JPH052589U - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
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- JPH052589U JPH052589U JP4623191U JP4623191U JPH052589U JP H052589 U JPH052589 U JP H052589U JP 4623191 U JP4623191 U JP 4623191U JP 4623191 U JP4623191 U JP 4623191U JP H052589 U JPH052589 U JP H052589U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】平滑コンデンサのリップル電流がバランスし、
平滑コンデンサの固定作業が容易で、平滑コンデンサの
パンク時の防ばく弁および内部材料が飛散するのを防止
できるものを得る。 【構成】複数の平滑コンデンサ1 をシャーシ8 上に互い
に間隔を存して偶数列に配置し、かつ各コンデンサ1 を
接続ブス2 により直並列に接続すると共に、各コンデン
サ1 の直流入力点から出力点までの接続経路の長さ等を
等しくしてインピーダンスを等しくなるようにし、各コ
ンデンサ1 相互間であって、各コンデンサ1 に形成され
ている防ばく弁6の上部にそれぞれ固定板31,32 を掛渡
し、各固定板の中央部とシャーシ8 間にそれぞれ締結部
材4,9 を設けて締結し、各コンデンサ1 を固定するよう
にしたもの。
平滑コンデンサの固定作業が容易で、平滑コンデンサの
パンク時の防ばく弁および内部材料が飛散するのを防止
できるものを得る。 【構成】複数の平滑コンデンサ1 をシャーシ8 上に互い
に間隔を存して偶数列に配置し、かつ各コンデンサ1 を
接続ブス2 により直並列に接続すると共に、各コンデン
サ1 の直流入力点から出力点までの接続経路の長さ等を
等しくしてインピーダンスを等しくなるようにし、各コ
ンデンサ1 相互間であって、各コンデンサ1 に形成され
ている防ばく弁6の上部にそれぞれ固定板31,32 を掛渡
し、各固定板の中央部とシャーシ8 間にそれぞれ締結部
材4,9 を設けて締結し、各コンデンサ1 を固定するよう
にしたもの。
Description
【0001】
本考案は交流を順変換器により直流に変換し、これをこれを平滑コンデンサに より平滑した後、逆変換器により交流に変換して出力するインバータ装置に関す る。
【0002】
この種、従来のインバータ装置として、図6の回路図に示すように順変換器1 1とインバータ(逆変換器)12との間に平滑用コンデンサ1を有している。図 6において、交流電源端子R,S,Tから順変換器11により直流に変換し、こ の直流出力端子P,N間に複数(ここでは1個の場合を示している)の平滑コン デンサ1を接続して該直流を平滑してインバータ回路である逆変換器12に接続 され、交流に変換し交流出力端子U,V,Wとして負荷側に給電される。
【0003】 図7は図6の直流出力端子P,Nに、逆変換器12の直流入力点N1,P1, N2,P2,N3,P3が接続され、逆変換器12の出力点にそれぞれ対応した インバータ回路の各相端子U,V,Wが接続されている。
【0004】 図8は各平滑用コンデンサ1の組立状態を示す部分斜視図であり、図9は図8 の側面図である。図8と図9において、各平滑用コンデンサ1は、それぞれの底 部側に配設されている取付足13により、ユニットシャーシ14に互いに間隔を 存して配置され、かつ各平滑用コンデンサ1は取付ネジ15によりユニットシャ ーシ14に締付け固定され、各平滑用コンデンサ1の接続端子は接続ブス16に 接続ネジ17により接続される。また、平滑用コンデンサ1の容器上面であって 、接続ブス16の間に、平滑コンデンサ1の爆発を防ぐための防ばく弁18が設 けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 図6と図7において、順変換器11から平滑コンデンサ1への直流入力点P, Nを通って平滑コンデンサ1の出力端子N1,P1、N2,P2、N3,P3ま での各々の接続経路の長さは、N1,P1が最も短かく、次にN2,P2、N3 ,P3の順に長くなっている。このようにことから、該接続経路のインピーダン スが異なることから、直流入力点からインバータ回路への出力点迄の平滑コンデ ンサ1に流れるリップル電流は、接続経路の短かい方に多く流れ、長い方に少な く流れ、電流はアンバランスとなり、平滑コンデンサ1の温度上昇を引きおこす 欠点があった。
【0006】 又、図8と図9において、平滑コンデンサ1は、固定足13によりユニットシ ャーシ14に固定するため、接続ブス16を平滑コンデンサ1の接続端子1aに 接続する際に、接続ブス16に形成されている接続ネジ17の接続用穴16aの 大きさに余裕を設けることができないので、一度仮組立を行ない平滑コンデンサ 1の接続端子1a及び固定足13に形成されている穴13aの位置関係を確認後 、各々のネジ15を順次c4締付けることになり、作業性も悪く多大の時間を必 要としていた。
【0007】 さらに、万一平滑コンデンサ1がパンクした場合に、防ばく弁18部分及び内 部材料が飛散する等、防ばく弁18がむきだしのため安全面に注意する必要があ った。
【0008】 本考案の目的は、平滑コンデンサのリップル電流がバランスし、平滑コンデン サの固定作業が容易で、平滑コンデンサのパンク時の防ばく弁および内部材料が 飛散するのを防止できるインバータ装置を提供することを目的とする。
【0009】
本考案は、前記目的を達成するため、交流を順変換器により直流に変換し、こ の変換された直流を平滑コンデンサにより平滑した後、逆変換器により、該平滑 した直流を交流に変換して出力するインバータ装置において、
【0010】 前記平滑コンデンサを複数個に分割し、この複数のコンデンサをシャーシ上に 互いに間隔を存して偶数列に配置し、かつ各コンデンサを接続ブスにより直並列 に接続すると共に、各コンデンサの直流入力点から出力点までの接続経路の長さ 等を等しくしてインピーダンスを等しくなるようにし、
【0011】 前記各コンデンサ相互間であって、前記各コンデンサに形成されている防ばく 弁の上部にそれぞれ固定板を掛渡し、この各固定板の中央部と前記シャーシ間に それぞれ締結部材を設けて締結し、前記各コンデンサを固定するようにしたこと を特徴とするものである。
【0012】
本考案によれば、各コンデンサの直流入力点から出力点までの接続経路の長さ を等しくするなどの手法により、各平滑コンデンサまでのインピーダンスを等し くしたので、各コンデンサに流れるリップル電流がバランスし、コンデンサの温 度上昇をおさえることができる。
【0013】 さらに、各コンデンサは、コンデンサ相互間に掛渡されている固定板とシャー シ間に締結部材を設けて締結するようにしたので、従来装置のように仮組立する こともなく、コンデンサ固定時の作業性が大幅に改善される。
【0014】 又、固定板はコンデンサの防ばく弁の上部に配置したので、万一平滑用コンデ ンサがパンクした場合に防ばく弁部分及び内部材料が飛散することを防ぐことが できる。
【0015】
以下、図1から図6を参照して本考案の一実施例を説明する。
【0016】 図1は図6の回路図をもとに作成した接続図で、図2は図1の接続図の一部分 を立体的に表し、平滑コンデンサの組立状態を示す斜視図であり、図3は図2の 側面図で、図4および図5は図1〜図3の固定板の斜視図である。
【0017】 図6において交流電源端子R,S,Tから順変換器11により直流に変換し、 直流出力のP,N間に平滑コンデンサ1に給電し、これをインバータ回路である 逆変換器12に接続され、交流に変換し交流出力端子U,V,Wを介して負荷側 に給電される。
【0018】 図1において、P,Nは平滑コンデンサの直流入力点、N1,P1、N2,P 2、N3,P3は出力点でインバータ回路の各相U,V,Wにそれぞれ対応して 接続されている。この場合、順変換器11から平滑コンデンサ1への直流入力点 P,Nを通って平滑コンデンサ1の出力端子N1,P1、N2,P2、N3,P 3迄の各々の接続経路の長さが等しくなるように中央部附近にP,Nを配置する 。従って、各平滑コンデンサ1P側からN側に流れる順変換器11からの電流の 配線長さ(接続経路)が等しいため、各接続経路のインピーダンスが等しく、電 流が均等に流れる。
【0019】 図2と図3は、平滑コンデンサ1を固定板31,32とユニットシャーシ8間 に固定した状態を示すものである。ユニットシャーシ8は、この所望の位置に予 めボルト穴8aが複数個間隔を存して形成され、ユニットシャーシ8上にゴムパ ッキン7を介して各平滑コンデンサ1を所定間隔を存して配置され、各平滑コン デンサ1の相互間で、かつコンデンサ1の上面に固定板31,32が掛渡されて いる。この場合、固定板31,32は、各コンデンサ1にそれぞれ有する防ばく 弁6の上部に配設され、コンデンサ1が万一パンクした場合のにげの役目も兼ね ている。固定板31,32は、いずれも図4、図5にそれぞれ示すように防ばく 弁6の保護カバーの役目をはたすだけの寸法にし、防ばく弁6を保守点検時に目 視管理ができるよう透明な材料を使用し、中央部分にボルト穴31a,32aが それぞれ形成され、このボルト穴31a,32aに押えボルト4が挿通できるよ うになっており、押えボルト4のユニットシャーシ8から突出する突出端部にナ ット9が螺合できるようになっている。そして、接続ブス2は、平滑コンデンサ 1の接続端子部1aに接続ボルト5が螺合接続できるように、ボルト穴2aが形 成されている。
【0020】 固定板31は図4の斜視図に示すように、防ばく弁6を1個だけカバーできる 大きさの矩形状板体であって、この一端部側に段状部31bが形成され、かつボ ルト挿通穴31aが形成されている。固定板32は図5の斜視図に示すように、 防ばく弁6を2個だけカバーできる大きさの矩形状板体であって、この対向する 両端部側に段状部32b,32cがそれぞれ形成され、かつボルト挿通穴32a が形成されている。
【0021】 以上述べた本考案の実施例によれば、各平滑コンデンサ1の直流入力点から出 力点までの接続経路の長さを等しくしたので、各平滑コンデンサまでのインピー ダンスが等価となり、各平滑コンデンサ1に流れるリップル電流がバランスし、 平滑コンデンサ1の容量は有効に働き、平滑コンデンサ1を温度上昇を抑えるこ とができる。
【0022】 さらに、各平滑コンデンサ1をユニットシャーシ8に固定する場合、接続ブス 2に形成されているネジ挿入穴2aに、平滑コンデンサ1の接続端子部1aを位 置決めし、接続ネジ17を接続端子部1aに螺合させた後、コンデンサ1相互間 に掛渡されている固定板31,32のボルト挿通穴31a,32aとユニットシ ャーシ8のボルト穴8aに、押えボルト4を挿通させ、この突出端部にナット9 を締め付けるようにしたので、この締め付け前に従来装置のように仮組立するこ ともなく、平滑コンデンサ1の固定時の作業性が大幅に改善される。
【0023】 又、固定板31,32は、この段状部31b、32b,32cが防ばく弁6の 上部に位置するように配置したので、万一平滑用コンデンサ1がパンクした場合 に保護カバーとしても機能し、防ばく弁6部分及び内部材料が飛散することを防 ぐことができる。
【0024】
本考案によれば、平滑コンデンサのリップル電流がバランスし、平滑コンデン サの固定作業が容易で、平滑コンデンサのパンク時の防ばく弁および内部材料が 飛散するのを防止できるインバータ装置を提供することができる。
【図1】本考案によるインバータ装置の一実施例を示す
平滑コンデンサの接続図。
平滑コンデンサの接続図。
【図2】図1の一部分を立体的に表した平滑コンデンサ
の組立の部分斜視図。
の組立の部分斜視図。
【図3】図2の部分側面図。
【図4】図1の固定板の斜視図。
【図5】図1の固定板の斜視図。
【図6】従来のインバータ装置の回路図。
【図7】従来のインバータ装置の平滑コンデンサの接続
図。
図。
【図8】図7の平滑コンデンサの組立状態を示す斜視
図。
図。
【図9】図8の側面図。
1…平滑コンデンサ、2…接続ブス、31,32…固定
板、4…押えボルト、5…接続ネジ、6…防ばく弁、7
…ゴムパッキング、8…ユニットシャーシ、11…順変
換器、12…逆変換器、13…取付足、14…ユニット
シャーシ、15…取付ネジ、16…接続ブス、17…接
続ネジ、18…防ばく弁。
板、4…押えボルト、5…接続ネジ、6…防ばく弁、7
…ゴムパッキング、8…ユニットシャーシ、11…順変
換器、12…逆変換器、13…取付足、14…ユニット
シャーシ、15…取付ネジ、16…接続ブス、17…接
続ネジ、18…防ばく弁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 交流を順変換器により直流に変換し、こ
の変換された直流を平滑コンデンサにより平滑した後、
逆変換器により、該平滑した直流を交流に変換して出力
するインバータ装置において、前記平滑コンデンサを複
数個に分割し、この複数のコンデンサをシャーシ上に互
いに間隔を存して偶数列に配置し、かつ各コンデンサを
接続ブスにより直並列に接続すると共に、各コンデンサ
の直流入力点から出力点までの接続経路の長さ等を等し
くしてインピーダンスを等しくなるようにし、前記各コ
ンデンサ相互間であって、前記各コンデンサに形成され
ている防ばく弁の上部にそれぞれ固定板を掛渡し、この
各固定板の中央部と前記シャーシ間にそれぞれ締結部材
を設けて締結し、前記各コンデンサを固定するようにし
たことを特徴とするインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4623191U JP2564858Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4623191U JP2564858Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | インバータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052589U true JPH052589U (ja) | 1993-01-14 |
JP2564858Y2 JP2564858Y2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=12741345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4623191U Expired - Lifetime JP2564858Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564858Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001352767A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-21 | Toshiba Corp | 電力変換器用パワーユニット |
JP2011014788A (ja) * | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Fuji Denki Thermosystems Kk | コンデンサ装置 |
WO2023181291A1 (ja) * | 2022-03-24 | 2023-09-28 | 三菱電機株式会社 | 電子機器 |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP4623191U patent/JP2564858Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001352767A (ja) * | 2000-06-07 | 2001-12-21 | Toshiba Corp | 電力変換器用パワーユニット |
JP2011014788A (ja) * | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Fuji Denki Thermosystems Kk | コンデンサ装置 |
WO2023181291A1 (ja) * | 2022-03-24 | 2023-09-28 | 三菱電機株式会社 | 電子機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2564858Y2 (ja) | 1998-03-11 |
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Legal Events
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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