シ
ャンクに傾斜フラットを設け、ねじ止めする方法が簡便
である。
【０００８】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図３は本発明になるストレ−トシャンク
エンドミルの正面図であり、１は刃部である。刃部１の
直径は５０ｍｍ、３０°のねじれ角をもつ４枚の外周刃
６を備え、その刃長は８０ｍｍである。刃部の端面から
１２０ｍｍの位置にフィレット３を設け、回転中心側に
は反対端に伸びる直径３２ｍｍ、長さ１００ｍｍのシャ
ンク２を備えている。フィレット３は、シャンク２と連
なる部分は半径１ｍｍの丸みで結び、その他は平坦で粗
さ３．２μｍに研削仕上げを施してある。またシャンク
２にはこれを把持するための座面としてエンドミル長手
方向に長さ１４ｍｍ、シャンク外周からの深さ１．５ｍ
ｍ、工具軸との角度２°で２箇所にフラット部を設けて
ある。
いて説明する。図３は本発明になるストレ−トシャンク
エンドミルの正面図であり、１は刃部である。刃部１の
直径は５０ｍｍ、３０°のねじれ角をもつ４枚の外周刃
６を備え、その刃長は８０ｍｍである。刃部の端面から
１２０ｍｍの位置にフィレット３を設け、回転中心側に
は反対端に伸びる直径３２ｍｍ、長さ１００ｍｍのシャ
ンク２を備えている。フィレット３は、シャンク２と連
なる部分は半径１ｍｍの丸みで結び、その他は平坦で粗
さ３．２μｍに研削仕上げを施してある。またシャンク
２にはこれを把持するための座面としてエンドミル長手
方向に長さ１４ｍｍ、シャンク外周からの深さ１．５ｍ
ｍ、工具軸との角度２°で２箇所にフラット部を設けて
ある。
【０００９】本エンドミルは、専用に製作したエンドミ
ルホルダ５に取付けて使用する。該エンドミルホルダ５
は合金鋼製であって、一端に回転軸心と同心に直径３２
ｍｍの固定穴１０を穿ってある。また端面は直径６０ｍ
ｍ以上に渉り回転軸と直交する平面で仕上げてある。シ
ャンク２とホルダ８の固定は、２個所の傾斜フラット４
を止めねじ６を用いて固定する。この方法によればフィ
レットとホルダ端面とを密着させて止めねじ６を締め付
けると、シャンク２は固定穴１０側へ引き寄せられなが
ら固定されるため、フィレットとホルダ端面の接合が堅
固になる。尚、軸と穴の嵌合は、切れ刃の振れを抑える
ためＩＴ５級公差とした。ここでは傾斜フラット４を２
個所としたが、これを連続した１面の長いフラットとし
て、その２個所を止めねじにて固定しても同様の効果を
奏することができる。
ルホルダ５に取付けて使用する。該エンドミルホルダ５
は合金鋼製であって、一端に回転軸心と同心に直径３２
ｍｍの固定穴１０を穿ってある。また端面は直径６０ｍ
ｍ以上に渉り回転軸と直交する平面で仕上げてある。シ
ャンク２とホルダ８の固定は、２個所の傾斜フラット４
を止めねじ６を用いて固定する。この方法によればフィ
レットとホルダ端面とを密着させて止めねじ６を締め付
けると、シャンク２は固定穴１０側へ引き寄せられなが
ら固定されるため、フィレットとホルダ端面の接合が堅
固になる。尚、軸と穴の嵌合は、切れ刃の振れを抑える
ためＩＴ５級公差とした。ここでは傾斜フラット４を２
個所としたが、これを連続した１面の長いフラットとし
て、その２個所を止めねじにて固定しても同様の効果を
奏することができる。
【００１０】本ストレ−トシャンクエンドミルを鋼材側
面の粗削りに供した。使用機械は大型のマシニングセン
タ、加工物は合金鋼ＳＣＭ４４０のブロック材である。
半径方向２０ｍｍ、軸方向６０ｍｍの切り込みを送り１
５０ｍｍ／ｍｉｎで切削が可能であった。比較的オ−バ
ハングの長い不安定条件であったにもかかわらず、４枚
の切れ刃と強ねじれ角の採用でソリッドエンドミルと同
様の快削性を示し、振動が小さく安定した切削が可能で
あった。
面の粗削りに供した。使用機械は大型のマシニングセン
タ、加工物は合金鋼ＳＣＭ４４０のブロック材である。
半径方向２０ｍｍ、軸方向６０ｍｍの切り込みを送り１
５０ｍｍ／ｍｉｎで切削が可能であった。比較的オ−バ
ハングの長い不安定条件であったにもかかわらず、４枚
の切れ刃と強ねじれ角の採用でソリッドエンドミルと同
様の快削性を示し、振動が小さく安定した切削が可能で
あった。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マシニ
ングセンタなどの工作機械で用いるエンドミルにおいて
改善がなされた結果、重切削や深彫り切削の用途に用い
る切削性と経済性に優れるストレ−トシャンクエンドミ
ルが実現できたのである。
ングセンタなどの工作機械で用いるエンドミルにおいて
改善がなされた結果、重切削や深彫り切削の用途に用い
る切削性と経済性に優れるストレ−トシャンクエンドミ
ルが実現できたのである。
【図１】図１は、市販品の一例を示し、その正面図であ
る。
る。
【図２】図２は、従来品の一例を示し、その正面図であ
る。
る。
【図３】図３は、本発明の一実施例を示し、その正面図
である。
である。
【図４】図４は、本発明の実施例を、エンドミルホルダ
へ取り付けた説明図である。
へ取り付けた説明図である。
【図５】図５は、本発明の他の実施例を示し、その正面
図である。
図である。
【図６】図６は、図５の右側面図である。
１ 刃部 ２ シャンク ３ フィレット ４ 傾斜フラット ５ エンドミルホルダ ６ 止めネジ
Claims (3)
- 【請求項１】 刃部１の直径がシャンク２の直径より大
きいストレ−トシャンクエンドミルにおいて、シャンク
の刃部側端にエンドミル回転軸と直交するフィレット３
を設け、該フィレットは少なくとも６．３Ｓ以下の面粗
さとし、該フィレットをエンドミルホルダの端面に当接
させて用いることを特徴とするストレ−トシャンクエン
ドミル。 - 【請求項２】 請求項１記載のストレ−トシャンクエン
ドミルにおいて、エンドミルホルダの端面に当接させて
用いるフィレット３の形状を、エンドミル回転軸と同心
のリング状としたことを特徴とするストレ−トシャンク
エンドミル。 - 【請求項３】 請求項１〜２記載のストレ−トシャンク
エンドミルにおいて、シャンクに刃部側が深くなる傾斜
フラット４を設け、該フラットを垂直に緊締することに
よりフィレットとエンドミルホルダの端面とを密着させ
て用いることを特徴とするストレ−トシャンクエンドミ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10410196A JPH09267212A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ストレ−トシャンクエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10410196A JPH09267212A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ストレ−トシャンクエンドミル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09267212A true JPH09267212A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14371736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10410196A Pending JPH09267212A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | ストレ−トシャンクエンドミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09267212A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106312117A (zh) * | 2016-11-19 | 2017-01-11 | 丹阳市杰锐特种工具制造有限公司 | 一种新型钻头装置 |
| WO2017186792A1 (de) * | 2016-04-27 | 2017-11-02 | KARL SCHÜSSLER GmbH & Co. KG | Schrumpffutter |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP10410196A patent/JPH09267212A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017186792A1 (de) * | 2016-04-27 | 2017-11-02 | KARL SCHÜSSLER GmbH & Co. KG | Schrumpffutter |
| CN106312117A (zh) * | 2016-11-19 | 2017-01-11 | 丹阳市杰锐特种工具制造有限公司 | 一种新型钻头装置 |
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