JPH0239116Y2 - - Google Patents

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JPH0239116Y2
JPH0239116Y2 JP1984183003U JP18300384U JPH0239116Y2 JP H0239116 Y2 JPH0239116 Y2 JP H0239116Y2 JP 1984183003 U JP1984183003 U JP 1984183003U JP 18300384 U JP18300384 U JP 18300384U JP H0239116 Y2 JPH0239116 Y2 JP H0239116Y2
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JP
Japan
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joint
pipe
bodies
gasket
pair
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JP1984183003U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、管継手本体を一対の継手本体から構
成し、これら継手本体を管に対し両側から嵌着し
て、一対の継手本体の相対向する両側の締結用フ
ランジ部をボルト締結するとともに、一対の継手
本体の相対向する締結用フランジ部の接合部間お
よび管継手本体の両端内周部と管の間に介在させ
たゴムガスケツトでそれらの間を密封するように
した分割形管継手に関する。
(従来技術) 従来、上記分割形継手を、地中への埋設用ばか
りでなく、架空配管にも適用するようにしてい
た。
しかし、上記分割形継手を、架空配管に適用す
ると、火災があつた時、一対の継手本体の相対向
する締結用フランジ部の接合部間および管継手本
体の両端内周部と管の間を密封していたゴムガス
ケツトが高熱にさらされることになつて短時間で
焼失し、上記各間からガスが多量に漏れて大事故
につながる虞れがある。
(考案の目的) 本考案の目的は、耐火性を有する分割形管継手
を新たに案出して、この分割形管継手を架空配管
に用いた場合に、火災時のシール破壊を好適に阻
止することができるようにすることを目的とす
る。
(考案の構成) 本考案は、上記目的を達成するために、管継手
本体を一対の継手本体から構成し、これら継手本
体を管に対し両側から嵌着して、一対の継手本体
の相対向する両側の締結用フランジ部をボルト締
結するとともに、一対の継手本体の相対向する締
結用フランジ部の接合部間および管継手本体の両
端内周部と管の間に介在させたゴムガスケツトで
それらの間を密封するようにした分割形管継手に
おいて、上記一対の継手本体の相対向する締結用
フランジ部の接合部間および上記管継手本体の両
端内周部と管の間に、さらに加熱によつて膨張さ
れる未膨張の黒鉛を用いた耐火用ガスケツトを介
在させるようにしたものである。
(作用) 本考案によれば、分割形管継手部分が火災によ
る高熱にさらされた場合は、通常時シールを司つ
ているゴムガスケツトが焼失することになるが、
他方で加熱によつて膨張される未膨張の黒鉛を用
いた耐火用ガスケツトが熱を受けて膨張し、上記
ゴムガスケツトの焼失によつて発生する隙間を閉
塞するので、管内流体の多量の漏失は阻止され
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明す
る。
第1図乃至第5図は分割形管継手のうち特に絶
縁機能を有する分割形継手を示しているもので、
1は分割形管継手本体であつて、該本体1は一対
の継手本体としての継手上半体2と、継手下半体
3とからなり、これらを管Aの適所に対し両側か
ら嵌着して、両半体2,3の両側の締結用フラン
ジ部4,4と、5,5を重ねてボルト6…で数箇
所締付け固定している。なお、フランジ部4,5
は継手半体2,3の長手方向のほぼ全長にわたり
膨出形成される。2aは、継手上半体2に設けた
管切断用カツター挿入孔を閉止する蓋体であつ
て、管Aは管継手本体1の取付け完了後に、この
蓋体2aを外し、カツター挿入孔を通して入れた
カツターにて二分断される。
上記継手上半体2および継手下半体3の内周面
には、第1図において顕著なように、たとえばプ
ラスチツク層等からなる電気絶縁層7が被着され
ている。
上記継手上半体2および継手下半体3の、上記
ボルト9によつて相接合して締付け固定されるフ
ランジ部4と5との接合部分において、継手下半
体3のフランジ部5側にあつては、第2図,第4
図および第5図で明らかなように継手下半体3の
両端部分間にわたつてゴムガスケツト嵌着溝8が
凹設され、この溝8に側部ゴムガスケツト9が嵌
着され、しかして前述のボルト6…による締付け
固定時に、フランジ部4と5の間で側部ゴムガス
ケツト9が挾圧されて、所要のシール効果が発揮
するようになされている。また、同じくフランジ
部4と5の間で、上記側部ゴムガスケツト9より
も外側位置に耐火用ガスケツト11が挾圧介在さ
れて保持される。即ち、耐火用ガスケツト11は
第6図のように加熱によつて膨張される未膨張の
黒鉛入りの丸ゴム12をガラス繊維チユーブ13
に内装した構成を有し、これが継手本体1の両端
から若千量突き出る状態で、フランジ部5,6の
接合面全域範囲にわたり配置される。この耐火用
ガスケツト11の固定保持はボルト6…によつて
生じる両フランジ部4,5の締付け固定力によつ
て行われる。
継手本体1の両端近傍で、この継手本体1と管
Aとの間には、管Aに套嵌した端部ゴムガスケツ
ト10が装備される。この端部ゴムガスケツト1
0は第1図および第2図で明らかなように、リン
グ形状を呈し、その中央外周面に台形状の隆条部
10aが一体形成されており、継手上半体2およ
び継手下半体3の両端部内周面に端部ゴムガスケ
ツト10を取巻いて形成した環状溝14が隆条部
10aに対応し、両者2,3の相互嵌合によつて
位置決めされ、かつ該端部ゴムガスケツト10が
継手本体1両端開口部をシールする。上記隆条部
10aは第2図のように側部ゴムガスケツト9に
対してはその内側から密接しており、従つて側部
ゴムガスケツト9と端部ゴムガスケツト10との
間にはシール性の劣化に通じる間隙は発生しな
い。
一方、上記端部ゴムガスケツト10の外側で、
継手本体1の両端開口近傍部位にボール式抜け止
めリング15が装備される。このリング15は、
耐火用ガスケツトとしての機能をもたせるため
に、第7図のように、加熱により膨張される未膨
張の黒鉛入りのリング状ゴムバンド16にボール
17を所要の間隙で周方向に適宜数保持させたも
ので、継手本体1の内周部に嵌着した絶縁体付き
内挿環18に保持されて管Aに套嵌されている。
そして、このボール式抜け止めリング15のリン
グ状ゴムバンド16には加熱によつて膨張される
未膨張の黒鉛を有しているので、火災時にはこの
ゴムバンド16が管継手本体1の両端内周面と管
外周との間をシールする耐火用ガスケツトとな
る。なお、前記内挿環18は抜け止めリング15
との対応面をテーパ面に形成しており、ボール1
7がこのテーパ面に当つて管Aの表面に喰い込む
と共に、管Aに引き抜き及び圧縮方向の力が作用
するに伴つて、ボール17が上記テーパ面の作用
によつてさらに管表面に深く喰い込み勝手に働い
て、管Aの抜け止めを行うように構成される。
しかして、前述の側部ゴムガスケツト9と端部
ゴムガスケツト10とは第2図によれば別体であ
るが、これらを一体成形によつて製作するのも良
い。
また、第1図中及び第2図で示される20はゴ
ムに加熱によつて膨張される未膨張の黒鉛を含有
させた耐火用ガスケツト兼異物遮断材であり、こ
れを第1図のように配設しておくことによつて、
管Aを管継手本体1内部で切断したときにその切
屑が端部ゴムガスケツト10方向へ侵入しないよ
うにするためと、火災時に膨張させてある程度の
シール性を保たせるようにするため、更に管継手
本体1を縦配管に装着した場合、火災時この管継
手本体1が縦配管に対してずれ落ちないようにす
るためのものである。
以上の構成の管継手においては、これが架空の
たとえばガス配管に用いられた状態で、該管継手
部分が火災等による高熱にさらされると、端部ゴ
ムガスケツト10および側部ガスケツト9が熱に
よつて焼失し、このため継手上半体2と継手下半
体3との合わせ目であるフランジ部4,5間、お
よび継手本体1の両端開口部からガスが漏洩する
危険な状態となるが、上記高熱により耐火用ガス
ケツト11において熱膨張性黒鉛が膨張し、抜け
止めリング15においてもそのゴムバンド16に
入れている未膨張の黒鉛が膨張し、さらに耐火用
ガスケツト兼異物遮断材20も熱膨張し、上記端
部ゴムガスケツト10および側部ゴムガスケツト
9に代つてシールを行うので、上記ガス漏洩を効
果的に阻止することができる。
ちなみに、耐火実験を行つてみた結果、加熱炉
内で800℃,30分間加熱,50Aの被接続管の場
合にあつて、耐火性を備えていない埋設型におい
ては約100/分の流体ガスの漏れを生じたが、
この実施例構成においては1/分の漏れ量であ
つて、その漏れ阻止効果を充分に確認できた。
なお、前記実施例では絶縁機能を有する分割形
継手について説明したが、例えば絶縁機能を持た
ない分割形継手などにも適用できることは勿論で
ある。
(効果) 以上のように本考案によれば、管継手部分が火
災等による高熱を受けて、ゴムガスケツトが焼失
するも、加熱によつて膨張される未膨張の黒鉛を
用いた耐火用ガスケツトが膨張して、上記ゴムガ
スケツトに代り一対の継手本体の相対向する締結
用フランジ部の接合部間および管継手本体の両端
内周部と管の間を塞ぐため、管路中の流動流体、
たとえばガスの多量の漏洩が生ぜず、故に架空配
管におけるガス爆発の危険性を有効に回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は管継手の半断面正面図、第2図は半断面平面
図、第3図は側面図、第4図は第2図の−線
矢視切断図、第5図は第2図の−線矢視切断
図、第6図は耐火用ガスケツトの拡大斜視図、第
7図は抜け止めリングの一部破断拡大図である。 1……管継手本体、2……継手上半体、3……
継手下半体、4,5……締結用フランジ部、6…
…ボルト、7……電気絶縁層、9,10……ゴム
ガスケツト、11,20……耐火用ガスケツト、
16……加熱によつて膨張される未膨張の黒鉛を
含有させたリング状ゴムバンド(耐火用ガスケツ
ト)、A……管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 管継手本体を一対の継手本体から構成し、これ
    ら継手本体を管に対し両側から嵌着して、一対の
    継手本体の相対向する両側の締結用フランジ部を
    ボルト締結するとともに、一対の継手本体の相対
    向する締結用フランジ部の接合部間および管継手
    本体の両端内周部と管の間に介在させたゴムガス
    ケツトでそれらの間を密封するようにした分割形
    管継手において、 上記一対の継手本体の相対向する締結用フラン
    ジ部の接合部間および上記管継手本体の両端内周
    部と管の間に、さらに加熱によつて膨張される未
    膨張の黒鉛を用いた耐火用ガスケツトを介在させ
    るようにしたことを特徴とする分割形管継手。
JP1984183003U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH0239116Y2 (ja)

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JP1984183003U JPH0239116Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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JPS6197686U JPS6197686U (ja) 1986-06-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012112440A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Keiyo Gas Kk シール部材とその製造方法

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JP2564958Y2 (ja) * 1992-01-13 1998-03-11 古河機械金属株式会社 ポンプの軸封装置

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JPS5854274A (ja) * 1981-09-28 1983-03-31 Nippon Pillar Packing Co Ltd ガスケット及びその製造方法

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