JP2564958Y2 - ポンプの軸封装置 - Google Patents

ポンプの軸封装置

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JP2564958Y2
JP2564958Y2 JP1992000725U JP72592U JP2564958Y2 JP 2564958 Y2 JP2564958 Y2 JP 2564958Y2 JP 1992000725 U JP1992000725 U JP 1992000725U JP 72592 U JP72592 U JP 72592U JP 2564958 Y2 JP2564958 Y2 JP 2564958Y2
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shaft sealing
box
sealing device
oil
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克博 稲場
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ポンプの接液部を分解
せずに外部よりオイルシールを交換可能なポンプの軸封
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にポンプの軸封装置には、グランド
パッキン,オイルシール,メカニカルシール等が使用さ
れている。このような軸封装置では、特に被送液体が固
形物を含むスラリーである場合には軸封部へ固形物粒子
が侵入しないよう、圧力水を連続的に注水する。注水用
の給水源を確保できない場合、グランドパッキン方式で
は、摺動面であるポンプ駆動軸又は軸スリーブとグラン
ドパッキンとの間に固形物粒子が侵入して早期に摩耗し
軸封装置としての適切な寿命が期待できない。そこでオ
イルシールを多段に装着しグリスを封入するか、メカニ
カルシールをタンデムに装着しその間にオイルを封入す
る軸封装置が用いられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、メカニ
カルシールは構造が複雑であり、これをタンデムに装着
する軸封装置は高価となる。一方、オイルシールを多段
に装着する軸封装置では、被送液体がスラリー液である
とオイルシールの交換頻度が多くなるが、オイルシール
は環状の一体形であるため交換の都度図5に示すよう
に、吸込側配管1からフロントカバー2,ガスケット
3,インペラ4,ケーシング5,スタフィングボックス
6,オイルシール7,駆動軸8,ポンプフレーム9,軸
スリーブ10,オイルシールカバー11までポンプの接
液部全体を分解しなければならず、分解組立に長時間を
要するという問題がある。
【0004】これに対し、環状のオイルシールを1箇所
で切断して開閉可能とし、接液部を分解せずに外部から
着脱できるようにするものが考えられたが、従来のオイ
ルシールは図6に示すように、多段に装着された軸方向
前後のオイルシール7間の垂直接触面7aからは、被送
液体が外側へ漏洩しやすく、このオイルシール7の外側
へ漏洩した被送液体はオイルシール7の外周とスタフィ
ングボックス6の内周との接触面7bで外部への漏出を
防止するよう軸封装置を構成していたため、切断したオ
イルシール7を外部から着脱できるようにスタフィング
ボックス6を軸方向と平行な面で分割すると、スタフィ
ングボックス6の分割接合面から被送液体が外部へ漏出
する。従って、切断したオイルシールは、圧力の殆んど
加わらない軸受部の潤滑油漏洩防止用として単段では使
用されたが、ポンプの軸封装置用としては実用化できな
かった。
【0005】この考案は、ポンプの軸封装置における上
記問題を解決するものであって、被送液体が固形物を含
むスラリーであっても軸封部への注水の必要がなく、オ
イルシールの着脱が容易で、被送液体の漏洩を防止する
ことのできるポンプの軸封装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のポンプの軸封装
置は、上記課題を解決するため、軸封部に、オイルシー
ルボックス接合ボルトで接合面が密着するよう接合され
分割形のオイルシールボックスを設け、このオイルシ
ールボックス内に、軸方向前方へ弾接し前後のオイルシ
ール間を封止する垂直リップが形成されており、且つ1
箇所で切断されていて開閉可能な環状のオイルシールを
複数段に装着している。
【0007】
【作用】オイルシールボックスはオイルシールボックス
接合ボルトで接合面が密着するよう接合されており、こ
のオイルシールボックス内に複数段に装着された軸方向
前後のオイルシール間は、軸方向前方に弾接する垂直リ
ップで封止されるため被送液体は、オイルシールの外側
へは漏洩せず、オイルシールボックスが分割形でもその
分割接合面から被送液体が外部へ漏出するおそれはな
い。オイルシール交換の際には、オイルシールボックス
を分割し、古いオイルシールを開いて取外し、新品を取
付け環状に閉じた後、オイルシールボックスを接合する
だけでよく、ポンプの接液部全体を分割する必要はな
い。
【0008】
【実施例】図1は、本考案の軸封装置の一実施例の縦断
面図、図2は、図1の2−2線断面図、図3はオイルシ
ールの部分を拡大して示す縦断面図である。ここで、ポ
ンプの軸封部には、駆動軸18に嵌着された軸スリーブ
20とケーシング15との間にスタフィングボックス1
6が取付けられている。このスタフィングボックス16
は、後方(図上右方)の内周面を大径とし、軸スリーブ
20との間に環状の空間を形成しており、この空間内に
オイルシールボックス21が挿入され、オイルシールボ
ックス固定ボルト22でスタフィングボックス16に固
定されている。このオイルシールボックス21は、軸方
向と平行な接合面21aで2分割され、オイルシールボ
ックス接合ボルト23で接合面21aが密着するよう
合されている。オイルシールボックス21内には、封水
リング24を挟んでオイリシール17が5段に装着され
ている。
【0009】オイルシール17には、その外周前端部に
垂直リップ17Lが形成されており、この垂直リップ1
7Lが軸方向前方に弾接している。また、オイルシール
17は、1箇所で切断されていて、開閉可能になってお
り、装着状態ではオイルシール固定スプリング25で環
状を保持するよう固定されている。オイルシール17
は、軸スリーブ20との摺動面から被送液体が漏出する
のを封止すると共に、軸方向前後のオイルシール17間
は弾接する垂直リップ17Lで封止してオイルシール1
7の外側への漏洩を防ぐため、オイルシールボックス2
1が分割形であっても、その接合面21aから被送液体
が漏出することはない。
【0010】また、オイルシール17を交換する際に
は、図4に示すように、オイルシールボックス固定ボル
ト22を外してオイルシールボックス21を後方へ抜出
し、オイルシールボックス接合ボルト23を外してオイ
ルシールボックス21を分割して取外した後、オイルシ
ール17を切断面17cで開いて取外す。それから、新
しいオイルシールを軸スリーブ20上に取付け、環状に
閉じてオイルシール固定スプリング25で固定した後、
オイルシールボックス21を取付けてオイルシールボッ
クス接合ボルト23で接合面21aが密着するよう接合
固定してスタフィングボックス16内に挿入し、オイル
シールボックス固定ボルトで固定すればよい。従って、
ポンプの接液部全体を分解することなく容易にオイルシ
ール17交換が行なわれる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のポンプの
軸封装置は、被送液体が固定物を含むスラリーであって
も軸封部への注水の必要がなく、また、オイルシールの
交換の際に接液部全体を分解せずに、簡単に交換できる
ため、交換頻度が多い場合でも作業能率がよく、しかも
被送液体の漏洩を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】オイルシールの部分を拡大して示す縦断面図で
ある。
【図4】オイルシール交換の説明図である。
【図5】従来のオイルシール交換時の分解部分を示す説
明図である。
【図6】従来のオイルシール形状の説明図である。
【符号の説明】
15 ケーシング 16 スタフィングボックス 17 オイルシール 17L 垂直リップ 18 駆動軸 20 軸スリーブ 21 オイルシールボックス 22 オイルシールボックス固定ボルト 23 オイルシールボックス接合ボルト 25 オイルシール固定スプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸封部に、オイルシールボックス接合ボ
    ルトで接合面が密着するよう接合された分割形のオイル
    シールボックスを設け、該オイルシールボックス内に、
    軸方向前方へ弾接し前後のオイルシール間を封止する垂
    直リップが形成されており、且つ、1箇所で切断されて
    いて開閉可能な環状のオイルシールを複数段に装着して
    なるポンプの軸封装置。
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