JPH08195969A - 色ずれ補正装置 - Google Patents

色ずれ補正装置

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JPH08195969A
JPH08195969A JP7006470A JP647095A JPH08195969A JP H08195969 A JPH08195969 A JP H08195969A JP 7006470 A JP7006470 A JP 7006470A JP 647095 A JP647095 A JP 647095A JP H08195969 A JPH08195969 A JP H08195969A
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signal
color
output
luminance
delay
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JP7006470A
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Toru Yoshimura
徹 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号中の輝度信号と色信号との間の位相
ずれによる画面横方向の色ずれを補正する。 【構成】 輝度信号用遅延手段14は輝度信号を遅延
し、色信号用遅延手段15は色信号を遅延する。前記輝
度信号用遅延手段14の出力輝度信号中の水平同期信号
から、前記色信号用遅延手段15の出力色信号中のカラ
ーバースト信号またはカラーID信号までの時間が所望
の値になるようにPLLにより前記輝度信号用遅延手段
14と前記色信号用遅延手段15の遅延時間を相対的に
変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色ずれ補正装置に関
し、より詳細には、家庭用VTR(Video TapeRecorde
r)などの映像記録再生装置により再生される信号また
は記録される信号のY(輝度)/C(色)時間差補正装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(VTR)などの
ように、輝度信号(Y+S)と色信号(C)を別々の信
号処理により記録媒体に記録し、また、それらを再生す
る装置においては、輝度信号と色信号がそれぞれの信号
処理過程において通過するフィルタの遅延時間のバラツ
キなどにより、再生映像信号出力において、輝度信号と
色信号のタイミングずれ(色ずれ)を生じ、これは、ダ
ビングを繰り返した場合に、ダビングに使用した各機器
の色ずれが加算されて顕著になる場合が多く、再生画質
を損うなどの問題を生じる。また、記録再生を伴わなく
とも、例えば、方式変換などのように、輝度信号と色信
号を別々に処理する装置により、加工された信号におい
ても、各信号の処理における遅延時間の差などにより色
ずれを生じることがある。
【0003】このようにして、色ずれが生じた状態で磁
気記録媒体に記録された信号を再生する際に、例えば、
特開平3−62797号公報のように、再生輝度信号と
再生色信号との間の時間ずれを検出し、その検出信号に
基づいて、再生色信号が通過する可変遅延線の遅延時間
を調整することにより、色ずれを補正する補正装置とし
て、図10のような構成のものが提案されている。
【0004】図10は、従来の色ずれ補正装置のブロッ
ク図で、図中、21はビデオヘッド、22はヘッドアン
プ、23はHPF(High Pass Filter)、24はFM復
調器、25はLPF(Low Pass Filter)、26はY
(輝度)/C(色)ミキシング回路、27はLPF(Lo
w Pass Filter)、28はヘテロダイン回路(HE
T)、29は可変発振器(OSC)、30はBPF(Ba
nd Pass Filter)、31は可変遅延線(Delay Line)、
32はバーストゲート回路、33は検出回路(DE
T)、34は同期信号分離回路(HSS)、35はタイ
ミング検出回路(TimmingDET)、36は基準パルス発生
器(Ref.Pulse)である。
【0005】ビデオヘッド21で再生された信号は、ハ
イパスフィルタ23とローパスフィルタ27で帯域分離
され、輝度成分はFM復調器24とローパスフィルタ2
5によって得られる。色信号はヘテロダイン回路28と
可変発振器29とバンドパスフィルタ30によって得ら
れる。この時、ローパスフィルタ25の出力の輝度信号
とバンドパスフィルタ30の出力の色信号のタイミング
は、少なくとも1μsec色信号が正規より進みタイミン
グになるよう、再生信号系の各フィルタの設計をするこ
とを前提とする。バンドパスフィルタ30より得られた
色信号の進みを検出する手段として、色信号中のバース
ト信号をバーストゲート回路32で得て、検出回路33
にて整流し、エンベロープ波形bを得る。
【0006】図11(a)〜(e)は、図1中のa〜e
の信号波形図である。ローパスフィルタ25の出力の輝
度再生信号から同期信号分離回路34にて分離された水
平同期信号cを基に、基準パルス発生器36で正規のバ
ースト信号位置を示す基準パルスdが得られる。この基
準パルスdとバースト信号エンベロープbとの位相差を
タイミング検出回路35により検出した信号eにより、
可変遅延線31の遅延時間を決め、再生色信号の進み成
分を可変遅延線31により正規のタイミングに補正す
る。
【0007】また、特開平2−246692号公報のも
のは、色信号と輝度信号とが時間的にずれて記録された
磁気テープの再生を良好に行うことのできるようにする
ために、遅延部は、遅延時間が異なる複数の出力端子を
有し、磁気テープに記録された色信号と輝度信号との時
間ずれに対応した遅延を与える出力端子の遅延色信号
を、切換スイッチ部を介して外部に送出するものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術のも
のは、 (1)再生信号処理系の中に色ずれを補正する補正装置
が組み込まれているため、 (a)再生信号処理系全体にわたり、輝度信号と色信号
のそれぞれの遅延時間を正確に設計しなければならな
い。 (b)色ずれ補正機能を持たない機器で再生された信号
や、放送などにより供給された信号に色ずれがある場合
に、その信号を記録媒体に記録する際に色ずれが補正さ
れないので、その記録媒体の信号を色ずれ補正機能をも
たない一般の機器で再生した時の色ずれを補正できな
い。 (c)大きな色ずれを持った信号を記録あるいは表示な
どする場合に、色信号の周波数変換や復調あるいは方式
判別などの処理に際して基準となるカラーバースト信号
の検出が、タイミングずれのためにうまくできなくなっ
て、これらの処理に支障を来たし、S/N比の低下や誤
まった色の表示あるいは色消えなどの問題が生じること
があるが、これを解決できない。 (2)再生色信号のタイミングずれを検出してから、そ
の補正を可変遅延線で行う過程で補正量のフィードバッ
クが行われていないので、検出から補正に至るまでの特
性を正確に設計する必要があり、また、素子のバラツキ
による補正量のバラツキを吸収するためには何らかの調
整が必要になる。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、映像信号中の輝度信号と色信号との間の位相
ずれによる画面横方向の色ずれを補正するようにした色
ずれ補正装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、輝度信号(Y+S)を遅延させる輝度信
号用遅延手段と、色信号Cを遅延させる色信号用遅延手
段と、該色信号用遅延手段の出力色信号C′におけるカ
ラーバースト信号又はカラーID信号の位置を検出する
検出手段とを有し、前記出力色信号C′と前記輝度信号
用遅延手段の出力輝度信号(Y+S)′とにおいて、該
出力輝度信号(Y+S)′中の水平同期信号から、前記
検出手段により検出された出力色信号C′中のカラーバ
ースト信号又はカラーID信号の位置までの時間が所望
の値になるように、前記輝度信号用遅延手段と前記色信
号用遅延手段の遅延時間を相対的に変化させる位相同期
ループ(PLL)を有することを特徴としたものであ
る。
【0011】
【作用】前記構成を有する本発明の色ずれ補正装置は、
別個の遅延手段により遅延された遅延輝度信号と遅延色
信号とにおいて、その遅延輝度信号中の水平同期信号に
対する遅延色信号中のカラーバースト信号又はカラーI
D信号の位置が検出され、その検出された位置と基準の
位置とが比較され、その比較結果を基に、その比較され
た両者の差が0になるように、前記別個の遅延手段の遅
延時間が相対的に変化させられ、結果的に輝度信号中の
水平同期信号に対して色信号中のカラーバースト信号又
はカラーID信号の位置が前記基準の位置にある遅延輝
度信号と遅延色信号を出力として得る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明による色ずれ補正装
置の一実施例を説明するための構成図で、図中、1は輝
度(Y+S)信号遅延用CCD(Charge Coupled De
vice:電荷結合素子)遅延線、2はローパスフィルタ
(LPF)、3は色(C)信号遅延用CCD遅延線、4
はローパスフィルタ(LPF)、5は同期分離回路(S
/S)、6はゲートパルスジェネレータ(GPG)、7
はバーストフラグジェネレータ(BFG)、8は色検波
回路(CD)、9は波形整形回路(Shape)、10はゲ
ート回路(Gate)、11は位相比較回路(PC)、12
はローパスフィルタ(LPF)、13は電圧制御発振器
(VCO)、14は輝度(Y+S)信号1H遅延手段、
15は色(C)信号1H+α遅延手段である。ここで、
1Hとは1水平走査期間のことであり、αとは遅延補正
量である。
【0013】図2(a)〜(c)は、図1における信号
波形図で、図2(a)はコンポジットビデオ(Composit
e Video)信号、図2(b)は(Y+S)信号、図2
(c)はC信号で、図2(a)に色ずれのないNTSC
(National Television SystemCommittee color syste
m)方式又はPAL(Phase Alternation by Line)方式
のコンポジットビデオ信号の一例を示す。Aの部分は、
カラーバースト信号及び搬送色信号を表わしている。図
2(a)のコンポジットビデオ信号中の輝度(Y+S)
信号及び色(C)信号は、それぞれ図2(b)及び図2
(c)のようになる。このように、色ずれ((Y+S)
信号と(C)信号との位相ずれ)の無い信号において
は、(Y+S)信号中のH.Sync信号の立ち下がりエッ
ジからカラーバースト信号の開始点までの時間T
S-Bは、一定値K(信号規格上の許容差を含む)になっ
ている。
【0014】図1において、入力輝度信号(Y+S)・
Inは、輝度信号遅延用CCD遅延線1と、該輝度信号
遅延用CCD遅延線1の出力中のCCD駆動用クロック
成分などの不要成分を除去するためのLPF2とにより
構成される輝度信号1H遅延手段14を通過し、出力輝
度信号(Y+S)・Outとして出力される。入力色信号
C・Inは、色信号遅延用CCD遅延線3と、該色信号
遅延用CCD遅延線3の出力中のCCD駆動用クロック
成分などの不要成分を除去するためのLPF4とにより
構成される色信号1H+α遅延手段15を通過し、出力
色信号C・Outとして出力される。
【0015】前記出力輝度信号(Y+S)・Outと前記
出力色信号C・Outとにおいて、C・Outが(Y+S)・
Outに対して遅れている場合、前記TS-B>Kとなる。
この場合の(Y+S)・OutとC・Out(これをC・Out
1とする)との関係を、図2(a)のコンポジットビデ
オ信号を例にとり、図3(a),(b)に示す。
【0016】図3(c)は、(Y+S)・Out信号から
同期分離回路5により分離された同期信号Sであり、こ
のSからバーストフラグジェネレータ7により所定のタ
イミングで発生されるバーストフラグ信号BFを図3
(d)に示す。(Y+S)・Out信号中のH.Sync信号の
立ち下がりエッジから前記BF信号の立ち上がりエッジ
までの時間TS-BFは、一定値K0に設定されている。K0
は前記Kに対して、C・Out信号中のカラーバースト信
号の開始点から後述のBdet信号の立ち上がりエッジま
での時間遅れを補正量として加えたもので、前記TS-B
=Kの時((Y+S)・OutとC・Outとの間に位相ずれ
のない時)、(Y+S)・Out中のH.Sync信号の立ち下
がりエッジからBdet信号の立ち上がりエッジまでの時
間TS-BdetがK0に等しくなる。
【0017】前記図3(b)のC・Out1信号を色検波
回路8により包絡線検波して得られる出力Cdet1信号
を図3(e)に示す。又、このCdet1信号を波形整形
回路9で振幅一定の矩形波に整形した出力が、図3
(f)のCdet′1であり、その矩形波によりC・Out1
信号中のカラーバースト信号及び搬送色信号の位置を表
わしている。図3(g)は、前記Cdet′1を含む波形
整形回路9の出力Cdet′の中からカラーバースト信号
の開始点に相当するエッジを見つけ出すためのゲートパ
ルスGPで、前記図3(c)に示される同期信号Sに対
して所定のタイミングを持ったパルスとして、ゲートパ
ルスジェネレータ6により生成され、ゲート回路10の
一方の入力端に加えられる。該ゲート回路10の他の入
力端には、前記波形整形回路の出力Cdet′が加えら
れ、ゲートパルスGPが“H”の期間中のCdet′の立
ち上がりエッジで立ち上がり、GPが“H”の期間より
も長い一定の時間幅をもつバースト検出パルスBdetが
出力される。前記Cdet′1に対するバースト検出パル
スBdet1を図3(h)に示す。この場合、前記T
S-Bdet>K0となる。
【0018】出力輝度信号(Y+S)・Outと出力色信
号C・Outとにおいて、C・Outが(Y+S)・Outに対
して進んでいる場合、前記TS-B<Kとなる。この場合
の(Y+S)・OutとC・Out(これをC・Out2とす
る)との関係を、図2(a)のコンポジットビデオ信号
を例にとり、図4(a),(b)に示す。図4(c)は
図3(c)と同じ同期信号Sであり、図4(d)は図3
(d)と同じバーストフラグ信号BFであり、図4
(g)は図3(g)と同じゲートパルスGPである。前
記C・Out2信号に対する色検波回路8の出力Cdet2を
図4(e)に、波形整形回路9の出力Cdet′2を図4
(f)に、また、ゲート回路10の出力Bdet2を図4
(h)に示す。この場合は、前記TS-Bdet<K0とな
る。
【0019】図3に示すように、C・Outが(Y+S)・
Outに対して遅れている場合、(Y+S)・Outと前記
バーストフラグ信号BFと前記バースト検出パルスBde
t1の関係は、図5(a),(b),(c)のようになっ
ており、これに対する位相比較回路11の出力PCout
1が図5(d)になる。図4に示すように、C・Outが
(Y+S)・Outに対して進んでいる場合、(Y+S)・
Outと前記バーストフラグ信号BFと前記バースト検出
パルスBdet2の関係は、図6(a),(b),(c)の
ようになっており、これに対する位相比較回路11の出
力PCout2が図6(d)になる。
【0020】前記位相比較回路11には、上記バースト
フラグ信号BFと、前記バースト検出パルスBdetが与
えられ、これら2信号の位相差に応じた3ステート(H
/オープン/L)の出力PCoutを出力する。すなわ
ち、図5のように、BdetがBFより遅れている場合の
PCoutは、図5(d)のように、BFの立ち上がりエ
ッジからBdet1の立ち上がりエッジまでの期間が
“H”で、他はオープンであり、図6のように、Bdet
がBFより進んでいる場合のPCoutは、図6(d)の
ように、Bdet2の立ち上がりエッジからBFの立ち上
がりエッジまでの期間が“L”で、他はオープンであ
る。
【0021】前記PCoutをローパスフィルタ12によ
り平滑化し、電圧制御発振器(VCO)13に制御電圧
Vcontとして与える。VCO13の出力である色信号遅
延用CCD遅延線3駆動用クロックの周波数fckと前記
制御電圧Vcontとの関係は、図7に示すAのようになっ
ており、Vcontが高くなる程fckが高くなる。
【0022】図5のように、C・Outが(Y+S)・Out
に対して遅れている場合は、図5(d)のPCout1の
“H”出力期間にローパスフィルタ12は充電されて前
記Vcontが上昇するため、前記fckが高くなって、CC
D3の遅延時間が短くなる(信号の伝達速度が速くなる
ため)ので、C・Outの遅れは漸次0に近付き、PCout
の“H”期間の幅も0に近付くので、Vcontも一定値に
近付く。また、図6のように、C・Outが(Y+S)・O
utに対して進んでいる場合は、図6(d)のPCout2
の“L”出力期間にローパスフィルタ12は放電され
て、Vcontが下降するため、fckが低くなってCCD3
の遅延時間が長くなる(信号の伝達速度が遅くなるた
め)ので、C・Outの進みは漸次0に近付き、PCoutの
“L”期間の幅も0に近付くので、Vcontも一定値に近
付く。
【0023】このようにして、(Y+S)・Outに対す
るC・Outの遅れ及び進みは、最終的に0に収束し、収
束するまでの過渡期間を除き、常に(Y+S)・Outに
対して遅れも進みもないC・Outが得られる。すなわ
ち、入力輝度信号(Y+S)・Inに対する入力色信号
C・Inの持つ遅れ又は進みによる位相ずれを前記の動
作により自動的に吸収し、位相ずれのない輝度信号(Y
+S)・Outと色信号C・Outを定常的に出力する。定常
状態における(Y+S)・OutとC・Outの関係は、図2
(b),(c)のようになり、前記TS-B=Kとなってい
る。定常状態におけるバーストフラグ信号BFとバース
ト検出パルスBdetの立ち上がりエッジ同士のタイミン
グは、図8(c),(d)のように一致しており、前記
S-Bdet=TS-B F=K0となっている。また、この時、
PCoutは図8(e)のようになる。
【0024】図9は、本発明による色ずれ補正装置の他
の実施例を説明するためのブロック図で、図中の参照番
号は図1と同じである。本実施例では、実施例1とは逆
に、色信号の遅延時間を一定とし、これに対し、輝度信
号の遅延時間を補正することにより、入力輝度信号と入
力色信号との位相ずれを吸収し、位相ずれのない輝度信
号(Y+S)・Outと色信号C・Outを出力する。実施例
1との回路構成上の違いは、VCO13の出力が色信号
遅延用CCD遅延線3にではなく、輝度信号遅延用CC
D遅延線1に駆動用クロックとして供給されている点
と、色信号遅延手段15が固定の1H遅延手段となって
いること、及び、輝度信号遅延手段14が1H+α
(α:補正量)の遅延手段になっている点だけである。
又、各回路ブロックの動作は、VCO13の制御特性
が、実施例1と逆の図7に示すBのような、Vcontが高
い程fckが低くなる特性になっていることを除き、実施
例1と同じである。
【0025】図3及び図5のように、(Y+S)・Out
に対して、C・Outの位相が遅れている場合、Vcontが
上昇してfckが低くなるので、(Y+S)・Outの遅延
量が大きくなって位相差を吸収し、図4及び図6のよう
に、(Y+S)・Outに対してC・Outが進んでいる場合
には、Vcontが下降してfckが高くなるので、(Y+
S)・Outの遅延量が小さくなって位相差を吸収する。
【0026】実施例1及び実施例2では、輝度信号と色
信号のどちらか一方を1H遅延させ、これに対し、他方
を1H+補正量αだけ遅延させるようにしているが、ど
ちらか一方の遅延時間に対して他方の遅延時間を補正量
αだけ加えたものにする構成であれば、補正量αを加え
ない方の遅延時間は1Hでなくてもよい。また、固定で
ある必要もない。実施例1及び実施例2では、遅延線と
してCCD遅延線を使用しているが、これらの代わりに
半導体メモリや超音波遅延線などの遅延手段を使った構
成も可能である。
【0027】実施例1の説明において、NTSC又はP
AL方式のコンポジットビデオ信号の1例を用いたが、
SECAM(Sequential Color And Memory)方式につ
いても同様にして、ID信号(NTSC及びPAL方式
のカラーバースト信号に相当する信号)の位置を検出し
て輝度信号又は色信号の遅延時間を補正することによ
り、輝度信号と色信号との位相ずれを補正することがで
きる。実施例1において、図3(g)のGP信号及び図
3(h)のBdet信号の生成について説明した内容から
わかる通り、GP信号が“H”の期間がCdet′信号に
おけるC・Out信号中のカラーバースト信号開始点に対
応する点の検出可能範囲となり、これは、実際Cdet′
信号における正規のカラーバースト信号の開始点に対応
する点から±3μs程度の範囲に設定し、この±3μs程
度が、すなわち補正可能な位相ずれの量となるが、実用
上この程度で十分である。
【0028】このように、本発明による色ずれ補正装置
は、輝度信号と色信号をそれぞれ別個の遅延線に通し、
両遅延線出力における色ずれを検出して、そのずれが無
くなるように、一方の遅延線の遅延時間をPLL(Pha
se Locked Loop:位相同期ループ)により制御するも
ので、輝度信号を遅延する輝度信号用遅延手段と、色信
号を遅延する色信号用遅延手段を有し、その輝度信号用
遅延手段の出力輝度信号中の水平同期信号から、前記色
信号用遅延手段の出力色信号中のカラーバースト信号ま
たはカラーID信号までの時間が所望の値になるよう
に、PLLにより前記輝度信号用遅延手段と前記色信号
用遅延手段の遅延時間を相対的に変化させるY/C時間
差補正装置である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)互いに位相のずれた入力輝度信号(Y+S)・I
nと入力色信号C・Inとに対し、その位相ずれを取り
除いた出力輝度信号(Y+S)・Outと出力色信号C・O
utを取り出すことができるので、それらの出力信号又は
それらを混合したコンポジットビデオ信号を、直接ある
いはVTRなどで記録・再生するなどの処理を受けるな
どして、間接的に画像表示装置に出力して映像を表示さ
せる場合に、前記(Y+S)・In信号とC・In信号と
の間の位相ずれに起因する画面横方向の色ずれが除去さ
れた高品位の映像が得られ、また、VTRなどの機器で
変調・復調や方式判別などの信号処理を行う際に、(Y
+S)・In信号とC・In信号との間の位相ずれに起因
するC信号のAM及びPMのノイズの増加や方式誤判別
や色消えなどの信号処理上の諸問題を回避することがで
きる。 (2)また、補正量をPLLにより常に最適になるよう
に制御しているため、素子のバラツキや設計誤差による
補正量のバラツキを吸収することができ、常に所望のタ
イミングで輝度信号出力と色信号出力を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による色ずれ補正装置の一実施例を説明
するための構成図である。
【図2】本発明における信号波形図(その1)である。
【図3】本発明における信号波形図(その2)である。
【図4】本発明における信号波形図(その3)である。
【図5】本発明における信号波形図(その4)である。
【図6】本発明における信号波形図(その5)である。
【図7】本発明におけるVCO制御特性を示す図であ
る。
【図8】本発明における信号波形図(その6)である。
【図9】本発明による色ずれ補正装置の他の実施例を説
明するための構成図である。
【図10】従来の色ずれ補正装置の構成図である。
【図11】図10における信号波形図である。
【符号の説明】
1…輝度(Y+S)信号遅延用CCD遅延線、2…ロー
パスフィルタ(LPF)、3…色(C)信号遅延用CC
D遅延線、4…ローパスフィルタ(LPF)、5…同期
分離回路(S/S)、6…ゲートパルスジェネレータ
(GPG)、7…バーストフラグジェネレータ(BF
G)、8…色検波回路(CD)、9…波形整形回路(Sh
ape)、10…ゲート回路(Gate)、11…位相比較回
路(PC)、12…ローパスフィルタ(LPF)、13
…電圧制御発振器(VCO)、14…輝度(Y+S)信
号1H遅延手段(図1)、輝度(Y+S)信号1H+α
遅延手段(図9)、15…色(C)信号1H+α遅延手
段(図1)、色(C)信号1H遅延手段(図9)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号を遅延させる輝度信号用遅延手
    段と、色信号を遅延させる色信号用遅延手段と、該色信
    号用遅延手段の出力色信号におけるカラーバースト信号
    又はカラーID信号の位置を検出する検出手段とを有
    し、前記出力色信号と前記輝度信号用遅延手段の出力輝
    度信号とにおいて、該出力輝度信号中の水平同期信号か
    ら、前記検出手段により検出された出力色信号中のカラ
    ーバースト信号又はカラーID信号の位置までの時間が
    所望の値になるように、前記輝度信号用遅延手段と前記
    色信号用遅延手段の遅延時間を相対的に変化させる位相
    同期ループを有することを特徴とする色ずれ補正装置。
JP7006470A 1995-01-19 1995-01-19 色ずれ補正装置 Pending JPH08195969A (ja)

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