JP5393715B2 - 診断装置、太陽光発電システム及び診断方法 - Google Patents

診断装置、太陽光発電システム及び診断方法 Download PDF

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Description

この発明は、太陽光発電システムの診断装置、太陽光発電システム及び診断方法に関する。
太陽光発電システムの太陽電池パネルを構成する複数の太陽電池アレイの出力の正常/異常を判定する太陽電池アレイ診断装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示された太陽電池アレイ診断装置では、複数の太陽電池アレイ各々に接続された回路の電力をアレイ間で比較することにより、各太陽電池アレイの正常/異常を判定している。
特開2005−340464号公報
上記特許文献1に開示された太陽電池アレイ診断装置では、太陽電池アレイの正常/異常を正確に検出するために、長期間、例えば数日に渡る測定が必要となる。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、太陽光発電システムを短時間に診断することができる診断装置、太陽光発電システム及び診断方法を提供することを目的とする。
この発明に係る診断装置は、太陽光発電を行う複数の太陽電池モジュールを直列に接続して構成される太陽電池ストリングと、太陽電池ストリングから出力される直流電力を交流電力に変換して電力系統に供給する変換部と、太陽電池ストリングから供給される直流電力を、電磁開閉器を介して変換部に出力する開閉部と、開閉部に並列接続される第2電磁開閉器を介して太陽電池ストリングからの直流電力を変換部に供給する回路開閉部と、を備える太陽光発電システムの診断装置である。この診断装置において、日射量センサは、太陽電池ストリングへの日射量を検出する。温度センサは、太陽電池ストリング周辺の温度を検出する。測定部は、開閉部の電磁開閉器をオフし且つ第2電磁開閉器をオンした状態で、太陽電池ストリングから供給される直流電力の一部を第2電磁開閉器を経由させ、変換部が電力系統に流す電流を調整して消費させることにより、第2電磁開閉器に印加される電圧値と第2電磁開閉器に印加される電流値を測定する。制御部は、開閉部の電磁開閉器をオフし且つ第2電磁開閉器をオンした状態で、測定部の第2電磁開閉器を経由する直流電力の消費状態を変化させながら測定部で測定される電流値と電圧値との関係から太陽電池ストリングの第1の出力特性を求め、日射量センサによって検出される日射量と温度センサによって検出される温度とを考慮して、第1の出力特性と、標準日射量と標準温度での標準の出力特性である第2の出力特性とを比較することにより、太陽電池ストリングの正常/異常を判定する。
この発明によれば、測定部は、太陽電池ストリングから供給される直流電力の一部を第2電磁開閉器を経由させ、変換部が電力系統に流す電流を調整して消費させることにより、第2電磁開閉器に印加される電圧値と第2電磁開閉器に印加される電流値を測定する。制御部は、測定部の第2電磁開閉器を経由する直流電力の消費状態を変化させるだけで、第2電磁開閉器に印加される電圧値と第2電磁開閉器に印加される電流値を測定して太陽電池ストリングの第1の出力特性を短時間のうちに取得することができる。これにより、太陽光発電システムを短時間に診断することができる。
この発明の実施の形態1に係る太陽光発電システムの構成を示すブロック図である。 図2(A)及び図2(B)は、日射量センサ及び温度センサを含むセンサ部の斜視図である。 図3(A)及び図3(B)は、太陽電池ストリングの電流−電圧特性のグラフである。 図4(A)及び図4(B)は、太陽電池ストリングの電力−電圧特性のグラフである。 この発明の実施の形態1に係る診断手順のフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る太陽光発電システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る診断手順のフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る太陽光発電システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る診断手順のフローチャートである。 蓄積部に蓄積される情報の一例を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る太陽光発電システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る診断手順のフローチャートである。
この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1について説明する。
図1には、この実施の形態1に係る太陽光発電システム100の構成が示されている。図1に示すように、この太陽光発電システム100は、太陽電池パネル1と、接続箱2と、DC/AC変換装置3とを備える。
太陽電池パネル1は、2つの太陽電池ストリング4A、4Bを備えている。太陽電池ストリング4A、4Bは、太陽光による発電が可能な太陽電池セルの集合体である太陽電池モジュールが直列に接続されたものである。
開閉部としての接続箱2は、太陽電池ストリング4A,4Bから供給される直流電力を、電磁開閉器としてのブレーカ5A、5Bを介してDC/AC変換装置3に出力する。ブレーカ5Aは、太陽電池ストリング4Aに接続されており、ブレーカ5Bは、太陽電池ストリング4Bに接続されている。接続箱2は、太陽電池ストリング4A、4Bから供給される直流電力を集約(加算)して、1つの直流電力としてDC/AC変換装置3に出力している。
変換部としてのDC/AC変換装置3は、接続箱2を介して太陽電池ストリング4A,4Bから出力され、集約された直流電力を交流電力に変換して電力系統に供給する。
この太陽光発電システム100は、診断装置6をさらに備える。診断装置6は、日射量センサ7と、温度センサ8と、電子負荷部9と、制御・表示部10とを備える。
日射量センサ7は、太陽電池ストリング4A、4Bに対する日射量を検出する。日射量センサ7としては、日射量を検出する一般的なセンサを用いることができるが、太陽電池セルを用いたものであってもよい。温度センサ8は、太陽電池ストリング4A、4Bの周辺の温度を検出する。温度センサ8も一般的なものを用いることができる。
日射量センサ7及び温度センサ8はそれぞれ独立して設置されるようにしてもよいが、、日射量センサ7及び温度センサ8として、これらが一体化した図2(A)及び図2(B)に示すようなセンサ部11を用いることも可能である。また、センサ部11は、太陽電池ストリング4A、4Bに各々配置しストリングの配置方向毎の日射量、温度を計測してもよい。
図2(A)に示すように、日射量センサ7は、センサ部11の上部に設置されている。また、図2(B)に示すように、温度センサ8は、センサ部11の下部に設置される。さらに、センサ部11は、その下部が、太陽電池パネル1が設置される場所、例えば屋根に接するように設置される。このように設置すれば、日射量センサ7が、太陽電池ストリング4A、4Bに照射される日射量を精度良く検出することができるうえ、温度センサ8が、太陽電池ストリング4A、4Bの表面温度を精度良く検出することができる。温度センサ8は複数設けられていてもよい。この場合には、複数の温度センサ8のセンサ出力の平均を太陽電池ストリング4A、4Bの表面温度とすることができる。これは、日射量センサ7についても同様である。
図1に戻り、測定部としての電子負荷部9は、太陽電池ストリング4A、4Bから供給される直流電力の一部を負荷12A、12Bに消費させることにより、負荷12A、12Bに印加される電圧値と、負荷12A、12Bに印加される電流値を測定する。この実施の形態では、負荷12Aが、太陽電池ストリング4Aに接続され、負荷12Bが太陽電池ストリング4Bに接続されている。測定された電圧値と電流値は、制御・表示部10に出力される。
電子負荷部9は、制御・表示部10の制御の下、太陽電池ストリング4A、4B各々に接続された負荷12A、12Bの直流電力の消費状態を調整可能である。例えば、電子負荷部9は、負荷12A、12Bを調整(例えば負荷12A、12Bの抵抗値を調整)することにより、負荷12A、12Bに流れる電流を変えながら、負荷12A、12Bに印加される電圧値と、負荷12A、12Bに印加される電流値を測定することができる。
制御部としての制御・表示部10は、CPU及びメモリ(不図示)を備えている。メモリに格納されたプログラムをCPUが実行することにより、制御・表示部10は、電子負荷部9を制御し、太陽電池ストリング4A、4Bの診断を行う。
制御・表示部10は、ブレーカ5A、5Bをオフにした状態で、電子負荷部9の負荷12A、12Bによる直流電力の消費状態を変化させながら電子負荷部9で測定される電流値と電圧値との関係から太陽電池ストリング4A、4Bの第1の出力特性としての電流−電圧(I−V)特性(以下、「実測I−V特性」と呼ぶ)を求める。図3(A)には、実測I−V特性としてのI−Vカーブの一例が点線で示されている。
制御・表示部10は、標準日射量と標準温度での標準の出力特性である第2の出力特性としての電流−電圧(I−V)特性(以下、「標準I−V特性」と呼ぶ)を保持している。標準I−V特性は、例えば日本工業規格(JIS)等で定められる標準日射量、標準温度での設計上の出力特性(型式毎に定められている出力特性)であってもよいし、太陽光発電システム100で実際に標準日射量と標準温度で実測された出力特性であってもよい。図3(A)には、標準I−V特性としてのI−Vカーブの一例が実線で示されている。
制御・表示部10は、日射量センサ7によって検出される日射量と温度センサ8によって検出される温度とを考慮して、実測I−V特性と、標準日射量と標準温度での標準の出力特性である標準I−V特性とを比較することにより、太陽電池ストリング4A、4Bの正常/異常を判定する。
例えば、制御・表示部10は、日射量センサ7によって検出される日射量と標準日射量との差と、温度センサ8によって検出される温度と標準温度との差とに基づいて、実測I−V特性(実測I−Vカーブ)を補正する。図3(A)には、このようにして補正されたI−Vカーブの一例が、一点鎖線で示されている。
この補正は、様々な演算手法を用いて行うことができる。例えば、制御・表示部10が、標準温度と実測温度との差分と標準日射量と実測日射量との差分と、それらの差分でのI−Vカーブの補正値との関係を示すテーブルを有し、そのテーブルの補正値を参照して、I−Vカーブを補正するようにしてもよい。また、標準温度と実測温度との差分と、標準日射量と実測日射量との差分からI−Vカーブの補正値を求める演算式を用いて、I−Vカーブを補正するようにしてもよい。
さらに、制御・表示部10は、補正されたI−V特性と、標準I−V特性とを比較する。より具体的には、制御・表示部10は、補正されたI−Vカーブと、標準I−Vカーブとの差分をとる。例えば、図3(A)に示す例では、補正されたI−Vカーブ(一点鎖線)と、標準I−Vカーブ(実線)との差が算出される。この差としては、両カーブの間の領域の面積の値を採用してもよいし、両カーブの差分の平均を採用してもよい。制御・表示部10は、この差が、許容範囲を超える場合には、対応する太陽電池ストリング4A,4Bに何等の異常が発生していると判定する。
なお、制御・表示部10は、標準I−V特性を補正するようにしてもよい。すなわち、図3(B)に示すように、制御・表示部10は、日射量センサ7によって検出される日射量と標準日射量との差と、温度センサ8によって検出される温度と標準温度との差とに基づいて、実線で示される標準I−Vカーブを、一点鎖線で示される補正されたI−Vカーブに補正する。この補正も、上述のような演算方法を用いて行うことができる。
この他、出力特性として、電流−電圧特性でなく、電力−電圧特性(P−Vカーブ)における最大電力動作点を採用することも可能である。
すなわち、制御・表示部10は、ブレーカ5A、5Bを遮断した状態で、電子負荷部9の負荷12A、12Bによる直流電力の消費状態を変化させながら電子負荷部9で測定される電流値と電圧値との関係から太陽電池ストリング4A、4Bの電力−電圧(P−V)特性(以下、「実測P−V特性」と呼ぶ)を求める。図4(A)には、実測P−V特性としてのP−Vカーブの一例が点線で示されている。
制御・表示部10は、標準日射量と標準温度での標準の出力特性である電力−電圧(P−V)特性(以下、「標準P−V特性」と呼ぶ)を保持している。図4(A)には、標準P−V特性としてのP−Vカーブの一例が実線で示されている。
制御・表示部10は、日射量センサ7によって検出される日射量と温度センサ8によって検出される温度とを考慮して、実測P−V特性の電力最大動作点と、標準日射量と標準温度での標準の出力特性である標準P−V特性の電力最大動作点とを比較する。
例えば、制御・表示部10は、日射量センサ7によって検出される日射量と標準日射量との差と、温度センサ8によって検出される温度と標準温度との差とに基づいて、実測P−V特性(実測P−Vカーブ)を補正する。図4(A)には、このようにして補正されたP−Vカーブの一例が、一点鎖線で示されている。
さらに、制御・表示部10は、補正されたP−V特性の電力最大動作点と、標準P−V特性の電力最大動作点とを比較する。より具体的には、制御・表示部10は、補正されたP−Vカーブの電力最大動作点と、標準P−Vカーブの電力最大動作点との差分をとる。例えば、図4(A)に示す例では、補正されたP−Vカーブ(一点鎖線)の電力最大動作点と、標準P−Vカーブ(実線)の電力最大動作点との差が算出される。制御・表示部10は、この差が、許容範囲を超える場合には、対応する太陽電池ストリング4A、4Bに何等の異常が発生していると判定することができる。
なお、制御・表示部10は、標準P−V特性を補正するようにしてもよい。すなわち、図4(B)に示すように、制御・表示部10は、日射量センサ7によって検出される日射量と標準日射量との差と、温度センサ8によって検出される温度と標準温度との差とに基づいて、実線で示される標準P−Vカーブを、一点鎖線で示される補正されたP−Vカーブに補正する。そして、実測P−Vカーブの電力最大動作点と、補正されたP−Vカーブの電力最大動作点とが比較され、太陽電池ストリング4A、4Bの正常/異常が判定される。
図1に示すように、太陽光発電システム100には、2つの太陽電池ストリング4A、4Bが配設されている。電子負荷部9は、電圧値と電流値を太陽電池ストリング4A、2B毎に出力する。また、制御・表示部10は、太陽電池ストリング4A、4Bそれぞれについて、すなわち太陽電池ストリング単位で、実測I−V特性(又は実測P−V特性における電力最大動作点)と、標準I−V特性(又は標準P−V特性における電力最大動作点)とを比較することにより、太陽電池ストリング4A、4Bそれぞれの正常/異常を判定する。
さらに、制御・表示部10は、電子負荷部9から出力される各太陽電池ストリング4A、4Bでの電流値及び電圧値との関係から、太陽電池パネル1全体での実測I−V特性等の出力特性を求め、その実測された出力特性と、太陽電池パネル1全体の標準I−V特性等の出力特性とを比較することにより、太陽電池パネル1全体の正常/異常を判定することも可能である。
制御・表示部10は、図3(A)、図3(B)、図4(A)、図4(B)に示すようなグラフを表示するようにして、実測I−Vカーブと、理想のI−Vカーブとの違いを作業者が把握できるようになっていてもよい。
なお、この実施の形態では、図3(A)、図3(B)に示すI−Vカーブの差分と、図4(A)、図4(B)に示すP−Vカーブの電力最大動作点の差分とをすべて用いて、太陽電池ストリング4A、4Bの正常/異常判定を行うようにしてもよい。この場合、いずれか1つの差分が許容範囲を超えれば、異常であると判定するようにしてもよいし、2つ以上又はすべての差分が許容範囲を超えれば、異常であると判定するようにしてもよい。
次に、診断装置6を用いた診断手順について説明する。図5には、この診断手順のフローが示されている。この手順は、ブレーカ5A、5Bをオフにした状態で行われる。
図5に示すように、まず、制御・表示部10は、負荷12A、12Bの切り替え選択を行う(ステップS1)。ここでは、まず、負荷12Aが選択されるものとする。
続いて、制御・表示部10は、選択された負荷12Aの直流電力の消費状態を変更しながら、負荷12Aからの電流値、電圧値を取得する(ステップS2)。この処理は、日射量や温度や変化しない程度に十分に小さい時間、例えば10秒程度で行われる。
続いて、制御・表示部10は、負荷12Aに対応する太陽電池ストリング4Aの実測I−V特性等の実測された出力特性を求め(ステップS3)、実測された出力特性を、日射量センサ7で検出される日射量と、温度センサ8で検出される温度を用いて補正する(ステップS4)。続いて、制御・表示部10は、補正された出力特性と、標準の出力特性との差分を算出し(ステップS5)、その差分が閾値以上であるか否かにより、太陽電池ストリング4Aの正常/異常判定を行い、判定結果を表示する(ステップS6)。
続いて、制御・表示部10は、全負荷について判定が終了したか否かを判定する(ステップS7)。ここでは、まだ、負荷12Bについて判定が行われていないので、判定は否定され(ステップS7;No)、ステップS1に戻る。
以降、負荷12Bが選択され(ステップS1)、上述したステップS2→S3→S4→S5→S6が再び行われる。そして、全ての負荷12A、12Bで判定が終了したので(ステップS7;Yes)、診断手順が終了する。
この後、異常であると判定された太陽電池ストリングがある場合には、その太陽電池ストリングの交換作業が行われる。異常であると判定された太陽電池ストリングがない場合には、ブレーカ5A、5Bをオンにして、太陽光発電が再開される。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、電子負荷部9は、太陽電池ストリング4A、4Bから供給される直流電力の一部を消費する負荷12A、12Bを備えている。制御・表示部10は、負荷12A、12Bによる直流電力の消費状態を変化させながら、負荷12A、12Bに印加される電圧値と負荷12A、12Bに印加される電流値を測定して太陽電池ストリング4のP−V特性等の出力特性を短時間(例えば10秒程度)のうちに取得し、標準のP−V特性等の出力特性と比較して、太陽電池ストリング4A、4Bの正常/異常を判定することができる。これにより、太陽光発電システム100を短時間に診断することができる。
また、この診断装置6は、負荷12A、12Bを有する回路や、コンピュータ等を用いて構築することができるので、極めて安価に製造することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。
図6には、この実施の形態2に係る太陽光発電システム100の構成が示されている。図6に示すように、この太陽光発電システム100では、診断装置6が、電子負荷部9の代わりに、回路開閉部20を備えている点が、上記実施の形態1と異なる。
回路開閉部20は、接続箱2のブレーカ5Aと並列に接続された負荷としての電磁開閉器21Aと、ブレーカ5Bと並列に接続された負荷としての電磁開閉器21Bとを備える。電磁開閉器21A、21Bは、オン状態で、電流値及び電圧値を測定し、測定された電流値及び電圧値を制御・表示部10に出力する。
また、制御・表示部10は、DC/AC変換装置3と接続されている。DC/AC変換装置3は、接続箱2を介して太陽電池パネル1から供給される直流電力による電流値を調整する機能を有している。この機能は、電力系統側からDC/AC変換装置3の出力を抑制するために設けられている機能である。制御・表示部10は、この機能を用いて、DC/AC変換装置3に流れる電流を調整することにより、回路開閉部20の電磁開閉器21A、21Bにおける直流電力の消費状態を変化させる。
制御・表示部10は、接続箱2のブレーカ5A、5Bをオフした状態で、回路開閉部20の電磁開閉器21A、21Bをオンして、DC/AC変換装置3に流れる電流を変化させながら回路開閉部20で測定される電流値と電圧値との関係から、太陽電池ストリング4A、4BのI−V特性等の出力特性を求める。さらに、制御・表示部10は、日射量センサ7によって検出される日射量と、温度センサ8によって検出される温度とを考慮して、I−V特性等の出力特性と、標準日射量と標準温度での標準のI−V特性等の出力特性とを比較することにより、太陽電池ストリング4A、4Bの正常/異常を判定する。
図7には、この実施の形態に係る診断手順のフローが示されている。図7に示すように、この診断手順は、ステップS1において、負荷12A、12Bを切り替え選択するのではなく、電磁開閉器21A、21Bを切り替え選択する点と、ステップS2において、DC/AC変換装置3の電流を変更しながら、電流値と電圧値を測定する点と、ステップS7において、全ての電磁開閉器21A、21Bの判定が終了したか否かを判定する点が、図5の診断手順と異なるだけである。
なお、電磁開閉器21A、21Bを同時にオンして、太陽電池パネル1全体での正常/異常判定を行うことも可能である。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。
太陽光発電システムにおいて、地絡は対処すべき問題である。地絡は、太陽電池パネル上の降雨や結露によって発生するが、太陽光発電システムのメンテナンスにおいては、再度の地絡の発生を防止すべく、地絡の要因を突き止める必要がある。
しかしながら、メンテナンス時には、地絡の発生を再現できない場合が多く、地絡の発生要因を突き止めるのが困難であった。
そこで、この実施の形態では、メンテナンス時において、地絡の発生要因の要因究明がより簡単になる太陽光発電システムの診断装置を提供することを目的とする。
図8には、この実施の形態に係る太陽光発電システム100の構成が示されている。図8に示すように、太陽光発電システム100は、診断装置6の代わりに、診断装置30を備える点が、上記実施の形態2と異なっている。
診断装置30は、温湿度センサ31と、降雨センサ32と、回路開閉部20と、制御・表示部10と、蓄積部33とを備える。
温湿度センサ31は、太陽電池パネル1の周辺の温度及び湿度を検出する。これらの検出値により、太陽電池パネル1上に結露が発生する条件となっているか否かを判定することができる。
降雨センサ32は、雨が降っているか否かを検出する。降雨センサ32の検出出力により、太陽電池パネル1上に雨が降っているか否かを判定することができる。
回路開閉部20は、接続箱2のブレーカ5A、5Bと並列に接続された負荷としての電磁開閉器21A、21Bを備える。電磁開閉器21A、21Bは、オン状態で、太陽電池ストリング4A、4Bからの直流電力による電流値及び電圧値を測定し、測定された電流値及び電圧値を制御・表示部10に出力する。
制御・表示部10は、DC/AC変換装置3と接続されている。DC/AC変換装置3は、地絡判定機能を有している。DC/AC変換装置3は、接続箱2から太陽電池パネル1から出力される交流電力の電流の地絡判定を行っており、地絡電流が発生すると、エラー情報を制御・表示部10に出力する。
また、制御・表示部10は、タイマ(不図示)を備えている。
制御・表示部10は、DC/AC変換装置3から地絡の発生に関するエラー情報を入力すると、エラー情報を入力した時刻(タイムスタンプ)と、エラー情報に含まれる地絡電流値と、温湿度センサ31のセンサ値と、降雨センサ32のセンサ値とを対応付けて、蓄積部33にログとして蓄積する。
制御・表示部10は、作業者の操作入力により、蓄積部33に蓄積されたログを表示することが可能である。作業者は表示されたログを見て、地絡の要因を絞り込むことができる。
図9には、この実施の形態に係る診断手順のフローが示されている。この診断手順で、この診断を行っている間は、ブレーカ5A、5Bはオフとなっている。
図9に示すように、まず、制御・表示部10は、電磁開閉器21A、21Bを切り替え選択する(ステップS11)。ここでは、まず、電磁開閉器21Aが切り替え選択されるものとする。これにより、電磁開閉器21Aがオンとなり、電磁開閉器21Bがオフとなる。
続いて、制御・表示部10は、DC/AC変換装置3から地絡に関するエラー情報が入力されるまで待つ(ステップS12;No)。DC/AC変換装置3からエラー情報が入力されると(ステップS12;Yes)、制御・表示部10は、そのとき切り替え選択されていた電磁開閉器と、タイムスタンプと、地連電流値、温湿度センサ31のセンサ出力と、降雨センサ32のセンサ出力とを、エラーログとして蓄積部33に保存する(ステップS13)。
その後、制御・表示部10は、電磁開閉器21Bへの切り替え選択を行い(ステップS11)、ステップS12→S13を繰り返す。このようにして、電磁開閉器21Aと電磁開閉器21Bとを交互に切り替え選択しながら、地絡発生時のエラーログが蓄積部33に蓄積されていく。
図10には、このときの表示例が示されている。この表示を見れば、”6月22日15時30分20秒”に発生した地絡について、降雨センサ32のセンサ出力は、”晴”を指しているため、温湿度センサ31のセンサ出力(温度及び湿度)が、結露が発生する条件を満たしていれば、地絡の原因を結露に絞りこむことができる。なお、温湿度センサ31のセンサ出力(温度及び湿度)が、結露が発生する条件を満たしていなければ、地絡の原因が、降雨でも結露でもなく、他の要因である可能性が高いということになる。
一方、”7月01日11時20分05秒”に発生した地絡について、降雨センサ32のセンサ出力が”雨”を指していれば、地絡の原因を降雨に絞りこむことができる。
作業者は、この表示を見て、地絡の要因を絞り込み、地絡を防止する対策を講じる。この場合、地絡が発生した太陽電池ストリングがすでに絞り込まれているので、作業がし易くなっている。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、蓄積部33に、地絡が発生した時刻と、その時の地絡電流値と、温湿度センサ31のセンサ値と、降雨センサ32のセンサ値とのログが、蓄積される。これにより、メンテナンス時において、作業者が、蓄積部33に格納された情報を参照すれば、地絡の要因を絞りこむことができるので、地絡の発生要因の要因究明がより簡単になる。
なお、蓄積部33は取り外し可能な記録媒体であってもよい。このようにすれば、作業者が、蓄積部33を解析ソフトウエアがインストールされたコンピュータに直接接続することができるので作業効率を向上させることができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。
通常、太陽光発電システムにおいて、太陽電池パネルは、屋根の上などに設置される。しかしながら、この場合、太陽電池パネルの中がどのように配線されているか、すなわち太陽電池パネルのストリング構成が把握されていない場合も多い。この場合、太陽電池パネルの発電効率を高める等の目的で、太陽電池パネルの配線を確認しようとすれば、太陽電池パネルを1つ1つ外して、中の配線を確認する必要がある。このような作業は作業者にとって極めて煩わしいものとなる。
そこで、この実施の形態では、容易に配線を確認することができる太陽光発電システムの診断装置を提供することを目的とする。
図11には、この実施の形態に係る太陽光発電システム100の構成が示されている。図11に示すように、太陽光発電システム100は、診断装置6の代わりに、診断装置40を備える。
診断装置40は、回路開閉部20と、制御・表示部10と、蓄積部33とを備える。制御・表示部10は、信号発生器42を備えている。信号発生器42は、接続箱2のブレーカ5A、5Bがオフとなった状態で、回路開閉部20の電磁開閉器21A、21Bを介して、交流電力を太陽電池パネル1に供給する。
太陽電池パネル1上には、複数の信号センサ41が載置される。信号センサ41には、交流信号により発生する電磁波を検出したときに点灯するライト(例えばLEDランプ)が組み込まれている。信号センサ41は、太陽電池パネル1に設置当初から組み付けられていてもよい。しかしながら、この場合には、信号センサ41は、それが影となって太陽電池パネル1の発電効率が低下することのないような位置に配置されているのが望ましい。
この実施の形態に係る診断装置40を用いた診断手順について説明する。図12には、この診断手順のフローが示されている。前提として、接続箱2のブレーカ5A、5Bはオフとなっている。
まず、制御・表示部10は、電磁開閉器21A、21Bの切り替え選択を行う(ステップS21)。ここでは、回路開閉部20の電磁開閉器21Aをオンとし、電磁開閉器21Bをオフとする。
続いて、制御・表示部10は、交流信号を出力する(ステップS22)。ここで、回路開閉部20では、電磁開閉器21Aだけがオンとなっているので、電磁開閉器21Aに接続された太陽電池ストリング4Aだけに、交流信号が送られる。これにより、太陽電池ストリング4A上に載置された信号センサ41だけが点灯するようになる。作業者は、信号センサ40の点灯状態を目視で確認し、太陽電池ストリング4Aの配置場所を把握する。制御・表示部10は、作業者の操作入力待ちとなる(ステップS23)。
操作入力があると、制御・表示部10は、全ての電磁開閉器21A、21Bにおける処理が終了したか否かを判定する(ステップS24)。ここでは、電磁開閉器21Aの処理が終了しただけなので、判定は否定され(ステップS24;No)、ステップS21に戻る。
この後、電磁開閉器21Bの切り替え選択が行われ(ステップS21)、交流信号の出力が行われ(ステップS22)、太陽電池ストリング4B上の信号センサ41が点灯し、太陽電池ストリング4Aの配置場所が明らかとなる。制御・表示部10は、再び操作入力待ちとなり(ステップS23)、操作入力が有ると、全ての電磁開閉器について処理が終了したか否かが判定され(ステップS24)、判定が肯定されれば(ステップS24;Yes)、制御・表示部10は、処理を終了する。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、太陽電池パネル1上に信号センサ41を設置し、太陽電池パネル1に接続された電磁開閉器21A、21Bに交流信号を流すだけで、太陽電池ストリング4A、4Bの配置場所を作業者が容易に把握することができる。これにより、太陽電池パネル1の配線を容易に把握することができる。この結果、作業時間が大幅に短縮される。また、屋根の上の作業が簡単になるので、安全性も向上する。
なお、信号センサ41が、無線通信機能を有するようにしてもよい。この場合、信号センサ41は、交流信号を検出すると、無線通信機能により、特定の番号を制御・表示部10に送信する。この番号は、信号センサ41が設置される各太陽電池ストリング(4A、4Bのいずれか)と対応付けられている。これにより、制御・表示部10が、信号センサ41から送信される番号に基づいて、太陽電池パネルのストリング構成を検出し、作業者がそのストリング構成を把握することができる。
なお、上記各実施の形態では、太陽光発電システム100が、診断装置6等を備えるものとしたが、診断装置6等は、太陽光発電システム100に後付できるようになっていてもよい。
また、上記各実施の形態では、太陽電池パネル1が2つの太陽電池ストリング4A,4Bを備えるものとしたが、太陽電池ストリングは、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。3つ以上の場合には、診断装置6は、太陽電池ストリング毎、または複数の太陽電池ストリング全体で、診断が可能である。
また、上述の各種センサ、回路開閉部又は電子負荷部は、制御・表示部10と無線で接続されていてもよいし、有線で接続されていてもよい。
なお、上記実施の形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述のスレッドを実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。また、プログラム自体を遠隔地で実行し診断してもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、太陽光発電システムにおける太陽電池ストリングのメンテナンスに好適である。
1 太陽電池パネル
2 接続箱
3 DC/AC変換装置
4A、4B 太陽電池ストリング
5A、5B ブレーカ
6 診断装置
7 日射量センサ
8 温度センサ
9 電子負荷部
10 制御・表示部
11 センサ部
12A、12B 負荷
20 回路開閉部
21A、21B 電磁開閉器
30 診断装置
31 温湿度センサ
32 降雨センサ
33 蓄積部
40 診断装置
41 信号センサ
42 信号発生器
100 太陽光発電システム

Claims (10)

  1. 太陽光発電を行う複数の太陽電池モジュールを直列に接続して構成される太陽電池ストリングと、
    前記太陽電池ストリングから出力される直流電力を交流電力に変換して電力系統に供給する変換部と、
    前記太陽電池ストリングから供給される直流電力を、電磁開閉器を介して変換部に出力する開閉部と、
    を備える太陽光発電システムの診断装置であって、
    前記太陽電池ストリングへの日射量を検出する日射量センサと、
    前記太陽電池ストリング周辺の温度を検出する温度センサと、
    前記開閉部に並列接続される第2電磁開閉器を介して前記太陽電池ストリングからの直流電力を前記変換部に供給する回路開閉部と、
    前記開閉部の電磁開閉器をオフし且つ前記第2電磁開閉器をオンした状態で、前記太陽電池ストリングから供給される直流電力の一部を前記第2電磁開閉器を経由させ、前記変換部が前記電力系統に流す電流を調整して消費させることにより、前記第2電磁開閉器に印加される電圧値と前記第2電磁開閉器に印加される電流値を測定する測定部と、
    前記開閉部の電磁開閉器をオフし且つ前記第2電磁開閉器をオンした状態で、前記測定部の前記第2電磁開閉器を経由する直流電力の消費状態を変化させながら前記測定部で測定される電流値と電圧値との関係から前記太陽電池ストリングの第1の出力特性を求め、前記日射量センサによって検出される日射量と前記温度センサによって検出される温度とを考慮して、前記第1の出力特性と、標準日射量と標準温度での標準の出力特性である第2の出力特性とを比較することにより、前記太陽電池ストリングの正常/異常を判定する制御部と、
    を備える診断装置。
  2. 前記日射量センサを上部に設置し且つ前記温度センサを下部に設置して一体化されたセンサを前記太陽電池ストリングの設置される箇所に設ける、
    ことを特徴とする請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記回路開閉部に接続され、交流信号を発生させる信号発生器と、
    前記太陽電池ストリング上に配設され、前記信号発生器からの交流信号により発生する電磁波を検出する信号センサと、
    を備え、
    前記制御部は、前記開閉部の電磁開閉器をオフし且つ前記第2電磁開閉器をオンした状態で、前記信号発生器からの交流信号を、前記回路開閉部を介して前記太陽電池ストリングに送る
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の診断装置。
  4. 前記制御部は、
    前記日射量センサによって検出される日射量と前記標準日射量との差分と、前記温度センサによって検出される温度と標準温度との差分とに基づいて、前記第1の出力特性及び前記第2の出力特性の一方を補正して、前記第1の出力特性と、前記第2の出力特性とを比較する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の診断装置。
  5. 前記第1の出力特性及び前記第2の出力特性は、
    電流−電圧特性か、電力−電圧特性における最大電力動作点かのいずれかである、
    ことを特徴とする請求項4に記載の診断装置。
  6. 前記第2の出力特性は、
    設計上の出力特性か、標準日射量と標準温度で実測された出力特性かのいずれかである、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の診断装置。
  7. 前記太陽光発電システムには、前記太陽電池ストリングが複数配設され、
    前記測定部は、
    前記各太陽電池ストリングにそれぞれ対応する前記電圧値と前記電流値を出力し、
    前記制御部は、
    前記太陽電池ストリング単位で、前記第1の出力特性と、前記第2の出力特性とを比較することにより、前記各太陽電池ストリングの正常/異常を個別に判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の診断装置。
  8. 前記制御部は、
    前記各太陽電池ストリングでの前記電流値と前記電圧値との関係から、前記複数の太陽電池ストリングから成る太陽電池パネル全体の前記第1の出力特性を求め、求められた前記第1の出力特性と、前記太陽電池パネル全体の前記第2の出力特性とを比較することにより、前記太陽電池パネル全体の正常/異常を判定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の診断装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の診断装置を備える太陽光発電システム。
  10. 太陽光発電を行う複数の太陽電池モジュールを直列に接続して構成される太陽電池ストリングと、
    前記太陽電池ストリングから出力される直流電力を交流電力に変換して電力系統に供給する変換部と、
    前記太陽電池ストリングから供給される直流電力を、電磁開閉器を介して変換部に出力する開閉部と、
    前記開閉部に並列接続される第2電磁開閉器を介して前記太陽電池ストリングからの直流電力を前記変換部に供給する回路開閉部と、
    を備える太陽光発電システムの診断方法であって、
    前記開閉部の電磁開閉器をオフし且つ前記第2電磁開閉器をオンした状態で、前記太陽電池ストリングから供給される直流電力の一部を前記第2電磁開閉器を経由させ、前記変換部が前記電力系統に流す電流を調整して消費させることにより、前記第2電磁開閉器に印加される電圧値と前記第2電磁開閉器に印加される電流値を測定する測定工程と、
    前記開閉部の電磁開閉器をオフし且つ前記第2電磁開閉器をオンした状態で、前記第2電磁開閉器を経由する直流電力の消費状態を変化させながら測定される電流値と電圧値との関係から前記太陽電池ストリングの第1の出力特性を求め、前記太陽電池ストリングへの日射量を検出する日射量センサによって検出される日射量と前記太陽電池ストリング周辺の温度を検出する温度センサによって検出される温度とを考慮して、前記第1の出力特性と、標準日射量と標準温度での標準の出力特性である第2の出力特性とを比較することにより、前記太陽電池ストリングの正常/異常を判定する制御工程と、
    を含む診断方法。
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