JP2564068B2 - カブリオレ車両に設けられた幌固定装置 - Google Patents
カブリオレ車両に設けられた幌固定装置Info
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- JP2564068B2 JP2564068B2 JP4034646A JP3464692A JP2564068B2 JP 2564068 B2 JP2564068 B2 JP 2564068B2 JP 4034646 A JP4034646 A JP 4034646A JP 3464692 A JP3464692 A JP 3464692A JP 2564068 B2 JP2564068 B2 JP 2564068B2
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- Japan
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- hood
- fixing device
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J7/00—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
- B60J7/0084—Water draining for non-fixed roofs or roof panels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J7/00—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
- B60J7/08—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position
- B60J7/12—Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts
- B60J7/1226—Soft tops for convertible vehicles
- B60J7/123—Soft tops for convertible vehicles characterised by means for fastening the soft top cloth to the arches or vehicle body work
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カブリオレ車両に設け
られた幌固定装置であって、少なくとも車両のリヤ部分
でボデーに配置された保持成形部が設けられていて、該
保持成形部に、幌布の縁範囲が張設部材と共に取り付け
られている形式のものに関する。
られた幌固定装置であって、少なくとも車両のリヤ部分
でボデーに配置された保持成形部が設けられていて、該
保持成形部に、幌布の縁範囲が張設部材と共に取り付け
られている形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】このような形式の公知の幌固定装置（ド
イツ連邦共和国特許第１１９２５２９号明細書）では、
幌布が、樋状固定部材として構成された保持成形部に、
外部から装着可能な張設部材によって保持されている。
この張設部材を用いて、幌布はループの形で前記樋状固
定部材に引き込まれる。このような、車両のリヤ部分で
上側のボデー縁部に目に見えるように配置された幌固定
装置は、湿分に敏感な湿分堆積室を形成してしまう。な
ぜならば、前記樋状固定部材が幌ビードによってしか遮
蔽されていないからである。張設線材として形成された
張設部材が幌布のループに直接に載着されることによ
り、保持成形部の範囲における所要の張設力と共に、不
都合なノッチ作用が生ぜしめられてしまう。このような
ノッチ作用は幌布の縁側を損傷させてしまうおそれがあ
る。
イツ連邦共和国特許第１１９２５２９号明細書）では、
幌布が、樋状固定部材として構成された保持成形部に、
外部から装着可能な張設部材によって保持されている。
この張設部材を用いて、幌布はループの形で前記樋状固
定部材に引き込まれる。このような、車両のリヤ部分で
上側のボデー縁部に目に見えるように配置された幌固定
装置は、湿分に敏感な湿分堆積室を形成してしまう。な
ぜならば、前記樋状固定部材が幌ビードによってしか遮
蔽されていないからである。張設線材として形成された
張設部材が幌布のループに直接に載着されることによ
り、保持成形部の範囲における所要の張設力と共に、不
都合なノッチ作用が生ぜしめられてしまう。このような
ノッチ作用は幌布の縁側を損傷させてしまうおそれがあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の幌固定装置を改良して、簡単に組付け可
能であって、かつ幌布とボデーとの、耐引張性で信頼性
の良い密な結合が、視覚的に目立たない固定位置におい
て得られるような幌固定装置を提供することである。
で述べた形式の幌固定装置を改良して、簡単に組付け可
能であって、かつ幌布とボデーとの、耐引張性で信頼性
の良い密な結合が、視覚的に目立たない固定位置におい
て得られるような幌固定装置を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、ボデー部分によって遮蔽されたボ
デー空間にボデー側の保持ストリップが突設されてお
り、該保持ストリップに前記保持成形部が係止成形部と
して形成されており、幌布の後縁部にクランプ成形条片
が水密に結合されており、該クランプ成形条片に前記張
設部材が組み込まれており、しかも該クランプ成形条片
が、前記保持ストリップに設けられた係止成形部に対応
する対応係止成形部を備えており、前記張設部材を備え
たクランプ成形条片と、前記保持ストリップとが、互い
に緊定された結合位置で前記係止成形部と前記対応係止
成形部とを介して互いに係止されているようにした。
に本発明の構成では、ボデー部分によって遮蔽されたボ
デー空間にボデー側の保持ストリップが突設されてお
り、該保持ストリップに前記保持成形部が係止成形部と
して形成されており、幌布の後縁部にクランプ成形条片
が水密に結合されており、該クランプ成形条片に前記張
設部材が組み込まれており、しかも該クランプ成形条片
が、前記保持ストリップに設けられた係止成形部に対応
する対応係止成形部を備えており、前記張設部材を備え
たクランプ成形条片と、前記保持ストリップとが、互い
に緊定された結合位置で前記係止成形部と前記対応係止
成形部とを介して互いに係止されているようにした。
【０００５】
【発明の効果】本発明によれば、幌布縁部に水密に結合
され、しかも組み込まれた張設部材を備えているクラン
プ成形条片に基づき、係止手段を介して幌布をボデー側
の保持ストリップと簡単に組み付けることが可能とな
る。緊定された結合位置においては、ループなしにクラ
ンプ成形条片に保持された幌布縁部が、引張負荷にしか
さらされないので、ノッチ作用のない張設を用いて、信
頼性の良い密な結合が形成されている。保持成形部が、
遮蔽されたボデー空間範囲にずらされていることに基づ
き、目に見えない幌固定によってカブリオレ車両のリヤ
部分における視覚的な全体印象も改善される。
され、しかも組み込まれた張設部材を備えているクラン
プ成形条片に基づき、係止手段を介して幌布をボデー側
の保持ストリップと簡単に組み付けることが可能とな
る。緊定された結合位置においては、ループなしにクラ
ンプ成形条片に保持された幌布縁部が、引張負荷にしか
さらされないので、ノッチ作用のない張設を用いて、信
頼性の良い密な結合が形成されている。保持成形部が、
遮蔽されたボデー空間範囲にずらされていることに基づ
き、目に見えない幌固定によってカブリオレ車両のリヤ
部分における視覚的な全体印象も改善される。
【０００６】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
説明する。
【０００７】図１には、閉じられた幌布２を備えたカブ
リオレ車両のリヤ部分１が示されている。幌布２の縁範
囲はリヤウインド３の下側で、外側のトランクリッド４
とボデーサイド部分５との下方に隠蔽された状態で保持
されている。
リオレ車両のリヤ部分１が示されている。幌布２の縁範
囲はリヤウインド３の下側で、外側のトランクリッド４
とボデーサイド部分５との下方に隠蔽された状態で保持
されている。
【０００８】図２には、カブリオレ車両のリヤ部分１に
設けられた、幌布２の固定装置が断面図で示されてい
る。幌布２の縁範囲はクランプ成形条片６に水密に結合
されている。このクランプ成形条片６は、ボデー部分に
保持されたボデー側の保持ストリップ７によって緊定さ
れている。この場合に、クランプ成形条片６に設けられ
た保持成形部は係止成形部として形成されていて、保持
ストリップ７に設けられた対応係止成形部と係止され
る。本発明の有利な構成では、ボデー側の保持ストリッ
プ７が、水通路成形薄板８とパン状の遮蔽薄板９との互
いに平行に位置する端範囲の間に溶着されている。防火
性薄板１０に支持されたパン状の遮蔽薄板９は幌布２に
向かって斜めに延長されていて、水通路成形薄板８の端
範囲に平行に重ね合わされた端範囲でこの水通路成形薄
板８を支持している。この水通路成形薄板８はボデー空
間１１を形成しており、このボデー空間１１は内側のト
ランクリッドフラップ１２によって上部を閉鎖されてい
る。トランクリッド４は幌布２に対する接触範囲におい
て、摩擦を低減させるボデー閉鎖シール装置１３を備え
ており、内側のトランクリッドフラップ１２はボデー空
間１１を仕切る後側のトランクリッドシール部材１４に
載置されている。
設けられた、幌布２の固定装置が断面図で示されてい
る。幌布２の縁範囲はクランプ成形条片６に水密に結合
されている。このクランプ成形条片６は、ボデー部分に
保持されたボデー側の保持ストリップ７によって緊定さ
れている。この場合に、クランプ成形条片６に設けられ
た保持成形部は係止成形部として形成されていて、保持
ストリップ７に設けられた対応係止成形部と係止され
る。本発明の有利な構成では、ボデー側の保持ストリッ
プ７が、水通路成形薄板８とパン状の遮蔽薄板９との互
いに平行に位置する端範囲の間に溶着されている。防火
性薄板１０に支持されたパン状の遮蔽薄板９は幌布２に
向かって斜めに延長されていて、水通路成形薄板８の端
範囲に平行に重ね合わされた端範囲でこの水通路成形薄
板８を支持している。この水通路成形薄板８はボデー空
間１１を形成しており、このボデー空間１１は内側のト
ランクリッドフラップ１２によって上部を閉鎖されてい
る。トランクリッド４は幌布２に対する接触範囲におい
て、摩擦を低減させるボデー閉鎖シール装置１３を備え
ており、内側のトランクリッドフラップ１２はボデー空
間１１を仕切る後側のトランクリッドシール部材１４に
載置されている。
【０００９】特に図３からも判かるように、図示の実施
例では、クランプ成形条片６と幌布２との結合部が縫い
目１５によって形成されており、この縫い目１５の範囲
では、少なくとも幌布２の上面に、水密な閉鎖のための
シール隆起部１６が設けられている。
例では、クランプ成形条片６と幌布２との結合部が縫い
目１５によって形成されており、この縫い目１５の範囲
では、少なくとも幌布２の上面に、水密な閉鎖のための
シール隆起部１６が設けられている。
【００１０】ボデー側の保持ストリップ７をクランプ成
形条片６との結合範囲で安定化するためには、水通路成
形薄板８と遮蔽薄板９との互いに平行に重なり合った端
範囲の下方に、保持ストリップ７に下から係合する付加
的な補強成形薄板１７が配置されている。この補強成形
薄板１７は斜めに位置決めされた状態で、幌布２の近く
にまで達している。
形条片６との結合範囲で安定化するためには、水通路成
形薄板８と遮蔽薄板９との互いに平行に重なり合った端
範囲の下方に、保持ストリップ７に下から係合する付加
的な補強成形薄板１７が配置されている。この補強成形
薄板１７は斜めに位置決めされた状態で、幌布２の近く
にまで達している。
【００１１】ボデー側の保持ストリップ７とクランプ成
形条片６との図示の結合位置においては、クランプ成形
条片６に張設部材１８が組み込まれていることに基づ
き、幌布２はぴんと張設されている。この張設部材１８
は車両のリヤ部分１の幅全体にわたって、トランクリッ
ド４とボデーサイド部分５との範囲に幌布２を折り目な
く位置固定している（図１）。
形条片６との図示の結合位置においては、クランプ成形
条片６に張設部材１８が組み込まれていることに基づ
き、幌布２はぴんと張設されている。この張設部材１８
は車両のリヤ部分１の幅全体にわたって、トランクリッ
ド４とボデーサイド部分５との範囲に幌布２を折り目な
く位置固定している（図１）。
【００１２】図３には、ボデー側の保持ストリップ７と
クランプ成形条片６との緊定された結合位置が拡大され
て図示されている。この場合に、ボデー側の保持ストリ
ップ７はー体の異形成形薄板から形成されている（図
５）。この異形成形薄板の図示の横断面形状は平らなベ
ース脚部１９を有しており、このベース脚部１９は水通
路成形薄板８とパン状の遮蔽薄板９との互いに平行な端
範囲の間に収容されている。保持ストリップ７はクラン
プ成形条片６との結合を形成するために、ベース脚部１
９に対して平行な主長手方向平面２０（図５）に、２層
に形成された前側の差込み脚部２１と、この差込み脚部
２１に続いて主長手方向平面２０に対して鋭角の角度で
曲げ戻された、係止成形部として働く係止突起２２とを
有している。この係止突起２２は安定性を高める目的
で、同じく２層に成形されていると有利である。
クランプ成形条片６との緊定された結合位置が拡大され
て図示されている。この場合に、ボデー側の保持ストリ
ップ７はー体の異形成形薄板から形成されている（図
５）。この異形成形薄板の図示の横断面形状は平らなベ
ース脚部１９を有しており、このベース脚部１９は水通
路成形薄板８とパン状の遮蔽薄板９との互いに平行な端
範囲の間に収容されている。保持ストリップ７はクラン
プ成形条片６との結合を形成するために、ベース脚部１
９に対して平行な主長手方向平面２０（図５）に、２層
に形成された前側の差込み脚部２１と、この差込み脚部
２１に続いて主長手方向平面２０に対して鋭角の角度で
曲げ戻された、係止成形部として働く係止突起２２とを
有している。この係止突起２２は安定性を高める目的
で、同じく２層に成形されていると有利である。
【００１３】クランプ成形条片６は弾性的な一体のプラ
スチック条片として形成されており、このプラスチック
条片は、一方の端部に保持ストリップ７の方向に向けら
れた収容室２３を有していて、他方の端部に幌布２を位
置固定する結合ギャップ２４を有している（図６）。収
容室２３は主長手方向平面２５の両側で、上側のカバー
脚部２６と、下側の対応脚部２７とによって仕切られて
いる。カバー脚部２６には、収容ポケット２８が成形さ
れており、この収容ポケット２８には、保持ストリップ
７に係止突起２２として形成された脚部が係合する。こ
のときに、この係止突起２２は、対応係止成形部として
働く係止フック３０によって形成された当接面２９に接
触する。この当接面２９は主長手方向平面２５に対して
鋭角の角度で傾けられている。
スチック条片として形成されており、このプラスチック
条片は、一方の端部に保持ストリップ７の方向に向けら
れた収容室２３を有していて、他方の端部に幌布２を位
置固定する結合ギャップ２４を有している（図６）。収
容室２３は主長手方向平面２５の両側で、上側のカバー
脚部２６と、下側の対応脚部２７とによって仕切られて
いる。カバー脚部２６には、収容ポケット２８が成形さ
れており、この収容ポケット２８には、保持ストリップ
７に係止突起２２として形成された脚部が係合する。こ
のときに、この係止突起２２は、対応係止成形部として
働く係止フック３０によって形成された当接面２９に接
触する。この当接面２９は主長手方向平面２５に対して
鋭角の角度で傾けられている。
【００１４】カバー脚部２６は係止フック３０の範囲
に、組み込まれた張設部材１８を有している。この張設
部材１８は有利な構成では、埋め込まれたロープ封入体
として、たとえばＰＶＣ成形体として構成されたクラン
プ成形条片６に完全に組み込まれている。張設部材１８
のロープ端部（図１）には、対応するアイ（図示しな
い）が設けられており、このアイは薄板ねじによってボ
デーサイド部分５に固定されている。このように形成さ
れたロープ封入体の形の張設部材１８を用いて、クラン
プ成形条片６と保持ストリップ７との間の係止結合はク
ランプ全長にわたって安定化されているので、温度変動
による幌布結合部の範囲における長さ変化は十分に補償
されており、したがって幌布２のゆがみは起こらない。
に、組み込まれた張設部材１８を有している。この張設
部材１８は有利な構成では、埋め込まれたロープ封入体
として、たとえばＰＶＣ成形体として構成されたクラン
プ成形条片６に完全に組み込まれている。張設部材１８
のロープ端部（図１）には、対応するアイ（図示しな
い）が設けられており、このアイは薄板ねじによってボ
デーサイド部分５に固定されている。このように形成さ
れたロープ封入体の形の張設部材１８を用いて、クラン
プ成形条片６と保持ストリップ７との間の係止結合はク
ランプ全長にわたって安定化されているので、温度変動
による幌布結合部の範囲における長さ変化は十分に補償
されており、したがって幌布２のゆがみは起こらない。
【００１５】図６に示したクランプ成形条片６は対応脚
部２７に、収容室２３に向けられた支持隆起部３１を有
している。この支持隆起部３１はボデー側の保持ストリ
ップ７との結合個所でクランプ成形条片６を曲げ弾性的
に支持しており、この場合、保持ストリップ７の差込み
脚部２１は差込み室３９によってを少なくとも部分的に
収容される。
部２７に、収容室２３に向けられた支持隆起部３１を有
している。この支持隆起部３１はボデー側の保持ストリ
ップ７との結合個所でクランプ成形条片６を曲げ弾性的
に支持しており、この場合、保持ストリップ７の差込み
脚部２１は差込み室３９によってを少なくとも部分的に
収容される。
【００１６】カバー脚部２６は、対応脚部２７の長さの
ほぼ２倍の分だけこの対応脚部２７を越えて突出した保
護カバー３２を有している。この保護カバー３２は、均
一に湾曲させられた上面３３を備えた弾性的な円弧状支
持体として形成されているので、本発明による幌固定装
置は湿分のための捕集室を有していない。
ほぼ２倍の分だけこの対応脚部２７を越えて突出した保
護カバー３２を有している。この保護カバー３２は、均
一に湾曲させられた上面３３を備えた弾性的な円弧状支
持体として形成されているので、本発明による幌固定装
置は湿分のための捕集室を有していない。
【００１７】クランプ成形条片６では、幌布２に面した
側に２つの対称的な結合脚部３４が形成されている。こ
れらの結合脚部３４の間に結合ギャップ２４が形成され
ている。結合ギャップ２４に位置する内側の結合面３５
は互いに平行に成形されているので、幌布２は両結合面
３５の間で縫い目１５（図３）によって保持されている
か、または溶着継ぎ目３６（図４）によって保持されて
おり、この場合、結合ギャップ２４におけるシール性を
さらに改善する目的で、溶着接着剤４０を導入すること
もできる。
側に２つの対称的な結合脚部３４が形成されている。こ
れらの結合脚部３４の間に結合ギャップ２４が形成され
ている。結合ギャップ２４に位置する内側の結合面３５
は互いに平行に成形されているので、幌布２は両結合面
３５の間で縫い目１５（図３）によって保持されている
か、または溶着継ぎ目３６（図４）によって保持されて
おり、この場合、結合ギャップ２４におけるシール性を
さらに改善する目的で、溶着接着剤４０を導入すること
もできる。
【００１８】結合ギャップ２４への幌布２の進入個所の
範囲では、幌布２の少なくとも上面にシール隆起部１６
が塗布されており、この場合、場合によってはボデー閉
鎖シール部材１３（図２）の下に流入した液体は結合範
囲を越えてクランプ成形条片６の上面３３に到達して、
この場所から流入斜面３７を介して、水通路成形薄板８
に形成された横方向樋状通路３８（図２）に導入され
る。このボデー部分は外部に向かって流出開口（図示し
ない）に接続されているので、ボデー空間１１に湿分は
残らない。
範囲では、幌布２の少なくとも上面にシール隆起部１６
が塗布されており、この場合、場合によってはボデー閉
鎖シール部材１３（図２）の下に流入した液体は結合範
囲を越えてクランプ成形条片６の上面３３に到達して、
この場所から流入斜面３７を介して、水通路成形薄板８
に形成された横方向樋状通路３８（図２）に導入され
る。このボデー部分は外部に向かって流出開口（図示し
ない）に接続されているので、ボデー空間１１に湿分は
残らない。
【図１】閉じられた状態の幌を備えたカブリオレ車両の
リヤ部分の斜視図である。
リヤ部分の斜視図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った本発明による幌固
定装置の断面図である。
定装置の断面図である。
【図３】縫い付けられた結合部を有する、図２に示した
保持ストリップとクランプ成形条片とを拡大して示す断
面図である。
保持ストリップとクランプ成形条片とを拡大して示す断
面図である。
【図４】溶着された結合部を有する、図２に示した保持
ストリップとクランプ成形条片とを拡大して示す断面図
である。
ストリップとクランプ成形条片とを拡大して示す断面図
である。
【図５】図２〜図４に示した保持ストリップの断面図で
ある。
ある。
【図６】図２〜図４に示したクランプ成形条片の断面図
である。
である。
１ リヤ部分、 ２ 幌布、 ３ リヤウインドウ、
４ トランクリッド、５ ボデーサイド部分、 ６ ク
ランプ成形条片、 ７ 保持ストリップ、８ 水通路成
形薄板、 ９ 遮蔽薄板、 １０ 防火性薄板、 １１
ボデー空間、 １２ トランクリッドフラップ、 １
３ ボデー閉鎖シール部材、 １４トランクリッドシー
ル部材、 １５ 縫い目、 １６ シール隆起部、 １
７補強成形薄板、 １８ 張設部材、 １９ ベース脚
部、 ２０ 主長手方向平面、 ２１ 差込み脚部、
２２ 係止突起、 ２３ 収容室、 ２４ 結合ギャッ
プ、 ２５ 主長手方向平面、 ２６ カバー脚部、
２７ 対応脚部、２８ 収容ポケット、 ２９ 当接
面、 ３０ 係止フック、 ３１ 支持隆起部、 ３２
保護カバー、 ３３ 上面、 ３４ 結合脚部、 ３
５ 結合面、 ３６ 溶着継ぎ目、 ３７ 流入斜面、
３８ 横方向樋状通路、 ３９差込み室、 ４０ 溶
着接着剤
４ トランクリッド、５ ボデーサイド部分、 ６ ク
ランプ成形条片、 ７ 保持ストリップ、８ 水通路成
形薄板、 ９ 遮蔽薄板、 １０ 防火性薄板、 １１
ボデー空間、 １２ トランクリッドフラップ、 １
３ ボデー閉鎖シール部材、 １４トランクリッドシー
ル部材、 １５ 縫い目、 １６ シール隆起部、 １
７補強成形薄板、 １８ 張設部材、 １９ ベース脚
部、 ２０ 主長手方向平面、 ２１ 差込み脚部、
２２ 係止突起、 ２３ 収容室、 ２４ 結合ギャッ
プ、 ２５ 主長手方向平面、 ２６ カバー脚部、
２７ 対応脚部、２８ 収容ポケット、 ２９ 当接
面、 ３０ 係止フック、 ３１ 支持隆起部、 ３２
保護カバー、 ３３ 上面、 ３４ 結合脚部、 ３
５ 結合面、 ３６ 溶着継ぎ目、 ３７ 流入斜面、
３８ 横方向樋状通路、 ３９差込み室、 ４０ 溶
着接着剤
Claims (24)
- 【請求項１】 カブリオレ車両に設けられた幌固定装置
であって、少なくとも車両のリヤ部分でボデーに配置さ
れた保持成形部が設けられていて、該保持成形部に、幌
布の縁範囲が張設部材と共に取り付けられている形式の
ものにおいて、ボデー部分（４，５）によって遮蔽され
たボデー空間（１１）にボデー側の保持ストリップ
（７）が突設されており、該保持ストリップ（７）に前
記保持成形部が係止成形部（２２）として形成されてお
り、幌布（２）の後縁部にクランプ成形条片（６）が水
密に結合されており、該クランプ成形条片（６）に前記
張設部材（１８）が組み込まれており、しかも該クラン
プ成形条片（６）が、前記保持ストリップ（７）に設け
られた係止成形部（２２）に対応する対応係止成形部
（２８，３０）を備えており、前記張設部材（１８）を
備えたクランプ成形条片（６）と、前記保持ストリップ
（７）とが、互いに緊定された結合位置で前記係止成形
部（２２）と前記対応係止成形部（２８，３０）とを介
して互いに係止されていることを特徴とする、カブリオ
レ車両に設けられた幌固定装置。 - 【請求項２】 保持ストリップ（７）が一体の異形成形
薄板から成っており、該異形成形薄板の横断面形状が、
ボデーに設けられた少なくとも１つの保持薄板（８，
９）に位置固定可能な平らのベース脚部（１９）と、該
ベース脚部（１９）の縁側を起点として内側に前記ベー
ス脚部（１９）に向かって曲げ戻された、前記係止成形
部を備えた係止付加部を形成する脚部（２１，２２）と
を有している、請求項１記載の幌固定装置。 - 【請求項３】 保持ストリップ（７）が、前記ベース脚
部（１９）に対して平行な主長手方向平面（２０）に、
２層に形成された前側の差込み脚部（２１）と、該差込
み脚部（２１）に続いて前記主長手方向平面（２０）に
対して鋭角の角度で曲げられた、前記係止成形部として
働く係止突起（２２）とを有している、請求項２記載の
幌固定装置。 - 【請求項４】 前記係止突起（２２）が２層に成形され
ている、請求項３記載の幌固定装置。 - 【請求項５】 保持ストリップ（７）に設けられた前記
ベース脚部（１９）が、ボデーに保持薄板として設けら
れた、水通路を形成する水通路成形薄板（８）とパン状
の遮蔽薄板（９）との互いに平行に位置する端範囲の間
に保持されている、請求項１から４までのいずれか１項
記載の幌固定装置。 - 【請求項６】 幌固定部で前記遮蔽薄板（９）の下方
に、保持ストリップ（７）に下方から係合する付加的な
補強成形薄板（１７）が配置されている、請求項５記載
の幌固定装置。 - 【請求項７】 クランプ成形条片（６）が、弾性的な一
体のプラスチック条片から成っており、該プラスチック
条片が中心の主長手方向平面（２５）に対して直角な横
断面で見て、一方の端部に保持ストリップ（７）に向け
られた収容室（２３）を有していて、他方の端部に幌布
（２）の縁部を位置固定する結合ギャップ（２４）を有
している、請求項１から６までのいずれか１項記載の幌
固定装置。 - 【請求項８】 前記収容室（２３）が、前記主長手方向
平面（２５）の両側に形成されており、しかも前記収容
室（２３）が、上側のカバー脚部（２６）と下側の対応
脚部（２７）とによって仕切られている、請求項７記載
の幌固定装置。 - 【請求項９】 前記カバー脚部（２６）に、保持ストリ
ップ（７）に設けられた前記係止突起（２２）を収容す
るための収容ポケット（２８）を形成する係止フック
（３０）が成形されている、請求項７または８記載の幌
固定装置。 - 【請求項１０】 前記係止フック（３０）が、前記主長
手方向平面（２５）に対して鋭角の角度で傾けられた当
接面（２９）を形成している、請求項７から９までのい
ずれか１項記載の幌固定装置。 - 【請求項１１】 クランプ成形条片（６）に組み込まれ
た前記張設部材（１８）が、前記係止フック（３０）の
範囲に配置されている、請求項７から１０までのいずれ
か１項記載の幌固定装置。 - 【請求項１２】 前記張設部材（１８）が、プラスチッ
ク条片内に完全に埋め込まれたロープ封入体として形成
されている、請求項７から１１までのいずれか１項記載
の幌固定装置。 - 【請求項１３】 前記対応脚部（２７）が、前記収容室
（２３）の方向を向いた支持隆起部（３１）を有してい
る、請求項７から１２までのいずれか１項記載の幌固定
装置。 - 【請求項１４】 前記収容室（２３）が、保持ストリッ
プ（７）に設けられた前記差込み脚部（２１）を収容す
るための差込み室（３９）を有している、請求項７から
１３までのいずれか１項記載の幌固定装置。 - 【請求項１５】 前記カバー脚部（２６）が、前記対応
脚部（２７）の長さのほぼ２倍分だけ前記対応脚部（２
７）を越えて突出した保護カバー（３２）を有してい
る。請求項７から１４までのいずれか１項記載の幌固定
装置。 - 【請求項１６】 前記保護カバー（３２）が弾性的な円
弧状支持体として形成されており、該円弧状支持体の上
面（３３）が均一な湾曲を有している、請求項７から１
５までのいずれか１項記載の幌固定装置。 - 【請求項１７】 前記結合ギャップ（２４）が、２つの
対称的な結合脚部（３４）の間に形成されており、該結
合脚部（３４）が、それぞれ互いに平行な内側の結合面
（３５）を有している、請求項７から１６までのいずれ
か１項記載の幌固定装置。 - 【請求項１８】 前記結合ギャップ（２４）内で幌布
（２）が前記結合脚部（３４）と縫い付けられている、
請求項１７記載の幌結合装置。 - 【請求項１９】 少なくとも上側の結合脚部（３４）の
範囲で、縫い目（１５）がシール手段によってカバーさ
れている、請求項１８記載の幌固定装置。 - 【請求項２０】 幌布（２）が前記結合面（３５）と溶
着されている、請求項１７記載の幌固定装置。 - 【請求項２１】 前記結合ギャップ（２４）への幌布
（２）の進入個所で、幌布（２）にシール隆起部（１
６）が形成されている、請求項１７から２０までのいず
れか１項記載の幌固定装置。 - 【請求項２２】 幌布（２）を固定するために設けられ
たボデー空間（１１）が、流入斜面（３７）を形成して
おり、該流入斜面（３７）が、下側のトランクリッドフ
ラップ（１２）の下方で前記水通路成形薄板（８）に成
形された横方向樋状通路（３８）に通じている、請求項
１から２１までのいずれか１項記載の 幌固定装置。 - 【請求項２３】 幌布（２）とトランクリッド（４）の
縁部との接触範囲に、摩擦の少ないボデー閉鎖シール部
材（１３）が配置されている、請求項２２記載の幌固定
装置。 - 【請求項２４】 前記水通路成形薄板（８）が、前記ボ
デー空間（１１）を仕切る後側のトランクリッドシール
部材（１４）に結合されている、請求項２１または２２
記載の幌固定装置。
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