JPH0436127Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、太陽電池パネルに関する。

（従来の技術） 第３図に示すように、太陽電池パネル１は、複
数の太陽電池セル２，２，…を直列に接続してな
り、各太陽電池セル２，２，…の発生電圧の和の
電圧で負荷に電流が供給される。必要ならば、複
数の太陽電池パネル１，１，…が負荷に接続され
る。

太陽電池パネル１には、断線が起こつた場合お
よび一部のパネルが影になり、出力電流に差がで
きた場合でも全パネルの出力が大きく低下するこ
とのない様に、バイパスダイオード３が並列に入
れてある。

この太陽電池パネル１の斜視図を第４図に示
す。バイパスダイオード３を含む端子ボツクス１
１が、リード線１２を介して太陽電池パネルの裏
側に接続されている。

（考案が解決しようとする問題点） ところで、従来の太陽電池パネル１では、断線
（たとえば、第３図の場所４において）が生じて
も、バイパスダイオード３を電流が流れるので、
外部からは断線しているか否かがわからず、ま
た、どの太陽電池パネルが断線したのかわからな
い。

本考案の目的は、断線を容易に発見できる太陽
電池パネルを提供することである。

（問題点を解決するための手段） 本考案に係る断線点検用配線を備えた太陽電池
パネルは、負荷接続用出力端子にバイパスダイオ
ードを接続した太陽電池パネルにおいて、バイパ
スダイオードの配線の一部にクランプ型電流計の
はさみ部を設けたことを特徴とする。

（作用および考案の効果） 太陽電池パネルのバイパスダイオードの配線を
外部より容易にクランプ型電流計ではさめるよう
に設ける。

バイパスダイオードに電流が流れているか否か
をクランプ型電流計を用いて容易に検出できるの
で、太陽電池パネルが断線した場合に断線したこ
とが容易にわかる。また、どの太陽電池パネルが
断線したか容易に発見できる。

（実施例） 以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を
説明する。

第２図に示すように、本考案においては、断線
が起こつた場合に電流が流れるバイパスダイオー
ド４の配線の一部（断線点検用配線）５を太陽電
池パネル１の外部に取り出す。そして、第１図に
示すように、クランプ型電流計１３でこの部分５
をはさめる様にする。すなわち、この部分５でク
ランプ型電流計１３のはさみ部を形成する。その
他の点では、第３図と第４図に示した従来の太陽
電池パネルと同じである。

このようにすると、クランプ型電流計１３では
さみ部（断線点検用配線）５をはさんでバイパス
ダイオード４に電流が流れているか否かを検出す
ることにより、太陽電池パネル１の保守点検が容
易に行える。すなわち、バイパスダイオード３に
電流が流れているパネルが断線したパネルであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、太陽電池パネルの斜視図である。第
２図は、太陽電池パネルの回路図である。第３図
は、従来の太陽電池パネルの回路図である。第４
図は、従来の太陽電池パネルの斜視図である。 １……太陽電池パネル、２，２……太陽電池セ
ル、３……バイパスダイオード、５……はさみ部
（断線点検用配線）、１１……端子ボツクス、１２
……リード線、１３……クランプ型電流計。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 負荷接続用出力端子にバイパスダイオードを接
   続した太陽電池パネルにおいて、 バイパスダイオードの配線の一部にクランプ型
   電流計のはさみ部を設けたことを特徴とする断線
   点検用配線を備えた太陽電池パネル。