JP2565823B2 - 光ファイバ調芯固定装置 - Google Patents

光ファイバ調芯固定装置

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JP2565823B2
JP2565823B2 JP4106751A JP10675192A JP2565823B2 JP 2565823 B2 JP2565823 B2 JP 2565823B2 JP 4106751 A JP4106751 A JP 4106751A JP 10675192 A JP10675192 A JP 10675192A JP 2565823 B2 JP2565823 B2 JP 2565823B2
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純則 上松瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばレーザダイオー
ドやフォトダイオードなどの光素子と光ファイバとの接
続において、それらを調芯固定する光ファイバ調芯固定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザダイオードやフォトダイオードな
どの光素子と光ファイバとの接続は、一般にそれら光素
子と光ファイバとをそれぞれ光素子保持体と光ファイバ
保持体とに保持させ、それら両保持体を調芯して両保持
体にそれぞれ形成されている互いの接合面を密着固定す
ることによって行われている。
【0003】図5(A)、(B)はこの種の接続が行わ
れる光素子保持体11に保持された光素子12及び光フ
ァイバ保持体13に保持された光ファイバ14の一例を
それぞれ示したものであり、これらが調芯固定された状
態を図5(C)に示す。光素子保持体11は例えば略円
筒形とされ、その軸心に貫通孔15が形成されている。
貫通孔15はその貫通方向の一端側において径が大とさ
れた光素子収容部15aを有し、その光素子収容部15
aの外側端部には径がさらに大とされた光素子固定部1
5bが形成されている。
【0004】光素子12は例えばチップ12aが搭載さ
れ、端子12bが植設された円板状のベース12cに、
チップ12aを覆うように一端が閉塞された円筒状のキ
ャップ12dが取付けられた構造とされており、そのキ
ャップ12dの端板の中央部、即ちチップ12aと対向
する部分には光窓12eが形成されている。光素子12
はその光軸が光素子保持体11の軸心とほぼ一致され
て、そのキャップ12dが光素子保持体11の光素子収
容部15aに収容され、そのキャップ12dに形成され
た光窓12eが貫通孔15内に露出され、ベース12c
が光素子固定部15bに例えば接着により固定されるこ
とによって、光素子保持体11に保持される。
【0005】光素子保持体11の、光素子12が保持さ
れた端面と対向する他方の端面は、接合面11aとされ
る。接合面11aは光ファイバ保持体13と良好に密着
できるように面精度よく形成されており、この接合面1
1aにおける貫通孔15の開口部は光素子12の光軸が
通過する光窓11bとされる。なお、貫通孔15内に
は、光素子12と近接する位置に集光用のレンズ16が
配設されている。
【0006】一方、光ファイバ14を保持する光ファイ
バ保持体13は円筒部17aとこれより外径が大径とさ
れた大径円筒部17bとさらに大径とされた円板部17
cとが軸心を一致されて一体に形成されてなり、その軸
心には貫通孔17dが形成されている。光ファイバ14
はこの貫通孔17dに挿通され、その端面14aが光フ
ァイバ保持体13の円板部17c側の端面、即ち光素子
保持体11と接合される接合面13aと一致されて保持
される。なお、接合面13aは光素子保持体11と良好
に密着できるように面精度よく形成されている。
【0007】次に、上述のように構成された光素子保持
体11と光ファイバ保持体13とを調芯固定する光ファ
イバ調芯固定装置について説明する。図6はこの種の調
芯固定において従来使用されている光ファイバ調芯固定
装置の全体構成を示したものであり、その要部詳細を図
7に示す。なお、図7は光素子保持体11及び光ファイ
バ保持体13が取付けられ、調芯固定された状態を示し
ている。
【0008】例えばステンレスにより形成されたベロー
ズ21の軸心方向の両端にベローズ21の中空部を蓋す
るように例えば鉄製の円板状の上板22及び底板23が
それぞれその板面がベローズ21の軸心と垂直とされ、
かつそれぞれその中心がベローズ21の軸心とほぼ一致
されて取付けられる。上板22及び底板23の互いに対
向する板面の中央部にはそれぞれ円柱部24及び25
が、その軸心がベローズ21の軸心と一致されて一体に
突設される。円柱部24及び25の各遊端は互いにわず
かに離間されて対向し、その対向面にはそれぞれ円錐状
の凹部24a、25aが、その中心がベローズ21の軸
心とそれぞれ一致されて形成される。
【0009】これら凹部24a、25aの円錐面によっ
て、鋼球26が挾持される。鋼球26は円柱部24と2
5との間隔をベローズ21の弾性力に抗してわずかに押
し広げる大きさとされ、従ってその分ベローズ21の軸
心方向のばね性により、円柱部24、25によって圧縮
荷重を受けた状態とされる。上板22は鋼球26を支点
としてベローズ21に保持され、ベローズ21によりベ
ローズ21の軸心、つまり鋼球26の中心を通る上板2
2の板面と垂直な軸心Z0 に対し任意の方向に傾斜可能
とされている。このように構成されたベローズ機構27
は、光素子保持体11の接合面11aと光ファイバ保持
体13の接合面13aとの平行度のずれを補正してそれ
らを密着させる作用を有するものである。
【0010】ベローズ機構27の上板22上に略円錐台
状のチャック28が、その軸心が上板22の支点、即ち
鋼球26の中心を通る上板22の板面と垂直な軸心Z0
とほぼ一致されて取付けられる。チャック28にはその
先端面の中央部に開口を有する凹部28aが形成されて
おり、この凹部28aに光素子保持体11が着脱自在に
取付けられる構造とされている。なお、チャック28の
周面には光素子12の端子12bと接続される入出力用
のケーブルを導出するために、凹部28aと連通する切
溝(図示せず)が形成されている。
【0011】ベローズ機構27は図6に示すように、上
板22の板面と平行な面内における互いに直交する二方
向、即ちX軸方向及びY軸方向にそれぞれ移動可能とさ
れたX軸ステージ31及びY軸ステージ32を介して基
台33上に設置される。なお、X軸ステージ31及びY
軸ステージ32はそれらに取付けられているX軸モータ
31a及びY軸モータ32aの駆動により高精度に移動
される構造とされている。
【0012】ベローズ機構27の近傍における基台33
上に支持台34が設置され、この支持台34にXY平面
と直交するZ軸方向に移動可能とされたZ軸ステージ3
5が取付けられる。Z軸ステージ35には取付板36を
介して略円錐台状のチャック37が、その軸心がZ軸方
向とされ、かつその先端面がベローズ機構27に搭載さ
れたチャック28の先端面と対向するように取付けられ
る。チャック37にはその先端面の中央部に開口を有す
る凹部37a(図7)が形成されており、この凹部37
aに光ファイバ保持体13が着脱自在に取付けられる構
造とされている。また、チャック37の周面には光ファ
イバ14の、光ファイバ保持体13に保持されていない
側の端部を導出するための切溝(図示せず)が形成され
ている。なお、Z軸ステージ35はX軸ステージ31及
びY軸ステージ32と同様にZ軸モータ35aの駆動に
より高精度に移動される構造とされている。
【0013】基台33上に設置される光パワーメータ3
8はチャック28に取付けられる光素子保持体11に保
持された光素子12及びチャック37に取付けられる光
ファイバ保持体13に保持された光ファイバ14の一方
から他方へ直列に光を通過させた状態において、他方即
ち受光側の光パワーを測定するものであり、光素子12
と光ファイバ14との調芯はこの光パワーの最大値を探
索することによって行われる。光パワーの測定に際して
は、光パワーメータ38のケーブル(図示せず)が光素
子12あるいは光ファイバ14に適宜接続される。
【0014】基台33上には、さらに支持台(図示せ
ず)を介して、光素子保持体11と光ファイバ保持体1
3とをレーザ溶接するためのレーザ照射ヘッド39が配
設されている。前述したX,Y,Z軸の各ステージのモ
ータ31a、32a、35a及び光パワーメータ38は
制御部41のI/Oインタフェース42に接続されてお
り、この制御部41のCPU43がメモリ44のROM
に格納されているプログラムを解読実行することによ
り、I/Oインタフェース42を介してそれらモータ3
1a、32a、35a及び光パワーメータ38が制御部
41により制御されて駆動される。
【0015】次に、このように構成された光ファイバ調
芯固定装置を使用して光素子12を保持した光素子保持
体11と光ファイバ14を保持した光ファイバ保持体1
3とを調芯し、それらの接合面11a、13aを密着固
定する作業について説明する。チャック28の凹部28
aに光素子保持体11が、その接合面11aがチャック
28の先端面から突出されて取付けられる。光素子12
の光軸は前述した軸心Z0 とほぼ平行にほぼその軸心Z
0 上に位置される。一方、チャック37の凹部37aに
光ファイバ保持体13の円筒部17aが収容され、その
軸心がZ軸方向とされて取付けられる。さらに、光素子
12及び光ファイバ14に、光パワーを測定するために
必要なケーブルや電源などの配線が適宜施される。な
お、この状態においては光素子保持体11と光ファイバ
保持体13とはZ軸方向において離間されている。
【0016】光パワーメータ38を作動させ、光パワー
を測定しながらX軸ステージ31及びY軸ステージ32
を移動させて、光ファイバ保持体13に対して光素子保
持体11をXY平面で相対的に移動させ、光パワーの最
大値を探索することによって光素子保持体11と光ファ
イバ保持体13との光軸を一致させる。そして、Z軸ス
テージ35を移動させて光ファイバ保持体13を光素子
保持体11に近づける。この際、Z軸ステージ35の移
動によって光軸がずれてしまうことがないように例えば
Z軸ステージ35を所定のピッチで順次移動させ、その
移動ごとにXY平面で光パワーの最大値を探索し、光素
子保持体11の光軸と光ファイバ保持体13の光軸とを
常に一致させながら近づけていく。なお、これらの作業
は制御部41を使用して自動的に行われる。
【0017】光ファイバ保持体13の接合面13aが光
素子保持体11の接合面11aに接触すると、ベローズ
機構27が作動して接合面11aが接合面13aに習
う。このため、調芯した状態で両接合面11a、13a
を接触させても光軸のずれが発生する。従って、光軸の
ずれを補正すべく両接合面11a、13aが接触した状
態でさらに調芯が行われる。
【0018】両接合面11a、13aが接触した状態で
はそれらの間に摩擦が生じるため、調芯を行うべく接合
面11aを接合面13aに対しその面内方向に相対的に
移動させようとしても、その摩擦力によってベローズ機
構27が作動して接合面11aが傾斜し、即ち両接合面
11a、13aの面内方向の高精度かつなめらかな相対
的移動が阻害され、調芯が不可能となる。
【0019】従って、両接合面11a、13aが接触し
始めた時点で、Z軸ステージ35の自動送り及び光軸の
自動調芯を停止し、手動にてZ軸ステージ35を移動さ
せて光ファイバ保持体13の接合面13aを光素子保持
体11の接合面11aに少しずつ圧接させていき、その
つどベローズ機構27の作動による光軸ずれを調整する
作業が行われる。
【0020】このようにして光素子保持体11と光ファ
イバ保持体13とは調芯され、かつベローズ機構27の
作用により、光素子保持体11の接合面11aと光ファ
イバ保持体13の接合面13aとが接触する時点で例え
ばそれらの平行度のずれにより面接触しない状態となっ
ていても、接合面11aが接合面13aに習う方向に傾
斜することによって両接合面11a、13aは面接触し
て密着される。そして、レーザ照射ヘッド39により両
接合面11a、13aの接合部がレーザ溶接されて固定
され、光素子保持体11と光ファイバ保持体13との接
続が完了する。なお、両接合面11a、13aはそれら
の間に隙間を有することなく圧接されているため、レー
ザ溶接固定時に溶融体が両接合面11a、13aの間に
侵入せず、つまり位置ずれを生ずることなくレーザ溶接
が行われる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、光
素子12を保持する光素子保持体11と光ファイバ14
を保持する光ファイバ保持体13とを調芯固定する従来
の光ファイバ調芯固定装置は、それらのレーザ溶接固定
を良好に行うべく、それらの接合面11aと13aとを
密着させるために、軸心に対し任意の方向に傾斜可能と
されたベローズ機構27を具備し、このベローズ機構2
7にチャック28を介して光素子保持体11を取付けて
いた。従って、光素子保持体11の接合面11aは任意
の方向に傾斜可能とされ、光ファイバ保持体13の接合
面13aが圧接されるとそれに習って密着する構造とさ
れていた。
【0022】しかしながら、このような接合面11aの
可倒性のために、両接合面11a、13aが接触した状
態ではそれらの面内方向の高精度かつなめらかな相対的
移動が阻害され、つまり自動調芯を行うことができず、
手動にて接合面13aを接合面11aに少しずつ圧接さ
せ、そのつどベローズ機構27の作動による光軸ずれを
調整しながら最終的に密着させなければならず、このよ
うな作業は極めて困難かつ作業性の悪いものとなってい
た。
【0023】さらに、光素子保持体11及び光ファイバ
保持体13をレーザ溶接固定してこれをチャック28、
37から取りはずすと、チッャク28、37及びベロー
ズ機構27に、両接合面11a、13a間の摩擦力の影
響で発生していた応力が除去されるため、両接合面11
a、13aの接合位置がずれ、即ち光軸がずれてしま
う。従って、極力応力を残留させないように、調芯、密
着固定作業を行わなければならず、その点でも両接合面
11a、13aが接触した状態での調芯は極めて困難な
ものとなっていた。
【0024】この発明の目的は従来の欠点を除去し、光
素子保持体と光ファイバ保持体とを自動的に作業性良く
調芯固定することができ、かつ調芯固定後に光軸のずれ
を発生させることのない光ファイバ調芯固定装置を提供
することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明は上板がこれと
垂直な軸心に対し任意の方向に傾斜可能に保持され、そ
の上板上にチャックが取付けられ、そのチャックに光素
子保持体が着脱自在に取付けられ、その光素子保持体に
光素子が保持され、その光素子の光軸が上記軸心とほぼ
平行にほぼその軸心上に位置され、上記光素子保持体に
上記光軸が通過する光窓をもつ接合面が形成されてあ
り、上記光素子保持体と、光ファイバを保持した光ファ
イバ保持体とを調芯させて、光素子保持体の接合面と、
光ファイバ保持体の接合面とを密着固定する光ファイバ
調芯固定装置において、上記上板と係合し、上記軸心と
交差する線を中心に上記上板の上記軸心に対する傾斜角
を微調整でき、かつその調整した傾斜角に上記上板を固
定することができる第1傾斜調整手段と、上記上板と係
合し、上記軸心と交差し、かつ上記線と直交する線を中
心に上記上板の上記軸心に対する傾斜角を微調整でき、
かつその調整した傾斜角に上記上板を固定することがで
きる第2傾斜調整手段と、上記上板と上記チャックとの
間に介在され、光素子保持体の接合面が光ファイバ保持
体の接合面と接触したことを検出できる荷重センサとを
設けたものである。
【0026】
【作 用】上記のように構成されたこの発明では、光素
子保持体の接合面と光ファイバ保持体の接合面とを近接
対向させた状態で、第1傾斜調整手段を調整して上板を
まず正方向に傾斜させ、次に上板を逆方向に傾斜させ、
それぞれ荷重センサが両接合面の接触を検出した時の調
整値を求める。第2傾斜調整手段についても同様に調整
してそれぞれ荷重センサが両接合面の接触を検出した時
の調整値を求める。これら調整値をもとに両接合面が平
行となる調整値を算出し、第1,第2傾斜調整手段をそ
れぞれその調整値に調整することにより両接合面を平行
にすることができ、かつそれら第1,第2傾斜調整手段
によりその状態で上板を固定することができる。
【0027】従って、このように固定した後に、両接合
面を離間させた状態で光素子保持体と光ファイバ保持体
との調芯を行い、その後両接合面を密着させれば両接合
面を調芯された状態で面接触させることができる。
【0028】
【実施例】この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1はこの発明による光ファイバ調芯固定装置の全
体構成を示したものであり、その要部詳細を図2に示
す。図2は光素子保持体11及び光ファイバ保持体13
が取付けられ、調芯固定された状態を示している。な
お、図6,7に示した従来の光ファイバ調芯固定装置と
対応する部分については同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0029】板面中央部に円柱部24が一体に突設され
ている円板状の上板22は、この実施例では図2に示す
ようにリンクボール51によって保持される。リンクボ
ール51は鋼球52及びその中心と軸心が一致された丸
棒状の鋼棒53が一体化されたものであり、鋼球52は
鋼棒53より径が大とされ、かつ鋼球52の周面に形成
された穴に鋼棒53の一端部が係合して埋設固定された
構造とされている。
【0030】端面に円錐状の凹部24aが形成されてい
る円柱部24の遊端側の周面にねじ24bが形成され
る。このねじ24bと螺合する袋ナット54の閉塞部5
4aの内面には円錐状の凹部54bが、その中心が袋ナ
ット54の中心と一致されて形成されており、さらに閉
塞部54aの中心には貫通孔54cが形成されている。
リンクボール51はその鋼棒53が袋ナット54の貫通
孔54cに挿通され、かつ袋ナット54を円柱部24に
螺合させることにより、その鋼球52が円柱部24に形
成されている凹部24a及び袋ナット54の閉塞部54
aに形成されている凹部54bの両円錐面によって挾持
される。鋼棒53はその軸心が底板23の板面と垂直と
されて、その他端部が底板23に接続固定される。な
お、上板22と平行対向する底板23はこの実施例では
矩形板状体とされる。上板22は鋼球52を支点とし
て、底板23に固定されたリンクボール51に保持さ
れ、鋼球52の中心を通る上板22の板面と垂直な軸心
0 に対し任意の方向に傾斜可能とされる。
【0031】この発明では上記のように保持された上板
22の周縁部の互いに90°をなす位置に傾斜調整手段
がそれぞれ係合される。上板22のX軸方向の一方の周
縁部と係合する第1傾斜調整手段55は上板22のX軸
方向の近傍における底板23上に設置され、上板22の
Y軸方向の一方の周縁部と係合する第2傾斜調整手段5
6は上板22のY軸方向の近傍における底板23上に設
置される。これら第1,第2傾斜調整手段55,56は
同様の構成とされており、一方の第1傾斜調整手段55
について、図2を参照してその構成を詳細に説明する。
【0032】底板23上にZ軸方向に移動可能とされた
Z軸ステージ57が設置される。Z軸ステージ57はそ
れに取付けられているZ軸モータ57aの駆動により高
精度に移動される構造とされている。このZ軸ステージ
57に支持体58が取付けられる。支持体58の上板2
2と対向する板面の遊端側には軸心がZ軸方向とされた
円柱部59が一体に突設されている。一方、上板22の
底板23と対向する板面の周縁部には円柱部59と軸心
が一致されて円柱部61が一体に突設される。
【0033】これら円柱部59,61の互いに対向する
端面にはそれぞれ円錐状の凹部59a,61aが、その
中心が両円柱部59,61の軸心と一致されて形成され
る。なお、この実施例では円柱部59,61の外径寸法
及び凹部59a,61aの寸法はそれぞれ同一とされて
いる。円柱部59,61のそれぞれ遊端側の周面に同一
仕様のねじ59b,61bが形成される。これらねじ5
9b,61bと螺合する袋ナット62は前述の袋ナット
54と同様の構成とされ、即ちその閉塞部62aには円
錐状の凹部62b及び貫通孔62cが形成されている。
【0034】両円柱部59,61間にダブルリンクボー
ル63が配される。ダブルリンクボール63は丸棒状の
鋼棒64の両端にそれぞれ鋼球65が、その中心が鋼棒
64の軸心と一致されて取付けられ、一体化されたもの
であり、両鋼球65は鋼棒64より径が大とされ、かつ
両鋼球65の周面にそれぞれ形成された穴に鋼棒64の
両端部がそれぞれ係合して埋設固定された構造とされて
いる。
【0035】ダブルリンクボール63による両円柱部5
9,61の連結は、例えばダブルリンクボール63の一
方の鋼球65を取り外して鋼棒64を互いに閉塞部62
aが対向された2個の袋ナット62の貫通孔62cに順
次挿通した後にその鋼球65を再び取付けることによ
り、ダブルリンクボール63に係合された2個の袋ナッ
ト62をそれぞれ円柱部59,61に螺合させることに
より行われる。両鋼球65は凹部59a,62bの両円
錐面及び凹部61a,62bの両円錐面によってそれぞ
れ挾持され、鋼棒64はその軸心が両円柱部59,61
の軸心と一致される。
【0036】前述したZ軸モータ57aは制御部41の
I/Oインタフェース42に接続されており、制御部4
1によって駆動制御される。上述のように構成された第
1傾斜調整手段55によれば、Z軸ステージ57を移動
させることによって、リンクボール51の鋼球52の中
心を通る上板22の板面と垂直な軸心Z0 と交差する鋼
球52の中心を通るY軸と平行な線Y0 を中心として、
上板22の軸心Z0 に対する傾斜角を微調整することが
でき、かつZ軸ステージ57を停止させることによって
その調整した傾斜角に上板22を固定することができ
る。
【0037】一方、第1傾斜調整手段55と同様の構成
とされて上板22のY軸方向の近傍における底板23上
に設置されている第2傾斜調整手段56によれば、その
Z軸ステージ57を移動させることによって、軸心Z0
と交差し、かつ線Y0 と直交する鋼球52の中心を通る
X軸と平行な線X0 を中心として、上板22の軸心Z 0
に対する傾斜角を微調整することができ、かつZ軸ステ
ージ57を停止させることによってその調整した傾斜角
に上板22を固定することができる。
【0038】従って、これら第1,第2傾斜調整手段5
5,56によって、上板22上に後述する荷重センサ6
6及びチャック28を介して取付けられる光素子保持体
11の接合面11aを任意の傾斜状態に固定することが
できる。さらに、この発明では上板22とチャック28
との間に、光素子保持体11の接合面11aが光ファイ
バ保持体13の接合面13aと接触したことを検出でき
る荷重センサ66が介在される。荷重センサ66の出力
ケーブルは制御部41のI/Oインタフェース42に接
続されており、制御部41は荷重センサ66の検出荷重
を認識することができる。
【0039】次に、この発明による光ファイバ調芯固定
装置を用いた光素子保持体11と光ファイバ保持体13
との調芯固定作業を図3及び4に示した動作フローチャ
ートに従って説明する。なお、図4は図3における傾斜
角調整(ステップS5 )の動作を詳細に示したものであ
る。光素子保持体11及び光ファイバ保持体13が従来
と同様にしてそれぞれチャック28及び37に取付けら
れる。まず始めに、光素子保持体11と光ファイバ保持
体13との光軸を一致させるために、X軸、Y軸、Z軸
の各ステージ31,32,35を移動させて3次元調芯
を行う(ステップS1 )。これはXY平面で調芯しなが
ら光ファイバ保持体13を光素子保持体11に順次近づ
けていくことによって行われる。この際、荷重センサ6
6の検出荷重量fを制御部41によって常時監視し、両
保持体11,13の接合面11a,13aが互いに接触
する(f>0)ところまでステップS1 の調芯を実行さ
せ(ステップS2 ),検出荷重量fがf>0となった時
点でステップS1 の3次元調芯を停止させる(ステップ
3 )。
【0040】次に、両接合面11a,13aの接触状態
を解除させるために光ファイバ保持体13を光素子保持
体11に対して遠ざかる方向(以下−Z方向とし、その
逆方向を+Z方向とする)に所定量移動させる(ステッ
プS4 )。そして、第1傾斜調整手段55によって光素
子保持体11の接合面11aを線Y0 を中心として傾斜
させる。この時の傾斜方向を正方向とする(ステップS
5a)。この時も荷重センサ66の検出荷重量fを常時監
視し、光素子保持体11の接合面11aが光ファイバ保
持体13の接合面13aに接触したことを荷重センサ6
6が検出する(f>0)まで傾斜を進行させる(ステッ
プS5b)。そして検出荷重量fがf>0となったところ
で、ステップS5aの動作を停止させるとともに、この時
のZ軸ステージ57のステージアドレスをα1として制
御部41に記憶させる(ステップS5c)。
【0041】次に、接合面11aを線Y0 を中心として
逆方向に傾斜させ、ステップS5aからステップS5cまで
の作業と同様の作業を行い、接合面11aが接合面13
aに接触したときのZ軸ステージ57のステージアドレ
スをα2として記憶させる(ステップS5d)。これらス
テップS5cとステップS5dとで記憶されたステージアド
レスα1とα2とを次のように演算する(ステップ
5e)。
【0042】(α1+α2)/2=α このようにして求められたステージアドレスαにZ軸ス
テージ57を移動させる(ステップS5f)。そして、こ
のZ軸ステージ57の移動により光素子保持体11の接
合面11aを傾斜させたことによって生ずる光軸のずれ
を修正するために、XY平面での調芯を行う(ステップ
5g)。
【0043】次に、第2傾斜調整手段56によって光素
子保持体11の接合面11aを線X 0 を中心として傾斜
させ、ステップS5aからステップS5gまでの作業と同様
の作業を行う(ステップS5h)。そして、ステップS5a
からステップS5hまでの作業をくり返し実行し、実行前
の第1,第2傾斜調整手段55,56の各Z軸ステージ
57のステージアドレスと演算して求められたステージ
アドレスとがそれぞれ一致した時点で(ステップ
5i)、この傾斜角調整作業を終了し、両Z軸ステージ
57をそれぞれその状態に固定する。これにより、光素
子保持体11の接合面11aは光ファイバ保持体13の
接合面13aと平行状態に固定される。
【0044】次に、荷重センサ66の検出荷重量fを監
視しながら、再度光ファイバ保持体13を+Z方向に移
動させ(ステップS6 ),両接合面11a,13aが接
触し始めたことを検出するまでステップS6 の移動を進
行させる(ステップS7 )。検出荷重量fがf>0とな
った時点でステップS6 の移動を停止させると共にその
時のZ軸の位置を制御部41に記憶させておく(ステッ
プS8 )。
【0045】このステップS6 からステップS8 までの
工程は、光ファイバ保持体13を光素子保持体11に近
づけながら自動調芯を行う際に、それらの接合面11
a,13aを接触させないために予め行われるものであ
り、つまり両接合面11a,13aが接触するステップ
8 で得られたZ軸の位置からそれらが所定の間隙を有
するZ軸の位置を求め、その位置まで自動調芯させるた
めである。
【0046】次に、光素子保持体11と光ファイバ保持
体13との光軸を一致させるために光ファイバ保持体1
3をステップS4 のZ軸位置に再度移動させ(ステップ
9)、上述の両接合面11a,13aが所定の間隙と
なるZ軸位置まで自動調芯を行う(ステップS10)。な
お、この間隙量は例えば1〜2μm 程度とされる。次
に、光ファイバ保持体13を+Z方向に移動させ(ステ
ップS11)、荷重センサ66の検出荷重量fが所定の値
Fになるまで、ステップS11の移動を進行させる(ステ
ップS12)。そして、検出荷重量fがFになった時点で
ステップS11の移動を停止させる(ステップS13)。こ
のようにして、光素子保持体11と光ファイバ保持体1
3とは調芯させ、かつそれらの接合面11a,13aが
密着される。
【0047】そして、両接合面11a,13aの接合部
がレーザ溶接されて固定され(ステップS14),調芯固
定作業が完了する。なお、これらステップS1 からステ
ップS14にいたる作業は、制御部41のメモリ44に所
定のプログラムを格納し、それをCPU43に実行させ
ることにより、自動的に行われる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
光素子保持体の接合面と光ファイバ保持体の接合面とを
近接対向させた状態で、第1傾斜調整手段を調整して光
素子保持体の接合面を正逆両方向にそれぞれ傾斜させて
それぞれ荷重センサが両接合面の接触を検出した時の調
整値を求め、さらに第2傾斜調整手段についても同様に
して調整値を求め、それら調整値より演算した両接合面
が平行となる調整値に第1,第2傾斜調整手段をそれぞ
れ調整して固定することにより、光素子保持体の接合面
を光ファイバ保持体の接合面と平行状態に固定すること
ができ、このように固定した後に両接合面を離間させた
状態で調芯を行い、その後それらを密着させれば両接合
面を調芯された状態で面接触させることができる。
【0049】従って、従来手動にて行っていた両接合面
が接触した状態での困難な調芯作業は不要となるため、
調芯固定作業の自動化を図ることができ、作業性を大幅
に改善することができる。さらに、両接合面は接触した
状態でそれらの面内方向へ相対移動されないため、チャ
ックなどに摩擦力の影響による応力が残留することもな
く、従って光素子保持体と光ファイバ保持体とをレーザ
溶接固定してチャックから取り外した際に光軸ずれが発
生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光ファイバ調芯固定装置の一実
施例を示す斜視図。
【図2】この発明による光ファイバ調芯固定装置の一実
施例により光素子保持体と光ファイバ保持体とが調芯固
定された状態を示す要部断面図。
【図3】この発明による光ファイバ調芯固定装置の一実
施例を用いた調芯固定作業の動作フローチャート。
【図4】図3におけるステップS5 の詳細動作フローチ
ャート。
【図5】(A)は光素子保持体の一例を示す断面図、
(B)は光ファイバ保持体の一例を示す断面図、(C)
は(A)と(B)とが調芯固定された状態を示す断面
図。
【図6】従来の光ファイバ調芯固定装置を示す斜視図。
【図7】従来の光ファイバ調芯固定装置により光素子保
持体と光ファイバ保持体とが調芯固定された状態を示す
要部断面図。
【符号の説明】
11 光素子保持体 11a 接合面 11b 光窓 12 光素子 13 光ファイバ保持体 13a 接合面 14 光ファイバ 22 上板 28 チャック 55 第1傾斜調整手段 56 第2傾斜調整手段 66 荷重センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上板がこれと垂直な軸心に対し、任意の
    方向に傾斜可能に保持され、 その上板上にチャックが取付けられ、 そのチャックに光素子保持体が着脱自在に取付けられ、 その光素子保持体に光素子が保持され、その光素子の光
    軸が上記軸心とほぼ平行にほぼその軸心上に位置され、 上記光素子保持体に上記光軸が通過する光窓をもつ接合
    面が形成されてあり、 上記光素子保持体と、光ファイバを保持した光ファイバ
    保持体とを調芯させて、上記光素子保持体の接合面と、
    上記光ファイバ保持体の接合面とを密着固定する光ファ
    イバ調芯固定装置において、 上記上板と係合し、上記軸心と交差する線を中心に上記
    上板の上記軸心に対する傾斜角を微調整でき、かつその
    調整した傾斜角に上記上板を固定することができる第1
    傾斜調整手段と、 上記上板と係合し、上記軸心と交差し、かつ上記線と直
    交する線を中心に上記上板の上記軸心に対する傾斜角を
    微調整でき、かつその調整した傾斜角に上記上板を固定
    することができる第2傾斜調整手段と、 上記上板と上記チャックとの間に介在され、上記光素子
    保持体の接合面が上記光ファイバ保持体の接合面と接触
    したことを検出できる荷重センサと、 を設けたことを特徴とする光ファイバ調芯固定装置。
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