JP2565579B2 - 工程間洗浄を有する酸素漂白法 - Google Patents
工程間洗浄を有する酸素漂白法Info
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21C—PRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
- D21C9/00—After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
- D21C9/10—Bleaching ; Apparatus therefor
- D21C9/1026—Other features in bleaching processes
- D21C9/1042—Use of chelating agents
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- D21C—PRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
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- D21C9/10—Bleaching ; Apparatus therefor
- D21C9/147—Bleaching ; Apparatus therefor with oxygen or its allotropic modifications
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パルプの漂白法に関し、特に漂白に際し塩
素使用量を削減する方法に関するものである。
素使用量を削減する方法に関するものである。
[従来の技術] パルプ及び製紙技術においてはパルプ漂白の時に用い
られる塩素の使用量を減少させることに対して強い関心
がよせられている。塩素は、漂白プラントの排水中にお
いて、例えば、ダイオキシンのような有害な化合物を発
生することが多くの例にて示されている。
られる塩素の使用量を減少させることに対して強い関心
がよせられている。塩素は、漂白プラントの排水中にお
いて、例えば、ダイオキシンのような有害な化合物を発
生することが多くの例にて示されている。
漂白に用いられる塩素の量を最小限に抑えるために多
くの工程が試みられてきている。このような方法の中に
酸素による予備処理を行ない、多量の二酸化塩素を使用
する方法もある。
くの工程が試みられてきている。このような方法の中に
酸素による予備処理を行ない、多量の二酸化塩素を使用
する方法もある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような方法は必ずしも効果的であ
るとは言えない。最終的に達成すべき白色度に限界があ
ることに加えて、二酸化塩素が非常に高価な漂白薬剤で
あるが故に漂白コストが顕著に上昇するからである。最
終的に達成さるべき白色度に制限があることを克服する
ためには、過酸化物を用いることも時として行なわれて
いる。しかし過酸化物も非常に高価である。旧法の代表
的なものには、CEEDED工程があり、また、塩素使用量を
最小限に抑える新法には、OCDEODEDP工程がある。ここ
で、Oは酸素処理、Dは二酸化塩素処理、Cは塩素処
理、Pは過酸化物処理、そしてEは苛性抽出である。
るとは言えない。最終的に達成すべき白色度に限界があ
ることに加えて、二酸化塩素が非常に高価な漂白薬剤で
あるが故に漂白コストが顕著に上昇するからである。最
終的に達成さるべき白色度に制限があることを克服する
ためには、過酸化物を用いることも時として行なわれて
いる。しかし過酸化物も非常に高価である。旧法の代表
的なものには、CEEDED工程があり、また、塩素使用量を
最小限に抑える新法には、OCDEODEDP工程がある。ここ
で、Oは酸素処理、Dは二酸化塩素処理、Cは塩素処
理、Pは過酸化物処理、そしてEは苛性抽出である。
塩素使用量を最小限に抑えることが可能な別の方法と
しては、酸素を多く使用すること、例えばEO工程を強化
することがある。残念なことにこの場合は強度(粘度)
が失われるという欠点が存在する。
しては、酸素を多く使用すること、例えばEO工程を強化
することがある。残念なことにこの場合は強度(粘度)
が失われるという欠点が存在する。
[課題を解決するための手段] しかし、本発明によれば多量の酸素を使用することに
よって惹起される粘度損失が、一連の酸素工程の間に洗
浄工程を設けることによって克服されることが見出され
た。塩素を最初の工程に用いて金属の酸除去ができるこ
とに加えて、キレート剤、例えばDTPAでパルプを予備処
理することによって、及び/又は他のキレート剤、例え
ばEDTAを酸素反応器中に添加することによって、粘度や
収率を不当に損なうことなく(カッパー価(Kappanumbe
r)が低い)良好な漂白を行なうことが可能であること
も、本発明によって見出された。キレート剤の使用と組
み合わせて酸素工程を行なうと低pHか達成され、金属が
除去されるが、さらにカッパー価を低くする操作が可能
となるのである。
よって惹起される粘度損失が、一連の酸素工程の間に洗
浄工程を設けることによって克服されることが見出され
た。塩素を最初の工程に用いて金属の酸除去ができるこ
とに加えて、キレート剤、例えばDTPAでパルプを予備処
理することによって、及び/又は他のキレート剤、例え
ばEDTAを酸素反応器中に添加することによって、粘度や
収率を不当に損なうことなく(カッパー価(Kappanumbe
r)が低い)良好な漂白を行なうことが可能であること
も、本発明によって見出された。キレート剤の使用と組
み合わせて酸素工程を行なうと低pHか達成され、金属が
除去されるが、さらにカッパー価を低くする操作が可能
となるのである。
本発明によれば、二段(あるいは多段)の酸素処理工
程を用い、その間に洗浄工程をはさむこと、各工程間の
pHを制御するように最初の工程を操作すること、予備処
理のためにキレート剤を用いること、及び/又は酸素工
程間の洗浄工程において洗浄液を向流的に流すことによ
って、漂白の際に塩素の使用量を最小限にすることやさ
らに全くなくすることが可能となる。工程間洗浄を行な
うことによって、後段におけれ粘度低下を起こさせず
に、白色度の向上を達成することは、誠に劇的なもの
で、これは、DTPAによる予備処理を用いて達成し得る白
色度の向上と実質的に同等である。
程を用い、その間に洗浄工程をはさむこと、各工程間の
pHを制御するように最初の工程を操作すること、予備処
理のためにキレート剤を用いること、及び/又は酸素工
程間の洗浄工程において洗浄液を向流的に流すことによ
って、漂白の際に塩素の使用量を最小限にすることやさ
らに全くなくすることが可能となる。工程間洗浄を行な
うことによって、後段におけれ粘度低下を起こさせず
に、白色度の向上を達成することは、誠に劇的なもの
で、これは、DTPAによる予備処理を用いて達成し得る白
色度の向上と実質的に同等である。
本発明の一面によれば、紙用ケミカルパルプを漂白す
る方法において、(a)連続する少なくとも二段の工程
にて、それぞれ少なくとも30分間の時間だけパルプの酸
素漂白を行なうこと、及び(b)所望の漂白度に対し粘
度を最大限ににするため前記各連続する少なくとも二段
の工程の間でパルプの洗浄を行なうことの二つの工程を
包含する紙用ケミカルパルプ漂白法が提供される。工程
(a)の前に、工程(C)、即ちDTPAのようなキレート
剤でパルプを予備処理する工程を行ない、さらに工程
(b)を行なっている間に、工程(d)、即ちEDTAのよ
うなキレート剤でパルプを同時処理する工程を追加する
ことも望ましいことである。例えば上記EDTAは、工程間
洗浄の間にパルプに対する向流洗浄液中に添加してもよ
い。酸素工程は、正確に二段でもよく、もしくは異なっ
た酸素工程を多段で用いてもよい。工程(a)は、工程
間のpHを制御するのに用い、そのpHはEDTAによるキレー
ト化を効果的にする酸性側の値とする。
る方法において、(a)連続する少なくとも二段の工程
にて、それぞれ少なくとも30分間の時間だけパルプの酸
素漂白を行なうこと、及び(b)所望の漂白度に対し粘
度を最大限ににするため前記各連続する少なくとも二段
の工程の間でパルプの洗浄を行なうことの二つの工程を
包含する紙用ケミカルパルプ漂白法が提供される。工程
(a)の前に、工程(C)、即ちDTPAのようなキレート
剤でパルプを予備処理する工程を行ない、さらに工程
(b)を行なっている間に、工程(d)、即ちEDTAのよ
うなキレート剤でパルプを同時処理する工程を追加する
ことも望ましいことである。例えば上記EDTAは、工程間
洗浄の間にパルプに対する向流洗浄液中に添加してもよ
い。酸素工程は、正確に二段でもよく、もしくは異なっ
た酸素工程を多段で用いてもよい。工程(a)は、工程
間のpHを制御するのに用い、そのpHはEDTAによるキレー
ト化を効果的にする酸性側の値とする。
本発明の別の面によれば、(a)連続する少なくとも
二段の工程にてパルプの酸素漂白を行なうこと、及び
(b)所望の漂白度に対し粘度を最大限にするために前
記各連続する少なくとも二段の工程の間でパルプの洗浄
を行なうことから成る工程を実施することによって、高
粘度漂白紙用ケミカルパルプが製造される。
二段の工程にてパルプの酸素漂白を行なうこと、及び
(b)所望の漂白度に対し粘度を最大限にするために前
記各連続する少なくとも二段の工程の間でパルプの洗浄
を行なうことから成る工程を実施することによって、高
粘度漂白紙用ケミカルパルプが製造される。
本発明は、コンシステンシー約6〜15%の破砕セルロ
ース繊維物質(パルプ)の懸濁液を脱リグニンする方法
において、(a)コンシステンシー約6〜15%において
前記懸濁液を第一段酸素脱リグニン処理に掛けること、
(b)コンシステンシー約6〜15%において前記懸濁液
を洗浄すること、及び(c)コンシステンシー約6〜15
%において前記懸濁液を第二段酸素脱リグニン処理に掛
けることから成るパルプ懸濁液脱リグニン法を提供す
る。工程(b)は洗浄液を向流的に流すことによって実
施し、さらに工程(b)を実施する間にキレート剤を洗
浄液に添加することが好ましい。工程(a)に先だっ
て、キレート剤で前記懸濁液を予備処理する工程がある
ことも好ましい。
ース繊維物質(パルプ)の懸濁液を脱リグニンする方法
において、(a)コンシステンシー約6〜15%において
前記懸濁液を第一段酸素脱リグニン処理に掛けること、
(b)コンシステンシー約6〜15%において前記懸濁液
を洗浄すること、及び(c)コンシステンシー約6〜15
%において前記懸濁液を第二段酸素脱リグニン処理に掛
けることから成るパルプ懸濁液脱リグニン法を提供す
る。工程(b)は洗浄液を向流的に流すことによって実
施し、さらに工程(b)を実施する間にキレート剤を洗
浄液に添加することが好ましい。工程(a)に先だっ
て、キレート剤で前記懸濁液を予備処理する工程がある
ことも好ましい。
本発明の主な目的は、紙用ケミカルパルプなどの漂白
法において、塩素使用量を最小限とし、さらには全く塩
素を使用せずして、しかも紙用パルプの粘度を最大限と
し、適当な漂白度(低いカッパー価)を達成するパルプ
漂白法を提供することである。
法において、塩素使用量を最小限とし、さらには全く塩
素を使用せずして、しかも紙用パルプの粘度を最大限と
し、適当な漂白度(低いカッパー価)を達成するパルプ
漂白法を提供することである。
以下、本発明を、第1図を参照しつつ詳細に記述す
る。本発明の好ましい方法に従えば、原料源10(蒸解槽
又は貯槽)からの破砕セルロース繊維物質、例えばパル
プを槽12にてDTPA予備処理に掛けるものである。DTPAな
どのキレート剤は、比較的低いpHを有するパルプに添加
する。例えば、DTPA予備処理工程12においては、約20〜
23℃にて約7のpHに30分間パルプを保持するがよい。こ
うすると、相当な量の金属が除去できて、粘度を損なう
ことなく漂白度を向上させることができる。例えば、キ
レート剤で処理されない原料と対比すると、カッパー価
が2だけ小さいところで粘度が同じとなるのである。
る。本発明の好ましい方法に従えば、原料源10(蒸解槽
又は貯槽)からの破砕セルロース繊維物質、例えばパル
プを槽12にてDTPA予備処理に掛けるものである。DTPAな
どのキレート剤は、比較的低いpHを有するパルプに添加
する。例えば、DTPA予備処理工程12においては、約20〜
23℃にて約7のpHに30分間パルプを保持するがよい。こ
うすると、相当な量の金属が除去できて、粘度を損なう
ことなく漂白度を向上させることができる。例えば、キ
レート剤で処理されない原料と対比すると、カッパー価
が2だけ小さいところで粘度が同じとなるのである。
パルプのコンシステンシーは、広い範囲で変化し得る
ものであるが、パルプのコンシステンシーが約6〜16%
の範囲に保持されている時、つまり中程度のコンシステ
ンシーの時に本発明の工程を実施することが望ましい。
この中程度のコンシステンシーのパルプは、予備処理工
程12から従来的酸素工程(酸素反応器)14へ供給され、
ここで酸素による漂白が行なわれる。酸素工程14での温
度及び圧力条件は、従来とかわらず(例えば、約90〜10
0℃で実質的には大気圧)、さらに苛性液、例えば、NaO
Hがパルプに添加される。他の圧力温度条件も用いるこ
とは可能であるが、従来的システムにできるだけ近い圧
力温度条件を維持することが望ましい。
ものであるが、パルプのコンシステンシーが約6〜16%
の範囲に保持されている時、つまり中程度のコンシステ
ンシーの時に本発明の工程を実施することが望ましい。
この中程度のコンシステンシーのパルプは、予備処理工
程12から従来的酸素工程(酸素反応器)14へ供給され、
ここで酸素による漂白が行なわれる。酸素工程14での温
度及び圧力条件は、従来とかわらず(例えば、約90〜10
0℃で実質的には大気圧)、さらに苛性液、例えば、NaO
Hがパルプに添加される。他の圧力温度条件も用いるこ
とは可能であるが、従来的システムにできるだけ近い圧
力温度条件を維持することが望ましい。
第一段酸素工程14にて漂白後、パルプを向流洗浄工程
16へ送る(あるいは洗浄を酸素反応器14の一端にて行な
ってもよい)。洗浄は向流的に行なうのが好ましいが、
各種の異なった洗浄法を用いて金属などを効果的に除去
することが可能である。第1図に示すのは、向流洗浄液
が18に導入され、廃洗浄液が20から除去されるものであ
る。また、最大の結果を得るには、別のキレート剤、例
えばEDTAを洗浄液中に用いることが望ましく、それには
第1図に示すように向流18に対してこれを添加するよう
にすればよい。
16へ送る(あるいは洗浄を酸素反応器14の一端にて行な
ってもよい)。洗浄は向流的に行なうのが好ましいが、
各種の異なった洗浄法を用いて金属などを効果的に除去
することが可能である。第1図に示すのは、向流洗浄液
が18に導入され、廃洗浄液が20から除去されるものであ
る。また、最大の結果を得るには、別のキレート剤、例
えばEDTAを洗浄液中に用いることが望ましく、それには
第1図に示すように向流18に対してこれを添加するよう
にすればよい。
洗浄工程16後、パルプは、依然として中程度のコンシ
ステンシーであるが、これを第二段酸素工程22へ送る。
この工程は、第一段酸素工程14と実質的に同一である。
多くの状況下においては、正確に二段の漂白工程14及び
22があれば、所望の結果を達成することになるが、第1
図の24で図示したように、洗浄が各段の間にて行なわれ
る限り漂白工程は何段でも設けてよい。例えば、第三段
酸素漂白工程32を用いる場合は、第二段洗浄工程26を設
け、向流洗浄液の導入点を28とし、抜き出し点を30とす
ればよい。最終酸素漂白工程後は、パルプは洗浄後貯槽
に送るが、所望の最終使用目的によっては別に処理する
こともある。
ステンシーであるが、これを第二段酸素工程22へ送る。
この工程は、第一段酸素工程14と実質的に同一である。
多くの状況下においては、正確に二段の漂白工程14及び
22があれば、所望の結果を達成することになるが、第1
図の24で図示したように、洗浄が各段の間にて行なわれ
る限り漂白工程は何段でも設けてよい。例えば、第三段
酸素漂白工程32を用いる場合は、第二段洗浄工程26を設
け、向流洗浄液の導入点を28とし、抜き出し点を30とす
ればよい。最終酸素漂白工程後は、パルプは洗浄後貯槽
に送るが、所望の最終使用目的によっては別に処理する
こともある。
本発明によって達成された結果グラフ表示は第2図に
示す通りである。第2図には、スキャン(scan)粘度対
カッパー価(つまり、強度対漂白度)を点綴るしたもの
を示す。線40は、キレート剤を用いずしかも酸素工程に
おいて工程間洗浄がない場合に得られた結果の概略近似
である。線42は、キレートによる処理はなされたが酸素
工程において工程間洗浄がない場合の概略近似である。
線44は、線42に概略近似するものであるが、キレート剤
処理はなっかたが工程間洗浄があった場合の結果を示す
ものである。線46は、キレート剤による予備処理と工程
間洗浄があった場合の結果を示し、線48は、キレート剤
による予備処理、各酸素工程におけるキレート際及び工
程間洗浄があった場合の結果(最適結果)を示すもので
ある。第2図に明示されるように、工程間洗浄を行なう
と、特にカッパー価が小さい(漂白度が大きい)場合に
パルプ粘度が顕著に増加する。
示す通りである。第2図には、スキャン(scan)粘度対
カッパー価(つまり、強度対漂白度)を点綴るしたもの
を示す。線40は、キレート剤を用いずしかも酸素工程に
おいて工程間洗浄がない場合に得られた結果の概略近似
である。線42は、キレートによる処理はなされたが酸素
工程において工程間洗浄がない場合の概略近似である。
線44は、線42に概略近似するものであるが、キレート剤
処理はなっかたが工程間洗浄があった場合の結果を示す
ものである。線46は、キレート剤による予備処理と工程
間洗浄があった場合の結果を示し、線48は、キレート剤
による予備処理、各酸素工程におけるキレート際及び工
程間洗浄があった場合の結果(最適結果)を示すもので
ある。第2図に明示されるように、工程間洗浄を行なう
と、特にカッパー価が小さい(漂白度が大きい)場合に
パルプ粘度が顕著に増加する。
以下に示す表は、本発明を実施することによって得ら
れた結果であり、他の方法と対比して示す。第1表は、
第2〜8表に示す試験に使用した異なる試料の索引であ
る。試料は、全部で13あることに注目されたい。
れた結果であり、他の方法と対比して示す。第1表は、
第2〜8表に示す試験に使用した異なる試料の索引であ
る。試料は、全部で13あることに注目されたい。
第2表は、最初の各11試料に対する各種工程における
因子を示す。第3表は、試料13に対する各工程における
因子及び達成結果を示す。第4表は、試料12に対する工
程間因子及び達成結果を示すが、試料12は、多段処理の
場合の混合工程間の冷却が意味があるかないかを単に決
定するたのものである。この試験は、従来的撹拌機、即
ち米国、ニューヨーク州グレン フォール(Glens Fall
s)のカマヤー社(Kamyr,Inc.)及びスウェーデン国、
カールシュタット(Karlstad)のカマヤー アクチュボ
ラーク社製造の「MCR」なる商標で販売の撹拌機を用い
て行なった。この試料の場合、撹拌槽が反応器であるの
で、冷却せずに酸素と苛性液を添加した。試料12では他
のものと対比して結果に顕著な差は認められず、混合工
程間の冷却は達成結果に大きな役割を果たしていないこ
とを示した。
因子を示す。第3表は、試料13に対する各工程における
因子及び達成結果を示す。第4表は、試料12に対する工
程間因子及び達成結果を示すが、試料12は、多段処理の
場合の混合工程間の冷却が意味があるかないかを単に決
定するたのものである。この試験は、従来的撹拌機、即
ち米国、ニューヨーク州グレン フォール(Glens Fall
s)のカマヤー社(Kamyr,Inc.)及びスウェーデン国、
カールシュタット(Karlstad)のカマヤー アクチュボ
ラーク社製造の「MCR」なる商標で販売の撹拌機を用い
て行なった。この試料の場合、撹拌槽が反応器であるの
で、冷却せずに酸素と苛性液を添加した。試料12では他
のものと対比して結果に顕著な差は認められず、混合工
程間の冷却は達成結果に大きな役割を果たしていないこ
とを示した。
第5〜8表には、自明なタイトルが付されている。第
5表で注目すべきは、最終の試料に対してはpHを黒液で
調整したことである。これらの結果はすべて、工程間洗
浄を用いる本発明によって優れた結果が達成されたこと
を示す。本発明を実施すると、酸素漂白工程の前の第一
段塩素工程におい添加する塩素量を最小限に抑えること
ができ、場合によっては塩素漂白を全く無くしてしまう
ことが可能となる。以上の試験ではすべて、パプルのコ
ンシステンシーは約6〜15%の範囲であった。もっとも
本発明は、他の値のコンシステンシーを有するパルプを
用いて行なうことも可能である。
5表で注目すべきは、最終の試料に対してはpHを黒液で
調整したことである。これらの結果はすべて、工程間洗
浄を用いる本発明によって優れた結果が達成されたこと
を示す。本発明を実施すると、酸素漂白工程の前の第一
段塩素工程におい添加する塩素量を最小限に抑えること
ができ、場合によっては塩素漂白を全く無くしてしまう
ことが可能となる。以上の試験ではすべて、パプルのコ
ンシステンシーは約6〜15%の範囲であった。もっとも
本発明は、他の値のコンシステンシーを有するパルプを
用いて行なうことも可能である。
工程間洗浄及び塩素漂白に先立つ多段酸素漂白処理を
行なうと、pHを十分に下げることになるのでキレート剤
を効果あるものにすることができる。
行なうと、pHを十分に下げることになるのでキレート剤
を効果あるものにすることができる。
以下の実施例では、EDTAを使った場合もあり、他の状
況下ではDTPAを使ったりもしたが、どちらも、そして他
の従来的キレート剤も本方法の特定的状況で使用可能で
あり、キレート剤をどう選択するかは、その状況下にお
けるpH及びその他の条件次第である。
況下ではDTPAを使ったりもしたが、どちらも、そして他
の従来的キレート剤も本方法の特定的状況で使用可能で
あり、キレート剤をどう選択するかは、その状況下にお
けるpH及びその他の条件次第である。
第3表 (1) 多段及び単段酸素脱リグニン法 原料パルプ:ヘムロック、処理番号B1372 カッパー/K価:34.6/23.0 粘度:1341cm3/g(スキャン)、55.8cp(タッピ、0.5%C
ED) 金属、ppm:Fe=42,Cu=53,Mn=64 試料番号 13 DTPA予備処理 あり 工程間洗浄 あり 工程段 第1段 パルプに対するNaOHの% 2.0 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 温度、℃ 90 時間、分 60 最終pH 10.4 第3表 (2) K価 13.4 カッパー価 19.4 カッパー価減少% 43.9 粘度、スキャン/タッピ 1138/34.2 収率、% 97.1 金属、ppm:鉄、Fe 23 銅、Cu 5.2 マンガン、Mn 0.75 工程段 第2段 NaOH% 1.2 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 温度、℃ 90 時間、分 60 最終pH 11.3 K価 11.3 カッパー価 16.3 第3表 (3) カッパー価減少% 16.0 総括減少% 52.9 粘度、スキャン/タッピ 1116/32.4 収率/総合収率、% 98.7/95.8 工程段 第3段 NaOH% 0.4 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 温度、℃ 100 時間、分 60 最終pH 9.5 K価 10.5 カッパー価 15.2 カッパー価減少% 6.8 総括減少% 56.1 粘度、スキャン/タッピ 1112/32.1 収率/総合収率、% 99.7/95.5 第3表 (4) 工程段 第4段 NaOH% 2.0 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 温度、℃ 100 時間、分 60 最終pH 12.5 K価 8.0 カッパー価 11.2 カッパー価減少% 26.3 総括減少% 67.6 粘度、スキャン/タッピ 1033/26.5 収率/総合収率、% 99.2/94.7 工程段 第5段 NaOH% 2.5 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 第3表 (5) 温度、℃ 100 時間、分 60 最終pH 12.7 K価 6.1 カッパー価 9.0 カッパー価減少% 19.6 総括減少% 74.0 粘度、スキャン/タッピ 981/23.4 収率/総合収率、% 98.3/93.1 金属、(ppm):Fe Cu Mn 全工程段に対する条件:60分、70psig02圧力、12%Cs DTPA予備処理に対する条件:20〜23℃、pH7、30分 DTPA:第一段処理:パルプに対し0.5% 第二段処理:パルプに対し0.3% 第4表 (1) 原料パルプ:ヘムロック、処理番号81372 カッパー/K価:34.6/23.0 粘度:1341cm3/g(スキャン)、55.8cp(タッピ、0.5%C
ED) 金属、ppm:鉄、 Fe 42 銅、Cu 53 マンガン、Mn 64 試料番号 12 DTPA予備処理 あり 工程間洗浄 なし 一次添加(第一段) ODパルプに対するNaOH、% 2.0 パルプに対するMgSO4、% 0.5 温度、℃ 90 コンシステンシー、% 10.0 第4表 (2) 二次添加(第二段) 第一段原料パルプに対するNaOH、% 1.0 温度、℃ 90 コンシステンシー、% 9.9 三次添加(第三段) 第一原料パプルに対するNaOH、% 1.5 温度、℃ 100 コンシステンシー、% 9.8 四次添加(第四段) 第一原料パルプに対するNaOH、% 2.0 温度、℃ 100 コンシステンシー、% 9.7 最終pH 12.3 K価 5.8 カッパー価 9.1 カッパー価減少% 73.7 第4表 (3) 粘度、スキャン/タッピ 797/15.0 収率、% 91.0 金属、ppm:鉄、Fe 銅、Cu マンガン、Mn 全工程段に対する条件:60分、70psig02圧力、 12%Cs 工程間の試料採取なし 流動化速度:各工程段に薬剤を添加直後最短時間 (約5秒)にて0〜2100rpm 撹拌速度:10分間に約1秒だけ400rpm DTPA予備処理に対する条件:20〜23℃、pH7、30分 DTPA:第一段処理:パルプに対し0.5% 第二段処理:パルプ対し0.3% [発明の効果] 本発明によれば、紙用ケミカルパルプを漂白する方法
及び該方法に基づく高粘度漂白紙パルプが提供され、該
方法によれば、工程間の洗浄を伴う多段酸素漂白工程を
実施することによって漂白段階の塩素使用量を最小限と
し場合によっては塩素使用を完全になくしてしまうこと
が可能となる。本発明は、現時点において最も実用的と
考えられるもの及びその実施態様を本明細書に記載し説
明を加えたに過ぎないのであるから、本発明の範囲の中
で本発明の改変が可能なことは、当業者には明らかであ
ろう。従って本発明の範囲は、これら等価な方法及び製
品を含めるべく前記特許請求の範囲は最大限に解釈され
るべきものである。
ED) 金属、ppm:Fe=42,Cu=53,Mn=64 試料番号 13 DTPA予備処理 あり 工程間洗浄 あり 工程段 第1段 パルプに対するNaOHの% 2.0 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 温度、℃ 90 時間、分 60 最終pH 10.4 第3表 (2) K価 13.4 カッパー価 19.4 カッパー価減少% 43.9 粘度、スキャン/タッピ 1138/34.2 収率、% 97.1 金属、ppm:鉄、Fe 23 銅、Cu 5.2 マンガン、Mn 0.75 工程段 第2段 NaOH% 1.2 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 温度、℃ 90 時間、分 60 最終pH 11.3 K価 11.3 カッパー価 16.3 第3表 (3) カッパー価減少% 16.0 総括減少% 52.9 粘度、スキャン/タッピ 1116/32.4 収率/総合収率、% 98.7/95.8 工程段 第3段 NaOH% 0.4 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 温度、℃ 100 時間、分 60 最終pH 9.5 K価 10.5 カッパー価 15.2 カッパー価減少% 6.8 総括減少% 56.1 粘度、スキャン/タッピ 1112/32.1 収率/総合収率、% 99.7/95.5 第3表 (4) 工程段 第4段 NaOH% 2.0 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 温度、℃ 100 時間、分 60 最終pH 12.5 K価 8.0 カッパー価 11.2 カッパー価減少% 26.3 総括減少% 67.6 粘度、スキャン/タッピ 1033/26.5 収率/総合収率、% 99.2/94.7 工程段 第5段 NaOH% 2.5 パルプに対するEDTAの% 0.5 パルプに対するMgSO4の% 0.5 第3表 (5) 温度、℃ 100 時間、分 60 最終pH 12.7 K価 6.1 カッパー価 9.0 カッパー価減少% 19.6 総括減少% 74.0 粘度、スキャン/タッピ 981/23.4 収率/総合収率、% 98.3/93.1 金属、(ppm):Fe Cu Mn 全工程段に対する条件:60分、70psig02圧力、12%Cs DTPA予備処理に対する条件:20〜23℃、pH7、30分 DTPA:第一段処理:パルプに対し0.5% 第二段処理:パルプに対し0.3% 第4表 (1) 原料パルプ:ヘムロック、処理番号81372 カッパー/K価:34.6/23.0 粘度:1341cm3/g(スキャン)、55.8cp(タッピ、0.5%C
ED) 金属、ppm:鉄、 Fe 42 銅、Cu 53 マンガン、Mn 64 試料番号 12 DTPA予備処理 あり 工程間洗浄 なし 一次添加(第一段) ODパルプに対するNaOH、% 2.0 パルプに対するMgSO4、% 0.5 温度、℃ 90 コンシステンシー、% 10.0 第4表 (2) 二次添加(第二段) 第一段原料パルプに対するNaOH、% 1.0 温度、℃ 90 コンシステンシー、% 9.9 三次添加(第三段) 第一原料パプルに対するNaOH、% 1.5 温度、℃ 100 コンシステンシー、% 9.8 四次添加(第四段) 第一原料パルプに対するNaOH、% 2.0 温度、℃ 100 コンシステンシー、% 9.7 最終pH 12.3 K価 5.8 カッパー価 9.1 カッパー価減少% 73.7 第4表 (3) 粘度、スキャン/タッピ 797/15.0 収率、% 91.0 金属、ppm:鉄、Fe 銅、Cu マンガン、Mn 全工程段に対する条件:60分、70psig02圧力、 12%Cs 工程間の試料採取なし 流動化速度:各工程段に薬剤を添加直後最短時間 (約5秒)にて0〜2100rpm 撹拌速度:10分間に約1秒だけ400rpm DTPA予備処理に対する条件:20〜23℃、pH7、30分 DTPA:第一段処理:パルプに対し0.5% 第二段処理:パルプ対し0.3% [発明の効果] 本発明によれば、紙用ケミカルパルプを漂白する方法
及び該方法に基づく高粘度漂白紙パルプが提供され、該
方法によれば、工程間の洗浄を伴う多段酸素漂白工程を
実施することによって漂白段階の塩素使用量を最小限と
し場合によっては塩素使用を完全になくしてしまうこと
が可能となる。本発明は、現時点において最も実用的と
考えられるもの及びその実施態様を本明細書に記載し説
明を加えたに過ぎないのであるから、本発明の範囲の中
で本発明の改変が可能なことは、当業者には明らかであ
ろう。従って本発明の範囲は、これら等価な方法及び製
品を含めるべく前記特許請求の範囲は最大限に解釈され
るべきものである。
第1図は、本発明を実施例する場合に用いることができ
る例示的方法の概略説明図である。 第2図は、本発明を実施する場合に達成される結果を他
の方法と対比して概略的に示すグラフである。 10……原料パルプ、12……DTPA予備処理槽、14……酸素
反応槽、16……向流洗浄槽、18……洗浄液導入口、20…
…廃洗浄液出口、22……第二段酸素反応槽、24……洗浄
工程入口、26……第二段洗浄槽、28……第二段向洗浄液
導入口、30……第二段廃洗浄液出口、32……第三段酸素
反応槽、線40、42、44、46、48……各種条件下における
漂白度対粘度曲線。
る例示的方法の概略説明図である。 第2図は、本発明を実施する場合に達成される結果を他
の方法と対比して概略的に示すグラフである。 10……原料パルプ、12……DTPA予備処理槽、14……酸素
反応槽、16……向流洗浄槽、18……洗浄液導入口、20…
…廃洗浄液出口、22……第二段酸素反応槽、24……洗浄
工程入口、26……第二段洗浄槽、28……第二段向洗浄液
導入口、30……第二段廃洗浄液出口、32……第三段酸素
反応槽、線40、42、44、46、48……各種条件下における
漂白度対粘度曲線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−4791(JP,A) 特表 昭58−501383(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】紙用ケミカルパルプを酸素にて脱リグニン
する方法において、 (a)連続する少なくとも二段の工程にて、それぞれ少
なくとも30分間の時間だけ酸素にて脱リグニンするこ
と、および (b)前記連続する少なくとも二段の酸素脱リグニン工
程の間にパルプを洗浄すること を特徴とする紙用ケミカルパルプの酸素脱リグニン法。 - 【請求項2】前記工程(a)の前に、工程(c)、即ち
キレート剤でケミカルパルプを予備処理する工程を更に
包含することを特徴とする請求項1記載の方法。
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