JP6525196B2 - 太陽光発電管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のソーラーパネルを用いた太陽光発電システムを管理する太陽光発電管理装置に関し、例えば、多数のソーラーパネルを用いるいわゆるメガソーラーに好適な装置に関する。
近年、電力供給時の環境負荷を一層軽減させるために、広大な土地に数百から数千枚のソーラーパネルを配置するメガソーラーが注目されている。このメガソーラーは、例えば、出力1メガワットを超える大規模な太陽光発電システムであり、再生可能エネルギーの基幹電源として期待される。そのような中にあって、投資費用の回収効率を高めたいメガソーラーの運営者は、メーカー保証の許容範囲内であってもソーラーパネルのメンテナンスを丁寧に行い、発電量を常に高く維持することを望む。しかしながら、従来のメガソーラーでは、どのソーラーパネルに異常が生じているかを簡単に判断することができないため、メンテナンスの作業負担が膨大となっていた。
このような問題を解決するため、本願出願人は、太陽光発電システムのソーラーパネルのメンテナンスを容易化する太陽光発電管理装置を開発した。(例えば、特許文献1参照)。その太陽光発電管理装置は、複数のソーラーパネルを用いた太陽光発電システムを管理する太陽光発電管理装置であって、単一の前記ソーラーパネル又は所定数のソーラーパネルからなるパネル群のいずれかを単位発電モジュールとして、複数の前記単位発電モジュールの出力電流値又は出力電圧値をそれぞれ検知する出力検知器と、前記出力検知器と接続され、前記出力検知器からの検知情報を受け取って前記太陽光発電システムの稼動状況をディスプレイに表示させる計算機と、を備え、前記計算機は、前記出力検知器の検知情報を取得する検知情報取得手段と、前記ディスプレイに対して、複数の前記単位発電モジュールに対応する複数の表示枠を同時に表示させる表示管理手段と、前記検知情報取得手段が得た前記検知情報のレベルに対応して、前記表示枠内に表示させる情報の色レベルを設定する表示色設定手段と、を有し、前記ディスプレイの前記複数の表示枠内の色レベルによって、複数の前記単位発電モジュールの稼動状況を視覚的に監視可能にすることを特徴とするものであった。
上記太陽光発電管理装置は、太陽光発電システムのソーラーパネルの稼動状況を適切に把握することができ、計画的にメンテナンスを行うことが出来るという優れた効果を発揮していた。
PCT/JP2014/080142号特許出願書類
ところで、上記太陽光発電管理装置は有用であるが、基本的にはリアルタイムでディスプレイを監視して複数の単位発電モジュールの稼動状況を把握するものである。本願出願人は、リアルタイムに複数の単位発電モジュールの稼動状況を把握するだけでは判断できない事項があり得るという問題意識を持っていた。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、検知して蓄積された単位発電モジュールに関する膨大な検知情報を用いて、その稼動状況を高い精度で把握させる太陽光発電管理装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の太陽光発電管理装置は、複数のソーラーパネルを用いた太陽光発電システムを管理する太陽光発電管理装置であって、単一の前記ソーラーパネル又は所定数のソーラーパネルからなるパネル群のいずれかを単位発電モジュールとして、複数の前記単位発電モジュール毎に出力電流値又は出力電圧値、及び、検知日を含む検知情報をそれぞれ検知する検知部と、前記検知部と接続され、前記検知部からの検知情報を受け取って前記太陽光発電システムの稼動状況をディスプレイに表示させる計算機と、を備え、前記計算機は、複数の前記単位発電モジュール毎に、継時的に前記検知部で検知された前記検知情報を記憶・蓄積する記憶部と、前記検知情報が蓄積される期間内の所定期間に亘って、前記検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して設定された所定条件に合致する複数の前記検知情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、前記抽出した複数の前記検知情報に基づいて、前記出力電流値又は出力電圧値を、複数の前記単位発電モジュール毎に集計する集計部と、前記ディスプレイに対して、複数の前記単位発電モジュールに対応する前記集計部で集計された集計結果を表示させる表示制御部と、を備え、前記所定条件は、前記検知日の日射量範囲であることを特徴とする。また、本発明の太陽光発電管理装置は、複数のソーラーパネルを用いた太陽光発電システムを管理する太陽光発電管理装置であって、単一の前記ソーラーパネル又は所定数のソーラーパネルからなるパネル群のいずれかを単位発電モジュールとして、複数の前記単位発電モジュール毎に出力電流値又は出力電圧値、及び、検知日を含む検知情報をそれぞれ検知する検知部と、前記検知部と接続され、前記検知部からの検知情報を受け取って前記太陽光発電システムの稼動状況をディスプレイに表示させる計算機と、を備え、前記計算機は、複数の前記単位発電モジュール毎に、継時的に前記検知部で検知された前記検知情報を記憶・蓄積する記憶部と、前記検知情報が蓄積される期間内の所定期間に亘って、前記検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して設定された所定条件に合致する複数の前記検知情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、前記抽出した複数の前記検知情報に基づいて、前記出力電流値又は出力電圧値を、複数の前記単位発電モジュール毎に集計する集計部と、前記ディスプレイに対して、複数の前記単位発電モジュールに対応する前記集計部で集計された集計結果を表示させる表示制御部と、を備え、前記所定条件は、前記検知日の前記気温の温度範囲であることを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、前記検知情報の項目は、前記検知日の日射量、前記検知日の気温、または、前記検知日の検知時刻を含むことを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、前記所定条件は、さらに前記検知日の検知時刻の時間範囲が含まれることを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、前記所定期間、または、前記所定条件を設定させる設定部を備えたことを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、前記出力電流値又は出力電圧値の集計値に基づいて、前記集計値の基準値からのばらつき量を前記単位発電モジュール毎に算出するばらつき量算出部を備えたことを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、前記ばらつき量算出部に対して、前記所定条件の下で、複数の所定期間毎のばらつき量を算出させて、または、前記ばらつき量算出部に対して、前記所定期間の下で、複数の前記所定条件の下でばらつき量を算出させる、ばらつきデータ整理部を備え、前記表示制御部は、前記ディスプレイに対して、前記ばらつきデータ整理部で算出された整理後算出結果を所定の形式で表示させることを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、前記出力電流値又は出力電圧値の集計値に基づいて、複数の前記単位発電モジュールの間での該集計値のばらつき度合を算出するばらつき度合算出部を備えたことを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、前記ばらつき度合算出部に対して、前記所定条件の下で、複数の所定期間毎のばらつき度合を算出させて、または、前記ばらつき度合算出部に対して、前記所定期間の下で、複数の前記所定条件の下でばらつき度合を算出させる、ばらつきデータ整理部を備え、前記表示制御部は、前記ディスプレイに対して、前記ばらつきデータ整理部で算出された整理後算出結果を所定の形式で表示させることを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、複数の前記所定期間又は複数の前記所定条件を設定させる整理条件設定部を備えたことを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、前記表示制御部は、前記ディスプレイに対して、複数の前記単位発電モジュールに対応する複数の表示枠を同時に表示させる表示管理手段と、前記集計結果のレベルに対応して、前記表示枠内に表示させる情報の色レベルを設定する表示色設定手段と、を有し、前記ディスプレイの前記複数の表示枠内の色レベルによって、複数の前記単位発電モジュールの稼動状況を視覚的に監視可能にすることを特徴とする。
また、本発明の太陽光発電管理装置において、前記表示制御部は、前記ディスプレイに対して、複数の前記単位発電モジュールに対応する複数の表示枠を同時に表示させる表示管理手段と、前記ばらつき量のレベルに対応して、前記表示枠内に表示させる情報の色レベルを設定する表示色設定手段と、を有し、前記ディスプレイの前記複数の表示枠内の色レベルによって、複数の前記単位発電モジュールの稼動状況を視覚的に監視可能にすることを特徴とする。
本発明の太陽光発電管理装置によれば、検知して蓄積された単位発電モジュールに関する膨大な検知情報を用いて、その稼動状況を高い精度で把握することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施の形態に係る太陽光発電管理装置の全体構成が示されている。 本発明の実施の形態に係る接続箱の構成が拡大して示されている。 本発明の実施の形態に係る計算機の構成を示す図である。 記憶部で記憶・蓄積される任意の単位発電モジュールMの検知情報テーブル201を示す図である。 太陽光発電管理装置のディスプレイの表示状態の一例を示す図である。 ある単位発電モジュールのばらつき量の月毎の変化を示すグラフがディスプレイに表示された図である。 システム全体のばらつき度合の月毎の変化を示すグラフがディスプレイに表示された図である。 システム全体のばらつき度合の時間毎の変化を示すグラフがディスプレイに表示された図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1には、本発明の実施の形態に係る太陽光発電管理装置1の全体構成が示されている。なお、この太陽光発電管理装置1は、複数のソーラーパネルPを用いた太陽光発電システムSの稼動状況を管理する。
太陽光発電システムSは、一例として、1000枚のソーラーパネルPを備えている。ソーラーパネルPは、4枚のパネル群を一つのセットとし、単位発電モジュールMとして管理される構造となっている。即ち、4枚のソーラーパネルPは、互いに直列接続されて単位発電モジュールとしてまとめて電力を出力する。従って、太陽光発電システムSは、合計250個の単位発電モジュールMを備えることになる。なお、ここでは4枚のソーラーパネルPをモジュール化する場合を例示するが、例えば10枚〜20枚程度のソーラーパネルPを単位発電モジュールMとしてもよく、1枚のソーラーパネルPを単位発電モジュールMとしても良い。
太陽光発電管理装置1は、単位発電モジュールMの出力配線Hが接続される接続箱10と、接続箱10で一つに集約された売電側出力配線12が接続される売電側集電箱20と、接続箱10で一つに集約された蓄電側出力配線14が接続される蓄電側集電箱60と、蓄電側集電箱で統合された出力配線62が接続されるバッテリー70と、売電側集電箱20で集約された出力配線22及びバッテリー70の出力配線72が接続されるパワーコンディショナー30と、上記複数の単位発電モジュールMの設置場所の気温を検知する気温検知装置80と、上記複数の単位発電モジュールMの設置場所の日射量を検知する日射検知装置81と、接続箱10内の出力検知器(後述)及び切り替え装置(後述)、並びに、気温検知装置80それぞれに有線又は無線通信回線18、19A、19Bを介して接続される計算機40と、計算機に接続されるディスプレイ50を備える。なお、ここでは特に図示しないが、バッテリー70による出力配線72側への出力電流値は、特に図示しない制御装置によって随時制御される。なお、温度検知装置80は、例えば、−20℃〜+100℃までの気温を検知可能となっており、日射検知装置81は、0〜1430wh/m2の範囲の日射量を検知可能となっている。なお、日射量の目安として、0wh/m2は夜であり、0〜50wh/m2は厚い曇り空であり、50〜200wh/m2は薄い曇り空であり、200〜500wh/m2は雲のある晴れであり、500〜800wh/m2は晴れであり、800〜1000wh/m2は肌に刺すような夏の快晴となる。
接続箱10には、各々10個の単位発電モジュールMの出力配線Hが接続される。従って、接続箱10は25個用意される。売電側集電箱20には、各々5個の接続箱10の売電側出力配線12が接続される。蓄電側集電箱60にも、各々5個の接続箱10の蓄電側出力配線14が接続される。バッテリー70は、蓄電側集電箱60のそれぞれに対応させて設けられており、パワーコンディショナー30も売電側集電箱20のそれぞれに対応させて配置される。計算機40は、全ての接続箱10に接続されている。このようにして、1000枚のソーラーパネルPの出力は、250個の単位発電モジュールM、25個の接続箱10、5個の売電側集電箱20を経て5系統に集約され、パワーコンディショナー30で交流に変換されて売電端子99に供給される。
本発明の実施の形態に係る太陽光発電管理装置1は、各単位発電モジュールMの状態を把握するため、各単位発電モジュールMに関する様々な状態を検知手段としての検知部に検知させ、それを検知情報として継時的に収集して記憶・蓄積していく。その検知情報とは、例えば、検知時刻や、検知時刻ごとの各単位発電モジュールMの設置場所の気温、または、設置場所付近の気温や、検知時刻ごとの各単位発電モジュールMの出力電流値又は出力電圧値等が一例として挙げられるが、これに限るものではなく、その他の情報も本発明に含まれる。
また、検知手段としての検知部は、気温検知装置80や、日射検知装置81、接続箱10内の出力検知器(後述)等の複数の検知手段により構成される。また、気温検知装置80や、接続箱10内の出力検知器(後述)自身が、それぞれ気温、各単位発電モジュールMの出力電流(出力電圧)を検知した検知時刻も検知できるようにしてもよい。これは、その他の検知部についても同様である。
図2には、本発明の実施の形態に係る接続箱10の構成が拡大して示されている。接続箱10は、筐体100と、筐体100内の単位発電モジュールMの各出力配線Hに設置されるブレーカ102と、筐体100内に配置される出力検知器110と、売電側出力配線12及び蓄電側出力配線14の間で出力配線Hの接続先を切り替える切り替え装置120とを備える。
出力検知器110は、各出力配線Hに設置されるホール素子タイプのクランプ電流センサ112と、クランプ電流センサ112のホール電圧を利用して各出力配線Hの電流値を検知する電流計114を有する。この出力検知器110によって、単位発電モジュールMのそれぞれの出力電流値を検知できることになる。出力検知器110による出力電流値情報は、計算機40に送信される。
切り替え装置120は、計算機40と通信回線18で接続されており、計算機40からの指示情報に基づいて出力配線Hの接続先を切り替える。具体的には、単位発電モジュールM毎に独立して、その出力配線Hを売電側出力配線12及び蓄電側出力配線14のいずれかに接続するかを選択する。結果、接続箱10に接続されるすべての単位発電モジュールMの出力は、単一の売電側出力配線12、又は単一の蓄電側出力配線14のいずれかに集約されることになるが、その分配比率が柔軟に変更される。従って、特に売電側出力配線12から供給される電力に上限が設定される場合は、その上限ギリギリとなるように切り替え装置120を制御し、余剰電力をバッテリー70側に供給する。
なお、ここでは、電流計114及び切り替え装置120が、有線の通信回線18によって計算機40と接続される場合を例示しているが、本発明はこれに限定されず、無線通信によって行うことができる。例えば、接続箱10の内部又は周囲に、無線通信端末を設置し、この無線通信端末に、電流計114と切り替え装置120の通信回線を接続する。一方、計算機40側にも無線通信端末を接続する。電流計114及び切り替え装置120の信号と、計算機40の信号のやり取りは、この無線通信端末同士によって無線で行うことが好ましい。メガソーラーに対して事後的に太陽光発電管理装置1を設置する場合、接続箱10の数が増大すると共に、通信配線の距離も膨大となるが、このように無線通信回線を利用すれば、現場での施工負担を大幅に軽減することが可能となる。なお、この無線通信端末は、いわゆる携帯電話会社(キャリア)が提供する無線通信回線を利用しても良いことは言うまでもない。
また、本実施形態のように、一つの接続箱10の中に出力検知器110を一緒に収容する結果、単位発電モジュールM毎の出力電流の検知が可能となり、また、ブレーカの前後近辺を利用した電流値測定が可能となり、接続箱10のメンテナンス性が飛躍的に向上する。
図3は、本発明の実施の形態に係る計算機40の構成を示す図である。図3(A)には、計算機40のハードウエア構成が示されている。計算機40は、例えば、処理装置41、記憶装置42等で構成される。処理装置41は、各種プログラムが実行されるCPU(中央演算装置)45、CPU45で必要とする情報を一時的に展開するメモリ46、プログラムや各種データが保存される情報記憶媒体47、LAN回線等が接続されて外部(出力検知器110や切り替え装置120)との通信を行う通信インターフェース48、キーボードなどの外部操作機器と接続されて外部からの入力を受け付ける操作インターフェース49等を備えて構成される。なお、情報記憶媒体47は、ハードディスクや書き換え可能な不揮発性メモリ、DATやDVD等の大容量記憶メディア等で構成される。
記憶装置42は、有線回線、無線回線を問わず、外部から送信されてきたデータを蓄積・保存するものである。記憶装置42は、例えば、処理装置41のようなハード構成を備え、外部から送信されてきたデータを、記憶装置42内部に保持された所定のプログラムに従って直接自身へ保存できる自律型の記憶装置であってもよい。また、記憶装置42は、例えば、処理装置41経由で外部から送信されたデータを蓄積・保存する記憶装置であってもよい。
このような構成の計算機40は、気温検知装置80や日射検知装置81、出力検知器110等から成る検知部からの検知情報を継時的に受け取って、記憶・蓄積し、その検知情報を様々な条件の下で集計等をする。その集計結果を太陽光発電システムSの稼動状況に関連付けてディスプレイ50に表示させたり、切り替え装置120を制御したりする。
図3(B)は、計算機40において、情報記憶媒体47に格納される制御プログラム等がCPU45で実行されることで実現される機能ブロックが示されている。その機能ブロックを以下において説明する。
計算機40は、記憶部200、抽出部210、設定部220、集計部230、ばらつき度合算出部240、ばらつき度合期間別集計部250、表示制御部260、異常条件設定部270、異常判定部280等を備える。
記憶部200は、複数の単位発電モジュールM毎に、継時的に検知部(気温検知装置80や日射検知装置81、出力検知器110等)で検知された検知情報を記憶・蓄積するものである。具体的に、記憶部200では、例えば、検知日、検知時刻、その検知時刻の気温、日射量、その検知時刻の各単位発電モジュールM毎の出力電流値又は出力電圧値等の検知情報が時系列に関連付けられて記憶・蓄積される。そのような検知情報の記憶・蓄積態様例は、図4において後述することとする。
記憶部200は、記憶装置42、または、情報記憶媒体47に担わせることが想定される。記憶部200としての記憶装置42が上記説明した自律型の記憶装置の場合、検知部(気温検知装置80、日射検知装置81、出力検知器110等)で検知された検知情報は、直接、記憶装置42に送信されるようにする構成が想定される。この場合、記憶装置42は、送信されてきた検知情報を時系列に関連付けて処理して記憶・蓄積する。上記以外の場合、検知部で検知された検知情報は、処理装置41に送信されるようにする構成が想定される。この場合、処理装置41は、送信されてきた検知情報を時系列に関連付けて処理し、その処理情報を記憶装置42、または、情報記憶媒体47に記憶・蓄積させる。
抽出部210は、検知情報が蓄積される期間内の所定期間に亘って、検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して設定された所定条件に合致する複数の検知情報を、記憶部200から抽出するものである。例えば、3分に1回のペースで検知部による検知が2013年1月1日から2015年6月30日まで行われた場合を例に挙げて説明する。「検知情報が蓄積される期間内の所定期間」とは、2013年1月1日から2015年6月30日までの間で絞り込み条件として設定された所定期間(例えば、2015年4月1日から2015年5月31日まで)を指す。すなわち、検知部が検知した期間中のうちのある一定期間を指す。
また、「検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目」とは、、例えば、複数の単位発電モジュールMの設置場所の気温、日射量、検知時刻、各単位発電モジュールM毎の出力電流値又は出力電圧値がある場合、いずれも1日内で変動し得るものであるので、項目に含めることができる。なお、その他で検知情報の項目のうち1日内で変動する項目があれば、それも上記に含まれる。
そのうえで「検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して設定された所定条件」において、検知情報の項目として、複数の単位発電モジュールMの設置場所の気温を例にとって説明する。この場合、「設定された所定条件」は、気温の温度範囲であり、例えば、気温が25℃〜35℃が挙げられる。また、検知情報の項目として、検知時刻を例にとって説明する。この場合、「設定された所定条件」は、検知時刻の時間範囲であり、例えば、時刻が午前9:00〜午前11:00が挙げられる。また、検知情報の項目として、日射量を例にとって説明する。この場合「設定された所定条件」は、検知時刻の日射量範囲であり、例えば「雲のある晴れ(200〜500wh/m2)」が挙げられる。以上挙げた所定条件は一例であって、本発明における所定条件はこれらの例に限定されるものではない。
以上の例を前提に抽出部210の動作を説明する。上記例によれば、検知部は3分に1回のペースで検知を行い、2013年1月1日から2015年6月30日までの検知情報が単位発電モジュールM毎に記憶部200に記憶・蓄積されている。「所定期間」が2015年4月1日から2015年5月31日までの間で、上記「設定された所定条件」が複数の単位発電モジュールMの設置場所の気温25℃〜35℃である場合、抽出部210は、2015年4月1日から2015年5月31日までの間の検知情報のうち、単位発電モジュールMの設置場所の気温が25℃〜35℃の範囲にある時の、単位発電モジュールMの出力電流値又は出力電圧値を記憶部200から探し出して、抽出する。この抽出は、複数の単位発電モジュールM全てに対して行われても、指定した一部の単位発電モジュールMに対して行われてもよい。どの単位発電モジュールMに対して上記抽出を行うのか、例えば、以下に説明する設定部220で設定可能な態様にしてもよい。
設定部220は、検知情報が蓄積される期間内の所定期間、及び、検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に基づいて所定条件を設定するものである。この設定は、例えば、キーボード、音声入力機器などの外部操作機器の入力を通じて行うことが一例として想定されるが、予め既定の条件をプラグラムで設定しておくこともできる。設定部220で、検知日に基づく所定期間として、上記例のように、2015年4月1日から2015年5月31日までの間と設定する場合、例えば、外部操作機器を通じて期間の開始日と期間の終了日を入力して指定する態様が一例として想定される。また、単位発電モジュールMの設置場所の気温の温度範囲や日射量範囲を設定する場合も同様に、設定部220で、例えば、外部操作機器を通じて気温の上限および下限、日射量の上限及び下限を入力して指定する態様が一例として想定される。
集計部230は、抽出部210が抽出した複数の検知情報に基づいて、出力電流値又は出力電圧値を、複数の単位発電モジュールM毎に集計するものである。ここで言う集計とは、例えば、抽出した出力電流値又は出力電圧値の平均値を算出する場合や、抽出した出力電流値又は出力電圧値を合算する場合等が想定されるが、これに限るものではなく、その他の集計態様であってもよい。
集計部230について具体的に以下に説明する。抽出部210が、例えば、2015年4月1日から2015年4月30日までの期間中の午前9:00〜午前11:00の時間帯における出力電流値又は出力電圧値を抽出したとする。この場合、集計部230は、その間に検知した全ての出力電流値又は出力電圧値を集計する。これにより、上記期間中の上記時間帯における各単位発電モジュールMの出力電流値又は出力電圧値の平均値、または、それに相当する合算値がわかる。
以上のように、ある所定期間内で、検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して限定条件を付加して得られる膨大な出力電流値又は出力電圧値を集計することにより、従来のように現時刻の瞬間的な出力電流値又は出力電圧値からのみでは把握できなかったことを把握することができる。例えば、ある単位発電モジュールMが2015年4月1日の午前10:00〜午前11:00の間の出力電流が急に悪くなったが、それ以降は出力電流が今まで通りになったとする。これはリアルタイムにその状況だけを見ると、その単位発電モジュールMの故障なのか、それともその単位発電モジュールMがたまたま障害物に太陽を遮られたのか判断が難しく、実際に現場に行ってみないと分からない。ところが、ある所定期間内であって、更に午前10:00〜午前11:00においてその単位発電モジュールMの出力電流の平均値をとると、それほど悪い値ではなかったとする。この場合、その単位発電モジュールMは故障していないと見るのが妥当である。このように、リアルタイムに見ると、単位発電モジュールMの本当の状態について把握が難しいが、検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して限定条件を付加してある所定期間に亘ってみると単位発電モジュールMの本当の状態を把握できる場合がある。
同様に、リアルタイムで見ると、他の単位発電モジュールMに対して特定の単位発電モジュールMの出力電流の低下は微々たるものであるが、ある特定期間の、一日の内のある特定時刻のみを集約すると、その出力電流の低下が大きい場合もある。これは、瞬間的なデータでは把握できない故障や外的要因を発見できることに繋がる。
本実施形態は、このような期間及び検知情報の変動項目への限定条件の付加の双方の絞り込みにより、リアルタイム監視や期間単独のみの絞り込みでは、把握することができなかった単位発電モジュールMの本当の状態を把握しようとするものである。上記のように、リアルタイムに単位発電モジュールMの状況を監視するだけでなく、検知情報の変動項目への限定条件の付加の下にある所定期間に亘って単位発電モジュールMの状況を見れば、高い精度で単位発電モジュールMの稼動状況を判断でき、監視者の負担を低減させることができる。
特に単位発電モジュールMは、一日の内で出力特性が変動するものであることから、特定期間のデータの中で、所謂串刺し検索のように、一日の内で変動し得る項目で絞り込まないと、発見すべき事象が埋もれてしまうことが多い。
ばらつき量算出部240Aは、集計部230で集計された出力電流値又は出力電圧値の集計値に基づいて、その集計値の基準値からのばらつき量を単位発電モジュール毎に算出するものである。なお、ばらつき量とは、基準値から対象となる単位発電モジュールMの集計値がどのくらいばらついているのかを表すものである。基準値は、例えば、複数の単位発電モジュールMの集計値の平均値や、複数の単位発電モジュールMの集計値のうち最大の集計値が想定されるが、これに限るものではない。これにより、単位発電モジュールM毎に集計部230で集計された出力電流値又は出力電圧値の集計値が、基準値からどれくらいばらついているかのばらつき量を算出することができる。
ばらつき量を表すものとして、例えば、複数の単位発電モジュールMの集計値の平均値(或いは期待値)と各単位発電モジュールMの集計値との差X1が想定される。しかし、本発明はこれに限るものではなく、差X1を2乗した値X2や、X2の平方根X3が一例として想定されるが、これに限るものではなく、その他の方法で算出した値であってもよい。 ばらつき度合算出部240Bは、集計部230で集計された出力電流値又は出力電圧値の集計値に基づいて、複数の単位発電モジュールMの間での集計値のばらつき度合を算出するものである。この算出は、複数の単位発電モジュールMの集合に対して行われる。なお、「ばらつき度合」とは複数の単位発電モジュールMの集まりにおいて各単位発電モジュールMの集計値が、全体としてどのくらいばらついているかを表す指標である。例えば、複数の単位発電モジュールMの集計値が互いに同じような結果であれば、複数の単位発電モジュールM全体のばらつき度合が小さくなり、例えば、全ての集計値が同じであれば零とすることができる。一方で、複数の単位発電モジュールMの集計値が皆バラバラで、さらにその集計値の差も大きい場合、複数の単位発電モジュールM全体のばらつき度合が大きくなる。
ばらつき度合を表すものとして、例えば、既に述べた「ばらつき量」を複数の単位モジュールM間で積算した値、それを相加平均とした所謂母分散、標準偏差等の評価手法を用いることが想定されるが、これに限るものではなく、その他のばらつき度合を表す評価手法を用いてもよい。
上記複数の単位発電モジュールMの間での集計値のばらつき量も、単位発電モジュールMの本当の稼動状況を判断する助けになる。例えば、ある特定エリアに設置された複数の単位発電モジュールMのうちばらつき量が大きい(特に、基準値よりも小さい方に大きくばらついている)単位発電モジュールMが多数あったとする。すわわち、ばらつき度合が大きいとする。これは、本来、全ての単位発電モジュールMで同様に得られる出力電流が、特定の単位発電モジュールMからは得られていない、即ち、システム全体として損失が生じている、と判断できる。即ち、「ばらつき量」の場合、単位発電モジュールMを単位に個別判断していく必要があり、システム全体に与える影響を把握することが難しいが、「ばらつき度合」の場合、システム全体に生じている影響量を単一の値で指標化できるので、(仮に単位発電モジュールMに何らかの故障が生じていたとしても)そもそも何らかの対策を施すレベルなのか、対策を施す必要性が低いレベルなのかを、瞬時に判断することができる、という利点がある。
この「ばらつき度合」が大きい場合、同時期にその特定エリアに設置された複数の単位発電モジュールMの多くが故障してシステム全体の大きな影響が生じていると考えることができる。しかし、多数の単位発電モジュールMが同時に故障することは、あまり想定できないため、例えば、接続箱10の下流側に断線が生じていたり、飛ばされて来た大きなシートが被されていたり、木々や草の成長によって広範囲に影が生じていたり等の要因であることを推測できる。特に、一日の内の特定時間に絞ってこのような事象が生じる場合は、日陰によって大きな影響が生じていると推測できる。即ち、この「ばらつき度合」が大きい場合は、生じている事象も大きい又は広範囲であることが分かる。
一方で、「ばらつき度合」と「ばらつき量」を同時に判断すると、更に詳細な判断が可能な場合もある。例えば、「ばらつき度合」が小さい場合において、敢えて、各単位発電モジュールMの「ばらつき量」をチェックし、仮に、数個の各単位発電モジュールMの「ばらつき量」が極端に大きいことを突き止めたとする。このような事象の場合、明らかに、その数個の各単位発電モジュールMに特殊な外乱又は故障が生じたと判断できる。
ばらつきデータ整理部250は、以下の事項を行う。なお、ばらつきデータ整理部250による算出結果を、整理後算出結果と定義する。
(整理パターン1)
ばらつき量算出部240Aに対して、所定条件の下で、複数の所定期間毎のばらつき量を算出させて、複数の所定期間毎の算出結果を所定の形式に整理する。この場合、ばらつきデータ整理部250は、単位発電モジュール毎に上記処理を行う。所定条件は、抽出部210の場合と同様に、検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して設定されるものである。所定条件として、例えば、午前9:00〜午前11:00の時間範囲や、25℃〜35℃の温度範囲が一例として挙げられる。複数の所定期間としては、一か月単位となる2015年1月、同2月、同3月、同4月や、一年単位となる2011年、2012年、2013年等の連続的なデータが挙げられる。
(整理パターン2)
ばらつき度合算出部240Bに対して、所定条件の下で複数の所定期間毎のばらつき度合を算出させて、複数の所定期間毎の算出結果を所定の形式に整理するものである。この場合、ばらつきデータ整理部250は、複数の単位発電モジュールで構成された所定のエリア単位、好ましくはシステム全体で上記処理を行う。条件例は上記(整理パターン1)と同様である。
(整理パターン3)
ばらつき量算出部240Aに対して、所定期間の下で、複数の所定条件毎のばらつき量を算出させて、複数の所定条件毎の算出結果を所定の形式に整理する。この場合、ばらつきデータ整理部250は、単位発電モジュール毎に上記処理を行う。複数の所定条件は、抽出部210の場合と同様に、検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して設定されるものである。複数の所定条件として、例えば、一時間単位となる午前9時、午前10時、午前11時、午前12等や、5温度単位となる10℃〜15℃、15℃〜20℃、20℃〜25℃、25℃〜35℃、35℃〜40℃等が一例として挙げられる。所定期間としては、例えば2015年1月〜6月等が挙げられる。
(整理パターン4)
ばらつき度合算出部240Bに対して、所定期間の下で、複数の所定条件毎のばらつき度合を算出させて、複数の所定条件毎の算出結果を所定の形式に整理するものである。この場合、ばらつきデータ整理部250は、複数の単位発電モジュールで構成された所定のエリア単位、好ましくはシステム全体で上記処理を行う。条件例は上記(整理パターン3)と同様である。
例えば整理パターン1では、ばらつき量算出部240Aの算出結果に基づいて、単位発電モジュールMのばらつき量の期間別変化を、単位発電モジュールM毎に表示する。これにより、単位発電モジュールM毎の期間変動の癖や特徴を把握することができる。
具体的には、どの月のばらつき量が大きいかが単位発電モジュールM毎にわかる。年間を通して、いろいろなばらつき度合があるが、その時期に特有の要因でばらつき度合が大きくなる等のことを容易に把握することができる。このようなことも生かせば、より一層、単位発電モジュールMの稼動状況の監視の精度が高まる。また、単位発電モジュールMの状況の人的な監視負担も軽減される。
なお、複数の期間は、整理条件設定部251によって、手動入力で設定しても良く、また例えば、月毎、季節毎(春夏秋冬)などのように予めのプログラムで設定されている態様であってもよい。この整理条件設定部251は、上記設定部220と連動することが好ましく、例えば、上記設定部220では、全体的な期間(例えば2014年1月1日〜2015年6月末日)を設定し、整理条件設定部251では、分割期間(月毎、四半期毎(春夏秋冬)、週毎、日毎等)を設定可能にすればよい。
例えば整理パターン2では、ばらつき量算出部240Aの算出結果に基づいて、単位発電モジュールMのばらつき量の一日内変化を、単位発電モジュールM毎に表示する。これにより、単位発電モジュールM毎の一日内の変化の癖や特徴を把握することができる。このようにすると、所定期間(例えば1年間)に亘って、複数条件(例えば、午前9時〜午後5時までの1時間単位)の「ばらつき量」の変化をデータ表示できることから、例えば、夏と冬の絶対的な出力電力の変動はキャンセルされ、純粋に、基準となる発電モジュールMからの出力値の乖離具体を、客観的に把握することが可能となる。
なお、複数の所定条件は、整理条件設定部251によって、手動入力で設定しても良く、また例えば、時間毎、午前/午後、温度範囲毎、出力電流範囲毎などのように、予めのプログラムで設定されている態様であってもよい。この整理条件設定部251は、上記設定部220と連動することが好ましく、例えば、上記設定部220では、全体的な所定条件(例えば午前6時〜午後6時)を設定し、整理条件設定部251では、分割条件(1時間、三時間毎)を設定可能にすればよい。
例えば整理パターン3では、ばらつき度合算出部240Bの算出結果に基づいて、システム全体のばらつき度合の期間別変化を表示する。これにより、システム全体の期間変動の癖や特徴を把握することができる。そして、ばらつき度合の大きい期間を素早く見つけ出し、対策を練ることが可能となる。
例えば整理パターン4では、ばらつき度合算出部240Bの算出結果に基づいて、システム全体のばらつき度合の一日内変化を表示する。これにより、システム全体のばらつき度合の一日内の変化の癖や特徴を把握することができる。このようにすると、所定期間(例えば1年間)に亘って、複数条件(例えば、午前9時〜午後5時までの1時間単位)の「ばらつき度合」の変化をデータ表示できることから、例えば、夏と冬の絶対的な出力電力の変動はキャンセルされ、純粋に、システム全体のばらつき度合のみを、客観的に把握することが可能となる。
表示制御部260は、ディスプレイ50に対して、複数の単位発電モジュールMに対応する集計結果や、ばらつき量、整理後算出結果等を表示させるものである。また表示制御部260は、ディスプレイ50に対して、システム全体のばらつき度合、整理後算出結果等を表示させる。このような表示制御部260は、例えば、表示管理部261と、表示色設定部262とで構成される。
表示管理部261は、ディスプレイ50に対して、複数の単位発電モジュールMに対応する複数の表示枠を同時に表示させる。表示色設定部262は、集計部230での集計結果に対応して、上記表示枠内に表示させる情報の色レベルを設定する。また、表示色設定部262は、ばらつき量算出部240Aで算出されたばらつき量に対応して、上記表示枠内に表示させる情報の色レベルを設定する。また表示管理部261は、ディスプレイ50に対して、ばらつきデータ整理部250で算出された複数の単位発電モジュールMの間での整理後算出結果(整理パターン1、整理パターン3)を、別途、グラフによって変遷表示させる。ディスプレイにおける表示態様については別途詳細に説明することとする。
また、表示管理部261は、ディスプレイ50に対して、システム全体の値に関する全体表示欄を同時に表示させる。表示色設定部262は、全体表示欄に表示させる情報の色レベルを設定する。また、表示色設定部262は、ばらつき度合算出部240Bで算出されたばらつき度合に対応して、上記表示欄に表示させる情報の色レベルを設定する。また表示管理部261は、ディスプレイ50に対して、ばらつきデータ整理部250で算出されたシステム全体の整理後算出結果(整理パターン2、整理パターン4)を、別途、グラフによって変遷表示させる。ディスプレイにおける表示態様については別途詳細に説明する。
異常条件設定部270は、単位発電モジュールM毎に、その異常を検知するための異常条件を設定する。異常条件は、例えば、集計部230における集計結果や、ばらつき度合算出部240におけるばらつき度合等に対して時期毎、時刻毎、気温毎、日射量毎等に予め閾値を設けることが一例として想定される。例えば、ある単位発電モジュールMに関する集計結果がその閾値を下回ると単位発電モジュールMに異常があるとされる。また、異常判定部280は、集計部230における集計結果や、ばらつき度合算出部240におけるばらつき度合等が上記異常条件を満たすか否か判定し、異常条件を満たす場合は異常情報を表示させる。異常情報は、例えば、表示管理部261で生成された表示枠内を特殊色で表示したり、色はそのままで絵柄を表示したり、警告文字を表示したり、点滅させたり等、様々な表示手法が考え得る。異常情報の表示態様の一例は、図5(B)で説明する。
図4は、記憶部200で記憶・蓄積される任意の単位発電モジュールMの検知情報テーブル201を示す図である。検知情報テーブル201は、検知情報を時系列に並べたテーブルである。検知情報テーブル201には、検知情報項目として、検知日、検知時刻、検知時刻における単位発電モジュールMの設置場所付近の気温、日射量、検知時刻における単位発電モジュールMの出力電流が設けられている。図4においては、毎日、3分毎に単位発電モジュールMの設置場所付近の気温、日射量および、単位発電モジュールMの出力電流が検知されており、それらが検知情報として記憶部200に記憶・蓄積されている。
記憶部200において、このような態様の検知情報テーブル201が、全ての単位発電モジュールM毎に設けられており、そこにそれぞれの検知情報が上記と同様に記憶される。なお、検知情報テーブル201における検知情報項目は一例であって、その他の検知情報項目(例えば、単位発電モジュールMの出力電圧)を検知情報テーブル201に入れてもよい。
図5は、太陽光発電管理装置1のディスプレイ50の表示状態の一例を示す図である。上記説明した計算機40における表示管理部261は、図5(A)に示されるように、ディスプレイ50に対して、複数の単位発電モジュールMに対応する複数の表示枠212を同時に表示させる。具体的にこの表示枠212の配置は、現場の単位発電モジュールMの配置構成と略同一となるように表示される。これにより、ディスプレイ50における視覚的判断と、現場でのメンテナンス行動の関連性をイメージできる。また、表示管理部261は、図5(A)に示されるように、ディスプレイ50に対して、全体表示欄300を同時に表示させる。具体的にこの全体表示欄300は、システム全体のばらつき度合が表示される。これにより、単位発電モジュールMの個別判断と、システム全体の判断を同時に行えるので、利便性をより向上させることができる。
上記説明した計算機40における表示色設定部262は、図5(A)に示されるように、集計部230での集計値(例えば、電流平均値。以下も同様とする。)に対応して、表示枠212内に表示させる情報の色レベルを設定する。具体的に本実施形態では、四角の表示枠212内の全体を着色するように表示し、集計値に対応させて、色の明度、彩度、色彩の少なくともいずれかを変化させて段階的に表示する。この色段階は、集計値の増減を視覚的に認識できるものが良く、例えば、集計値が少ない場合は暗い色(例えば黒)、集計値が大きいときは明るい色(例えば赤)を表示すると分かり易い。同様に集計値が少ない場合は白(無彩色)、集計値が大きいときは赤(有彩色)に変化させることもできる。また、色相環を参考に色彩を変動させることも可能である。更には、表示枠内に文字(例えば、電流平均値:図5(A)では、左上に2.377(A)と、左下1.203(A)を表示)を表示させると共に、その文字色を変化させるようにすることもできる。なお、色を表示する範囲(面積)を段階的に変化させることも、本発明の色レベルの定義に含まれる。
このようにすることで、全ての単位発電モジュールMの稼動状況を、個別具体的かつ視覚的に監視可能となる。集計部230が、例えば、2015年4月1日から2015年4月30日までの期間中の午前9:00〜午前11:00の時間帯の出力電流値又は出力電圧値の集計を単位発電モジュールM毎に行い、その結果が図5(A)に示すディスプレイ50に出力されているとする。図5(A)では、例えば、集計値が小さい単位発電モジュールMの表示枠212を灰色、集計値が大きい単位発電モジュールMの表示枠212を白として表示している。この表示では、ディスプレイ50の左下の単位発電モジュールMの集計値が小さいことが分かる。このような場合、2015年4月1日から2015年4月30日までの期間中の午前9:00〜午前11:00の時間帯に、ディスプレイ50の左下の単位発電モジュールMが、周囲の木々や建物の影になっていることが想定できる。現場に行ってそういった事実が確認できない場合、単位発電モジュールMを構成するソーラーパネルP自体が故障している場合、配線やコネクタが断線している場合など、様々な可能性を想定できる。
また、ここでは特に図示しないが、例えば、日射量範囲を「薄い曇り空(50〜200wh/m2)」に設定して、所定期間のデータを抽出する場合を想定する。単位発電モジュールMによっては、「快晴時」は通常の発電能力を発揮するが、日射量が低下する「曇り時」に発電効率が悪くなるものが存在し得る。そこで、日射量範囲を絞り込めば、このような特殊な発電特性を有する単位発電モジュールMを素早く探し出すことが可能となる。勿論、時間、温度、日射量の複数項目を組み合わせて絞り込んでも良い。
また、このように視覚的に表示することによって、単位発電モジュールMの異常の有無を極めて簡単に認識できる。例えば、特定の1つの単位発電モジュールMに対応する表示枠212の色が、隣接する周囲の表示枠212の色と極端に異なる場合は、その単位発電モジュールMに何らかの電気的又は機械的トラブルが生じていると運用者が推測できる。また、例えば、複数の隣接する単位発電モジュールMから構成される特定エリア(複数の複数の表示枠212)の色が、その周囲の表示枠212の色と異なる場合は、個々の単位発電モジュールMのトラブルではなく、その特定エリア全体の太陽光の照射環境が悪化していると判断できる。例えば、落ち葉やシートが覆いかぶさっていたり、隣接する建物の影になっていたりすることが想定できる。
なお、図5(A)において、四角の表示枠212内に表示させる情報として、ばらつき量算出部240Aで算出されたばらつき量を表示させてもよい。集計部230での集計値は、日照時間等の関係で季節毎に変わってくるため、同じ単位発電モジュールMであっても四角の表示枠212内に表示される色レベルは季節毎に変わってくる。一方で、上記ばらつき量は、基準値からの相対差であるため季節変動しない。したがって、上記ばらつき量が、仮に季節毎に変わってくる結果が出た場合、それは季節変動の影響ではなく、単位発電モジュールMに故障があった可能性があり、そのような予測に上記ばらつき量表示は役に立つ。
また本実施形態では、図5(A)の全体表示欄300には、「ばらつき度合」の値の一種として、全単位発電モジュールの中で、基準値(例えば平均値又は最大値)よりも小さい全単位発電モジュールのばらつき量(単位A)の合計値(単位A)(基準値未満ばらつき量合計)を表示している。この合計値は、本来であれば得られであろう発電量(基準値)からの損失合計値、と考えることができる。これの値が大きい場合、何らかの対策が必要となる。
更に全体表示欄300は、「ばらつき度合」の値の一種として、全単位発電モジュールの中で基準値(例えば平均値又は最大値)よりも小さい全単位発電モジュールのモジュール数を表示する。この個数が大きい時は、ばらつき度合が大きいことになり、何らかの対策が必要となる。
また更に全体表示欄300は、「ばらつき度合」の値の一種として、上記基準値未満ばらつき量合計を色別に5段階でレベル表示する「ばらつきレベル表示」を行っている。視覚的に素早く判断できるようにするためである。
図5(B)は、異常情報の表示態様の一例を示す図であり、例えば、特定の単位発電モジュールMが異常条件を満たす結果となり、それに対応するディスプレイ50の特定の表示枠212Aの異常情報が表示されている場合が示されている。このように、ディスプレイ50において、異常が発生している場所を視覚的に強調表示させているので、運用者が素早く異常に気づき、即座に現地の単位発電モジュールMをメンテナンスすることができる。この際、背景の色レベルはそのまま見えるようにしておくことが、原因を推定できる点で好ましい。
図6は、午前9:00〜午前11:00の時間帯における、特定の単位発電モジュールXの1ヶ月毎のばらつき量の変化を示すグラフがディスプレイ50に表示された図である。計算機40におけるばらつきデータ整理部250は、上記説明した通りばらつき量算出部240Aに対して、午前9:00〜午前11:00の時間帯における、2014年1月〜9月の期間の、複数期間となる1ヶ月毎の単位発電モジュールXのばらつき量を、算出するよう指示する。指示を受けたばらつき量算出部240Aは、その算出を行う。そして、ばらつきデータ整理部250は、その1ヶ月毎の算出結果を所定の形式に整理する。所定の形式として、例えば、図6に示すようなグラフ形式が一例として想定されるが、これに限るものではない。なお、ディスプレイ50は、全ての単位発電モジュールMについて、このグラフを表示できるようになっている。 単位発電モジュールXの1ヶ月毎のばらつき量を図6のように視覚的に見ることができれば、単位発電モジュールXがどのような状況にあるかを月単位で把握することができる。グラフを見ると、単位発電モジュールXのばらつき量は、1月〜4月が大きく、5月から下がり始めている。、推測例として、初夏に入って午前9:00〜午前11:00の時間帯における太陽の位置が変わったためであると分析できる。すなわち、単位発電モジュールXの周囲に障害物(森や建造物)があって、5月までは午前9:00〜午前11:00の時間帯にその障害物が太陽光を遮っていたが、5月に入ってからは、太陽光を障害物が遮らないようになったと思われる。影の影響は、午前と午後で全く異なってくるので、このように特定の時刻で絞り込まない限り、このような事例を把握できない。
上記のように、例えば、検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して限定条件を付加して単位発電モジュールXの1ヶ月毎のばらつき量を見ることができれば、単位発電モジュールXの発電力低下の要因となる様々なことを容易に把握することができる。さらに、上記限定条件を変えて、時間毎、週毎、2カ月毎、季節毎など様々な期間で、単位発電モジュールXのばらつき度合の集計値を見ることができれば、その他の単位発電モジュールXの発電力低下の要因となる様々なことを把握することができる。
図7は、午前9:00〜午前11:00の時間帯における、太陽光発電システムS全体の1ヶ月毎のばらつき度合の変化を示すグラフがディスプレイ50に表示された図である。計算機40におけるばらつきデータ整理部250は、上記説明した通りばらつき度合算出部240Bに対して、午前9:00〜午前11:00の時間帯における、2014年1月〜9月の期間の、複数期間となる1ヶ月毎の太陽光発電システムS全体のばらつき度合を算出するよう指示する。指示を受けたばらつき度合算出部240Bは、その算出を行う。そして、ばらつきデータ整理部250は、その1ヶ月毎の算出結果を所定の形式に整理する。所定の形式として、例えば、図7に示すようなグラフ形式が一例として想定されるが、これに限るものではない。
太陽光発電システムS全体のばらつき度合の変化を図7のように視覚的に見ることができれば、全体がどのような状況にあるかを月単位で把握することができる。グラフを見ると、ばらつき度合は5月〜6月が大きい。推測例として、初夏に入って、午前中に影響のある周囲の草木(即ち、東側に位置する草木)が生い茂って、影の影響が増大したためであると分析できる。6月に除草作業を行ったことから、7月以降は元の状態に戻っている。
図8は、2014年1月〜12月までの一年間における、太陽光発電システムS全体の時間毎のばらつき度合の変化を示すグラフがディスプレイ50に表示された図である。計算機40におけるばらつきデータ整理部250は、上記説明した通りばらつき度合算出部240Bに対して、上記期間における、複数時間となる1時間毎の太陽光発電システムS全体のばらつき度合を算出するよう指示する。指示を受けたばらつき度合算出部240Bは、その算出を行う。そして、ばらつきデータ整理部250は、その1時間毎の算出結果を所定の形式に整理する。所定の形式として、例えば、図8に示すようなグラフ形式が一例として想定されるが、これに限るものではない。
太陽光発電システムS全体のばらつき度合の変化を図8のように視覚的に見ることができれば、全体がどのような状況にあるかを時間単位で把握することができる。グラフを見ると、ばらつき度合は9時〜10時が大きい。推測例として、午前中に影の影響を生じさせる建造物(例えば電柱や鉄塔や電線なども含む)が新築された可能性を把握できる。
以上説明したように、本発明の太陽光発電管理装置によれば、蓄積された単位発電モジュールに関するたくさんの検知情報を用いて複数の単位発電モジュールの稼動状況を数値化するため、瞬間的な異常な数値や、例えば、1日程度の偶発的な状況よる単位発電モジュールの異常な数値に監視者は惑わされずに、複数の単位発電モジュールの稼動状況を監視することができる。すわなち、本発明によれば、蓄積された単位発電モジュールに関するたくさんの検知情報を用いて複数の単位発電モジュールの稼動状況を数値化するため、信頼性の高い複数の単位発電モジュールの稼動状況を表す数値を得られ、瞬間的、短期的な異常数値にのみ捉われることなく、複数の単位発電モジュールに対する監視を行うことができる。また、同時に、本発明の太陽光発電管理装置で単位発電モジュールの稼動状況を高い精度で把握できるため、監視に関する人的負担をも軽減することができる。
また、本発明の太陽光発電管理装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 太陽光発電管理装置
40 計算機
41 処理装置
42 記憶装置
50 ディスプレイ
80 気温検知装置
81 日射検知装置
110 出力検知器
200 記憶部
201 検知情報テーブル
210 抽出部
212 表示枠
220 設定部
230 集計部
240A ばらつき量算出部
240B ばらつき度合算出部
250 ばらつきデータ整理部
251 整理条件設定部
260 表示制御部
261 表示管理部
262 表示色設定部
270 異常条件設定部
280 異常判定部
M 単位発電モジュール
S 太陽光発電システム

Claims (12)

  1. 複数のソーラーパネルを用いた太陽光発電システムを管理する太陽光発電管理装置であって、
    単一の前記ソーラーパネル又は所定数のソーラーパネルからなるパネル群のいずれかを単位発電モジュールとして、複数の前記単位発電モジュール毎に出力電流値又は出力電圧値、及び、検知日を含む検知情報をそれぞれ検知する検知部と、
    前記検知部と接続され、前記検知部からの検知情報を受け取って前記太陽光発電システムの稼動状況をディスプレイに表示させる計算機と、を備え、
    前記計算機は、
    複数の前記単位発電モジュール毎に、継時的に前記検知部で検知された前記検知情報を記憶・蓄積する記憶部と、
    前記検知情報が蓄積される期間内の所定期間に亘って、前記検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して設定された所定条件に合致する複数の前記検知情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、
    前記抽出した複数の前記検知情報に基づいて、前記出力電流値又は出力電圧値を、複数の前記単位発電モジュール毎に集計する集計部と、
    前記ディスプレイに対して、複数の前記単位発電モジュールに対応する前記集計部で集計された集計結果を表示させる表示制御部と、を備え、
    前記所定条件は、前記検知日の日射量範囲であることを特徴とする、
    太陽光発電管理装置。
  2. 複数のソーラーパネルを用いた太陽光発電システムを管理する太陽光発電管理装置であって、
    単一の前記ソーラーパネル又は所定数のソーラーパネルからなるパネル群のいずれかを単位発電モジュールとして、複数の前記単位発電モジュール毎に出力電流値又は出力電圧値、及び、検知日を含む検知情報をそれぞれ検知する検知部と、
    前記検知部と接続され、前記検知部からの検知情報を受け取って前記太陽光発電システムの稼動状況をディスプレイに表示させる計算機と、を備え、
    前記計算機は、
    複数の前記単位発電モジュール毎に、継時的に前記検知部で検知された前記検知情報を記憶・蓄積する記憶部と、
    前記検知情報が蓄積される期間内の所定期間に亘って、前記検知情報の項目のうち1日内で変動しうる項目に対して設定された所定条件に合致する複数の前記検知情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、
    前記抽出した複数の前記検知情報に基づいて、前記出力電流値又は出力電圧値を、複数の前記単位発電モジュール毎に集計する集計部と、
    前記ディスプレイに対して、複数の前記単位発電モジュールに対応する前記集計部で集計された集計結果を表示させる表示制御部と、を備え、
    前記所定条件は、前記検知日の前記気温の温度範囲であることを特徴とする、
    太陽光発電管理装置。
  3. 前記検知情報の項目は、前記検知日の日射量、前記検知日の気温、または、前記検知日の検知時刻を含むことを特徴とする、
    請求項1または2に記載の太陽光発電管理装置。
  4. 前記所定条件は、さらに前記検知日の検知時刻の時間範囲が含まれることを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽光発電管理装置。
  5. 前記所定期間、または、前記所定条件を設定させる設定部を備えたことを特徴とする、
    請求項1乃至のいずれかに記載の太陽光発電管理装置。
  6. 前記出力電流値又は出力電圧値の集計値に基づいて、前記集計値の基準値からのばらつき量を前記単位発電モジュール毎に算出するばらつき量算出部を備えたことを特徴とする、
    請求項1乃至のいずれかに記載の太陽光発電管理装置。
  7. 前記ばらつき量算出部に対して、前記所定条件の下で、複数の所定期間毎のばらつき量を算出させて、または、
    前記ばらつき量算出部に対して、前記所定期間の下で、複数の前記所定条件の下でばらつき量を算出させる、ばらつきデータ整理部を備え、
    前記表示制御部は、前記ディスプレイに対して、前記ばらつきデータ整理部で算出された整理後算出結果を所定の形式で表示させることを特徴とする、
    請求項に記載の太陽光発電管理装置。
  8. 前記出力電流値又は出力電圧値の集計値に基づいて、複数の前記単位発電モジュールの間での該集計値のばらつき度合を算出するばらつき度合算出部を備えたことを特徴とする、
    請求項1乃至のいずれかに記載の太陽光発電管理装置。
  9. 前記ばらつき度合算出部に対して、前記所定条件の下で、複数の所定期間毎のばらつき度合を算出させて、または、
    前記ばらつき度合算出部に対して、前記所定期間の下で、複数の前記所定条件の下でばらつき度合を算出させる、ばらつきデータ整理部を備え、
    前記表示制御部は、前記ディスプレイに対して、前記ばらつきデータ整理部で算出された整理後算出結果を所定の形式で表示させることを特徴とする、
    請求項に記載の太陽光発電管理装置。
  10. 複数の前記所定期間又は複数の前記所定条件を設定させる整理条件設定部を備えたことを特徴とする、
    請求項又はに記載の太陽光発電管理装置。
  11. 前記表示制御部は、
    前記ディスプレイに対して、複数の前記単位発電モジュールに対応する複数の表示枠を同時に表示させる表示管理手段と、
    前記集計結果のレベルに対応して、前記表示枠内に表示させる情報の色レベルを設定する表示色設定手段と、
    を有し、
    前記ディスプレイの前記複数の表示枠内の色レベルによって、複数の前記単位発電モジュールの稼動状況を視覚的に監視可能にすることを特徴とする、
    請求項1乃至10のいずれかに記載の太陽光発電管理装置。
  12. 前記表示制御部は、
    前記ディスプレイに対して、複数の前記単位発電モジュールに対応する複数の表示枠を同時に表示させる表示管理手段と、
    前記ばらつき量のレベルに対応して、前記表示枠内に表示させる情報の色レベルを設定する表示色設定手段と、
    を有し、
    前記ディスプレイの前記複数の表示枠内の色レベルによって、複数の前記単位発電モジュールの稼動状況を視覚的に監視可能にすることを特徴とする、
    請求項又はに記載の太陽光発電管理装置。
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