JP2564672Y2 - バンパーの取付構造 - Google Patents
バンパーの取付構造Info
- Publication number
- JP2564672Y2 JP2564672Y2 JP1991091504U JP9150491U JP2564672Y2 JP 2564672 Y2 JP2564672 Y2 JP 2564672Y2 JP 1991091504 U JP1991091504 U JP 1991091504U JP 9150491 U JP9150491 U JP 9150491U JP 2564672 Y2 JP2564672 Y2 JP 2564672Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- mounting
- recess
- retainer
- concave portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は自動車等の車輌のバンパ
ーの取付構造に関するものである。
ーの取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５に示すように自動車(1) にはリアバ
ンパー(2) が取付けられているが、該リアバンパー(2)
を取付けるには、図６に示すようにバンパー取付部の上
縁において、車体パネル（リアバンパーの場合はリアフ
ェンダー(3))を内側に屈曲して凹陥部(4) とし、該凹陥
部(4) の上面(4A)とリアバンパー(2) の取付フランジ(2
A)とを図５Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ部分においてビス(5) 、グロ
メット(6) によってリテーナー(7) と共に締結する。上
記構造において、従来は凹陥部(4) 上側のリアフェンダ
ー(3) と凹陥部(4)上面(4A)とのなす角度は９０°にさ
れていた。
ンパー(2) が取付けられているが、該リアバンパー(2)
を取付けるには、図６に示すようにバンパー取付部の上
縁において、車体パネル（リアバンパーの場合はリアフ
ェンダー(3))を内側に屈曲して凹陥部(4) とし、該凹陥
部(4) の上面(4A)とリアバンパー(2) の取付フランジ(2
A)とを図５Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ部分においてビス(5) 、グロ
メット(6) によってリテーナー(7) と共に締結する。上
記構造において、従来は凹陥部(4) 上側のリアフェンダ
ー(3) と凹陥部(4)上面(4A)とのなす角度は９０°にさ
れていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、上記したようにリアフェンダー(3) を直角に屈曲し
て凹陥部(4) の上面(4A)を形成していたので、凹陥部
(4) を形成するためにはリアフェンダー(3) に対して２
工程のプレス、即ちリアフェンダー(3) を直角に屈曲し
て凹陥部(4) 上面(4A)を形成する工程と、該上面(4A)の
後縁を屈曲して背面(4B)を形成する工程とが必要であ
り、またθの精度出しも困難であり、更にビス(5) 、グ
ロメット(6) はリアフェンダー(3) と平行方向で取付け
るため、取付工具とリアフェンダー(3) 内面とが干渉し
て取付作業がやりにくいと云う問題点があった。
は、上記したようにリアフェンダー(3) を直角に屈曲し
て凹陥部(4) の上面(4A)を形成していたので、凹陥部
(4) を形成するためにはリアフェンダー(3) に対して２
工程のプレス、即ちリアフェンダー(3) を直角に屈曲し
て凹陥部(4) 上面(4A)を形成する工程と、該上面(4A)の
後縁を屈曲して背面(4B)を形成する工程とが必要であ
り、またθの精度出しも困難であり、更にビス(5) 、グ
ロメット(6) はリアフェンダー(3) と平行方向で取付け
るため、取付工具とリアフェンダー(3) 内面とが干渉し
て取付作業がやりにくいと云う問題点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、バンパー(12)取付部の上
縁において車体パネル(13)を内側に屈曲して凹陥部(14)
とし、該凹陥部(14)上面(14A) とバンパー(12)の取付フ
ランジ(12A) とをリテーナー(17)を介して締結するバン
パー(12)の取付構造において、該凹陥部(14)上側の車体
パネル(13)と該凹陥部(14)上面(14A) とのなす角度を９
０°以上とし、該バンパー(12)の取付フランジ(12A) お
よびリテーナー(17)の取付フランジ(12A) 当接面を該凹
陥部上面(14A) に沿うように傾斜させ、該凹陥部上面(1
4A) と該バンパー(12)の取付フランジ(12A) と該リテー
ナー(17)とを締結具(15,16) によって締結したバンパー
の取付構造を提供するものである。
を解決するための手段として、バンパー(12)取付部の上
縁において車体パネル(13)を内側に屈曲して凹陥部(14)
とし、該凹陥部(14)上面(14A) とバンパー(12)の取付フ
ランジ(12A) とをリテーナー(17)を介して締結するバン
パー(12)の取付構造において、該凹陥部(14)上側の車体
パネル(13)と該凹陥部(14)上面(14A) とのなす角度を９
０°以上とし、該バンパー(12)の取付フランジ(12A) お
よびリテーナー(17)の取付フランジ(12A) 当接面を該凹
陥部上面(14A) に沿うように傾斜させ、該凹陥部上面(1
4A) と該バンパー(12)の取付フランジ(12A) と該リテー
ナー(17)とを締結具(15,16) によって締結したバンパー
の取付構造を提供するものである。
【０００５】
【作用】バンパー(12)は車体パネル(13)の凹陥部(14)の
上面(14A) に、バンパー(12)の取付フランジ(12A) とリ
テーナー(17)とを共に締結具(15,16) によって締結する
ことによって取付けるが、該凹陥部(14)の上側の車体パ
ネル(13)と凹陥部(14)上面(14A) とのなす角度を９０°
以上として開いた形状とし、それに対応してバンパー(1
2)の取付フランジ(12A) とリテーナー(17)の凹陥部上面
(14A) 当接面とを該凹陥部上面(14A) に沿うように傾斜
させたので、一工程のプレスで凹陥部(14)を形成するこ
とが出来、また形状精度も向上させることが出来る。
上面(14A) に、バンパー(12)の取付フランジ(12A) とリ
テーナー(17)とを共に締結具(15,16) によって締結する
ことによって取付けるが、該凹陥部(14)の上側の車体パ
ネル(13)と凹陥部(14)上面(14A) とのなす角度を９０°
以上として開いた形状とし、それに対応してバンパー(1
2)の取付フランジ(12A) とリテーナー(17)の凹陥部上面
(14A) 当接面とを該凹陥部上面(14A) に沿うように傾斜
させたので、一工程のプレスで凹陥部(14)を形成するこ
とが出来、また形状精度も向上させることが出来る。
【０００６】更に締結具(15,16) の取付け角度もそれに
したがって車体パネル(13)の平行方向より開いた角度と
なるので、締結具の取付け工具(18)と車体パネル(13)と
の干渉を解消することが出来る。また凹陥部(14)の上面
(14A) をこのような角度に設置することによって、車体
パネル(13)の弾性はバンパー(12)が内側に引込まれる方
向へ作用する。
したがって車体パネル(13)の平行方向より開いた角度と
なるので、締結具の取付け工具(18)と車体パネル(13)と
の干渉を解消することが出来る。また凹陥部(14)の上面
(14A) をこのような角度に設置することによって、車体
パネル(13)の弾性はバンパー(12)が内側に引込まれる方
向へ作用する。
【０００７】
【実施例】本考案を図１〜図４に示す一実施例によって
説明すれば、リアバンパー(12)を自動車(11)に取付ける
には、取付部の上縁においてリアフェンダー(13)を内側
に屈曲し更に下方へ屈曲して上面(14A) と背面(14B) と
からなる凹陥部(14)を形成し、該凹陥部(14)の上面(14
A) とバンパー(12)の取付フランジ(12A) とをビス(15)
および図２に示すグロメット(16)によって図３に示すリ
テーナー(17)と共に締結する。
説明すれば、リアバンパー(12)を自動車(11)に取付ける
には、取付部の上縁においてリアフェンダー(13)を内側
に屈曲し更に下方へ屈曲して上面(14A) と背面(14B) と
からなる凹陥部(14)を形成し、該凹陥部(14)の上面(14
A) とバンパー(12)の取付フランジ(12A) とをビス(15)
および図２に示すグロメット(16)によって図３に示すリ
テーナー(17)と共に締結する。
【０００８】上記取付構造において凹陥部(14)の上面(1
4A) は凹陥部(14)の上側のリアフェンダー(13)から直角
に屈曲する水平部(14C) と該リアフェンダー(13)と９０
°より大きな角度θ1 ＝９０°＋ｄθをなす傾斜部(14
D) とからなり、バンパー(12)の取付フランジ(12A) お
よびリテーナー(17)の該凹陥部上面(14A) 当接面も上記
凹陥部(14)上面(14A) の形状に沿った形状とされ、バン
パー(12)と該上面(14A)とは傾斜部(14D) において締結
せられる。
4A) は凹陥部(14)の上側のリアフェンダー(13)から直角
に屈曲する水平部(14C) と該リアフェンダー(13)と９０
°より大きな角度θ1 ＝９０°＋ｄθをなす傾斜部(14
D) とからなり、バンパー(12)の取付フランジ(12A) お
よびリテーナー(17)の該凹陥部上面(14A) 当接面も上記
凹陥部(14)上面(14A) の形状に沿った形状とされ、バン
パー(12)と該上面(14A)とは傾斜部(14D) において締結
せられる。
【０００９】上記構成の凹陥部(14)は図４に示すよう
に、プレス(19)によりリアフェンダー(13)を一工程のプ
レスによって成形することが出来、また形状精度も向上
する。更に図１に示すように締結具の取付け工具(18)の
取付方向は、リアフェンダー(13)と平行方向（一点鎖線
Ｌで示す）よりｄθだけ開いた方向になるので、リアフ
ェンダー(13)の内側と取付け工具(18)との干渉が解消さ
れ、取付作業が容易になる。また上記凹陥部(14)の形状
ではリアフェンダー(13)のパネルの弾性がバンパー(12)
を内側に引込む方向に作用し、バンパー(12)を緊密に取
付けることが出来る。
に、プレス(19)によりリアフェンダー(13)を一工程のプ
レスによって成形することが出来、また形状精度も向上
する。更に図１に示すように締結具の取付け工具(18)の
取付方向は、リアフェンダー(13)と平行方向（一点鎖線
Ｌで示す）よりｄθだけ開いた方向になるので、リアフ
ェンダー(13)の内側と取付け工具(18)との干渉が解消さ
れ、取付作業が容易になる。また上記凹陥部(14)の形状
ではリアフェンダー(13)のパネルの弾性がバンパー(12)
を内側に引込む方向に作用し、バンパー(12)を緊密に取
付けることが出来る。
【００１０】
【考案の効果】したがって本考案においては、車体パネ
ルのバンパー取付凹陥部が一工程のプレスで成形され、
かつバンパー取付作業が容易で、バンパーは車体に対し
て緊密に取付けることが出来る。
ルのバンパー取付凹陥部が一工程のプレスで成形され、
かつバンパー取付作業が容易で、バンパーは車体に対し
て緊密に取付けることが出来る。
【００１１】
図１〜図４は本考案の一実施例を示すものである。
【図１】図５におけるイ−イ断面図
【図２】グロメット分解斜視図
【図３】リテーナー部分斜視図
【図４】リアフェンダープレス状態図
【図５】車体後部斜視図
【図６】従来のイ−イ断面図
12 バンパー 12A 取付フランジ 13 リアフェンダー 14 凹陥部 14A 凹陥部上面 15 ビス（締結具） 16 グロメット（締結具） 17 リテーナー
Claims (1)
- 【請求項１】バンパー取付部の上縁において車体パネル
を内側に屈曲して凹陥部とし、該凹陥部上面とバンパー
の取付フランジとをリテーナーを介して締結するバンパ
ーの取付構造において、該凹陥部上側の車体パネルと該
凹陥部上面とのなす角度を９０°以上とし、該バンパー
の取付フランジおよびリテーナーの取付フランジ当接面
を該凹陥部上面に沿うように傾斜させ、該凹陥部上面と
該バンパーの取付フランジと該リテーナーとを締結具に
よって締結したことを特徴とするバンパーの取付構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991091504U JP2564672Y2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | バンパーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991091504U JP2564672Y2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | バンパーの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0532163U JPH0532163U (ja) | 1993-04-27 |
| JP2564672Y2 true JP2564672Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=14028247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991091504U Expired - Lifetime JP2564672Y2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | バンパーの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2564672Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6223752U (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-13 | ||
| JPH02102851U (ja) * | 1989-02-02 | 1990-08-15 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP1991091504U patent/JP2564672Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0532163U (ja) | 1993-04-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971028 |