JP2563615B2 - ディジタルデータ記録装置 - Google Patents

ディジタルデータ記録装置

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JP2563615B2
JP2563615B2 JP1288349A JP28834989A JP2563615B2 JP 2563615 B2 JP2563615 B2 JP 2563615B2 JP 1288349 A JP1288349 A JP 1288349A JP 28834989 A JP28834989 A JP 28834989A JP 2563615 B2 JP2563615 B2 JP 2563615B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気テープを記録媒体とするコンピュータ
の外部記憶装置であるディジタルデータ記録装置に関す
るものである。
従来の技術 近年、ハードディスクのバックアップ用途などのため
に、磁気テープによるディジタルデータ記録装置が用い
られるようになってきた。これらの装置ではバッファを
内蔵し、記録動作時に外部装置からバッファへ転送され
るディジタルデータの転送完了を以て磁気テープへの書
き込み完了を示す正常終了応答を外部装置に返す転送制
御方式が採用され、転送を短時間に終了させている。ま
た更に、磁気テープの終端付近であってもバッファ内に
ある正常終了応答を発行済みのディジタルデータは確実
に磁気テープに記録されるための保護処理が採用されて
いる。
従来のディジタルデータ記録装置としては、例えば特
開平1−173219号公報の磁気テープ装置に開示されてい
る。
以下に、従来のディジタルデータ記録装置について説
明する。
第8図は、この従来のディジタルデータ記録装置の構
成を示すブロック図である。
第8図において、401は検知部、402は切替部、403は
バッファ、404は磁気テープ書込部である。
以上のように構成された従来のディジタルデータ記録
装置について、以下その動作を説明する。第9図(a)
は、従来のディジタルデータ記録装置に用いられる磁気
テープの例を示す図であり、Oは磁気テープに記録可能
な領域の終端である論理的終端を示し、Pは論理的終端
よりバッファ403の容量分だけ前の位置に設けられた目
印を示している。
まず、記録動作において現在のテープ位置が第9図
(a)のQの範囲にあるとき、検知部401は切替部402の
端子Rと端子Sを接続するから記録すべきディジタルデ
ータはバッファ403に高速に転送され、さらに磁気テー
プ書込部に記録速度に同期して転送され、磁気テープに
記録される。このときバッファ403への転送が完了すれ
ば、外部装置に対して磁気テープへの書き込み完了を意
味する正常終了応答が発行される。
また、記録動作実行中に検知部401は第9図(a)の
Pに示す目印を検知すると、切替部402を制御し端子R
と端子Tを接続する。一方、磁気テープ書込部404はバ
ッファ403に記憶されたディジタルデータの磁気テープ
への記録を完了すると、それに継続して切替部402の端
子Tを経由して記録速度に同期して転送されるディジタ
ルデータを磁気テープへ直接記録するモードに移行す
る。このとき磁気テープへの書き込みが完了すれば、外
部装置に対して磁気テープへの書き込み完了を意味する
正常終了応答が発行されるが、書き込みが完了する前
に、第9図(a)のOに示す論理的終端を検出すると、
外部装置に対して磁気テープへの書き込みが完了できな
かったことを意味する異常終了応答が発行される。
以上のように従来例では、論理的終端よりもバッファ
403の容量だけ前に設定された目印を検知すると、バッ
ファ403へのデータ転送を中止して磁気テープに直接書
き込むモードに移行することにより磁気テープの残り容
量を越えるディジタルデータをバッファ403に受け取る
ことがないとする保護処理を実現している。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、第9図(b)のU
に示すように磁気テープ上に傷などディジタルデータを
正しく記録できない領域がある場合、バッファ403に記
憶された正常終了応答済みのディジタルデータを磁気テ
ープ上に記録完了できない場合があるという問題点と、
検知部401が記録動作中に第9図(a)のPに示す目印
とOに示す論理的終端を正確に検知することができなけ
れば論理的終端以降にまでディジタルデータを記録して
しまう場合があり、著しくデータ信頼性を低下させると
いう問題点を有していた。そのために、少なくとも事前
に目的を正確な位置に設定した加工済みの磁気テープが
必要であり、汎用性にかけるという問題点も有してい
た。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、目印の
設定等の特殊な加工済み磁気テープを必要とせず、さら
に磁気テープ上に傷がある場合や磁気テープの終端付近
の検知精度が低くとも正常終了応答済みのディジタルデ
ータを高信頼性を確保しながら磁気テープに書き込み完
了するディジタルデータ記録装置を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のディジタルデータ
記録装置は、通信手段と、外部データを一時記憶するバ
ッファと、前記外部データを磁気テープに記録する磁気
記録部と、速度検出手段と速度比較手段とからなる終端
近傍検知手段と、前記磁気テープの物理的終端を検知す
る終端検知手段と、残量記憶手段と、前記磁気テープへ
の記録動作を開始させる記録開始保護機能と、終端近傍
記録保護機能とを具備してなる構成を有しいる。
作用 本発明は上記した構成により、記録動作中に終端近傍
検知手段が磁気テープの終端付近となったことを検出す
ると、終端近傍記録保護機能によりバッファへのデータ
転送を一時的に中断させた状態で磁気記録部に記録動作
を実行させ、記録動作が正常に完了可能であることを確
認するから、終端近傍検知手段の検知精度には影響され
ず、磁気テープ上の実際の状態に即して記録可能かを判
断することとなるから正常終了応答を誤らないことにな
る。また、転送再開後は正常記録ができると確認できた
領域に対して改めて記録するので、データ信頼性が高
い。
あるいは上記した構成により、記録動作中に終端近傍
検知手段が磁気テープの終端付近となったことを検出す
ると、終端近傍記録保護機能によりバッファへのデータ
転送を一時的に中断させた状態で磁気記録部に磁気テー
プの記録可能な残量を測定させるから、終端近傍検知手
段の検知精度には影響されず、磁気テープ上の実際の状
態に即して測定できた記録可能な残量を基に判断するこ
とができ正常終了応答を誤らない。またやはり、転送再
開後は正常記録ができると確認できた領域に対して改め
て記録するので、データ信頼性が高い。
また、終端近傍検知手段は送り出し側のリール台の回
転速度が規定値以下となったことから終端近傍にあるこ
とを検知するから、目印加工など磁気テープの制御用加
工の必要性をなくする。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例におけるディジタル
データ記録装置の構成を示すブロック図である。
第1図において、1は外部装置から転送されるディジ
タルデータと制御命令とを送信受信する通信部、2はデ
ィジタルデータを一時記憶するバッファ、3はディジタ
ルデータを磁気テープに記録再生する磁気記録再生部、
4は磁気テープが終端付近に達すれば終端近傍信号とし
て真を出力する終端近傍検知器、5は終端近傍記録保護
機能を備えたマイクロプロセッサ(以下、CPUと略
す。)であり、終端近傍検知器4は磁気テープの送出側
リールの回転速度を検出する速度検出器6と、回転速度
が予め設定された規定速度以下となれば終端近傍信号と
して真を出力する速度比較器7とで構成されている。
以上のように構成された本実施例のディジタルデータ
記録装置について、以下その動作について説明する。先
ず、CPU5は通信部1の端子Aと端子Bとを接続させ、外
部装置から制御命令を受信し、制御命令が磁気テープへ
の記録動作を示すものであれば終端近傍記録保護機能を
開始する。
第2図は、上記終端近傍記録保護機能の手順を示すフ
ローチャートである。CPU5は第2図のステップ101で通
信部1を制御し、端子Aと端子Cを接続させ、外部装置
からバッファ2への記録すべきディジタルデータの高速
転送を開始させると共に、ステップ102で制御命令が示
す記録容量情報を磁気記録再生部3に与え、バッファ2
から転送されるディジタルデータを磁気テープに記録開
始させ、更にステップ103とステップ104とステップ105
からなる終端近傍判定ループを巡回する。一方、記録動
作中速度検出器6は磁気テープの送出側リール台の回転
速度を検出し、速度比較器7は回転速度が予め設定され
た規定速度以下となれば終端近傍信号として真を出力す
ることで磁気テープが終端近傍にあることをCPU5に伝達
する。CPU5は、終端近傍判定ループのステップ105で終
端近傍にあることを検知するとステップ106で通信部1
の端子Aを端子Dに接続し、外部装置からバッファ2へ
のデータ転送を一時的に中断させる。磁気記録再生部3
はバッファ2に記憶されたディジタルデータを磁気テー
プ上に記録し、それに引続き指定された容量分の記録を
完了するまでバッファ2内に残っていた無意味なデータ
を磁気テープに記録する。
第3図は、磁気テープの状態を示す図であるが、テー
プ巻き取りむらなどのための終端近傍検知器が終端信号
信号として真を出力開始する位置は第3図(a)のEの
範囲に示すように公差を持っているが、磁気テープの記
録可能な終端である物理的終端位置まではFに示すよう
にバッファ2の容量に対して十分大きな記録容量が確保
されている。いま、外部装置からのデータ転送の一時的
中断が発生した位置を第3図(b)の矢印Gに示し、そ
の時点でバッファ2に記憶されていたディジタルデータ
の記録完了位置を矢印Hに、指定された容量分の無意味
なデータの記録の完了位置を矢印Iにそれぞれ示す。図
中矢印Jは磁気記録再生部3がリードアフターライト方
式により記録動作中に発見した磁気テープ上の傷などに
よる異常領域であり、この領域に対する記録は無効とさ
れ、それに続く領域に再度正しいデータが記録されてい
る。CPU5は磁気記録再生部3の記録動作が終了すると、
第2図ステップ107で磁気記録再生部3から記録動作の
結果の情報を受け取り、ステップ108でそれが正常な記
録動作の完了を示していたときステップ109に進み、通
信部1の端子Aと端子Cを接続し、外部装置からバッフ
ァ2へのディジタルデータの転送を再開させ、ステップ
110で磁気記録再生部3に第3図の矢印Hからの記録動
作を指示し、記録開始させる。更にCPU5は、ステップ11
1で外部装置からバッファ2へのデータ転送が完了した
ことを検知すると、ステップ112で通信部1の端子Aと
端子Bを接続し外部装置に正常終了応答を発行して終端
近傍記録保護機能の手順を終了する。最終的に磁気記録
再生部3によって形成される磁気テープの状態を第3図
(c)に示す。矢印Jの領域は第3図(b)の場合と同
様に無効領域とする処理が実行され、矢印Hから矢印I
までの領域にディジタルデータが正しく記録完了されて
いる。
また、逆にステップ108で記録動作が正常終了できな
かった場合、ステップ113で異常終了応答を発行して制
御命令による記録動作が正常終了できなかったことを外
部装置に示し、終端近傍記録保護機能の手順を終了す
る。
あるいは記録動作が磁気テープの終端付近ではなかっ
た場合、ステップ103で記録動作が正常終了したことを
検知するか、ステップ104で外部装置からバッファ2へ
のデータ転送が完了したことを検知するとCPU5はステッ
プ112に跳び、制御命令にする記録動作が正常終了した
ことを示す正常終了応答を外部装置へ出力して終端近傍
記録保護機能の手順を終了する。
以上のように本実施例によれば、磁気テープ終端近傍
以外の領域ではバッファ2を設けたことによる外部装置
とのデータ転送を短時間で完了する機能を残したまま、
終端近傍信号が真となれば外部装置からバッファ2への
データ転送を一時的に中断した状態で、制御命令が要求
するデータ量相当の記録動作を実行し、その記録動作が
正常終了することで要求されたデータ量相当の記録可能
な領域を磁気テープ上に確保することができ、その後デ
ータ転送を再開して確保した領域に外部装置から転送さ
れるディジタルデータを改めて記録する終端近傍記録保
護機能を備えたことにより、終端近傍検知器4の検出精
度が低くとも、また、磁気テープ上に傷などディジタル
データを正しく記録できない領域がある場合であって
も、外部装置に対して記録動作の結果を示す応答を誤っ
て発行することがなく、しかも実際に正しくデータを記
録することができた領域に改めて記録するのであるから
高いデータ信頼性を確保したまま物理的終端付近まで記
録することができるものである。
また、終端近傍検知器は磁気テープの送出側リール台
の回転速度を基に検知するのであるから磁気テープにな
んらかの目的を事前に設定しておく必要がなく、汎用性
が高いものである。
第4図は、本発明の第2の実施例と第3の実施例にお
けるディジタルデータ記録装置の構成を示すブロック図
である。
第4図において、上述した第1の実施例の構成と同一
箇所には同一符号を附して説明を省略する。第1図と異
なるのは、CPU5が記録開始保護機能と容量情報確認機能
と新たな終端近傍記録保護機能を具備してなることと、
磁気テープ上の予め設定された位置に記録された磁気テ
ープの容量情報を読み出す容量情報取得部8と、磁気テ
ープの容量情報と残量情報とを記憶するメモリ9と、磁
気テープの物理的終端を速度検出器6の出力がゼロとな
ったことから検知する終端検知器10を設けたことであ
る。
以上のように構成された第2の実施例のディジタルデ
ータ記録装置について、以下その動作について説明す
る。先ず、容量情報取得部8は磁気テープが実装される
と磁気記録再生部3を制御し、磁気テープの始端付近の
予め設定された特定領域に記録された磁気テープの容量
情報を読み出し、CPU5に転送する。CPU5は容量情報に基
づき記録可能な残り容量である残量情報を算出し、容量
情報と残量情報とをメモリ9に記憶させる。
次に、CPU5は通信部1の端子Aと端子Bとを接続さ
せ、外部装置から制御命令を受信し、制御命令が記録動
作を要求するものであれば記録開始保護機能を開始す
る。第5図(a)は記録開始保護機能の手順を示すフロ
ーチャートである。CPU5は第5図(a)のステップ201
で残量情報が無効であると判断するかまたはステップ20
1とステップ202で残量情報が有効であり、且つ、制御命
令が要求する記録容量が残量以下であると判断したと
き、磁気テープへの記録動作を制御する終端近傍記録保
護機能の手順を開始する。また、ステップ201とステッ
プ202で残量情報が有効であり、且つ、制御命令が要求
する記録容量が残量未満であると判断したとき、ステッ
プ203で制御命令の要求が実現不可能であることを意味
する異常終了応答を外部装置に出力して記録開始保護機
能の手順を終了する。
第5図(b)は終端近傍記録保護機能の手順を示すフ
ローチャートである。CPU5は第5図(b)のステップ10
1で外部装置からバッファ2への記録すべきディジタル
データの高速転送を開始させると主に、ステップ102で
磁気記録再生部3に上記磁気テープへの記録動作を開始
させ、更にステップ103,ステップ104,ステップ105,ステ
ップ204からなる終端近傍判定ループを巡回する。一
方、記録動作中終端近傍検知器4は磁気テープが終端近
傍にくれば終端近傍信号として真を出力し、CPU5は、終
端近傍判定ループのステップ105とステップ204と容量情
報確認機能の手順とで終端近傍にあり、且つ、残量情報
が無効であることを検知するとステップ106で外部装置
からバッファ2へのデータ転送を一時的に中断させ、ス
テップ205で磁気記録再生部3に磁気テープの物理的終
端を検出するまで記録動作を継続するように指示を変更
する。磁気記録再生部3はバッファ2に記憶されたディ
ジタルデータを磁気テープ上に記録し、それに引続き終
端検知部10が磁気テープの物理的終端を検出するまでバ
ッファ2内に残っていた無意味なデータを磁気テープ上
に記録する。
第6図は、磁気テープの状態を示す図であり、第6図
(a)で矢印Kは記録状態に充分な信頼性を確保するた
めに設けられた論理的終端位置を示す。終端近傍検知器
4が終端信号位置として真を出力し始める位置はEに示
す公差を持っているが、磁気テープの使用すべき領域の
終端である論理的終端位置まではLに示すようにバッフ
ァ2の容量に対して十分大きな記録容量が確保されてい
る。いま、外部装置からのデータ転送の一時的中断が発
生した位置を第6図(b)の矢印Gに示し、バッファ2
に記憶されていたディジタルデータの記録完了位置に矢
印Hに、磁気記録再生部3が無効とした異常領域を矢印
Jにそれぞれ示す。CPU5は磁気記録再生部3の記録動作
が終了すると第5図(b)のステップ107で磁気記録再
生部3から記録動作の結果の情報を受け取り、ステップ
206で第6図(b)の矢印Hから物理的終端までの領域
で正常に記録できた容量から予め設定された規定容量を
減じた値、即ち第6図(b)の矢印Kに示す論理的終端
位置までに記録可能な容量を残量情報として算出し、メ
モリ9に有効な情報として記憶させる。CPU5はステップ
207で、制御命令が要求する記録容量の未記録分が残量
情報以下であると判断したときステップ109に進み、外
部装置からバッファ2へのディジタルデータの転送を再
開させ、ステップ110で磁気記録再生部3に第6図
(b)の矢印Hからの記録動作を指示し、記録開始させ
る。更に、CPU5は、ステップ111で外部装置からバッフ
ァ2へのデータ転送が完了したことを検知すると、ステ
ップ112で外部装置に正常終了応答を発行して終端近傍
記録保護機能の手順を終了する。最終的に磁気記録再生
部3によって形成される磁気テープの状態を第6図
(c)に示す。矢印Jの領域は第6図(b)の場合と同
様に無効領域とする処理が実行され、矢印Hから矢印I
までの領域に外部ディジタルデータが正しく記録完了さ
れている。
また、逆にステップ207で制御命令が要求する記録容
量の未記録分が残量情報以上であると判断した場合、ス
テップ113で異常終了応答を発行して制御命令による記
録動作が正常終了できなかったことを外部装置に示し、
終端近傍記録保護機能の手順を終了する。
あるいは記録動作が磁気テープの終端付近ではなかっ
た場合、ステップ103で記録動作が正常終了したことを
検知するか、ステップ104で外部装置からバッファ2へ
のデータ転送が完了したことを検知するとCPU5はステッ
プ112に跳び、制御命令による記録動作が正常終了した
ことを示す正常終了応答を外部装置へ出力して終端近傍
記録保護機能の手順を終了する。
容量情報確認機能の手順について、以下に説明する。
CPU5はステップ105で終端近傍信号が真となったことを
検知すればステップ208に進み、磁気テープの記録済み
領域総容量すなわち磁気テープの始端から第6図(b)
の矢印Gに示す終端近傍信号が真となった位置までの領
域の総容量が、終端近傍検知器の検知許容範囲から磁気
テープの論理的終端位置までの最大容量すなわち第6図
(a)の矢印Mに示す容量を容量情報から減じた値以下
であれば、実際の磁気テープに記録可能な容量は容量情
報より少なく、誤った情報であると判断し、ステップ20
9でメモリ9に記憶されている容量情報と残量情報とを
無効とする。その場合ステップ204以降の処理で上述し
たように磁気テープの残量が求められることになる。
以上のように本実施例によれば、磁気テープ終端近傍
以外の領域ではバッファ2を設けたことによる外部装置
とのデータ転送を短時間で完了する機能を残したまま、
終端近傍信号が真となれば外部装置からバッファ2への
データ転送を一時的に中断した状態で、磁気テープの記
録可能な残量を実際に記録動作を実行することによって
正確に測定し、得られた残量情報を基に制御命令を完了
できるか判断する終端近傍記録保護機能を備えたことに
より、終端近傍検知器4の検出精度が低くとも、また磁
気テープ上に傷などディジタルデータを正しく記録でき
ない領域が含まれていても、外部装置に対する制御命令
に対応した応答を誤って発行することが無く、高いデー
タ初期信頼性を確保したまま論理的終端まで記録するこ
とができるものである。しかも、論理的終端位置を極め
て高い制度で特定できるから論理的終端までの経年劣化
による信頼性低下が極めて小さい領域にデータを記録す
ることができ、長期間にわたって高い信頼性を保持する
データ記録を実現することができるものである。
また、CPU5が記録開始保護機能を備えたことにより、
磁気テープ上に予め記録された容量情報が得られるか、
終端近傍記録保護機能によって有効な残量情報が得られ
れば、その情報に基づいて各制御命令による記録動作が
完了可能かどうかを判定するから、テープ終端近傍にあ
っても論理的終端まで極めて円滑な記録動作を、また極
めて短時間の外部装置とのデータ転送を実現することが
できる。しかも容量情報が誤りである場合にも誤りであ
ることを検知し、終端近傍記録保護機能によって正確な
残量情報を改めて計測するから決して誤った応答を発行
することがない。
最後に、本発明の第3の実施例のディジタルデータ記
録装置について説明する。第3の実施例の構成は第4図
に示す第2の実施例の構成図と同一の構成図にて表わさ
れるが、第2の実施例と異なるのはCPU5が新たな終端近
傍記録保護機能を具備してなることである。
以上のように構成された本発明の第3の実施例につい
て、以下その動作について説明する。先ず、容量情報取
得部8とCPU5は磁気テープが実装されると磁気テープの
容量情報を読み出し、容量情報と残量情報とをメモリ9
に記憶させ、次にCPU5は外部装置から制御命令を受信
し、制御命令が記録動作を要求するものであれば記録開
始保護機能の手順を実行し、制御命令が実行完了不可能
でないならば終端近傍記録保護機能の手順を開始するこ
とは第2の実施例と同一である。
第7図は、終端近傍記録保護機能の手順を示すフロー
チャートである。CPU5は第7図のステップ101からステ
ップ106の処理手順を実行し、記録動作中に磁気テープ
が終端近傍にあり、且つ、残量情報が無効であることを
検知すると外部装置からバッファ2へのデータ転送を一
時的に中断させ、ステップ301に進む。ステップ301でバ
ッファ2に記憶されていたディジタルデータの磁気テー
プへの記録が完了したことを検知すると、ステップ302
で磁気記録再生部3に終端検知器10が磁気テープの物理
的終端を検出するまで検索動作を実行するように指示を
変更する。磁気記録再生部3はテープ走行速度を高速化
し、その走行量を計測しながら上記検索動作を実行す
る。CPU5は磁気記録再生部3の検索動作が終了するとス
テップ107で磁気記録再生部3から検索動作の結果の情
報を受け取り、ステップ303で検索動作での磁気テープ
の走行量を基にして、物理的終端までの領域の記録可能
な容量を算出し、それから予め設定された規定容量を減
じた値、即ち論理的終端位置までに記録可能な容量を有
効な残量情報としてメモリ9に記憶させる。CPU5はステ
ップ207からステップ112で、制御命令が要求する記録容
量の未記録分が残量情報以下であると判断したとき外部
装置からバッファ2へのディジタルデータの転送を再開
させ、磁気記録再生部3に未記録分の記録を開始させ、
更に外部装置からのデータ転送が完了すれば正常終了応
答を発行して終端近傍記録保護機能の手順を終了する。
また、逆にステップ207,ステップ113で制御命令が要
求する記録が完了不可能であると判断した場合には異常
終了応答を発行する。一方、記録動作が磁気テープの終
端付近ではなかった場合、ステップ103,ステップ104で
記録動作が正常終了するか外部装置からバッファ2への
データ転送が完了すると正常終了応答を外部装置へ出力
して終端近傍記録保護機能の手順を終了する。
容量情報確認機能の手順については第2の実施例と同
一動作であるので説明を省略する。
以上のように本実施例によれば、磁気テープ終端近傍
以外の領域ではバッファ2を設けたことによる外部装置
とのデータ転送を短時間で完了する機能を残したまま、
終端近傍信号が真となれば外部装置からバッファ2への
データ転送を中断した状態で、磁気テープの記録可能な
残量を高速に検索動作を実行することによって短時間に
測定,算出し、得られた残量情報を基に制御命令を完了
できるか判断する終端近傍記録保護機能を備えたことに
より、終端近傍検知器4の検出精度が低くとも、外部装
置に対する制御命令に対応した応答を誤って発行するこ
とを防止できるものである。しかも論理的終端位置を極
めて短時間に特定できるから記録動作が円滑であり、し
かも経年変化の少ない論理的終端までの領域にデータを
記録することができるものである。
なお第2,第3の実施例において、終端検知器10は速度
検出器6の出力を検査することによって物理的終端を検
知する構成としたが、終端検知器10は磁気テープの物理
的終端にあたるリーダーテープを光学的に検知する構成
としてもよい。
発明の効果 以上のように本発明のディジタルデータ記録装置は、
通信手段と、外部データを一時記憶するバッファと、外
部データを磁気テープに記録する磁気記録部と、終端近
傍検知手段と、磁気テープの物理的終端を検知する終端
検知手段と、残量記憶手段と、磁気テープへの記録動作
を開始させる記録開始保護機能と、終端近傍記録保護機
能とを具備したことにより、通常の記録動作では外部装
置とのデータ転送を短時間で完了する機能を残したま
ま、終端近傍検知手段の検知精度が低い場合や磁気テー
プの未記録領域上に傷がある場合においても正常終了応
答済みのディジタルデータを高い信頼性を確保しながら
確実に磁気テープに書き込み完了することができる。ま
た、終端近傍検知手段を磁気テープの送出側リールの速
度検出手段と速度比較手段とからなる構成としたことに
より、特殊な加工済みの専用磁気テープを必要としない
から、汎用性が高く、安価な磁気テープを供給すること
ができる。更に、磁気テープからその容量情報を読み出
す容量情報取得手段と、容量情報を記憶する容量情報記
憶手段とを備え、マイクロプロセッサは容量情報確認機
能を具備することにより、容量情報に基づいた高速な記
録動作の制御を実現可能としながらも、容量情報が磁気
テープに記録可能な実際の容量以上の誤った値となって
いたときに誤りを検知するから誤動作を発生することが
ない。即ち、高速なデータ転送を実現しながらも、安価
な磁気テープを用いて高い信頼性のディジタルデータ記
録装置を実現するものであるから、その実用性効果は大
なるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1の実施例におけるディジタルデー
タ記録装置の構成を示すブロック図、第2図は同実施例
のフローチャート、第3図は同実施例の磁気テープの状
態図、第4図は本発明の第2の実施例と第3の実施例に
おけるディジタルデータ記録装置の構成を示すブロック
図、第5図は同実施例におけるフローチャート、第6図
は同実施例の磁気テープの状態図、第7図は第3の実施
例におけるフローチャート、第8図は従来のディジタル
データ記録装置の構成を示すブロック図、第9図は同従
来の磁気テープの状態図である。 1……通信部、2……バッファ、3……磁気記録再生
部、4……終端近傍検知器、5……CPU、6……速度検
知器、7……速度比較器、8……容量情報取得部、9…
…メモリ、10……終端検知器。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部装置から転送される外部データと制御
    命令とを送信受信する通信手段と、 前記外部データを一時記憶するバッファと、 前記外部データを磁気テープに記録する磁気記録部と、 前記磁気テープの終端付近に達すれば終端近傍信号とし
    て真を出力する終端近傍検知手段と、 前記磁気テープの物理的終端を検知する終端検知手段
    と、 前記磁気テープの残量情報を記憶する残量記憶手段と、 前記残量情報が無効であるかまたは前記残量情報が有効
    であり、且つ、前記制御命令が要求する記録容量が前記
    残量以下であるとき前記磁気テープへの記録動作を開始
    させる記録開始保護機能と、前記終端近傍信号が真であ
    り、且つ、前記残量情報が無効であれば前記通信手段の
    受信動作を停止して前記終端検知手段が前記物理的終端
    を検知するまで記録動作を続行し、正常に記録されたデ
    ータの容量から予め設定された規定容量を減じた値を前
    記残量情報として前記残量記憶手段に記憶し、前記制御
    命令が要求する未記録の外部データの容量が前記残量情
    報以下であれば前記受信動作を再開し、前記受信動作完
    了を以て前記磁気テープへの書き込み終了を示す応答を
    前記外部装置に送信する終端近傍記録保護機能を有する
    マイクロプロセッサとを具備したことを特徴とするディ
    ジタルデータ記録装置。
  2. 【請求項2】外部装置から転送される外部データと制御
    命令とを送信受信する通信手段と、 前記外部データを一時記憶するバッファと、 前記外部データを磁気テープに記録する磁気記録部と、 前記磁気テープを高速に検索する検索手段と、 前記磁気テープの終端付近に達すれば終端近傍信号とし
    て真を出力する終端近傍検知手段と、 前記磁気テープの物理的終端を検知する終端検知手段
    と、 前記磁気テープの残量情報を記憶する残量記憶手段と、 前記残量情報が無効であるかまたは前記残量情報が有効
    であり、且つ、前記制御命令が要求する記録容量が前記
    残量以下であるとき前記磁気テープへの記録動作を開始
    させる記録開始保護機能と、前記終端近傍信号が真であ
    り、且つ、前記残量情報が無効であれば前記通信手段の
    受信動作を停止して前記バッファに記憶された外部デー
    タを前記磁気テープへ記録し、前記終端検知手段が前記
    物理的終端を検知するまで検索動作を実行し、検索され
    た前記磁気テープの容量から予め設定された規定容量を
    減じた値を前記残量情報として前記残量記憶手段に記憶
    し、未転送の前記外部データの容量が前記残量情報以下
    であれば前記受信動作を再開し、前記受信動作の完了を
    以て前記磁気テープへの書き込み終了を示す応答を前記
    外部装置に送信する終端近傍記録保護機能を有するマイ
    クロプロセッサとを具備したことを特徴とするディジタ
    ルデータ記録装置。
  3. 【請求項3】磁気記録部は、 記録用ヘッドと、 前記記録用ヘッドで前記データを記録した直後に前記磁
    気テープから前記データを読み出す再生用ヘッドと、 前記再生ヘッドで読み出したデータを基にして記録され
    たデータの信頼性を確認するデータ信頼性解析部と、 前記記録されたデータが信頼性に欠ける場合、少なくと
    もそのデータを前記磁気テープ上の異なる領域に再度記
    録する記録制御機能とからなる請求項1,2または3記載
    のディジタルデータ記録装置。
  4. 【請求項4】磁気テープの終端付近に達すれば終端近傍
    信号として真を出力する終端近傍検知手段と、 磁気テープ上の予め設定された位置に記録された前記磁
    気テープの容量情報を読み出す容量情報取得手段と、 前記磁気テープの容量情報を記憶する容量情報記憶手段
    と、 前記終端近傍信号が真であり、且つ、前記磁気テープの
    記録済みデータの総容量が前記終端近傍検知手段の検知
    可能位置から前記磁気テープの終端位置までの最大容量
    を前記容量情報から減じた値以下であれば前記容量情報
    を無効とする容量情報確認機能を有するマイクロプロセ
    ッサとを具備したことを特徴とするディジタルデータ記
    憶装置。
  5. 【請求項5】終端近傍検知手段は、 磁気テープの送出側リールの回転速度を検出する速度検
    出手段と、 前記回転速度が予め設定された規定速度以下となれば終
    端近傍信号として真を出力する速度比較手段とからなる
    請求項1,2,3または5記載のディジタルデータ記録装
    置。
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