JP2564858Y2 - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
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- JP2564858Y2 JP2564858Y2 JP4623191U JP4623191U JP2564858Y2 JP 2564858 Y2 JP2564858 Y2 JP 2564858Y2 JP 4623191 U JP4623191 U JP 4623191U JP 4623191 U JP4623191 U JP 4623191U JP 2564858 Y2 JP2564858 Y2 JP 2564858Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は交流を順変換器により直
流に変換し、これを平滑コンデンサにより平滑した後、
逆変換器により三相交流に変換して出力するインバータ
装置に関する。
流に変換し、これを平滑コンデンサにより平滑した後、
逆変換器により三相交流に変換して出力するインバータ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、従来のインバータ装置として、
図6の回路図に示すように順変換器11とインバータ
(逆変換器)12との間に平滑用コンデンサ1を有して
いる。図6において、交流電源端子R,S,Tから順変
換器11により直流に変換し、この直流入力点(分岐
点)P,N間に複数(ここでは1個の場合を示してい
る)の平滑コンデンサ1を接続して該直流を平滑してイ
ンバータ回路である逆変換器12に接続され、交流に変
換し交流出力端子U,V,Wとして負荷側に給電され
る。
図6の回路図に示すように順変換器11とインバータ
(逆変換器)12との間に平滑用コンデンサ1を有して
いる。図6において、交流電源端子R,S,Tから順変
換器11により直流に変換し、この直流入力点(分岐
点)P,N間に複数(ここでは1個の場合を示してい
る)の平滑コンデンサ1を接続して該直流を平滑してイ
ンバータ回路である逆変換器12に接続され、交流に変
換し交流出力端子U,V,Wとして負荷側に給電され
る。
【0003】図7は図6の直流入力点(分岐点)P,N
に、後述する接続ブス16が逆変換器12を構成してい
る各アームの接続点N1 ,P1 ,N2 ,P2 ,N3 ,P
3 が接続され、逆変換器12の出力点にそれぞれ対応し
たインバータ回路の三相交流出力端子U,V,Wが接続
されている。
に、後述する接続ブス16が逆変換器12を構成してい
る各アームの接続点N1 ,P1 ,N2 ,P2 ,N3 ,P
3 が接続され、逆変換器12の出力点にそれぞれ対応し
たインバータ回路の三相交流出力端子U,V,Wが接続
されている。
【0004】図8は各平滑用コンデンサ1の組立状態を
示す部分斜視図であり、図9は図8の側面図である。図
8と図9において、各平滑用コンデンサ1は、それぞれ
の底部側に配設されている取付足13により、ユニット
シャーシ14に互いに間隔を存して配置され、かつ各平
滑用コンデンサ1は取付ネジ15によりユニットシャー
シ14に締付け固定され、各平滑用コンデンサ1の接続
端子は接続ブス16に接続ネジ17により接続される。
また、平滑用コンデンサ1の容器上面であって、接続ブ
ス16の間に、平滑コンデンサ1の爆発を防ぐための防
ばく弁18が設けられている。
示す部分斜視図であり、図9は図8の側面図である。図
8と図9において、各平滑用コンデンサ1は、それぞれ
の底部側に配設されている取付足13により、ユニット
シャーシ14に互いに間隔を存して配置され、かつ各平
滑用コンデンサ1は取付ネジ15によりユニットシャー
シ14に締付け固定され、各平滑用コンデンサ1の接続
端子は接続ブス16に接続ネジ17により接続される。
また、平滑用コンデンサ1の容器上面であって、接続ブ
ス16の間に、平滑コンデンサ1の爆発を防ぐための防
ばく弁18が設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図6と図7において、
順変換器11から平滑コンデンサ1の正側端子と負側端
子すなわち逆変換器12の直流入力点P,Nを通つて、
逆変換器12のアームの接続点N1 、P1 、N2 ,P
2 、N3 ,P3 までの各々の接続経路の長さは、N1 ,
P1 が最も短かく、次にN2,P2 、N3 ,P3 の順に長
くなっている。
順変換器11から平滑コンデンサ1の正側端子と負側端
子すなわち逆変換器12の直流入力点P,Nを通つて、
逆変換器12のアームの接続点N1 、P1 、N2 ,P
2 、N3 ,P3 までの各々の接続経路の長さは、N1 ,
P1 が最も短かく、次にN2,P2 、N3 ,P3 の順に長
くなっている。
【0006】このようにことから、該接続経路のインピ
ーダンスが異なることから、直流入力点からインバータ
回路への出力点迄の平滑コンデンサ1に流れるリップル
電流は、接続経路の短かい方に多く流れ、長い方に少な
く流れ、電流はアンバランスとなり、平滑コンデンサ1
の温度上昇を引きおこす欠点があった。
ーダンスが異なることから、直流入力点からインバータ
回路への出力点迄の平滑コンデンサ1に流れるリップル
電流は、接続経路の短かい方に多く流れ、長い方に少な
く流れ、電流はアンバランスとなり、平滑コンデンサ1
の温度上昇を引きおこす欠点があった。
【0007】又、図8と図9において、平滑コンデンサ
1は、固定足13によりユニットシャーシ14に固定す
るため、接続ブス16を平滑コンデンサ1の接続端子1
aに゛接続する際に、接続ブス16に形成されている接
続ネジ17の接続用穴16aの大きさに余裕を設けるこ
とができないので、一度仮組立を行ない平滑コンデンサ
1の接続端子1a及び固定足13に形成されている穴1
3aの位置関係を確認後、順次締付けることになり、作
業性も悪く多大の時間を必要としていた。
1は、固定足13によりユニットシャーシ14に固定す
るため、接続ブス16を平滑コンデンサ1の接続端子1
aに゛接続する際に、接続ブス16に形成されている接
続ネジ17の接続用穴16aの大きさに余裕を設けるこ
とができないので、一度仮組立を行ない平滑コンデンサ
1の接続端子1a及び固定足13に形成されている穴1
3aの位置関係を確認後、順次締付けることになり、作
業性も悪く多大の時間を必要としていた。
【0008】さらに、万一平滑コンデンサ1がパンクし
た場合に、防ばく弁18部分及び内部材料が飛散する
等、防ばく弁18がむきだしのため安全面に注意する必
要があった。
た場合に、防ばく弁18部分及び内部材料が飛散する
等、防ばく弁18がむきだしのため安全面に注意する必
要があった。
【0009】本考案の目的は、平滑コンデンサのリップ
ル電流がバランスし、平滑コンデンサの固定作業が容易
で、平滑コンデンサのパンク時の防ばく弁および内部材
料が飛散するのを防止できるインバータ装置を提供する
ことを目的とする。
ル電流がバランスし、平滑コンデンサの固定作業が容易
で、平滑コンデンサのパンク時の防ばく弁および内部材
料が飛散するのを防止できるインバータ装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するため、交流を順変換器により直流に変換し、この
変換された直流を平滑コンデンサにより平滑した後、逆
変換器により該平滑した直流を三相交流に変換して出力
するものであり、前記逆変換器は第1、第2、第3アー
ムを並列接続すると共に、各アームに第1および第2の
スイッチング素子をそれぞれ直列接続したものからなる
インバータ装置において、前記平滑コンデンサを複数個
に分割し、この複数のコンデンサをシャーシ上に互いに
間隔を存して偶数列に配置し、前記第1〜第3アームの
直流正側入力端子と前記コンデンサの正側端子の間を第
1の接続ブスにより接続するものであり、該第1の接続
ブスは前記第1〜第3アームの接続点をそれぞれP1 ,
P2 ,P3 としたとき、前記P1 〜P3 の距離において
前記P1 を基準として1/3または2/3の付近に一方
の直流入力点(分岐点)Pを形成し、該直流入力点Pと
前記コンデンサの正側端子を接続し、前記第1〜第3ア
ームの直流負側入力端子と前記コンデンサの負側端子の
間を第2の接続ブスにより接続するものであり、該第2
の接続ブスは前記第1〜第3アームの接続点をそれぞれ
N1 ,N2 ,N3 としたとき、前記N1 〜N3 の距離に
おいて前記N1 を基準として2/3または1/3の付近
に他方の直流入力点(分岐点)Nを形成し、該直流入力
点Nと前記コンデンサの負側端子と接続し、前記各コン
デンサの間に固定板が掛け渡され、さらに固定板の一端
部が少なくとも一方のコンデンサの防ばく弁の上部に渡
され、前記固定板の中央部と前記シャーシ間にそれぞれ
締結部材を設けて締結し、前記各コンデンサを固定する
ようにしたことを特徴とするとするものである。
成するため、交流を順変換器により直流に変換し、この
変換された直流を平滑コンデンサにより平滑した後、逆
変換器により該平滑した直流を三相交流に変換して出力
するものであり、前記逆変換器は第1、第2、第3アー
ムを並列接続すると共に、各アームに第1および第2の
スイッチング素子をそれぞれ直列接続したものからなる
インバータ装置において、前記平滑コンデンサを複数個
に分割し、この複数のコンデンサをシャーシ上に互いに
間隔を存して偶数列に配置し、前記第1〜第3アームの
直流正側入力端子と前記コンデンサの正側端子の間を第
1の接続ブスにより接続するものであり、該第1の接続
ブスは前記第1〜第3アームの接続点をそれぞれP1 ,
P2 ,P3 としたとき、前記P1 〜P3 の距離において
前記P1 を基準として1/3または2/3の付近に一方
の直流入力点(分岐点)Pを形成し、該直流入力点Pと
前記コンデンサの正側端子を接続し、前記第1〜第3ア
ームの直流負側入力端子と前記コンデンサの負側端子の
間を第2の接続ブスにより接続するものであり、該第2
の接続ブスは前記第1〜第3アームの接続点をそれぞれ
N1 ,N2 ,N3 としたとき、前記N1 〜N3 の距離に
おいて前記N1 を基準として2/3または1/3の付近
に他方の直流入力点(分岐点)Nを形成し、該直流入力
点Nと前記コンデンサの負側端子と接続し、前記各コン
デンサの間に固定板が掛け渡され、さらに固定板の一端
部が少なくとも一方のコンデンサの防ばく弁の上部に渡
され、前記固定板の中央部と前記シャーシ間にそれぞれ
締結部材を設けて締結し、前記各コンデンサを固定する
ようにしたことを特徴とするとするものである。
【0011】
【作用】本考案によれば、各コンデンサの正側端子およ
び負側端子と逆変換器の各アームの接続点までの接続経
路の長さを1/3または2/3となるようにして、各平
滑コンデンサまでのインピーダンスをほぼ等しくしたの
で、各コンデンサに流れるリップル電流がバランスし、
コンデンサの温度上昇をおさえることができる。
び負側端子と逆変換器の各アームの接続点までの接続経
路の長さを1/3または2/3となるようにして、各平
滑コンデンサまでのインピーダンスをほぼ等しくしたの
で、各コンデンサに流れるリップル電流がバランスし、
コンデンサの温度上昇をおさえることができる。
【0012】さらに、各コンデンサは、コンデンサ相互
間に掛渡されている固定板とシャーシ間に締結部材を設
けて締結するようにしたので、従来装置のように仮組立
することもなく、コンデンサ固定時の作業性が大幅に改
善される。
間に掛渡されている固定板とシャーシ間に締結部材を設
けて締結するようにしたので、従来装置のように仮組立
することもなく、コンデンサ固定時の作業性が大幅に改
善される。
【0013】又、固定板はコンデンサの防ばく弁の上部
に配置したので、万一平滑用コンデンサがパンクした場
合に防ばく弁部分及び内部材料が飛散することを防ぐこ
とができる。
に配置したので、万一平滑用コンデンサがパンクした場
合に防ばく弁部分及び内部材料が飛散することを防ぐこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、図1から図6を参照して本考案の一実
施例を説明する。図1は図6の回路図をもとに作成した
接続図で、図2は図1の接続図の一部分を立体的に表
し、平滑コンデンサの組立状態を示す斜視図であり、図
3は図2の側面図で、図4およぴ図5は図1〜図3の固
定板の斜視図である。
施例を説明する。図1は図6の回路図をもとに作成した
接続図で、図2は図1の接続図の一部分を立体的に表
し、平滑コンデンサの組立状態を示す斜視図であり、図
3は図2の側面図で、図4およぴ図5は図1〜図3の固
定板の斜視図である。
【0015】図6において交流電源端子R,S,Tから
順変換器11により直流に変換し、直流母線間に接続さ
れている平滑コンデンサ1に給電し、これをインバータ
回路である逆変換器12に接続され、三相交流に変換し
三相交流出力端子U,V,Wを介して負荷側に給電され
る。
順変換器11により直流に変換し、直流母線間に接続さ
れている平滑コンデンサ1に給電し、これをインバータ
回路である逆変換器12に接続され、三相交流に変換し
三相交流出力端子U,V,Wを介して負荷側に給電され
る。
【0016】図1において、P,Nは平滑コンデンサの
正側端子および負側直端子と接続される逆変換器12の
直流入力点(分岐点)、N1 ,P1 、N2 、P2 、N
3,P3 は逆変換器12を構成している3アームの接続
点で、逆変換器12の各相U,V,Wにそれぞれ対応し
て接続されている。この場合、第1〜第3アームの直流
正側入力端子とコンデンサの正側端子の間を第1の接続
ブスにより接続するものであり、該第1の接続ブスは前
記第1〜第3アームの接続点をそれぞれP1 ,P2 ,P
3 としたとき、前記P1 〜P3 の距離において前記P1
を基準として1/3または2/3の付近に一方の直流入
力点(分岐点)Pを形成し、該直流入力点Pと前記コン
デンサの正側端子を接続し、また第1〜第3アームの直
流負側入力端子と前記コンデンサの負側端子の間を第2
の接続ブスにより接続するものであり、該第2の接続ブ
スは前記第1〜第3アームの接続点をそれぞれN1 ,N
2 ,N3 としたとき、前記N1 〜N3 の距離において前
記N1 を基準として2/3または1/3の付近に他方の
直流入力点(分岐点)Nを形成し、該直流入力点Nと前
記コンデンサの負側端子と接続する。
正側端子および負側直端子と接続される逆変換器12の
直流入力点(分岐点)、N1 ,P1 、N2 、P2 、N
3,P3 は逆変換器12を構成している3アームの接続
点で、逆変換器12の各相U,V,Wにそれぞれ対応し
て接続されている。この場合、第1〜第3アームの直流
正側入力端子とコンデンサの正側端子の間を第1の接続
ブスにより接続するものであり、該第1の接続ブスは前
記第1〜第3アームの接続点をそれぞれP1 ,P2 ,P
3 としたとき、前記P1 〜P3 の距離において前記P1
を基準として1/3または2/3の付近に一方の直流入
力点(分岐点)Pを形成し、該直流入力点Pと前記コン
デンサの正側端子を接続し、また第1〜第3アームの直
流負側入力端子と前記コンデンサの負側端子の間を第2
の接続ブスにより接続するものであり、該第2の接続ブ
スは前記第1〜第3アームの接続点をそれぞれN1 ,N
2 ,N3 としたとき、前記N1 〜N3 の距離において前
記N1 を基準として2/3または1/3の付近に他方の
直流入力点(分岐点)Nを形成し、該直流入力点Nと前
記コンデンサの負側端子と接続する。
【0017】従つて、各平滑コンデンサ1のP側からN
側に流れる順変換器11からの電流の配線長さ(接続経
路)が等しいため、各接続経路のインピーダンスが等し
く、電流が均等に流れる。
側に流れる順変換器11からの電流の配線長さ(接続経
路)が等しいため、各接続経路のインピーダンスが等し
く、電流が均等に流れる。
【0018】図2と図3は、平滑コンデンサ1を固定板
31,32とユニットシャーシ8間に固定した状態を示
すものである。ユニットシャーシ8は、この所望の位置
に予めボルト穴8aが複数個間隔を存して形成され、ユ
ニットシャーシ8上にゴムパッキン7を介して各平滑コ
ンデンサ1を所定間隔を存して配置され、各平滑コンデ
ンサ1の相互間で、かつコンデンサ1の上面に固定板3
1,32が掛渡されている。
31,32とユニットシャーシ8間に固定した状態を示
すものである。ユニットシャーシ8は、この所望の位置
に予めボルト穴8aが複数個間隔を存して形成され、ユ
ニットシャーシ8上にゴムパッキン7を介して各平滑コ
ンデンサ1を所定間隔を存して配置され、各平滑コンデ
ンサ1の相互間で、かつコンデンサ1の上面に固定板3
1,32が掛渡されている。
【0019】この場合、固定板31,32は、各コンデ
ンサ1にそれぞれ有する防ばく弁6の上部に配設され、
コンデンサ1が万−パンクした場合のにげの役目も兼ね
ている。固定板31,32は、いずれも図4、図5にそ
れぞれ示すように防ばく弁6の保護カバーの役目をはた
すだけの寸法にし、防ばく弁6を保守点検時に目視管埋
ができるよう透明な材料を使用し、中央部分にボルト穴
31a,32aがそれぞれ形成され、このボルト穴31
a,32aに押えボルト4が挿通できるようになってお
り、押えボルト4のユニットシャーシ8から突出する突
出端部にナット9が螺合できるようになっている。
ンサ1にそれぞれ有する防ばく弁6の上部に配設され、
コンデンサ1が万−パンクした場合のにげの役目も兼ね
ている。固定板31,32は、いずれも図4、図5にそ
れぞれ示すように防ばく弁6の保護カバーの役目をはた
すだけの寸法にし、防ばく弁6を保守点検時に目視管埋
ができるよう透明な材料を使用し、中央部分にボルト穴
31a,32aがそれぞれ形成され、このボルト穴31
a,32aに押えボルト4が挿通できるようになってお
り、押えボルト4のユニットシャーシ8から突出する突
出端部にナット9が螺合できるようになっている。
【0020】そして、接続ブス2は、平滑コンデンサ1
の接続端子部1aに接続ボルト5が螺合接続できるよう
に、ボルト穴2aが形成されている。固定板31は図4
の斜視図に示すように、防ばく弁6を1個だけカバーで
きる大きさの矩形状板体であって、この一端部側に段状
部31bが形成され、かつボルト挿通穴31aが形成さ
れている。固定板32は図5の斜視図に示すように、防
ばく弁6を2個だけカバーできる大きさの矩形状板体で
あつて、この対向する両端部側に段状部32b,32c
がそれぞれ形成され、かつボルト挿通穴32aが形成さ
れている。
の接続端子部1aに接続ボルト5が螺合接続できるよう
に、ボルト穴2aが形成されている。固定板31は図4
の斜視図に示すように、防ばく弁6を1個だけカバーで
きる大きさの矩形状板体であって、この一端部側に段状
部31bが形成され、かつボルト挿通穴31aが形成さ
れている。固定板32は図5の斜視図に示すように、防
ばく弁6を2個だけカバーできる大きさの矩形状板体で
あつて、この対向する両端部側に段状部32b,32c
がそれぞれ形成され、かつボルト挿通穴32aが形成さ
れている。
【0021】以上述べた本考案の実施例によれば、各平
滑コンデンサ1の直流入力点から出力点までの接続経路
の長さを等しくしたので、各平滑コンデンサまでのイン
ビーダンスが等価となり、各平滑コンデンサ1に流れる
リップル電流がバランスし、平滑コンデンサ1の容量は
有効に働き、平滑コンデンサ1を温度上昇を抑えること
ができる。
滑コンデンサ1の直流入力点から出力点までの接続経路
の長さを等しくしたので、各平滑コンデンサまでのイン
ビーダンスが等価となり、各平滑コンデンサ1に流れる
リップル電流がバランスし、平滑コンデンサ1の容量は
有効に働き、平滑コンデンサ1を温度上昇を抑えること
ができる。
【0022】さらに、各平滑コンデンサ1をユニットシ
ャーシ8に固定する場合、接続ブス2に形成されている
ネジ挿入穴2aに、平滑コンデンサ1の接続端子部1a
を位置決めし、接続ネジ17を接続端子部1aに螺合さ
せた後、コンデンサ1相互間に掛渡されている固定板3
1,32のボルト挿通穴31a,32aとユニットシャ
ーシ8のボルト穴8aに、押えボルト4を挿通させ、こ
の突出端部にナット9を締め付けるようにしたので、こ
の締め付け前に従来装置のように仮組立することもな
く、平滑コンデンサ1の固定時の作業性が大幅に改善さ
れる。
ャーシ8に固定する場合、接続ブス2に形成されている
ネジ挿入穴2aに、平滑コンデンサ1の接続端子部1a
を位置決めし、接続ネジ17を接続端子部1aに螺合さ
せた後、コンデンサ1相互間に掛渡されている固定板3
1,32のボルト挿通穴31a,32aとユニットシャ
ーシ8のボルト穴8aに、押えボルト4を挿通させ、こ
の突出端部にナット9を締め付けるようにしたので、こ
の締め付け前に従来装置のように仮組立することもな
く、平滑コンデンサ1の固定時の作業性が大幅に改善さ
れる。
【0023】又、固定板31,32は、この段状部31
b、32b,32cか防ばく弁6の上部に位置するよう
に配置したので、万一平滑用コンデンサ1がパンクした
場合に保護カバーとしても機能し、防ばく弁6部分及び
内部材料が飛散することを防ぐことができる。
b、32b,32cか防ばく弁6の上部に位置するよう
に配置したので、万一平滑用コンデンサ1がパンクした
場合に保護カバーとしても機能し、防ばく弁6部分及び
内部材料が飛散することを防ぐことができる。
【0024】
【考案の効果】本考案によれば、平滑コンデンサのリッ
プル電流がバランスし、平滑コンデンサの固定作業が容
易で、平滑コンデンサのパンク時の防ばく弁および内部
材料が飛散するのを防止できるインバータ装置を提供す
ることができる。
プル電流がバランスし、平滑コンデンサの固定作業が容
易で、平滑コンデンサのパンク時の防ばく弁および内部
材料が飛散するのを防止できるインバータ装置を提供す
ることができる。
【図1】本考案によるインバータ装置の一実施例を示す
平滑コンデンサの接続図。
平滑コンデンサの接続図。
【図2】図1の一部分を立体的に表した平滑コンデンサ
の組立の部分斜視図。
の組立の部分斜視図。
【図3】図2の部分側面図。
【図4】図1の固定板の斜視図。
【図5】図1の固定板の斜視図。
【図6】従来のインバータ装置の回路図。
【図7】従来のインバータ装置の平滑コンデンサの接続
図。
図。
【図8】図7の平滑コンデンサの組立状態を示す斜視
図。
図。
【図9】図8の側面図。
1…平滑コンデンサ、2…接続ブス、31,32…固定
板、4…押えボルト、5…接続ネジ、6…防ばく弁、7
…ゴムパッキング、8…ユニットシャーシ、11…順変
換器、12…逆変換器、13…取付足、14…ユニット
シャーシ、15…取付ネジ、16…接続ブス、17…接
続ネジ、18…防ばく弁。
板、4…押えボルト、5…接続ネジ、6…防ばく弁、7
…ゴムパッキング、8…ユニットシャーシ、11…順変
換器、12…逆変換器、13…取付足、14…ユニット
シャーシ、15…取付ネジ、16…接続ブス、17…接
続ネジ、18…防ばく弁。
Claims (1)
- 【請求項1】 交流を順変換器により直流に変換し、こ
の変換された直流を平滑コンデンサにより平滑した後、
逆変換器により該平滑した直流を三相交流に変換して出
力するものであり、前記逆変換器は第1、第2、第3ア
ームを並列接続すると共に、各アームに第1および第2
のスイッチング素子をそれぞれ直列接続したものからな
るインバータ装置において、 前記平滑コンデンサを複数個に分割し、この複数のコン
デンサをシャーシ上に互いに間隔を存して偶数列に配置
し、 前記第1〜第3アームの直流正側入力端子と前記コンデ
ンサの正側端子の間を第1の接続ブスにより接続するも
のであり、該第1の接続ブスは前記第1〜第3アームの
接続点をそれぞれP1 ,P2 ,P3 としたとき、前記P
1 〜P3 の距離において前記P1 を基準として1/3ま
たは2/3の付近に一方の直流入力点(分岐点)Pを形
成し、該直流入力点Pと前記コンデンサの正側端子を接
続し、 前記第1〜第3アームの直流負側入力端子と前記コンデ
ンサの負側端子の間を第2の接続ブスにより接続するも
のであり、該第2の接続ブスは前記第1〜第3アームの
接続点をそれぞれN1 ,N2 ,N3 としたとき、前記N
1 〜N3 の距離において前記N1 を基準として2/3ま
たは1/3の付近に他方の直流入力点(分岐点)Nを形
成し、該直流入力点Nと前記コンデンサの負側端子と接
続し、 前記各コンデンサの間に固定板が掛け渡され、さらに固
定板の一端部が少なくとも一方のコンデンサの防ばく弁
の上部に渡され、 前記固定板の中央部と前記シャーシ間にそれぞれ締結部
材を設けて締結し、前記各コンデンサを固定するように
したことを特徴とするインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4623191U JP2564858Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4623191U JP2564858Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | インバータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052589U JPH052589U (ja) | 1993-01-14 |
JP2564858Y2 true JP2564858Y2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=12741345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4623191U Expired - Lifetime JP2564858Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564858Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001352767A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-21 | Toshiba Corp | 電力変換器用パワーユニット |
JP5363892B2 (ja) * | 2009-07-03 | 2013-12-11 | 富士電機株式会社 | コンデンサ装置 |
WO2023181291A1 (ja) * | 2022-03-24 | 2023-09-28 | 三菱電機株式会社 | 電子機器 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP4623191U patent/JP2564858Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH052589U (ja) | 1993-01-14 |
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