JP2564337Y2 - 自動車のスタビライザ取付構造 - Google Patents

自動車のスタビライザ取付構造

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JP2564337Y2
JP2564337Y2 JP5917792U JP5917792U JP2564337Y2 JP 2564337 Y2 JP2564337 Y2 JP 2564337Y2 JP 5917792 U JP5917792 U JP 5917792U JP 5917792 U JP5917792 U JP 5917792U JP 2564337 Y2 JP2564337 Y2 JP 2564337Y2
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隆之 松本
純徳 河島
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の旋回時等におけ
る車体の横揺れを防止する自動車のスタビライザ取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の走行時における車体姿勢を安定に
保つ装置の一つとして、左右の車輪を支持する一対の揺
動アームに連結され、車体に対し遠心力が作用した場合
に、車体のロールを少なくして走行安定性を図るスタビ
ライザが採用されている。
【0003】このスタビライザは、略コ字状に形成され
たバーであって、中央部分より短い両側部分が上記揺動
アームに結合されている。一方、中央部分については、
剛性の高い平面形状が略H状のサブフレームに支持する
のが一般的となっている。
【0004】この支持位置としてはサブフレームの上面
または下面が考えられるが、上面側であるとスペース確
保の問題があり、下面であると車両の最低地上高を確保
し難い問題が生じる。そこで、車両の後方位置において
スタビライザの中間部を支持するものが提案されてい
る。このものは、サブフレームを車両後方に向かって長
く延出させて延出部を形成し、この延出部の下面に揺動
アームの端部をブラケットにより支持するとともに、上
面にスタビライザの中間部をブラケットにより支持固定
している。
【0005】ところが、この取付構造であると、サブフ
レームを車両後方に向かって長く延出させる必要がある
ので、延出部が大型化する欠点があった。この点に鑑み
て、サブフレームを大型化することなくスタビライザの
中間部をサブフレームに支持する取付構造が提案されて
いる(実開昭63−124503号公報参照)。
【0006】このものは、図4に示すようにサブフレー
ム28の後方延出部を若干短くし、この延出部の下面
に、ロアアーム38の後端部及びスタビライザ26の中
間部を支持する一対のブラケット44を配設した構造と
なっている。上記各ブラケット44の一端は、サブフレ
ーム28の後端部にボルトとナットにより締結され、他
端がダッシュロアパネルに形成されたボルト孔に螺入さ
れて取り付けられている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記公報記載のもの
は、スタビライザ26を支持するブラケット44をロア
アームを支持するブラケットと一体化しているので、ス
タビライザ26の取付け剛性はある程度向上するもの
の、サブフレーム28の下面という同一平面内での支持
となっていることから十分ではなかった。
【0008】また、タイヤが路面の凹凸を乗り越えた場
合、ロアアームには車体前後方向の入力があり、ロアア
ーム用ブラケットを倒そうとする力が発生するが、上記
従来構造は、ロアアーム用ブラケットを倒そうとする力
に対抗できるものではなかった。
【0009】本考案は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、スタビライザの取付強度を向上することが
でき、かつロアアーム用ブラケットの前後方向入力に対
する剛性を向上できるスタビライザの取付構造を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、サスペンショ
ンメンバ13の下面に、車体前後方向に延びるロアアー
ム11,12の後端部が、円弧状の屈曲部15aにボル
ト孔15dを設けた一対の平板部15bを一体形成した
ロアアーム用ブラケット15と、この屈曲部15aに保
持されたブッシュ16によって、上記ロアアーム用ブラ
ケット15の両ボルト孔15e,15eを結ぶ軸線が上
記車体前後方向に延びるロアアーム11,12の軸線と
交わるように支持されるとともに、このロアアーム用ブ
ラケット15の近傍にスタビライザ1の中間部がスタビ
ライザ用ブラケット8を介して取り付けられ、上記スタ
ビライザ1の両端部は、上記ロアアーム11,12の先
端部側に連結されてなる自動車のスタビライザ取付構造
において、上記ロアアーム用ブラケット15の屈曲部1
5aの頂部15cと上記サスペンションメンバ13の後
方に位置する車体17との間に支持部材7を架設し、こ
の支持部材7の上面にスタビライザ用ブラケット8を介
して上記スタビライザ1の中間部を支持したことを特徴
としている。
【0011】
【作用】上述のようにタイヤが路面の凹凸を乗り越えた
場合、ロアアーム11,12には車体前後方向の入力が
あり、ロアアーム用ブラケット15を倒そうとする力が
発生するが、本願考案に係るスタビライザの取付構造に
よれば、上記ブラケット15の屈曲部15aの頂部15
cをスタビライザ取付け用の支持部材7によって支持し
ているため、上記力に対抗してロアアーム用ブラケット
15の倒れを防止することができる。また上記ロアアー
ム用ブラケット15と車体17とを接続する支持部材7
に支持されたスタビライザ用ブラケット8によってスタ
ビライザ1を支持したので、スタビライザ1の支持剛性
が向上する。
【0012】また本願考案によれば、ロアアーム用ブラ
ケット15を支持する上記支持部材7によってスタビラ
イザ1の中間部を支持したので、スタビライザ1を車体
外側で支持することとなり、該支持部から両端部までの
オフセット量が短くなってスタビライザ1の曲げ・捩じ
り剛性が高まり、スタビライザ1の軸径を大きくするこ
となくスタビライザ1の剛性を確保できる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1〜図3は本考案の一実施例に係
るスタビライザの取付構造を説明するための図であり、
図1は車両上方から見た車体の斜視図、図2はスタビラ
イザを支持するブラケットの斜視図、図3は図1のII
I−III線断面図である。
【0014】図において、スタビライザ1は、全体が略
コ字状のバーであって、車体の前後方向に延びる左右一
対の側部分2,3と車体の幅方向に沿って延びる中央部
分(中間部)4とからなり、懸架装置と車体とに支持さ
れて車両の走行安定性を図る構成になっている。
【0015】左右の側部分2,3は、各先端部2a,3
aが平板状とされてそれぞれに貫通孔が設けられてい
る。これらの貫通孔には、車体の上下方向に延びるスタ
ッド5,6が挿通される。このスタッド5,6は、左右
のロアアーム11,12にそれぞれ立設されたもので、
上端のねじ部が上記貫通孔に挿入され、このねじ部にナ
ット5a,6aが螺合されることにより結合される。
【0016】また、中央部分4は、センターが上方に湾
曲し、このセンターの両側部が支持部材7,7およびス
タビライザ用ブラケット8,8によって支持されるよう
になっている。
【0017】懸架装置は、車体の両側部に配置された一
対のロアアーム11,12を含み、従来周知の懸架ばね
および緩衝器を備えている。ロアアーム11,12は平
面形状が略L字状で、断面形状が略矩形状に形成されて
おり、それぞれの突出部11a,12aに前輪14,1
4が支持される。
【0018】また、一対のロアアーム11,12は、車
両前方側(矢印A)の枢着部11b,12bがサブフレ
ーム(サスペンションメンバ)13の側部13d,13
eに枢着され、後端部11c,12cがロアアーム用ブ
ラケット15,15によりサブフレーム13の下面に支
持されるようになっている。
【0019】サブフレーム13は鋼板をプレス成形して
なり、平面形状が略H状で断面形状は車両の下方へ向け
て開口した略コ字状となっている。このサブフレーム1
3は、車体の中心線Bに対して対称となっており、連結
部13aに連なる一対の脚部13b,13cが車体の前
後方向に延びている。
【0020】一対のブラケット15,15は、図2に示
すように、円弧状の屈曲部15aに平板部15bが一体
形成されたもので、屈曲部15aの頂部15cにボルト
孔15dが設けられるとともに、各平板部15bにもボ
ルト孔15eが設けられている。また、屈曲部15aに
は硬質ゴムからなり、ロアアーム11または12を保持
するブッシュ16が嵌着されている。
【0021】この一対のブラケット15,15は、上記
脚部13b,13cの各後端側13fおよび13gの下
面に平板部15bをそれぞれ当接して、各ボルト孔15
eに図示しないボルトを挿通することにより、ナットに
て締結される。
【0022】上記支持部材7,7は鉄板製のものであっ
て、両端部7a,7bにボルト孔7cが設けられるとと
もに、中央にもブラケット8を取付けるボルト孔が設け
られている。このブラケット8は、上記ブラケット15
より小形であるが同形状で、各平板部8bにボルト孔8
cが設けられ、屈曲部8aには硬質ゴムからなるブッシ
ュ9が嵌着されている。
【0023】しかして、上記スタビライザ1を取付るに
際しては、ロアアーム用ブラケット15の屈曲部15a
のボルト孔からボルトを下方に突出させた状態で、上記
後端側13f,13gの各下面にブラケットを固着して
おく。
【0024】また、各支持部材7の上面7dにスタビラ
イザ1の中央部分4を載置して、この中央部分4にスタ
ビライザ用ブラケット8をそれぞれ嵌め込み、ボルトと
ナットにて取り付ける。
【0025】この状態で、各支持部材7の一端側7aの
ボルト孔7cを上記ロアアーム用ブラケット15のボル
ト10に挿入してナットを螺合する(図3はロアアーム
11側を示す)。一方、各支持部材7の他端側7bのボ
ルト孔7cにボルト10を挿入し、ダッシュロアパネル
17に形成されたボルト孔に螺入する。
【0026】これにより、各支持部材7,7は、ロアア
ーム用ブラケット15の屈曲部15aの頂部15cとダ
ッシュロアパネル17との間に架設され、その上面7d
にスタビライザ1の中央部分4が保持されることにな
る。
【0027】このため、車両の旋回時等において左右の
ロアアーム11,12が独立して揺動するとき、捩り力
を受けるスタビライザ1の中央部分4は、その捩り弾性
によって一対のロアアーム11,12の逆相の揺動運動
を抑制することになり、車体の運動を抑制する。
【0028】また、本実施例では、ロアアーム用ブラケ
ット15の頂部15cと車体側のダッシュロアパネル1
7とを支持部材7で接続したので、車体前後方向のロア
アーム11,12を倒そうとする力にこの支持部材7が
対抗し、ロアアーム用ブラケット15の倒れを防止する
ことができる。
【0029】また、上記ロアアーム用ブラケット15と
車体側のダッシュロアパネル17とを接続する支持部材
7でスタビライザ用ブラケット8を支持し、このブラケ
ット8によってスタビライザ1を支持したので、スタビ
ライザ1の支持剛性が向上する。その結果、上記ブラケ
ット8に強い荷重がかかっても充分に耐えることがで
き、捩じれ変形や破損等が防止される。
【0030】さらにまた、ロアアーム用ブラケット15
を支持するために車体外側に配置された上記支持部材7
によってスタビライザ1の中央部分4を支持したので、
スタビライザ1を車体外側で支持することとなり、該支
持部から両端部までのオフセット量が短くなってスタビ
ライザ1の曲げ・捩じり剛性が高まり、スラビライザ1
の軸径を大きくすることなくスタビライザ1の剛性を確
保できる。
【0031】
【考案の効果】以上のように本考案にに係るスタビライ
ザの取付構造によれば、ロアアーム用ブラケットの屈曲
部の頂部をスタビライザ取付け用の支持部材によって支
持したので、上記ロアアームに入力される車体前後方向
の力に上記支持部材が対抗し、その結果、ロアアーム用
ブラケットの倒れを防止できる効果がある。
【0032】また上記ロアアーム用ブラケットと車体と
を接続する支持部材に支持されたスタビライザ用ブラケ
ットによってスタビライザを支持したので、スタビライ
ザの支持剛性を向上できる効果がある。
【0033】さらにまた、スタビライザを車体外側で支
持することとなり、該支持部から両端部までのオフセッ
ト量が短くなってスタビライザの曲げ・捩じり剛性が高
まり、スラビライザの軸径を大きくすることなくスタビ
ライザの剛性を確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスタビライザの取付構
造を示す車両上方から見た斜視図である。
【図2】上記実施例のスタビライザを支持するブラケッ
トの斜視図である。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図であ
る。
【図4】従来のスタビライザの取付構造を示す車両上方
から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 スタビライザ 4 中央部分(中間部) 7 支持部材 8 スタビライザ用ブラケット 11,12 ロアアーム 13 サブフレーム(サスペンションメンバ) 15 ロアアーム用ブラケット 15a 屈曲部 15b 平板部 15c 頂部 15e ボルト孔 16 ブッシュ 17 ダッシュロアパネル(車体)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サスペンションメンバの下面に、車体前
    後方向に延びるロアアームの後端部が、円弧状の屈曲部
    にボルト孔を設けた一対の平板部を一体形成したロアア
    ーム用ブラケットと、この屈曲部に保持されたブッシュ
    によって、上記ロアアーム用ブラケットの両ボルト孔を
    結ぶ軸線が上記車体前後方向に延びるロアアームの軸線
    と交わるように支持されるとともに、このロアアーム用
    ブラケットの近傍にスタビライザの中間部がスタビライ
    ザ用ブラケットを介して取り付けられ、上記スタビライ
    ザの両端部は、上記ロアアームの先端部側に連結されて
    なる自動車のスタビライザ取付構造において、上記ロア
    アーム用ブラケットの屈曲部の頂部と上記サスペンショ
    ンメンバの後方に位置する車体との間に支持部材を架設
    し、この支持部材の上面にスタビライザ用ブラケットを
    介して上記スタビライザの中間部を支持したことを特徴
    とする自動車のスタビライザ取付構造。
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