JP5496052B2 - 太陽光発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電システムに関し、特に、太陽電池パネル(太陽電池モジュールとも言う)の発電量を測定すると共に、太陽電池パネルの故障等の早期発見をするための診断方法に関するものである。
太陽光発電システムは、太陽電池パネルを直列接続してなる太陽電池ストリングを並列接続することにより所望の電力を得ている。太陽電池パネルの使用枚数が増加するに従い太陽電池パネルの不良品の発生率も増加することとなる。そのため、不良の太陽電池パネルを早期に発見することができる手段が切望されていた。
下記特許文献1に示される従来技術は、太陽電池ストリングを対象として、検出端子間の電圧値を測定し、太陽電池ストリングが異常と判定された場合にはこの太陽電池ストリングを太陽光発電システムから切り放し及び無効化を実行するように構成されている。
特開平7−177652号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される従来技術は、太陽電池ストリングの異常が検出された場合、異常と判定された太陽電池ストリングの切り放し及び無効化を実行するだけであり、故障した太陽電池パネルを特定することができないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、故障した太陽電池パネルを容易に特定することが可能な太陽光発電システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、N(Nは2以上の整数)個の太陽電池モジュールを直列接続して成る太陽電池ストリングと、前記太陽電池ストリングの出力端に接続され、前記太陽電池ストリングの発電電力を検出して測定値として出力する電力検出部と、前記各太陽電池モジュールの両端に並列に接続され、この両端を短絡または開放する複数のスイッチ素子と、前記各スイッチ素子のON/OFF動作を個々に制御するスイッチ素子駆動部と、前記各スイッチ素子をOFF状態にすべく前記スイッチ素子駆動部を制御すると共にn番目(n=1、2、・・・N)の前記スイッチ素子のみON状態にすべく前記スイッチ素子駆動部を制御し、前記各スイッチ素子がOFF状態のとき前記電力検出部から出力された第1の測定値と、n番目の前記スイッチ素子のみがON状態のとき前記電力検出部から出力された第2の測定値と、に基づいてn番目の前記スイッチ素子に対応した太陽電池モジュールの故障の有無を判定する判定部と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、太陽電池パネルの出力端に並列に接続されたスイッチ素子を順次個別に閉状態にして所定の演算を行うようにしたので、故障した太陽電池パネルを容易に特定することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電システムの構成図である。 図2は、図1に示される太陽電池の詳細構成図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電システムによる発電電力測定フロー図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電システムによる故障判定フロー図である。 図5は、本発明の実施の形態2にかかる太陽光発電システムによる発電電力測定フロー図である。 図6は、本発明の実施の形態3にかかる太陽光発電システムによる故障判定フロー図である。
以下に、本発明にかかる太陽光発電システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電システムの構成図であり、図2は、図1に示される太陽電池1の詳細構成図であり、図3は、本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電システムによる発電電力測定フロー図であり、図4は、本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電システムによる故障判定フロー図である。以下、説明の順としては、まず太陽光発電システムの全体構成を説明し、その後に電力測定動作および故障判定動作を説明する。
図1において、本発明の実施の形態1にかかる太陽光発電システムは、主たる構成として、太陽電池1と、電力検出部2と、パワーコンディショナ6と、制御部(判定部)3と、外部出力部4とを有して構成されている。図1には、説明の便宜上、制御部3および外部出力部4を拡大して表示している。
太陽電池1は、複数の太陽電池ストリング(以下単に「ストリング」と称する)を並列接続して成り、各ストリングの電力は電力検出部2にて個々に検出される。例えば、ストリング1aの電力は電力検出部2aにて検出され、ストリング1bの電力は電力検出部2bにて検出される。検出された電力測定値(電力データとも言う)は、制御部3内の電力データ受信部3bに取り込まれる。なお、制御部3の詳細に関しては後述する。
パワーコンディショナ6には、太陽電池1からの直流電力が接続箱5を介して取り込まれる。パワーコンディショナ6は、この直流電力を交流電力に変換して系統8に接続される家庭や工場などの負荷7に供給すると共に、負荷7にて生じた余剰電力を系統8に逆潮流する。
制御部3は、主たる構成として、電力検出部2にて測定された電力データを受信する電力データ受信部3bと、スイッチ制御部3aと、データ判定部3cとを有して構成されている。さらに、外部出力部4は、表示部4aと通信部4bとを有して構成されている。
スイッチ制御部3aは、後述するスイッチ素子駆動部11a1〜11a8を順次個別に制御すると共に、制御中のスイッチ素子駆動部11a1〜11a8に関する情報(制御情報)を、データ判定部3cに送信する。また、スイッチ素子駆動部11b1〜11b8に関しても同様である。
なお、図2に示されるスイッチ素子駆動部11a1〜11a8およびスイッチ素子駆動部11b1〜11b8の数量は、それぞれ8つに限定されるものではない。以下の説明では、特に言及しない限り、スイッチ素子駆動部11a1〜11a8はスイッチ素子駆動部11anと、スイッチ素子駆動部11b1〜11b8はスイッチ素子駆動部11bnと称する。
データ判定部3cは、スイッチ制御部3aによるスイッチ素子駆動部11an、11bnの制御に連動して検出された電力データを、電力データ受信部3bを介して受信すると共に、スイッチ制御部3aからの制御情報を受信する。そして、データ判定部3cは、これらの電力データおよび制御情報に基づいて、故障モジュールの有無を判定すると共に、故障モジュールの位置に関する情報を表示部4aおよび通信部4bに対して出力する。
表示部4aは、データ判定部3cから送信された故障モジュールに関する情報や電力データを受信し、例えば、発電電力量や故障モジュールの番号などを、作業員が容易に認識できるように視覚化して表示する。なお、故障モジュールに関する情報は、ストリング内の何番目のモジュールが故障しているのかを示すものであり、エラー値と称してもよい。このエラー値は、データ判定部3cにて生成される。
中央監視装置9は、太陽光発電システムの設置場所とは異なる場所に設置され、データ判定部3cから送信された故障モジュールに関する情報や電力データを受信し、表示部4aと同様に表示する。
次に、太陽電池1の内部構成を説明する。
図2において、ストリング1aは、太陽電池モジュール(以下単に「モジュール」と称する)1a1、1a2〜1a8が直列に接続されて成り、同様にストリング1bは複数のモジュール1b1、1b2〜1b8が直列に接続されて成る。なお、モジュールの数は8つに限定されるものではなく、N(Nは2以上の整数)個のモジュールで構成されていてもよい。
以下の説明では、特に言及しない限りモジュール1a1〜1a8はモジュール1anと、モジュール1b1〜1b8はモジュール1bnと称する。同様に、バイパスダイオード12a1〜12a8はバイパスダイオード12anと、バイパスダイオード12b1〜12b8はバイパスダイオード12bnと称する。同様にスイッチ素子10a1〜10a8はスイッチ素子10anと、スイッチ素子10b1〜10b8はスイッチ素子10bnと称する。
モジュール1a1の正極および負極の両端には、スイッチ素子10a1が並列に接続されている。このスイッチ素子10a1は、例えばIGBTなどの電気的に開閉接続を行う素子、あるいはリレーなどの断続手段で構成されている。
さらに、モジュール1a1の正極にはバイパスダイオード12a1のカソードが接続され、モジュール1a1の負極にはアノードが接続される。モジュール1a1が正常に発電している場合、モジュール1a1の起電力がバイパスダイオード12a1に逆バイアス電圧として印加されるため、バイパスダイオード12a1の遮断状態が保たれる。
スイッチ素子10a1は、スイッチ素子駆動部11a1により駆動される。このスイッチ素子駆動部11a1は、スイッチ制御部3aによって制御され、例えばスイッチ素子10a1をオン(閉)することによりモジュール1a1を短絡状態にする。
なお、バイパスダイオード12a2〜12b8と、スイッチ素子10a2〜10b8と、スイッチ素子駆動部11a2〜11b8との接続関係も同様であるので、その説明を割愛する。
次に、モジュール1an、1bnと、バイパスダイオード12と、スイッチ素子10と、スイッチ素子駆動部11との関係を具体的に説明する。なお、モジュール1a1を中心に説明するものとし、各モジュールの最大発電電力は50Wと仮定する。
ストリング1a内の全てのモジュール1anが正常であり、かつ、日射状態が良好である場合において、全てのスイッチ素子10a1〜10a8がオフ(開)のときに検出される電力は、概略400W(50W*8)である。ここで、スイッチ素子10a1のみオンとなったときに検出される電力は、概略350W(50W*7)となる。このように、ストリング1a内の全てのモジュール1anが正常であり、かつ、全てのスイッチ素子10a1〜10a8がオフのときに検出される電力(400W)と、1つのスイッチ素子10a1のみオンしたときに検出される電力(350W)との差分(以下「電力A」という)は、1つのモジュールの発電電力(例えば50W)に相当する。
他方、例えば、モジュール1a1のみ故障したことにより、日射状態が良好であるにもかかわらずモジュール1a1の発電電力が他のモジュール1a2〜1a8よりも低下した場合において、ストリング1a内の全てのスイッチ素子10a1〜10a8がオフのときに検出される電力は、以下の通りである。1つのモジュールが故障となったときに当該モジュールから出力される電力は、モジュールの公称出力(50Wと仮定)の20%程度と仮定した場合、10Wとなる。従って、7つの健全なモジュール1a2〜1a8の各発電電力の合算値(350W)と故障モジュール1a1の発電電力(10W)との合計は360Wである。この値は、1つの故障モジュール(1a1)を含むストリング1aにおいてスイッチ素子10a1〜10a8がオフの場合に計測される発電電力値であり、7つの健全なモジュール1a2〜1a8の各発電電力の合計値(350W:50W*7)よりもやや高く、かつ、8つの健全なモジュール1a1〜1a8にて構成されたストリング1aから測定された電力(400W:50W*8)よりも低い値となる。換言すれば、1つの故障モジュール(1a1)を含むストリング1aにおいてスイッチ素子10a1〜10a8がオフ(開)の場合に計測される測定値(後述するPa)と、この故障モジュール(1a1)にかかるスイッチ素子10a1のみオン(閉)としたときに計測される計測値(後述するPa’)の差分(以下「電力B」という)は、上述したモジュールの公称出力の20%の値に近似した値となる。
本実施の形態にかかる太陽光発電システムは、上記電力Aおよび電力Bに着目して電力測定動作および故障判定動作を実行することによって、故障モジュールを検出する。以下、これらの電力測定動作および故障判定動作を詳細に説明する。
最初に、図3を用いて電力測定動作を説明する。ここでは、8つのモジュールが直列に接続されなるストリング1aの電力測定動作について説明する。
まず、電力検出部2aによってストリング1aの発電電力が測定される(ステップS10)。データ判定部3cは、電力データ受信部3bを介してこの測定値Pa(第1の測定値)を取り込む。この測定値Paは、全てのスイッチ素子10a1〜10b8がオフの状態におけるストリング1aの発電電力を示す。換言すれば、各モジュール1a1〜1a8の正極および負極の出力端間は、短絡状態となっていないため、電力検出部2aでは、8つのモジュール1a1〜1a8の各発電電力を合算した値が測定される。
続いて、スイッチ制御部3aは、モジュール番号n(n=1、2、・・・N)を1として(ステップS11)、スイッチ素子10a1をオンにする(ステップS12)。電力検出部2aではこのときのストリング1aの発電電力が測定される(ステップS13)。すなわち、スイッチ素子10a1を閉状態にすることによってモジュール1a1の正極および負極の出力端間が短絡状態となるため、電力検出部2aでは7つのモジュール1a2〜1a8の各発電電力を合算した値が測定される。そして、データ判定部3cは、電力データ受信部3bを介してこの測定値Pa’(第2の測定値)を取り込む。
その後、スイッチ制御部3aがスイッチ素子10a1をオフにする(ステップS14)。データ判定部3cは、測定値Paから測定値Pa’を減算することにより、モジュール番号n=1に対応した電力値Panを算出する(ステップS15)。
続いて、スイッチ制御部3aは、モジュール番号nを1インクリメントする(ステップS16)。nの値がストリング1a内のモジュール数(8)以下の場合(ステップS17,Yes)、ステップS12からステップS16までの動作が繰り返し実行され、その結果、ストリング1a内のモジュール数に対応した電力値Pan(n=1、2、・・・N)が得られる。他方、nの値が8を超えたとき(ステップS17,No)、上記電力測定動作は終了する。
次に、図4を用いて故障判定動作を説明する。ここでは、電力測定動作と同様に、8つのモジュールが直列に接続されなるストリング1aの故障判定動作について説明する。
まず、データ判定部3cには、予め太陽電池パネルの公称出力の20%程度の係数を乗算した判定値Psetが設定されているものとする(ステップS20)。データ判定部3cは、判定値Psetと、電力測定動作にて得られた電力値Panとを比較する(ステップS21)。
電力値Panが判定値Psetを下回った場合(ステップS21,No)、データ判定部3cは、モジュール番号nのモジュールを故障とみなし、電力データ(電力値Pan)にエラー値等を書き込む(ステップS22)。この電力データは、表示部4aおよび通信部4bに送信される。
他方、電力値Panが判定値Pset以上である場合(ステップS21,Yes)、スイッチ制御部3aは、モジュール番号nを1インクリメントする(ステップS23)。nの値が8以下の場合(ステップS24,Yes)、ステップS21からステップS23までの動作が繰り返し実行され、nの値がストリング1a内のモジュール数(8)を超えたとき(ステップS24,No)、故障判定動作は終了する。
このように、データ判定部3cによる故障判定動作は、測定値Paから測定値Pa’を減算して得られた電力値Panが、モジュールの公称出力を基準として算出された判定値Psetを下回った場合、閉状態のスイッチ素子にかかるモジュール(例えばモジュール1a1)が故障していると判定する。
電力測定動作および故障判定動作を具体的に説明する。図2に示される各モジュールの最大発電電力が50Wであり、かつ、モジュール1a1が故障していると仮定する。さらに、判定値Psetは10Wと仮定する。
n=1のときの電力測定動作では、測定値Paは、7つの健全なモジュール1a2〜1a8の電力合計値350Wと、モジュール1a1の電力値10Wとを合算した360Wとなる。また、スイッチ素子10a1をオンしたときの測定値Pa’は、モジュール1a1の発電電力(10W)が加味されないため、7つの健全なモジュール1a2〜1a8の各発電電力の合計値350Wとなる。従って、電力値Pan(Pa1)は、10W(360W―350W)となる。なお、実際には、スイッチ素子10a1をオンしたときの電圧降下分が加味されるため、電力値Pa1の値は10Wよりも低い値となる。
n=1のときの故障判定動作では、データ判定部3cには判定値Pset=10Wが設定されているため、電力値Pan(Pa1)が判定値Psetを下回った場合、電力データには故障を示す情報が書き込まれる。
他方、n=2〜8のときの電力測定動作では、測定値Paは、上述同様に、モジュール1a2〜1a8の電力合計値350Wとモジュール1a1の電力値10Wとを合算した360Wとなる。だたし、7つのスイッチ素子10a2〜10a8の何れか1つをオンしたときの測定値Pa’は、310W(50W*6+10W)となる。従って、n=2〜8のときにおける電力値Pan(Pa2〜8)は、50W(360W―310W)となる。
n=2〜8のときの故障判定動作では、電力値Pan(Pa2〜8)が判定値Pset以上となるため、電力データには故障を示す情報が書き込まれることがない。
以上に説明したように、本実施の形態にかかる太陽光発電システムは、ストリング1a(1b)の発電電力を検出して測定値として出力する電力検出部2a(2b)と、各モジュール1an(1bn)の両端を短絡または開放する複数のスイッチ素子10an(10bn)と、各スイッチ素子10an(10bn)のON/OFF動作を個々に制御するスイッチ素子駆動部11an(11bn)と、各スイッチ素子10an(10bn)をOFF状態にすべくスイッチ素子駆動部11an(11bn)を制御すると共にn番目(n=1、2、・・・N)のスイッチ素子のみON状態にすべくスイッチ素子駆動部11an(11bn)を制御し、各スイッチ素子がOFF状態のとき電力検出部2a(2b)から出力された測定値Pa(第1の測定値)と、n番目のスイッチ素子のみがON状態のとき電力検出部2a(2b)から出力された測定値Pa’(第2の測定値)と、に基づいてn番目のスイッチ素子に対応したモジュールの故障の有無を判定する制御部3(判定部)と、を備えるようにしたので、故障したモジュールの早期発見が可能となるだけでなく、モジュールの点検の省力化が可能となる。特に、1000kW以上の発電容量を有するメガソーラー等の大容量システムにおいては大きな効果を発揮する。
実施の形態2.
実施の形態1にかかる太陽光発電システムは、第1の電力値と第2の電力値とを比較することによって故障したモジュールの早期発見を可能としている。ただし、天候によっては日射量が時事刻々と変動する場合もあるため、日射量変動を考慮した故障判定動作を行うことが望ましい。そこで、本実施の形態にかかる太陽光発電システムは、日射量変動を考慮して故障判定動作を行うように構成されている。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる太陽光発電システムによる発電電力測定フロー図である。なお、実施の形態2にかかる太陽光発電システムは、実施の形態1にかかる太陽光発電システムと同一の構成をとり、データ判定部3cの電力測定動作のみ異なる。
まず、電力検出部2aによってストリング1aの発電電力が測定される(ステップS30)。データ判定部3cは、電力データ受信部3bを介してこの測定値Psan(n=1、2、・・・N)を取り込む。ただし、ステップS30においてはn=1とする。この測定値Psanは、スイッチ素子10a1〜10b8がオフの状態におけるストリング1aの発電電力を示す。
続いて、スイッチ制御部3aは、モジュール番号n(n=1、2、・・・N)を1として(ステップS31)、スイッチ素子10a1をオンにする(ステップS32)。電力検出部2aではこのときのストリング1aの発電電力が測定される(ステップS33)。すなわち、スイッチ素子10a1をオンにするによって、モジュール1a1は短絡状態となるため、電力検出部2aではモジュール1a2〜モジュール1a8の各電力値を合算した発電電力が測定される。そして、データ判定部3cは、電力データ受信部3bを介してこの測定値Pa’を取り込む。
その後、スイッチ制御部3aがスイッチ素子10a1をオフしたとき(ステップS34)、電力検出部2aによってストリング1aの発電電力が測定される(ステップS35)。データ判定部3cは、電力データ受信部3bを介してこの測定値Psa(n+1)を取り込む。さらに、データ判定部3cは、PsanとPsa(n+1)との平均値(測定値Pa)を算出すると共に(ステップS36)、平均化された測定値Paから測定値Pa’を減算することにより、モジュール番号n=1に対応した電力値Panを算出する(ステップS37)。
続いて、スイッチ制御部3aは、モジュール番号nを1インクリメントする(ステップS38)。nの値がストリング1a内のモジュール数(8)以下の場合(ステップS39,Yes)、ステップS32からステップS38までの動作が繰り返し実行され、その結果、ストリング1a内のモジュール数に対応した測定値Psanと、測定値Psa(n+1)とが得られる。他方、nの値が8を超えたとき(ステップS39,No)、上記電力測定動作は終了する。
このように、測定値Pa’の測定前後における測定値Psanと測定値Psa(n+1)とを平均化することにより、日射量変動を加味した電力値Panを得ることが可能である。
以上に説明したように、本実施の形態にかかる太陽光発電システムは、測定値Pa’(第2の測定値)を測定する前に電力検出部2から出力された測定値Psanと、測定値Pa’を測定した後に電力検出部2から出力された測定値Psa(n+1)と、を平均した結果を第1の測定値Paとするようにしたので、例えば、太陽電池パネルの出力が低下した場合でも、精度よくモジュールの故障を検出することが可能である。
実施の形態3.
実施の形態1および2にかかる太陽光発電システムでは、予め太陽電池パネル(モジュール)の公称出力値に基づいて得られた判定値Pset(第2の電力値)を用いて、故障判定動作を行うように構成されていたが、実施の形態3にかかる太陽光発電システムは、太陽電池パネルの公称出力値が予めわからない場合でも、故障判定動作時の判定レベルを設定可能に構成されている。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図6は、本発明の実施の形態3にかかる太陽光発電システムによる故障判定フロー図である。なお、実施の形態3にかかる太陽光発電システムは、実施の形態1にかかる太陽光発電システムと同一の構成である。
まず、電力検出部2aによってストリング1aの発電電力が測定される(ステップS40)。データ判定部3cは、電力データ受信部3bを介してこの測定値Paを取り込む。なお、この測定値Paは、全てのモジュール1a1〜1b8が正常であり、かつ、スイッチ素子10a1〜10b8がオフの状態であるときのストリング1aの発電電力である。続いて、データ判定部3cは、その測定値Paをストリング1a内のモジュールの直列数nで除算すると共に(ステップS41)、除算した値Pに例えば20%の係数を乗算し、この乗算して得られた値を故障判定動作時の判定レベル(判定値Pset)とする(ステップS42)。
データ判定部3cは、実施の形態1または実施の形態2にかかる電力測定動作にて得られた電力値Panと、ステップS42にて得られた判定値Psetとを比較する(ステップS43)。
電力値Panが判定値Psetを下回った場合(ステップS43,No)、データ判定部3cは、モジュール番号nのモジュールを故障とみなし、電力データ(電力値Pan)にエラー値等を書き込む(ステップS44)。この電力データは、表示部4aおよび通信部4bに送信される。
他方、電力値Panが判定値Pset以上である場合(ステップS43,Yes)、スイッチ制御部3aは、モジュール番号nを1インクリメントする(ステップS45)。nの値が8以下の場合(ステップS46,Yes)、ステップS43からステップS45の動作が繰り返し実行され、nの値がストリング1a内のモジュール数(8)を超えたとき(ステップS46,No)、故障判定動作は終了する。
以上に説明したように、本実施の形態にかかる太陽光発電システムは、nをインクリメントする度に測定値Pa’を取り込み、測定値Paから測定値Pa’を減算して得られた電力値Panが、各モジュール1an(1bn)が正常なときにおけるストリング1a(1b)の発電電力(測定値Pa)を基準として算出された判定値Psetを下回った場合、n番目のスイッチ素子に対応したモジュールが故障していると判定するようにしたので、実施の形態1または実施の形態2にかかる効果に加えて、太陽電池パネルの公称出力値が予めわからない場合でも、故障判定動作時の判定レベル(判定値Pset)を設定することが可能である。
なお、ステップS42において、データ判定部3cは、モジュールの直列数で除算した値Pに20%の係数を乗算して判定値Psetを得ているが、20%の係数の代わりに50%の係数を乗算するようにすれば、以下の効果を奏する。図4の故障検出動作を用いて説明すると、例えば、データ判定部3cは、ステップS20において故障検出動作時の判定レベル(例えば10W)を設定する代わりに、この判定レベルよりも高いレベル(例えば25W)を設定する。さらに、データ判定部3cは、ステップS43において、電力値Panが判定値Psetを下回った場合、故障を示す情報(エラー値等)の代わりに、日射変化によって発電出力が低下していることを促すコード等を、電力データに書き込む。このように、判定値Psetを上回る他の判定値が設定され、電力値Panが判定値Psetを下回らず、かつ、他の判定値を下回った場合、n番目のスイッチ素子に対応したモジュールが日陰により出力低下していると判定することが可能である。なお、他の判定値は、例えば、50%の係数を乗算した判定値である。
なお、実施の形態1〜3に示したストリングの数量やモジュールの直列数は一例であり、これらの値に限定されるものではない。
また、実施の形態1〜3に示した太陽光発電システムは、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、太陽光発電システムに適用可能であり、特に、故障した太陽電池パネルを容易に特定することができる発明として有用である。
1 太陽電池
1a、1b 太陽電池ストリング
1a1、1a2、1a8、1b1、1b2、1b8 太陽電池モジュール
2、2a、2b 電力検出部
3 制御部(判定部)
3a スイッチ制御部
3b 電力データ受信部
3c データ判定部
4 外部出力部
4a 表示部
4b 通信部
5 接続箱
6 パワーコンディショナ
7 負荷
8 系統
9 中央監視装置
10a1、10a2、10a8、10b1、10b2、10b8 スイッチ素子
11a1、11a2、11a8、11b1、11b2、11b8 スイッチ素子駆動部
12a1、12a2、12a8、12b1、12b2、12b8 バイパスダイオード
Pa 測定値(第1の測定値)
Pa’ 測定値(第2の測定値)
Pan 発電電力値
Pset 判定値
Psan、Psa(n+1) 測定値

Claims (4)

  1. N(Nは2以上の整数)個の太陽電池モジュールを直列接続して成る太陽電池ストリングと、
    前記太陽電池ストリングの出力端に接続され、前記太陽電池ストリングの発電電力を検出して測定値として出力する電力検出部と、
    前記各太陽電池モジュールの両端に並列に接続され、この両端を短絡または開放する複数のスイッチ素子と、
    前記各スイッチ素子のON/OFF動作を個々に制御するスイッチ素子駆動部と、
    前記各スイッチ素子をOFF状態にすべく前記スイッチ素子駆動部を制御すると共にn番目(n=1、2、・・・N)の前記スイッチ素子のみON状態にすべく前記スイッチ素子駆動部を制御し、前記各スイッチ素子がOFF状態のとき前記電力検出部から出力された第1の測定値と、n番目の前記スイッチ素子のみがON状態のとき前記電力検出部から出力された第2の測定値と、に基づいてn番目の前記スイッチ素子に対応した太陽電池モジュールの故障の有無を判定する判定部と、
    を備え
    前記判定部は、第2の測定値を測定する前に前記電力検出部から出力された測定値と、第2の測定値を測定した後に前記電力検出部から出力された測定値と、を平均した結果を前記第1の測定値とすることを特徴とする太陽光発電システム。
  2. 前記判定部は、nをインクリメントする度に前記第2の測定値を取り込み、前記第1の測定値から前記第2の測定値を減算して得られた電力値が、前記太陽電池モジュールの公称出力を基準として算出された判定値を下回った場合、n番目の前記スイッチ素子に対応した太陽電池モジュールが故障していると判定することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記判定部は、nをインクリメントする度に前記第2の測定値を取り込み、前記第1の測定値から前記第2の測定値を減算して得られた電力値が、前記各太陽電池モジュールが正常なときにおける前記太陽電池ストリングの発電電力を基準として算出された判定値を下回った場合、n番目の前記スイッチ素子に対応した太陽電池モジュールが故障していると判定することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記判定部は、前記判定値を上回る他の判定値が設定され、前記電力値が前記判定値を下回らず、かつ、前記他の判定値を下回った場合、n番目の前記スイッチ素子に対応した太陽電池モジュールが日陰により出力低下していると判定することを特徴とする請求項2または3に記載の太陽光発電システム。
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