JP2565382Y2 - 弾力性チュ−ブ用サニタリ−ジョイント - Google Patents
弾力性チュ−ブ用サニタリ−ジョイントInfo
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- JP2565382Y2 JP2565382Y2 JP1991092307U JP9230791U JP2565382Y2 JP 2565382 Y2 JP2565382 Y2 JP 2565382Y2 JP 1991092307 U JP1991092307 U JP 1991092307U JP 9230791 U JP9230791 U JP 9230791U JP 2565382 Y2 JP2565382 Y2 JP 2565382Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サニタリー性のすぐれ
たチュ−ブ用ジョイント(チュ−ブ接続用継手)に関す
るものである。
たチュ−ブ用ジョイント(チュ−ブ接続用継手)に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】チュ−ブ等を接続用継手に取り付ける場
合、従来の装置では、チュ−ブとの接触面(外周面)が
平滑な継手にチュ−ブをはめこみ、チュ−ブの外側をバ
ンド等で締め付ける、継手のチュ−ブとの接触面に環状
に凹凸をつけてチュ−ブが抜けにくくする、継手のチュ
−ブとの接触面に環状に凹凸をつけてチュ−ブが抜けに
くくし、かつチュ−ブの外側をバンド等で締め付ける、
等の方法が採られている。
合、従来の装置では、チュ−ブとの接触面(外周面)が
平滑な継手にチュ−ブをはめこみ、チュ−ブの外側をバ
ンド等で締め付ける、継手のチュ−ブとの接触面に環状
に凹凸をつけてチュ−ブが抜けにくくする、継手のチュ
−ブとの接触面に環状に凹凸をつけてチュ−ブが抜けに
くくし、かつチュ−ブの外側をバンド等で締め付ける、
等の方法が採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記従来の方法
において、外周面が平滑な継手にチュ−ブをはめこむ方
法は、たとえチュ−ブの外側をバンド等で締め付けても
継手とチュ−ブの接触面を完全に密着させることは不可
能で接触面に液が侵入し、いったん接触面に侵入した液
は洗浄しても除去することが困難なため、サニタリ−性
を必要とする場合には不向きであった。継手のチュ−ブ
との接触面に環状に凹凸をつける方法は、凹凸面に液だ
まりを生じ、この場合もいったん凹凸面に侵入した液は
洗浄しても除去することが困難で、サニタリ−性を必要
とする場合に問題がある。考案者らの染料溶液を流すテ
ストの結果では、上記従来の装置においては、漏れがな
い場合でも接触面に染料が侵入し、いったん侵入した染
料はチュ−ブと継手を接続したままではいかに洗浄を繰
り返しても除去できなかった。上記従来の方法において
継手とチュ−ブの接触面、あるいは凹凸面に液が容易に
侵入するのは、継手先端部の縦断面形状がコの字形であ
るため、チュ−ブ内を流れてきた液が継手先端部で渦流
を作ること、さらに継手外周面とチュ−ブ内面との密着
度合い、特に継手先端部の外周面における密着度合いが
不十分であることに原因がある。また継手先端部の縦断
面形状がコの字形であることは、固形物を含む液を通す
場合には先端部によって固形物の通過が妨げられるなど
の問題も生じる。
において、外周面が平滑な継手にチュ−ブをはめこむ方
法は、たとえチュ−ブの外側をバンド等で締め付けても
継手とチュ−ブの接触面を完全に密着させることは不可
能で接触面に液が侵入し、いったん接触面に侵入した液
は洗浄しても除去することが困難なため、サニタリ−性
を必要とする場合には不向きであった。継手のチュ−ブ
との接触面に環状に凹凸をつける方法は、凹凸面に液だ
まりを生じ、この場合もいったん凹凸面に侵入した液は
洗浄しても除去することが困難で、サニタリ−性を必要
とする場合に問題がある。考案者らの染料溶液を流すテ
ストの結果では、上記従来の装置においては、漏れがな
い場合でも接触面に染料が侵入し、いったん侵入した染
料はチュ−ブと継手を接続したままではいかに洗浄を繰
り返しても除去できなかった。上記従来の方法において
継手とチュ−ブの接触面、あるいは凹凸面に液が容易に
侵入するのは、継手先端部の縦断面形状がコの字形であ
るため、チュ−ブ内を流れてきた液が継手先端部で渦流
を作ること、さらに継手外周面とチュ−ブ内面との密着
度合い、特に継手先端部の外周面における密着度合いが
不十分であることに原因がある。また継手先端部の縦断
面形状がコの字形であることは、固形物を含む液を通す
場合には先端部によって固形物の通過が妨げられるなど
の問題も生じる。
【0004】本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、
チュ−ブと継手(以下ジョイントと記載する)との接続
が容易で、液漏れがなく、かつチュ−ブとジョイントと
の接触面への液の侵入がない、サニタリ−性の優れたチ
ュ−ブ用ジョイントを提供することを課題とする。
チュ−ブと継手(以下ジョイントと記載する)との接続
が容易で、液漏れがなく、かつチュ−ブとジョイントと
の接触面への液の侵入がない、サニタリ−性の優れたチ
ュ−ブ用ジョイントを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案者らは、継手先端
部で渦流を生じさせないジョイントの形状、構造につい
て、さらに継手先端部における密着度合いを高めるジョ
イントの形状、構造について研究を行った結果、本考案
を完成した。
部で渦流を生じさせないジョイントの形状、構造につい
て、さらに継手先端部における密着度合いを高めるジョ
イントの形状、構造について研究を行った結果、本考案
を完成した。
【0006】上記課題を解決するための本考案は、弾力
性のあるチューブを嵌合させ次の(a)、(b)及び
(c)、 (a)開口端に向かってやや閉じたテーパ状外周面を有
し、該外周面と内周面とが10〜30度の角度からなる
軸方向の一端であるチューブ嵌合部、嵌合部よりも大き
い外径のジョイント本体胴部の外周面に後記ナット内周
面ねじ部と螺着するねじ部を有する中空管状ジョイント
本体、 (b)前記ジョイント本体嵌合部の外周面から適宜の間
隔で内周面を有し、他端側外周面の周縁部を環状かつ段
状に肉厚とした管状の円筒チューブ緊締用抑え具、 (c)内周面の一端に前記ジョイント本体ねじ部と螺着
するねじ部を有し、内周面の他端が前記抑え具他端側外
周面に密着嵌合する、前記ジョイント本体胴部のねじ部
と前記抑え具の他端側外周面に当接して嵌装するナッ
ト、からなるジョイントにおいて、次の(d)、 (d)前記円筒チューブ緊締用抑え具の内周面が、前記
ジョイント本体嵌合部の外周面からの間隔が嵌合部先端
から他端に向かう方向にやや拡大するテーパ状であり、
前記ジョイント本体嵌合部の外周面との間で形成する角
度が5度以下であること、 を備えたことを特徴とする弾
力性チューブ用サニタリージョイント、である。
性のあるチューブを嵌合させ次の(a)、(b)及び
(c)、 (a)開口端に向かってやや閉じたテーパ状外周面を有
し、該外周面と内周面とが10〜30度の角度からなる
軸方向の一端であるチューブ嵌合部、嵌合部よりも大き
い外径のジョイント本体胴部の外周面に後記ナット内周
面ねじ部と螺着するねじ部を有する中空管状ジョイント
本体、 (b)前記ジョイント本体嵌合部の外周面から適宜の間
隔で内周面を有し、他端側外周面の周縁部を環状かつ段
状に肉厚とした管状の円筒チューブ緊締用抑え具、 (c)内周面の一端に前記ジョイント本体ねじ部と螺着
するねじ部を有し、内周面の他端が前記抑え具他端側外
周面に密着嵌合する、前記ジョイント本体胴部のねじ部
と前記抑え具の他端側外周面に当接して嵌装するナッ
ト、からなるジョイントにおいて、次の(d)、 (d)前記円筒チューブ緊締用抑え具の内周面が、前記
ジョイント本体嵌合部の外周面からの間隔が嵌合部先端
から他端に向かう方向にやや拡大するテーパ状であり、
前記ジョイント本体嵌合部の外周面との間で形成する角
度が5度以下であること、 を備えたことを特徴とする弾
力性チューブ用サニタリージョイント、である。
【0007】以下本考案のジョイントの構成および作用
について説明する。
について説明する。
【0008】本考案のジョイントは中空管状ジョイント
本体、管状の円筒チュ−ブ緊締用抑え具及び嵌装ナット
から構成される。
本体、管状の円筒チュ−ブ緊締用抑え具及び嵌装ナット
から構成される。
【0009】中空管状ジョイント本体は、軸方向の一端
であるチュ−ブ嵌合部に弾力性のああるチュ−ブの内側
をはめ込み接続する部材である。チュ−ブ嵌合部の外周
面には開口端に向かってやや閉じたテ−パを付け、かつ
テ−パはチュ−ブ嵌合部先端部において外周面と内周面
とが10〜30度の角度を形成するようにする。チュ−
ブ嵌合部先端部における外周面と内周面とが形成する角
度を10〜30度としたことによりチュ−ブ嵌合部先端
部における液の渦流発生が避けられ、チュ−ブ内を流れ
てきた液は乱れることなくジョイント内へ流入する。上
記角度が10度未満のときは先端部の強度低下を来し、
またチュ−ブを装着する際にチュ−ブを傷つけたり、
手、指を怪我するおそれがあって好ましくない。一方、
上記角度が30度を超える場合、チュ−ブの装着が困難
となるばかりでなく、チュ−ブの一点に力がかかり、ま
た急激なチュ−ブ内径の拡張のためにチュ−ブ破損の原
因ともなるので好ましくない。ジョイント本体の胴部は
チュ−ブ嵌合部よりも大きい外径とし、かつ外周面には
後記のナット内周面のねじ部と螺着させるためのおすね
じを切る。このおすねじの作用については後述のとおり
である。
であるチュ−ブ嵌合部に弾力性のああるチュ−ブの内側
をはめ込み接続する部材である。チュ−ブ嵌合部の外周
面には開口端に向かってやや閉じたテ−パを付け、かつ
テ−パはチュ−ブ嵌合部先端部において外周面と内周面
とが10〜30度の角度を形成するようにする。チュ−
ブ嵌合部先端部における外周面と内周面とが形成する角
度を10〜30度としたことによりチュ−ブ嵌合部先端
部における液の渦流発生が避けられ、チュ−ブ内を流れ
てきた液は乱れることなくジョイント内へ流入する。上
記角度が10度未満のときは先端部の強度低下を来し、
またチュ−ブを装着する際にチュ−ブを傷つけたり、
手、指を怪我するおそれがあって好ましくない。一方、
上記角度が30度を超える場合、チュ−ブの装着が困難
となるばかりでなく、チュ−ブの一点に力がかかり、ま
た急激なチュ−ブ内径の拡張のためにチュ−ブ破損の原
因ともなるので好ましくない。ジョイント本体の胴部は
チュ−ブ嵌合部よりも大きい外径とし、かつ外周面には
後記のナット内周面のねじ部と螺着させるためのおすね
じを切る。このおすねじの作用については後述のとおり
である。
【0010】管状の円筒チュ−ブ緊締用抑え具は、前記
ジョイントのチュ−ブ嵌合部にはめこんだチュ−ブを外
側から押さえる部材である。このチュ−ブ緊締用抑え具
の内径は、前記ジョイントのチュ−ブ嵌合部のテ−パの
ついた外径よりもチュ−ブの厚みに相当する分だけ大き
くするが、その際、本体嵌合部の外周面とチュ−ブ緊締
用抑え具の内周面の間隔が嵌合部先端から他端に向かう
方向にやや拡大するように内周面にテ−パを設ける。こ
のテ−パの存在によってチュ−ブ緊締用抑え具が嵌合部
先端から他端方向へ進行するのに伴い、本体外周面とチ
ュ−ブ緊締用抑え具の内周面との間隔が徐々にせばま
り、しかも嵌合部先端部における間隔のせばまりの度合
いが他端におけるせばまりの度合いよりも大きいので、
装着したチュ−ブは嵌合部先端部で最も強くかつ平均的
に緊締され、その結果チュ−ブ自体がパッキンとして作
用し、嵌合部先端部に液が侵入することがない。上記本
体嵌合部の外周面とチュ−ブ緊締用抑え具の内周面が、
嵌合部先端から他端に向かう方向に形成する角度は、5
度以下であることが好ましく、とくに2〜3度が最も望
ましい。5度を超えるときは嵌合部先端部に無理な負担
がかかり、一方他端側は緊締不十分となって良い結果が
得られない。緊締用抑え具の他端側の外周面の周縁部に
は環状かつ段状の肉厚部分を設ける。環状かつ段状の肉
厚部分は下記のナットの内面と嵌合し、ナットが本体ね
じ部(おすねじ)に螺着し前進するのにしたがって緊締
用抑え具も嵌合部先端から他端方向に移動して、上記の
ようにチュ−ブを緊締する。
ジョイントのチュ−ブ嵌合部にはめこんだチュ−ブを外
側から押さえる部材である。このチュ−ブ緊締用抑え具
の内径は、前記ジョイントのチュ−ブ嵌合部のテ−パの
ついた外径よりもチュ−ブの厚みに相当する分だけ大き
くするが、その際、本体嵌合部の外周面とチュ−ブ緊締
用抑え具の内周面の間隔が嵌合部先端から他端に向かう
方向にやや拡大するように内周面にテ−パを設ける。こ
のテ−パの存在によってチュ−ブ緊締用抑え具が嵌合部
先端から他端方向へ進行するのに伴い、本体外周面とチ
ュ−ブ緊締用抑え具の内周面との間隔が徐々にせばま
り、しかも嵌合部先端部における間隔のせばまりの度合
いが他端におけるせばまりの度合いよりも大きいので、
装着したチュ−ブは嵌合部先端部で最も強くかつ平均的
に緊締され、その結果チュ−ブ自体がパッキンとして作
用し、嵌合部先端部に液が侵入することがない。上記本
体嵌合部の外周面とチュ−ブ緊締用抑え具の内周面が、
嵌合部先端から他端に向かう方向に形成する角度は、5
度以下であることが好ましく、とくに2〜3度が最も望
ましい。5度を超えるときは嵌合部先端部に無理な負担
がかかり、一方他端側は緊締不十分となって良い結果が
得られない。緊締用抑え具の他端側の外周面の周縁部に
は環状かつ段状の肉厚部分を設ける。環状かつ段状の肉
厚部分は下記のナットの内面と嵌合し、ナットが本体ね
じ部(おすねじ)に螺着し前進するのにしたがって緊締
用抑え具も嵌合部先端から他端方向に移動して、上記の
ようにチュ−ブを緊締する。
【0011】嵌装ナットは、緊締用抑え具をジョイント
本体の嵌合部先端から他端方向へ移動せしめるための部
材である。嵌装ナットは内周面の一端に前記ジョイント
本体ねじ部と螺着するねじ(めすねじ)を切り、内周面
の他端の形状は前記抑え具他端側外周面の形状、すなわ
ち外周面周縁部の環状かつ段状肉厚の形状、に密着嵌合
し得る形状とする。嵌装ナットは内周面の一端のめすね
じ部がジョイント本体胴部外周おすねじ部と螺着すると
ともに、内周面の他端が前記緊締用抑え具の他端側外周
面の環状かつ段状の肉厚部分と嵌合し、ナットが本体ね
じ部(おすねじ)に螺着し前進することによって緊締用
抑え具を嵌合部先端から他端方向に移動させ、チュ−ブ
を緊締する。
本体の嵌合部先端から他端方向へ移動せしめるための部
材である。嵌装ナットは内周面の一端に前記ジョイント
本体ねじ部と螺着するねじ(めすねじ)を切り、内周面
の他端の形状は前記抑え具他端側外周面の形状、すなわ
ち外周面周縁部の環状かつ段状肉厚の形状、に密着嵌合
し得る形状とする。嵌装ナットは内周面の一端のめすね
じ部がジョイント本体胴部外周おすねじ部と螺着すると
ともに、内周面の他端が前記緊締用抑え具の他端側外周
面の環状かつ段状の肉厚部分と嵌合し、ナットが本体ね
じ部(おすねじ)に螺着し前進することによって緊締用
抑え具を嵌合部先端から他端方向に移動させ、チュ−ブ
を緊締する。
【0012】上記のように本考案においては、流路の段
差をなくし、ジョイント本体のチュ−ブ嵌合部先端部に
おける外周面と内周面とが形成する角度を10〜30度
としたことによって、またジョイントチュ−ブとの密着
性をジョイント本体のチュ−ブ嵌合部先端部において最
も高めたことによって、従来装置では達成できなかった
効果を上げることが出来た。
差をなくし、ジョイント本体のチュ−ブ嵌合部先端部に
おける外周面と内周面とが形成する角度を10〜30度
としたことによって、またジョイントチュ−ブとの密着
性をジョイント本体のチュ−ブ嵌合部先端部において最
も高めたことによって、従来装置では達成できなかった
効果を上げることが出来た。
【0013】なおジョイント本体の内径がチュ−ブの内
径よりも小さい場合に、ジョイント本体のチュ−ブ嵌合
部先端部の内周面を、開口端に向かってやや開いたテ−
パ状とするなど、本考案の構成要件を損なわない範囲で
設計変更することが可能である。
径よりも小さい場合に、ジョイント本体のチュ−ブ嵌合
部先端部の内周面を、開口端に向かってやや開いたテ−
パ状とするなど、本考案の構成要件を損なわない範囲で
設計変更することが可能である。
【0014】本考案ジョイントに用いるチュ−ブには、
シリコンゴム、NBR(ニトロブタジエンラバ−)、E
PT(エチレンプロピレンタ−ポリマ−)等、弾力性の
ある材質のチュ−ブの使用が望ましい。
シリコンゴム、NBR(ニトロブタジエンラバ−)、E
PT(エチレンプロピレンタ−ポリマ−)等、弾力性の
ある材質のチュ−ブの使用が望ましい。
【0015】次に図面により本考案の実施例を説明する
が、本考案は以下の実施例に限定されるものではない。
が、本考案は以下の実施例に限定されるものではない。
【0016】
【実施例】実施例1 図1は実施例1のジョイントの縦断面図である。
【0017】中空管状ジョイント本体10(内径35.
5mm)のチュ−ブ嵌合部11の外周面12には開口端
に向かってやや閉じたテ−パを付け、チュ−ブ嵌合部先
端部13において外周面12と内周面14とが形成する
角度(α)を約15度に設定した。ジョイント本体の胴
部はチュ−ブ嵌合部11よりも大きい外径とし、かつ胴
部外周面には後記のナット内周面のねじ部31と螺着さ
せるためのおすねじ15を切った。
5mm)のチュ−ブ嵌合部11の外周面12には開口端
に向かってやや閉じたテ−パを付け、チュ−ブ嵌合部先
端部13において外周面12と内周面14とが形成する
角度(α)を約15度に設定した。ジョイント本体の胴
部はチュ−ブ嵌合部11よりも大きい外径とし、かつ胴
部外周面には後記のナット内周面のねじ部31と螺着さ
せるためのおすねじ15を切った。
【0018】管状の円筒チュ−ブ緊締用抑え具20は、
一端の内径をジョイント本体のチュ−ブ嵌合部11のテ
−パのついた外周面12の外径よりもチュ−ブの厚みに
相当する分だけ大きく、かつ嵌合部先端13から他端に
向かう方向へ本体嵌合部の外周面12とチュ−ブ緊締用
抑え具の内周面21とが形成する角度(β)を3度に設
定した。この結果、本体外周面12とチュ−ブ緊締用抑
え具の内周面21とが形成する嵌合部先端部13におけ
る間隔と他端部16における間隔との差は0.54mm
となった。また緊締用抑え具20の他端側の外周面の周
縁部には環状に段状の肉厚部分22(肉厚10mm)を
設けた。
一端の内径をジョイント本体のチュ−ブ嵌合部11のテ
−パのついた外周面12の外径よりもチュ−ブの厚みに
相当する分だけ大きく、かつ嵌合部先端13から他端に
向かう方向へ本体嵌合部の外周面12とチュ−ブ緊締用
抑え具の内周面21とが形成する角度(β)を3度に設
定した。この結果、本体外周面12とチュ−ブ緊締用抑
え具の内周面21とが形成する嵌合部先端部13におけ
る間隔と他端部16における間隔との差は0.54mm
となった。また緊締用抑え具20の他端側の外周面の周
縁部には環状に段状の肉厚部分22(肉厚10mm)を
設けた。
【0019】嵌装ナット30は、内周面の一端に前記ジ
ョイント本体ねじ部と螺着するねじ(めすねじ)31を
切り、内周面の他端は上記抑え具他端側外周周縁部の環
状かつ段状の肉厚部分22の形状に密着嵌合する形状3
2とした。
ョイント本体ねじ部と螺着するねじ(めすねじ)31を
切り、内周面の他端は上記抑え具他端側外周周縁部の環
状かつ段状の肉厚部分22の形状に密着嵌合する形状3
2とした。
【0020】チュ−ブ40(シリコンゴム、内径35.
5mm)をジョイント本体のチュ−ブ嵌合部11に嵌着
し、チュ−ブ緊締用抑え具20を上記チュ−ブ40を外
側から押さえるように嵌装した。次に嵌装ナット30を
チュ−ブ緊締用抑え具20を上から押さえるように嵌装
し、ねじ部31をジョイント本体のねじ部15に螺着し
た。嵌装ナット30が本体ねじ部15に螺着し前進する
に従い、緊締用抑え具20は嵌合部先端部13から他端
方向に移動し、チュ−ブ40を嵌合部先端部13におい
て最も強く緊締することが出来た。
5mm)をジョイント本体のチュ−ブ嵌合部11に嵌着
し、チュ−ブ緊締用抑え具20を上記チュ−ブ40を外
側から押さえるように嵌装した。次に嵌装ナット30を
チュ−ブ緊締用抑え具20を上から押さえるように嵌装
し、ねじ部31をジョイント本体のねじ部15に螺着し
た。嵌装ナット30が本体ねじ部15に螺着し前進する
に従い、緊締用抑え具20は嵌合部先端部13から他端
方向に移動し、チュ−ブ40を嵌合部先端部13におい
て最も強く緊締することが出来た。
【0021】実施例2 図2は実施例2のジョイントの縦断面図である。
【0022】中空管状ジョイント本体10(内径35.
5mm)のチュ−ブ嵌合部11の外周面12には開口端
に向かってやや閉じたテ−パを付け、また内周面17に
は開口端に向かってやや開いたテ−パを付けて、チュ−
ブ嵌合部先端部13において外周面12と内周面17と
が形成する角度(α)を約25度とした以外は、実施例
1と同様にしてジョイントを試作した。
5mm)のチュ−ブ嵌合部11の外周面12には開口端
に向かってやや閉じたテ−パを付け、また内周面17に
は開口端に向かってやや開いたテ−パを付けて、チュ−
ブ嵌合部先端部13において外周面12と内周面17と
が形成する角度(α)を約25度とした以外は、実施例
1と同様にしてジョイントを試作した。
【0023】チュ−ブ40(NBR、内径38mm)を
ジョイント本体のチュ−ブ嵌合部11にはめこみ、チュ
−ブ緊締用抑え具20を上記チュ−ブ40を外側から押
さえるように嵌装した。次に嵌装ナット30をチュ−ブ
緊締用抑え具20を上から押さえるように嵌装し、ねじ
部31をジョイント本体のねじ部15に螺着した。嵌装
ナット30が本体ねじ部15に螺着し前進するに従い、
緊締用抑え具20は嵌合部先端部13から他端方向に移
動し、チュ−ブ40を嵌合部先端部13において最も強
く緊締することが出来、かつ大きい内径のチュ−ブから
小さい内径のジョイントへの液の流れも乱れることなく
順調であった。
ジョイント本体のチュ−ブ嵌合部11にはめこみ、チュ
−ブ緊締用抑え具20を上記チュ−ブ40を外側から押
さえるように嵌装した。次に嵌装ナット30をチュ−ブ
緊締用抑え具20を上から押さえるように嵌装し、ねじ
部31をジョイント本体のねじ部15に螺着した。嵌装
ナット30が本体ねじ部15に螺着し前進するに従い、
緊締用抑え具20は嵌合部先端部13から他端方向に移
動し、チュ−ブ40を嵌合部先端部13において最も強
く緊締することが出来、かつ大きい内径のチュ−ブから
小さい内径のジョイントへの液の流れも乱れることなく
順調であった。
【0024】
【考案の効果】本考案によって奏せられる効果は次のと
おりである。 (1) チュ−ブとジョイントとの接続が容易で、液漏れが
ないチュ−ブ用ジョイントである。 (2) チュ−ブとジョイントとの接触面への液の侵入がな
い、サニタリ−性の優れたチュ−ブ用ジョイントであ
る。
おりである。 (1) チュ−ブとジョイントとの接続が容易で、液漏れが
ないチュ−ブ用ジョイントである。 (2) チュ−ブとジョイントとの接触面への液の侵入がな
い、サニタリ−性の優れたチュ−ブ用ジョイントであ
る。
【図1】本考案ジョイントの縦断面図である。
【図2】本考案ジョイントの縦断面図である。
10 ジョイント本体 20 チュ−ブ緊締用抑え具 30 嵌装ナット 40 チュ−ブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−44924(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 弾力性のあるチューブを嵌合させ次の
(a)、(b)及び(c)、 (a)開口端に向かってやや閉じたテーパ状外周面を有
し、該外周面と内周面とが10〜30度の角度からなる
軸方向の一端であるチューブ嵌合部、嵌合部よりも大き
い外径のジョイント本体胴部の外周面に後記ナット内周
面ねじ部と螺着するねじ部を有する中空管状ジョイント
本体、 (b)前記ジョイント本体嵌合部の外周面から適宜の間
隔で内周面を有し、他端側外周面の周縁部を環状かつ段
状に肉厚とした管状の円筒チューブ緊締用抑え具、 (c)内周面の一端に前記ジョイント本体ねじ部と螺着
するねじ部を有し、内周面の他端が前記抑え具他端側外
周面に密着嵌合する、前記ジョイント本体胴部のねじ部
と前記抑え具の他端側外周面に当接して嵌装するナッ
ト、からなるジョイントにおいて、次の(d)、 (d)前記円筒チューブ緊締用抑え具の内周面が、前記
ジョイント本体嵌合部の外周面からの間隔が嵌合部先端
から他端に向かう方向にやや拡大するテーパ状であり、
前記ジョイント本体嵌合部の外周面との間で形成する角
度が5度以下であること、 を備えたことを特徴とする弾力性チューブ用サニタリー
ジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991092307U JP2565382Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 弾力性チュ−ブ用サニタリ−ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991092307U JP2565382Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 弾力性チュ−ブ用サニタリ−ジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534388U JPH0534388U (ja) | 1993-05-07 |
JP2565382Y2 true JP2565382Y2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=14050750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991092307U Expired - Fee Related JP2565382Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 弾力性チュ−ブ用サニタリ−ジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565382Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013036521A (ja) * | 2011-08-08 | 2013-02-21 | Toa Stainless:Kk | シリコーンゴム製ホース用継手 |
EP2659828B1 (en) | 2011-11-25 | 2015-07-01 | Olympus Medical Systems Corp. | Endoscope |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5044924U (ja) * | 1973-08-23 | 1975-05-07 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP1991092307U patent/JP2565382Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534388U (ja) | 1993-05-07 |
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