JP7080093B2 - 太陽電池評価装置及び太陽電池評価方法 - Google Patents

太陽電池評価装置及び太陽電池評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7080093B2
JP7080093B2 JP2018076107A JP2018076107A JP7080093B2 JP 7080093 B2 JP7080093 B2 JP 7080093B2 JP 2018076107 A JP2018076107 A JP 2018076107A JP 2018076107 A JP2018076107 A JP 2018076107A JP 7080093 B2 JP7080093 B2 JP 7080093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
junction
deterioration
current
current amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018076107A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019187112A (ja
Inventor
亨 河野
尚行 藤井
祐一 永山
高史 中里
知治 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Power Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Power Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Power Solutions Co Ltd filed Critical Hitachi Power Solutions Co Ltd
Priority to JP2018076107A priority Critical patent/JP7080093B2/ja
Publication of JP2019187112A publication Critical patent/JP2019187112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7080093B2 publication Critical patent/JP7080093B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

本発明は、太陽電池評価装置及び太陽電池評価方法に関する。
FIT(Feed-in Tariffs:固定価格全量買取制度)による施策により、大規模な太陽光発電所が大量に導入されることになった。売電収入を最大化するため、太陽電池モジュールの低コスト化が進展したが、このとき、性能の良くない部材などが使用されていたとすると太陽電池モジュールの性能が将来的に大幅に劣化するということが起こりうる。また、太陽光発電所の売買や証券化といったセカンダリマーケットの市場も立ち上がりつつある。このため、当該太陽光発電所についてのテクニカルデューデリジェンス(Due Diligence)、すなわち当該太陽光発電所が、将来的にどの程度の性能で太陽光発電を継続できるかどうかを評価するニーズが増加していると考えられる。このため、太陽電池モジュールの半導体としての性能や健全性を定量化して、潜在的なリスクを把握することが求められている。
特許文献1は、太陽電池モジュールについて直接言及するものではないが、発光ダイオードやレーザーダイオードに用いる半導体基板の品質評価のため、そのエレクトロルミネセンス(EL)を計測することにより行うことが開示されている。特許文献2は、特許文献1が開示する評価方法を太陽電池モジュールに応用するものであり、太陽電池パネルのEL発光画像から、太陽電池パネルの性能を検査、評価することが開示されている。
特開平2-296347号公報 特開2016-220471号公報
太陽電池パネルを1枚ずつ屋内の暗室に運搬し、ELを計測するための電界を印加して計測するとなると、太陽電池モジュールが数万枚~数十万枚からなる大規模な太陽光発電サイトを対象として計測することは、統計的信頼性を満たす程度にサンプル数を絞ったとしても、現実的に極めて困難である。特許文献2では、曝露環境において、ELを計測する方法が開示されているが、計測にかかる手間は大きく、かつ、計測が夜間に限定されるため、大規模な太陽光発電サイトで太陽電池モジュールの性能を検査、評価するには限界がある。
本発明の目的は、大規模な太陽光発電サイトであっても、その太陽電池の健全性を容易に評価し、太陽光発電所の潜在的なリスクを把握可能とすることである。
本発明の一実施態様である、複数の太陽電池セルが直列接続される太陽電池モジュールを有する太陽電池を評価する太陽電池評価装置は、プロセッサと、メモリと、メモリに読み込まれ、プロセッサにより実行される太陽電池評価プログラムとを有し、太陽電池評価プログラムは、接合部電流算出部を有し、接合部電流算出部は、太陽電池モジュールについて計測された太陽電池セルの電流-電圧特性データより、第1のpn接合部電流量及び第2のpn接合部電流量を算出し、第1のpn接合部電流量は、太陽電池モジュールについて実測された太陽電池セルの電流-電圧特性データを、当該太陽電池セルのシャント抵抗を∞としたときの電流-電圧特性データにより算出したpn接合部電流量であり、第2のpn接合部電流量は、太陽電池モジュールについて実測された太陽電池セルの電流-電圧特性データにより算出したpn接合部電流量であり、第1のpn接合部電流量に対する第2のpn接合部電流量の比を当該太陽電池モジュールの劣化指標とする。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
太陽電池の太陽電池モジュールの半導体特性を平均的、かつ定量的に把握することが可能になる。
太陽電池セルの等価回路を示す図である。 太陽電池ストリングのEL画像の模式図である。 太陽電池ストリングのEL画像の模式図である。 PIDと封止材はがれの発生確率の相違を説明するための図である。 太陽電池セルの電流-電圧特性を示す図である。 太陽電池セルの電流-電圧特性を示す図である。 太陽電池セルの電流-電圧特性を示す図である。 計測値に基づき太陽電池セルの輝度を算出するフローチャートである。 計測したIVデータから太陽電池モジュールの劣化を評価し、可視化するフローチャートである。 計測したIVデータから太陽電池モジュールの劣化を評価し、可視化するフローチャートである。 太陽電池モジュールの劣化評価をイメージ化するフローチャートである。 太陽電池モジュールの劣化評価を表示するフレーム例である。 太陽電池モジュールの劣化評価を表示するフレーム例である。 太陽電池モジュールの劣化評価を表示するセルイメージ例である。 太陽電池モジュールの劣化評価を行う太陽電池診断装置のハードウェア構成例である。
図1に太陽電池セル11の等価回路を示す。太陽電池モジュール1aは、太陽電池セル11を複数枚直列に並べ、バイパスダイオード12に区切られたものとして表すことができる。太陽電池モジュール1aがさらに直列接続されたものが太陽電池ストリング1bである。太陽電池セル11は、並列接続された電流源13、pn接合ダイオード14、シャント抵抗15に対して、直列に直列抵抗16が接続された等価回路として表すことができ、日射量に比例した電流が電流源13から供給される。また、太陽電池モジュール1a内の太陽電池セル11のいずれかが故障すると、電流経路はバイパスダイオード12を迂回する。
太陽光発電サイトにおいては、複数の太陽電池ストリング1bが並列に束ねられて、パワーコンディショナに接続されており、太陽電池ストリング1bの直流電流、及び直流電圧はパワーコンディショナ単位で計測される。このため、パワーコンディショナで計測される太陽電池ストリング群(1台のパワーコンディショナに接続されている複数の太陽電池ストリング1bをいう)の直流電流Iopp、直流電圧Vopとすると、このときの太陽電池セル1つあたりの動作電流はIop(=Iopp/Nstr:なお、Nstrはパワーコンディショナに束ねられている太陽電池ストリング1bの数(「ストリング数」という))、動作電圧がVop/Ncell:なお、Ncellは太陽電池ストリング1bにおいて直列接続されている太陽電池セル11の個数(「セル数」という))となる。
太陽電池セル11の半導体特性は、pn接合ダイオード14、シャント抵抗15からなる部分回路17で決まるといえ、太陽電池セル11の半導体特性が劣化することは、シャント抵抗15が低下することと等価である。
先行技術文献に開示されるEL法の場合、太陽電池モジュールに電流を印加することにより、pn接合ダイオード14に少数キャリアが注入され、注入された少数キャリアが結合を起こして発光する現象を利用する。この発光をカメラで捉え、発光輝度を表示するEL画像を取得する。図2A,Bは、それぞれ太陽電池ストリングに対してEL法を適用して取得したEL画像を模式的に示したものである。いずれの図においても、全体が1つの太陽電池ストリング像21であり、互いに区切られた区画がそれぞれ太陽電池モジュール像22である。図2Aは太陽電池ストリングの全ての太陽電池モジュールが正常な場合であり、すべての太陽電池モジュールの像は輝度の高い状態で画像化される。これに対して、図2Bは、太陽電池セル11の半導体特性に劣化が生じた太陽電池モジュールが存在する場合の例を示している。太陽電池モジュール内になんらかの形で大量に電荷が発生し、太陽電池セルの表面などで再結合が生じると、再結合に伴う電流はシャント抵抗15(図1参照)に集中することになるため、太陽電池モジュール像22a~bのように輝度低下が生じた太陽電池モジュールが現れる。太陽電池セルの半導体特性としての性能について、シャント抵抗が支配的、つまりオーミック化すると発光が発生しなくなり、太陽電池モジュール像22aに示されるように輝度がゼロになる。このような劣化は、PID(電位誘発劣化:Potential Induced Degradation)と呼ばれる。
ところで、太陽電池モジュール像の輝度を低下させる原因はPIDのような太陽電池セル劣化だけではない。太陽電池モジュールが設置された環境の湿度によって太陽電池モジュール内に水分が入り込むことにより、太陽電池セルを封止する太陽電池モジュールの封止材(EVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)等)が太陽電池セルから剥がれる現象が生じる。このような封止材はがれが生じた場合にも低抵抗が発生するため、太陽電池モジュールの輝度低下を示すことになる。
PIDによる輝度低下と封止材はがれによる輝度劣化とはどちらも太陽電池モジュールの劣化ではあるが、PIDの発生が太陽電池セルの半導体特性に依存して確率的に生じるのに対して、封止材はがれの発生は封止材の材料、太陽電池モジュールの組み立て工程やその後の設置環境に依存して太陽電池全体で均一的に生じる。このため、両者の発生確率には違いがある。図3に横軸を輝度とし、各輝度を有する太陽電池モジュールのヒストグラムを示す。(a)初期状態(全ての太陽電池モジュールが正常である場合)においては、輝度分布31に示されるように、いずれも輝度が高い状態にある。(b)太陽電池セル劣化が生じた場合、PIDはセル表面での電荷の再結合が統計的に発生し、オーミック化したものは、群はずれになっていく。このためヒストグラムには、群はずれ33が発生し、分布32は大きく広がる。一方、(c)封止材はがれの場合は、均一的に輝度の低下が発生するので、分布34に示すように群はずれが発生せず、輝度が低く、広がりの狭い分布となる。
このようにEL画像における太陽電池モジュールの輝度から、太陽電池モジュールの劣化の程度、劣化原因の判定が可能になる。本実施例では、計測が困難な太陽電池モジュールのEL画像の輝度に相当する劣化指標(以下、この計測値から求める劣化指標についても輝度と称する)をパワーコンディショナで計測可能な計測値により定量化する。なお、計測はパワーコンディショナでの計測値を用いるのが最も容易であるが、この場合太陽電池ストリング単位で平均化された太陽電池セルのIVデータを用いることになる。これに対して、計測を太陽電池モジュール単位で行い、太陽電池モジュール単位で平均化された太陽電池セルのIVデータを用いることも可能である。以下では、パワーコンディショナでの実測値を用いる場合を例に説明する。
図4Aは、パワーコンディショナでの実測値に基づく太陽電池セルの電流-電圧特性データ(IVデータ41)である。このときの短絡電流Isc0、開放電圧Voc’、シャント抵抗Rsh(IVデータの傾き)はグラフから読み取ることが可能である。図4Bには、図4AのIVデータ41に加えて、太陽電池セルの半導体特性が正常な(シャント抵抗Rshが十分に高い(∞))場合のIVデータ42を示している。このときの開放電圧をVocとする。さらに、図4Cには、図4BのIVデータ42に加えて、太陽電池セルの半導体特性が正常かつ常温(298K)でのIVデータ43を示している。このときの開放電圧をVoc0とする。IVデータ42,43は実測値であるIVデータ41から見積もる。
太陽電池セルの一般式を(数1)に示す。Isは逆方向飽和電流、qは素荷量、nfは接合係数(ダイオード性能指数)、kはボルツマン係数、Tは太陽電池セルの動作温度[K]である。
Figure 0007080093000001
ここで、右辺第3項がシャント抵抗のオーミック化による影響を示している。
実測値につき、Vop=Voc’のときIop=0であるから(数2)が成り立つ一方、太陽電池セルの半導体特性が正常な(Rsh=∞)場合、Vop=VocのときIop=0であるから(数3)が成り立つ。
Figure 0007080093000002
Figure 0007080093000003
(数2)よりVoc’が、(数3)よりVocが求まり、これより、(数4)の関係が成り立つ。
Figure 0007080093000004
また、太陽電池セルの半導体特性が正常かつ常温(T=298K)のとき、常温のときの逆方向飽和電流Is=Is0(≒1.7e-5[A])とすると、Vop=Voc0のときIop=0であるから、(数1)より、(数5)が導かれる。なお、298/q≒0.026であるため置き換えを行っている。
Figure 0007080093000005
一方、太陽電池セルの温度特性をβ[V/K]とすると、温度による開放電圧の変化量は(数6)で表される。
Figure 0007080093000006
(数5)を(数6)に代入することにより、(数7)の関係式が得られる。
Figure 0007080093000007
(数4)及び(数7)より、Tが求まる(数8)。
Figure 0007080093000008
(数8)を更に(数7)に代入することにより、Vocが求まる(数9)。
Figure 0007080093000009
以上のように、パワーコンディショナで計測可能な計測値である、短絡電流Isc0、開放電圧Voc’、シャント抵抗Rshを用いて、温度T及び太陽電池セルの半導体特性が正常である場合の開放電圧Vocを算出することができる。
図5に計測値(図4AのIVデータ)に基づき太陽電池セルの輝度を算出するフローチャートを示す。まず、計測されたIVデータより、短絡電流Isc0、開放電圧Voc’、シャント抵抗Rshを算出する(S51)。これら実測された値に基づき、(数8)により温度Tを、(数9)により太陽電池セルの半導体特性が正常である場合の開放電圧Vocを算出する(S52)。次に、太陽電池セルのpn接合部に流れる電流(pn接合部電流Ipn)を算出する(S53,S54)。ステップS53、S54に示した数式が注入された少数キャリアが結合されることによって発生する電流であり、この電流量が、EL画像の輝度に対応する。ただし、劣化指標(輝度)Lは正常時のpn接合部電流量Ipn1を1として規格化して、Ipn2/Ipn1として求めている(S55)。なお、逆方向飽和電流Isはバンドギャップリファレンス-Ego、飽和定数Aを用いて(数10)により求められる。
Figure 0007080093000010
このように、パワーコンディショナで計測可能な計測値からEL画像の輝度に相当する劣化指標Lを算出することが可能になる。この劣化指標Lは、太陽電池ストリング単位で計測された計測値であれば太陽電池ストリング単位で平均化された太陽電池モジュールの劣化指標であり、太陽電池モジュール単位で計測された計測値であれば太陽電池モジュール単位で平均化された太陽電池モジュールの劣化指標であるとみることができる。
図3では先行技術に即してある1つの太陽電池ストリングにおける太陽電池モジュールのヒストグラムとして説明したが、太陽光発電サイトにおける太陽電池モジュールのヒストグラムとしても、太陽電池セル劣化と封止材はがれとではそれぞれ同様の傾向をもって、すなわち太陽電池セル劣化は確率的に、封止材はがれは均一的に発生し、それが太陽電池モジュールの輝度分布にあらわれるものと考えられる。そのため、太陽電池ストリング(太陽電池モジュール)単位で統計信頼性を満たす程度に十分な数の太陽電池ストリング(太陽電池モジュール)について輝度(劣化指標)を算出し、劣化原因によってその輝度の分布に違いがあることを利用して、太陽光発電サイトにおける太陽電池モジュールの劣化状況、劣化原因を把握することが可能である。さらに、太陽電池モジュールの劣化の程度、劣化原因をユーザに分かりやすくイメージ化して示すことが可能である。
図6A,Bに、n本の太陽電池ストリング、またはn個の太陽電池モジュールについて計測したIVデータから、太陽電池モジュールの劣化を評価し、イメージ化するフローチャートを示す。nは後述する統計処理を行うのに十分な数とする。
図6Aでは、計測したIVデータから算出したpn接合部電流量に基づき、群はずれとなる太陽電池モジュールを抽出する。まず、n本の太陽電池ストリング(またはn個の太陽電池モジュール、以下では太陽電池ストリングとした場合を例に説明する)に対して、それぞれ図5に示した輝度の算出フローを実行する(S61,S62)。これにより、太陽電池ストリング[1]~[n]につき、それぞれ太陽電池セルの半導体特性が正常である場合のpn接合部電流Ipn1[1]~[n]及び実測されたpn接合部電流Ipn2[1]~[n]601を取得する。取得したpn接合部電流について、平均と標準偏差とを算出する(S63)。太陽電池セルの半導体特性が正常である場合のpn接合部電流の平均をIpn1_av、標準偏差Ipn1_σとする。また、実測通りのpn接合部電流の平均をIpn2_av、標準偏差Ipn2_σとする。
次に群はずれとなる太陽電池モジュールを抽出する(S64)。n本の太陽電池ストリングについて、計測したIVデータから算出された太陽電池モジュールのpn接合部電流Ipn2それぞれが群はずれとなる値であるかどうかを判定する(S641~S645)。実測されたpn接合部電流Ipn2が群はずれであるかどうかは、以下の2つの条件を同時に満たすか否かで判定することができる。
第1条件:(Ipn2_σ/Ipn2_av)/(Ipn1_σ/Ipn1_av)>α
第2条件:|Ipn2_av-Ipn2[i]|>3Ipn2
第1条件のαはあらかじめ定めた所定値であり、この条件を満たす場合は、実測されたpn接合部電流の分布が、太陽電池セルの半導体特性が正常である場合のpn接合部電流の分布よりも、αで定められる正常範囲を超えて大きいということを意味する。第2条件を満たす場合は、実測されたpn接合部電流が±3σから外れていることを意味する。
図6Bでは、図6Aのフローに引き続いて、太陽電池セルの劣化状況を評価し、イメージ化する。まず、図6Aで求めた群はずれとなる太陽電池モジュールを除いた残りの太陽電池モジュールについてpn接合部電流の平均Ipn2_av’と標準偏差Ipn2_σ’とを算出する(S65)。実測されたpn接合部電流Ipn2[i]について、群はずれと判定された値は0、そうでない値は実測値として平均と標準偏差とを算出すればよい。
ステップS65で算出した値に基づき、基準輝度L’及び変動係数CVを算出する(S66)。基準輝度L’はIpn2_av’/Ipn1_av、変動係数CVはIpn2_σ’/Ipn2_av’で求められる。基準輝度L’は群はずれを除いた残りの太陽電池モジュールの劣化指標の代表値であり、変動係数CVは、群はずれを除いた残りの太陽電池モジュールのpn接合部電流Ipn2のばらつきを示すものである。これらに基づき太陽光発電サイトにおける太陽電池モジュールの劣化評価を行う(S67)。まず、群はずれの有無を評価する(S671)。群はずれありの場合は、当該太陽光発電サイトの太陽電池モジュールには太陽電池セル劣化604が進行していると評価する。次に、基準輝度L’と所定値βとを比較する(S672)。群はずれがなく、かつ基準輝度L’も所定の値を満たしていれば(この場合、L’≧β)、当該太陽光発電サイトの太陽電池モジュールは正常602と評価する。次に、変動係数CVと所定値γとを比較する(S673)。これは図6Aのフローで群はずれとして判定されていなくても、残りの太陽電池モジュールのpn接合部電流Ipn2が著しくばらついている場合(CV>γ)は太陽電池セル劣化604と判断するものである。群はずれがなく、基準輝度L’も所定の値を満たさず(L’<β)、かつばらつきもそれほど大きくない場合(CV≦γ)に封止材はがれ603と判断される。
以上の太陽電池モジュールの劣化評価に基づき、これをユーザに分かりやすいようにイメージ化する(S68)。イメージ化のフローチャートを図7に示す。
まず、太陽電池モジュールの劣化状況をイメージ化するフレームを設定する(S71)。フレームとしては、特に限定されないが、図8Aのような太陽電池モジュールが敷き詰められた太陽電池パネルを模したフレーム80を用いることができる。この例では、合計60個のセル81が、10行6列のマトリックス状に配置されている。まず、群はずれがある場合、群はずれの比率分のセルの輝度を0とする(S72)。例えば、n=60で群はずれが2個であった場合は2つのセルの輝度を0とし、n=120で群はずれが2個であった場合は1つのセルの輝度を0とする。続いて、残るセル(群はずれがない場合には全セル)の輝度の平均がIpn2_av’、標準偏差がIpn2_σ’に対応するように残りの各セルの輝度を算出する(S73)。この輝度の算出には例えばモンテカルロ法を用いることができる。以上により、フレームのセルの有する輝度が求まるので、輝度を各セルに割り当てる(S74)。この割り当ては、ランダムに割り当てればよい。図8Bが割り当て後の輝度である。
また、セルに対して、太陽電池モジュールの劣化原因をイメージ表示させてもよい。図9に示すように、太陽電池モジュールの劣化評価が正常または太陽電池セル劣化である場合には、セルイメージ90とし、背景部分91の輝度により劣化の程度を表現する。一方、太陽電池モジュールの劣化評価が封止材はがれである場合には、セルイメージ92とし、背景部分93の輝度により劣化の程度を表現する。
以上説明した、太陽電池モジュールの劣化評価を行う太陽電池評価装置のハードウェア構成例を図10に示す。太陽電池評価装置100は、プロセッサ101、主記憶102、補助記憶103、入出力インタフェース104、表示インタフェース105、ネットワークインタフェース106を含み、これらはバス107により結合されている。入出力インタフェース104は、キーボードやマウス等の入力装置109と接続され、表示インタフェース105は、ディスプレイ108に接続され、GUIを実現する。また、図8Bや図9に示したようなイメージにより評価結果を表示する。ネットワークインタフェース106はネットワークと接続するためのインタフェースである。補助記憶103は通常、HDDやROM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成され、太陽電池評価装置100が実行するプログラムやプログラムが処理対象とするデータ等を記憶する。主記憶102はRAMで構成され、プロセッサ101の命令により、プログラムやプログラムの実行に必要なデータ等を一時的に記憶する。プロセッサ101は、補助記憶103から主記憶102にロードしたプログラムを実行する。太陽電池評価装置100は例えば、PC(Personal Computer)やサーバにより実現できる。
補助記憶103には、計測データ110、評価に必要な太陽電池セルの仕様111、その他のデータ及び太陽電池評価プログラム112、その他のプログラムが記憶されている。太陽電池評価プログラム112はその主要部として接合部電流算出部112a、劣化評価部112b、イメージ化部112cを含んでいる。計測データ110には、例えばパワーコンディショナで計測したn本の太陽電池ストリングの直流電流Iopp、直流電圧Vopを含む。接合部電流算出部112aは図5で説明したフローを実行する。劣化評価部112bは図6A及び図6Bで説明したフロー(ただし、ステップS68を除く)を実行する。イメージ化部112cはステップS68、すなわち図7で説明したフローを実行する。
以上のように、計測されたIVデータから太陽光発電サイトにおける太陽電池モジュールの平均的な劣化状況を定量的に評価することが可能になる。
1a:太陽電池モジュール、1b:太陽電池ストリング、11:太陽電池セル、12:バイパスダイオード、13:電流源、14:pn接合ダイオード、15:シャント抵抗、16:直列抵抗、17:部分回路、21:太陽電池ストリング像、22:太陽電池モジュール像、100:太陽電池評価装置、101:プロセッサ、102:主記憶、103:補助記憶、104:入出力I/F、105:表示I/F、106:ネットワークI/F、107:バス、108:ディスプレイ、109:入力装置。

Claims (14)

  1. 複数の太陽電池セルが直列接続される太陽電池モジュールを有する太陽電池を評価する太陽電池評価装置であって、
    プロセッサと、
    メモリと、
    前記メモリに読み込まれ、前記プロセッサにより実行される太陽電池評価プログラムとを有し、
    前記太陽電池評価プログラムは、接合部電流算出部を有し、
    前記接合部電流算出部は、前記太陽電池モジュールについて計測された太陽電池セルの電流-電圧特性データより、第1のpn接合部電流量及び第2のpn接合部電流量を算出し、
    前記第1のpn接合部電流量は、前記太陽電池モジュールについて実測された太陽電池セルの電流-電圧特性データを、当該太陽電池セルのシャント抵抗を∞としたときの電流-電圧特性データにより算出したpn接合部電流量であり、
    前記第2のpn接合部電流量は、前記太陽電池モジュールについて実測された太陽電池セルの電流-電圧特性データにより算出したpn接合部電流量であり、
    前記第1のpn接合部電流量に対する前記第2のpn接合部電流量の比を当該太陽電池モジュールの劣化指標とする太陽電池評価装置。
  2. 請求項1において、
    前記太陽電池評価プログラムは、劣化評価部を有し、
    前記接合部電流算出部は、複数の太陽電池モジュールの各々について、当該太陽電池モジュールの前記第1のpn接合部電流量及び前記第2のpn接合部電流量を算出し、
    前記劣化評価部は、前記複数の太陽電池モジュールの前記第2のpn接合部電流量の分布より群はずれの存在が判定される場合は、前記太陽電池に太陽電池セル劣化が生じていると評価する太陽電池評価装置。
  3. 請求項において、
    前記劣化評価部は、前記複数の太陽電池モジュールのうち、前記群はずれとなる太陽電池モジュールを除いた残りの太陽電池モジュールについて、前記残りの太陽電池モジュールの劣化指標の代表値が第1の所定値以上である場合は、前記太陽電池は正常であると評価する太陽電池評価装置。
  4. 請求項において、
    前記劣化評価部は、前記残りの太陽電池モジュールについて、前記残りの太陽電池モジュールの劣化指標の前記代表値が前記第1の所定値よりも小さく、かつ前記残りの太陽電池モジュールの前記第2のpn接合部電流量の分布のばらつきが第2の所定値以下である場合は、前記太陽電池に封止材はがれが生じていると評価する太陽電池評価装置。
  5. 請求項において、
    前記劣化評価部は、前記残りの太陽電池モジュールについて、前記残りの太陽電池モジュールの劣化指標の前記代表値が前記第1の所定値よりも小さく、かつ前記残りの太陽電池モジュールの前記第2のpn接合部電流量の分布のばらつきが前記第2の所定値より大きい場合は、前記太陽電池に太陽電池セル劣化が生じていると評価する太陽電池評価装置。
  6. 請求項1~のいずれか1項において、
    前記太陽電池は、複数の太陽電池モジュールが直列接続される太陽電池ストリングを有し、
    前記接合部電流算出部は、前記太陽電池ストリングの直流電流及び直流電圧の計測値から取得される、当該太陽電池ストリングに含まれる太陽電池モジュールにかかる太陽電池セルの電流-電圧特性データより、当該太陽電池モジュールの前記第1のpn接合部電流量及び前記第2のpn接合部電流量を算出する太陽電池評価装置。
  7. 請求項において、
    前記太陽電池評価プログラムは、イメージ化部を有し、
    前記イメージ化部は、前記太陽電池の劣化状況を表す、太陽電池パネルを模したフレームを表示装置に表示し、
    前記フレームはマトリックス状に配置された複数のセルを含み、前記複数のセルの輝度は、前記太陽電池の太陽電池モジュールの劣化指標に応じて定められる太陽電池評価装置。
  8. 請求項において、
    前記イメージ化部は、前記複数のセルのうち、輝度を0とするセルにより前記群はずれとなる太陽電池モジュールを表現し、
    前記複数のセルのうち輝度を0とするセルの比率は、前記複数の太陽電池モジュールのうち前記群はずれとなる太陽電池モジュールの比率となるように設定される太陽電池評価装置。
  9. 請求項において、
    前記イメージ化部は、前記複数のセルのうち、輝度を0とするセルを除いた残りのセルの輝度の平均及び標準偏差が、前記複数の太陽電池モジュールのうち、前記群はずれとなる太陽電池モジュールを除いた残りの太陽電池モジュールの劣化指標の平均及び標準偏差に対応するように、前記残りのセルの輝度を算出する太陽電池評価装置。
  10. 請求項7~9のいずれか1項において、
    前記イメージ化部は、前記劣化評価部が、前記太陽電池は正常または太陽電池セル劣化が生じていると評価した場合と前記太陽電池は封止材はがれが生じていると評価した場合とで、前記複数のセルを異なるイメージで表示する太陽電池評価装置。
  11. 複数の太陽電池セルが直列接続される太陽電池モジュールを有する太陽電池を評価する太陽電池評価方法であって、
    前記太陽電池モジュールについて計測された太陽電池セルの電流-電圧特性データより、第1のpn接合部電流量及び第2のpn接合部電流量を算出し、
    前記第1のpn接合部電流量は、前記太陽電池モジュールについて実測された太陽電池セルの電流-電圧特性データを、当該太陽電池セルのシャント抵抗を∞としたときの電流-電圧特性データにより算出したpn接合部電流量であり、
    前記第2のpn接合部電流量は、前記太陽電池モジュールについて実測された太陽電池セルの電流-電圧特性データにより算出したpn接合部電流量であり、
    前記第1のpn接合部電流量に対する前記第2のpn接合部電流量の比を当該太陽電池モジュールの劣化指標とする太陽電池評価方法。
  12. 請求項11において、
    複数の太陽電池モジュールの各々について、当該太陽電池モジュールの前記第1のpn接合部電流量及び前記第2のpn接合部電流量を算出し、
    前記複数の太陽電池モジュールの前記劣化指標及び前記第2のpn接合部電流量の分布に基づき、前記太陽電池に生じている劣化原因を判定する太陽電池評価方法。
  13. 請求項11または請求項12において、
    前記太陽電池は、複数の太陽電池モジュールが直列接続される太陽電池ストリングを有し、
    前記太陽電池ストリングの直流電流及び直流電圧の計測値から取得される、当該太陽電池ストリングに含まれる太陽電池モジュールにかかる太陽電池セルの電流-電圧特性データより、当該太陽電池モジュールの前記第1のpn接合部電流量及び前記第2のpn接合部電流量を算出する太陽電池評価方法。
  14. 請求項12において、
    前記太陽電池の劣化状況を表す、太陽電池パネルを模したフレームを表示装置に表示し、
    前記フレームはマトリックス状に配置された複数のセルを含み、前記複数のセルの輝度は、前記太陽電池の太陽電池モジュールの前記劣化指標に応じて定められる太陽電池評価方法。
JP2018076107A 2018-04-11 2018-04-11 太陽電池評価装置及び太陽電池評価方法 Active JP7080093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018076107A JP7080093B2 (ja) 2018-04-11 2018-04-11 太陽電池評価装置及び太陽電池評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018076107A JP7080093B2 (ja) 2018-04-11 2018-04-11 太陽電池評価装置及び太陽電池評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019187112A JP2019187112A (ja) 2019-10-24
JP7080093B2 true JP7080093B2 (ja) 2022-06-03

Family

ID=68337835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018076107A Active JP7080093B2 (ja) 2018-04-11 2018-04-11 太陽電池評価装置及び太陽電池評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7080093B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009032743A (ja) 2007-07-24 2009-02-12 Eko Instruments Trading Co Ltd 太陽光発電システムの異常検出装置
JP2012156343A (ja) 2011-01-27 2012-08-16 Hitachi Ltd 太陽光発電システム、異常検出方法、及び異常検出システム
JP2012186409A (ja) 2011-03-08 2012-09-27 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 太陽電池異常判定装置および太陽電池異常判定方法
US20120247542A1 (en) 2009-10-09 2012-10-04 Fronius International Gmbh Method and device for recognizing faults in a photovoltaic system
JP2013175662A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Sharp Corp 太陽光発電システムおよびその診断方法
JP2015015879A (ja) 2013-06-03 2015-01-22 独立行政法人産業技術総合研究所 太陽電池のi−v特性測定装置、i−v特性測定方法、及び、i−v特性測定装置用プログラム
JP2016025753A (ja) 2014-07-18 2016-02-08 Jfeエンジニアリング株式会社 太陽光発電システムの異常診断方法
JP2017046447A (ja) 2015-08-26 2017-03-02 東北電力株式会社 太陽電池劣化異常判定システム
JP2017163805A (ja) 2016-03-11 2017-09-14 オムロン株式会社 太陽電池の故障検出装置および太陽光発電システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009032743A (ja) 2007-07-24 2009-02-12 Eko Instruments Trading Co Ltd 太陽光発電システムの異常検出装置
US20120247542A1 (en) 2009-10-09 2012-10-04 Fronius International Gmbh Method and device for recognizing faults in a photovoltaic system
JP2012156343A (ja) 2011-01-27 2012-08-16 Hitachi Ltd 太陽光発電システム、異常検出方法、及び異常検出システム
JP2012186409A (ja) 2011-03-08 2012-09-27 Hitachi Engineering & Services Co Ltd 太陽電池異常判定装置および太陽電池異常判定方法
JP2013175662A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Sharp Corp 太陽光発電システムおよびその診断方法
JP2015015879A (ja) 2013-06-03 2015-01-22 独立行政法人産業技術総合研究所 太陽電池のi−v特性測定装置、i−v特性測定方法、及び、i−v特性測定装置用プログラム
JP2016025753A (ja) 2014-07-18 2016-02-08 Jfeエンジニアリング株式会社 太陽光発電システムの異常診断方法
JP2017046447A (ja) 2015-08-26 2017-03-02 東北電力株式会社 太陽電池劣化異常判定システム
JP2017163805A (ja) 2016-03-11 2017-09-14 オムロン株式会社 太陽電池の故障検出装置および太陽光発電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019187112A (ja) 2019-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
da Fonseca et al. Degradation analysis of a photovoltaic generator after operating for 15 years in southern Brazil
Wu et al. Parameter extraction of photovoltaic models from measured IV characteristics curves using a hybrid trust-region reflective algorithm
Dhimish et al. Fault detection algorithm for grid-connected photovoltaic plants
Moretón et al. Experimental observations on hot-spots and derived acceptance/rejection criteria
Djordjevic et al. Detectable faults on recently installed solar modules in Western Australia
EP3057228B1 (en) Solar power generation system and failure diagnosis method therefor
Espinet‐González et al. Temperature accelerated life test on commercial concentrator III–V triple‐junction solar cells and reliability analysis as a function of the operating temperature
Liu et al. Quantitative analysis of degradation mechanisms in 30-year-old PV modules
Hanifi et al. A novel electrical approach to protect PV modules under various partial shading situations
Dhimish et al. Photovoltaic hot-spots fault detection algorithm using fuzzy systems
US20150039270A1 (en) Method for inspecting defects of solar cells and system thereof
Satpathy et al. Parametric indicators for partial shading and fault prediction in photovoltaic arrays with various interconnection topologies
JP6403717B2 (ja) 太陽電池モジュールの発電出力取得方法及び発電出力取得装置
Silva et al. The study and application of evaluation methods for photovoltaic modules under real operational conditions, in a region of the Brazilian Southeast
Polo et al. Modeling IV curves of photovoltaic modules at indoor and outdoor conditions by using the Lambert function
Blakesley et al. Towards non-destructive individual cell IV characteristic curve extraction from photovoltaic module measurements
Whitaker et al. PV cell cracks and impacts on electrical performance
Zafirovska et al. Low temperature sensitivity of implied voltages from luminescence measured on crystalline silicon solar cells
Vumbugwa et al. Effects of changing partial cell shading on the electrical and thermal characteristics of crystalline silicon photovoltaic module
JP7080093B2 (ja) 太陽電池評価装置及び太陽電池評価方法
Al Mahdi et al. Experimentally derived models to detect onset of shunt resistance degradation in photovoltaic modules
Han et al. A field-applicable health monitoring method for photovoltaic system
KR20190037657A (ko) 태양전지모듈 열화특성 측정장치 및 이를 이용한 열화특성 측정방법
Wu et al. Durability evaluation of PV modules using image processing tools
Aarseth et al. Defect recognition and power loss estimation using infrared thermography

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7080093

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150