JP2506680Y2 - フロントグリルの防水板取付構造 - Google Patents

フロントグリルの防水板取付構造

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JP2506680Y2
JP2506680Y2 JP1990031424U JP3142490U JP2506680Y2 JP 2506680 Y2 JP2506680 Y2 JP 2506680Y2 JP 1990031424 U JP1990031424 U JP 1990031424U JP 3142490 U JP3142490 U JP 3142490U JP 2506680 Y2 JP2506680 Y2 JP 2506680Y2
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JP
Japan
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waterproof plate
front grill
mounting structure
waterproof
air intake
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JPH03121153U (ja
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邦彦 伊藤
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、フロントグリルの防水板取付構造に関する
ものである。
b.従来の技術 従来より、第6図および第7図に示すような自動車の
リヤバンパ51には、ナンバプレート52が取付けられてい
る。このナンバプレート52は、2本のスクリュ53で上部
2箇所をリヤバンパ51にそれぞれ締付けるとともに、下
部2箇所をリヤバンパ51に突設した係止爪54に係止させ
ることにより固定されている。一方、第8図および第9
図に示すような防水板(ウォータプルーフパネル)55
は、2本のスクリュ56で両側中央部2箇所をフロントバ
ンパ57のボス58にそれぞれ締付けることにより固定され
ている。しかして、フロントバンパ57の空気取入口59の
中央部には、ボス58を立設できる水平なフィン60が形成
されている。
c.考案が解決しようとする課題 ところが、上述したリヤバンパ51の係止爪54では、ナ
ンパプレート52の下部をしっかりと固定することは困難
であるため、車体の振動などによって不快なビビリ音が
発生することがあった。また、防水板55の両側中央部を
固定するためのボス58が立設できない構造の場合、上部
2箇所のみの締付けでは防水板55をしっかりと固定でき
ないという欠点があった。しかも、上記ボス58はこれを
むやみに設けると樹脂表面に凹み(いわゆるヒケ)が生
じ、外観を損ねるおそれがあった。一方、樹脂製のフロ
ントバンパ57等と金属製の防水板55とは熱膨張係数が相
違するため、エンジンの熱によって起こる熱変形を吸収
する必要がある。
本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消し得るフロント
グリルの防水板取付構造を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案
においては、防水板を備えるフロントグリルの空気取入
口の上部裏面側にボス部を設け、前記空気取入口の下部
裏面側に複数の係止爪を配設する一方、前記防水板の下
部であって、前記フロントグリルの係止爪と対応した位
置に複数の切欠きを設け、これら切欠きの間に位置する
前記フロントグリル又は前記防水板に凸部を配設し、前
記防水板の上部を前記ボス部に締付け固定し、前記防水
板の切欠きを前記係止爪に差し込むとともに、前記凸部
を対向する前記防水板又はフロントグリルに当接させ、
前記防水板を前記係止爪および凸部にて挟持することに
より、前記防水板を前記フロントグリルに取付けてい
る。
e.実施例 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図〜第4図は本考案に係るフロントグリルの防水
板取付構造の一実施例を示したものである。図において
1は車体2の前面開口部3に装着されるフロントグリル
であり、このフロントグリル1はスクリュ4および突起
5等を用いて車体2に取付けられるようになっている。
上記フロントグリル1には、車巾方向に沿って延びる
空気取入口6が形成されており、この空気取入口6には
複数の縦フィン部7が一定の間隔を置いて配設れてい
る。また、エンジンルーム側に位置するフロントグリル
1の裏面であって空気取入口6の上部には、ねじ孔8を
有する2つの円筒状ボス部9が左右に間隔を置いて突設
されている。しかして、これらボス部9は、冷却の遅れ
た部分の収縮によって表面が引張られて凹む、いわゆる
ヒケの目立たない箇所に設けられている。さらに、空気
取入口6の下部裏面側には、3つの係止爪10が縦フィン
部7を間に置いて配設されており、各係止爪10はそれぞ
れ空気取入口6の開口端面より車体後方へ突出した断面
略逆L字状に一体的に形成されている。
また、上記フロントグリル1は、雑音および水侵入を
防止するための防水板(ウォータプルーフパネル)11を
備えている。この防水板11はフロントグリル1の裏側に
配置されるもので、全体の形状は車体右側の空気取入口
6を覆いうる大きさの長方形に形成されている。そし
て、防水板11の上下部は車体後方側に向って折り曲げら
れ、ほぼ直角に折り曲げられた下部にはフロントグリル
1側に向って一体的に突出させて形成した3つのビード
部12が間隔を置いて配設されている。これらビード部12
の間には、フロントグリル1側に設けた係止爪10と係合
する切欠き13が設けられている。また防水板11の左右両
側には、スクリュ14を挿入する取付孔15がボス部9と対
応して穿設されている。
次に、上述した防水板11の取付手順について述べる。
先ず、フロントグリル1の裏側に防水板11を配置し、該
防水板11の切欠き13をフロントグリル1の係止爪10に差
し込んで係合させる。次いで、スクリュ14を取付孔15を
介してボス部9のねじ孔8に螺入させて締付けると、防
水板11の上部はスクリュ14によってフロントグリル1の
ボス部9に固定される。また、防水板11の下部は、各ビ
ード部12が空気取入口6の開口部端面に当接され、係止
爪10とビード部12およびフロントグリル1とによって防
水板11を挟持するような状態でフロントグリル1に固定
される。しかして、防水板11は、係止爪10にて裏面方向
(車体2側)への移動が規制されると共に、ビード部12
にて表面方向(フロントグリル1側)への移動が規制さ
れるため、フロントグリル1にしっかりと取付けられ
る。そののち、フロントグリル1をスクリュ4および突
起5等によって車体2の前面開口部3に装着すれば、取
付作業は完了する。
本実施例では、係止爪10とビード部12およびフロント
グリル1とによって防水板11の下部を固定しているた
め、樹脂製のフロントグリル1と金属製の防水板11との
熱変形の相違による変位方向は規制されず、防止板11を
フロントグリル1に固定しつつ変位差を吸収できる。ま
た、フロントグリル1に一体的に設けた係止爪10は、ス
ライド等を用いずにグリル本体と一体で型抜きできるた
め、成形型のコスト高を招くことはない。
第5図は本考案の他の実施例を示したもので、フロン
トグリル1の各縦フィン部7には、上記実施例のビード
部12の代りに凸部16がそれぞれ設けられている。これら
凸部16は、防水板11の下部表面に当接され、防水板11側
のビード部12と同様、防水板11の表面方向への移動を規
制している。その他の構成および取付手順は上記実施例
と同様である。
以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既
述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的
思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
f.考案の効果 上述の如く、本考案に係るフロントグリルの防水板取
付構造は、防水板を備えるフロントグリルの空気取入口
の上部裏面側にボス部を設けているので、ボス部を設け
てもヒケが目立たず、優れた外観を有するフロントグリ
ルを提供できる。また、本考案の防水板取付構造は、前
記空気取入口の下部裏面側に複数の係止爪を配設する一
方、前記防水板の下部であって、前記フロントグリルの
係止爪と対応した位置に複数の切欠きを設け、これら切
欠きの間に位置する前記フロントグリル又は前記防水板
に凸部を配設し、前記防水板の上部を前記ボス部に締付
け固定し、前記防水板の切欠きを前記係止爪に差し込む
とともに、前記凸部を対向する前記防水板又はフロント
グリルに当接させ、前記防水板を前記係止爪および凸部
にて挟持することにより、前記防水板を前記フロントグ
リルに取付けているので、係止爪で防水板の裏面側への
規制を行い、凸部で防水板の表面側への規制を行うこと
ができる一方、熱変形による変位差を容易に吸収でき
る。しかも、防水板の下部を係止爪に載置した状態で、
該防水板の上部をフロントグリルのボス部に締付け固定
することが可能となり、締付け時の位置決めと仮止めが
できる。したがって、本考案の防水板取付構造によれ
ば、防水板の取付作業が容易となる上、防水板を上部の
みの締付けでフロントグリルにしっかりと固定でき、取
付作業の能率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案に係るフロントグリルの防水板
取付構造の一実施例を示すものであって、第1図はフロ
ントグリルの表側から見た取付け状態を説明する防水板
の斜視図、第2図はフロントグリルの裏側から見た取付
け状態を説明する防水板の斜視図、第3図は下部をフロ
ントグリルの係止爪に固定した状態の防水板の断面図、
第4図はビード部をフロントグリルの開口部端面に当接
した状態の防水板の断面図、第5図は本考案に係るフロ
ントグリルの防水板取付構造の他の実施例を示し、フロ
ントグリル側の凸部に当接した状態の防水板の断面図、
また第6図〜第9図は従来例を示すものであって、第6
図はリヤバンパに取付けられた状態のナンバプレートの
斜視図、第7図は第6図におけるA−A線断面図、第8
図はフロントバンパの裏側から見た取付け状態を説明す
る防水板の斜視図、第9図は防水板を取付けた状態の第
8図におけるB−B線断面図である。 1…フロントグリル、6…空気取入口、7…縦フィン
部、8…ねじ孔、9…ボス部、10…係止爪、11…防水
板、12…ビード部、13…切欠き、14…スクリュ、15…取
付孔、16…凸部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水板を備えるフロントグリルの空気取入
    口の上部裏面側にボス部を設け、前記空気取入口の下部
    裏面側に複数の係止爪を配設する一方、前記防水板の下
    部であって、前記フロントグリルの係止爪と対応した位
    置に複数の切欠きを設け、これら切欠きの間に位置する
    前記フロントグリル又は前記防水板に凸部を配設し、前
    記防水板の上部を前記ボス部に締付け固定し、前記防水
    板の切欠きを前記係止爪に差し込むとともに、前記凸部
    を対向する前記防水板又はフロントグリルに当接させ、
    前記防水板を前記係止爪および凸部にて挟持することに
    より、前記防水板を前記フロントグリルに取付けたこと
    を特徴とするフロントグリルの防水板取付構造。
JP1990031424U 1990-03-27 1990-03-27 フロントグリルの防水板取付構造 Expired - Lifetime JP2506680Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6054651U (ja) * 1983-09-24 1985-04-17 橋本フオ−ミング工業株式会社 自動車用樹脂成形品の取付構造
JPS62165160U (ja) * 1986-04-11 1987-10-20
JPS6316252U (ja) * 1986-07-18 1988-02-03

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