JP2564744Y2 - Muse−ntscコンバータ - Google Patents
Muse−ntscコンバータInfo
- Publication number
- JP2564744Y2 JP2564744Y2 JP5582491U JP5582491U JP2564744Y2 JP 2564744 Y2 JP2564744 Y2 JP 2564744Y2 JP 5582491 U JP5582491 U JP 5582491U JP 5582491 U JP5582491 U JP 5582491U JP 2564744 Y2 JP2564744 Y2 JP 2564744Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- analog switch
- delay
- main clock
- clock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Television Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】ハイビジョン放送を現用のテレビ
受像機で再生するためのMUSE−NTSCコンバータ等におけ
るディジタル信号処理用メインクロックの温度による位
相遅れに対する温度補償回路に関する。
受像機で再生するためのMUSE−NTSCコンバータ等におけ
るディジタル信号処理用メインクロックの温度による位
相遅れに対する温度補償回路に関する。
【0002】
【従来技術】従来のMUSE−NTSCコンバータにおいては、
ディジタル信号処理用メインクロック(16.2MHz)を発
生する位相同期ループ(PLL)回路の素子、例えば、
抵抗,コンデンサ,D/A変換器,電圧制御発振器VCO,
集積回路等に温度特性の優れた素子を使用しているが、
しかし、メインクロックの位相遅れに対する温度補償の
回路としての設計がなされていない。従って、MUSE−NT
SCコンバータのセット内温度が、例えば、50°C〜60°
Cに上昇するとメインクロックの位相が1/4クロック
以上変移するため映像信号処理用集積回路の再生画像の
劣化およびノイズによる音質の劣化が認められる。
ディジタル信号処理用メインクロック(16.2MHz)を発
生する位相同期ループ(PLL)回路の素子、例えば、
抵抗,コンデンサ,D/A変換器,電圧制御発振器VCO,
集積回路等に温度特性の優れた素子を使用しているが、
しかし、メインクロックの位相遅れに対する温度補償の
回路としての設計がなされていない。従って、MUSE−NT
SCコンバータのセット内温度が、例えば、50°C〜60°
Cに上昇するとメインクロックの位相が1/4クロック
以上変移するため映像信号処理用集積回路の再生画像の
劣化およびノイズによる音質の劣化が認められる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記従来例に
鑑みてなされたもので、温度上昇によるディジタル信号
処理用メインクロック(16.2MHz)の位相変移(1/4
クロックの遅れ)に対する補償回路を付加することで、
再生画像および音質等の電気的性能改善を図ることを目
的とする。
鑑みてなされたもので、温度上昇によるディジタル信号
処理用メインクロック(16.2MHz)の位相変移(1/4
クロックの遅れ)に対する補償回路を付加することで、
再生画像および音質等の電気的性能改善を図ることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、入力MUSEベー
スバンド信号のアナログ/ディジタル(A/D)変換器
用メインクロック回路に1/4クロックの遅延回路と同
遅延回路を選択するアナログスイッチ回路とを付加する
とともに、所定の温度で作動する温度検出センサにより
同アナログスイッチ回路を制御することでA/D変換器
用メインクロックの位相を補償することを特徴とする。
スバンド信号のアナログ/ディジタル(A/D)変換器
用メインクロック回路に1/4クロックの遅延回路と同
遅延回路を選択するアナログスイッチ回路とを付加する
とともに、所定の温度で作動する温度検出センサにより
同アナログスイッチ回路を制御することでA/D変換器
用メインクロックの位相を補償することを特徴とする。
【0005】
【作用】図1に示すように、アナログ/ディジタル(A
/D)変換器2用メインクロックCK(16.2MHz)を出力
する映像信号処理用集積回路3、所定で作動する温度検
出センサ5、所定位相量補償の遅延回路7、同遅延回路
7を選択するアナログスイッチ回路6a, 6b、遅延回路7
に対応するバイパス回路のアナログスイッチ回路6c, 6
d、極性反転のインバータ回路8からなり、所定温度に
おける温度検出センサ5出力のH(又はL)レベルによ
りアナログスイッチ回路6a, 6bおよび6c, 6dを切り換え
てA/D変換器2入力のメインクロックCKの位相を遅延
回路7で補償する。
/D)変換器2用メインクロックCK(16.2MHz)を出力
する映像信号処理用集積回路3、所定で作動する温度検
出センサ5、所定位相量補償の遅延回路7、同遅延回路
7を選択するアナログスイッチ回路6a, 6b、遅延回路7
に対応するバイパス回路のアナログスイッチ回路6c, 6
d、極性反転のインバータ回路8からなり、所定温度に
おける温度検出センサ5出力のH(又はL)レベルによ
りアナログスイッチ回路6a, 6bおよび6c, 6dを切り換え
てA/D変換器2入力のメインクロックCKの位相を遅延
回路7で補償する。
【0006】
【実施例】ハイビジョン放送を現用のNTSC信号に変換す
るMUSE−NTSCコンバータにおいて、セット内温度の上昇
に伴う回路素子の温度変化によりディジタル信号処理用
のメインクロック(16.2MHz)を発生する位相同期ルー
プ(PLL)回路等が追従しなくなり、例えば、セット
内温度が50°C以上になるとメインクロックに1/4ク
ロックの位相遅れが生ずる。図1に所定温度の温度検出
センサによる上記メインクロックの位相遅れ補償回路を
示す。1はMUSEベースバンド信号10の低域通過フィル
タ、2は同MUSEベースバンド信号10を8ビットのディジ
タルデータ11として出力するアナログ/ディジタル(A
/D)変換器、3は同A/D変換器2出力データ11を入
力し現用NTSC方式への走査線変換処理、アスペクト比変
換処理等を行い映像信号12および音声信号13等を出力す
るメインクロックCK(16.2MHz)用の位相同期ループ
(PLL)回路機能を有するMUSE−NTSCコンバータ信号
処理用集積回路、4はPLL回路用電圧制御発振器VCO
、5は所定の温度(例えば50°C)で作動する温度検
出センサ、7は所定位相量(例えば1/4クロック)遅
らせる遅延回路、6a, 6bは同遅延回路7を選択する制御
端子Aのアナログスイッチ回路、6c, 6dは同遅延回路7
に対応するバイパス回路用制御端子Bのアナログスイッ
チ回路、8は極性反転用インバータ回路である。図2に
奇数番ライン目水平同期信号HDの第6サンプル(基準レ
ベルRL)部に対するメインクロックCK(16.2MHz)の1
/4クロック位相φ遅れのタイミング図を示す。
るMUSE−NTSCコンバータにおいて、セット内温度の上昇
に伴う回路素子の温度変化によりディジタル信号処理用
のメインクロック(16.2MHz)を発生する位相同期ルー
プ(PLL)回路等が追従しなくなり、例えば、セット
内温度が50°C以上になるとメインクロックに1/4ク
ロックの位相遅れが生ずる。図1に所定温度の温度検出
センサによる上記メインクロックの位相遅れ補償回路を
示す。1はMUSEベースバンド信号10の低域通過フィル
タ、2は同MUSEベースバンド信号10を8ビットのディジ
タルデータ11として出力するアナログ/ディジタル(A
/D)変換器、3は同A/D変換器2出力データ11を入
力し現用NTSC方式への走査線変換処理、アスペクト比変
換処理等を行い映像信号12および音声信号13等を出力す
るメインクロックCK(16.2MHz)用の位相同期ループ
(PLL)回路機能を有するMUSE−NTSCコンバータ信号
処理用集積回路、4はPLL回路用電圧制御発振器VCO
、5は所定の温度(例えば50°C)で作動する温度検
出センサ、7は所定位相量(例えば1/4クロック)遅
らせる遅延回路、6a, 6bは同遅延回路7を選択する制御
端子Aのアナログスイッチ回路、6c, 6dは同遅延回路7
に対応するバイパス回路用制御端子Bのアナログスイッ
チ回路、8は極性反転用インバータ回路である。図2に
奇数番ライン目水平同期信号HDの第6サンプル(基準レ
ベルRL)部に対するメインクロックCK(16.2MHz)の1
/4クロック位相φ遅れのタイミング図を示す。
【0007】例えば、MUSE−NTSCコンバータのセット内
温度が50°C未満の通常状態時、アナログスイッチ回路
6a, 6bの制御端子AをHレベル、また、バイパス回路用
アナログスイッチ回路6c, 6dの制御端子BをLレベルに
した状態、即ち、1/4クロック遅延回路7のアナログ
スイッチ回路6a, 6bをオン、バイパス回路用アナログス
イッチ回路6c, 6dをオフの状態で予めメインクロックCK
を設計しておき、セット内温度が50°C以上となり映像
信号処理用集積回路3出力のメインクロックCKに1/4
クロック(φ)の遅延が生じた場合、温度検出センサ5
の作動により前記アナログスイッチ回路6a, 6bおよび6
c, 6dの制御端子AおよびBの制御レベルをそれぞれL
レベルおよびHレベルに逆転し、遅延回路7側のアナロ
グスイッチ回路6a, 6bをオフ状態、また、バイパス回路
側のアナログスイッチ回路6c, 6dをオン状態とすること
で相対的に位相を1/4クロック進めたことになり、温
度に対するメインクロックCKの遅れ位相の補償が成立す
る。尚、上記遅れ位相の補正はMUSE−NTSCコンバータに
限らず、一般の電子機器におけるクロック回路の位相補
償に適応可能である。
温度が50°C未満の通常状態時、アナログスイッチ回路
6a, 6bの制御端子AをHレベル、また、バイパス回路用
アナログスイッチ回路6c, 6dの制御端子BをLレベルに
した状態、即ち、1/4クロック遅延回路7のアナログ
スイッチ回路6a, 6bをオン、バイパス回路用アナログス
イッチ回路6c, 6dをオフの状態で予めメインクロックCK
を設計しておき、セット内温度が50°C以上となり映像
信号処理用集積回路3出力のメインクロックCKに1/4
クロック(φ)の遅延が生じた場合、温度検出センサ5
の作動により前記アナログスイッチ回路6a, 6bおよび6
c, 6dの制御端子AおよびBの制御レベルをそれぞれL
レベルおよびHレベルに逆転し、遅延回路7側のアナロ
グスイッチ回路6a, 6bをオフ状態、また、バイパス回路
側のアナログスイッチ回路6c, 6dをオン状態とすること
で相対的に位相を1/4クロック進めたことになり、温
度に対するメインクロックCKの遅れ位相の補償が成立す
る。尚、上記遅れ位相の補正はMUSE−NTSCコンバータに
限らず、一般の電子機器におけるクロック回路の位相補
償に適応可能である。
【0008】
【考案の効果】以上のように本考案は、MUSE−NTSCコン
バータ信号処理用集積回路出力のメインクロック回路に
遅延回路と同遅延回路を選択するアナログスイッチ回路
と、前記遅延回路に対応するバイパス用アナログスイッ
チ回路とを付加するとともに、所定の温度で作動する温
度検出センサにより前記遅延回路のアナログスイッチ回
路と前記バイパス用アナログスイッチ回路とを制御する
ことでA/D変換器用メインクロックの位相を補償し、
最終的に再生画像および音質等の電気的性能改善を図る
ことができる。
バータ信号処理用集積回路出力のメインクロック回路に
遅延回路と同遅延回路を選択するアナログスイッチ回路
と、前記遅延回路に対応するバイパス用アナログスイッ
チ回路とを付加するとともに、所定の温度で作動する温
度検出センサにより前記遅延回路のアナログスイッチ回
路と前記バイパス用アナログスイッチ回路とを制御する
ことでA/D変換器用メインクロックの位相を補償し、
最終的に再生画像および音質等の電気的性能改善を図る
ことができる。
【図1】温度検出センサによるメインクロックの位相遅
れ補償回路図である。
れ補償回路図である。
【図2】図1を説明するための水平同期信号HDとメイン
クロックCKとのタイミング図である。
クロックCKとのタイミング図である。
1 MUSEベースバンド信号10の低域通過フィルタ 2 アナログ/ディジタル変換器 3 映像信号処理等のMUSE−NTSCコンバータ用集積回路 5 所定の温度で作動する温度検出センサ 6a アナログスイッチ回路 6b アナログスイッチ回路 6c アナログスイッチ回路 6d アナログスイッチ回路 7 所定位相を遅らせる遅延回路 8 インバータ回路 CK メインクロック HD 水平同期信号
Claims (1)
- 【請求項1】 走査線変換、アスペクト比変換等の映像
信号処理用集積回路のメインクロック出力において、同
メインクロックを所定量遅延する遅延回路と同遅延回路
を選択するアナログスイッチ回路と同アナログスイッチ
回路を所定の温度で制御する温度検出センサとを具備
し、前記所定遅延量の補償したメインクロックを前記映
像信号処理用集積回路のMUSEベースバンド入力信号のア
ナログ/ディジタル変換器用クロックとしてなるMUS
E−NTSCコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5582491U JP2564744Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | Muse−ntscコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5582491U JP2564744Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | Muse−ntscコンバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052489U JPH052489U (ja) | 1993-01-14 |
JP2564744Y2 true JP2564744Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=13009710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5582491U Expired - Lifetime JP2564744Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | Muse−ntscコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564744Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP5582491U patent/JP2564744Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH052489U (ja) | 1993-01-14 |
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