JP2016086573A - 太陽光パネルの特性測定方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光パネルの特性をより短時間で測定できるようにする。
【解決手段】複数のpn接合型太陽電池を直列に接続してなる太陽電池列10のp端子とn端子とに接続される電圧センサ111,112を有する電圧検出部110と、電圧センサ111,112間を短絡もしくは開放するスイッチ113と、太陽電池列10に流れる電流を検出する電流検出部120とを備え、PCS(最大出力点追従手段)の動作中でブレーカ20が「入」の状態時に、スイッチ113を開としてp端子−n端子間の最大出力動作電圧Vpmと、太陽電池列10の最大出力動作電流Ipmを測定し、ブレーカ20を「切」、スイッチ113を開として、p端子−n端子間を開放して開放電圧Vocを測定し、ブレーカ20を「切」、スイッチを「閉」として、p端子−n端子間を短絡させて短絡電流Iscを得、最大出力動作電圧Vpm,最大出力動作電流Ipm,開放電圧Vocおよび短絡電流Iscに基づいて太陽電池列の特性を測定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽光パネルの特性測定方法およびその装置に関し、さらに詳しく言えば、太陽光パネルの特性測定時間を短縮する技術に関するものである。
図7に、被測定対象としての太陽光パネルSAの構成の一例と、その特性測定に用いられる従来の特性測定装置Mとを示し、これについて説明する。
この例において、太陽光パネルSAは、複数の太陽電池列10(10a〜10n)を備えている。各太陽電池列10には、それぞれ、複数のpn接合型太陽電池11(11a〜11m)が直列に接続されている。したがって、この太陽光パネルSAには、m×n個の太陽電池11が含まれているが、特性測定は太陽電池列単位で行われる。以下、太陽電池列10を「ストリング」と言うことがある。
各ストリング10(10a〜10n)は、ブレーカ20(20a〜20n)およびメインブレーカ31を介してパワーコンディショナーシステム(以下「PCS」と言う)30に並列に接続されている。ブレーカ20a〜20nには、他のストリング10からの電流の回り込みを阻止するためのブロッキングダイオード21(21a〜21n)が設けられている。
PCS30は、日射量に応じて太陽電池側から見た負荷を常に最適に保つ最大出力点追従手段であり、また、太陽電池により起電された直流電力を交流電力に変換する機能を備えている。
従来例としての特性測定装置Mは、電圧計1,電流計2,負荷スイープ回路としての可変抵抗器3および一対の電圧測定プローブ4a,4bを備え、電流計2と可変抵抗器3は直列として、電圧計1の両端間に接続されている。
太陽光パネルSAの特性を測定するには、まず、図7に示すように、ブレーカ20(20a〜20n)を「開」としてPCS30への給電を停止する。そして、測定プローブ4a,4bをストリング10の内の例えばストリング10nのp端子とn端子とに接触させて、可変抵抗器3の抵抗値を実質的に0〜∞(短絡状態〜開放状態)にまで変化させ、その各時点での電圧,電流をプロットしグラフ化して、図8に示すようなストリング10nについてのI−V特性曲線を得る。この測定を他のストリングについても同様に行う。
このようにして得たI−V特性曲線から、最大出力(最適動作点,最適負荷点とも言う)Pmaxを読み取り、また、開放電圧Vocと短絡電流Iscとから理想的な最大出力電力Pmppt(=Voc×Isc)を算出し、Pmax/Pmpptより曲線因子FF(フィルファクター)を求め、このFF値から太陽光パネルが良好であるかどうかを判定するようにしている(特許文献1,2参照)。
特開2000−196115号公報 特開2003−028916号公報
各ストリング10の発電特性は、そのI−V特性曲線により明確に示されるため、上記の測定方法は信頼性が高いと言える。
しかしながら、ストリング10を短絡状態から開放状態にまで変化させ、その各時点の電圧、電流を測定している間の時間は、太陽光パネルSAの発電電力をPCS30に供給することができない、すなわち、特性測定中は発電できないのと同じことになる。
そこで、本発明の課題は、太陽光パネルの特性測定時における給電停止時間をより短縮して、太陽光パネルの発電電力をより有効に利用できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、複数のpn接合型太陽電池を直列に接続してなる太陽電池列を有し、上記太陽電池列がブレーカを介して最大出力点追従手段に接続されている太陽光パネルの特性測定方法において、
上記太陽電池列のp端子とn端子とに接続される電圧センサを有する電圧検出部と、上記電圧センサ間を短絡もしくは開放するスイッチと、上記太陽電池列に流れる電流を検出する電流検出部とを備え、
上記最大出力点追従手段の動作中で、かつ、上記ブレーカが「入」の状態時に、上記スイッチを「開」として、上記電圧検出部により上記太陽電池列のp端子−n端子間の最大出力動作電圧Vpmを測定するとともに、上記電流検出部により上記太陽電池列に流れる最大出力動作電流Ipmを測定する第1ステップと、
上記ブレーカを「切」の状態として上記太陽電池列と上記最大出力点追従手段とを電気的に切り離し、上記スイッチを「開」としてp端子−n端子間を開放して、上記電圧検出部により開放電圧Vocを測定する第2ステップと、上記ブレーカを「切」の状態として上記太陽電池列と上記最大出力点追従手段とを電気的に切り離し、上記スイッチを「閉」としてp端子−n端子間を短絡させて、上記電流検出部により短絡電流Iscを得る第3ステップとを含み、上記最大出力動作電圧Vpm,上記最大出力動作電流Ipm,上記開放電圧Vocおよび上記短絡電流Iscに基づいて上記太陽電池列の特性を測定することを特徴としている。
ステップの実行順序について、上記第1ステップ、第2ステップ、第3ステップは、どの順序で実行されてもよいが、好ましくは、まず、上記第1ステップが実行され、次に上記第2ステップもしくは上記第3ステップのいずれか一方が実行され、その後に上記第2ステップもしくは上記第3ステップのいずれか他方が実行されるとよい。
本発明では、上記最大出力動作電圧Vpmと上記最大出力動作電流Ipmとから、上記太陽電池列の最大出力Pmaxを算出し、Pmax/Pmppt(=Voc×Isc)により上記太陽電池列の曲線因子FFを求める。
上記電流検出部は、被測定線路を活線状態のまま内包し得るクランプ電流センサを備えていることが好ましい。
上記最大出力点追従手段に対して、複数の上記太陽電池列がそれぞれブレーカを介して並列に接続されている態様においては、上記太陽電池列の特性測定が一列ずつ交代的に実行される。
また、本発明には太陽光パネルの特性測定装置も含まれている。すなわち、本発明は、複数のpn接合型太陽電池を直列に接続してなる太陽電池列を有し、上記太陽電池列がブレーカを介して最大出力点追従手段に接続されている太陽光パネルの特性測定装置において、上記太陽電池列のp端子とn端子とに接続される電圧センサを有する電圧検出部と、上記電圧センサ間を短絡もしくは開放するスイッチと、上記太陽電池列に流れる電流を検出する電流検出部と、上記スイッチの開閉を制御するとともに、上記電圧検出部および上記電流検出部からの情報に基づいて所定の演算を行う制御部とを備え、上記制御部は、上記最大出力点追従手段の動作中で、かつ、上記ブレーカが「入」の状態時に、上記スイッチを「開」として、上記電圧検出部により上記太陽電池列のp端子−n端子間の最大出力動作電圧Vpmを測定するとともに、上記電流検出部により上記太陽電池列に流れる最大出力動作電流Ipmを測定する第1ステップと、上記ブレーカを「切」の状態として上記太陽電池列と上記最大出力点追従手段とを電気的に切り離し、上記スイッチを「開」としてp端子−n端子間を開放して、上記電圧検出部により開放電圧Vocを測定する第2ステップと、上記ブレーカを「切」の状態として上記太陽電池列と上記最大出力点追従手段とを電気的に切り離し、上記スイッチを「閉」としてp端子−n端子間を短絡させて、上記電流検出部により短絡電流Iscを得る第3ステップとを実行し、上記最大出力動作電圧Vpm,上記最大出力動作電流Ipm,上記開放電圧Vocおよび上記短絡電流Iscに基づいて上記太陽電池列の特性を測定することを特徴としている。
本発明によれば、最大出力点追従手段(PCS)の動作中で、かつ、ブレーカが「入」の状態時に、太陽電池列(ストリング)のp端子−n端子間の最大出力動作電圧Vpmと、最大出力動作電流Ipmとが求められ、ブレーカを「切」にするのは、太陽電池列(ストリング)の開放電圧Vocと短絡電流Iscとを求めるときだけであるため、PCSに対する給電停止時間をより短縮することができる。
本発明による太陽光パネルの特性測定装置の実施形態を示す模式図。 第1ステップで最大出力動作電圧と最大出力動作電流とを測定する状態を示す説明図。 第2,第3ステップで開放電圧と短絡電流とを測定する状態を示す説明図。 第1ステップで得られた実測のI−V特性曲線を示すグラフ。 測定された開放電圧と短絡電流とを含むI−V特性曲線を示すグラフ。 本発明の動作を説明するためのフローチャート。 太陽光パネルの構成例と従来の特性測定装置とを示す模式図。 太陽光パネルのI−V特性曲線を示すグラフ。
次に、図1ないし図6により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、この実施形態に係る太陽光パネルの特性測定装置100は、基本的な構成として、電圧検出部110と、電流検出部120と、制御/演算部(以下、制御部)130と、表示部140とを備えている。
電圧検出部110は、一対の電圧センサ111,112と、電圧センサ111,112間を短絡もしくは開放するスイッチ113とを備えている。電圧センサ111,112にはワニ口クリップが好ましいが、プローブピン(針状の接触子)が用いられてもよい。
図示しないが、電圧検出部110にはA/D変換器が内蔵されており、電圧センサ111,112により検出されたアナログ電圧をデジタル信号に変換して制御部130に与える。
電流検出部120は、被測定線路を活線状態のまま内包し得るクランプ電流センサ121を備えている。図示しないが、電流検出部120にもA/D変換器が内蔵されており、クランプ電流センサ121により検出されたアナログ電流をデジタル信号に変換して制御部130に与える。
制御部130には、CPU(中央演算処理ユニット)やマイクロコンピュータが用いられる。制御部130は、電圧検出部110から供給される電圧データと、電流検出部120から供給される電流データとから電力等を演算し、また、電圧検出部110のスイッチ113のオンオフを制御する。
表示部140には液晶パネル等が用いられてよい。表示部140には、制御部130の指示に基づいて太陽光パネルの特性値等が表示されるが、制御部130をLAN等のネットワークを介して外部のパソコンに接続してもよく、また、制御部130に所定のインターフェイスを介してHDDやUSBメモリを接続してもよい。
次に、この実施形態に係る太陽光パネルの特性測定装置100による測定方法について説明する。なお、測定対象物は、先の図7で説明した構成の太陽光パネルSAである。
まず、前提として、各ストリング(太陽電池列)10a〜10nのブレーカ20a〜20nおよびメインブレーカ31が「入(オン)」で、PCS30が正常に動作しており、各ストリング10a〜10nが、PCS30により最大出力Pmaxが引き出されるように、電圧Vpmと電流Ipmとが日射量に応じて自動的に調整されているものとする(図6のステップST100)。
図2に示すように、例えばn番目のストリング10nから測定を始めるとして、電圧検出部110のスイッチ113をオフ(開)にして(ステップST101)、電圧センサ111,112をストリング10nのp端子とn端子とに接続するとともに、クランプ電流センサ121をストリング10nのp側配線もしくはn側配線(この例ではn側配線)に取り付けて、ストリング10nの電圧Vpmと電流Ipmとを測定する(ステップST102,ST103)。
ここで測定される電圧Vpmと電流Ipmは、ストリング10nがPCS30にて最大出力Pmaxとなるように日射量に応じて追従制御されていることから、電圧Vpmは最大出力動作電圧、電流Ipmは最大出力動作電流であるが、図4に示すI−V特性曲線の概略的な実測グラフに表されているように、通常、最大出力Pmaxは日射量の変動により幾分揺らいでいる。
そこで、この例では、最大出力動作電圧Vpmおよび最大出力動作電流Ipmを複数回サンプリングし、その都度、Vpm×Ipmなる演算を行って最大出力Pmaxを算出し、Pmaxの平均値を求めるようにしている(ステップST104)。
次に、図3に示すように、ストリング10nのブレーカ20nを「切り(オフ)」にして(ステップST105)、電圧検出部110でストリング10nのp端子−n端子間の開放電圧Vocを測定する(ステップST106)。
その後、スイッチ113をオン(閉)にして(ステップST107)、p端子−n端子間を短絡させて電流検出部120にて短絡電流Iscを測定する(ステップST108)。
短絡電流Iscの測定後、スイッチ113をオフ(開)にするとともに、ブレーカ20nを「入(オン)」にして、ストリング20nを給電状態に復帰させる(ステップST109)。
そして、開放電圧Vocと短絡電流Iscとから理想的な最大出力電力Pmppt(=Voc×Isc)を算出し、Pmax/Pmpptより曲線因子FF(フィルファクター)を求め(ステップST110)、これらの値Pmax,FFとともに,Voc,Isc等を表示部140に表示する(ステップST111)。
ストリング20nの特性測定終了後、次の例えば隣接するストリング20m番目の特性測定を行う。これをストリング20aまで交代的に行う。
なお、ステップST105,ST110でのブレーカ20の「入」,「切」は手動で行うが、その場合、例えば特性測定装置100にタイマーを設けて、ステップST103での電圧、電流測定時、または、ステップST109での短絡電流測定時から所定時間が経過した時点でランプ表示もしくはブザー鳴動等により、作業者にブレーカ20の「入」,「切」時を報知するようにしてもよい。
また、上記実施形態での太陽光パネルSAには、ブレーカ20(20a〜20n)のほかにメインブレーカ31が設けられているが、場合によっては、メインブレーカ31は省略されてもよい。さらに、ストリング(太陽電池列)10は、一列であってもよく、必ずしも複数列であることを要しない。
また、上記実施形態では、最大出力動作電圧Vpmと最大出力動作電流Ipmを測定してから、開放電圧Vocと短絡電流Iscとを測定しているが、この順序に特に制約はなく、逆に開放電圧Vocと短絡電流Iscとを測定してから、最大出力動作電圧Vpmと最大出力動作電流Ipmを測定してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、PCSによる最大出力電力の追従制御運転中において最大出力動作電圧Vpmと最大出力動作電流Ipmとを計測し、太陽光発電を止めるのは、開放電圧Vocと短絡電流Iscの測定時だけであり、I−V特性測定の中で比較的時間のかかる特性曲線用のデータを取得しないので、より短時間で太陽光パネルの特性を測定することができる。
また、カーブトレーサのような表示装置や負荷スイープ回路(図7における可変抵抗器3)等が不要であり、装置が小型になり部品のコストダウンもはかれる。また、負荷スイープ回路のようなジュール熱を発生する発熱部品を持たないため、発熱部品の冷却期間をおくことなく、次のストリングの特性測定を行うことができる。
10(10a〜10n) 太陽電池列(ストリング)
11(11a〜11m) 太陽電池
20(20a〜20n) ブレーカ
30 PCS(パワーコンディショナー)
100 太陽光パネルの特性測定装置
110 電圧検出部
111,112 電圧センサ
113 スイッチ
120 電流検出部
121 クランプセンサ
130 制御/演算部(制御部)
140 表示部

Claims (6)

  1. 複数のpn接合型太陽電池を直列に接続してなる太陽電池列を有し、上記太陽電池列がブレーカを介して最大出力点追従手段に接続されている太陽光パネルの特性測定方法において、
    上記太陽電池列のp端子とn端子とに接続される電圧センサを有する電圧検出部と、上記電圧センサ間を短絡もしくは開放するスイッチと、上記太陽電池列に流れる電流を検出する電流検出部とを備え、
    上記最大出力点追従手段の動作中で、かつ、上記ブレーカが「入」の状態時に、上記スイッチを「開」として、上記電圧検出部により上記太陽電池列のp端子−n端子間の最大出力動作電圧Vpmを測定するとともに、上記電流検出部により上記太陽電池列に流れる最大出力動作電流Ipmを測定する第1ステップと、
    上記ブレーカを「切」の状態として上記太陽電池列と上記最大出力点追従手段とを電気的に切り離し、上記スイッチを「開」としてp端子−n端子間を開放して、上記電圧検出部により開放電圧Vocを測定する第2ステップと、
    上記ブレーカを「切」の状態として上記太陽電池列と上記最大出力点追従手段とを電気的に切り離し、上記スイッチを「閉」としてp端子−n端子間を短絡させて、上記電流検出部により短絡電流Iscを得る第3ステップとを含み、
    上記最大出力動作電圧Vpm,上記最大出力動作電流Ipm,上記開放電圧Vocおよび上記短絡電流Iscに基づいて上記太陽電池列の特性を測定することを特徴とする太陽光パネルの特性測定方法。
  2. まず上記第1ステップが実行され、次に上記第2ステップもしくは上記第3ステップのいずれか一方が実行され、その後に上記第2ステップもしくは上記第3ステップのいずれか他方が実行されることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネルの特性測定方法。
  3. 上記最大出力動作電圧Vpmと上記最大出力動作電流Ipmとの積から、上記太陽電池列の最大出力Pmaxを算出し、Pmax/(Voc×Isc)により上記太陽電池列の曲線因子FFを求めることを特徴とする請求項1または2に記載の太陽光パネルの特性測定方法。
  4. 上記電流検出部はクランプ電流センサを備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の太陽光パネルの特性測定方法。
  5. 上記最大出力点追従手段に対して、複数の上記太陽電池列がそれぞれブレーカを介して並列に接続されており、上記太陽電池列の特性測定が一列ずつ交代的に実行されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の太陽光パネルの特性測定方法。
  6. 複数のpn接合型太陽電池を直列に接続してなる太陽電池列を有し、上記太陽電池列がブレーカを介して最大出力点追従手段に接続されている太陽光パネルの特性測定装置において、
    上記太陽電池列のp端子とn端子とに接続される電圧センサを有する電圧検出部と、上記電圧センサ間を短絡もしくは開放するスイッチと、上記太陽電池列に流れる電流を検出する電流検出部と、上記スイッチの開閉を制御するとともに、上記電圧検出部および上記電流検出部からの情報に基づいて所定の演算を行う制御部とを備え、
    上記制御部は、上記最大出力点追従手段の動作中で、かつ、上記ブレーカが「入」の状態時に、上記スイッチを「開」として、上記電圧検出部により上記太陽電池列のp端子−n端子間の最大出力動作電圧Vpmを測定するとともに、上記電流検出部により上記太陽電池列に流れる最大出力動作電流Ipmを測定する第1ステップと、
    上記ブレーカを「切」の状態として上記太陽電池列と上記最大出力点追従手段とを電気的に切り離し、上記スイッチを「開」としてp端子−n端子間を開放して、上記電圧検出部により開放電圧Vocを測定する第2ステップと、
    上記ブレーカを「切」の状態として上記太陽電池列と上記最大出力点追従手段とを電気的に切り離し、上記スイッチを「閉」としてp端子−n端子間を短絡させて、上記電流検出部により短絡電流Iscを得る第3ステップとを実行し、
    上記最大出力動作電圧Vpm,上記最大出力動作電流Ipm,上記開放電圧Vocおよび上記短絡電流Iscに基づいて上記太陽電池列の特性を測定することを特徴とする太陽光パネルの特性測定装置。
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