JP2565846Y2 - リヤコンビネーションランプの組付構造 - Google Patents

リヤコンビネーションランプの組付構造

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JP2565846Y2
JP2565846Y2 JP3521092U JP3521092U JP2565846Y2 JP 2565846 Y2 JP2565846 Y2 JP 2565846Y2 JP 3521092 U JP3521092 U JP 3521092U JP 3521092 U JP3521092 U JP 3521092U JP 2565846 Y2 JP2565846 Y2 JP 2565846Y2
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combination lamp
back panel
boss
hole
bulb
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耕司 久山
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、乗用車等の車両にお
けるリヤコンビネーションランプの組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用車等のリヤコンビネーション
ランプの組付方法として所謂、外付けタイプと室内開放
タイプとが知られている。図4は外付けタイプのリヤコ
ンビネーションランプの構成例を示しており、コンビネ
ーションランプ21は複数(この例では3個)のバルブ
22を装着していて、車両ラッゲージ部23のバックパ
ネル24に取付用の孔を開設することなく組み付けられ
るようになっている。また、コンビネーションランプ2
1の裏面には図5に示したように、バックパネル24へ
取付・固定するためのボルト25が設けられている。
【0003】かかるコンビネーションランプ21におい
て、例えばバルブ22を交換する場合、図6に示される
ように、先ずフィニッシュプレート26を持ち上げて組
付用クリップを外すことにより該フィニッシュプレート
26が取り外される。そしてトリムリヤカバー27及び
トリムインナカバー28をそれぞれ捲ることができるよ
うに、それらを固定しているクリップ29を取り外す。
次に図7に示すように、バックパネル24を挟んでボル
ト25と締結しているナット30をラッゲージ部23側
から緩めて、これによりコンビネーションランプ21が
バックパネル24から取り外される。そして取り外され
たコンビネーションランプ21の裏面側からバルブ22
を交換することができる。
【0004】図8は室内開放タイプのリヤコンビネーシ
ョンランプの構成例を示している。この室内開放タイプ
では、コンビネーションランプ31はラッゲージ部23
のバックパネル24に開設した取付用の孔32に嵌装す
ることにより組み付けられるようになっている。この場
合、上記孔32の周囲には図9に示したようにシール面
33を確保すべく平坦面が設定される。
【0005】そして、コンビネーションランプ31にお
いて図10に示したように、かかるシール面33に対し
てエプトシーラを設定できるようにシール面34が確保
される。また、コンビネーションランプ31にはボルト
35(4本)が設けられていて、このボルト35をバッ
クパネル24の挿通孔36に挿通させてバックパネル2
4の裏側、即ちラッゲージ部23側からナット37と締
結させることにより、コンビネーションランプ31の組
付けが行われる。なお、バルブ38を装着したランプケ
ース39(図11参照)は、予めコンビネーションラン
プ31に組み付けられるようにしてもよく、又はコンビ
ネーションランプ31の組付後にその爪39aによって
コンビネーションランプ31へ組み付けるようにしても
よい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリヤコンビネーションランプの組付構造において、
先ず外付けタイプの場合ではバックパネル24からコン
ビネーションランプ21を一旦、取り外さなければバル
ブ22の交換を行うことができず、しかもコンビネーシ
ョンランプ21の取外しの際にそのボルト25と締結し
ているナット30のための専用工具が必要になる。
【0007】またバックパネル24はその成形上、深絞
り加工が困難であるため(図4において深絞り寸法をA
とする)、コンビネーションランプ21の深さBが制約
されざるを得ない。このためにコンビネーションランプ
21はその意匠(外観)上の制約を受けるばかりか、発
熱源であるバルブ22の至近位置に耐熱用の部品を追加
したり又は熱対策として外気との通気を行うことからコ
ンビネーションランプ21内に湿気が侵入してランプが
くもり易くなる等の問題があった。
【0008】一方、室内開放タイプの場合(図8)で
は、孔32の周囲のシール面33並びにコンビネーショ
ンランプ31のシール面34はそれぞれ広い面積範囲で
それらの面精度を確保しなければならず、且つそのよう
なシール面33及びシール面34間に介装されるシール
部材40に対して均一な押圧荷重を付与しなければなら
いことから、実際上完全なシール性を保証することが困
難でシール不良の危険性があった。そしてまた、かかる
広い面積のシール面34の平面性を確保する必要から、
コンビネーションランプ31においてダミー部の設定や
バルブの設定を適正に行えない等、意匠上の制約があっ
た。
【0009】またバックパネル24の剛性との関係で、
ボルト35及びナット37の締付けを強く行えない場合
にはその部分でシール不足が生じたり、また強く締付け
過ぎた場合には変形が生じるという問題があった。さら
にコンビネーションランプ31の交換時、バックパネル
24に固着したシール部材40を剥がすのに多くの工数
がかかったり、一方生産ラインにおいてシール部材40
を組み付ける際に温度等の管理が煩雑であった。
【0010】この考案はかかる実情に鑑み、特に防水性
及びランプ性能を向上すると共に、バルブ交換を容易且
つ確実に行い得るリヤコンビネーションランプの組付構
造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案によるリヤコンビ
ネーションランプの組付構造は、車両ラッゲージ部のバ
ックパネルに開設した孔と、コンビネーションランプの
裏面に突出形成されていて上記孔に嵌入するボスと、該
ボスに形成された貫通孔に装着するバルブと、上記ボス
と係合し上記コンビネーションランプを上記バックパネ
ルに固定させるキャップと、バックパネルとコンビネー
ションランプ及びキャップとの間にそれぞれ装着される
シール部材とを備えている。そして上記バルブは上記ラ
ッゲージ部側から装脱し得るようになっている。
【0012】
【作用】この考案によれば、コンビネーションランプの
ボスをバックパネルの孔に嵌入させることにより、ラッ
ゲージ部側から上記キャップを上記ボスと係合させて該
コンビネーションランプを固定することができる。また
バルブは上記ボスに形成された貫通孔に装着することに
より、コンビネーションランプの所定位置に組み付けら
れるが、この場合上記キャップ、即ちコンビネーション
ランプをバックパネルに組み付けたままの状態で、ラッ
ゲージ部側からバルブの装脱を行うことができる。ま
た、バックパネルの孔に嵌入した上記ボスの周囲にシー
ル部材が装着されているため、ラッゲージ部への水の浸
入を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図3に基づきこの考案による
リヤコンビネーションランプの組付構造の一実施例を説
明する。図において、1はハウジング2にアウタレンズ
3が被着されて成るコンビネーションランプで、所定位
置に複数のバルブ4(この例では3個とする)が装着さ
れるようになっている。5はハウジング2の裏面に突出
形成されたボスで、各バルブ4に対応してそれぞれのバ
ルブ4とほぼ同程度の大きさ(径)に設定されている。
上記ボス5には貫通孔6が形成されており、このコンビ
ネーションランプ1の内部に通じる貫通孔6にバルブ4
のコネクタ部4aが挿入される。貫通孔6の内側の開口
部6aは該貫通孔6自体の径よりも小さく設定されてい
ると共に、上記コネクタ部4aは段部4bを有してお
り、この段部4bが開口部6aに係止されるようになっ
ている。なお、4cはバルブ4のリード線である。上記
の場合、バルブ4の外周面にコンビネーションランプ1
の内部と後述するラッゲージ部とを連通させる溝を形成
し得るようにしてもよい。
【0014】また、7はバックパネル、8はラッゲージ
部である。バックパネル7には各ボス5が嵌入する孔9
が形成されているが、この例では図2に示したように両
側に3個づつ列設されている。10はボス5と係合する
キャップで、例えばボス5の外周に形成した螺子部5a
と螺合するようになっている。11はOリング等で成る
シール部材で、ボス5の周囲に形成された溝12に嵌着
され、上記ハウジング2及びバックパネル7間に装着さ
れる。また、13はバックパネル7及びキャップ10の
鍔部10a間に装着された防水ゴムである。なお、14
はハウジング2の一部により形成された防水リブであ
る。
【0015】この考案のリヤコンビネーションランプの
組付構造は上記のように構成されており、次にその作用
を説明する。コンビネーションランプ1をバックパネル
7に組み付ける場合、各ボス5をそれぞれ対応するバッ
クパネル7の孔9に嵌入させる。そして、バックパネル
7とキャップ10との間に防水ゴム13を介在させた状
態で、図3に示したようにラッゲージ部8側から上記キ
ャップ10を各ボス5と係合させ、これにより該コンビ
ネーションランプ1をバックパネル7に固定することが
できる。またバルブ4は上記ボス5の貫通孔6へラッゲ
ージ部8側から装着されるが、この場合、バルブ4のコ
ネクタ部4aの段部4bが貫通孔6の開口部6aに係止
されることにより、該バルブ4はコンビネーションラン
プ1の所定位置に組付・固定される。
【0016】このようにコンビネーションランプ1のバ
ックパネル7への組付け及びそれらの間のシーリング並
びにバルブ4の装着を、ボス5及びキャップ10により
一か所で集中して且つ兼用したかたちで行うことができ
る。特にコンビネーションランプ1をバックパネル7か
ら取り外すことなく、キャップ10がボス5と係合した
ままの状態でラッゲージ部8側からバルブ4の装脱を行
うことができる。従って何ら特別の専用工具を用いるこ
となくラッゲージ部8側から簡単且つ確実にバルブ4の
交換を行うことができる。なお、コンビネーションラン
プ1をバックパネル7に固定するためのナット締め等を
不必要にしたのは勿論である。また、シール部材11及
び防水ゴム13によりバックパネル7をサンドウィッチ
式にその両側から挟み込むように、しかもボス5の周囲
の狭い面積範囲でシールするので、均一且つ十分なシー
ル圧を確保することができ、これにより完全な防水性を
得ることができる。
【0017】また、バルブ4をバックパネル7の位置に
配置することができる。即ち、コンビネーションランプ
1のアウタレンズ3から奥の位置に設置することができ
るため、これにより設計の自由度を大きくしてバルブ4
の良好な配光特性を実現することができる。さらに、コ
ンビネーションランプ1の意匠上の制約を解消すると共
に、コンビネーションランプ1の容積を増加したことに
より、耐熱性能を向上し得る。このことにより耐熱部品
等の必要性をなくして構造を簡素化し得る。一方、バル
ブ4の外周面に溝を形成することにより、コンビネーシ
ョンランプ1内部をラッゲージ部8の室内と通気させる
ことができるので、湿気による特にアウタレンズ3のく
もりの発生を防止し得る。
【0018】
【考案の効果】上述したようにこの考案によれば、この
種車両におけるリヤコンビネーションランプにおいて、
バルブの取付部にコンビネーションランプ自体の取付部
を兼用するようにしたことにより、防水性能及びランプ
性能を向上する等種々の効果を得ることができる。また
バルブ交換作業が容易且つ確実になる等、実用上優れた
利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるリヤコンビネーションランプの
組付構造の一実施例の縦断面図である。
【図2】この考案のリヤコンビネーションランプを取り
付けるべき車両の後部斜視図である。
【図3】この考案のリヤコンビネーションランプの分解
斜視図である。
【図4】従来のリヤコンビネーションランプの組付構造
を示す縦断面図である。
【図5】従来のリヤコンビネーションランプの斜視図で
ある。
【図6】従来のリヤコンビネーションランプの組付・取
外し工程を説明する車両の後部分解斜視図である。
【図7】従来のリヤコンビネーションランプを取り付け
るべき車両の後部部分斜視図である。
【図8】従来の他のリヤコンビネーションランプの組付
構造を示す縦断面図である。
【図9】図8のリヤコンビネーションランプを取り付け
るべき車両を示す後部斜視図である。
【図10】図8のリヤコンビネーションランプの斜視図
である。
【図11】図8のリヤコンビネーションランプに係るラ
ンプケースの斜視図である。
【符号の説明】
1 コンビネーションランプ 2 ハウジング 3 アウタレンズ 4 バルブ 5 ボス 6 貫通孔 7 バックパネル 8 ラッゲージ部 9 孔 10 キャップ 11 シール部材 12 溝 13 防水ゴム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ラッゲージ部のバックパネルに開設
    した孔と、コンビネーションランプの裏面に突出形成さ
    れていて上記孔に嵌入するボスと、該ボスに形成された
    貫通孔に装着するバルブと、上記ボスと係合し上記コン
    ビネーションランプを上記バックパネルに固定させるキ
    ャップと、上記バックパネルと上記コンビネーションラ
    ンプ及び上記キャップとの間にそれぞれ装着されるシー
    ル部材とを備え、上記バルブが上記ラッゲージ部側から
    装脱し得るようにした、リヤコンビネーションランプの
    組付構造。
JP3521092U 1992-04-28 1992-04-28 リヤコンビネーションランプの組付構造 Expired - Lifetime JP2565846Y2 (ja)

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