JP2013175662A - 太陽光発電システムおよびその診断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の太陽電池モジュールからなるストリングから各太陽電池モジュールを解列することなく、不具合のある太陽電池モジュールを特定することが可能な太陽光発電システムを提供する。
【解決手段】この太陽光発電システム100は、3つの太陽電池モジュール1a、1bおよび1cを備える。また、太陽光発電システム100の各太陽電池モジュール1a、1bおよび1cには、太陽電池モジュール1a、1bおよび1cをバイパスするスイッチング素子11a、11bおよび11cが並列に取り付けられている。
【選択図】図1
【解決手段】この太陽光発電システム100は、3つの太陽電池モジュール1a、1bおよび1cを備える。また、太陽光発電システム100の各太陽電池モジュール1a、1bおよび1cには、太陽電池モジュール1a、1bおよび1cをバイパスするスイッチング素子11a、11bおよび11cが並列に取り付けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、太陽光発電システムおよびその診断方法に関し、特に、複数の太陽電池モジュールを備えた太陽光発電システムおよびその診断方法に関する。
従来、複数の太陽電池モジュールを備えた太陽光発電システムの出力低下や不具合の有無を診断する診断方法が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
一般的な太陽光発電システムにおいて、太陽光発電システムを構成する個々の太陽電池モジュールの中には、施工時の配線ミス、近隣の樹木や構造物などによる影の影響、経時劣化、または、初期不良など様々な要因により、所定の発電出力が得られない場合がある。しかしながら、太陽電池モジュールの発電出力は、日射量や気温などの気象条件により大きく左右されるため、発電出力の大小のみでは正常に発電量を評価することができない。
そこで、太陽光発電システムの電流−電圧特性(IVカーブ)や最適動作点を日射量および気温と同時に計測して、太陽光発電システムの正常時に予想される電流−電圧特性(IVカーブ)と比較することにより、太陽光発電システムの出力低下や不具合の有無を診断(判断)している。
この太陽光発電システムの診断方法では、計測された電流−電圧特性(IVカーブ)と、太陽光発電システムの正常時に予想される電流−電圧特性(IVカーブ)とが一致するか否かを判断し、一致する場合には太陽光発電システムの発電量が正常である(不具合はない)と判断されるとともに、一致しない場合には太陽光発電システムの発電量が正常ではない(不具合がある)と判断される。
しかしながら、上記特許文献1および2に開示された太陽光発電システムの診断方法では、複数の太陽電池モジュールからなるストリング単位で不具合の診断(判断)を行うため、ストリング中に不具合があることが判明したとしても、ストリング中のどの太陽電池モジュールに不具合があるのかを特定することが困難であるという問題点がある。
また、不具合のある太陽電池モジュールを特定するためには、ストリングから各太陽電池モジュールを解列して1枚ずつ特性を計測する必要がある。しかしながら、解列する作業には多大な労力が伴い、特に屋根上に設置された太陽光発電システムにおいては、構造上太陽電池モジュールの裏面側にスペースが存在しないため解列作業は非常に困難である。
また、ストリング単位でしか特性が計測できないため、比較的多数の太陽電池モジュールが直列接続された太陽光発電システムにおいては、比較的少数の太陽電池モジュールの出力が低下したとしても、正常な太陽電池モジュールの特性に埋もれてしまい、不具合が検知できない可能性がある。例えば、15枚の太陽電池モジュールが直列接続された太陽光発電システムにおいて、1枚の太陽電池モジュールの出力が70%に低下した場合では、計測された電流−電圧特性(IVカーブ)と、太陽光発電システムの正常時に予想される電流−電圧特性(IVカーブ)との差は、一般的な日射量や温度計およびIVカーブを測定する測定器の計測誤差以下である。このため、太陽電池モジュールの不具合の存在自体を検知することが困難である。
このように、全体的に見た場合に比較的小さな発電量の低下は、太陽電池モジュールを個々に解列して特性計測を行わなければ発見することができない一方、上述したように、解列および特性計測の作業には手間がかかるため、明らかな発電量の低下が認められない限り、解列および特性計測の作業が行われにくいという矛盾がある。また、全体的に見た場合に比較的小さな発電量の低下であっても、太陽電池モジュールの不具合が進行することにより太陽光発電システム自体の使用が不可能になる可能性があるため、この点からもより正確な故障検出機能が求められている。
なお、手作業でストリングを解列することなく太陽電池モジュールの個々の特性を計測する方法の1つとして、全ての太陽電池モジュールに対して計測用の個別配線を取り付ける方法が考えられる一方、追加で大量の配線が必要になるという不都合がある。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、複数の太陽電池モジュールからなるストリングから各太陽電池モジュールを解列することなく、不具合のある太陽電池モジュールを特定することが可能な太陽光発電システムおよびその診断方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の太陽光発電システムは、複数の太陽電池モジュールを備えた太陽光発電システムであって、前記各太陽電池モジュールには、前記太陽電池モジュールをバイパスするスイッチング素子が並列に取り付けられていることを特徴としている。
本発明の太陽光発電システムによれば、各太陽電池モジュールに取り付けられたスイッチング素子により、各太陽電池モジュールをバイパスした状態またはバイパスしていない状態にすることができるので、バイパスしていない状態の太陽電池モジュールの電流−電圧特性(IVカーブ)を計測することができる。これにより、計測された太陽電池モジュールの電流−電圧特性(IVカーブ)と、太陽電池モジュールの正常時に予想される電流−電圧特性(IVカーブ)とを比較することにより、容易に、太陽電池モジュールに不具合があるか否かを診断することができる。その結果、複数の太陽電池モジュールからなるストリングから各太陽電池モジュールを解列することなく、不具合のある太陽電池モジュールを特定することができる。
また、本発明の太陽光発電システムによれば、前記スイッチング素子は、取り付けられた前記太陽電池モジュールを区別するとともに、前記太陽電池モジュールを個別にON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替える構成とされている。
このように構成すれば、各太陽電池モジュールに並列に取り付けられたスイッチング素子をON状態(バイパスさせた状態)またはOFF状態(バイパスしていない状態)のいずれかの状態に切り替えることができるので、スイッチング素子がOFF状態(バイパスしていない状態)の太陽電池モジュールの電流−電圧特性(IVカーブ)を容易に計測することができる。これにより、計測された太陽電池モジュールの電流−電圧特性(IVカーブ)と、太陽電池モジュールの正常時に予想される電流−電圧特性(IVカーブ)とを比較することにより、容易に、不具合のある太陽電池モジュールを特定することができる。
また、本発明の太陽光発電システムによれば、前記各スイッチング素子をON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えることにより、前記各太陽電池モジュールの任意の組み合わせによるストリングが作成される。
このように構成すれば、各太陽電池モジュールの任意の組み合わせによるストリングごとに電流−電圧特性(IVカーブ)を計測することができるので、計測された電流−電圧特性(IVカーブ)と太陽光発電モジュールの正常時に予想される電流−電圧特性(IVカーブ)とを比較することにより、容易に、各太陽電池モジュールの任意の組み合わせによるストリングごとに不具合の有無を診断(判断)することができる。
また、本発明の太陽光発電システムの診断方法は、上記構成の太陽光発電システムと、前記太陽光発電システムに不具合が発生しているか否かを診断する診断手段とを備える太陽光発電システムの診断方法であって、前記診断手段は、前記各太陽電池モジュールの任意の組み合わせによるストリングの特性値の計測結果に基づいて、前記太陽光発電システム全体のいずれの前記太陽電池モジュールに不具合が発生しているのかを診断することを特徴としている。
本発明の太陽光発電システムの診断方法によれば、各太陽電池モジュールの任意の組み合わせによるストリングごとに不具合の有無を診断(判断)することができるので、不具合のあるストリング中の各太陽電池モジュールの電流−電圧特性(IVカーブ)を計測することにより、不具合のある太陽電池モジュールを特定することができる。これにより、複数の太陽電池モジュールからなるストリングから各太陽電池モジュールを解列することなく、不具合のある太陽電池モジュールを特定することができる。
本発明の太陽光発電システムおよびその診断方法によれば、上記のように、複数の太陽電池モジュールからなるストリングから各太陽電池モジュールを解列することなく、不具合のある太陽電池モジュールを特定することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態による太陽光発電システム100の構成について説明する。なお、図1は、本発明の第1実施形態による太陽光発電システム100を示す概略図である。
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態による太陽光発電システム100の構成について説明する。なお、図1は、本発明の第1実施形態による太陽光発電システム100を示す概略図である。
この第1実施形態による太陽光発電システム100は、1系統の太陽電池ストリング(以下、ストリングという)1を備えており、このストリング1は、3つの太陽電池モジュール(以下、モジュールという)1a、1bおよび1cにより構成されている。3つのモジュール1a、1bおよび1cには、それぞれをバイパスするスイッチング素子11a、11bおよび11c(バイパス回路)が並列に接続されている。各スイッチング素子11a〜11cは、例えば各モジュール1a〜1cの端子ボックス(図示せず)などに組み込まれている。
スイッチング素子11a〜11cには、それぞれ、モジュール1a〜1cを区別するIPアドレスのような機器番号が予め割り振られており、その機器番号に基づいて、後述する制御部23によりスイッチング素子11a〜11cがON状態またはOFF状態のいずれかの状態に個別に切り替えられる。
各スイッチング素子11a〜11cがON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えられることにより、各モジュール1a〜1cの任意の組み合わせによるストリング1が作成される。具体的には、図1に示すように、スイッチング素子11a〜11cの全てがOFF状態の場合には、モジュール1a、1bおよび1cの組み合わせによるストリング1が作成される。例えば、スイッチング素子11aがON状態で、かつ、スイッチング素子11bおよび11cがOFF状態の場合には、モジュール1aがバイパスされ、モジュール1bおよび1cの組み合わせによるストリング1が形成される。
また、ストリング1は、電力変換装置として機能するパワーコンディショナ20および開閉器30を介して、商用電源40に連系されている。なお、ストリングの系統数は、任意に調整が可能であるとともに、1系統のストリングを構成するモジュールの個数も、任意に調整が可能である。
パワーコンディショナ20は、DC/DCコンバータ21と、インバータ22と、制御部23と、メモリ24と、AC/DCコンバータ25とを備えている。
DC/DCコンバータ21は、ストリング1から入力される直流電圧を所望の目標値となるように制御して、インバータ22に送出する電圧調整手段である。
また、パワーコンディショナ20には、DC/DCコンバータ21の前段または後段に、ストリング1を流れる電流の電流値を検出して検出値を出力する電流センサ(図示せず)、および、ストリング1の両端子間の電圧を検出して検出値を出力する電圧センサ(図示せず)が設けられている。そして、パワーコンディショナ20は、これら電流センサおよび電圧センサの検出値に基づいて、ストリング1の出力電力が最大になる点を追従するMPPT(Maximum Power Point Tracking:最適動作点追従モード)制御が行われるように構成されている。また、電流センサおよび電圧センサは、MPPT制御に用いられる電流値および電圧値を検出する機能だけではなく、後述する太陽光発電システム100に不具合があるか否かを診断する診断時に、モジュール1a〜1cの電流−電圧特性(IVカーブ)を取得するための電流値および電圧値を検出するためのセンサ(IVカーブ計測機能)としても用いられる。
インバータ22は、制御部23の指示に応じてON状態またはOFF状態のいずれかの状態に制御される複数のスイッチ素子(図示せず)を有しており、DC/DCコンバータ21から送出された直流電力を商用電源40の交流周波数(50[Hz]または60[Hz])と同じ周波数の交流電力に変換する手段(DC/ACインバータ)である。
制御部23は、パワーコンディショナ20の全体動作を制御するほか、各モジュール1a〜1cに接続されたスイッチング素子11a〜11cをON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替える手段、および、パワーコンディショナ20の外部に接続される開閉器30および表示部50を制御する手段である。なお、スイッチング素子11a〜11cをON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えるスイッチング操作は、太陽光発電システム100に設けられた操作部200を操作することにより行われてもよいし、太陽光発電システム100の外部にPC(パーソナルコンピュータ)などを設けて、PCが操作されることによりインターネットなどを介した遠隔操作により行われてもよい。
メモリ24には、制御部23がモジュール1a〜1cに不具合があるか否かの診断を行うために必要な各種データが格納されている。このメモリ24は、例えば、ROM(Read Only Memory)や、データ保持および書き換えの可能な不揮発性RAM、または、ハードディスク装置などが挙げられる。また、制御部23は、予めメモリ24に格納された各モジュール1a〜1cの正常時に予想される推定IVカーブ(基準特性データ)と、各モジュール1a〜1cから取得した電流−電圧特性(計測されたIVカーブ)のデータとをフィッティングすることにより、不具合があるか否かの診断を行う診断手段として機能する。また、メモリ24には、上記の基準特性データのほか、計測されたIVカーブデータも格納される。
AC/DCコンバータ25は、パワーコンディショナ20の外部に設けられた日射計60からの出力信号(日射量)および温度計61からの出力信号(外気温度)をデジタル信号に変換し、制御部23に入力する機能を有している。
開閉器30は、制御部23の指示に基づいて、パワーコンディショナ20から商用電源40への電力供給経路を導通または遮断するための手段である。なお、制御部23は、ストリング1で発電が開始されたことを検出すると、パワーコンディショナ20の電力変換動作を開始するとともに、開閉器30を用いてパワーコンディショナ20から商用電源40への電力供給経路を導通させるように制御する。
商用電源40は、電力会社からの交流電力を宅内に供給するための手段である。なお、上述したように、ストリング1が商用電源40に連系されており、太陽光発電システム100で得られた交流電力は、商用電源40を介する経路で宅内に供給される。
表示部50は、例えば、液晶ディスプレイなどにより構成されている。この表示部50には、制御部23から受信した太陽光発電システム100による発電電力や運転状況などの情報が表示される。
次に、図2および図3を参照して、第1実施形態による太陽光発電システム100に不具合があるか否かの診断方法について説明する。なお、図2は、3つのモジュールが直列接続された太陽光発電システムにおいて、不具合が検出されていない場合を示す図である。図3は、3つのモジュールが直列接続された太陽光発電システムにおいて、不具合が検出された場合を示す図である。なお、図2および図3に示すIVカーブは、横軸に電圧値(V)を示しており、縦軸に電流値(A)を示している。
第1実施形態による太陽光発電システム100では、ストリング1の3つのモジュール1a〜1cのうち1つのモジュール1aの内部抵抗が増加し、その最適動作出力が70%ほどに低下したものとする。なお、第1実施形態では、モジュール1aに不具合があり、内部抵抗が増加したものとする。
この状態において、制御部23(図1参照)は、各モジュール1a〜1cに接続されたスイッチング素子11a〜11cをON状態またはOFF状態のいずれかの状態に制御し、各モジュール1a〜1cに不具合があるか否かを診断する。すなわち、制御部23は、診断しようとするモジュールに接続されているスイッチング素子をOFF状態に制御し、その他のモジュールに接続されているスイッチング素子をON状態に制御する。これにより、各モジュール1a〜1cに不具合があるか否かが診断される。
具体的には、図2に示すように、制御部23は、モジュール1bに不具合があるか否かを診断するために、スイッチング素子11aをON状態、スイッチング素子11bをOFF状態、スイッチング素子11cをON状態に制御することにより、モジュール1aおよび1cがバイパスされる(図に示す太線参照)ので、モジュール1bにより発電された電力(電流および電圧)がパワーコンディショナ20に送出され、パワーコンディショナ20のIVカーブの計測機能により電流−電圧特性(IVカーブ)が計測される。
そして、計測されたモジュール1bのIVカーブと、モジュール1bの正常時に予想されるIVカーブとをフィッティングさせることにより、互いに一致するか否かが制御部23により判断される。その結果、計測されたモジュール1bのIVカーブは、モジュール1bの正常時に予想されるIVカーブと実質的に一致しているので、モジュール1bには不具合はない(正常である)と判断される。
次に、図3に示すように、制御部23は、モジュール1aに不具合があるか否かを診断するために、スイッチング素子11aをOFF状態、スイッチング素子11bおよび11cをON状態に制御することにより、モジュール1bおよび1cがバイパスされる(図に示す太線参照)ので、モジュール1aにより発電された電力(電流および電圧)がパワーコンディショナ20に送出され、パワーコンディショナ20のIVカーブ計測機能により電流−電圧特性(IVカーブ)が計測される。
そして、計測されたモジュール1aのIVカーブと、モジュール1aの正常時に予想されるIVカーブとをフィッティングさせることにより、互いに一致するか否かが制御部23により判断される。その結果、計測されたモジュール1aのIVカーブは、モジュール1aの正常時に予想されるIVカーブと一致しておらず、互いのIVカーブ間に大きな差が生じているため、モジュール1aに不具合がある(正常ではない)と判断される。
ここで、従来の太陽光発電システムの診断方法では、ストリング中のモジュールに不具合がある場合には、ストリング全体のIVカーブの出力が低下するため、ストリング中のいずれかのモジュールまたは複数個のモジュールに不具合があることを検知することが可能である。しかしながら、ストリング中のモジュールに不具合があるのか、配線に問題があるのか、問題がある場合にはどの部分なのかを特定することが困難であった。
この点に関して、第1実施形態による太陽光発電システム100の診断方法では、各スイッチング素子11a〜11cのON状態およびOFF状態の組み合わせにより、任意のモジュール単体のIVカーブを計測することができるので、容易に、不具合があるモジュールを特定することが可能となる。
次に、図4および図5を参照して、計測されたモジュールのIVカーブの補正について説明する。なお、図4は、計測されたモジュールに不具合がない場合のIVカーブの補正前および補正後を示す図である。図5は、計測されたモジュールに不具合がある場合のIVカーブの補正前および補正後を示す図である。
第1実施形態による太陽光発電システム100では、図4および図5に示すように、 計測されたIVカーブは、診断時にスイッチングされたスイッチング素子の個数分電圧が低下する。そこで、モジュールに不具合があるか否かを正確に診断するために、計測されたIVカーブに、スイッチング(バイパス)したスイッチング素子の個数に応じた補正値(電圧低下した分の電圧値)を加えた結果に基づいて、各モジュール1a〜1cに不具合があるか否かの診断が行われる。
具体的には、抵抗成分の少ないスイッチング素子を用いた場合には、スイッチング素子の順方向低下電圧にスイッチング(バイパス)したスイッチング素子の個数を乗じた電圧分、IVカーブが左方向に移動する(図4および図5の破線で示す補正前のIVカーブ)ため、スイッチング素子の順方向低下電圧にスイッチング(バイパス)したスイッチング素子の個数を乗じた電圧値(補正値)を、補正前のIVカーブに加えることにより補正が行われる(図4および図5の実線で示す補正後のIVカーブ)。
なお、上記補正については、例えば、15個のモジュールのうち14個のモジュールがバイパスされる場合には、スイッチングするスイッチング素子の個数が比較的多くなり、図4および図5に示すように、補正前後においてIVカーブの差が比較的大きくなるため、上記のような補正を行い、補正後のIVカーブとモジュールの正常時に予想されるIVカーブとに基づいて不具合の有無の診断を行うのが好ましい。その一方で、15個のモジュールのうち1つのモジュールをバイパスする場合には、スイッチングするスイッチング素子の個数が比較的少なくなり、補正前後においてIVカーブの差が比較的小さくなるので、上記のような補正は行わずに、補正前のIVカーブとモジュールの正常時に予想されるIVカーブとに基づいて不具合の有無の診断を行ってもよい。
以上説明したように、第1実施形態では、上記のように(例えば図3参照)、各モジュール1a〜1cに取り付けられたスイッチング素子11a〜11cにより、モジュール1bおよび1cをバイパスした状態にするとともに、モジュール1aをバイパスしていない状態にすることができるので、バイパスしていない状態のモジュール1aの電流−電圧特性(IVカーブ)を計測することができる。これにより、計測されたモジュール1aの電流−電圧特性(IVカーブ)と、モジュール1aの正常時に予想される電流−電圧特性(IVカーブ)とを比較することにより、容易に、モジュール1aに不具合があるか否かを診断することができる。その結果、3つのモジュール1a〜1cからなるストリング1から各モジュール1a〜1cを解列することなく、不具合のあるモジュール1aを特定することができる。特に、屋根面に設置される太陽光発電システム100では、不具合のあるモジュールのみを交換することにより発電量を回復させることができるので、交換作業の簡略化を図ることが可能となる。また、小さな発電量低下を早期に発見することができるため、その不具合が進行して太陽光発電システム100自体が使用不可能になるのを抑制することが可能となる。
また、第1実施形態では、上記のように(例えば図3参照)、各モジュール1a〜1cを区別するとともに、個別にON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えるようにスイッチング素子11a〜11cを設ける。これにより、各スイッチング素子11a〜11cをON状態(バイパスさせた状態)またはOFF状態(バイパスしていない状態)のいずれかの状態に切り替えることができるので、スイッチング素子11aがOFF状態(バイパスしていない状態)のモジュール1aの電流−電圧特性(IVカーブ)を容易に計測することができる。その結果、計測されたモジュール1aの電流−電圧特性(IVカーブ)と、モジュール1aの正常時に予想される電流−電圧特性(IVカーブ)とを比較することにより、容易に、不具合のあるモジュール1aを特定することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、各スイッチング素子11a〜11cをON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えることにより、各モジュール1a〜1cの任意の組み合わせによるストリング1を作成する。これにより、各モジュール1a〜1cの任意の組み合わせによるストリング1ごとに電流−電圧特性(IVカーブ)を計測することができるので、計測された電流−電圧特性(IVカーブ)と各モジュール1a〜1cの正常時に予想される電流−電圧特性(IVカーブ)とを比較することにより、容易に、各モジュール1a〜1cの任意の組み合わせによるストリング1ごとに不具合の有無を診断(判断)することができる。
(第2実施形態)
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。なお、図6は、第2実施形態による太陽光発電システムを示す概略図である。この第2実施形態では、各ストリングに設けられたブレーカをON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えることにより、モジュールの不具合を診断する例について説明する。
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。なお、図6は、第2実施形態による太陽光発電システムを示す概略図である。この第2実施形態では、各ストリングに設けられたブレーカをON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えることにより、モジュールの不具合を診断する例について説明する。
まず、第2実施形態による太陽光発電システム100aの構成について説明する。第2実施形態による太陽光発電システム100aは、3系統のストリング1、2および3と、ブレーカ71、72および73と、制御部23を含むパワーコンディショナ20とを備えている。
ストリング1は、モジュール1a、1bおよび1cを備えている。このモジュール1a、1bおよび1cには、それぞれ、スイッチング素子11a、11bおよび11cが並列に接続されている。モジュール1aとパワーコンディショナ20との間には、ストリング1をON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えるブレーカ71が接続されている。
ストリング2は、モジュール2a、2bおよび2cを備えている。このモジュール2a、2bおよび2cには、それぞれ、スイッチング素子12a、12bおよび12cが並列に接続されている。モジュール2aとパワーコンディショナ20との間には、ストリング2をON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えるブレーカ72が接続されている。
ストリング3は、モジュール3a、3bおよび3cを備えている。このモジュール3a、3bおよび3cには、それぞれ、スイッチング素子13a、13bおよび13cが並列に接続されている。モジュール3aとパワーコンディショナ20との間には、ストリング3をON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えるブレーカ73が接続されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
次に、第2実施形態による太陽光発電システム100aに不具合があるか否かを診断する診断方法について説明する。
まず、計測予定のストリング1のブレーカ71をON状態に切り替え、計測予定以外のストリング2のブレーカ72およびストリング3のブレーカ73をOFF状態に切り替える。そして、上記第1実施形態の診断方法と同様に、各モジュール1a〜1cに接続されているスイッチング素子11a〜11cを順番にON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えて、各モジュール1a〜1cのIVカーブを計測する。
ストリング1の各モジュール1a〜1cのIVカーブの計測が終了した後に、ブレーカ71をOFF状態に切り替えるとともに、ブレーカ72をON状態に切り替える。そして、ストリング2について、各モジュール2a〜2cに接続されているスイッチング素子12a〜12cを順番にON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えて、各モジュール2a〜2cのIVカーブを計測する。
ストリング2の各モジュール2a〜2cのIVカーブの計測が終了した後に、ブレーカ72をOFF状態に切り替えるとともに、ブレーカ73をON状態に切り替える。そして、ストリング3について、各モジュール3a〜3cに接続されているスイッチング素子13a〜13cを順番にON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えて、各モジュール3a〜3cのIVカーブを計測する。そして、全てのモジュール1a〜1c、2a〜2cおよび3a〜3cについてのIVカーブを計測した後に、全てのブレーカ71〜73をON状態に切り替える。
以上のように、全てのモジュール1a〜1c、2a〜2cおよび3a〜3cについてIVカーブを計測し、計測されたIVカーブと、各モジュール1a〜1c、2a〜2cおよび3a〜3cの正常時に予想されるIVカーブとをフィッティングさせることにより、互いに一致するか否かが判断され、その結果から不具合があるモジュールが特定される。
なお、不具合の有無の診断時に、ブレーカ71〜73をON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替える操作は、操作者により手動または遠隔操作により切り替えられてもよいし、ブレーカ71〜73の切り替え操作を自動化(自動制御)してもよい。ブレーカ71〜73の切り替え操作を自動化した場合には、太陽光発電システム100aの不具合の有無を自動的に診断(検知)することが可能となる。また、第2実施形態の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。なお、図7は、第3実施形態による15直列3並列の太陽光発電システムにおいて不具合の有無を診断する手順を示す図である。
次に、図7を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。なお、図7は、第3実施形態による15直列3並列の太陽光発電システムにおいて不具合の有無を診断する手順を示す図である。
この第3実施形態では、15直列3並列のうち5直列のモジュールを1単位として分離し、各5直列のモジュールの組み合わせのIVカーブを計測することにより、大まかな不具合箇所を特定し、そこから細かく個々のモジュールの特性を計測する診断方法について説明する。なお、1単位とするモジュールの個数は、計測精度や太陽光発電システムの総枚数に応じて選択することが望ましい。また、15直列3並列とは、15個の直列接続されたモジュールが3列に並列接続されている接続状態を示している。
太陽光発電システムに不具合があるか否かを診断する際には、全てのスイッチング素子をON状態に切り替え、太陽光発電システム全体のIVカーブを計測する。そして、太陽光発電システム全体のIVカーブとモジュール(太陽光発電システム全体)の正常時に予想されるIVカーブとをフィッティングする。その結果、図7(a)に示す15直列3並列のIVカーブのように、互いのIVカーブが一致していない場合には、太陽光発電システム中のいずれかのモジュールに不具合があると診断される。
次に、モジュールを5直列1並列ごとにグループ分けし、グループごとにIVカーブを計測し、計測されたIVカーブとモジュール(グループごと)の正常時に予想されるIVカーブとをフィッティングする。その結果、図7(b)に示す5直列1並列のIVカーブのように、互いのIVカーブが一致していない場合には、5直列1並列中のモジュールに不具合があると診断される。
また、図7(c)および図7(d)に示す5直列1並列のIVカーブのように、計測されたIVカーブとモジュール(グループごと)の正常時に予想されるIVカーブとが一致している場合には、5直列1並列の中のモジュールには不具合はないと診断される。
その後、不具合があると診断された5直列1並列の各モジュールについてIVカーブを計測し、計測されたIVカーブと各モジュールの正常時に予想されるIVカーブとをフィッティングする。その結果、図7(e)に示す1モジュールのIVカーブのように、計測されたIVカーブとモジュールの正常時の推定IVカーブとが一致している場合には、このモジュールには不具合がないと診断される。また、図7(f)に示す1モジュールのIVカーブのように、計測されたIVカーブとモジュールの正常時に予想されるIVカーブとが一致していない場合には、計測されたモジュールに不具合があると診断される。なお、図7(g)に示す1モジュールのIVカーブのように、計測されたIVカーブとモジュールの正常時に予想されるIVカーブとが一致している場合には、計測されたモジュールには不具合はないと診断される。
第3実施形態では、上記のように、複数のモジュールをグループ分けして特性を計測することにより、モジュールの特性を1枚ごとに計測する場合と異なり、計測回数を減らすことが可能となる。なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1および第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図8〜図10を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。なお、図8〜図10は、第4実施形態による各モジュールの最適動作出力を計測して不具合の有無を診断する手順を示す図である。
次に、図8〜図10を参照して、本発明の第4実施形態について説明する。なお、図8〜図10は、第4実施形態による各モジュールの最適動作出力を計測して不具合の有無を診断する手順を示す図である。
この第4実施形態では、パワーコンディショナ20をMPPT(最適動作点追従モード)制御により動作させた状態でモジュールを一つずつ順番にバイパスし、そのときの最適動作電圧および電流を計測することにより、モジュールに不具合があるか否かを診断する診断方法について説明する。
まず、太陽光発電システム100全体の出力(最適動作電圧および電流)を計測する。ここで、第4実施形態による太陽光発電システム100全体の出力は、270Wであったとする。
次に、図8に示すように、モジュール1cの出力を計測するために、スイッチング素子11aをOFF状態、スイッチング素子11bをOFF状態、および、スイッチング素子11cをON状態に切り替えることにより、モジュール1cがバイパスされる。このとき、バイパス後の出力が170Wであった場合、太陽光発電システム100全体の出力270Wから、バイパス後の出力170Wを減算した100Wがバイパスされたモジュール1cの出力となる。
同様に、図9に示すように、モジュール1bの出力を計測するために、スイッチング素子11aをOFF状態、スイッチング素子11bをON状態、および、スイッチング素子11cをOFF状態に切り替えることにより、モジュール1bがバイパスされる。このとき、バイパス後の出力が170Wであった場合、太陽光発電システム100全体の出力270Wから、バイパス後の出力170Wを減算した100Wがバイパスされたモジュール1bの出力となる。
同様に、図10に示すように、モジュール1aの出力を計測するために、スイッチング素子11aをON状態、スイッチング素子11bをOFF状態、および、スイッチング素子11cをOFF状態に制御することにより、モジュール1aがバイパスされる。このとき、バイパス後の出力が200Wであった場合、太陽光発電システム100全体の出力270Wから、バイパス後の出力200Wを減算した70Wがバイパスされたモジュール1aの出力となる。ここで、モジュール1aの出力(70W)は、モジュール1bおよび1cの出力(100W)に比べて小さい結果となった。この結果より、モジュール1aに不具合があると診断される。
上記のように、パワーコンディショナ20をMPPT(最適動作点追従モード)制御により動作させた状態で各モジュール1a〜1cを一つずつ順番にバイパスし、そのときの最適動作電圧および電流を計測することにより、各モジュール1a〜1cに不具合があるか否かを診断することによって、各モジュール1a〜1cのIVカーブを計測して不具合の有無を診断する場合と比べて、計測に必要とする時間を短縮することができるので、計測中に発電量が減少するのを抑制することが可能となる。また、IVカーブの測定を行うための専用の機器が不要になるとともに、IVカーブの測定を行うための機能をパワーコンディショナ20に追加するのが不要になる。また、複数の並列ストリングを備える太陽光発電システムでは、ブレーカの切り替え操作を不要にすることが可能となる。なお、第4実施形態のその他の効果は、上記第1〜第3実施形態と同様である。
−他の実施形態−
例えば、上記第1〜第4実施形態では、制御部によりスイッチング素子のON状態およびOFF状態を制御する例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、無線信号によりスイッチング素子のON状態およびOFF状態を制御してもよいし、PLC(Power Line Communication:電力線搬送通信)により配線に制御信号を載せてスイッチング素子のON状態およびOFF状態を制御してもよい。また、スイッチング素子をパワーMOSFETなどの素子により構成し、外部からの信号によりON状態またはOFF状態に切り替える制御を行ってもよい。
例えば、上記第1〜第4実施形態では、制御部によりスイッチング素子のON状態およびOFF状態を制御する例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、無線信号によりスイッチング素子のON状態およびOFF状態を制御してもよいし、PLC(Power Line Communication:電力線搬送通信)により配線に制御信号を載せてスイッチング素子のON状態およびOFF状態を制御してもよい。また、スイッチング素子をパワーMOSFETなどの素子により構成し、外部からの信号によりON状態またはOFF状態に切り替える制御を行ってもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、DC/DCコンバータおよびDC/ACインバータを備えたパワーコンデョショナを用いた太陽光発電システムについて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、上記のような機能を各モジュールに取り付けた分散MPPT機器において、信号に応じてバイパス回路(スイッチング素子)のON状態またはOFF状態が切り替えられる機能分散MPPT機器に取り付ける事で行ってもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、任意の組み合わせのストリングを作成した場合の診断方法として、ストリングのIVカーブを計測し、日射量、外気温度および太陽光発電システムの構成から推定されるIVカーブとの比較により不具合の有無を診断する方法を説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、多数のストリングを略同時間帯に連続で計測し、それらを相対比較することにより、日射量および外気温度に頼らない不具合の有無の診断も可能である。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1、2、3 太陽電池ストリング(ストリング)
1a、1b、1c、2a、2b、2c、3a、3b、3c 太陽電池モジュール
11a、11b、11c、12a、12b、12c、13a、13b、13c スイッチング素子
23 制御部(診断手段)
100、100a 太陽光発電システム
1a、1b、1c、2a、2b、2c、3a、3b、3c 太陽電池モジュール
11a、11b、11c、12a、12b、12c、13a、13b、13c スイッチング素子
23 制御部(診断手段)
100、100a 太陽光発電システム
Claims (4)
- 複数の太陽電池モジュールを備えた太陽光発電システムであって、
前記各太陽電池モジュールには、前記太陽電池モジュールをバイパスするスイッチング素子が並列に取り付けられていることを特徴とする太陽光発電システム。 - 請求項1に記載の太陽光発電システムであって、
前記スイッチング素子は、取り付けられた前記太陽電池モジュールを区別するとともに、前記太陽電池モジュールを個別にON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替える構成とされていることを特徴とする太陽光発電システム。 - 請求項2に記載の太陽光発電システムであって、
前記各スイッチング素子をON状態またはOFF状態のいずれかの状態に切り替えることにより、前記各太陽電池モジュールの任意の組み合わせによるストリングが作成されることを特徴とする太陽光発電システム。 - 請求項3に記載の太陽光発電システムと、
前記太陽光発電システムに不具合が発生しているか否かを診断する診断手段とを備える太陽光発電システムの診断方法であって、
前記診断手段は、前記各太陽電池モジュールの任意の組み合わせによるストリングの特性値の計測結果に基づいて、前記太陽光発電システム全体のいずれの前記太陽電池モジュールに不具合が発生しているのかを診断することを特徴とする太陽光発電システムの診断方法。
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