JP2565712B2 - 光フアイバの製造方法 - Google Patents
光フアイバの製造方法Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01446—Thermal after-treatment of preforms, e.g. dehydrating, consolidating, sintering
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、光フアイバの製造方法に関するもので、製
造設備の長寿命化と製造の高効率化を図つたものであ
る。
造設備の長寿命化と製造の高効率化を図つたものであ
る。
<従来の技術> 光フアイバの製法の一つにガラス微粒子を収集して多
孔質ガラスプリフオームとなし、これを脱水、透明ガラ
ス化して透明ガラスプリフオームとなし、次いでこれを
フアイバ化する方法が知られている。しかしながらこの
種の方法においては得られるフアイバが特に石英系ガラ
スからなる場合、その透明ガラス化時の温度は、プリフ
オーム自身の温度で約1300〜1600℃程度の高温となる。
而して通常プリフオームの透明ガラス化を図る場合、プ
リフオーム内に不純物が入るのを防止するために、加熱
炉内に石英炉心管を配置させ、その内部にプリフオーム
を通して透明ガラス化している。炉心管の材質に石英ガ
ラスが使用される理由としては容易に不純物含有量の少
ないものが得られること、高温下におかれても加熱炉の
発熱体からの不純物を十分に阻止し得ること等があげら
れる。
孔質ガラスプリフオームとなし、これを脱水、透明ガラ
ス化して透明ガラスプリフオームとなし、次いでこれを
フアイバ化する方法が知られている。しかしながらこの
種の方法においては得られるフアイバが特に石英系ガラ
スからなる場合、その透明ガラス化時の温度は、プリフ
オーム自身の温度で約1300〜1600℃程度の高温となる。
而して通常プリフオームの透明ガラス化を図る場合、プ
リフオーム内に不純物が入るのを防止するために、加熱
炉内に石英炉心管を配置させ、その内部にプリフオーム
を通して透明ガラス化している。炉心管の材質に石英ガ
ラスが使用される理由としては容易に不純物含有量の少
ないものが得られること、高温下におかれても加熱炉の
発熱体からの不純物を十分に阻止し得ること等があげら
れる。
<発明が解決しようとする問題点> 透明ガラス化を図る対象が特に石英系ガラスからなる
多孔質ガラスプリフオームの場合、同一材質の炉心管を
通して透明ガラス化を図ることとなり、炉心管自身はプ
リフオームよりもさらに高温に曝されることになる。こ
のため石英炉心等が軟化したり、変形したり、また発熱
体であるカーボンと炉心管を構成するSiO2とが反応して
SiCを生成したり、カーボン発熱体がSiO2から遊離する
酸素と反応してCOやCO2となり消耗するなどの現象が生
じ、高品質のプリフオームを1台の装置で20本程度透明
ガラス化するのがせいぜいでありコスト高となつてい
た。
多孔質ガラスプリフオームの場合、同一材質の炉心管を
通して透明ガラス化を図ることとなり、炉心管自身はプ
リフオームよりもさらに高温に曝されることになる。こ
のため石英炉心等が軟化したり、変形したり、また発熱
体であるカーボンと炉心管を構成するSiO2とが反応して
SiCを生成したり、カーボン発熱体がSiO2から遊離する
酸素と反応してCOやCO2となり消耗するなどの現象が生
じ、高品質のプリフオームを1台の装置で20本程度透明
ガラス化するのがせいぜいでありコスト高となつてい
た。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、以上の観点から多孔質ガラスプリフオーム
を完全透明ガラス化することを止め、しかも内部に不純
物や水分が入ることの無い程度には焼結縮径され、かつ
末だ内部に気泡を有し取扱い上支障の無い程度の不透明
ガラスプリフオームとなし、これをそのまま紡糸炉にか
けてフアイバ化するようにしたものである。
を完全透明ガラス化することを止め、しかも内部に不純
物や水分が入ることの無い程度には焼結縮径され、かつ
末だ内部に気泡を有し取扱い上支障の無い程度の不透明
ガラスプリフオームとなし、これをそのまま紡糸炉にか
けてフアイバ化するようにしたものである。
以上の構成とすることにより石英炉心管を高温にさら
す必要が無く、以つて発熱体並びに炉心管の寿命を従来
に比して10倍にも延ばすことができる。
す必要が無く、以つて発熱体並びに炉心管の寿命を従来
に比して10倍にも延ばすことができる。
なおこの方法は石英系ガラスプリフオームよりも低温
で透明ガラス化しうるものに適用しても良いことは云う
までも無い。
で透明ガラス化しうるものに適用しても良いことは云う
までも無い。
<実施例> いわゆるVAD法により、石英棒からなる支持体の下端
に表1の条件下で第1のバーナによりSiO2−GeO2からな
るガラス微粒子を堆積させるとともに、その外周面に第
2〜4バーナによつてSiO2からなるガラス微粒子を付着
させて直径100mm、長さ800mmの多孔質ガラスプリフオー
ムを得た。なお使用した第1のバーナは、4重管バーナ
であり、中心にSiCl4とGeCl4を、第2層目にArを、第3
層目にH2を第4層目にO2を流した。但しArは反応調整用
と中心に流すキヤリアガスとしての総量を示した。
に表1の条件下で第1のバーナによりSiO2−GeO2からな
るガラス微粒子を堆積させるとともに、その外周面に第
2〜4バーナによつてSiO2からなるガラス微粒子を付着
させて直径100mm、長さ800mmの多孔質ガラスプリフオー
ムを得た。なお使用した第1のバーナは、4重管バーナ
であり、中心にSiCl4とGeCl4を、第2層目にArを、第3
層目にH2を第4層目にO2を流した。但しArは反応調整用
と中心に流すキヤリアガスとしての総量を示した。
一方第2〜4バーナも4重管バーナであり、中心にSi
Cl4のみを流すこととした以外は、第1バーナと同様の
構成とした。
Cl4のみを流すこととした以外は、第1バーナと同様の
構成とした。
かくして得られた多孔質プリフオームを炉内に入れて
石英炉心管内最高温度800℃、SOCl20.5%O2 0.2% He9
9.3% の雰囲気下で、4時間脱水処理した。このとき
多孔質プリフオームは全く縮径していなかつた。次いで
炉温度を上げて炉心管内最高温度を1300℃となし100%H
e雰囲気下で多孔質プリフオーム300mm/時の速度で通過
させ末だ内部に気泡を含む直径約53mmに縮径した不透明
ガラスプリフオームとした。このプリフオームは取扱い
上十分損傷することの無い丈夫なものであつた。
石英炉心管内最高温度800℃、SOCl20.5%O2 0.2% He9
9.3% の雰囲気下で、4時間脱水処理した。このとき
多孔質プリフオームは全く縮径していなかつた。次いで
炉温度を上げて炉心管内最高温度を1300℃となし100%H
e雰囲気下で多孔質プリフオーム300mm/時の速度で通過
させ末だ内部に気泡を含む直径約53mmに縮径した不透明
ガラスプリフオームとした。このプリフオームは取扱い
上十分損傷することの無い丈夫なものであつた。
図面は、その概略図を示したものである。図において
1はSiO2−GeO2多孔質プリフオーム、2は不透明ガラス
部、3は石英炉心管、4は発熱体、5はHeガス供給口で
ある。なおこの時石英炉心管自身の温度は約1340℃であ
り従来と比較して十分に低い値を示した。なおまた6は
石英ガラスからなる支持体を示す。
1はSiO2−GeO2多孔質プリフオーム、2は不透明ガラス
部、3は石英炉心管、4は発熱体、5はHeガス供給口で
ある。なおこの時石英炉心管自身の温度は約1340℃であ
り従来と比較して十分に低い値を示した。なおまた6は
石英ガラスからなる支持体を示す。
次にかくして得られた不透明ガラスプリフオームを紡
糸炉内に入れ、2150℃に加熱して紡糸しコア径85μm、
外径125μmのフアイバとした。このときのフアイバの
△の1.0%、伝送損失は波長1.3μmで0.50dB/kmであ
り、従来と比して何ら遜色のないものであつた。
糸炉内に入れ、2150℃に加熱して紡糸しコア径85μm、
外径125μmのフアイバとした。このときのフアイバの
△の1.0%、伝送損失は波長1.3μmで0.50dB/kmであ
り、従来と比して何ら遜色のないものであつた。
<効果> 本発明によると、多孔質プリフオームを完全透明ガラ
ス化することを止めて低温で処理することにより不透明
プリフオームとなし、以つて石英炉心管の短命化を阻止
し、ひいてはフアイバのコストダウンを図ることができ
るという効果を奏する。
ス化することを止めて低温で処理することにより不透明
プリフオームとなし、以つて石英炉心管の短命化を阻止
し、ひいてはフアイバのコストダウンを図ることができ
るという効果を奏する。
図面は、本発明の不透明ガラス化工程に用いられる装置
の概略図である。 1……多孔質プリフオーム 2……不透明プリフオーム部
の概略図である。 1……多孔質プリフオーム 2……不透明プリフオーム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 信安 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (56)参考文献 特開 昭61−72644(JP,A) 特開 昭54−112217(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】ガラス形成用先駆物質から得られるガラス
微粒子を収集して多孔質ガラスプリフオームとなし、こ
の多孔質プリフオームを加熱してその体積が収縮せしめ
られた、内部に独立した気泡を含む不透明ガラスプリフ
オームとなし、この不透明ガラスプリフオームをそのま
ま紡糸してフアイバ化することを特徴とする光フアイバ
の製造方法。 - 【請求項2】多孔質プリフオームを加熱して不透明ガラ
スプリフオームとする前に多孔質ガラスプリフオームを
脱水ガス雰囲気で熱処理することを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の光フアイバの製造方法。 - 【請求項3】多孔質プリフオームの加熱をハロゲン含有
脱水雰囲気下で行うことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の光フアイバの製造方法。 - 【請求項4】多孔質プリフオームの加熱をHeガス雰囲気
下で行うことを特徴とする特許請求の範囲第1〜3項記
載の光フアイバの製造方法。 - 【請求項5】ガラス形成用の先駆物質が金属アルコキシ
ドであり、これを加水分解させて得られるゾルを乾燥さ
せてガラス微粒子とすることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の光フアイバの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62179021A JP2565712B2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 | 光フアイバの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62179021A JP2565712B2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 | 光フアイバの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6424039A JPS6424039A (en) | 1989-01-26 |
JP2565712B2 true JP2565712B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=16058724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62179021A Expired - Fee Related JP2565712B2 (ja) | 1987-07-20 | 1987-07-20 | 光フアイバの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565712B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151747A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバの製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8789393B2 (en) | 2004-11-29 | 2014-07-29 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Optical fiber preform, method of manufacturing optical fiber preform, and method of manufacturing optical fiber |
JP5242006B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2013-07-24 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバ母材の製造方法及び光ファイバの製造方法 |
JP5242007B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2013-07-24 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバの製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54112217A (en) * | 1978-02-20 | 1979-09-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Production of optical fiber |
JPS6172644A (ja) * | 1984-09-19 | 1986-04-14 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 低損失光フアイバの製造方法 |
-
1987
- 1987-07-20 JP JP62179021A patent/JP2565712B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006151747A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバの製造方法 |
Also Published As
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---|---|
JPS6424039A (en) | 1989-01-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |