JPH0327198Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はブラインドのヘツドボツクス取付用ブ
ラケツトに関するものである。

［従来の技術とその問題点］ 従来、ブラインドのヘツドボツクスには内側に
つばを有するものが主として使用されているが、
最近種々の理由からつばを外側に形成したブライ
ンドのヘツドボツクスが使用されるようになつて
きている。このような傾向からブラインドのヘツ
ドボツクス取付用ブラケツトについても種々考案
がなされ、改良が行なわれている。しかしなが
ら、これらブラケツトは部品点数が多かつたり、
組立が面倒であつたりするという問題点があつ
た。

本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たものであり、部品点数が少なく、組立が簡単な
ブラケツトであり、しかもブラインドのヘツドボ
ツクスの取付け、取外しが容易で、かつヘツドボ
ツクス４が、がたついたり、滑つたりすることが
ないブラケツトを提供することを目的とするもの
である。

［問題点を解決するための手段］ 本考案は、上記問題点を解決して考案の目的を
達成するために次のように構成したことを特徴と
する。

すなわち、それぞれ内方へ折曲縁を形成した上
板と側板とを連結し、上板先端部にはヘツドボツ
クスの上縁を支持する係止片を形成し、側板の折
曲縁にはばねに当接する爪を形成してなるブラケ
ツト本体と、上板内側に配設され、少なくとも一
部が上板折曲縁より下方に突出するよう形成され
てなるクツシヨン部材と、側板内側に配設され、
側板の爪に当接して固定されるばねとからなる構
成をとる。

［実施例］ 以下図面に示す本考案の実施例により詳細に説
明する。第１図は本考案の１実施例の斜視図、第
２図は他の実施例の斜視図、第３図はクツシヨン
部材の斜視図、第４図はばねの斜視図、第５図〜
第７図は使用状態を示す図である。ここで、１は
ブラケツト本体、２はクツシヨン部材、３はば
ね、４はヘツドボツクス、５はねじ、１１は上
板、１２は側板、１３，１４，１５，１６は折曲
縁、１７は係止部材、１８は爪を示す。

第１図においてブラケツト本体１は上板１１と
側板１２を直角に連結して形成されている。上板
１１と側板１２にはそれぞれ内方へ折曲縁１３，
１４，１５，１６が形成され、折曲縁１３，１４
は上板１１に折曲縁１５，１６は側板１２に形成
されている。また、上板１１先端部には上板１１
を折曲げて係止部材１７が形成され、この係止部
材１７はヘツドボツクス４の上縁を支持する。係
止部材１７は第２図に示されるように、上板１１
の折曲縁１３，１４に形成されていてもよい。更
に側板の折曲縁には爪１８が形成されており、こ
の爪１８はばね３に当接して、ばね３を固定し、
またばね３が手前に出てくることを防止する。

クツシヨン部材２は、ゴム等の弾性部材により
形成され、上板１１の内側に配設されている。そ
してクツシヨン部材２の少なくとも一部が上板１
１の折曲縁１３，１４より下方に突出するよう形
成されている。２１，２２はクツシヨン部材２の
突出部を示す。この突出部２１，２２により、ブ
ラケツトに取付けられたブラインドのヘツドボツ
クス４は固定され、がたついたり、滑つたりする
ことがない。

また、ばね３が側板１２の内側に配設されてい
る。ばね３は側板１２の爪に当接して固定され
る。更にばね３に形成された孔３１が側板１２に
形成された凸部と嵌合してばねの移動を防止し、
ばねを固定する。ばね３はまたばね先端部に屈曲
部３２が形成されている。この屈曲部３１は使用
状態を示す第５図に示されるように、ブラインド
のヘツドボツクス４を仮止めすることができ、取
付け作業の際便利である。また第６図、第７図に
示されるように、ヘツドボツクス４はばね３と係
止部材１７との間に押えられているので、ヘツド
ボツクス４は固定されがたついたり、滑つたりす
ることはない。

本考案は以上のように構成されているので、次
のように使用される。第５図、第６図に示される
ように、まず、ばね３の孔３３，３４と側板の孔
を通したねじ５により、壁等に本考案に係るブラ
ケツトを取付ける。次いで第５図の状態を通り、
第６図に示されるような状態に、ブラインドのヘ
ツドボツクス４を取付ける。このようにして簡単
に取付けが完了する。第７図は本考案に係るブラ
ケツトの他の実施例であり、この場合には、ブラ
ケツトをブラインドのヘツドボツクス４に取付け
たままの状態で天井等にねじ止めすることができ
る。なお、ブラケツトからブラインドのヘツドボ
ツクス４を取外す場合には、ばね３とブラインド
のヘツドボツクス４との間に、下からマイナスド
ライバ−等を差し込み簡単に取外すことができ
る。

［考案の効果］ 本考案に係るブラケツトは以上のように構成さ
れているので、部品点数が少なく、組立が簡単で
あり、しかもブラインドのヘツドボツクスの取付
け、取外しが容易であり、かつブラケツトに取付
けられたヘツドボツクスがクツシヨン部材とばね
により固定され、がたついたり、滑つたりするこ
とがないという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の１実施例の斜視図、第２図は
他の実施例の斜視図、第３図はクツシヨン部材の
斜視図、第４図はばねの斜視図、第５図〜第７図
は使用状態を示す図である。 １…ブラケツト本体、２…クツシヨン部材、３
…ばね、４…ヘツドボツクス、５…ねじ、１１…
上板、１２…側板、１３，１４，１５，１６…折
曲縁、１７…係止部材、１８…爪。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. それぞれ内方へ折曲縁を形成した上板と側板と
   を連結し、上板先端部にはヘツドボツクスの上縁
   を支持する係止片を形成し、側板の折曲縁にはば
   ねに当接する爪を形成してなるブラケツト本体
   と、上板内側に配設され、少なくとも一部が上板
   折曲縁より下方に突出するよう形成されてなるク
   ツシヨン部材と、側板内側に配設され、側板の爪
   に当接して固定されるばねとからなることを特徴
   とするブラインドのヘツドボツクス取付用ブラケ
   ツト。