JP2002329875A - 太陽電池モジュールの配線確認方法及び装置 - Google Patents

太陽電池モジュールの配線確認方法及び装置

Info

Publication number
JP2002329875A
JP2002329875A JP2001133005A JP2001133005A JP2002329875A JP 2002329875 A JP2002329875 A JP 2002329875A JP 2001133005 A JP2001133005 A JP 2001133005A JP 2001133005 A JP2001133005 A JP 2001133005A JP 2002329875 A JP2002329875 A JP 2002329875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
parallel
cell module
current
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001133005A
Other languages
English (en)
Inventor
Masajiro Tokita
政次郎 時田
Koji Ito
孝司 伊藤
Takashi Fujiwara
隆 藤原
Seiji Omoto
誠司 大本
Masaharu Teraoka
将晴 寺岡
Kensuke Ishida
謙介 石田
Shinji Miyata
慎司 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2001133005A priority Critical patent/JP2002329875A/ja
Publication of JP2002329875A publication Critical patent/JP2002329875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光の変化にかかわらず、太陽電池の並列
接続の確認が容易に行えるようにする。 【解決手段】 施工面に設置された複数の太陽電池モ
ジュール2,2aが正常に並列接続されていることを確
認する方法であって、並列接続される太陽電池2a,2
aと同じ太陽電池モジュールを基準太陽電池モジュール
12,12として施工面1に設置し、並列接続された太
陽電池モジュール2,2aから出力される電流値をI1
とし、前記基準太陽電池モジュール12,12から出力
される電流値をI2としたときに、関係式:[I1=I
2×N]から求まるNを正常に並列接続されている数と
して、太陽電池モジュールの並列接続数の確認をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋根などに
設置される太陽電池の配線確認方法及び装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、建物の屋根に設置される太陽
電池は、1つの太陽電池あたりの電圧が40V程度と比
較的低かったため、複数の太陽電池を直列接続して所望
の電圧を得ていた。例えば、建物の屋根に計120枚の
太陽電池が設置される場合、6枚の太陽電池を直列接続
して1シリーズとし、1シリーズで200V以上の電圧
を得ていた。このように比較的多くの太陽電池が直列接
続されている場合、配線忘れがないかの確認は、1シリ
ーズ毎に電圧が発生しているか否かを確認すれば良かっ
た。すなわち、1シリーズの太陽電池に電圧計を接続
し、電圧が検出できたら配線忘れはなく、電圧が検出さ
れない場合には、1シリーズのいずれかの箇所に配線忘
れがあることがわかる。このような確認は、実施工現場
で行われるものであり、配線完了後に適宜確認作業が行
われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、太陽
電池の発電電圧が高いものが開発されており、例えば、
1つの太陽電池で100V程度の電圧を発生するものも
ある。この場合、200Vの電圧を得るには、2つの太
陽電池を直列接続すればよいことになる。そして、2直
列接続の太陽電池は、互いに並列接続されることにな
る。太陽電池の電圧が高くなった場合、屋根全体で多数
の並列接続が発生するため、並列接続の配線忘れがない
かを確認することが重要となるが、並列接続の場合、一
部に配線忘れがあっても、他の部分に配線忘れがなけれ
ば電圧は正常に発生するために電圧計による確認は困難
である。
【0004】しかし、配線ミスの確認は、重要であるか
ら、並列接続が多数存在する場合にも、実施工現場で容
易に配線ミスの確認を行えることが要望される。ここ
で、並列接続の配線忘れは、太陽電池によって発生され
る総電流量に影響を与えるので、電流計で電流を測定す
ることにより配線忘れを確認することが考えられる。と
ころが、太陽光の強度は、時間帯や気象条件等によって
変動するため、それに伴い太陽電池の出力も変動する。
太陽電池の出力電圧はある程度安定しているが、出力電
流は太陽光の強度に伴って変化し、電流の増減が、太陽
光の変化によるものなのか、並列接続によるものなのか
を認識しにくい。したがって、実施工現場で簡単に配線
確認を行うには十分でない。
【0005】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、その課題は、太陽光の変化にかかわらず、太
陽電池の並列接続の確認が容易に行えるようにすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために次の技術的手段を採用した。すなわち、第
1の手段の特徴は、施工面に設置された複数の太陽電池
モジュールが正常に並列接続されていることを確認する
方法であって、並列接続される太陽電池と同じ太陽電池
モジュールを基準太陽電池モジュールとして施工面に設
置し、並列接続された太陽電池モジュールから出力され
る電流値をI1とし、前記基準太陽電池モジュールから
出力される電流値をI2としたときに、関係式:[I1
=I2×N]から求まるNを正常に並列接続されている
数として、太陽電池の並列接続数の確認をする点にあ
る。
【0007】基準太陽電池モジュールの電流値I2を基
準とするすることで、太陽光の強さの変動にかかわらず
Nを求めることができるので、求められたNと接続作業
を行った数が一致すれば、正常に配線されていることを
確認でき、一致しなければ配線ミスがあることがわか
る。また、第2手段の特徴は、施工面に設置された複数
の太陽電池モジュールが正常に並列接続されていること
を確認する装置であって、並列接続された太陽電池モジ
ュールに接続される第1電流計と、並列接続された太陽
電池と同じ太陽電池モジュールであって基準電流を発生
させるべく前記施工面に設置される基準太陽電池モジュ
ールと、基準太陽電池モジュールに接続される第2電流
計と、の組み合わせとして構成されている点にある。こ
のような装置によって、第1手段のような方法による確
認作業を行うことができる。
【0008】また、第3手段の特徴は、施工面に設置さ
れた複数の太陽電池モジュールが正常に並列接続されて
いることを確認する装置であって、並列接続された太陽
電池と同じ太陽電池モジュールであって基準電流を発生
させるべく前記施工面に設置される基準太陽電池モジュ
ールと、並列接続された太陽電池モジュールから出力さ
れた電流を検出する第1電流検出部と、基準太陽電池モ
ジュールから出力された基準電流を検出する第2電流検
出部と、第1電流検出部によって検出された電流値をI
1とし、第2電流検出部によって検出された基準電流値
をI2としたときに、関係式:[I1=I2×N]に基
づいてNを算出する演算部と、演算部で算出されたNを
表示する表示部と、を備えている点にある。この第3手
段では、Nが表示部に表示されるので、確認が容易であ
る。。
【0009】さらに、第4手段の特徴は、施工面に設置
された複数の太陽電池モジュールが正常に並列接続され
ていることを確認する方法であって、並列接続された太
陽電池モジュールが閉回路となるように配線を短絡させ
て太陽電池モジュールに流れる電流により発生する磁界
を磁気センサによって検出することによって、太陽電池
モジュールが正常に接続されていることを確認する点に
ある。モジュールが正常に配線されていれば、太陽電池
を流れる電流によって磁界が発生するが、配線ミスがあ
れば磁界は発生しない。磁界が発生していることを磁気
センサによって検出できれば、正常に接続されているこ
とを確認できる。
【0010】さらにまた、第5手段の特徴は、施工面に
設置された複数の太陽電池モジュールが正常に並列接続
されていることを確認する方法であって、並列接続され
た太陽電池モジュールに所定の周期でON/OFFとな
るスイッチング装置を接続して、太陽電池モジュールに
流れる電流を所定の周期でON/OFFさせ、太陽電池
モジュールに流れる電流のON/OFFにより変化する
磁界を磁気センサによって検出することによって、太陽
電池モジュールが正常に接続されていることを確認する
点にある。この場合、太陽田地モジュールから検出され
る磁界は所定周期で変化するので、磁気センサによる検
出が容易である。
【0011】また、第6手段の特徴は、施工面に設置さ
れた複数の太陽電池モジュールが正常に並列接続されて
いることを確認する装置であって、並列接続された太陽
電池モジュールに接続されて、太陽電池モジュールに流
れる電流を所定の周期でON/OFFさせるべく所定の
周期でON/OFFするスイッチング装置と、太陽電池
モジュールに流れる電流のON/OFFにより変化する
磁界を検出する磁気センサと、の組み合わせとして構成
されている点にある。このような装置によって、第5手
段のような方法による確認作業が行える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、第1実施形態を示してお
り、施工面である屋根1の野地板の上に多数の太陽電池
モジュール2,2aが設置されている。なお、屋根1に
は、太陽電池モジュールの他、金属屋根材などが設置さ
れる。太陽電池モジュール2,2aは、ガラスの下面に
太陽電池セルを接着してなり、太陽電池の4の下面に設
けられた端子ボックスからプラス側のリード線とマイナ
ス側のリード線が延設されている。この太陽電池モジュ
ールは、1枚あたり30〜50W程度の電力を発生す
る。具体的には、太陽電池モジュールは1枚あたり3
6.5〜37.5Wの電力を発生し、起電力は約100
Vである。
【0013】太陽電池モジュール2は、隣接する太陽電
池モジュール2aとリード線3を介して直列接続され、
2直列の太陽電池モジュール2,2aによって、1つの
太陽電池モジュールセット5を構成する。なお、図1に
示すリード線3は、一方の太陽電池モジュール2のマイ
ナス側のリード線と他方の太陽電池モジュール2aのプ
ラス側のリード線を接続したものである。また、1つの
太陽電池モジュールセット5を構成する太陽電池モジュ
ール2,2aの数は限定されるものではなく、1又は複
数個とすることができる。
【0014】例えば、全体で120枚の太陽電池モジュ
ール2,2aが設置され、2直列で1つの太陽電池モジ
ュールセット5を構成する場合、60個のモジュールセ
ット5が存在することになる。また、図1に示すよう
に、複数のモジュールセット5は、それぞれ一の基幹ケ
ーブル6に並列接続される。基幹ケーブル6は、プラス
側ケーブル6aとマイナス側ケーブル6bとを有し、モ
ジュールセット5のプラス側のリード線7(一方の太陽
電池モジュール2のプラス側のリード線)がプラス側ケ
ーブル6aに接続され、モジュールセット5のマイナス
側のリード線8(他方の太陽電池モジュール2aのマイ
ナス側のリード線)がマイナス側ケーブル6bに接続さ
れる。
【0015】なお、基幹ケーブル6は、プラス側ケーブ
ル6aとマイナス側ケーブル6bが1本のケーブルにま
とめられた2芯ケーブルとされている。ここでは、10
個のモジュールセット5が一の基幹ケーブル6に接続さ
れ、全体として、6本の基幹ケーブル6が設置される。
作業者が、太陽電池モジュール2の設置・配線を行う際
には、野地板上に太陽電池を設置固定するとともに、左
右又は上下に隣接する太陽電池モジュール2aとの直列
接続を行って、2直列のモジュールセット5を構成す
る。さらに、モジュールセット5のリード線7,8を基
幹ケーブル6に接続する。モジュールセット5の基幹ケ
ーブル6への接続は順次行われる。
【0016】基幹ケーブル6には、接続されているモジ
ュールセット5から出力された電流の総和が流れてお
り、基幹ケーブル6に出力された電流を計測するための
第1電流計11が基幹ケーブル6に接続されている。な
お、基幹ケーブルの一端にはコネクタ(図示省略)が設
けられており、このコネクタを第1電流計11に接続す
ればよい。また、基幹ケーブルのコネクタは、他の基幹
ケーブルと接続するなどの配線のためにも用いられる。
第1電流計11の表示部には、計測された電流値I1が
表示される。表示された電流値I1は、基幹ケーブル6
に接続された太陽電池モジュール2,2aから出力され
た電流の総和であるから、配線作業が進行して基幹ケー
ブル6へのモジュールセット5接続数が増えると、電流
値I1も増加する。ただし、この電流値I1は、日射強
度に依存して変動するため、接続されているモジュール
セット5の数に比例するとは限らず、電流値I1のみか
らは接続数を確認しにくく、誤配線が非常にわかりにく
い。
【0017】第1電流計11によって計測された電流値
I1から基幹ケーブル6に並列接続されているモジュー
ルセット5の数を確認するために、屋根1には、1つの
モジュールセット5に相当する太陽電池モジュール1
2,12が基準太陽電池モジュールとして仮置きされて
いる。基準太陽電池モジュールは、実際に屋根に施工さ
れる太陽電池モジュールと同種類のものであり、基幹ケ
ーブル6へ接続されるモジュールセット5が2直列であ
ることに対応して、2つの基準太陽電池モジュール1
2,12が直列接続されている。
【0018】2直列で構成された基準太陽電池モジュー
ルセット(以下、基準モジュールセットともいう)1
2,12は、並列接続されるモジュールセット5と同一
の屋根(施工面)に設置されるので、基準モジュールセ
ットから出力される電流I2は、並列接続されれたモジ
ュールセット5のうちの一つのセット5から出力される
電流と同じである。この電流I2が、配線確認のための
基準電流値となる。基準電流値I2は、基準モジュール
セット12,12のプラス側ケーブル15とマイナス側
ケーブル16に接続された第2電流計14によって、計
測され表示される。なお、基準太陽電池モジュール1
2,12は、配線確認が終了したら取り外される配線確
認専用のものでもよいし、最終的に屋根に施工されて基
幹ケーブル6に並列接続されてもよい。
【0019】基幹ケーブル6には、モジュールセット5
が並列接続されているから、第1電流計11によって計
測される電流値I1(以下、第1電流値ともいう)と、
第2電流計12によって計測される基準電流値I2(以
下、第2電流値ともいう)との関係は、関係式:[I1
=I2×N]に従う。すなわち、一の基幹ケーブル6に
1つのモジュールセット5が接続されていれば、[I1
=I2×1](N=1)であり、増設されてモジュール
セットが2つ接続されると、[I1=I2×2](N=
2)となり、n個のモジュールセット5が基幹ケーブル
6に接続されている場合[I1=I2×n](N=n)
となり、第1電流値I1は、第2電流値(基準電流値)
I2のN倍となる。Nの値は、太陽光の強さが変化する
などの複雑な外乱因子の変動にかかわりなく求めること
ができ、このNの値が、基幹ケーブル6に正常に接続さ
れているモジュールセット5の数である。
【0020】太陽電池モジュール2,2aを施工する作
業者は、上記関係式を利用して、第1電流計11の表示
と、第2電流計14の表示を見て、上記関係式から求め
られるNが、作業者がモジュールセット5を基幹ケーブ
ル6への接続作業を行った数(並列接続数)と一致する
かどうかによって、配線忘れなく正確に配線が行われて
いるかを実施工現場で簡単に確認することができる。つ
まり、作業者が、n+1個のモジュールセット5を基幹
ケーブル6に配線接続する作業を行った時点で、上記関
係式によって求められるモジュールセット5の接続数が
nであった場合、n+1個の配線作業にかかわらず実際
に接続されているのはn個であり。1個の配線ミスが生
じていることが確認できる。
【0021】また、配線確認は、1の基幹ケーブルに接
続可能なモジュールセット5がずべて(例えば10個)
接続された後に行うこともできる。このような配線確認
を、各基幹ケーブル6毎に行えば、すべての配線の確認
が行える。図2は、第2実施形態を示しており、並列接
続されたモジュールセット5と基準モジュールセット1
2,12は、接続数検出装置20に接続されており、作
業者は、この装置20の表示によって実際に接続されて
いる数を知ることができ、配線の確認が行える。
【0022】接続数検出装置20は、並列接続されたモ
ジュールセット5(太陽電池モジュール2,2a)から
出力された電流I1を検出する第1電流検出部21と、
基準モジュールセット(基準太陽電池モジュール)1
2,12から出力された基準電流I2を検出する第2電
流検出部22とを備えている。第1電流検出部21と第
2電流検出部22によって検出された電流値は、必要に
応じてA/D変換などの処理が行われ、演算部23に入
力される。演算部23はマイクロコンピュータ等により
構成され、上記関係式:[I1=I2×N]に基づいて
Nを算出する。
【0023】演算部23によって求められたNは、表示
部24によって表示され、作業者は、この表示部24に
表示されたNと接続作業を行った数とが一致するかによ
って配線の確認を行うことができる。図2の場合であれ
ば、屋根1には、3つのモジュールセット5が並列接続
されており、表示部24には「3」が表示されているの
で、誤配線なく接続ができているいることを簡単に確認
することができる。第2実施形態によると、Nが自動的
に表示されるので第1実施形態に比べて確認が容易であ
る。
【0024】なお、表示部24としては、図示のように
数値表示するものの他、複数(例えば10個)のLED
を備えておき、LEDの点灯数で並列数を表すようにし
てもよい。なお、第2実施形態において説明を省略した
点は、第1実施形態と同様である。図4は、第3実施形
態を示している。ここでは、配線確認のために、太陽電
池を流れる電流によって発生する磁界を利用している。
磁界を利用するため、一の基幹ケーブル6へのモジュー
ルセット5の接続が完了した後に、基幹ケーブル6にス
イッチング装置30が接続される。
【0025】このスイッチング装置30は、電源である
太陽電池に対する負荷に相当し、太陽電池の回路網を開
閉するようにON/OFF切替を行うものである。スイ
ッチング装置6は、基幹ケーブル6のプラス側6aとマ
イナス側6bに接続されるスイッチング素子31を備
え、このスイッチング素子31は所定の周波数(例え
ば、5kHz)でON/OFFされる。スイッチング素
子31は、例えばトランジスタによって構成される。ス
イッチング素子がONとなると、太陽電池を有する配線
回路網は短絡し、太陽電池に電流が流れる。一方、スイ
ッチング素子がOFFとなると、太陽電池に電流は流れ
ない。したがって、太陽電池には、スイッチング素子3
1のON/OFFタイミングに応じたパルス状の電流が
流れる。
【0026】電流の変化は、当該電流によって生じる磁
界の変化も生じさせる。一方、図4のように、配線ミス
のある太陽電池モジュール32,32aの場合(太陽電
池モジュール32と基幹ケーブル6aが接続されていな
い)、電流は流れないので、磁界は発生しない。したが
って、スイッチング装置30を基幹ケーブル6に接続し
て、スイッチング装置30をONとしたときに太陽電池
モジュール2,2aから磁界が発生していることを磁気
センサ33で検出できれば、正常に接続されていること
が確認でき、磁界が検出できない場合には、配線ミスが
あることがわかる。
【0027】特に、本実施形態では、スイッチング装置
30でON/OFFが繰り返されるので、磁界も変化す
るため、磁気センサ33による検出が容易である。ま
た、磁気センサ33による検出確認は、太陽電池モジュ
ール2,2aが施工面である屋根に施工された状態で行
えるので、確認作業としても容易である。特に、第1及
び第2実施形態の場合、基幹ケーブル6毎の配線ミスの
有無は確認できるが、基幹ケーブル6に接続されている
太陽電池モジュール2,2aのうち、どの太陽電池モジ
ュール2,2aに配線ミスがあるのかは、太陽電池モジ
ュール2,2aを施工面から取り外して、太陽電池モジ
ュール2,2aの背面にある配線をチェックする必要が
あるが、第3実施形態によれば、太陽電池モジュール
2,2aを取り外さなくとも、施工された太陽電池モジ
ュール2,2aの上に磁気センサ33を近づけることで
チェックが行え、作業時間を短縮でき、簡便である。
【0028】したがって、配線ミスの有無の確認は、第
1実施形態又は第2実施形態の方法によって行い、配線
ミスが有ることが確認された場合に、どのモジュールで
誤配線があるかを第3実施形態の方法で確認するといっ
たやり方をとるのが好適である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、実施工現場で、太陽光
の変化にかかわらず、太陽電池の並列接続の確認を容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る確認方法及び装置の説明図
である。
【図2】第2実施形態に係る確認方法及び装置の説明図
である。
【図3】接続数検出装置のブロック構成図である。
【図4】第3実施形態に係る確認方法及び装置の説明図
である。
【符号の説明】
1 屋根(施工面) 2 太陽電池モジュール 2a 太陽電池モジュール 11 第1電流計 12 基準太陽電池モジュール 14 第2電流計 20 接続数検出装置 21 第1電流検出部 22 第2電流検出部 23 演算部 24 表示部 30 スイッチング装置 33 磁気センサ I1 第1電流値 I2 第2電流値
フロントページの続き (72)発明者 藤原 隆 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地1 株式会 社クボタ滋賀工場内 (72)発明者 大本 誠司 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地1 株式会 社クボタ滋賀工場内 (72)発明者 寺岡 将晴 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地1 株式会 社クボタ滋賀工場内 (72)発明者 石田 謙介 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地1 株式会 社クボタ滋賀工場内 (72)発明者 宮田 慎司 滋賀県甲賀郡甲西町高松2番地1 株式会 社クボタ滋賀工場内 Fターム(参考) 5F051 BA03 BA11 KA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工面(1)に設置された複数の太陽電
    池モジュール(2,2a)が正常に並列接続されている
    ことを確認する方法であって、 並列接続される太陽電池モジュール(2,2a)と同じ
    太陽電池モジュールを基準太陽電池モジュール(12,
    12)として前記施工面(1)に設置し、 並列接続された太陽電池モジュール(2,2a)から出
    力される電流値をI1とし、前記基準太陽電池モジュー
    ル(12,12)から出力される電流値をI2としたと
    きに、関係式:[I1=I2×N]から求まるNを正常
    に並列接続されている数として、太陽電池モジュール
    (2,2a)の並列接続数の確認をすることを特徴とす
    る太陽電池モジュールの配線確認方法。
  2. 【請求項2】 施工面(1)に設置された複数の太陽電
    池モジュール(2,2a)が正常に並列接続されている
    ことを確認する装置であって、 並列接続された太陽電池モジュール(2,2a)に接続
    される第1電流計(11)と、 並列接続された太陽電池モジュール(2,2a)と同じ
    太陽電池モジュールであって基準電流I2を発生させる
    べく前記施工面(1)に設置される基準太陽電池モジュ
    ール(12,12)と、 基準太陽電池モジュール(12,12)に接続される第
    2電流計(14)と、の組み合わせとして構成されてい
    ることを特徴とする太陽電池モジュールの配線確認装
    置。
  3. 【請求項3】 施工面(1)に設置された複数の太陽電
    池モジュール(2,2a)が正常に並列接続されている
    ことを確認する装置であって、 並列接続された太陽電池モジュール(2,2a)と同じ
    太陽電池モジュールであって基準電流を発生させるべく
    前記施工面(1)に設置される基準太陽電池モジュール
    (12,12)と、 並列接続された太陽電池モジュール(2,2a)から出
    力された電流を検出する第1電流検出部(21)と、 基準太陽電池モジュール(12,12)から出力された
    基準電流を検出する第2電流検出部(22)と、 第1電流検出部(21)によって検出された電流値をI
    1とし、第2電流検出部(22)によって検出された基
    準電流値をI2としたときに、関係式:[I1=I2×
    N]に基づいてNを算出する演算部(23)と、 演算部(23)で算出されたNを表示する表示部(2
    4)と、を備えていることを特徴とする太陽電池モジュ
    ールの配線確認装置。
  4. 【請求項4】 施工面(1)に設置された複数の太陽電
    池モジュール(2,2a)が正常に並列接続されている
    ことを確認する方法であって、 並列接続された太陽電池モジュール(2,2a)が閉回
    路となるように配線を短絡させて太陽電池モジュール
    (2,2a)に流れる電流により発生する磁界を磁気セ
    ンサ(33)によって検出することによって、太陽電池
    モジュール(2,2a)が正常に接続されていることを
    確認することを特徴とする太陽電池モジュールの配線確
    認方法。
  5. 【請求項5】 施工面(1)に設置された複数の太陽電
    池モジュール(2,2a)が正常に並列接続されている
    ことを確認する方法であって、 並列接続された太陽電池モジュール(2,2a)に所定
    の周期でON/OFFとなるスイッチング装置(30)
    を接続して、太陽電池モジュール(2,2a)に流れる
    電流を所定の周期でON/OFFさせ、 太陽電池モジュール(2,2a)に流れる電流のON/
    OFFにより変化する磁界を磁気センサ(33)によっ
    て検出することによって、太陽電池モジュール(2,2
    a)が正常に接続されていることを確認することを特徴
    とする太陽電池モジュールの配線確認方法。
  6. 【請求項6】 施工面(1)に設置された複数の太陽電
    池モジュール(2,2a)が正常に並列接続されている
    ことを確認する装置であって、 並列接続された太陽電池モジュール(2,2a)に接続
    されて、太陽電池モジュール(2,2a)に流れる電流
    を所定の周期でON/OFFさせるべく所定の周期でO
    N/OFFするスイッチング装置(30)と、 太陽電池モジュールに流れる電流のON/OFFにより
    変化する磁界を検出する磁気センサ(33)と、の組み
    合わせとして構成されていることを特徴とする太陽電池
    モジュールの配線確認装置。
JP2001133005A 2001-04-27 2001-04-27 太陽電池モジュールの配線確認方法及び装置 Pending JP2002329875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133005A JP2002329875A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 太陽電池モジュールの配線確認方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133005A JP2002329875A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 太陽電池モジュールの配線確認方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002329875A true JP2002329875A (ja) 2002-11-15

Family

ID=18980939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001133005A Pending JP2002329875A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 太陽電池モジュールの配線確認方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002329875A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004281487A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 太陽電池の特性評価方法
JP2010171065A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 太陽電池モジュール不具合検出装置
JP4661988B1 (ja) * 2010-07-14 2011-03-30 パルステック工業株式会社 太陽電池セル検査装置
JP4661987B1 (ja) * 2010-07-14 2011-03-30 パルステック工業株式会社 太陽電池セル検査装置
JP4803314B1 (ja) * 2010-11-02 2011-10-26 パルステック工業株式会社 太陽電池検査装置
JP2012129275A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP2012169395A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池検査装置
JP2012233742A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP2012256788A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP2013145816A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP5570667B1 (ja) * 2013-05-07 2014-08-13 株式会社アイテス 太陽電池パネルの検査装置
KR20160007795A (ko) * 2014-06-30 2016-01-21 주식회사 엘지화학 병렬 연결된 배터리 유닛의 개수를 산출하는 장치 및 방법

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004281487A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 太陽電池の特性評価方法
JP2010171065A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 太陽電池モジュール不具合検出装置
JP4661988B1 (ja) * 2010-07-14 2011-03-30 パルステック工業株式会社 太陽電池セル検査装置
JP4661987B1 (ja) * 2010-07-14 2011-03-30 パルステック工業株式会社 太陽電池セル検査装置
JP2012023169A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP2012023170A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP4803314B1 (ja) * 2010-11-02 2011-10-26 パルステック工業株式会社 太陽電池検査装置
JP2012129275A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP2012169395A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池検査装置
JP2012233742A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP2012256788A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP2013145816A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Pulstec Industrial Co Ltd 太陽電池セル検査装置
JP5570667B1 (ja) * 2013-05-07 2014-08-13 株式会社アイテス 太陽電池パネルの検査装置
WO2014181388A1 (ja) * 2013-05-07 2014-11-13 株式会社アイテス 太陽電池パネルの検査装置
KR20160007795A (ko) * 2014-06-30 2016-01-21 주식회사 엘지화학 병렬 연결된 배터리 유닛의 개수를 산출하는 장치 및 방법
KR101640887B1 (ko) 2014-06-30 2016-07-19 주식회사 엘지화학 병렬 연결된 배터리 유닛의 개수를 산출하는 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2016202891B2 (en) Automatic generation and analysis of solar cell IV curves
US8744791B1 (en) Automatic generation and analysis of solar cell IV curves
CN106353618B (zh) 一种接地网的接地状态综合监测装置及监测方法
JP2002329875A (ja) 太陽電池モジュールの配線確認方法及び装置
JP6096099B2 (ja) 太陽光発電システム及び太陽電池モジュールの診断方法
EP2495577A2 (en) Systems and methods for identifying faulty sensors within a power generation system
CN202870176U (zh) 一种直流接地电阻检测装置
CN102867870A (zh) 太阳光发电用接线箱
JP2009021341A (ja) 太陽電池アレイ故障診断方法
TWI595744B (zh) 太陽能板發電異常測試方法及其系統
WO2017047111A1 (ja) 検査装置
JP5619410B2 (ja) 検査方法および検査装置
WO2023033002A1 (ja) 太陽電池モジュールの故障診断方法及びプログラム
JP3258862B2 (ja) 太陽電池出力点検機能を有する連系インバータ
JP5196589B2 (ja) 故障診断システム、故障診断装置、故障診断方法、プログラム及び記憶媒体
JP2013175662A (ja) 太陽光発電システムおよびその診断方法
CN108459226A (zh) 光伏逆变器自动化测试系统
JP2014165369A (ja) 太陽電池動作点移動計測方法
JP3731197B2 (ja) 太陽光発電における出力測定方法及び装置
KR101656697B1 (ko) 휴대용 태양광모듈 노화 계측장치 및 그 계측방법
JP2018096761A (ja) 検査支援装置およびその制御方法、検査システム、並びに制御プログラム
EP3428663A1 (en) Inspection device, control method for same, and control program
CN109342971B (zh) 充电桩部件质量检测系统及交流直流充电桩部件检测系统
JP5879079B2 (ja) 太陽光発電装置
JP5102409B1 (ja) 電子パネルの検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040825

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080909