JP3258862B2 - 太陽電池出力点検機能を有する連系インバータ - Google Patents

太陽電池出力点検機能を有する連系インバータ

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JP3258862B2
JP3258862B2 JP17476695A JP17476695A JP3258862B2 JP 3258862 B2 JP3258862 B2 JP 3258862B2 JP 17476695 A JP17476695 A JP 17476695A JP 17476695 A JP17476695 A JP 17476695A JP 3258862 B2 JP3258862 B2 JP 3258862B2
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嘉章 殿村
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池出力点検機
能を有する連系インバータに係り、さらに詳しくは、太
陽電池を電池とし、商用系統と連系運転を行なう電力供
給装置における太陽電池出力の自動点検手段に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】太陽電池を利用する電源システムにおい
て、太陽電池の出力状態を評価するには専用の太陽電池
の出力特性を測定するカーブトレーサが別途必要で、太
陽電池設置場所で測定するには太陽電池容量と同等の負
荷を要する。つまり、太陽電池の出力電力が例えば3kW
であれば、この3kWを消費する負荷が必要となる。ま
た、太陽電池の開放電圧の測定は比較的容易に実施可能
であるが、これは太陽電池出力の異常チェックの要素が
強く、出力特性評価としては不十分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は太陽電池が発
電する直流出力を交流に変換して系統配電線と連系運転
する住宅用太陽光発電システムにおいて、これまでは太
陽電池出力の出力評価を行うために必要であった専用の
測定装置を使用せず、システム構成要素機器である連系
インバータを用いて太陽電池の出力特性の評価を行うも
ので、太陽電池の出力に関する保守・点検を安全かつ容
易に実施可能なインバータならびにこれを用いた点検
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、太陽電池モジ
ュールを複数台直列接続した太陽電池ストリングを複数
並列接続してアレイを構成し、直列分毎にインバータ入
力端子に接続する連系太陽光発電システムの連系インバ
ータにおいて、インバータ内部で各ストリングを並列接
続する並列接続個所と、各ストリング正極側のインバー
タ入力端子と並列接続個所との間に設けた逆流防止ダイ
オードと、上記インバータ入力端子と上記逆流防止ダイ
オードとの間と負極との間に接続され、ストリングを短
絡・開放する半導体スイッチと、該半導体スイッチによ
りストリングを短絡した際に生じる閉ループ内に設けた
電流検出センサと、上記半導体スイッチにより短絡され
たストリングの短絡電流を上記電流検出センサにより計
する手段とを備え、上記複数のストリングのうち点検
するストリングに対応する上記半導体スイッチをOFF
して該ストリングを開放する一方、それ以外のストリン
グに対応する上記半導体スイッチをONして該ストリン
グを短絡すると共に、上記太陽電池アレイの最大出力が
得られるようにインバータの入力インピーダンスを制御
して、太陽電池アレイの動作電圧をインバータの入力電
圧範囲の上限電圧から下限電圧までトレースすることに
より、各ストリング毎の太陽電池の出力電圧−出力電流
特性を点検することを特徴とする太陽電池出力点検機能
を有する連系インバータを提供する。
【0005】また、本発明は、太陽電池モジュールを複
数台直列接続した太陽電池ストリングを複数並列接続し
てアレイを構成し、直列分毎にインバータ入力端子に接
続する連系太陽光発電システムの連系インバータにおい
て、インバータ内部で各ストリングを並列接続する並列
接続個所と、各ストリング正極側のインバータ入力端子
と並列接続個所との間に設けた逆流防止ダイオードと、
上記インバータ入力端子と上記逆流防止ダイオードとの
間と負極との間に接続され、ストリングを短絡・開放す
る半導体スイッチと、該半導体スイッチによりストリン
グを短絡した際に生じる閉ループ内に設けた電流検出セ
ンサと、上記半導体スイッチにより短絡されたストリン
グの短絡電流を上記電流検出センサにより計測する手段
と、上記半導体スイッチと上記逆流防止ダイオードの間
と負極の間に接続され、短絡・開放する開閉器とを備
え、上記複数のストリングのうち点検するストリングに
対応する上記半導体スイッチをON、上記開閉器をOF
Fして該ストリングを短絡する一方、その他のストリン
グの上記半導体スイッチをOFF,上記開閉器をONし
て該ストリングを開放することにより、各ストリング毎
の短絡電流を上記電流検出センサにより計測することを
特徴とする太陽電池出力点検機能を有する連系インバー
タを提供する。
【0006】また、本発明は、上記逆流防止ダイオード
と各ストリング正極側のインバータ入力端子の間に複数
個のダイオードを直列接続したダイオードストリング
と、該ダイオードストリングと並列接続した抵抗と発電
状態表示用LEDと、上記逆流ダイオードと上記LED
との間と負極との間に接続した抵抗とをさらに備え、上
記ダイオードストリングの降下電圧によりLEDを点灯
させて太陽電池出力の有無をチェックするために可視化
させることを特徴とする太陽電池出力点検機能を有する
連系インバータを提供する。を提供する。
【0007】
【0008】本発明においては、太陽電池モジュールを
複数台直並列接続することによりアレイを構成し、直列
分(ストリング)毎にインバータの入力端子に接続する
とともに、インバータ内部で各ストリングを並列接続す
る配線構造により、連系インバータの制御回路を利用し
て、太陽電池の各ストリングの出力特性チェックを点検
時配線作業なしに、また連系インバータの制御回路を利
用して自動的に行うことを可能とするものである。
【0009】まず、ストリング正極側のインバータ入力
端子と並列接続箇所の間に逆流防止ダイオードを設け、
上記逆流防止ダイオードは各ストリング間の電圧差によ
る高い出力電圧のストリングから低い出力電圧のストリ
ングへの電力の逆流を保護すると同時に、次に述べる発
電状態表示用LEDを保護する。
【0010】すなわち、逆流防止ダイオードとストリン
グ正極側の間に複数個のダイオードを直列に接続し、そ
の直列にしたダイオードストリングと並列にLEDと抵
抗を、さらに逆流防止ダイオードと負極側に抵抗を挿入
し、太陽電池の出力がある状態にダイオードストリング
の降下電圧を利用してLEDを点灯させる。このことに
より、連系インバータの運転状態とは独立して太陽電池
の出力の有無を可視化することができる。
【0011】さらに、各ストリングの正極、負極と並列
にストリングを短絡、開放する半導体スイッチを設け、
その半導体スイッチのON/OFF制御によって、半導
体スイッチをONにしてストリングを短絡した場合に、
そのループ内の電流を検出するセンサを設け、その電流
を検出して短絡電流を計測する。このことにより各太陽
電池ストリングの短絡電流を測定することができる。ま
た半導体スイッチがOFFの状態の場合には、上記電流
センサによっては各ストリングの出力電流を計測するこ
とができる。
【0012】そこでインバータの入力インピーダンスを
変化させると太陽電池の動作点も変化することを利用し
て、インバータの入力電圧範囲の上限電圧から下限電圧
まで入力インピーダンスを制御するとインバータ入力電
流が変化する。このときの電圧、電流をプロットすると
太陽電池ストリングの出力電流−電圧特性を知ることが
できる。なお、連系インバータの制御電源は一般に太陽
電池出力を電源とするため、すべてのストリングを同時
に短絡しないものとする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら説明する。まず、図1は太陽電池な
らびに連系インバータの配線状態を概念的に説明するブ
ロック図であって、図1に示すように、連系インバータ
1の入力電圧に適合するように太陽電池モジュール2複
数枚を直列に接続した太陽電池ストリング3を連系イン
バータ1に入力する。同図では一例として太陽電池スト
リング3が3a,3b,3cの3組の場合を示してい
る。なお、太陽電池モジュール2単体の出力電圧が連系
インバータ1の入力電圧に適合している場合は太陽電池
モジュール2を複数枚直列接続する必要はない。ここで
連系インバータ1は各太陽電池ストリング3a,3b,
3c毎に端子受けをし、インバータ1の入力端子で太陽
電池ストリング3aの端子をSta(+),Sta
(−),ストリング3bの端子をStb(+),Stb
(−),ストリング3cの端子をStc(+),Stc
(−)とする。
【0014】各太陽電池ストリングはインバータ内部で
並列接続する。図2は、連系インバータ1の内部構成を
説明するブロック図であって、図2に示すように、St
a(+),Stb(+)およびStc(+)を接続、ま
たSta(−),Stb(−)およびStc(−)とを
接続し、並列接続点での端子をPV(+),PV(−)
とする。各太陽電池ストリング3は、インバータ1の入
力端子から並列接続点の間に太陽電池出力点検ユニット
4(4a,4b,4c)を設ける。
【0015】太陽電池ストリング3の並列接続点の後、
連系インバータ1はDC/DCコンバータ5、DC/A
Cインバータ6、連系リレー7が繋がって構成される。
ここで、DC/DCコンバータ5は太陽電池出力を直流
/直流変換するスイッチング回路であり、またDC/A
Cインバータ6もDC/DCコンバータ5と同様にスイ
ッチング回路であるが、この回路は直流を交流に変換す
る機能を持つとともに、DC/DCコンバータ6の直流
出力を系統9と同じ交流電力に変換して、かつ系統と連
系運転して系統9に逆潮流する機能を有する。さらに、
連系リレー7は、連系インバータ1と系統9とを機械的
かつ電気的に解列するスイッチとして機能する。
【0016】連系インバータの制御回路8は制御用計測
信号として、DC/DCコンバータ5の入力電圧、入力
電流、出力電圧およびDC/ACインバータ6の出力電
圧、出力電流を測定する。上記計測信号を基に制御回路
8は、DC/DCコンバータ5、DC/ACインバータ
6のスイッチング素子のON/OFFのタイミングを制
御する。つまり、DC/DCコンバータ5のスイッチン
グ素子のスイッチング時間を制御することによって、連
系インバータの入力インピーダンスが制御可能となり、
DC/DCコンバータ5の入力電圧、入力電流(これは
太陽電池出力電圧、出力電流に等しい)が変化し、電圧
と電流の積が最大となるところで入力インピーダンスを
保持する。
【0017】この状態で、DC/DCコンバータ5に負
荷がなければDC/DCコンバータ5の出力電圧は上昇
することになるが、DC/ACインバータ6がDC/D
Cコンバータ5の負荷として機能し、DC/ACインバ
ータ6は、DC/ACインバータ出力電圧を系統電圧に
同期させて連系運転を行いながら、DC/DCコンバー
タ5出力電圧(=DC/ACインバータ入力電圧)がほ
ぼ一定となるようにDC/ACインバータ6のスイッチ
ング素子のスイッチング時間を制御して、DC/ACイ
ンバータ6の出力電流をコントロールする。
【0018】ここで上記太陽電池出力点検ユニット4
は、各太陽電池ストリング3にそれぞれ1ユニット備
え、その回路構成は図3の通りである。すなわち図3は
本発明における太陽電池出力点検ユニット4の回路図で
あって、同図において、太陽電池出力点検ユニット4
は、ストリング正極側のインバータ入力端子と並列接続
箇所の間に設けた逆流防止ダイオード17、前記逆流防
止ダイオード17とストリング正極側との間に複数個の
ダイオードを直列に接続したダイオードストリング10
と、前記ダイオードストリング10と並列に接続したL
ED11と抵抗12を備える。
【0019】また、逆流防止ダイオード17とダイオー
ドストリング10の間と負極との間にストリングを短
絡、開放する半導体スイッチ14を、さらにストリング
を短絡した場合に、そのループ内に電流検出センサ15
を設ける。また半導体スイッチ14がOFF状態で、か
つインバータが停止状態の時、つまりインバータの入力
インピーダンスが無限大の時にも、太陽電池出力がある
場合にLED11を点灯するための抵抗13を設ける。
なお開閉器16は太陽電池ストリング3と連系インバー
タ1を手動で機械的かつ電気的に解列するためのスイッ
チである。
【0020】一方、インバータ制御回路8に半導体スイ
ッチ14のON/OFF制御を行うとともに、ストリン
グ3のインバータ入力端の電圧を検出する機能、及び電
流検出センサ15により電流を検出する機能を備える。
さらに、太陽電池アレイの最大出力が得られるように連
系インバータ1の入力インピーダンスを制御する最大電
力点追尾機能とともに、太陽電池アレイの動作電圧を連
系インバータ1の入力電圧範囲の上限電圧から下限電圧
までをトレースする入力インピーダンス制御機能を付加
し、機能を切替えられるスイッチ等を設ける。
【0021】なお、インバータ制御回路8は計測信号
(アナログ信号)をコンピュータ処理するためデジタル
変換するA/D変換器、計測データを基にスイッチング
素子のON/OFFのタイミングを演算するMPU(マ
イクロ・プロセッサ・ユニット)、さらに演算結果(デ
ジタル信号)をスイッチング素子駆動信号(アナログ信
号)に変換するD/A変換器、さらにMPUのプログラ
ムを内蔵するROM(リード・オンリ・メモリ)、演算
データを一時的に格納するRAM(ランダム・アクセス
・メモリ)から構成する。これらは一般に使用されてい
る手段を任意に採用することが可能であり、特に図示は
行なわない。
【0022】次に太陽電池出力の点検方法について説明
する。まず、定常運転時においては、連系インバータ1
が運転状態のとき、太陽電池出力制御は最大電力点追尾
を行い、すべてのストリングの半導体スイッチ14はO
FF状態である。この場合、LED11が点灯して太陽
電池の各ストリング3が発電状態にあることを表示す
る。一方、インバータ停止時においては、連系インバー
タ1が停止状態のとき、(例えば連系インバータを強制
的に停止したとき、インバータ故障あるいは系統停電で
インバータが停止したとき)、すべてのストリング3の
半導体スイッチ14はOFFであり、この場合でも太陽
電池が出力していれば、LED11は点灯する。そこ
で、太陽電池の出力があることがこれによって検知され
る。
【0023】次に太陽電池出力電圧−電流特性点検時に
ついて述べると、太陽電池の各ストリングの点検を行う
とき、例えば太陽電池ストリング3aの出力特性を点検
する場合、太陽電池ストリング3aの半導体スイッチ1
4をOFF、それ以外のストリングの半導体スイッチ1
4をONとする。このとき、出力を点検するストリング
3aだけで連系インバータを運転することになり、太陽
電池の動作電圧を連系インバータ1の入力電圧範囲の上
限電圧から下限電圧までをトレースする入力インピーダ
ンス制御機能により、太陽電池の出力電圧−出力電流特
性をデータとして制御回路8に含まれているRAMに蓄
える。
【0024】これらデータの表示は、例えば通信機能付
きのMPUであれば通信ケーブルで、外部のコンピュー
タにデータを転送でき、グラフィク表示が可能であ
る。また、インバータの表示機能(例えば7セグメント
LEDや液晶表示パネル)で上記データを表示する場合
は、簡易的に太陽電池ストリングの開放電圧、最大電
力、最大電力点での動作電圧および動作電流の4データ
を表示する。
【0025】一方、太陽電池短絡電流点検時において
は、各太陽電池ストリングの短絡電流の計測は、例えば
ストリング3aの短絡電流を計測する場合、ストリング
3aの半導体スイッチ14をON、開閉器16をOF
F、その他のストリングの半導体スイッチ14をOF
F、開閉器16はONとして連系インバータ1を運転
し、ストリング3aの閉ループ内の電流センサ15の検
出短絡電流を計測する。この短絡電流値は温度依存性が
ほとんどないため、定格短絡電流値との比較により太陽
電池の受光日射強度が推定できる。この計測データも上
記の太陽電池出力電圧−電流特性と同様の処理を行うこ
とによって任意の表示を行なうことができる。
【0026】このように、太陽電池出力電圧−電流特性
および短絡電流の点検を行なうことによって、太陽電池
ストリングの出力特性を簡単に評価できる。また連系イ
ンバータ運転時に各ストリングの出力電流を検出して、
各ストリングの出力を比較することにより、太陽電池設
置方位の違い、受光障害等による出力電流のバラツキの
確認が可能である。さらに、各太陽電池ストリングの素
子温度を温度センサを用いて検出し、連系インバータ1
の制御回路で素子温度を測定すれば、太陽電池最大出力
電力および太陽電池出力電圧の温度補正により、定格出
力に対する実出力の推定ができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の実施によって、太陽光発電シス
テムのユーザが太陽電池アレイの1ストリング毎の出力
の点検を連系インバータの制御機能を利用して簡単かつ
安全に行える。また各ストリング毎の出力特性のバラツ
キを踏まえたインバータ入力電力の適切な評価、長期の
データ比較による太陽電池出力の特性の経年変化の判断
が可能となる。さらに太陽電池のチェックをテスター等
で行う場合、太陽電池が発電状態にあれば、例え太陽電
池ストリングが短絡状態、開放状態であってもLEDが
点灯しているため、作業時の注意喚起ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】太陽電池ならびに連系インバータの配線状態を
概念的に説明するブロック図である。
【図2】連系インバータの内部構成を説明するブロック
図である。
【図3】本発明における太陽電池出力点検ユニットの回
路図である。
【符号の説明】
1 連系インバータ 2 太陽電池モジュール 3 太陽電池ストリング 4 太陽電池出力点検ユニット 5 DC/DCコンバータ 6 DC/ACインバータ 7 連系リレー 8 制御回路 10 ダイオードストリング 11 LED 12,13 抵抗 14 半導体スイッチ 15 電流センサ 16 開閉器 17 逆流防止ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻井 宏行 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−293936(JP,A) 特開 平6−332554(JP,A) 特開 昭60−246423(JP,A) 特開 平7−168639(JP,A) 実開 昭55−162961(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 G05F 1/67 H01L 31/04 H02M 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池モジュールを複数台直列接続し
    た太陽電池ストリングを複数並列接続してアレイを構成
    し、直列分毎にインバータ入力端子に接続する連系太陽
    光発電システムの連系インバータにおいて、 インバータ内部で各ストリングを並列接続する並列接続
    個所と、 各ストリング正極側のインバータ入力端子と並列接続個
    所との間に設けた逆流防止ダイオードと、 上記インバータ入力端子と上記逆流防止ダイオードとの
    間と負極との間に接続され、ストリングを短絡・開放す
    る半導体スイッチと、 該半導体スイッチによりストリングを短絡した際に生じ
    る閉ループ内に設けた電流検出センサと、 上記半導体スイッチにより短絡されたストリングの短絡
    電流を上記電流検出センサにより計測する手段とを備
    え、 上記複数のストリングのうち 点検するストリングに対応
    する上記半導体スイッチをOFFして該ストリングを開
    放する一方、それ以外のストリングに対応する上記半導
    体スイッチをONして該ストリングを短絡すると共に
    上記太陽電池アレイの最大出力が得られるようにインバ
    ータの入力インピーダンスを制御して、太陽電池アレイ
    の動作電圧をインバータの入力電圧範囲の上限電圧から
    下限電圧までトレースすることにより、各ストリング毎
    太陽電池の出力電圧−出力電流特性を点検することを
    特徴とする太陽電池出力点検機能を有する連系インバー
    タ。
  2. 【請求項2】 太陽電池モジュールを複数台直列接続し
    た太陽電池ストリングを複数並列接続してアレイを構成
    し、直列分毎にインバータ入力端子に接続する連系太陽
    光発電システムの連系インバータにおいて、 インバータ内部で各ストリングを並列接続する並列接続
    個所と、 各ストリング正極側のインバータ入力端子と並列接続個
    所との間に設けた逆流防止ダイオードと、 上記インバータ入力端子と上記逆流防止ダイオードとの
    間と負極との間に接続され、ストリングを短絡・開放す
    る半導体スイッチと、 該半導体スイッチによりストリングを短絡した際に生じ
    る閉ループ内に設けた電流検出センサと、 上記半導体スイッチにより短絡されたストリングの短絡
    電流を上記電流検出センサにより計測する手段と、 上記半導体スイッチと上記逆流防止ダイオードの間と負
    極の間に接続され、短絡・開放する開閉器とを備え、上記複数のストリングのうち 点検するストリングに対応
    する上記半導体スイッチをONかつ上記開閉器をOFF
    して該ストリングを短絡する一方、その他のストリング
    の上記半導体スイッチをOFFかつ上記開閉器をONし
    該ストリングを開放することにより、各ストリング毎
    の短絡電流を上記電流検出センサにより計測することを
    特徴とする太陽電池出力点検機能を有する連系インバー
    タ。
  3. 【請求項3】 上記逆流防止ダイオードと各ストリング
    正極側のインバータ入力端子の間に複数個のダイオード
    を直列接続したダイオードストリングと、 該ダイオードストリングと並列接続した抵抗と発電状態
    表示用LEDと、 上記逆流ダイオードと上記LEDとの間と負極との間に
    接続した抵抗とをさらに備え、 上記ダイオードストリングの降下電圧によりLEDを点
    灯させて太陽電池出力の有無をチェックするために可視
    化させることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の太陽電池出力点検機能を有する連系インバータ。
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