JP2564299Y2 - 立駐昇降機 - Google Patents

立駐昇降機

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JP2564299Y2
JP2564299Y2 JP1993004414U JP441493U JP2564299Y2 JP 2564299 Y2 JP2564299 Y2 JP 2564299Y2 JP 1993004414 U JP1993004414 U JP 1993004414U JP 441493 U JP441493 U JP 441493U JP 2564299 Y2 JP2564299 Y2 JP 2564299Y2
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JP
Japan
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output shaft
rotation
carriage
chains
motor
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JPH0662131U (ja
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一成 才木
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、いわゆる立駐昇降機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両を載置するための平面が矩形
状のキャレッジを、その4つの頂点部分で4本のロープ
又はチェーンによって水平に吊り上げ、このロープ又は
チェーンの有効長さを電動機及び減速機を用いて変える
ことにより、前記車両を昇降させる立駐昇降機が広く実
用化されている。
【0003】図4及び図5に、この代表的な構成を示
す。
【0004】サーボモータ(電動機)2A、2Bの出力
は、カップリング4A、4B及び電磁ブレーキ6A、6
Bを介して減速機8A、8Bに伝達され、そのシャフト
10A、10Bに減速回転が取出される。それぞれのシ
ャフト10A、10Bの両端にはスプロケット12A〜
12Dが設けられ、このスプロケットとそれぞれ噛み合
っている4本のチェーン14A〜14Dがキャレッジ1
6の4つの頂点部分に連結されており、該スプロケット
12A〜12Dの回転によりチェーン14A〜14Dの
有効長さが変更され、キャレッジ16が昇降(上下動)
されるようになっている。なお、図の符号18はカウン
タウェイト、20は昇降される車両、21は天井ベース
をそれぞれ示している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の立駐昇降機は、2系統の駆動ユニットを対称
に配置し、これにより4つの出力を得る構造であったた
め、サーボモータ2A、2B、カップリング4A、4
B、電磁ブレーキ6A、6B、減速機8A、8B等をそ
れぞれ2個必要とした。
【0006】本考案は、このような従来の問題に鑑みて
成されたものであって、減速機に改良を加えることによ
り、1個の電動機によって4つのスプロケットを同調さ
せた上で回転・制御することができ、より低コスト、よ
り軽量、より省スペースとなる簡易な構成である立駐昇
降機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、車両を載置す
るためのキャレッジを、その4つの頂点部分で4本の
ープ又はチェーンによって水平に吊り上げ、この4本の
ロープ又はチェーンの有効長さを電動機及び減速機を用
いて変えることにより、前記車両を昇降させる立駐昇降
機において、前記電動機を1個のみとすると共に、前記
減速機を、該電動機の出力軸の回転を減速して取出し可
能とされ、キャリッジ両端にまで延在された第1出力シ
ャフトと、この第1出力シャフトに対し1:1の分配
ヤを介することにより、該第1出力シャフトの回転と速
度が等しく方向が逆である回転を取出し可能とされ、且
つ該第1出力シャフトと平行にキャリッジ両端にまで延
在された第2出力シャフトとを備えた構成とし、且つ、
この第1、第2出力シャフトのそれぞれの両端部の回転
によって、前記4本のロープ又はチェーンの巻き上げ、
巻き戻しを行うことにより、上記課題を解決したもので
ある。
【0008】
【作用】本考案においては、分配ギヤを利用して同じ回
転速度で且つ逆方向に回転し、それぞれキャリッジ両端
にまで延在する2本の出力シャフトを備えた減速機を用
いるようにしたため、電動機、カップリング、電磁ブレ
ーキ、及び減速機を各1個で済ませることができるよう
になり、その分駆動ユニットのコスト低減、重量低減、
省スペース化、制御の簡易化を実現できる。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいて本考案の実施例を詳細に
説明する。
【0010】図1及び図2に本考案に係る立駐昇降機の
実施例を示す。
【0011】この立駐昇降機は、車両120を載置する
ための平面がほぼ矩形状のキャレッジ116を備える。
このキャレッジ116の4つの頂点部分でチェーン11
4A〜114Dの端部が連結され、この4本のチェーン
114A〜114Dによってキャレッジ116を水平に
吊り上げる構成とされている。このチェーン114A〜
114Dの有効長さ(吊り下げ長さ)を変更し、これに
より前記車両120を昇降させる。この基本構成は、従
来とほぼ同様である。
【0012】しかしながら、この実施例に係る立駐昇降
機においては、この有効長さを変更するためにサーボモ
ータ102及び減速機108がそれぞれ1個のみ設けら
れている点が従来と大きく異なるところである。
【0013】減速機108は、図3に示されるように、
このサーボモータ102の出力軸130の回転を入力軸
135より入力し、第1出力シャフト131に減速して
取出すために、傘歯車140及び141からなる傘歯車
減速部142、平歯車150及び151からなる平歯車
減速部152を備える。第1出力シャフト131はキャ
リッジ両端にまで延在されている。
【0014】又、この減速機108は、前記第1出力シ
ャフト131に対し平歯車151と同じ歯数を有する
ギヤ161を介して該第1出力シャフト131と回転
速度が等しく、且つ回転方向が異なる回転が取出される
第2出力シャフト132を備える。第2出力シャフト1
32は第1出力シャフト131と平行に配置され、同じ
くキャリッジ両端にまで延在されている。
【0015】第1、第2出力シャフト131、132
は、それぞれの両端に従来と同様のスプロケット112
A〜112Dを有し、このスプロケット112A〜11
2Dによってこれと噛合するチェーン114A〜114
Dが駆動されるようになっている。チェーンの一方側の
端は、前述したように従来と同様に矩形状のキャレッジ
116の4つの頂点部分にそれぞれ連結され、又、他端
はカウンタウェイト118A〜118Dにそれぞれ連結
されている。
【0016】なお、図の符号104はカップリング、1
06は電磁ブレーキをそれぞれ示している。図から明ら
かなように、これらのカップリング104及び電磁ブレ
ーキ106は、サーボモータ102及び減速機108が
1個のみとされたことに伴い、1個のみ備えられてい
る。又、符号120は天井ベースである。
【0017】次に作用を説明する。
【0018】サーボモータ102の出力軸130を回転
させると、この回転によってカップリング104及び電
磁ブレーキ106を介して減速機108の入力軸135
が回転させられる。この入力軸135の回転は、傘歯車
減速部142、及び平歯車減速部152を介して2段階
に減速され、第1出力シャフト131から減速された回
転が取出される。
【0019】一方、これと同時に、第1出力シャフト1
31に設けられた平歯車151と同じ歯数を持つ分配
ヤ161を介して、第2出力シャフト132からこの第
1出力シャフト131と回転速度が等しく、且つ回転方
向が逆の回転が取出される。
【0020】この結果、各出力シャフト131、132
の両端部に設けられたスプロケット112A〜112D
が従来のスプロケット12A〜12Dと全く同様な回転
を成すため、これによりこのスプロケット112A〜1
12Dに対して従来と同様に噛合させられているチェー
ン114A〜114Dが駆動され、キャレッジ116が
昇降させられる。
【0021】この実施例によれば、1個のサーボモータ
102によって2つの出力シャフト131、132が駆
動されるため、4本のチェーン114A〜114Dは確
実に同じく速度で且つ同じ量だけ移動することになり、
キャレッジ116の水平を常に良好に維持することがで
きる。
【0022】又、サーボモータ、カップリング、電磁ブ
レーキ、及び減速機が各1個で済むようになるため、駆
動ユニットのコスト低減、重量低減、及び省スペース化
を実現できる。更には、制御の簡略化及びコスト低減を
図ることもできるようになる。
【0023】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案によれば、立
駐昇降機において、キャレッジを昇降させるためのロー
プ又はチェーンを1個の電動機及び減速機によって同時
に駆動させることができるようになり、コスト低減、重
量低減、及び省スペース化が図れるようになるという優
れた効果が得られる。
【0024】又、制御の簡略化効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された立駐昇降機の要部側面図
【図2】同じく概略平面図
【図3】上記実施例において用いられている減速機の要
部を示すスケルトン図
【図4】従来の立駐昇降機を示す図1相当の要部側面図
【図5】前記従来の立駐昇降機の図2相当の概略平面図
【符号の説明】
102…サーボモータ 104…カップリング 106…電磁ブレーキ 108…減速機 112A〜112D…スプロケット 114A〜114D…チェーン 116…キャレッジ 118…カウンタウェイト 131…第1出力シャフト 132…第2出力シャフト 161…分配ギヤ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両を載置するためのキャレッジを、その
    4つの頂点部分で4本のロープ又はチェーンによって水
    平に吊り上げ、この4本のロープ又はチェーンの有効長
    さを電動機及び減速機を用いて変えることにより、前記
    車両を昇降させる立駐昇降機において、 前記電動機を1個のみとすると共に、 前記減速機を、該電動機の出力軸の回転を減速して取出
    し可能とされ、キャリッジ両端にまで延在された第1出
    力シャフトと、この第1出力シャフトに対し1:1の
    ギヤを介することにより、該第1出力シャフトの回転
    と速度が等しく方向が逆である回転を取出し可能とさ
    れ、且つ該第1出力シャフトと平行にキャリッジ両端に
    まで延在された第2出力シャフトとを備えた構成とし、
    且つ、 この第1、第2出力シャフトのそれぞれの両端部の回転
    によって、前記4本のロープ又はチェーンの巻き上げ、
    巻き戻しを行うことを特徴とする立駐昇降機。
JP1993004414U 1993-02-15 1993-02-15 立駐昇降機 Expired - Fee Related JP2564299Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS646472A (en) * 1987-06-27 1989-01-11 Sumitomo Const Parking area
JP2639556B2 (ja) * 1988-04-14 1997-08-13 日成ビルド工業株式会社 立体駐車装置のキャリッジ昇降装置

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JPH0662131U (ja) 1994-09-02

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