JP2565723Y2 - 苗梱包装置 - Google Patents

苗梱包装置

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JP2565723Y2
JP2565723Y2 JP6700892U JP6700892U JP2565723Y2 JP 2565723 Y2 JP2565723 Y2 JP 2565723Y2 JP 6700892 U JP6700892 U JP 6700892U JP 6700892 U JP6700892 U JP 6700892U JP 2565723 Y2 JP2565723 Y2 JP 2565723Y2
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幸春 伊藤
利行 藤井
正二 松本
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Kagome Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、育苗箱を収容するため
の苗梱包装置に係り、特に複数の育苗箱を梱包箱に複数
積層して収容するための苗梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、実開昭60
−193092号公報に記載された苗梱包用具が知られ
ている。これは、その実用新案登録請求の範囲を引用し
て説明すると、「育苗箱に下に敷く敷設体に、適宜本数
の折曲げ部と、折曲げ部から折曲げて育苗箱の上端より
上方まで起立させる支持部と、支持部から横方向に折曲
げて育苗箱の上方に突出させる受部と、受部から支持部
の根元側に折曲げて上方から下方に向けて末広がりにな
るテーパにする抜け止め部とから構成される苗梱包用
具」である。
【0003】この苗梱包用具を図7に示す。図7におい
て、1は苗梱包包装具、2は敷設体、3は折曲げ部、4
は支持部、6は受部、7は根元、8は抜け止め部であ
る。Aは育苗箱、Bは苗、Cは箱本体である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の苗梱
包用具では、育苗箱を収容し、これを複数積層して箱本
体に収容できる。
【0005】ところで、育苗箱内には、育苗用の苗床と
して、土壌やロックウール、しゅろあるいは不織布等が
収容され、この苗床に苗が育成されるが、その育成のた
めには、水が補給されることが通例である。このこと
は、育苗箱を取り巻く雰囲気をウェットにするという結
果をもたらす。
【0006】一方、前記した従来の苗梱包用具はダンボ
ール紙で形成されるのが通例である。また、前記苗梱包
用具は底部を形成する敷設体は一枚のダンボール紙で形
成される結果となる。
【0007】このような状態で、箱本体内に複数の苗梱
包用具が積層されると以下のような問題が生じる。下層
と上層の育苗箱を仕切るのは、1枚の敷設体のみであ
り、運搬中などに、苗床から発生する蒸気により、ある
いは、育苗箱の重みや、他の外部応力等の種々の要因
で、敷設体がたわむことがある。すると、敷設体が下層
の苗に垂れ下がって接触し、苗を痛める恐れがある。
【0008】本考案はこのような点に鑑みなされたもの
で、積層しても下層側の苗を損傷することのない苗梱包
装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を解
決するため、以下のような手段を採用した。すなわち、
本考案は、育苗箱を内包するとともに、箱本体内に積層
されて収容される苗梱包装置であり、箱本体内に収容さ
れる大きさの幅と長さを有する底板部を有する。
【0010】また、この底板部の両側にそれぞれ起立し
て上方に向かうほど内側に傾く一対の傾斜側壁部を有す
る。一対の傾斜側壁部の内、少なくとも一方の傾斜側壁
部の上辺に続いて天板部を有する。この天板部は、一方
の傾斜側壁部から他方の傾斜側壁部にかけた上面開口部
を覆う。また、前記天板部は、前記底板部の幅より前記
傾斜側壁部の傾斜幅だけ狭い主幅を有するとともに、各
傾斜側壁部の上辺部分に対応して、傾斜側壁部の上辺か
ら外方に向けて突出した突出片を有する。そして、一方
の傾斜側壁部に対応する突出片の先端から他方の傾斜側
壁部に対応する突出片の先端までの幅を前記底板部の幅
と同等としてある。
【0011】ここで、前記天板部は、一方の傾斜側壁部
の上辺から他方の傾斜側壁部の上辺にかけた主幅を有
し、その幅方向両端部に前記突出片を設けた構造とする
ことが可能である。
【0012】また、前記天板部は、一方の傾斜側壁部の
上辺から延出した第1天板と、他方の傾斜側壁部の上辺
から延出した第2天板とからなり、第1天板と第2天板
とを組み合わせて、一方の傾斜側壁部から他方の傾斜側
壁部にかけた上面開口部を覆うよう構成することが可能
で、この場合、前記突出片は、第1天板と第2天板のそ
れぞれに設ける。
【0013】
【作用】上記構成としたため、傾斜側壁部の上辺から外
側へ突出する突出片が、上に重なる梱包装置の両端縁を
受けることができる。また、底板部は、箱本体内に収容
される大きさの幅を有し、一方の傾斜側壁部に対応する
突出片の先端から他方の傾斜側壁部に対応する突出片の
先端までの幅を前記底板部の幅と同等としたので、箱本
体内において、底板部と突出片とが苗梱包装置の位置規
制をし、箱本体内において揺動することなく育苗箱を固
定できる。なお、傾斜側壁部は育苗箱を上方から固定す
る。
【0014】そして、上層の苗梱包装置と下層の苗梱包
装置とを仕切るのは上層側の底板部と下層側の天板部で
あり、これらが二重になって苗を仕切るので、多少の水
分がかかったり、応力が加わってもこれらがたわむ可能
性は少ない。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。まず、図4、図5に梱包すべき育苗箱Aを示す。
この育苗箱Aはプラスチックのプレス成形により、底板
9上に仕切り板10を碁盤目状に組み合わせたものであ
り、各仕切り内に土壌などによる苗床が形成され、苗が
育成されている。
【0016】図6に梱包用箱本体の展開図を示す。これ
は通常のダンボール紙製の直方体状箱体であり、連続す
る4枚の壁部11、12、13、14、各壁部の底辺に
折曲げ自在に接続した4枚の底部用片16、17、1
8、19、各壁部の上辺に折曲げ自在に接続した4枚の
蓋用片20、21、22、23を有している。壁部11
には壁部14とを接続するための接続片15が連設され
ている。また、壁部12、14に、指掛け用穴24、2
5がそれぞれ穿設されている。
【0017】<実施例1> このような箱本体内に積層して収容される本考案の苗梱
包装置の第1実施例を図1に従って説明する。本装置
は、ダンボール紙製であり、前記箱本体内に収容される
大きさの幅L1と長さを有する底板部31を有する。ま
た、この底板部31の両側に収容する苗の高さ以上の幅
を有する側壁部32、33がそれぞれ折曲げ線35、3
6を介してそれぞれ連設されている。
【0018】この一対の側壁部32、33は苗梱包装置
を組み立てたとき、底板部31の両側から起立して上方
に向かうほど内側に傾く。一方の傾斜側壁部33には、
それが起立したとき上辺となる折曲げ線37を介して天
板部34が連設されている。他方の傾斜側壁部32に
は、それが起立したとき上辺となる折曲げ線38を介し
て補助天板部39が連設されている。
【0019】前記天板部34は、一方の傾斜側壁部33
から他方の傾斜側壁部32にかけた上面開口部を覆う。
また、前記天板部34は、前記底板部31の幅より前記
傾斜側壁部の傾斜幅だけ狭い主幅L2を有するととも
に、各傾斜側壁部の上辺部分に対応して、傾斜側壁部3
3の上辺すなわち折曲げ線37及び天板部34の他方の
外縁40から外方に向けて突出した突出片41a、41
b、42a、42bを有する。傾斜側壁部33側の突出
片41a、41bは、スリットを入れることにより形成
されている。この突出片は天板部34の長さ方向両端側
にそれぞれ配置されている。
【0020】天板部34の外縁40の中央部には、前記
補助天板部39の折曲げ線38側中央に設けた連結スリ
ット43に挿入される係合片44が突設されている。ま
た、この係合片44の基部から前記補助天板部39の幅
L4と同一幅離れて係止片45が設けられている。この
係止片45は天板部34にスリットを入れることにより
形成されている。
【0021】そして、一方の傾斜側壁部に対応する突出
片の先端から他方の傾斜側壁部に対応する突出片の先端
までの幅を前記底板部31の幅と同等としてある。すな
わち、天板部34の主幅L2に両側の突出片の幅L3を
それぞれ加えた幅(L2+2・L3)は底板部31の幅
L1と等しい。同等という意味は、完全同一のみをいう
のでなく、箱本体内でのがたつき防止をすることができ
れば、多少のずれを含む概念である。
【0022】次に、本実施例の装置の組立方法を説明す
る。まず、図1の展開状態において育苗箱を底板部3
1上に乗せる。ついで、折曲げ線35、36を折曲げ、
傾斜側壁部32、33を起立させる。さらに折曲げ線3
7、38を折曲げると、天板部34が育苗箱の上面を
覆うので、係合片44を連結スリット43に挿入し、係
合片44の先端を係止片45で止める。この状態では、
傾斜側壁部32、33が育苗箱の両側上端縁を押えて
固定する。
【0023】このように組上がった苗梱包装置を図3の
ように箱本体内に積層して梱包すると、上層の苗梱包装
置と下層の苗梱包装置とを仕切るのは上層側の底板部3
1と下層側の天板部34であり、これらが二重になって
苗を仕切るので、多少の水分がかかったり、応力が加わ
ってもこれらがたわむ可能性は少ない。
【0024】なお、育苗箱の梱包は、苗梱包装置を先
に組み立てた後でも可能である。その場合も、天板部3
4を開いて、育苗箱を内部に収容するだけであるから
その収容作業も容易に行える。同様に育苗箱の取出も
容易である。
【0025】<実施例2> 次に、本考案の苗梱包装置の第2実施例を図2に従って
説明する。この実施例では、一方の傾斜側壁部の上辺か
ら延出した第1天板34(実施例1の天板部34の幅を
狭くしたもの)と、他方の傾斜側壁部の上辺から延出し
た第2天板39(実施例1の補助天板部39を延長した
もの)とからなり、第1天板と第2天板とを組み合わせ
て、一方の傾斜側壁部から他方の傾斜側壁部にかけた上
面開口部を覆うよう構成してある。前記突出片は、実施
例1の天板部のようにその両側に設けておらず、第1天
板34の傾斜側壁部33側、第2天板39の傾斜側壁部
32側にそれぞれに設けてある。
【0026】そして、第2天板39の外縁中央に係合片
50が設けられている。この係合片50に対応して、係
合片50の挿入可能スリット51が第1天板34に設
けられ、このスリット51から前記係合片50の幅だけ
離れて係止片52が設けられている。この係止片52は
天板部34にスリットを入れることにより形成されてい
る。
【0027】この実施例の装置の組立は実施例1と同様
であるが、異なる点は、天板部の組立である。第1天板
34、第2天板39が組合わさってはじめて上面開口を
覆うだけの幅となる。その際、スリット51に係合片5
0を挿入し、係止片52で係合片50の先端を固定す
る。組立状態では、突出片41a、41b、42a、4
2bが両側に突出する。
【0028】
【考案の効果】本考案では、前記構成としたので、重ね
て箱本体内に収容したとき、上層の苗梱包装置と下層の
苗梱包装置とを仕切る仕切りが、上層側の底板部と下層
側の天板部との二重となるので、多少の水分がかかった
り、応力が加わってもこれらがたわむ可能性が少なく、
苗を損傷することなく梱包し、運搬等することができ
る。また、苗梱包装置の単独での扱いにおいても、上面
が閉蓋されているので、苗の扱いに気をつかわずに運搬
等をすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す展開図
【図2】 本考案の他の実施例を示す展開図
【図3】 箱本体内に本考案の梱包装置を積層して収容
した場合の断面図
【図4】 育苗箱の平面図
【図5】 育苗箱の断面図
【図6】 箱本体の一例を示す展開図
【図7】 従来例を示す断面図
【符号の説明】
10・・・仕切り板、 11、12、13、14・・・壁部、 15・・・接続片、 16、17、18、19・・・底部用片、 20、21、22、23・・・蓋用片、 24、25・・・指掛け用穴、 31・・・底板部、 32・・・傾斜側壁部、 33・・・傾斜側壁部、 34・・・天板部、第1天板、 35、36、37、38・・・折曲げ線、 39・・・補助天板部、第2天板、 40・・・外縁、 41a、41b、42a、42b・・・突出片、 43・・・連結スリット、 44・・・係合片、 45・・・係止片、 50・・・係合片、 51・・・スリット、 52・・・係合片、 A・・・育苗箱、 L1・・・幅、 L2・・・狭い主幅、 L2・・・主幅、 L3、L4・・・幅、

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱を内包するとともに、箱本体内に
    積層されて収容される苗梱包装置であり、 箱本体内に収容される大きさの幅と長さを有する底板部
    と、この底板部の両側にそれぞれ起立して上方に向かう
    ほど内側に傾く一対の傾斜側壁部と、少なくとも一方の
    傾斜側壁部の上辺に続いて設けられるとともに一方の傾
    斜側壁部から他方の傾斜側壁部にかけた上面開口部を覆
    う天板部とを有し、前記天板部は、前記底板部の幅より
    前記傾斜側壁部の傾斜幅だけ狭い主幅を有するととも
    に、各傾斜側壁部の上辺部分に対応して、傾斜側壁部の
    上辺から外方に向けて突出した突出片を有し、一方の傾
    斜側壁部に対応する突出片の先端から他方の傾斜側壁部
    に対応する突出片の先端までの幅を前記底板部の幅と同
    等としたことを特徴とする苗梱包装置。
  2. 【請求項2】 前記天板部は、一方の傾斜側壁部の上辺
    から他方の傾斜側壁部の上辺にかけた主幅を有し、その
    幅方向両端部に前記突出片を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の苗梱包装置。
  3. 【請求項3】 前記天板部は、一方の傾斜側壁部の上辺
    から延出した第1天板と、他方の傾斜側壁部の上辺から
    延出した第2天板とからなり、第1天板と第2天板とを
    組み合わせて、一方の傾斜側壁部から他方の傾斜側壁部
    にかけた上面開口部を覆うよう構成され、前記突出片
    は、第1天板と第2天板のそれぞれに設けたことを特徴
    とする請求項1記載の苗梱包装置。
JP6700892U 1992-09-25 1992-09-25 苗梱包装置 Expired - Lifetime JP2565723Y2 (ja)

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