JP3986626B2 - 整流器用地絡検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直接接地系統に接続される整流器の直流側地絡を検出するための整流器用地絡検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、直接接地系統では絶縁変圧器を介さずに整流器を接続されているため、整流器の直流側の地絡検出用として通常使用されている抵抗分圧式の地絡検出装置を利用できないので、この種整流器の直流側の地絡検出は行っていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は直接接地系統に絶縁変圧器を介さずに接続される整流器の直流側地絡を検出することができる整流器用地絡検出装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に係る整流器用地絡検出装置の本発明は、直接接地系統に絶縁変圧器を介さずに交流側端子を接続するとともに、直流側端子間に負荷を接続した整流器と、前記整流器の交流側端子側に接続された変流器と、前記変流器の残留回路に発生した電圧を入力して、前記整流器の正極側の地絡を検出するP極側地絡判定器および負極側の地絡を検出するN極側地絡判定器を備えた地絡判定器と、からなる整流器用地絡検出装置において、前記P極側地絡判定器は、P極地絡時通電する極性のダイオードおよび抵抗からなる直列回路、この直列回路に対して並列に接続されたバイパスコンデンサとからなる前記残留回路と、当該残留回路の前記抵抗の端子間に生じた電圧が整定値以上のとき、P極地絡と判定する判定器とから構成され、前記N極側地絡判定器は、前記P極地絡時通電する極性のダイオードとは逆極性に接続されN極地絡時通電する極性のダイオードおよび抵抗からなる直列回路、この直列回路に対して並列に接続されたバイパスコンデンサとからなる前記残留回路と、当該残留回路の前記抵抗の端子間に生じた電圧が整定値以上のとき、N極地絡と判定する判定器とから構成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例(請求項1及び請求項2対応)の構成図である。
同図において、1は直接接地系統であり、この直接接地系統1には絶縁変圧器を介さずに整流器3が接続されている。整流器3の交流側には変流器2を介して地絡判定器4が接続されており、また整流器3の直流側には負荷11が接続されている。
地絡判定器4は、図2に示すようにP極(正極)側地絡判定器5P とN極(負極)側地絡判定器5N より構成されている。
【0007】
一方のP極側地絡判定器5P は、変流電流をバイパスするためのパスコンデンサ6P とP極地絡時通電するダイオード7P と抵抗8P とからなる残留回路9P と、この残留回路9P よりの電圧が整定値以上となった時P極地絡と判定する判定器10P とから構成されている。
【0008】
また、他方のN極側地絡判定器5N は、変流電流をバイパスするためのパスコンデンサ6N とN極地絡時通電するダイオード7N と抵抗8N とからなる残留回路9N と、この残留回路9N よりの電圧が整定値以上となった時N極地絡と判定する判定器10N とから構成されている。
【0009】
次に、本実施例の動作について説明する。
図1において、整流器3の直流側正極に地絡が生じて、例えば図3に示すP極側地絡電流IP が流れると、このP極側地絡電流IP は残留回路9P にて電圧に変換され、この電圧の大きさが整定値以上となった時、P極側地絡判定器5P にて直流側正極地絡と判定される。
【0010】
また、整流器3の直流側負極に地絡が生じて、例えば図3に示すN極側地絡電流IN が流れると、このN極側地絡電流IN は残留回路9N にて電圧に変換され、この電圧の大きさが整定値以上となった時、N極側地絡判定器5N にて直流側負極地絡と判定される。
【0011】
このように本実施例によると、直流側地絡時電流であるP極地絡時電流IP またはN極地絡電流IN を変流器2の残留回路9P または残留回路9N にて検出し、地絡判定器4のP極側地絡判定器5P 及びN極側地絡判定器5N により地絡検出を行い外部に地絡しゃ断指令を与えるものである。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明(請求項1及び請求項2対応)によれば、直接接地系統に絶縁変圧器を介さずに接続される整流器の直流側に発生した地絡を交流側にてP極地絡かN極地絡かを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である地絡検出装置の構成図。
【図2】図1の地絡判定器の構成図。
【図3】直流側地絡電流を示す波形図。
【符号の説明】
1…直接接地系統、2…変流器、3…整流器、4…地絡判定器、5P …P極側地絡判定器、5N …N極側地絡判定器、6P ,6N …パスコンデンサ、7P ,7N …ダイオード、8P ,8N …抵抗、9P ,9N …残留回路、10P ,10N …判定器、11…負荷。
Claims (1)
- 直接接地系統に絶縁変圧器を介さずに交流側端子を接続するとともに、直流側端子間に負荷を接続した整流器と、
前記整流器の交流側端子側に接続された変流器と、
前記変流器の残留回路に発生した電圧を入力して、前記整流器の正極側の地絡を検出するP極側地絡判定器および負極側の地絡を検出するN極側地絡判定器を備えた地絡判定器と、
からなる整流器用地絡検出装置において、
前記P極側地絡判定器は、P極地絡時通電する極性のダイオードおよび抵抗からなる直列回路、この直列回路に対して並列に接続されたバイパスコンデンサとからなる前記残留回路と、当該残留回路の前記抵抗の端子間に生じた電圧が整定値以上のとき、P極地絡と判定する判定器とから構成され、
前記N極側地絡判定器は、前記P極地絡時通電する極性のダイオードとは逆極性に接続されN極地絡時通電する極性のダイオードおよび抵抗からなる直列回路、この直列回路に対して並列に接続されたバイパスコンデンサとからなる前記残留回路と、当該残留回路の前記抵抗の端子間に生じた電圧が整定値以上のとき、N極地絡と判定する判定器とから構成したことを特徴とする整流器用地絡検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18936697A JP3986626B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 整流器用地絡検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18936697A JP3986626B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 整流器用地絡検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1138069A JPH1138069A (ja) | 1999-02-12 |
JP3986626B2 true JP3986626B2 (ja) | 2007-10-03 |
Family
ID=16240124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP18936697A Expired - Lifetime JP3986626B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 整流器用地絡検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3986626B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108828385B (zh) * | 2018-05-17 | 2019-10-18 | 西南交通大学 | 基于输入电流的地铁整流机组二极管开路故障的诊断方法 |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP18936697A patent/JP3986626B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1138069A (ja) | 1999-02-12 |
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