JP2013120803A - 太陽光発電装置の故障検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光発電装置において、太陽電池モジュール毎に発電電力を測定して送信する回路を設けることなく、太陽電池モジュール若しくは複数の太陽電池モジュールからなる太陽電池ストリングの故障を正確に検出できるようにする。
【解決手段】故障検出装置60は、ストリング30を構成する複数のPVモジュール11,12,…,1nに対し設けられた強制バイパス回路41,42,…,4nを使って、各PVモジュール11,12,…,1nを順にストリング30から切り離し、バイパスダイオードBDによりバイパス経路を形成させる。そして、その切り離し時に生じるストリング30からの出力電圧及び電流の変化パターンを、各PVモジュール11,12,…,1n毎に検出し、その検出した変化パターンを比較することで、故障状態にあるPVモジュールを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の太陽電池モジュール、若しくは、複数の太陽電池モジュールにて構成される複数の太陽電池ストリングを備えた太陽光発電装置において、故障状態にある太陽電池モジュール若しくは太陽電池ストリングを検出するのに好適な故障検出装置に関する。
太陽光発電装置は、多数の太陽電池セルを直列に接続することにより構成された太陽電池モジュールを複数備え、その複数の太陽電池モジュールを直列に接続することにより、所望の発電電力を出力する太陽電池ストリングを構成している。
また、太陽光発電装置には、この太陽電池ストリングを複数並列接続することにより、所望の発電電力を出力出来るように構成されたものも知られている。
また、太陽電池モジュールには、太陽電池モジュール全体若しくは太陽電池モジュールを構成する複数の太陽電池クラスタの一部が、所望の発電電力を出力できなくなった際に、その太陽電池モジュール若しくは太陽電池クラスタをバイパスする経路を形成する、バイパスダイオードが設けられている。
このため、太陽電池ストリングにおいて、太陽電池モジュール、若しくは、その一部である太陽電池クラスタに異常が生じ、太陽電池モジュールから所望の発電電力を出力できなくなったとしても、他の太陽電池モジュールにて発電された電力を合成することにより、太陽電池ストリングからの発電電力の出力を継続することができる。
ところで、このように太陽電池ストリングにおいて、太陽電池モジュールが故障した際には、その故障した太陽電池モジュールを速やかに検出することが望ましい。
そこで、従来では、太陽電池モジュール毎に、発電電力(詳しくは、電圧、電流)や温度を測定する測定手段を設け、その測定結果を、発電電力の出力経路を使って、パワーコンディショナ等の制御装置へ定期的に伝送し、制御装置側では、その測定結果を一旦記憶し、複数の太陽電池モジュールでの測定結果を比較・検討することで、故障している太陽電池モジュールを検出することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−267031号公報
しかしながら、上記従来の太陽光発電装置においては、太陽電池モジュール毎に発電電力や温度を検出する測定手段を設け、その測定結果を制御装置へと送信することから、太陽電池モジュール毎に、測定回路や送信回路を設ける必要がある。
このため、上記従来の太陽光発電装置においては、各太陽電池モジュールの構成が複雑になり、装置が大型化して、コストアップを招くという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、太陽光発電装置において、太陽電池モジュール毎に発電電力を測定して送信する回路を設けることなく、太陽電池モジュール若しくは複数の太陽電池モジュールからなる太陽電池ストリングの故障を正確に検出することのできる故障検出装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の故障検出装置には、太陽電池ストリングを構成する複数の太陽電池モジュールに対し、それぞれ、太陽電池モジュールを太陽電池ストリングから切り離して、その太陽電池モジュールをバイパスするバイパス経路を形成する経路切換手段が設けられる。
そして、その経路切換手段を介して、複数の太陽電池モジュールの一つが太陽電池ストリングから切り離されると、電力変化検出手段が、その切り離し時に生じた太陽電池ストリングからの発電電力の出力変化を検出し、その検出結果を記憶媒体に記憶する。
そして、故障モジュール検出手段が、電力変化検出手段によって各太陽電池モジュールの切り離し毎に記憶された複数の検出結果の変化パターンに基づき、故障状態にある太陽電池モジュールを検出する。
従って、本発明の故障検出装置によれば、太陽電池モジュールの故障を検出するためには、各太陽電池モジュールに経路切換手段を設けるだけでよく、従来のように、太陽電池モジュール毎に、発電電力を測定する測定回路と、その測定結果を故障検出用の制御装置に定期送信する送信回路とを設ける必要がない。
このため、本発明の故障検出装置によれば、太陽電池モジュールの構成を簡単にして、その軽量化及び低コスト化を図ることができる。
また、本発明では、太陽電池モジュールの故障を検出するためには、経路切換手段を介して、複数の太陽電池モジュールの一つが太陽電池ストリングから切り離されたときに生じる、太陽電池ストリングからの発電電力の変化を検出すればよい。
このため、故障検出のために発電電力を測定する測定回路(つまり、電力変化検出手段)は、太陽電池ストリングに対し一つ設けるだけでよく、この点からも、装置構成を簡単にして、装置の低コスト化を図ることができる。
また、太陽電池モジュールの故障を検出する故障モジュール検出手段は、記憶媒体に記憶された太陽電池モジュール毎の検出結果の変化パターンに基づき、故障状態にある太陽電池モジュールを検出することから、太陽電池モジュールの故障を正確に検出することができる。
つまり、太陽電池モジュールの故障を検出する際、検出対象となる太陽電池モジュールの太陽電池ストリングからの切り離し時に生じた太陽電池ストリングからの発電電力の変化パターンだけを用いるようにすると、太陽電池モジュールへの太陽光の入射状態が変化したときに、太陽電池モジュールの故障を誤判定することが考えられる。
しかし、本発明では、故障モジュール検出手段において、記憶媒体に記憶された太陽電池モジュール毎の検出結果の変化パターンを比較・検討することで、太陽電池モジュールの故障を判定することができるため、太陽電池モジュールの故障を誤判定するのを防止できる。
ここで、経路切換手段による太陽電池モジュールの太陽電池ストリングからの切り離し、及び、太陽電池ストリングへの再接続は、使用者が、手動で行うようにしてもよい。
しかし、このようにすると、電力変化検出手段が太陽電池ストリングからの発電電力の出力変化を検出する際の検出タイミングを、使用者が経路切換手段を手動で切り換える際の切り換えタイミングと同期させる必要があり、使用者にとっては、使い勝手が悪くなる。
そこで、請求項2に記載のように、経路切換手段による太陽電池モジュールの太陽電池ストリングからの切り離し、及び、太陽電池ストリングへの再接続を、電力変化検出手段自身が、太陽電池モジュール毎に順次実施するように構成するとよい。
つまり、このようにすれば、電力変化検出手段自身の動作によって、電力変化検出手段が太陽電池ストリングからの発電電力の出力変化を検出する際の検出タイミングと、経路切換手段による経路の切り換えタイミングとを同期させることができ、延いては、太陽電池モジュールの故障検出精度を向上することができる。
次に、請求項3に記載の発明は、太陽電池ストリングを複数備え、その複数の太陽電池ストリングを並列接続することにより、各太陽電池ストリングからの発電電力を合成するよう構成された太陽光発電装置において、複数の太陽電池モジュールの中から故障状態にある太陽電池モジュールを検出する故障検出装置に関するものである。
そして、この故障検出装置においては、太陽電池ストリング毎に、接続切換手段が設けられており、各接続切換手段は、対応する太陽電池ストリングを、複数の太陽電池ストリングの並列回路から切り離すことができるように構成されている。
また、接続切換手段を介して、複数の太陽電池ストリングの一つが並列回路から切り離されたときには、電力変化検出手段が、並列回路からの発電電力の出力変化を検出し、その検出結果を記憶媒体に記憶する。
そして、故障ストリング検出手段が、電力変化検出手段により記憶媒体に記憶された、太陽電池ストリング毎の検出結果の変化パターンに基づき、故障状態にある太陽電池ストリングを検出する。
従って、本発明の故障検出装置によれば、故障の検出対象が異なるものの、請求項1と同様の効果を得ることができる。
つまり、本発明の故障検出装置によれば、太陽電池ストリングの故障を検出するに当たって、太陽電池ストリング毎に測定回路や送信回路を設ける必要がないため、太陽電池ストリングの構成を簡単にすることができる。
また、故障検出のために発電電力を測定する測定回路(つまり、電力変化検出手段)としては、太陽電池ストリングが並列接続された並列回路に対し一つ設けるだけでよいため、この点からも、装置構成を簡単にして、装置の低コスト化を図ることができる。
また、太陽電池ストリングの故障を検出する故障ストリング検出手段は、記憶媒体に記憶された太陽電池ストリング毎の検出結果の変化パターンに基づき、故障状態にある太陽電池ストリングを検出することから、太陽電池ストリングの故障を正確に検出することができる。
また次に、請求項4に記載の故障検出装置においては、電力変化検出手段が、複数の接続切換手段を予め設定された順序で順次駆動することで、太陽電池ストリングの並列回路からの切り離し、及び並列回路への再接続を、太陽電池ストリング毎に順次実施し、並列回路からの発電電力の出力変化を検出する。
従って、請求項4に記載の故障検出装置によれば、請求項2に記載の故障検出装置と同様の効果を得ることができる。
つまり、電力変化検出手段自身の動作によって、電力変化検出手段が並列回路からの発電電力の出力変化を検出する際の検出タイミングと、接続切換手段による太陽電池ストリングの並列回路への接続状態の切り換えタイミングとを同期させることができ、延いては、太陽電池ストリングの故障検出精度を向上することができる。
実施形態の太陽光発電装置の構成を表す構成図である。 実施形態の故障検出装置により実行される故障検出処理を表すフローチャートである。 図2のフローチャートに沿って検出若しくは生成される測定データ及び異常判定結果を表す説明図である。 太陽光発電装置の他の構成例を表す説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1に示すように、本実施形態の太陽光発電装置は、複数の太陽電池モジュール(以下、単にPVモジュールともいう)11,12,…,1nを直列接続することにより構成された太陽電池ストリング(以下、単にストリングという)30を備える。
PVモジュール11,12,…,1nは、それぞれ、所定個数の太陽電池セルを直列接続することにより構成されている。そして、各PVモジュール11,12,…,1nには、それぞれ、PVモジュール11,12,…,1nからの発電電力が低下し、隣接する他のPVモジュールからの印加電圧が所定の順方向電圧に達した際に、順方向に電流を流すことで、バイパス経路を形成するバイパスダイオード21,22,…,2nが並列接続されている。
また、PVモジュール11,12,…,1nには、バイパスダイオード21,22,…,2nとは別に、強制バイパス回路41,42,…,4nが並列接続されている。
この強制バイパス回路41,42,…,4nは、並列接続されたPVモジュール11,12,…,1nを、ストリング30から切り離し、PVモジュール11,12,…,1nをバイパスするバイパス経路を形成するためのものである。
つまり、強制バイパス回路41,42,…,4nには、それぞれ、PVモジュール11,12,…,1nとストリング30との接続を一時的に遮断するためのスイッチSW1と、このスイッチSW1にてPVモジュール11,12,…,1nがストリング30から切り離されたときに、他のPVモジュールからの発電電力による電流経路(つまり、バイパス経路)を形成するバイパスダイオードBDとが設けられている。
また、ストリング30からの発電電力の出力経路は、パワーコンディショナ(以下、単にPCSという)50に接続されており、ストリング30からの発電電力は、PCS50にて、例えばDC/AC変換回路等を用いて電力変換され、商用系統などの電力系統へ出力される。
そして、本実施形態では、ストリング30からPCS50への発電電力の出力経路には、ストリング30からの出力電圧及び電流を検出する電圧・電流検出回路52が設けられている。
また、この電圧・電流検出回路52により検出された電圧及び電流は、故障検出装置60に出力される。この故障検出装置60は、CPU、ROM、RAM、データを書き換え可能な不揮発性メモリ等を中心とするマイクロコンピュータ(マイコン)にて構成されている。
この故障検出装置60は、強制バイパス回路41,42,…,4n内のスイッチSW1を一時的にオフ状態に切り換えることで、PVモジュール11,12,…,1nを順次ストリング30から切り離し、そのとき生じるストリング30からの発電電力の変化を、電圧・電流検出回路52により検出される電圧及び電流の変化として検出し、その検出結果に基づき、故障状態にあるPVモジュールを検出するものである。
つまり、故障検出装置60は、マイコンが実行する制御プログラムにより、図2に示す故障検出処理を定期的に実行し、故障状態にあるPVモジュールを検出する。
以下、この故障検出処理を、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
図2に示すように、故障検出処理では、まずS110(Sはステップを表す)にて、ストリング30からの切り離し対象となるPVモジュールを特定するためのカウンタCに値1を初期設定し、続くS120にて、電圧・電流検出回路52から、ストリング30からの現在の出力電圧及び電流を読み込む。
そして、続くS130では、直列接続されたPVモジュール11,12,…,1nの中から、カウンタCの値で特定されるC番目のPVモジュールを、切り離し対象となるPVモジュール(以下、切り離しモジュールともいう)として選択し、その選択した切り離しモジュールに対応する強制バイパス回路内のスイッチSW1をオフすることで、切り離しモジュールをストリング30から切り離す。
また、このようにS130にて、切り離しモジュールをストリング30から切り離すと、S140に移行して、電圧・電流検出回路52から、ストリング30からの現在の出力電圧及び電流を読み込む。
そして、続くS150では、S140にて読み込んだ電圧及び電流が、切り離しモジュールをストリング30から切り離す前にS120で読み込んだ電圧及び電流に対し、どのように変化したかを判定し、その判定結果に基づき、電圧及び電流の変化パターンを特定する。
具体的には、例えば、図3(b)に示すように、電圧及び電流が、前回読み込んだ値に対し、上昇しているか、低下しているか、変化していないかをそれぞれ判定し、その判定結果の組み合わせから、9種類の変化パターンa〜iのいずれに該当するかを特定する。
また、S150では、このように特定した変化パターンを、今回の切り離しモジュールを特定する識別情報と共に、不揮発性メモリ(図示せず)に記憶する。
次に、S160では、S130にてオフしたC番目の強制バイパス回路内のスイッチSW1をオンすることで、前回ストリング30から切り離したPVモジュールを、ストリング30に再接続する。
そして、続くS170では、カウンタCの値が、ストリング30を構成するPVモジュールの個数を表す値n以上であるか否かを判断する。
このS170の処理は、カウンタCの値に基づき、ストリング30を構成している全てのPVモジュール11,12,…,1nに対し、ストリング30からの切り離し及び再接続を行い、切り離し時に生じた電圧及び電流の変化パターンを検出したかを判断する処理である。
そして、S170にて、カウンタCの値は、値n以上ではないと判断されると、S180にて、カウンタCの値をインクリメント(+1)した後、再度S120に移行し、S170にて、カウンタCの値は、値n以上であると判断されると、S190に移行する。
S190では、S120〜S180の処理で、切り離しモジュールを変更する度に検出した電圧及び電流の変化パターンを、不揮発性メモリから読み出し、各PVモジュール間で比較することで、故障状態にあるPVモジュールを特定する。
つまり、例えば、図3(a)に示すように、1番目のPVモジュールから順にストリング30から切り離した際に生じる電圧、電流の変化パターンは、連続するPVモジュール間では略同じ変化パターンになると考えられ、特定のPVモジュール(図では4番目)をストリング30から切り離したときにだけ、電流及び電圧の変化パターンが異なる場合には、その特定のPVモジュール(図では4番目)は故障していると判断できる。
そこで、S190では、図3(c)に示すように、各PVモジュール11,12,…,1nをストリング30から切り離した際に得られた電圧及び電流の変化パターンが、隣接するPVモジュールと大きく異なるものを抽出し、そのPVモジュール(図では4案目のモジュール)を、故障モジュールとして判定する。
このように、S190による故障モジュールの特定処理が実行されると、今度は、S200に移行し、S190にて検出された故障モジュールが存在するか否かを判断する。そして、S200にて、故障モジュールが存在すると判断されると、S210に移行し、その故障モジュールの検出結果を所定のセンタ装置に送信することで、太陽光発電装置の使用者若しくは管理者に通知し、当該故障検出処理を終了する。
また、S200にて、故障モジュールは存在しないと判断されると、当該故障検出処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の故障検出装置60においては、ストリング30を構成する複数のPVモジュール11,12,…,1nに対し設けられた強制バイパス回路41,42,…,4nを使って、各PVモジュール11,12,…,1nを順にストリング30から切り離し、バイパスダイオードBDによりバイパス経路を形成させる。
そして、その切り離し時に生じるストリング30からの出力電圧及び電流の変化パターンを、各PVモジュール11,12,…,1n毎に検出し、隣接するPVモジュール間での変化パターンの差違等に基づき、故障状態にあるPVモジュールを検出する。
従って、本実施形態の故障検出装置60によれば、PVモジュールの故障を検出するためには、各PVモジュール11,12,…,1nに、スイッチSW1とバイパスダイオードBDとからなる強制バイパス回路41,42,…,4nを接続するだけでよく、従来のように、各PVモジュール11,12,…,1nに、発電電力(電圧及び電流)を測定する測定回路や、その測定結果を故障検出用の装置に送信する送信回路を設ける必要がない。
このため、本実施形態の太陽光発電装置によれば、装置構成を簡単にして、その軽量化及び低コスト化を図ることができる。
また、故障検出処理では、電圧・電流検出回路52で検出されるストリング30からの出力電圧及び電流に基づき、PVモジュールの故障判定を行うのではなく、出力電圧及び電流の変化パターンを求め、各PVモジュール間でその変化パターンを比較することで、故障状態にあるPVモジュールを特定することから、PVモジュールの故障検出を精度よく実行できる。
なお、本実施形態においては、強制バイパス回路41,42,…,4nが、本発明の経路切換手段に相当し、電圧・電流検出回路52及び故障検出装置60が、本発明の電力変化検出手段及び故障モジュール検出手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、強制バイパス回路41,42,…,4nを介して行うPVモジュール11,12,…,1nのストリング30からの切り離しは、故障検出装置60が定期的に実施するものとして説明したが、この切り離しは、使用者が必要に応じて実施するようにしてもよい。
またこの場合、強制バイパス回路41,42,…,4n内のスイッチSW1の操作は、使用者が手動で実施するようにしてもよい。
一方、上記実施形態では、ストリング30を構成するPVモジュール11,12,…,1nの故障を検出するものについて説明したが、図4に示すように、複数のPVモジュール10からなるストリングを複数備えた太陽光発電装置の場合には、各ストリング31,32,33,34の故障検出を行うようにしてもよい。
このためには、各ストリング31〜34毎に、他のストリングと並列接続して、PCS50に発電電力を出力するか否かを切り換えるスイッチSW2を設け、電圧・電流検出回路52にて、スイッチSW2を介してPCS50に接続される複数のストリングからPCS50に出力される発電電力(詳しくは電圧及び電流)を検出するように構成する。
そして、故障検出装置60では、上記実施形態と同様、複数のスイッチSW2の一つを順次にオフすることで、電圧・電流検出回路52で検出される電圧及び電流の変化パターンを検出し、その変化パターンから、故障状態にあるストリングを検出するようにすればよい。
つまり、このようにすれば、各ストリング31〜34に発電電力測定用の測定回路を設けることなく、故障状態にあるストリングを精度よく検出することができるようになる。
なお、図4において、スイッチSW2は、本発明(請求項3)の接続切換手段に相当し、電圧・電流検出回路52及び故障検出装置60は、本発明(請求項3)の電力変化検出手段及び故障ストリング検出手段に相当する。
10,11,12,1n…PVモジュール、21,22,2n…バイパスダイオード、30,31,32,33,34…ストリング、41,42,4n…強制バイパス回路、SW1…スイッチ、BD…バイパスダイオード、52…電圧・電流検出回路、60…故障検出装置、SW2…スイッチ。

Claims (4)

  1. 複数の太陽電池モジュールを直列接続してなる太陽電池ストリングを備えた太陽光発電装置に設けられ、前記複数の太陽電池モジュールの中から故障状態にある太陽電池モジュールを検出する故障検出装置であって、
    前記複数の太陽電池モジュールにそれぞれ設けられ、前記太陽電池モジュールを前記太陽電池ストリングから切り離して、当該太陽電池モジュールをバイパスするバイパス経路を形成する複数の経路切換手段と、
    前記経路切換手段を介して前記複数の太陽電池モジュールの一つが前記太陽電池ストリングから切り離されたときに生じる、前記太陽電池ストリングからの発電電力の出力変化を検出し、該検出結果を記憶媒体に記憶する電力変化検出手段と、
    前記電力変化検出手段にて、前記各太陽電池モジュールの切り離し毎に記憶された複数の検出結果の変化パターンに基づき、故障状態にある太陽電池モジュールを検出する、故障モジュール検出手段と、
    を備えたことを特徴とする太陽光発電装置の故障検出装置。
  2. 前記電力変化検出手段は、前記複数の経路切換手段を予め設定された順序で順次駆動することで、前記各太陽電池モジュールの前記太陽電池ストリングからの切り離し及び前記太陽電池ストリングへの再接続を順次実施することを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置の故障検出装置。
  3. 複数の太陽電池モジュールを直列接続してなる太陽電池ストリングを複数備え、該複数の太陽電池ストリングを並列接続することにより、各太陽電池ストリングからの発電電力を合成するよう構成された太陽光発電装置に設けられ、前記複数の太陽電池モジュールの中から故障状態にある太陽電池モジュールを検出する故障検出装置であって、
    前記複数の太陽電池ストリングにそれぞれ設けられ、前記各太陽電池ストリングを、それぞれ、前記複数の太陽電池ストリングの並列回路から切り離す複数の接続切換手段と、
    前記接続切換手段を介して前記複数の太陽電池ストリングの一つが前記並列回路から切り離されたときに生じる、前記並列回路からの発電電力の出力変化を検出し、該検出結果を記憶媒体に記憶する電力変化検出手段と、
    前記電力変化検出手段にて、前記各太陽電池ストリングの切り離し毎に記憶された複数の検出結果の変化パターンに基づき、故障状態にある太陽電池ストリングを検出する、故障ストリング検出手段と、
    を備えたことを特徴とする太陽光発電装置の故障検出装置。
  4. 前記電力変化検出手段は、前記複数の接続切換手段を予め設定された順序で順次駆動することで、前記各太陽電池ストリングの前記並列回路からの切り離し及び前記並列回路への再接続を順次することを特徴とする請求項3に記載の太陽光発電装置の故障検出装置。
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