JP2018096761A - 検査支援装置およびその制御方法、検査システム、並びに制御プログラム - Google Patents

検査支援装置およびその制御方法、検査システム、並びに制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018096761A
JP2018096761A JP2016239886A JP2016239886A JP2018096761A JP 2018096761 A JP2018096761 A JP 2018096761A JP 2016239886 A JP2016239886 A JP 2016239886A JP 2016239886 A JP2016239886 A JP 2016239886A JP 2018096761 A JP2018096761 A JP 2018096761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
failure
unit
disconnection
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016239886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6665767B2 (ja
Inventor
彰彦 佐野
Akihiko Sano
彰彦 佐野
公平 冨田
Kohei Tomita
公平 冨田
豪 竹内
Takeshi Takeuchi
豪 竹内
琢也 中井
Takuya Nakai
琢也 中井
船本 昭宏
Akihiro Funamoto
昭宏 船本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2016239886A priority Critical patent/JP6665767B2/ja
Priority to EP17196862.1A priority patent/EP3334034B1/en
Priority to US15/787,979 priority patent/US10374548B2/en
Publication of JP2018096761A publication Critical patent/JP2018096761A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6665767B2 publication Critical patent/JP6665767B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S50/00Monitoring or testing of PV systems, e.g. load balancing or fault identification
    • H02S50/10Testing of PV devices, e.g. of PV modules or single PV cells
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S50/00Monitoring or testing of PV systems, e.g. load balancing or fault identification
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

【課題】発生している可能性のある複数種類の故障をユーザに容易に把握させる。【解決手段】記憶部(30)は、或る種類の故障が、別の種類の故障の検査にどのような影響を及ぼすかを示す故障相関テーブル(53)を記憶している。取得部(42)が故障の検査結果を取得すると、影響判定部(43)は、故障相関テーブル(53)を参照して検査結果に対し、別の種類の故障による影響を判定する。判定された影響に関する情報を、出力部(31)を介して出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば太陽光発電システムのような、直流電源を備えた電源システムにおいて複数種類の故障の検査を支援する検査支援装置およびその制御方法、検査システム、並びに制御プログラムに関する。
太陽光発電システムは、複数の太陽電池モジュールが直列接続された太陽電池ストリングを備えている。各太陽電池モジュールは、直列接続された複数の太陽電池セルを備え、各太陽電池モジュールには、上記太陽電池セルの電流経路をバイパスするBPD(バイパスダイオード)が並列に接続されている。
このような太陽電池ストリングでは、太陽電池モジュールの故障、太陽電池モジュール同士を接続するケーブルの断線、(断線等による)BPDの開放、地絡などの故障が発生することがある。このため、太陽光発電システムでは、安定した電力供給および事故防止のため、太陽電池ストリングの故障の有無を適宜調べる必要がある。太陽電池ストリングの故障の有無を調べる技術としては、例えば特許文献1〜3に開示されたものが知られている。
特許文献1に記載の地絡検出装置は、太陽電池ストリングの負極を開放する一方、正極を検出抵抗を介して接地し、このとき上記検出抵抗の両端に発生する電圧を第1電圧として検出する。同様に、太陽電池ストリングの正極を開放する一方、負極を検出抵抗を介して接地し、このとき上記検出抵抗の両端に発生する電圧を第2電圧として検出する。さらに、上記太陽電池ストリングの正極と負極との間の極間電圧を検出する。
次に、上記地絡検出装置は、第1電圧、第2電圧、上記極間電圧、および上記検出抵抗の抵抗値に基づいて、上記太陽電池ストリングの地絡抵抗値(絶縁抵抗値)を求める。この地絡抵抗値から地絡の有無を検出することができる。また、第1電圧および第2電圧の比から地絡の位置を検出することができる。
特許文献2に記載の検査装置は、太陽電池ストリングの正極と負極とに交流の検査信号を順次印加し、各々の場合について、インピーダンスを計測する。上記検査信号を正極に印加した場合に得たインピーダンスと、負極に印加した場合に得たインピーダンスと、の比から、上記ケーブルの断線の有無、または、上記太陽電池モジュールの故障の有無を検出することができると共に、上記ケーブルの断線の位置、または、故障している上記太陽電池モジュールの位置を検出することができる。
特許文献3に記載の故障検知装置は、太陽電池ストリングの負極から正極に向けて規定の電流値の電流を流して太陽電池ストリングの負極と正極との間の電位差を測定し、測定した電位差に基づいてバイパスダイオードの故障の有無を判定するようになっている。
特開2016−050783号公報(2016年04月11日公開) 特開2016−093039号公報(2016年05月23日公開) 特開2014−011427号公報(2014年1月20日公開)
太陽電池ストリングには、上述のように、地絡、断線故障、バイパスダイオード故障など、複数種類の故障が発生する可能性があり、さらに、複数種類の故障が同時に発生する可能性がある。しかしながら、特許文献1〜3に記載の装置は、複数種類の故障が同時に発生している場合の検査について言及していない。これは、複数種類の故障が同時に発生すると、故障の有無を判定するための計測ができなかったり、該計測ができても計測値に誤差が生じたりするためである。
ここで、太陽光発電システムの維持管理に関する経験が豊富な維持管理担当者(熟練者)であれば、各種の検査装置の検査結果に対し考察を行って、複数種類の故障を適切に判断することが可能である。しかしながら、経験の浅いユーザは、上記考察が足りず、複数種類の故障を誤判断する虞がある。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、発生している可能性のある複数種類の故障をユーザが容易に把握できる検査装置などを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る検査支援装置は、発電または充放電する直流電源における複数種類の故障の検査を支援する検査支援装置であって、複数種類の故障のそれぞれについて、当該種類の故障の検査に対し、当該種類とは別の種類の故障が及ぼす影響に関する故障相関情報を記憶する記憶部と、前記複数種類の少なくとも1つの故障の検査を検査装置に指示する指示部と、前記故障の検査結果を前記検査装置から取得する取得部と、前記記憶部の故障相関情報を参照して、前記取得部が取得した或る種類の故障の検査結果に対し、別の種類の故障による影響を判定する判定部と、該判定部が判定した影響に関する情報を出力する出力部と、を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、或る種類の故障の検査結果に対し、別の種類の故障による影響が判定され、判定された影響に関する情報が出力される。出力された情報をユーザが参照することにより、ユーザは、前記或る種類の故障と前記別の種類の故障とが発生している可能性を容易に判断することができる。その結果、ユーザは、発生している可能性のある複数種類の故障を容易に把握することができる。
なお、前記検査装置は、1台の検査装置であってもよいし、複数の故障の検査をそれぞれ行う複数台の検査装置であってもよい。
上記態様に係る検査支援装置では、前記影響に関する情報は、前記別の種類の故障による影響に基づく前記或る種類の故障の検査結果の妥当性を含んでもよい。この場合、ユーザは、前記或る種類の故障が発生しているか否かを前記妥当性に基づいて容易に判断することができる。
上記態様に係る検査支援装置では、前記影響に関する情報は、前記或る種類の故障の検査結果に影響を及ぼす前記別の種類の故障を検査するように案内する情報を含んでもよい。この場合、ユーザは何れの種類の故障の検査を行えばよいかを把握でき、利便性が向上する。
上記態様に係る検査支援装置では、前記指示部は、前記或る種類の故障の検査結果に影響を及ぼすと前記判定部が判定した前記別の種類の故障を検査するように前記検査装置に指示してもよい。或いは、前記記憶部は、前記取得部が取得した検査結果を履歴情報として記憶しており、前記判定部は、前記或る種類の故障の検査結果に影響を及ぼすと判定した前記別の種類の故障の検査結果を、前記記憶部の履歴情報から取得してもよい。この場合、前記或る種類の故障の検査結果に影響を及ぼす前記別の種類の故障の検査結果を取得できるので、ユーザは、発生している可能性のある複数種類の故障を適切に把握することができる。
上記態様に係る検査支援装置では、前記判定部は、前記記憶部の故障相関情報から、前記複数種類の故障のそれぞれについて、当該種類の故障が当該種類以外の種類の故障の検査に及ぼす影響の度合いを示す影響度を求め、求めた前記複数種類の故障の影響度に基づき、故障の検査を行う順番を決定し、前記指示部は、前記判定部が決定した順番に基づいて前記故障の検査を行うように前記検査装置に指示してもよい。この場合、例えば影響度の大きいものから順番に前記故障の検査を行うことができ、適切な順番で前記故障の検査を行うことができる。
なお、発電または充放電する直流電源に対する計測結果に基づき、前記直流電源における複数種類の故障の検査を行う1または複数の検査装置と、上記構成の検査支援装置と、を備える検査システムであれば、上記と同様の作用効果を奏する。
さらに、前記検査システムは、前記直流電源に対し計測を行う計測装置を備えてもよい。なお、前記計測装置、前記検査装置、および前記検査支援装置は、それぞれ別体であってもよいし、少なくとも2つが一体であってもよい。別体である装置間は、有線、無線、および通信ネットワークの少なくとも1つを介して通信可能に接続すればよい。また、前記計測装置は、前記直流電源に常時取り付けられるものであってもよいし、一時的に取り付けられるものであってもよい。
本発明の他の態様に係る検査支援装置の制御方法は、発電または充放電する直流電源における複数種類の故障の検査を支援する検査支援装置の制御方法であって、複数種類の少なくとも1つの故障の検査を検査装置に指示する指示ステップと、前記故障の検査結果を前記検査装置から取得する取得ステップと、複数種類の故障のそれぞれについて、当該種類の故障の検査に対し、当該種類とは別の種類の故障が及ぼす影響に関する故障相関情報を記憶する記憶部から該故障相関情報を参照して、前記取得ステップにて取得された或る種類の故障の検査結果に対し、別の種類の故障による影響を判定する判定ステップと、該判定ステップにて判定された影響に関する情報を出力部を介して出力する出力ステップと、を含むことを特徴としている。
上記の方法によれば、前記検査支援装置と同様の作用効果を奏する。
本発明に係る検査支援装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記検査支援装置が備える各部として動作させることにより上記検査支援装置をコンピュータにて実現させる検査支援装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、或る種類の故障の検査結果に対し、別の種類の故障による影響が判定され、判定された影響に関する情報が出力されるので、ユーザは、或る種類の故障と別の種類の故障とが発生している可能性を容易に判断でき、その結果、発生している可能性のある複数種類の故障を容易に把握できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る検査装置を備えた太陽光発電システムの概略構成を示すブロック図である。 上記検査装置における制御部および記憶部の概略構成を示すブロック図である。 上記記憶部に記憶される故障相関テーブルの一例を表形式で示す図である。 上記制御部の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態に係る検査装置を備えた太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。 本発明の他の実施形態に係る検査システムの概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。
〔実施の形態1〕
(太陽光発電システムの構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る検査装置11を備えた太陽光発電システム1の概略構成を示すブロック図である。なお、以下に示す各図において、FGはフレームグランドを示している。
図1に示すように、太陽光発電システム1は、複数の太陽電池モジュール2が直列接続されて構成された太陽電池ストリング3(直流電源)を備えている。各太陽電池モジュール2は、直列接続された複数の太陽電池セルを備え、パネル状に形成されている。各太陽電池モジュール2には、上記太陽電池セルの電流経路をバイパスするBPD(バイパスダイオード)が並列に接続されている。
太陽電池ストリング3にて発電された電力は、電力線路である電力通電路4a,4bを通じてPCS(パワーコンディショニングシステム)5に供給される。例えば、通電路4aには、逆流防止用のダイオード6が設けられている。なお、図1では、一例として、太陽電池ストリング3は6個の太陽電池モジュール2が直列接続されている場合を示している。各太陽電池モジュール2では、該太陽電池モジュール2内の太陽電池セルおよび配線とフレームグランド(FG)との間で対地静電容量Cgが生じている。
(検査装置の構成)
検査装置11は、例えば、毎日あるいは数日毎といった所定の周期にて、または所定の条件が満たされたときに、太陽電池ストリング3の故障の有無を検査する。このために、検査装置11は、PV電圧計測部21、PV電流計測部22、切替えリレー23P,23N、検査通電路24、地絡検査部26(検査装置)、断線検査部27(検査装置)、BPD検査部28(検査装置)、制御部29(検査支援装置)、記憶部30(検査支援装置)、および出力部31を備えている。
PV電圧計測部21は、太陽電池ストリング3のP端子とN端子との間の端子間電圧(極間電圧)、すなわち太陽電池ストリング3の出力電圧を計測する。ここでいう「出力電圧」とは太陽電池ストリング3の電圧の直流成分や交流成分を含む。ここで交流成分というのは実効値やPeak to Peakなど電圧振幅に関する値であればよい。この計測結果は断線検査部27およびBPD検査部28へ入力される。
PV電流計測部22は、電力通電路4a,4bに設けられ、電力通電路4a,4bを流れる電流、すなわち太陽電池ストリング3の出力電流を計測する。この計測結果は断線検査部27およびBPD検査部28へ入力される。
切替えリレー23P,23Nは、電力通電路4a,4bに設けられ、太陽電池ストリング3から出力される電力の供給経路を、PCS5側と検査通電路24側との間で切り替える。具体的には、切替えリレー23Pの可動接点23Paは太陽電池ストリング3のP端子と接続され、固定接点23PbはPV電流計測部22およびダイオード6を介してPCS5と接続され、かつ、固定接点23Pcは検査通電路24と接続されている。同様に、切替えリレー23Nの可動接点23Naは太陽電池ストリング3のN端子と接続され、固定接点23NbはPV電流計測部22を介してPCS5と接続され、かつ、固定接点23Ncは検査通電路24と接続されている。
検査通電路24には地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28が並列に設けられている。地絡検査部26は、太陽電池ストリング3における地絡を検査する。断線検査部27は、太陽電池ストリング3における断線故障を検査する。BPD検査部28は、太陽電池ストリング3の太陽電池モジュール2における上記BPDの断線故障を検査する。地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28のそれぞれにおける検査結果は制御部29へ入力される。なお、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28の詳細については後述する。
制御部29は、検査装置11内の各種構成の動作を統括的に制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)およびメモリを含むコンピュータによって構成される。そして、各種構成の動作制御は、制御プログラムをコンピュータに実行させることによって行われる。記憶部30は、情報を記録するものであり、ハードディスク、フラッシュメモリなどの記録デバイスによって構成される。なお、制御部29および記憶部30の詳細については後述する。
出力部31は、制御部29からのデータに基づき、各種情報を出力する。具体的には、出力部31は、各種情報を表示したり、音声出力したり、印刷したり、着脱可能な記録媒体に記録したり、外部の装置に送信したりする。
なお、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28は、それぞれの機能を実現するための各種回路およびプロセッサを備えているが、当該回路および当該プロセッサは、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28の少なくとも2つの間で共用してもよい。また、上記プロセッサは、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28の少なくとも1つと制御部29との間で共用してもよい。
(制御部および記憶部の概要)
図2は、制御部29および記憶部30の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、制御部29は、指示部41、取得部42、影響判定部43(判定部)、および出力制御部44を備えている。記憶部30は、履歴データ51(履歴情報)、良品データ52、および故障相関テーブル53(故障相関情報)を記憶している。
(記憶部の詳細)
履歴データ51は、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28における検査結果を検査日時と共に含むものである。良品データ52は、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28の全てにおいて故障が検出されなかった太陽電池ストリング3を良品として、当該良品の計測データを含むものである。
図3は、故障相関テーブル53の一例を表形式で示す図である。故障相関テーブル53は、或る種類の故障が、別の種類の故障の検査にどのような影響を及ぼすかを示すものである。以下では、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28における検査の詳細を説明し、図3の内容を説明する。
(検査部の詳細)
(地絡検査)
地絡検査部26は、太陽電池ストリング3における地絡の有無を検査し、地絡故障が発生している場合には、地絡故障が発生位置を特定する。地絡検査部26には、従来周知の方法によるものを使用することができるが、本実施形態では、上述のように、特許文献1に記載のものを使用している。
すなわち、地絡検査部26は、太陽電池ストリング3のN端子に接続する通電路を開放する一方、P端子に接続する通電路を検出抵抗(図示せず)を介してFGに接続し、このとき上記検出抵抗の両端に発生する第1電圧V1を検出する。同様に、太陽電池ストリング3のP端子に接続する通電路を開放する一方、N端子に接続する通電路を上記検出抵抗を介してFGに接続し、このとき上記検出抵抗の両端に発生する第2電圧V2を検出する。さらに、PV電圧計測部21が計測した太陽電池ストリング3の出力電圧(極間電圧)Vpvを取得する。
次に、地絡検査部26は、求めた第1電圧V1および第2電圧V2と、取得した出力電圧Vpvと、上記検出抵抗の抵抗値R1とを用いて、次式(1)により、
Rleake=R1×|Vpv|÷|V1−V2|−R1 ……(1)
絶縁抵抗値Rleakeを求める。絶縁抵抗値Rleakeが所定の閾値以下である場合、地絡が発生していると判定することができる。また、第1電圧V1の絶対値と第2電圧V2の絶対値との比から地絡の位置を求めることができる。
(断線検査)
断線検査部27は、太陽電池ストリング3の太陽電池モジュール2における断線の有無を検査し、断線故障が発生している場合には、断線故障している太陽電池モジュール2を特定する。断線検査部27には、従来周知の方法によるものを使用することができるが、本実施形態では、上述のように、特許文献2に記載のものを使用している。
すなわち、断線検査部27は、太陽電池ストリング3のN端子に接続する通電路を開放する一方、P端子に接続する通電路に交流の検査信号を印加し、インピーダンスZpを計測する。同様に、太陽電池ストリング3のP端子に接続する通電路を開放する一方、N端子に接続する通電路に交流の検査信号を印加し、インピーダンスZnを計測する。故障位置は、Zn/(Zp+Zn)とZp/(Zp+Zn)との比を計算することにより求めることができる。なお、インピーダンスの計測には、インピーダンスアナライザを使用してもよい。
ところで、インピーダンスZp,Znが互いに同じ値であれば、太陽電池ストリング3に断線故障が発生していない場合と、太陽電池ストリング3の中央位置にて断線故障が発生している場合とが考えられる。
そこで、断線検査部27は、インピーダンスZp,Znが互いに同じ値である場合には、太陽電池ストリング3のP端子とN端子との間に検査信号を印加することにより、太陽電池ストリング3の全体インピーダンスZpnを求める。全体インピーダンスZpnとインピーダンスZpまたはZnとを比較し、両者が異なっていれば、断線検査部27は、太陽電池ストリング3の中央位置にて、断線故障が発生していると判定することができる。また、両者が同じ値であれば、断線検査部27は、太陽電池ストリング3について断線故障が発生していないと判定することができる。
ところで、太陽電池ストリング3における断線には、太陽電池モジュール2の内部の断線と、太陽電池モジュール2の外部の断線と、がある。
太陽電池モジュール2の内部の断線による故障が発生している場合、当該太陽電池モジュール2における上記BPDにより、他の太陽電池モジュール2にて発生した電流を流すことができる。これにより、太陽電池ストリング3は、電力を供給することができる。従って、PV電圧計測部21にて計測される太陽電池ストリング3のP端子とN端子との間の端子間電圧(太陽電池ストリング3の出力電圧)Vpvが発生する。以下では、太陽電池モジュール2の内部の断線を「モジュール断線」と称する。
一方、太陽電池モジュール2の外部の断線の例としては、隣り合う太陽電池モジュール2間の接続不良による断線、太陽電池モジュール2とP端子またはN端子との間の接続不良による断線などが挙げられる。これらの断線による故障が発生した場合、太陽電池ストリング3は、電力を供給することができない。従って、PV電圧計測部21にて計測される太陽電池ストリング3の出力電圧Vpvはほぼ0Vとなる。以下では、太陽電池モジュール2の外部の断線を「完全断線」と称する。
従って、断線検査部27は、断線故障が発生していると判定した場合、PV電圧計測部21にて計測される太陽電池ストリング3の出力電圧Vpvを取得する。取得した出力電圧Vpvが、0に近い正の値である所定の閾値よりも大きい場合、上記断線故障をモジュール断線による故障であると判定することができる。一方、取得した出力電圧Vpvが上記所定の閾値以下である場合、上記断線故障を完全断線による故障であると判定することができる。
(BPD検査)
BPD検査部28は、太陽電池ストリング3の太陽電池モジュール2における上記BPDの断線の有無を検査し、上記BPDが断線故障している場合には、上記BPDが断線故障している太陽電池モジュール2を特定する。BPD検査部28には、従来周知の方法によるものを使用することができるが、本実施形態では、以下の方法によるものを使用している。
すなわち、BPD検査部28の検査は、太陽電池ストリング3が非発電状態(例えば夜間)である場合に実行する。まず、BPD検査部28は、太陽電池ストリング3に第1の直流電流I1を注入し、太陽電池ストリング3のPN端子間の第1の直流電圧Vpn1をPV電圧計測部21によって計測する。次に、BPD検査部28は、太陽電池ストリング3に第2の直流電流I2(I2>I1)を注入し、太陽電池ストリング3のPN端子間の第2の直流電圧Vpn2をPV電圧計測部21によって計測する。
次に、BPD検査部28は、第1の直流電圧Vpn1と第2の直流電圧Vpn2とから電圧Vpnd(Vpnd=|Vpn2|−|Vpn1|)を求める。電圧Vpndが所定の閾値よりも大きい場合、上記BPDが断線故障している太陽電池モジュール2が太陽電池ストリング3に存在すると判定する。一方、電圧Vpndが上記所定の閾値以下であれば、上記BPDが断線故障している太陽電池モジュール2が太陽電池ストリング3に存在しないと判定する。
上記BPDが断線故障している太陽電池モジュール2が太陽電池ストリング3に存在すると判定した場合、BPD検査部28は、まず、太陽電池ストリング3のPN端子間に、直流に交流が重畳された断線位置特定信号を印加する。次に、P端子とフレームグランドFGとの間の電圧の交流成分Vfg-pを計測する。同様に、N端子とフレームグランドFGとの間の電圧の交流成分Vn-fgを計測する。
次に、BPD検査部28は、太陽電池ストリング3の太陽電池モジュール2の枚数N、電圧の交流成分Vfg-pおよび電圧の交流成分Vn-fgを使用し、上記BPDが断線故障している太陽電池モジュール2のP端子(正極)からの位置を
N×Vn-fg/(Vfg-p+Vn-fg)枚目
と特定することができる。
(故障相関テーブル)
図3に示す故障相関テーブルを参照して、或る種類の故障が、別の種類の故障の検査に及ぼす影響について説明する。なお、図3では、各行には検査対象の各故障が配列され、各列には発生中の各故障が配列されている。また、各フィールドの左側には故障の有無の判定について記号示され、右側には故障の位置の判定(特定)について記号で示されている。記号○は正常に判定できることを示し、記号×は判定できないことを示し、記号△は判定に誤差を含むことを示している。なお、記号−は検査対象外であることを示している。
(地絡検査について)
完全断線の故障が発生している場合、太陽電池ストリング3にて電力が発生しないので、出力電圧Vpvがゼロである。また、地絡検査部26の検出抵抗に電流が流れないので、第1電圧V1および第2電圧V2もゼロである。従って、地絡検査部26は地絡の有無を判定できず、地絡の位置を特定できない。その結果、図3の該当するフィールドは「×/×」となる。
モジュール断線の故障が発生している場合、太陽電池ストリング3にて電力が発生するので、出力電圧Vpvを計測できる。また、地絡検査部26の検出抵抗に電流が流れるので、第1電圧V1および第2電圧V2を計測できる。従って、地絡検査部26は地絡の有無を正常に判定できる。しかしながら、第1電圧V1および第2電圧V2の一方はモジュール断線により変化することになる。このため、第1電圧V1の絶対値と第2電圧V2の絶対値との比から地絡検査部26が求めた(判定した)地絡の位置は、実際の位置からずれることになる。その結果、図3の該当するフィールドは「○/△」となる。なお、モジュール断線の位置を特定し、電圧の変化量を計算することで、地絡検査部26は、求めた地絡の位置について、実際の位置に補正したり、実際の位置からどの程度ずれているかといった確からしさを判定したりすることができる。
BPD断線の故障が発生している場合でも、出力電圧Vpv、第1電圧V1、および第2電圧V2の計測には影響がない。従って、地絡検査部26は、地絡の有無を正常に判定でき、かつ、地絡の位置を正常に求めることができる(判定できる)。その結果、図3の該当するフィールドは「○/○」となる。
(完全断線の検査について)
地絡が発生している場合でも、出力電圧VpvおよびインピーダンスZp,Zn,Zpnを計測できるので、断線検査部27は完全断線の有無を正常に判定できる。しかしながら、インピーダンスZp,Znは、地絡抵抗により変化するので、Zn/(Zp+Zn)とZp/(Zp+Zn)との比から求めた完全断線の位置は、実際の位置からずれることになる。その結果、図3の該当するフィールドは「○/△」となる。なお、本実施形態の場合、上述のように、完全断線の故障が発生していると地絡抵抗を測定できないので、断線検査部27は、求めた完全断線の位置を実際の位置に補正することは困難である。
モジュール断線の故障が発生していると断線検査部27が判定した場合、出力電圧Vpvが発生しているので、完全断線の故障が発生していないことになる。従って、完全断線の検査は不要であり、その結果、図3の該当するフィールドは「−/−」となる。
BPD断線の故障が発生している場合でも、出力電圧VpvおよびインピーダンスZp,Zn,Zpnの計測には影響がない。従って、断線検査部27は、完全断線の有無を正常に判定でき、かつ、完全断線の位置を正常に求めることができる。その結果、図3の該当するフィールドは「○/○」となる。
(モジュール断線の検査について)
地絡が発生している場合でも、出力電圧VpvおよびインピーダンスZp,Zn,Zpnを計測できるので、断線検査部27はモジュール断線の有無を正常に判定できる。しかしながら、インピーダンスZp,Znは、地絡抵抗により変化するので、Zn/(Zp+Zn)とZp/(Zp+Zn)との比から求めたモジュール断線の位置は、実際の位置からずれることになる。その結果、図3の該当するフィールドは「○/△」となる。なお、地絡抵抗値を測定し、地絡抵抗によるインピーダンスZp,Znの変化量を計算することで、断線検査部27は、求めたモジュール断線の位置について、実際の位置に補正したり、実際の位置からどの程度ずれているかといった確からしさを判定したりすることができる。
完全断線の故障が発生していると断線検査部27が判定した場合、モジュール断線の故障がさらに発生しているか否かは不明となる従って、断線検査部27はモジュール断線の有無を判定できず、モジュール断線の位置を特定できない。その結果、図3の該当するフィールドは「×/×」となる。
BPD断線の故障が発生している場合でも、出力電圧VpvおよびインピーダンスZp,Zn,Zpnの計測には影響がない。従って、断線検査部27は、モジュール断線の有無を正常に判定でき、かつ、モジュール断線の位置を正常に求めることができる。その結果、図3の該当するフィールドは「○/○」となる。
(BPD断線の検査について)
地絡が発生している場合でも、直流電圧Vpn1,Vpn2を計測できるので、BPD検査部28はBPDの断線の有無を正常に判定できる。しかしながら、電圧の交流成分Vfg-p,Vn-fgは、地絡抵抗により変化するので、これらの計測値から求めたBPDの断線の位置は、実際の位置からずれることになる。その結果、図3の該当するフィールドは「○/△」となる。なお、地絡抵抗値を測定し、地絡抵抗による電圧の交流成分Vfg-p,Vn-fgの変化量を計算することで、BPD検査部28は、求めたBPDの断線の位置について、実際の位置に補正したり、実際の位置からどの程度ずれているかといった確からしさを判定したりすることができる。
完全断線の故障が発生している場合、太陽電池ストリング3に直流電流を注入できないので、直流電圧Vpn1,Vpn2を計測できない。従って、BPD検査部28はBPDの断線の有無を判定できず、BPDの断線の位置を特定できない。その結果、図3の該当するフィールドは「×/×」となる。
モジュール断線の故障が発生している場合でも、直流電圧Vpn1,Vpn2および電圧の交流成分Vfg-p,Vn-fgの計測には影響がない。従って、BPD検査部28は、BPDの断線の有無を正常に判定でき、かつ、BPDの断線の位置を正常に求めることができる。その結果、図3の該当するフィールドは「○/○」となる。
(開放電圧について)
開放電圧、すなわち、太陽電池ストリング3のP端子とN端子との間の端子間電圧は、完全断線の故障が発生していない限り、計測することができる。従って、開放電圧の異常(故障)の有無は、完全断線の故障が発生していない限り判定できる。なお、開放電圧の異常に位置は無関係である。
(制御部の詳細)
指示部41は、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28に検査の指示を行うものである。検査の指示は所定の期間ごとに行ってもよいし、影響判定部43からの指示に基づいて行ってもよいし、ユーザからの指示に基づいて行ってもよい。
取得部42は、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28から検査結果のデータを取得するものである。検査結果には、故障の有無、故障の位置、計測値などが含まれる。取得部42は、取得した検査結果を検査日時と共に記憶部30の履歴データ51に追加すると共に、取得した検査結果を影響判定部43に送出する。また、取得部42は、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28から故障無しとの検査結果を取得した場合、太陽電池ストリング3が良品であるとして、上記検査結果に含まれる計測値を記憶部30の良品データ52に追加する。
影響判定部43は、記憶部30の故障相関テーブル53を参照して、取得部42からの或る種類の故障の検査結果に対し、別の種類の故障による影響を判定するものである。影響判定部43は、判定した影響に関する情報を作成し、出力制御部44に送出する。
影響判定部43が判定する影響の一例としては下記のものが挙げられる。すなわち、図3に示す故障相関テーブル53を参照すると、上記検査結果が地絡を検出したものである場合、完全断線は発生しておらず、モジュール断線の可能性があり、この場合地絡の位置に誤差が含まれる可能性があり、BPD断線の可能性があると判定することができる。また、上記検査結果が完全断線を検出したものである場合、地絡の可能性があり、この場合完全断線の位置に誤差が含まれる可能性があり、クラスタ断線は不明であり、BPD断線の可能性があると判定することができる。
出力制御部44は、影響判定部43からの情報に基づき、出力用データを作成し、出力部31に送信する。これにより、影響判定部43が判定した影響に関する情報を、出力部31を介して出力することができる。
出力された情報をユーザが参照することにより、ユーザは、検出した種類の故障とは別の種類の故障が発生している可能性を容易に判断することができる。その結果、ユーザは、発生している可能性のある複数種類の故障を容易に把握することができる。
影響判定部43は、さらに、上記検査結果に影響を及ぼすと判定した故障の種類を指示部41に通知する。これにより、指示部41は、通知された種類の故障の検査を行うように、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28の何れかに指示する。例えば、上記検査結果が地絡を検出したものである場合、地絡の位置に影響を及ぼすクラスタ断線を検査するように指示部41が断線検査部27に指示する。また、上記検査結果が完全断線を検出したものである場合、完全断線の位置に影響を及ぼす地絡を検査するように指示部41が地絡検査部26に指示する。この場合、上記検査結果に影響を及ぼす別の種類の故障の検査結果を取得できるので、ユーザは、発生している可能性のある複数種類の故障を適切に把握することができる。なお、影響判定部43は、上記検査結果に影響を及ぼすと判定した故障の種類を指示部41に通知する代わりに、当該故障の種類の検査結果を記憶部30の履歴データ51から取得してもよい。
(制御部の処理)
図4は、上記構成の検査装置11における制御部29の処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、まず、指示部41は、複数種類の少なくとも1つの故障の検査を、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28の何れかに指示する(S11)。これにより、取得部42は、当該故障の検査結果を地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28の何れかから取得する(S12)。
次に、影響判定部43は、記憶部30の故障相関テーブル53を参照して、取得部42が取得した検査結果に対し、別の種類の故障による影響を判定する(S13)。このとき、上記検査結果に影響を及ぼすと判定した故障の種類が存在するか否かを判断する(S14)。存在する場合ステップS15に進み、存在しない場合ステップS17に進む。
ステップS15では、上記検査結果に影響を及ぼすと判定した種類の故障の検査を行うように、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28の何れかに指示する。これにより、取得部42は、当該故障の検査結果を地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28の何れかから取得し、影響判定部43に送出する(S16)。
ステップS17では、影響判定部43は、判定した影響に関する情報を、取得部42から取得した検査結果と共に、出力制御部44および出力部31を介して出力する。その後、処理を終了する。
(付記事項)
なお、影響判定部43は、判定した影響に基づき検査結果の妥当性を判断し、判断した妥当性を上記影響に関する情報に含めてもよい。上記妥当性は、パーセンテージで表してもよいし、図3と同様に○(妥当),×(妥当では無い),△(一部妥当)の3段階で表してもよい。例えば、上記検査結果が地絡を検出したものである場合、地絡の検出の妥当性は○であり、地絡の位置の妥当性は△である。また、上記検査結果が完全断線を検出したものである場合、完全断線の検出の妥当性は○であり、完全断線の位置の妥当性は△である。妥当性を含む情報を出力することにより、ユーザは、検査した種類の故障の有無および故障の位置を上記妥当性に基づいて容易に判断することができる。
また、影響判定部43は、検査結果に影響を及ぼす別の種類の故障を検査するように案内する情報を上記影響に関する情報に含めてもよい。例えば、上記検査結果が地絡を検出したものである場合、上記案内する情報としては、地絡の位置に影響を及ぼすクラスタ断線を検査するように案内するものが挙げられる。また、上記検査結果が完全断線を検出したものである場合、上記案内する情報としては、完全断線の位置に影響を及ぼす地絡を検査するように案内するものが挙げられる。上記案内する情報を出力することにより、ユーザは何れの種類の故障の検査を行えばよいかを把握でき、利便性が向上する。
また、影響判定部43は、記憶部30の故障相関テーブル53を参照して、各種類の故障について、当該種類の故障が当該種類以外の種類の故障の検査に及ぼす影響の度合いを示す影響度を求め、求めた各種類の故障の影響度に基づき、故障の検査を行う順番を決定してもよい。この場合、指示部41は、影響判定部43が決定した順番に基づいて、故障の検査を行うように、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28に指示すればよい。
上記影響度の例としては、図3に示す故障相関テーブル53において、○を2点、△を1点、×および−を0点とすることが挙げられる。この場合、地絡の影響度は11、完全断線の影響度は0、モジュール断線の影響度は9、BPD断線の影響度は14となる。そして、影響判定部43は、影響度の低い順に故障の検査を行う順番を決定すればよい。この例では、完全断線、モジュール断線、地絡、BPD断線の順に検査が行われることになる。その結果、適切な順番で故障の検査を行うことができる。
また、検査装置11が別の太陽電池ストリング3に接続して検査を行う場合、影響判定部43は、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28からの検査結果を、記憶部30の良品データの検査結果と比較して、故障の有無を判定してもよい。
なお、上記実施形態では、地絡検査部26、断線検査部27、およびBPD検査部28が設けられているが、別の種類の故障を検査する検査部をさらに設けてもよい。
〔実施の形態2〕
図5は、本発明の別の実施形態に係る検査装置を備えた太陽光発電システムの構成を示す概略の回路図である。本実施形態の太陽光発電システム101は、図1〜図4に示す太陽光発電システム1に比べて、1つの太陽電池ストリング3に代えて、複数の太陽電池ストリング3を備える太陽電池アレイ103が設けられている点と、1つの逆流防止用のダイオード6に代えて、複数の逆流防止用のダイオード6を備える接続箱106が設けられている点と、検査装置11に代えて、検査装置111が設けられている点とが異なり、その他の構成は同様である。
図1〜図4に示す検査装置11は、太陽光発電システム1に常時取り付けるタイプである。一方、本実施形態の検査装置111は、太陽光発電システム101に一時的に取り付けるタイプである。このような検査装置111としては、テスター、ロガーなどが挙げられ、運搬可能なタイプであることが望ましい。
太陽電池アレイ103を構成する複数の太陽電池ストリング3は、接続箱106を介してPCS5に接続されている。接続箱106は、各太陽電池ストリング3を並列に接続している。具体的には、各太陽電池ストリング3のP端子と接続されている電力通電路4a同士を接続し、各太陽電池ストリング3のN端子と接続されている電力通電路4b同士を接続している。接続箱106には、各太陽電池ストリング3を太陽光発電システム1から電気的に切り離すためのスイッチ回路121が設けられ、スイッチ回路121の下流側に逆流防止用のダイオード6が設けられている。
PCS5には、太陽電池アレイ103からの電力を安定化させるための大容量コンデンサ122と、当該電力を所定の直流電力または交流電力に変換するための電力変換回路123とが設けられている。また、PCS5を太陽電池アレイ103および接続箱106から電気的に切り離すためのスイッチ回路124がPCS5に設けられている。
本実施形態の検査装置111は、図1〜図4に示す検査装置11に比べて、切替えリレー23P,23Nが省略される点と、太陽電池ストリング3のP端子およびN端子にそれぞれ電気的に接続するための2本のプローブ125,126が設けられている点とが異なり、その他の構成は同様である。上記2本のプローブ125,126の先端部を、検査対象の太陽電池ストリング3に接続されている電力通電路4a,4bにそれぞれ取り付ける。これにより、検査装置111は、上記検査対象の太陽電池ストリング3を検査することができる。そして、太陽光発電システム101に含まれる他の太陽電池ストリング3についても同様に繰り返すことにより、太陽光発電システム101に含まれる全ての太陽電池ストリング3を検査することができる。
〔実施の形態3〕
図6は、本発明の他の実施形態に係る検査システムの概略構成を示すブロック図である。図示のように、検査システム201は、太陽光発電システム202、地絡検査装置203(検査装置)、断線検査装置204(検査装置)、BPD検査装置205(検査装置)、通信ネットワーク206、検査支援サーバ207(検査支援装置)、通信ネットワーク208、および携帯端末209(検査支援装置)を備えている。
太陽光発電システム202は、図5に示す太陽光発電システム101から検査装置111を省略した構成である。すなわち、太陽光発電システム202は、図5に示す太陽電池アレイ103、接続箱106およびPCS5を備えている。
本実施形態では、図5に示す検査装置111にて行われている各種の検査が、別々の装置203〜205で行われる。すなわち、地絡検査装置203は、2本のプローブの先端部を、検査対象の太陽電池ストリング3に接続されている電力通電路4a,4bにそれぞれ取り付けて、図1に示す地絡検査部26と同様の検査を行う。また、断線検査装置204は、2本のプローブの先端部を、検査対象の太陽電池ストリング3に接続されている電力通電路4a,4bにそれぞれ取り付けて、図1に示す断線検査部27と同様の検査を行う。そして、BPD検査装置205は、2本のプローブの先端部を、検査対象の太陽電池ストリング3に接続されている電力通電路4a,4bにそれぞれ取り付けて、図1に示すBPD検査部28と同様の検査を行う。
地絡検査装置203、断線検査装置204、およびBPD検査装置205は、検査結果を通信ネットワーク206を介して検査支援サーバ207に送信する。また、地絡検査装置203、断線検査装置204、およびBPD検査装置205は、検査支援サーバ207から通信ネットワーク206を介して受信した指示に基づき、検査を行う。
通信ネットワーク206には、インターネット、LAN(Local Area Network)など、公知の通信ネットワークを利用することができる。また、通信ネットワーク206に利用される通信回線には、公衆通信回線、専用線、ISDN(Integrated Services Digital Network)、電力線通信など、公知の通信回線を利用することができる。
検査支援サーバ207は、図1に示す制御部29および記憶部30と同様に機能する。すなわち、検査支援サーバ207は、図2に示す記憶部30が記憶する履歴データ51、良品データ52、および故障相関テーブル53を記憶し、図2に示す指示部41、取得部42、影響判定部43、および出力制御部44として機能する。出力制御部44が作成した出力データは、通信ネットワーク208を介して携帯端末209に送信する。なお、検査支援サーバ207の構成は、通常のPC(Personal Computer)の構成と同様であるので、その説明を省略する。
携帯端末209は、無線を利用した携帯可能な通信端末であり、例えば、携帯電話機、スマートフォン、PHS(Personal Handyphone System)(登録商標)端末、PDA(PersonalDigital Assistant)、モバイル型PCなどが挙げられる。本実施形態では、携帯端末209は、図1および図2に示す出力部31として機能する。
本実施形態の検査システム201においても、図1から図5に示す太陽光発電システム1,101と同様に機能し、同様の効果を奏することができる。さらに、図2に示す制御部29の影響判定部43と記憶部30の故障相関テーブル53とは、検査支援サーバ207に設けられていているので、影響判定部43の処理能力を向上することができ、故障相関テーブル53のデータ量を増大させることができるので、複数種類の故障をさらに適切に判定することができる。
(変形例)
なお、地絡検査装置203を、太陽光発電システム202に対し地絡検査のための計測を行う地絡用計測装置に変更し、検査支援サーバ207が前記地絡用計測装置の計測結果に基づき地絡検査を行ってもよい。また、断線検査装置204を、太陽光発電システム202に対し断線検査のための計測を行う断線用計測装置に変更し、検査支援サーバ207が前記断線用計測装置の計測結果に基づき断線検査を行ってもよい。また、BPD検査装置205を、太陽光発電システム202に対しBPD検査のための計測を行うBPD用計測装置に変更し、検査支援サーバ207が前記BPD用計測装置の計測結果に基づきBPD検査を行ってもよい。
(付記事項)
なお、上記実施形態では、太陽光発電システムに本発明を適用しているが、これに限定されるものではなく、直流電源を備えた任意の電源システムに本発明を適用することができる。上記直流電源としては、太陽光発電装置の他に、水素燃料と空気中の酸素との電気化学反応により、水素燃料を利用して電気エネルギー(直流電力)を得ることが可能な燃料電池装置、電気エネルギーを蓄積する蓄電池、キャパシタなどの蓄電器、などが挙げられる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
検査装置11の制御ブロック(特に制御部29)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、検査装置11は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,101,202 太陽光発電システム
2 太陽電池モジュール
3 太陽電池ストリング(直流電源)
4a,4b 電力通電路
5 PCS
6 ダイオード
11,111 検査装置
21 PV電圧計測部
22 PV電流計測部
23N、23P、23P,23N リレー
24 検査通電路
26 地絡検査部(検査装置)
27 断線検査部(検査装置)
28 BPD検査部(検査装置)
29 制御部(検査支援装置)
30 記憶部(検査支援装置)
31 出力部(検査支援装置)
41 指示部
42 取得部
43 影響判定部(判定部)
44 出力制御部
51 履歴データ(履歴情報)
52 良品データ
53 故障相関テーブル(故障相関情報)
103 太陽電池アレイ
106 接続箱
201 検査システム
203 地絡検査装置(検査装置)
204 断線検査装置(検査装置)
205 BPD検査装置(検査装置)
207 検査支援サーバ(検査支援装置)
209 携帯端末(検査支援装置)

Claims (9)

  1. 発電または充放電する直流電源における複数種類の故障の検査を支援する検査支援装置であって、
    複数種類の故障のそれぞれについて、当該種類の故障の検査に対し、当該種類とは別の種類の故障が及ぼす影響に関する故障相関情報を記憶する記憶部と、
    前記複数種類の少なくとも1つの故障の検査を検査装置に指示する指示部と、
    前記故障の検査結果を前記検査装置から取得する取得部と、
    前記記憶部の故障相関情報を参照して、前記取得部が取得した或る種類の故障の検査結果に対し、別の種類の故障による影響を判定する判定部と、
    該判定部が判定した影響に関する情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とする検査支援装置。
  2. 前記影響に関する情報は、前記別の種類の故障による影響に基づく前記或る種類の故障の検査結果の妥当性を含むことを特徴とする請求項1に記載の検査支援装置。
  3. 前記影響に関する情報は、前記或る種類の故障の検査結果に影響を及ぼす前記別の種類の故障を検査するように案内する情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の検査支援装置。
  4. 前記指示部は、前記或る種類の故障の検査結果に影響を及ぼすと前記判定部が判定した前記別の種類の故障を検査するように前記検査装置に指示することを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の検査支援装置。
  5. 前記記憶部は、前記取得部が取得した検査結果を履歴情報として記憶しており、
    前記判定部は、前記或る種類の故障の検査結果に影響を及ぼすと判定した前記別の種類の故障の検査結果を、前記記憶部の履歴情報から取得することを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の検査支援装置。
  6. 前記判定部は、
    前記記憶部の故障相関情報から、前記複数種類の故障のそれぞれについて、当該種類の故障が当該種類以外の種類の故障の検査に及ぼす影響の度合いを示す影響度を求め、
    求めた前記複数種類の故障の影響度に基づき、故障の検査を行う順番を決定し、
    前記指示部は、前記判定部が決定した順番に基づいて前記故障の検査を行うように前記検査装置に指示することを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の検査支援装置。
  7. 発電または充放電する直流電源に対する計測結果に基づき、前記直流電源における複数種類の故障の検査を行う1または複数の検査装置と、
    請求項1から6までの何れか1項に記載の検査支援装置と、を備えることを特徴とする検査システム。
  8. 請求項1から6までの何れか1項に記載の検査支援装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記各部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
  9. 発電または充放電する直流電源における複数種類の故障の検査を支援する検査支援装置の制御方法であって、
    複数種類の少なくとも1つの故障の検査を検査装置に指示する指示ステップと、
    前記故障の検査結果を前記検査装置から取得する取得ステップと、
    複数種類の故障のそれぞれについて、当該種類の故障の検査に対し、当該種類とは別の種類の故障が及ぼす影響に関する故障相関情報を記憶する記憶部から該故障相関情報を参照して、前記取得ステップにて取得された或る種類の故障の検査結果に対し、別の種類の故障による影響を判定する判定ステップと、
    該判定ステップにて判定された影響に関する情報を出力部を介して出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする検査支援装置の制御方法。
JP2016239886A 2016-12-09 2016-12-09 検査支援装置およびその制御方法、検査システム、並びに制御プログラム Expired - Fee Related JP6665767B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016239886A JP6665767B2 (ja) 2016-12-09 2016-12-09 検査支援装置およびその制御方法、検査システム、並びに制御プログラム
EP17196862.1A EP3334034B1 (en) 2016-12-09 2017-10-17 Inspection support apparatus and control method thereof, inspection system, and control program
US15/787,979 US10374548B2 (en) 2016-12-09 2017-10-19 Inspection support apparatus and control method thereof, inspection system, and control program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016239886A JP6665767B2 (ja) 2016-12-09 2016-12-09 検査支援装置およびその制御方法、検査システム、並びに制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018096761A true JP2018096761A (ja) 2018-06-21
JP6665767B2 JP6665767B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=60190573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016239886A Expired - Fee Related JP6665767B2 (ja) 2016-12-09 2016-12-09 検査支援装置およびその制御方法、検査システム、並びに制御プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10374548B2 (ja)
EP (1) EP3334034B1 (ja)
JP (1) JP6665767B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019190875A (ja) * 2018-04-19 2019-10-31 東日本電信電話株式会社 故障位置検知装置
JP2021087243A (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 株式会社アイテス 太陽電池ストリングの検査装置、及び検査方法
JP2021156797A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電システム及び移動体

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4757463A (en) * 1986-06-02 1988-07-12 International Business Machines Corp. Fault isolation for vehicle using a multifunction test probe
JPH01214772A (ja) * 1988-01-13 1989-08-29 Hewlett Packard Co <Hp> ユーザ案内形信号測定装置
JP2013156125A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池ストリング診断装置
JP2016093039A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 オムロン株式会社 太陽光発電システムの検査方法および検査装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5218800B2 (ja) * 2011-10-31 2013-06-26 トヨタ自動車株式会社 蓄電部を備えた車両、及び、同車両とエネルギー管理装置とを含む充放電システム
JP5841906B2 (ja) 2012-07-03 2016-01-13 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 故障検知装置、故障検知システム、及び故障検知方法
JP6209412B2 (ja) * 2013-09-27 2017-10-04 株式会社日立製作所 太陽光発電システムの故障診断システム及び故障診断方法
JP6421498B2 (ja) 2014-08-28 2018-11-14 オムロン株式会社 地絡検出装置および地絡検出方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4757463A (en) * 1986-06-02 1988-07-12 International Business Machines Corp. Fault isolation for vehicle using a multifunction test probe
JPH01214772A (ja) * 1988-01-13 1989-08-29 Hewlett Packard Co <Hp> ユーザ案内形信号測定装置
JP2013156125A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池ストリング診断装置
JP2016093039A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 オムロン株式会社 太陽光発電システムの検査方法および検査装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019190875A (ja) * 2018-04-19 2019-10-31 東日本電信電話株式会社 故障位置検知装置
JP2021087243A (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 株式会社アイテス 太陽電池ストリングの検査装置、及び検査方法
JP7306605B2 (ja) 2019-11-25 2023-07-11 株式会社アイテス 太陽電池ストリングの検査装置、及び検査方法
JP2021156797A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電システム及び移動体

Also Published As

Publication number Publication date
US20180167029A1 (en) 2018-06-14
EP3334034A1 (en) 2018-06-13
JP6665767B2 (ja) 2020-03-13
EP3334034B1 (en) 2019-08-21
US10374548B2 (en) 2019-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4780416B2 (ja) 太陽電池アレイ故障診断方法
US20120049879A1 (en) Active and passive monitoring system for installed photovoltaic strings, substrings, and modules
EP2626712B1 (en) Failure detecting apparatus
US20120049627A1 (en) Current collecting box for photovoltaic power generation
CN102867870A (zh) 太阳光发电用接线箱
US20110227584A1 (en) Insulation test method for large-scale photovoltaic systems
JP6390359B2 (ja) 太陽光発電システムの検査方法および検査装置
KR20120027181A (ko) 태양광 발전기 고장 진단 방법
JP6481571B2 (ja) 検査装置および検査方法
EP2725372B1 (en) System and method of determination of connectivity resistance of power generating component
US9780561B2 (en) Solar energy generation system, measurement module and positioning method
JP2018096761A (ja) 検査支援装置およびその制御方法、検査システム、並びに制御プログラム
US9103865B2 (en) Methods for locating ground faults and insulation degradation condition in energy conversion systems
CN112698101A (zh) 基于节点注入电流方式的低压台区线路阻抗测量系统及方法
JP2015025795A (ja) 絶縁検査方法及び絶縁検査装置
WO2017149859A1 (ja) アーク発生位置検出装置およびアーク発生位置検出方法
JP2011124401A (ja) 故障診断システム、故障診断装置、故障診断方法、プログラム及び記憶媒体
WO2016199445A1 (ja) 太陽光発電システムの検査方法および検査装置
US20200162023A1 (en) Active and passive monitoring system for installed photovoltaic strings, substrings, and modules
EP3428663B1 (en) Inspection device, control method for same, and control program
JP6710583B2 (ja) 太陽電池検査装置および太陽電池検査方法
JP2014089998A (ja) 太陽光発電設備のモニタシステム
KR100914388B1 (ko) 축전지 내부 파라미터의 순차적 측정방법 및 이의 측정장치
JP2013038345A (ja) 太陽光発電システム
CN107735941B (zh) 太阳能电池监控装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6665767

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees