JP2015188306A - 太陽電池回路の検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 太陽電池の断線の有無を単純な回路により診断する断線検出装置及び断線検出方法を提供する。
【解決手段】 検査装置は、太陽電池回路に対して、診断電圧を印加する診断電力供給部と、電流を検出する検出部と、断線があるか否かを判定する判定部とを備える。検査装置は、同一の装置で太陽電池側の発電回路及びバイパスダイオード側の回路の双方の断線を検知することができる。また、検査装置は、同一の装置で特性が異なる太陽電池ストリングを容易に診断できるだけではなく、特性が分からない既設の太陽電池を診断することができ、太陽光発電システムの設置時にシステムに組み込み継続的に診断を行う必要がないという効果を奏する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検査装置及び検査方法に関するものである。
近年、再生エネルギー開発に伴って、太陽光発電システムが普及している。太陽電池パネルはその設置環境によって経年劣化が生ずるものであって、故障した状態で使用した場合には、発電量の低下だけでなく、太陽電池自体の破損や、発熱による火災の危険があり、その劣化検知システムが考案されている。例えば、特許文献1には、太陽電池パネルの異常を検知する太陽電池パネルの異常検知装置であって前記太陽電池パネルは、太陽電池パネル本体と、当該太陽電池パネル本体の正極にカソードが電気的に接続され、前記太陽電池パネル本体の負極にアノードが電気的に接続されたバイパスダイオードと、を有し、前記太陽電池パネル本体の正極側または負極側のいずれか一方に設けられ、前記太陽電池パネルに、直流電圧を重畳した交流電圧を印加可能な交流電源と、前記太陽電池パネル本体の正極側または負極側の他方に設けられ、前記太陽電池パネルから出力される電圧または電流を測定する測定手段と、前記交流電源を制御して前記太陽電池パネルに入力する入力電圧または入力電流を制御すると共に、その入力電圧または入力電流と、前記測定手段で測定した出力電圧または出力電流とを比較して、前記太陽電池パネルの異常を判定する異常判定部を有する制御装置と、を備え、前記異常判定部は、前記交流電源を制御して前記バイパスダイオードを逆方向バイアスし、そのときの入力電圧または入力電流と、前記測定手段で測定した出力電圧または出力電流とを基に、前記太陽電池パネル本体の異常を判定するパネル本体異常判定部と、前記交流電源を制御して前記バイパスダイオードを順方向バイアスし、そのときの入力電圧または入力電流と、前記測定手段で測定した出力電圧または出力電流とを基に、前記バイパスダイオードの異常を判定するバイパスダイオード異常判定部と、を備えたことを特徴とする太陽電池パネルの異常検知装置が開示されている。しかし、前記直流電圧を重畳した交流電圧を印加可能な交流電源や、太陽電池の入力側と出力側の双方で電圧を測定する手段、入出力電圧比を正常値と比較するための判定部などが必要であり、検査システムの機構が複雑である。
また、特許文献2には、バイパスダイオードを有し、太陽光を受けて発電する太陽電池ストリングと、前記太陽電池ストリングに診断電圧を印加することによって、発電時と同じ方向の電流を流す診断用電力供給手段と、前記太陽電池ストリングに前記診断電圧を印加するか否かを切り替えるスイッチ手段と、前記太陽電池ストリングに流れる電流を測定する電流測定手段と、前記診断電圧が印加された場合に前記電流測定手段によって測定される電流の大きさと予め定められた診断閾値とを比較し、比較の結果に基づいて前記バイパスダイオードに不具合があるか否かを判断する不具合判断手段とを備えることを特徴とする太陽光発電システムが開示されている。しかし、太陽電池の発電回路の検査ができない。
さらに、特許文献3には、太陽電池におけるIV特性の傾きを捉え、正常時の特性との乖離度によって診断を行うシステムが開示されている。
しかし太陽電池は、温度変化の影響を受けてIV特性が変化するため、日夜、季節によって温度変化がある屋外に設置された太陽電池を現地で検査する際には正確性が欠ける。
また、いずれの検査システムも、検査時に正常値との比較により異常を判定しているため、正常値が分からない場合には検査ができない。そのため、正常値が分からない太陽光発電システムでは検査が実施できないという課題がある。さらに、太陽電池モジュールの型式、ストリング内に直列に接続される太陽電池モジュールの数、太陽電池モジュールの個体差などにより電気的特性が異なるため、検査対象単位(例えば太陽電池ストリング)毎に固有の正常値を導出しておく必要があり、これも課題である。そのため、検査初期の段階において正常値を正常に設定できているか否かを確認しておく必要がある。例えば、太陽光発電システムの設置初期において、検査対象単位毎に正常稼動時の初期値を導出し、これを正常値として適切に検査できることを確認する必要がある。
また、異常を生じていなくても太陽電池自体の経年劣化により特性が徐々に正常値から乖離する場合があるため、診断の信頼性を長期間確保することが難しいという課題もある。
これらの課題があるため、いずれの検知システムも、太陽光発電システム設置初期から太陽光発電システムと一体化して日常の監視に供されることが好ましく、太陽電池を設置している現地へ診断装置だけを持ち運び、現地で診断することは不向きである。
しかしながら、太陽光発電の現場においてのメンテナンスにあたっては、太陽電池又はバイパスダイオードの劣化ではなく、異常が生じており交換すべき太陽電池モジュール等をすばやく特定することが重要である。例えば、太陽電池又はバイパスダイオードが物理的に切れている、若しくは、物性的な不良に起因して、通電しない等の状態、すなわち断線の有無を、発電に悪影響を与えず診断する、携行しやすい検査装置が望まれている。
特開2012−238716号公報 特開2013−80745号公報 特開2011−66320号公報
本発明によれば、太陽電池の断線の有無を、単純な回路により検出する検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
本発明に係る検査装置は、太陽電池回路を検査する検査装置であって、前記太陽電池回路に直流の診断電圧を印加する診断電力供給部と、前記太陽電池回路の電流を検出する検出部と、前記診断電力供給部により、前記太陽電池回路に組み込まれている太陽電池の発電方向と逆方向に直流の診断電圧を印加している時に、前記検出部により電流が流れていないということを検出した場合に、断線していると判定する判定部とを有する。
好適には、前記診断電力供給部は、前記診断電圧を印加する方向を切り替える印加方向切替部をさらに有し、前記印加方向切替部は、太陽電池の発電時の直流電流の方向と、太陽電池の発電時の直流電流の逆方向とを切り替える。
好適には、前記判定部は、太陽電池の発電方向と同じ方向に直流の診断電圧を印加している時に、電流が流れるか、流れないかに基づいて、電流が流れていない時に断線していると判定する。
好適には、前記診断電力供給部により供給される電圧値を設定する電圧設定部と、蓄電手段とをさらに有し、前記診断電力供給部は、前記蓄電手段によって供給された電力を用いて前記電圧設定部により設定された診断電圧を供給する。
好適には、前記診断電力供給部により、電流値を設定する電流設定部をさらに有し、前記電流設定部は、前記太陽電池回路に流す電流を、一定の電流値に設定し、既定の電圧まで印加して、前記検出部により電流を検出しない場合に、流れなかったと判断する。
好適には、前記検出部により、太陽電池による発電の有無を検出し、検査可能か否かを判定する検査可能判定部をさらに有し、通知部は、前記検査可能判定部の結果を通知する。
好適には、太陽電池の発電時の電圧を測定する電圧測定部をさらに有し、前記電圧測定部は、太陽電池発電時の開放電圧VOCを測定し、前記電圧設定部は、前記太陽電池回路に印加する前記診断電圧を、開放電圧VOC以下に設定する。
好適には、前記診断電力供給部により太陽電池回路に供給される電圧値と電圧基準値との差、および、前記検出部により検出される電流値と電流基準値との差に基づいて、太陽電池回路が短絡しているか否かを判定する短絡判定部をさらに有し、前記短絡判定部は、前記判定部により断線しているか否かを判定した後に、太陽電池回路の短絡を判定する。
本発明に係る太陽電池回路検査方法は、太陽電池回路に、直流の診断電圧を印加するステップと電圧の印加を、太陽電池の発電時の電流の方向と、発電時と逆の電流の方向とを切り替えるステップと太陽電池回路の電流を検出する検出ステップと、直流の診断電圧を印加している時に、電流が流れるか、流れないかに基づいて、電流が流れていない時に断線しているかを判定するステップを有する。
好適には、前記電圧印加ステップからの印加する前記診断電圧を、所定の電圧値に設定する電圧設定ステップをさらに有する。
好適には、前記電圧印加ステップからの印加する電流を、所定の電流値に設定する電流設定ステップをさらに有する。
好適には、太陽電池に診断電圧を印加する前に、前記検出ステップにより、太陽電池の発電の有無を検出し、検査可能か否かを判定する検査可能判定ステップをさらに有する。
好適には、前記判定ステップにより、断線しているか否かを判定した後に、前記電圧印加ステップにより太陽電池回路に供給される電圧値と電圧基準値との差、および、前記検出部により検出される電流値と電流基準値との差に基づいて、短絡しているか否かを判定する短絡判定ステップをさらに有する。
本発明によれば、太陽光発電システム設置現場において、コンパクトで操作が容易な検査装置を提供することができ、同一の装置で太陽電池側の発電回路及びバイパスダイオード側の回路の双方の断線を検知することができる。
本発明の方法では検査時に正常値と比較しないため、特性(正常値)が分からない太陽電池であっても検査が可能である。また、同一の装置で、特性(正常値)が異なる複数の太陽光発電システムや太陽電池ストリングなどを容易に検査できる。
本実施形態に係る検査装置1の太陽電池パネル50に接続した状態を例示する概略構成図である。 本実施形態に係る検査装置1と、太陽電池モジュールM、太陽電池クラスタCと並列するバイパスダイオードを含む、太陽電池ストリングS1とを接続した状態を例示した回路図である。 本実施形態に係る検査装置1の機能構成を例示する図である。 太陽電池ストリングS1に診断電圧を印加した場合のIV特性を例示する図である。 バイパスダイオードに診断電圧を印加した場合のIV特性を例示する図である。 本実施形態における、定電圧モード検出処理(S10)を説明するフローチャートである。 定電圧モードを使用した場合の電流値との関係を例示する図である。 本実施形態における、定電流モード検出処理(S20)を説明するフローチャートである。 定電流モードを使用した場合の電流値との関係を例示する図である。 太陽電池とバイパスダイオードの判定結果と太陽電池の状態の関係を例示する図である。 変形例1に係る検査可能判定部40を備える検査装置1の機能構成を例示する図である。 変形例1に係る、検査可能判定処理(S30)を説明するフローチャートである。 変形例2に係る電圧測定部70を備える検査装置1の機能構成を例示する図である。 変形例3に係る短絡判定部90を備える検査装置1の機能構成を例示する図である。 変形例3に係る、判定分岐処理(S40)を説明するフローチャートである。 変形例3に係る、短絡判定処理(S50)を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の構成を、図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る検査装置1の太陽電池パネル50に接続した状態を例示する概略構成図である。
図1に例示するように、検査装置1は、正極側及び負極側に接続する端子を有しており、太陽電池設置現場において集電盤等に接続して使用する。太陽電池パネル50は、例えば、複数のストリングS1、S2により構成されており、それぞれストリングS単位で集電盤に接続されている。
検査装置1は、太陽電池パネル50のストリングS単位に電圧を印加し、電流を検出することにより、太陽電池ストリングS1の断線の有無を検査する。
本実施形態においては、太陽電池パネル50が発電していない夜間などの無発電状態で検査することが好ましい。
ここで、本実施例における断線とは、例えば、太陽電池回路において、太陽電池又はバイパスダイオードの部品内部の結線や回路、太陽電池側若しくはバイパスダイオード側の回路が物理的に切れている状態、若しくは、太陽電池又はバイパスダイオードの部品を構成する材料の物性的な不良等に起因して電気的に切れている状態等であり、通電しない状態、または、通電を確認できない状態をいう。本実施例では、太陽電池回路の中に含まれる太陽電池若しくはバイパスダイオードが断線した場合を具体例として説明する。
図2は、本実施形態に係る検査装置1と、太陽電池モジュールM、太陽電池クラスタCと並列するバイパスダイオードを含む、太陽電池ストリングS1とを接続した状態を例示した回路図である。
以下、本実施形態では、太陽電池ストリングS1を検査する場合を例示する。
図2に例示するように、一般的に太陽電池ストリングS1は、複数の太陽電池モジュールM1〜M20(以下、太陽電池モジュールMと記載する)により構成される。また、例えば、太陽電池モジュールM1に着目すると、太陽電池モジュールM1は、直列に接続される複数の太陽電池クラスタC1〜C20(以下、太陽電池クラスタCと記載する)により構成される。さらに、太陽電池クラスタC1に着目すると、太陽電池クラスタC1は、直列に接続される複数の太陽電池セルにより構成される。(太陽電池セルは不図示)
太陽電池ストリングS1は、太陽電池セル、太陽電池クラスタC、及び、太陽電池モジュールMの全部または一部に影がかかるなど光があたらなくなった場合、その部分の発電出力が低下して、発電した電流が流れ難くなる(流れなくなる)。この影響は、太陽電池ストリングS1全体に及び、全体の発電出力低下を招く。そこで、太陽電池ストリングS1は、この影響を抑制するため、電流が流れ難くなった太陽電池を迂回して電流を流すためのバイパスダイオードd1〜d20を、太陽電池クラスタCに並列して設けている。また、太陽電池ストリングS1は、太陽電池セルや太陽電池モジュールに、バイパスダイオードを設けている場合もある。
太陽電池ストリングS1は、発電時において、I方向に電流が流れる。例えば、太陽電池クラスタC2に出力の低下や断線があって電流が流れない場合、バイパスダイオードd2に迂回してI方向に電流が流れる。
太陽電池ストリングS1は、無発電時状態において、検査装置1により、I方向に電流を供給された場合、太陽電池モジュールMの太陽電池クラスタCを経由して電流が流れる。すなわち、太陽電池ストリングS1は、太陽電池側の回路にI方向の電流が流れる。しかし、太陽電池Cに断線がある場合は、I方向の電流が流れない。
また、太陽電池ストリングS1は、無発電状態において、検査装置1により、I方向に電流を供給された場合、バイパスダイオードdを経由して電流が流れる。すなわち、太陽電池のバイパスダイオード側回路にI方向の電流が流れる。しかし、バイパスダイオードdに断線がある場合は、I方向の電流が流れない。
図2に例示するように、検査装置1は、太陽電池ストリングS1に接続して使用される。また、検査装置1は、太陽電池ストリングS、太陽電池モジュールM、又は太陽電池クラスタCに接続し検査することが可能である。
本実施例では、太陽電池ストリングS1を検査する場合を、具体例として説明する。
本実施形態に係る検査装置1は、この特性を利用して太陽電池回路及びバイパスダイオード回路を、個別に検査することができる。これにより、検査装置1は、検査範囲内の太陽電池回路およびバイパスダイオード回路において断線の有無を検査できる。また、太陽電池ストリングS、太陽電池モジュールM、太陽電池クラスタCでの検査を順次実行して、断線を含む範囲を絞り込むことが可能である。
図3は、本実施形態に係る検査装置1の機能構成を例示する図である。
図3に例示するように、本実施形態による検査装置1は、診断電力供給部10と、電流検出部20と、判定部30と通知部60を備えている。
診断電力供給部10は、本発明に係る診断電力供給部の一例である。
診断電力供給部10は、太陽電池回路に直流の診断電圧を印加する。診断電力供給部10は、外部交流電源からの整流回路による電源や蓄電部80より、電力の供給を受ける。例えば、安定化電源、バッテリーや、キャパシター等から電力の供給を受けても良くこれに限らない。
診断電力供給部10は、電圧設定部11、電流設定部12、及び、印加方向切替部13を含む。
電圧設定部11は、本発明に係る電圧設定部の一例である。
電圧設定部11は、診断電力供給部10により、太陽電池回路に印加される診断電圧を、所定の電圧値に設定する。例えば、電圧設定部11は、診断電力供給部10により太陽電池ストリングS1に印加する診断電圧を、太陽電池ストリングS1の開放電圧VOC値以下に設定する。(以下、電圧を設定して検査を行うことを定電圧モードという。)
電流設定部12は、本発明に係る電流設定部の一例である。
電流設定部12は、診断電力供給部10により、太陽電池回路に供給する電流を、所定の電流値に設定する。例えば、電流設定部12は、診断電力供給部10により太陽電池ストリングS1に供給する電流の電流値を0Aよりも大きな値で、太陽電池の仕様に定められる短絡電流以下の値に設定する。電流設定部12は、好ましくは5A以下に設定する。本実施例では、1Aに設定する。(以下、電流を設定して検査を行うことを定電流モードという。)
印加方向切替部13は、本発明に係る印加方向切替部の一例である。
印加方向切替部13は、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に流す診断電流の方向を、太陽電池の発電時の直流電流の方向I1と、太陽電池の発電時の直流電流の逆方向Iとを切り替える。
印加方向切替部13は、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に印加し、太陽電池を検査する場合、太陽電池を診断するための電流の方向に切り替える。具体的には、印加方向切替部13は、図2に例示するようにI方向に電流が流れるように直流電圧を印加する方向に切り替える。印加方向切替部13は、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に印加し、バイパスダイオードdの断線の有無を検査する場合、バイパスダイオードdを診断するための電流の方向に切り替える。具体的には、印加方向切替部13は、図2に例示するようにI方向に電流が流れるように直流電圧を印加する。
電流検出部20は、本願発明に係る検出部の一例である。
電流検出部20は、診断電力供給部10により太陽電池回路に直流の診断電圧が印加された場合に、電流の有無を検出する。具体的には、電流検出部20は、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に、I方向の電流を流すために診断電圧を印加ている時で、かつ太陽電池モジュールMに断線がない場合は、電流を検出する。また、電流検出部20は、断線している場合は電流を検出しない。電流検出部20は、診断電力供給部10により、I方向の電流を流すために電圧を印加している時で、かつ太陽電池モジュールMのバイパスダイオードを経由する回路に断線がない場合は、電流を検出する。また、電流検出部20は、断線している場合には、電流を検出しない。
また、電流検出部20は、電流の有無だけではなく電流値を測定しても良い。
判定部30は、本発明に係る判定部の一例である。
判定部30は、電流検出部20の電流の検出結果に基づき、電流がながれるか、流れないかに基づいて、電流が流れていない場合、断線していると判定する。具体的には、判定部30は、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に診断電圧を印加している時に、電流検出部により電流が流れていないということを検出した場合、電流が流れていないと判断し断線していると判定する。
通知部60は、判定部30の判定結果を通知する。例えば、通知部60は、ビープ音、音声、LEDの点灯、数値の表示、グラフの表示、文字による表示等があるが、いずれの方法を用いてもよい。具体的には、通知部30は、LCDパネル等の搭載により、断線している状態であることを文章によって表示しても良く、これに限らない。
蓄電部80は、本発明に係る蓄電手段の一例である。
蓄電部80は、診断電力供給部10に電力を供給する。具体的には、蓄電部80は、バッテリーやキャパシター等の蓄電池であり、診断電力供給部10に電力を供給する。
図4は、I方向に電流が流れるように太陽電池ストリングS1に診断電圧を印加した場合のIV特性を例示する図である。
図4において、太陽電池が発電時に発生する電圧・電流の方向をプラスに表示する。以降の図も同様とする。
図2に例示するように、電流検出部20は、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に、I方向に直流電流が流れ、太陽電池ストリングS1の太陽電池に断線がなく通電した場合は、図4(a)に例示するように、電流Iを検出する。電流検出部20は、このとき、太陽電池が断線により通電しない場合、図4(b)に例示するように、電流Iを検出しない。
判定部30は、電流検出部20の電流が流れるか流れないかの検出結果に基づいて、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に診断電圧を印加している時に、電流検出部20により電流が流れていないということを検出した場合、太陽電池が断線していると判定する。
図5は、I方向に電流が流れるように太陽電池ストリングS1に診断電圧を印加した場合のIV特性を例示する図である。
図2に例示するように、電流検出部20は、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に、I方向に直流電流が流れ、太陽電池ストリングS1のバイパスダイオードに断線がなく通電した場合は、図5(a)に例示するように、電流Iを検出する。電流検出部20は、バイパスダイオードdが通電しない場合、図5(b)に例示するように、電流Iを検出しない。
判定部30は、電流検出部20の電流が流れるか流れないかの検出結果に基づいて、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に診断電圧を印加している時に、電流検出部20により電流が流れていないということを検出した場合、太陽電池のバイパスダイオードが断線していると判定する。
本実施形態に係る検査装置1は、検査方法として、定電圧モードと定電流モードの二つの検査方法を備えることができる。各モードの制御フローについて図6〜9を用いて説明する。
[定電圧モード]
図6は、本実施形態における、定電圧モード検出処理(S10)を説明するフローチャートである。
まず、ユーザーは、検査装置1の接続端子を、太陽電池ストリングS1に接続する。
ステップ11(S11)において、電圧設定部11は、太陽電池を検査するため、診断電力供給部10により太陽電池ストリングS1に印加する診断電圧の電圧設定を行う。具体的には、正常な太陽電池に確実に電流を流し、検査の信頼性を高めるためには、電圧設定部11には、太陽電池ストリングS1に印加する電圧を、太陽電池ストリングS1の開放電圧VOC程度の電圧に設定することが好ましい。
次に、電流設定部11は、診断電力供給部10により太陽電池ストリングS1に流す電流の限度値を設定する。ここで、電流の設定値は、診断に必要な電流値以上であり、かつ、太陽電池に悪影響を及ぼさない程度の電流値以下、例えば、0Aを超え、太陽電池ストリングの短絡電流ISC以下の範囲で設定する。
ステップ12(S12)において、診断電力供給部10は、蓄電部80若しくは外部電力により供給される電力を、図2に例示するI方向に電流が流れるように太陽電池ストリングS1に、診断電圧の印加を行い、太陽電池ストリングS1に電流を流す。このとき、診断電力供給部10は、印加する電圧または電流値を、手動による操作で調整してもよい。また、診断電力供給部10は、自動で調整することも可能である。
図7は、定電圧モードを使用した場合の、電圧と電流の関係を例示する図である。
ステップ13(S13)において、電流検出部20は、図7(a)に例示するように、診断電力供給部10により印加する診断電圧の電圧値を開放電圧VOCとすると、太陽電池が正常な場合、電流検出部20は、yの電流値を検出する。このとき、診断電力供給部10は、検査に必要な電流量を流せれば良く、流す電流の絶対値は|y|より小さくても良い。またその際の診断電圧は、設定した電圧値よりも小さくても良い。電流検出部20は、太陽電池の発電側回路に断線があり通電しない場合は、図4(b)に例示するように、診断電圧を印加しても電流を検出しない。
ステップ14(S14)において、判定部30は、電流検出部20により検出された電流が流れるか、流れないかに基づいて、電流が流れていない場合に、太陽電池が断線していると判定し、通知部60は、判定部30の判定結果を通知する。例えば、通知部60は、ビープ音、音声、LEDの点灯、文字の表示、グラフの表示等により行う。また、これらを組み合わせて表示しても良い。
ステップ15(S15)において、印加方向切替部13は、バイパスダイオードを検査するため、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に、診断電圧を印加する方向を、図2に例示するI方向に切り替える。
ステップ16(S16)において、診断電力供給部10は、蓄電部80若しくは外部電力により供給される電力を、図2に例示するI方向に電流が流れるように太陽電池ストリングS1に、診断電圧の印加を行い、太陽電池ストリングS1に電流を流す。このとき、診断電力供給部10は、印加する電圧または電流値を、手動による操作で調整してもよい。また、診断電力供給部10は、自動で調整することも可能である。
図7は、定電圧モードを使用した場合の、電圧と電流の関係を例示する図である。
ステップ17(S17)において、電流検出部20は、図7(b)に例示するように、診断電力供給部10が印加する診断電圧の電圧値を−Vとすると、太陽電池のバイパスダイオードdが正常な場合、yの電流値を検出する。電流検出部20は、太陽電池のバイパスダイオードdに断線があり、通電しない場合は、図5(b)に例示するように、診断電圧を印加しても電流を検出しない。
ステップ18(S18)において、判定部30は、電流検出部20により検出された電流が流れるか、流れないかに基づいて、電流が流れていない場合に、バイパスダイオードが断線していると判定し、通知部60は、判定部30の判定結果を通知する。例えば、通知部30は、ビープ音、音声、LEDの点灯、文字の表示、グラフの表示等により行う。また、これらを組み合わせて表示しても良い。
このように、定電圧モードにおいては、電圧設定部11は、太陽電池ストリングS1の諸元から、若しくは、測定により発電中の太陽電池ストリングS1の開放電圧VOCを明らかにすることなどによって、太陽電池ストリングS1の耐電圧以下の診断電圧を設定することができる。これにより、診断電力供給部10は、バイパスダイオードの降伏電圧を超えることの無い検査に適正な電圧を印加することができる。さらに、電流設定部12において流れる電流の限度値を、太陽電池ストリングS1の耐電流以下に設定することで、本検査の診断電力供給によって太陽電池を破損することなく、安全に検査を行うことができる。
[定電流モード]
図8は、本実施形態における、定電流モード検出処理(S20)を説明するフローチャートである。
まず、ユーザーは、検査装置1の接続端子を、太陽電池ストリングS1に接続する。
ステップ21(S21)において、電流設定部12は、太陽電池を検査するため、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に流す診断電流の設定を行う。電流設定部11は、診断電流によって太陽電池を破損しないようにするため、設置値は太陽電池の短絡電流ISC値以下が好ましく、本実施形態では、例えば、電流値を1Aに設定する。
次に、電圧設定部11は、診断電力供給部10により太陽電池ストリングS1に印加する電圧の限度値を設定する。ここで電圧設定部11は、電圧の設定値を、診断に必要な電圧値以上に設定する。例えば、電圧設定部11は、太陽電池ストリングS1の開放電圧VOCに設定する。開放電圧VOCが不明な場合は、任意の電圧を設定してステップ22の処理に移行する。
ステップ22(S22)において、診断電力供給部10は、蓄電部80若しくは外部電力により供給される電力を、図2に例示するI方向に電流が流れるように太陽電池ストリングS1に診断電圧の印加を行い、太陽電池ストリングS1に電流を流す。このとき、診断電力供給部10は、印加する電圧値または電流値を、手動による操作で印加する電圧または電流値を調整してもよい。また、診断電力供給部10は、自動で調整することも可能である。
図9は、定電流モードを使用した場合の電圧と電流の関係を例示する図である。
ステップ23(S23)において、電流検出部20は、図9(a)に例示するように、診断電力供給部10が供給する電流値を−1Aとすると、正常な場合は、太陽電池ストリングS1にXの電圧が印加され、電流検出部20は、1Aの電流値を検出する。このとき、診断電力供給部10は、検査に必要な電圧を印加できれば良く、印加電圧の設定値がXと異なる値でも良い。電流検出部20は、太陽電池の発電側回路に断線があり通電しない場合は、図4(b)に例示するように、電流を検出しない。
ステップ24(S24)において、判定部30は、電流検出部20により検出された電流が流れるか、流れないかに基づいて、電流が流れていない場合に、太陽電池が断線していると判定し、通知部60は、判定部30の判定結果を通知する。例えば、通知部30は、ビープ音、音声、LEDの点灯、文字の表示、グラフの表示等により行う。また、これらを組み合わせて表示しても良い。
ステップ25(S25)において、印加方向切替部13は、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に、診断電圧を印加する方向を、図2に例示するI方向に切り替え、バイパスダイオードを検査する。
ステップ26(S26)において、診断電力供給部10は、蓄電部80若しくは外部電力により供給される電力を、図2に例示するI方向に電流が流れるように太陽電池ストリングS1に診断電圧の印加を行い、太陽電池ストリングS1に電流を流す。このとき、診断電力供給部10は、印加する電圧値または電流値を、手動による操作で印加する電圧または電流値を調整してもよい。また、診断電力供給部10は、自動で調整することも可能である。
図9は、定電流モードを使用した場合の電圧と電流の関係を例示する図である。
ステップ27(S27)において、電流検出部20は、図9(b)に例示するように、診断電力供給部10が印加する電流値を1Aとすると、太陽電池のバイパスダイオードdが正常な場合、Xの電圧で1Aの電流値を検出する。電流検出部20は、太陽電池のバイパスダイオードdに断線があり、通電しない場合は、図5(b)に例示するように、電流を流すために診断電圧を印加しても電流を検出しない。
ステップ28(S28)において、判定部30は、電流検出部20により検出された電流が流れるか、流れないかに基づいて、電流が流れていない場合に、バイパスダイオードが断線していると判定し、通知部60は、判定部30の判定結果を通知する。例えば、通知部30は、ビープ音、音声、LEDの点灯、文字の表示、グラフの表示等により行う。また、これらを組み合わせて表示しても良い。
このように、定電流モードでは、太陽電池ストリングS1における開放電圧VOCなど、太陽電池の緒言、正常時の特性が不明でも、検査を行うことが可能である。また、電圧設定部11において、太陽電池ストリングS1の耐電圧以下の診断電圧を設定すれば、定電圧モード同様に、太陽電池を破損することなくより安全に検査を行うことができる。
検査装置1は、定電圧モードと定電流モードのいずれで検査を行うかは、電圧設定部11、又は、電流設定部12の操作により設定する。また、検査装置1は、モードの切り替えを、自動で設定することも可能である。例えば、検査装置1は、初期設定を定電流モードに設定し、診断電力を供給しても予め設定した電流値に到達しない場合は、ユーザーによる手動、または自動で電圧設定部を操作し、例えば開放電圧VOCを設定値とする定電圧モードに切り替えることが可能である。例示した切替方法は、一例であり自動化の方法はこれに限らない。
図10は、太陽電池とバイパスダイオードの判定結果と太陽電池の状態の関係を例示する図である。
検査装置1は、同一の装置によって、太陽電池の発電側回路とバイパスダイオード側回路の双方を検査でき、これにより、4段階で太陽電池の状態を示すことが可能になる。
図10に例示するように、通知部30は、正常、予防交換、要交換、要メンテナンスの4段階を、判定部30の判定結果として表示しても良い。
以上のように、本実施形態に係る検査装置1は、直流電圧の印加によって、太陽電池及びバイパスダイオードの断線の有無を検出することができる。また、検査装置1は、電流設定部12において電流の限度値を設定することにより、電源の容量を小さくすることができるため、コンパクトで可搬性の高い検査装置1を提供するという効果を奏する。また、検査装置1は、印加方向切替部13を具備することにより、太陽電池及びバイパスダイオードのいずれを検査するかを、検査装置と太陽電池を接続する端子の接続を変更することなく、容易に切り替えることができ、作業時間の短縮ができる。さらに、検査装置1は、同一の装置によって、太陽電池の発電側回路とバイパスダイオード側回路の双方を検査でき、これにより、4段階で太陽電池の状態を示すことが可能になる。
さらに、検査装置1は、定電流モード及び定電圧モードを備えることによって、太陽電池における開放電圧VOCの緒言、正常時の特性などが明確な場合、不明な場合のいずれの場合においても、容易な操作で検査を行うことができる。また、検査装置1は、同一の検査装置で特性が異なる太陽電池ストリングを容易に診断できるだけではなく、特性が分からない既設の太陽電池を診断することができ、太陽光発電システムの設置時にシステムに組み込み継続的に診断を行う必要がないという効果を奏する。
本発明は、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
(変形例1)
本実施例では、無発電状態すなわち夜間である場合を説明したが、これに限定するものではない。
例えば、検査装置1は、太陽電池を検査する場合、太陽電池ストリングS1に対して、発電時に流れる電流方向とは逆方向に電流を印加するため、無発電状態で検査することが好ましい。そのため、検査装置1は、太陽電池ストリングS1に接続している場合に、太陽電池ストリングS1の発電状態を測定し、検査が可能な状態か否かを判定する検査可能判定部40を、さらに備えても良い。
以下、同符号の構成については、同様の動作をするため説明を省略する。
図11は、変形例1に係る検査可能判定部40を備える検査装置1の機能構成を例示する図である。
検査可能判定部40は、本発明に係る検査可能判定部の一例である。
検査可能判定部40は、電流検出部20により、太陽電池ストリングS1による発電の有無を検出し、検査可能か否かを判定する。例えば、検査可能判定部40は、電流検出部20により検出される電流の有無の検出結果から、太陽電池ストリングS1が無発電状態であるか否か、すなわち、検査可能であるか否かを判定する。
検査可能判定部40は、電流検出部20により、電流が流れていないことを検出した場合、検査可能と判定する。検査可能判定部40は、電流検出部20により、電流が流れていることを検出した場合、検査不能と判定する。通知部60は、検査可能判定部40の判定結果を通知する。診断電力供給部10は、検査可能判定部40の判定結果に基づいて、太陽電池ストリングS1に診断電圧を印加する。本変形例では、検査可能判定部40の判定は、電流の有無によって判定したが、電流検出部20により検出する電流値により、閾値による判定をすることも可能である。
通知部60は、検査可能判定部40の判定結果を通知する。例えば、通知部60は、ビープ音、音声、LEDの点灯、文字の表示、又は、グラフの表示等により行う。また、通知部60は、これらを組み合わせて通知しても良い。また、検査可能判定部40は、診断電力供給部10の診断電圧の印加の制御を行うことも可能である。
図12は、変形例1に係る、検査可能判定処理(S30)を説明するフローチャートである。
ステップ31(S31)において、電流検出部20は、検査装置1を太陽電池ストリングS1に接続した後、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に電圧が印加される前に、太陽電池ストリングS1の電流値を検出する。
ステップ32(S32)において、検査可能判定部40は、電流検出部20により、電流を検出した場合(ステップ32(S32):Yes)、検査可能判定部40は、検査不能と判定し、ステップ33(S33)に移行する。検査可能判定部40は、電流検出部20により、電流が流れていることを検出しない場合(ステップ32(S32):No)、検査可能と判定し処理を終了し、定電圧検出処理(S10)、又は、定電流検出処理(S20)に移行する。本変形例では、検査可能判定部40の判定は、電流の有無によって判定したが、電流検出部20により検出する電流値により、閾値による判定をすることも可能である。
ステップ33(S33)において、通知部60は、検査可能判定部40が判定した結果、発電中であり検査が可能ではない状態であることを通知する。例えば、通知部60は、ビープ音、音声、LEDの点灯、文字の表示等により行う。また、これらを組み合わせて表示しても良い。
このように、検査装置1は、検査可能判定部40を備えることにより、安全に検査を行うことができる。
(変形例2)
変形例2では、変形例1に電圧測定部70を備えた場合を説明する。
以下、同符号の構成については、同様の動作をするため説明を省略する。
図13は、変形例2に係る電圧測定部70を備える検査装置の機能構成を例示する図である。
図13に例示するように、変形例2による検査装置1は、太陽電池の電圧を測定する電圧測定部70を備えている。
電圧測定部70は、本発明に係る電圧測定部の一例である。
電圧測定部70は、太陽電池ストリングS1の発電時の太陽電池の開放電圧VOCを測定し、電圧設定部11は、測定結果に基づいて太陽電池ストリングS1に印加する診断電圧の電圧値を、開放電圧VOC以下に設定する。
検査装置1は、電圧測定部70を具備することにより、太陽電池の諸元、正常値の特性が未知な場合においても、検査の安全性と信頼性を高めることが可能となる。また、電圧測定部70は、予め開放電圧VOCを測定し、検査可能判定部40に所定の値を設定しておくこと等で、検査時において、太陽電池ストリングS1の電圧を測定し、検査可能判定部40で、測定値が開放電圧VOC以下か否かを判定するにより、検査が可能な状態であるか否かを判定することも可能である。
(変形例3)
本実施形態に係る検査装置1は、直流電圧の印加によって、太陽電池及びバイパスダイオードの断線の有無を検出するが、太陽電池回路の異常は断線に限らない。検査装置1により、通電しており断線していないと判断したにも関わらず、何らかの原因で回路が短絡している場合がある。変形例3では、判定部30によって、断線していないと判定した後に、短絡しているか否かを判定する短絡判定部90を備えた場合を説明する。
図14は、変形例3に係る短絡判定部90を備える検査装置1の機能構成を例示する図である。
図14に例示するように、短絡判定部90は、本発明に係る短絡判定部の一例である。
短絡判定部90は、判定部30により、太陽電池、または、バイパスダイオードの断線の有無を検出した後に、断線していないと判定された回路が短絡しているか否かを判定する。具体的には、短絡判定部90は、診断電力供給部10により太陽電池ストリングS1に供給される電圧値と電圧基準値との差、および、電流検出部20により検出される電流値と電流基準値との差に基づいて、太陽電池ストリングS1が短絡しているか否かを判定する。基準値は、例えば、出荷時のIV特性を用いても良いがこれに限らない。
短絡判定部90は、記憶部をさらに備えても良く、太陽電池回路が断線しているか否かを判定する場合に、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に印加される電圧値と、電流検出部20により検出される電流値を記憶しておくことにより、短絡を判定することが可能である。
短絡判定部90は、判定部30に具備されていても良くこれに限らない。
以下、同符号の構成については、同様の動作をするため説明を省略する。
図15は、変形例3における、判定分岐処理(S40)を説明するフローチャートである。
図15に例示するように、ステップ41(S41)において、電流検出部20は、太陽電池を検査するため、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に、図2に例示するI方向に電流が流れるように診断電圧の印加された、太陽電池ストリングS1の電流値を検出する。
ステップ42(S42)において、判定部30は、電流検出部20により、電流を検出した場合(ステップ42(S42):Yes)、判定部30は、断線していないと判定し、短絡判定処理ステップ50(S50)に移行する。判定部30は、電流検出部20により、電流が流れていることを検出しない場合(ステップ42(S42):No)、断線していると判定しステップ43(S43)に移行する。
ステップ43(S43)において、印加方向切替部13は、バイパスダイオードを検査するため、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に、診断電圧を印加する方向を、図2に例示するI方向に切り替える。
ステップ44(S44)において、電流検出部20は、太陽電池を検査するため、診断電力供給部10により、太陽電池ストリングS1に、図2に例示するI方向に電流が流れるように診断電圧の印加された、太陽電池ストリングS1の電流値を検出する。
ステップ45(S45)において、判定部30は、電流検出部20により、電流を検出した場合(ステップ45(S45):Yes)、判定部30は、断線していないと判定し、短絡判定処理ステップ50(S50)に移行する。判定部30は、電流検出部20により、電流が流れていることを検出しない場合(ステップ45(S45):No)、断線していると判定し処理を終了する。
図16は、変形例3における、短絡判定処理(S50)を説明するフローチャートである。
図16に例示するように、ステップ51(S51)において、電圧設定部11は、診断電力供給部10により太陽電池ストリングS1に印加する電圧の初期値を設定する。例えば、電圧設定部11は、電圧の初期値を、0Vに設定する。
ステップ52(S52)において、診断電力供給部は10、診断電力供給部10は、太陽電池ストリングS1に診断電圧を印加する。
ステップ53(S53)において、電流検出部20は、診断電力供給部10により印加された太陽電池ストリングS1の電流値を検出する。
ステップ54(S54)において、短絡判定部90は、電流検出部20により、印加される電圧値、及び、電流検出部20により検出される電流値が限度値を越えていない場合(ステップ52(S52):No)、短絡判定部90は、ステップ55(S55)に移行する。短絡判定部90は、電流検出部20により、検出した電流が限度値を越える場合(ステップ52(S52):Yes)、短絡判定部はステップ56(S56)に移行する。電流の限度値は、印加方向により、−5A、又は、+5Aを、電圧の限度値は、例えば、太陽電池ストリングS1の開放電圧VOC値を用いても良くこれに限らない。
ステップ55(S55)において、電圧設定部11は、診断電力供給部10により印加される診断電圧の電圧を変更する。例えば、太陽電池ストリングS1に、図2に例示するI方向に電流が流れるように診断電圧の印加する場合は+1Vを、太陽電池ストリングS1に、図2に例示するI方向に電流が流れるように診断電圧の印加する場合は、−1Vを変更し、ステップ52(S52)の処理に移行する。
ステップ56(S56)において、診断電力供給部10は、太陽電池ストリングS1での診断電圧の印加を停止し、ステップ57(S57)する。
ステップ57(S57)において、短絡判定部90は、診断電力供給部10により太陽電池ストリングS1に印加された電圧値と電圧基準値との差、および、電流検出部20により検出された電流値と電流基準値との差に基づいて、太陽電池回路が短絡しているか否かを判定し処理を終了する。例えば、短絡判定部90は、太陽電池ストリングS1に印加された電圧値と、電流検出部20により検出された電流値により、IV特性を生成し、基準値との乖離によって短絡しているか否かを判定しても良くこれに限らない。
このように、検査装置1は、短絡判定部90を備えることにより、太陽電池回路の短絡の検査を行うことができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
1 検出装置
10 診断電力供給部
11 電圧設定部
12 電流設定部
13 印加方向切替部
20 電流検出部
30 判定部
40 検査可能判定部
50 太陽電池パネル
60 通知部
70 電圧測定部
80 蓄電部
90 短絡判定部

Claims (13)

  1. 太陽電池回路を検査する検査装置であって、
    前記太陽電池回路に直流の診断電圧を印加する診断電力供給部と、
    前記太陽電池回路の電流を検出する検出部と、
    前記診断電力供給部により、前記太陽電池回路に組み込まれている太陽電池の発電方向と逆方向に直流の診断電圧を印加している時に、前記検出部により電流が流れていないということを検出した場合に、断線していると判定する判定部と
    を有する検査装置。
  2. 前記診断電力供給部は、前記診断電圧を印加する方向を切り替える印加方向切替部
    をさらに有し、
    前記印加方向切替部は、太陽電池の発電時の直流電流の方向と、太陽電池の発電時の直流電流の逆方向とを切り替える
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記判定部は、太陽電池の発電方向と同じ方向に直流の診断電圧を印加している時に、電流が流れるか、流れないかに基づいて、電流が流れていない時に断線していると判定する
    請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記診断電力供給部により供給される電圧値を設定する電圧設定部と、
    蓄電手段と
    をさらに有し、
    前記診断電力供給部は、前記蓄電手段によって供給された電力を用いて前記電圧設定部により設定された診断電圧を供給する
    請求項1に記載の検査装置。
  5. 前記診断電力供給部により、電流値を設定する電流設定部
    をさらに有し、
    前記電流設定部は、前記太陽電池回路に流す電流を、一定の電流値に設定し、既定の電圧まで印加して、前記検出部により電流を検出しない場合に、流れなかったと判断する
    請求項1に記載の検査装置。
  6. 前記検出部により、太陽電池による発電の有無を検出し、検査可能か否かを判定する検査可能判定部
    をさらに有し、
    通知部は、前記検査可能判定部の結果を通知する
    請求項1に記載の検査装置。
  7. 太陽電池の発電時の電圧を測定する電圧測定部
    をさらに有し、
    前記電圧測定部は、太陽電池発電時の開放電圧を測定し、
    前記電圧設定部は、前記太陽電池回路に印加する前記診断電圧を、開放電圧以下に設定する
    請求項1に記載の検査装置。
  8. 前記診断電力供給部により太陽電池回路に供給される電圧値と電圧基準値との差、および、前記検出部により検出される電流値と電流基準値との差に基づいて、太陽電池回路が短絡しているか否かを判定する短絡判定部
    をさらに有し
    前記短絡判定部は、前記判定部により断線しているか否かを判定した後に、太陽電池回路の短絡を判定する
    請求項3に記載の検査装置。
  9. 太陽電池回路に直流の診断電圧を印加するステップと、
    印加された太陽電池回路の電流を検出する検出ステップと、
    直流の診断電圧を印加している時に、電流が流れるか、流れないかに基づいて、電流が流れていないということを検出した場合に断線していると判定するステップと
    を有する太陽電池回路検査方法。
  10. 前記電圧印加ステップからの印加する前記診断電圧の方向を、太陽電池の発電時の電流の方向と、発電時と逆の電流の方向とを切り替えるステップと
    をさらに有する請求項8に記載の太陽電池回路検査方法。
  11. 前記電圧印加ステップからの印加する前記診断電圧を、所定の電圧値に設定する電圧設定ステップと、
    前記電圧印加ステップからの印加する電流を、所定の電流値に設定する電流設定ステップと
    をさらに有する請求項8に記載の太陽電池回路検査方法。
  12. 太陽電池に診断電圧を印加する前に、前記検出ステップにより、太陽電池の発電の有無を検出し、検査可能か否かを判定する検査可能判定ステップ
    をさらに有する請求項8に記載の太陽電池回路検査方法。
  13. 前記判定ステップにより、断線しているか否かを判定した後に、前記電圧印加ステップにより太陽電池回路に供給される電圧値と電圧基準値との差、および、前記検出部により検出される電流値と電流基準値との差に基づいて、短絡しているか否かを判定する短絡判定ステップ
    をさらに有する請求項9に記載の太陽電池回路検査方法。
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