JP3095070B2 - 磁気テープ装置におけるテープ位置決めの方法 - Google Patents

磁気テープ装置におけるテープ位置決めの方法

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JP3095070B2 JP10091518A JP9151898A JP3095070B2 JP 3095070 B2 JP3095070 B2 JP 3095070B2 JP 10091518 A JP10091518 A JP 10091518A JP 9151898 A JP9151898 A JP 9151898A JP 3095070 B2 JP3095070 B2 JP 3095070B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気テープ位置付け
制御に関し、特に先の動作の順/逆方向にかかわりな
く、書込み位置がずれることなく開始可能な、テープ位
置付けの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する磁気テープ装置におけ
るテープ位置決め方式について説明する。構成は図1に
示すものと同じであって、次のように動作する。
【0003】すなわち、テープ4の動作方向が順方向、
逆方向に関らず、ブロックの読み込みを終了し、ブロッ
ク間ギャップ(以後IBGと称す)を検出したとき、そ
のブロックが制御部8によって正常と判断されたのなら
ば、IBGの中間(IBGの規格値の半分の値)で位置
づけ信号を送出し必要においてテープ4を停止させる。
テープ4の再起動動作では、最後に送出された位置づけ
信号の位置に対してテープ4の位置決めを行い、読込み
/書込み処理を継続して行う。
【0004】しかし、この本発明に先行する技術には、
次のような問題点があった。
【0005】第1の問題点は、逆方向からの位置づけを
行いテープ4を停止させ、その位置テープ4に対する書
込み処理を行ったとき、ブロック間ギャップ長が規格値
の最大値を上回ることがあるということである。その理
由は、通常の規格値が2mmのIBGのテープ4におい
て、記録されているブロック間ギャップ長が規格値いっ
ぱいの3mmであったとする。そして、書込み時は、テ
ープ4の再起動位置より1.2mmのIBGを書きこむ
磁気テープ装置であったとすれば、3mmのIBGを逆
方向から通常規格値2mmの半分の位置で位置づけ信号
を送出すると、媒体始端側からみてIBGの2mmの位
置で位置づけ信号がでたことになる。よって、ここから
書込みを行うと2mm+1.2mmとなり規格値の最大
3mmを越えてしまうためである。
【0006】第2の問題点は、逆方向からの位置づけを
行いテープ4を停止させ、その位置テープ4に対する書
込み処理を行ったとき、ブロック間ギャップ長が規格値
の最小値を下回ることがあるということである。その理
由は、通常の規格値が2mmのIBGのテープ4におい
て、記録されているブロック間ギャップ長が規格値いっ
ぱいの1.6mmであったとする。そして、書込み時
は、テープ4の再起動位置より0.9mmのIBGを書
きこむ磁気テープ装置であったとすれば、1.6mmの
IBGを逆方向から通常規格値2mmの半分の位置で位
置づけ信号を送出すると、媒体始端側からみてIBGの
0.6mmの位置で位置づけ信号がでたことになる。よ
って、ここから書込みを行うと0.6mm+0.9mm
となり規格値の最小1.6mmに満たなくなるためであ
る。尚、このような分野の関連公報例には次のようなも
のがある。 ・特開昭62−185291号 この発明は、複数のブロック位置づけを行う際に複数の
コマンドを出さなければならないという問題点に対し
て、1つのコマンドのみで複数ブロックの位置づけを行
おうというものである。つまり、この発明は、位置づけ
処理時間短縮を目的とする発明で、テープの位置づれを
なくすことを目的とした今回の発明とは全く異なるもの
である。 ・特公平05−026243号 本例は、上書きの際誤って必要なデータを消すことのな
いようにするための発明で、本発明の目的に近いものが
ある。
【0007】しかし、本例はデータの書き込み時にリー
ドヘッドによって読込んだテープの情報を元にテープへ
の書込みタイミングを生成するのに対し、本発明は書込
み開始位置の計算は、常にブロック間ギャップの媒体始
端側から計測するという違いがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気テープ装置
におけるテープ位置決めの方式にあっては、逆方向から
のテープ位置付け後の書込み処理において書込み位置が
ずれる問題があった。
【0009】本発明の目的は、順方向及び逆方向からの
テープ位置付け後の書込み処理において、書込み位置が
ずれることなく開始することができる方法の提供にあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気テープ装置
におけるテープ位置決めの方法は、逆方向への走行によ
りテープの位置づけが可能な磁気テープ装置におけるテ
ープ位置決め方法であって、データブロックの読込み終
了、正常終了及び順逆方向を判別し、順方向の場合は、
IBGの中間で、逆方向の場合は、IBGの終端で位置
づけ信号を要求する位置づけ信号要求段階201と、位
置づけ信号送出完の条件で、位置づけ信号送出位置記録
を行う記録段階202と、テープ停止の条件検出により
テープ停止処理を行うテープ停止処理段階203と、逆
方向検知の場合は、テープ位置づけ補正を行う、逆方向
テープ位置づけ補正段階204とを有する。
【0011】また、前記記録段階は、制御部がテープを
停止させる時に、テープ上で処理した位置をリール駆動
回路より入手記憶し、再起動時に制御部がリール駆動回
路に再開位置を指定し、同じ位置からテープを処理でき
るように制御する方法も一つの実施態様である。
【0012】さらに、前記記録段階は、順方向では、最
後に正常に処理したデータブロックに続くIBGを読込
み/書込み回路により検出し、ブロック間ギャップ長の
規定値の半分の長さを読んだ時に、この時のテープ位置
を記憶し、また、逆方向では、最後に正常に処理したデ
ータブロックに続く、IBGを読み終えた時に、この位
置よりブロック間ギャップ長の規定値の半分の長さ分媒
体終端側にずれた位置を記憶するのも好ましい本発明の
実施態様である。
【0013】本発明のテープ位置決めの方法は、逆方向
への走行によりテープの位置づけが可能な磁気テープ装
置におけるテープ位置決め方法であって、データブロッ
クの読込み終了、正常終了の条件で順方向でも逆方向で
もIBGの中間と終端の二箇所でIBGでの位置づけ信
号を要求する位置づけ信号要求段階801と、位置づけ
信号送出完、及び順逆方向を判別し、順方向の場合は第
1の、逆方向の場合は第2の位置づけ信号送出位置記録
を行い前記二つの位置づけ信号の一つを選択する記録選
択段階802と、テープ停止の条件検出によりテープ停
止処理を行う停止処理段階803と、逆方向検知の場合
は、テープ位置づけ補正を行う、逆方向テープ位置づけ
補正段階804とを有する。
【0014】前記記録段階は、制御部がテープを停止さ
せる時に、テープ上で処理した位置をリール駆動回路よ
り入手記憶し、再起動時に制御部がリール駆動回路に再
開位置を指定し、同じ位置からテープを処理できるよう
に制御する記憶制御段階である方法も一つの実施態様で
ある。
【0015】前記記録選択段階は、順方向では、最後に
正常に処理したデータブロックに続くブロック間ギャッ
プを読込み/書込み回路により検出し、ブロック間ギャ
ップ長の規定値の半分の長さを読んだ時に、この時のテ
ープ位置を記憶する段階であり、また、逆方向では、最
後に正常に処理したデータブロックに続くIBGを読み
終えた時に、この位置よりブロック間ギャップ長の規定
値の半分の長さ分媒体終端側にずれた位置を記憶するの
も好ましい本発明の実施態様である。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明のテープ位置
決めの方法が適用された一実施の形態を示すブロック図
である。すなわち磁気テープ装置に対して命令を送出し
テープ4を介してデータ交換をする上位装置1と、制御
部8とヘッド3で使用するデータ形式を相互に変換する
ための読込み/書込み回路2と、テープ4の磁気信号を
読取りまたは、テープ4に磁気信号によりデータを記録
する機能を有するヘッド3と、データ記録または、読出
しのためのテープ4と、テープ4の両端を巻き取り/繰
り出ししテープを駆動させるためのリール5及びリール
6と、制御部8の命令によりリール5及びリール6を駆
動させるための駆動回路7と、本発明のプログラム制御
により動作する制御部8とを含む。
【0017】これらの構成要素はそれぞれ概略つぎのよ
うに動作する。
【0018】読込み/書込み回路2は、読込み回路21
と書込み回路22とを備える。
【0019】読込み回路21は、ヘッド3よりテープ4
から読取ったアナログ信号をデジタルデータに変換し、
その変換されたデジタルデータより、テープフォーマッ
トを解析する。そして、ブロックパターン(データブロ
ック(以後ユーザデータと称す)、ファイルマーク、イ
レーズギャップなど)とIBGなどに分解し、制御部8
に対してIBGを検出するごとにこのフォーマット解析
結果をユーザデータと共に転送する。もし、テープ4へ
の書込み動作中であれば、読込み回路21は制御部8に
ユーザデータの転送を行わなくても良い。このフォーマ
ット解析結果を報告した後、制御部8が解析結果を正し
いと判断したならば、その情報を受けテープ位置づけの
ための信号を制御部8から指定された位置で駆動回路7
に送る。読込み回路21は、磁気テープ装置が例え書込
み動作中であっても、テープ4に対して書込んだ内容を
ヘッド3より読込み(書込み直後の読み込みチェック)
上記の動作を行う。
【0020】書込み回路22は、制御部8からの命令に
従って、ユーザデータやファイルマークなどにIBGを
付加してテープ4に書きこむためのフォーマットを作成
し、デジタルデータをアナログ信号に変換してヘッド3
に送る。読込み回路21及び、書込み回路22の動作開
始条件は、制御部8よりそれぞれの動作開始命令を受け
た後、駆動回路7より動作開始の信号を受けた時であ
る。
【0021】ヘッド3は、読込ヘッド31と書込ヘッド
32とを備えている。読込ヘッド31と書込ヘッド32
は、書込ヘッド32でテープ4に書込んだデータを読込
ヘッド31で読込めるように配置をする。つまり、媒体
始端側に読込ヘッド31が、媒体終端側に書込ヘッド3
2が配置される。
【0022】読込ヘッド31は、テープ4からの磁気信
号を読取り、アナログ信号に変換して読込み回路21に
その信号を送る。
【0023】書込ヘッド32は、書込み回路22から送
られたアナログ信号を磁気信号に変換してテープ4にデ
ータを記録する。
【0024】駆動回路7は、制御部8からテープ4の処
理開始位置と共にテープ4の動作開始の命令を受ける
と、リール5及びリール6を動作させる。そして、テー
プ4の位置が制御8より指定された位置に達したとき、
読込み/書込み回路2に対して動作開始のための信号を
送出する。また、読込み回路21からテープ位置づけの
ための信号を受けると、制御部8に対してそのテープの
位置を報告する。
【0025】次に、本発明のテープ位置決めの方法の第
1の実施の形態について図3のフローチャートを参照し
て詳細に説明する。
【0026】まず、テープ4への読込み及び書込み動作
中に、読込み回路21によりプロックの読み込みを終了
し、IBGを検出したことにより、読込み回路21は制
御部8に対してフォーマットの解析結果を報告する(図
3のステップ301)。次に、制御部8は、読込み回路
21よりフォーマット解析結果の報告を受けると、ブロ
ックの読込みが正常に行われたのかの判断を行う。も
し、正常に読込まれたのであれば(ステップ302、イ
エス)、テープ4の動作方向をチェックする。
【0027】テープ4の動作方向が順方向であれば(ス
テップ303、イエス)、制御部8は読込み回路21に
対してIBGの中間で位置づけ信号を送出するように命
令を送る(ステップ304)。ここで述べるIBGの中
間とは、実際にテープ4上に記録されている任意のIB
Gの物理的な中間位置ではなく、IBGの始端からIB
G長の規格値の半分の長さの位置を言う。
【0028】また、テープ4の動作方向が逆方向であれ
ば(ステップ303、ノー)、制御部8は読込み回路2
1に対してIBGの終端で位置づけ信号を送出する命令
を送る(ステップ305)。このとき、テープ4の動作
は逆方向に動作しているため、位置づけ信号が送出され
る位置は、順方向から見るとIBG開始位置で信号が送
出されたことになる。
【0029】読込み回路21は、制御部8より指定され
た位置づけ信号送出位置を検出すると、駆動回路7に対
してそれを通知する。駆動回路7は、読込み回路21よ
り位置づけ信号を検出するとその時のテープ4の位置を
制御部8に対して報告する。制御部8は、位置づけ位置
の報告を受けると(ステップ306、イエス)、位置づ
け信号が発生したテープ4の位置を記録する(ステップ
307)。もし、以前にテープ4に対する位置づけ信号
が発生した位置を記録していれば、最後に発生した位置
づけ信号の位置を上書きして記録する。
【0030】つぎに、あらかじめプログラムされている
条件により、テープの停止条件を検出すると(ステップ
308、イエス)、制御部8は駆動回路7に対してテー
プ4を停止させるための命令を送り、テープ4の動作を
停止させる(ステップ309)。
【0031】テープ4が逆方向動作後に停止したのであ
れば(ステップ310、イエス)、上記ステップ307
にて記録したテープ4の位置に対する補正を行う(ステ
ップ311)。この補正の方法は、ステップA7にて記
録した値にIBGの規格値の半分の値を足した値に変更
する。
【0032】次に、具体例を用いて説明する。この具体
例では、IBGの規格値を2mmとして考える。
【0033】図4に示すように、テープ4を逆方向に読
込んでいるとき、テープ位置110mmの位置でブロッ
クの読込みが終了し(ステップ301)、ブロックの読
込みが正常に終了したことを検出する(ステップ30
2)。ここで、テープ4が逆方向に動作しているため
(ステップ303、ノー)、IBGの終端で位置づけ信
号の送出を行う様に読込み回路21に対して要求する
(ステップ305)。これにより、テープ位置107m
mの位置で位置づけ信号が送出され、これを検出した駆
動回路7が制御部8にテープ位置の報告を行う(ステッ
プ306、イエス)。制御部8はこの時のテープ位置1
07mmを記録し保存する(ステップ307)。このと
き、制御部8はテープ4を停止する条件を満たしていな
いので(ステップ308、ノー)、次のブロックを読込
む処理を継続する。
【0034】次に、テープ位置103mmの位置でブロ
ックの読み込みが終了し(ステップ301)、ブロック
の読込みが正常に終了したことを検出する(ステップ3
02)。上記と同じ手順にて、制御部8は駆動回路7よ
りテープ位置づけ位置100mmを先に記録保存した1
07mmに上書きして保存する(ステップ307)この
ときは、制御部8がテープ4を停止する条件を検出した
ため(ステップ308、イエス)、制御部8は駆動回路
7に対してテープ4の停止要求を行い、テープ4は、次
に順方向に立ち上げたときに、テープ位置100mmの
位置で読込み/書込み回路2に対して、動作開始の信号
を送ることの出来る位置(図4中のA点)に停止する
(ステップ309)。
【0035】ここで、テープ4が動作していた方向は逆
方向なので(ステップ310、イエス)、記録したテー
プ位置づけ位置が100mmでIBGの規格値が2mm
なので、テープ位置をIBGの規格値の半分の値を足し
た101mmに更新する。(ステップ311)。
【0036】図5は、図4に示した動作を行った後に、
順方向に立ち上げたときの動作である。
【0037】図4にて、A点に停止したとき、テープ位
置づけ位置は101mmとなっている。よって、図5中
においてA点からテープを順方向に立ち上げると、最後
に駆動回路7から報告されたテープ位置づけ位置100
mmではなく、補正後の101mmの位置で読出し/書
込み回路2への動作開始信号が送出される。
【0038】次に、順方向の動作について図6を用いて
説明する。
【0039】テープ位置100mmの位置でブロックの
読込みが終了し(ステップ301)、ブロックの読込み
が正常に終了したことを検出する(ステップ302)。
ここで、テープ4が順方向に動作しているため(ステッ
プ303、イエス)、IBGの中間で位置づけ信号の送
出を行う様に読込み回路21に対して要求する(ステッ
プ304)。これにより、テープ位置101mmの位置
で位置づけ信号が送出され、これを検出した駆動回路7
が制御部8にテープ位置の報告を行う。(ステップ30
6、イエス)。制御部8はこの時のテープ位置101m
mを記録し保存する(ステップ307)。このときは、
制御部8がテープ4を停止する条件を検出したため(ス
テップ308、イエス)、制御部8は駆動回路7に対し
てテープ4の停止要求を行い、テープ4は次に順方向に
立ち上げたときに、テープ位置101mmの位置で読込
み/書込み回路2に対して、動作開始の信号を送ること
の出来る位置(図6中のA点)に停止する(ステップ3
09)。(順方向からの動作停止の場合は、一旦B点に
停止するが、次の順方向の立ち上げに備えて、逆方向に
走行してA点に位置づいたところで、テープ4の位置づ
け動作が終了する。)ここで、テープ4が動作していた
方向は順方向なので(ステップ310、ノー)、テープ
位置づけ位置の補正は行わない。図7は、図6に示した
動作を行った後に、順方向に立ち上げたときの動作であ
る。
【0040】図6にて、A点に停止したとき、テープ位
置づけ位置は101mmとなっている。よって、図7中
においてA点からテープを順方向に立ち上げると、最後
に駆動回路7から報告されたテープ位置づけ位置101
mmの位置で読出し/書込み回路2への動作開始信号が
送出される。これは、図5に示す逆方向に動作後の順方
向と同じ位置での立ち上がりになる。
【0041】また、本実施例ではブロックを例に説明し
たが、このブロックがテープマークやイレーズギャップ
であっても同様に処理することができる。次に記録媒体
について述べる。
【0042】制御プログラムは、記録媒体(10)から
制御部のデータ処理装置(不図示)に読み込まれたデー
タ処理装置の動作を制御する。制御部(8)は制御プロ
グラムの制御により以下の処理を実行する。
【0043】データブロックの読込み終了、正常終了、
及び順逆方向を判別させ順方向の場合は、IBGの中間
で、逆方向の場合はIBGの終端で位置づけ信号を要求
させる位置づけ信号要求処理と、位置づけ信号送出完の
条件で、位置づけ信号送出位置記録を行わせる記録処理
と、テープ停止の条件検出によりテープ停止を行わせる
処理と、逆方向検知の場合は、テープ位置づけ補正を行
わせる処理とを実行する。
【0044】次に本発明のテープ位置決めの方法の第2
の実施の形態について図9のフローチャートを参照して
説明する。
【0045】まず、テープ4への読込み及び書込み動作
中に、読込み回路21によりブロックの読み込みを終了
し、IBGを検出したことにより、読込み回路21は制
御部8に対してフォーマットの解析結果を報告する(ス
テップ901)。次に、制御部8は、読込み回路21よ
りフォーマット解析結果の報告を受けると、ブロックの
読込みが正常に行われたかの判断を行う。もし、正常に
読込まれたのであれば(ステップ902、イエス)、制
御部8は読込み回路21に対してIBGの中間とIBG
の終端の2箇所で位置づけ信号を送出する命令を送る
(ステップ903)。
【0046】読込み回路21は、制御部8より指定され
た位置づけ信号送出位置を検出すると、駆動回路7に対
してそれを通知する。駆動回路7は、読込み回路21よ
り位置づけ信号を検出するとその時のテープ4の位置を
制御部8に対して報告する。制御部8は、位置づけ位置
の報告を受けると(ステップ904、イエス)、テープ
の動作方向が順方向であれば(ステップ905、イエ
ス)、第1位置づけ信号が発生したテープ4の位置(I
BGの中間)を記録する(ステップ906)。また、テ
ープの動作方向が逆方向であれば(ステップ905、ノ
ー)、第2位置づけ信号が発生したテープ4の位置(ブ
ロック間ギャップの終端)を記録する(ステップ90
7)。もし、以前にテープ4に対する位置づけ信号が発
生した位置を記録していれば、最後に発生した位置づけ
信号の位置を上書きして記録する。
【0047】つぎに、あらかじめプログラムされている
条件により、テープの停止条件を検出すると(ステップ
908、イエス)、制御部8は駆動回路7に対してテー
プ4を停止させるための命令を送り、テープ4の動作を
停止させる(ステップ909)。
【0048】テープ4が逆方向動作後に停止したのであ
れば(ステップ910、イエス)、上記ステップ907
にて記録したテープ4の位置に対する補正を行う(ステ
ップ911)。この補正の方法は、ステップ907にて
記録した値にIBGの規格値の半分の値を足した値に変
更する。
【0049】次に、具体例を用いて説明する。この具体
例では、IBGの規格値を2mmとして考える。
【0050】図10に示すように、制御部8はテープ4
を逆方向に読込んでいるとき、テープ位置110mmの
位置でブロックの読込みが終了し(ステップ901)、
ブロックの読込みが正常に終了したことを検出する(ス
テップ902)。ここで、IBGの中間とIBGの終端
で位置づけ信号の送出を行う様に読込み回路21に対し
て要求する(ステップ903)。これにより、テープ位
置109mmと107mmの位置で位置づけ信号が送出
され、これを検出した駆動回路7が制御部8にテープ位
置の報告を行う(ステップ904、イエス)。テープの
動作方向が逆方向であるため(ステップ905、ノ
ー)、制御部8は第2位置づけ信号送出位置に当たるテ
ープ位置107mmを記録し保存する(ステップ90
7)。このとき、制御部8はテープ4を停止する条件を
満たしていないので(ステップ908、ノー)、次のブ
ロックを読込む処理を継続する。
【0051】次に、テープ位置103mmの位置でブロ
ックの読み込みが終了し(ステップ901)、ブロック
の読込みが正常に終了したことを検出する(ステップ9
02)。上記と同じ手順にて、制御部8は駆動回路7よ
りテープ位置づけ位置100mmを先に記録保存したテー
プ位置づけ位置107mmに対して上書きして保存する
(ステップ907)。このときは、制御部8がテープ4
を停止する条件を検出したため(ステップ908、イエ
ス)、制御部8は駆動回路7に対してテープ4の停止要
求を行い、テープ4は、次に順方向に立ち上げたとき
に、テープ位置100mmの位置で読込み/書込み回路
2に対して、動作開始の信号を送ることの出来る位置
(図4中のA点)に停止する(ステップ909)。
【0052】ここで、テープ4が動作していた方向は逆
方向なので(ステップ910、イエス)、記録したテー
プ位置づけ位置が100mmでIBGの規格値が2mm
なので、テープ位置をIBGの規格値の半分を足した
01mmに更新する。(ステップ911)。次に記録媒
体について説明する。
【0053】制御プログラムは、記録媒体(10)から
制御部のデータ処理装置(不図示)に読み込まれデータ
処理装置の動作を制御する。制御部(8)は制御プログ
ラムの制御により以下の処理を実行する。
【0054】データブロックの読込み終了、正常終了の
条件で順方向でも逆方向でもIBGの中間と終端の二箇
所でIBGのでの位置づけ信号を要求させる位置づけ信
号要求処理と、位置づけ信号送出完、及び順逆方向を判
別させ、順方向の場合は第1の、逆方向の場合は第2の
位置づけ信号送出位置記録を行わせる記録処理と、テー
プ停止の条件検出によりテープ停止処理を行わせる停止
処理と、逆方向検知の場合は、テープ位置づけ補正を行
わせる逆方向テープ位置づけ補正処理とを実行する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1の実
施の形態においては順方向と逆方向で異なる位置での位
置づけ信号の送出位置を使用することにより、また、第
2の実施の形態においては、順/逆方向に関係ない位置
づけ信号送出位置すなわちIBGの中間と終端の2箇所
の中から後で方向別に一つを選択使用することにより、
テープの再起動位置が、先の動作が順/逆方向の動作に
関わらず、IBG中の始端方向から同量の位置(IBG
長の既定値の半分の長さ進んだ位置)に位置づけられる
ことにより、誤った位置すなわちずれた位置からのデー
タの書き込み防止を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ位置決め方法が適用された磁気
デープ装置のテープ位置決めシステムのブロック図であ
る。
【図2】本発明のテープ位置決め方法の第1の実施の形
態の処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明のテープ位置決め方法の第1の実施の形
態の詳細なフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態におけるデータテープ位置、
信号送出位置の関連を示す動作説明図である。
【図5】図4に示す動作を行った後に、順方向に立上げ
た時の動作説明図である。(本図は第1、第2の実施の
形態に共通に使用できる。)
【図6】順方向→停止→順方向の時の第1の実施の形態
における動作説明図である。
【図7】図6のA点から順方向に動作する時の第1の実
施の形態における動作説明図である。
【図8】本発明のテープ位置決め方法の第2の実施の形
態の処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明のテープ位置決め方法の第2の実施の形
態の詳細なフローチャートである。
【図10】データテープ位置、信号送出位置の関連を示
す第2の実施の形態の動作説明図である。
【符号の説明】
1 上位装置 2 読込み書込み回路 3 ヘッド 4 磁気テープ 5 リール 6 リール 7 駆動回路 8 制御部 10 記録媒体 21 読込み回路 22 書込み回路 31 読込みヘッド 32 書込みヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/087 G06F 3/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆方向への走行によりテープの位置づけ
    が可能な磁気テープ装置におけるテープ位置決め方法で
    あって、 データブロックの読込み終了か、正常終了か、及び順逆
    方向を判別し順方向の場合は、ブロック間ギャップの中
    間で、逆方向の場合はブロック間ギャップの終端で夫々
    位置づけ信号を要求する位置づけ信号要求段階(20
    1)と、 位置づけ信号送出完の条件で、位置づけ信号送出位置記
    録を行う記録段階(202)と、 テープ停止の条件検出によりテープ停止処理を行うテー
    プ停止処理段階(203)と、 逆方向検知の場合は、テープ位置づけ補正を行う、逆方
    向テープ位置づけ補正段階(204)とを含む磁気テー
    プ装置におけるテープ位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記記録段階は、制御部がテープを停止
    させる時に、テープ上で処理した位置をリール駆動回路
    より入手記憶し、再起動時に制御部がリール駆動回路に
    再開位置を指定し、同じ位置からテープを処理できるよ
    うに制御する記憶制御段階である請求項1記載の磁気テ
    ープ装置におけるテープ位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記記録段階は、順方向では、最後に正
    常に処理したデータブロックに続くブロック間ギャップ
    を読込み/書込み回路により検出し、ブロック間ギャッ
    プ長の規定値の半分の長さを読んだ時に、この時のテー
    プ位置を記憶し、また、逆方向では、最後に正常に処理
    したデータブロックに続くブロック間ギャップを読み終
    えた時に、この位置よりブロック間ギャップ長の規定値
    の半分の長さ分媒体終端側にずれた位置を記憶する請求
    項1又は2に記載の磁気テープ装置におけるテープ位置
    決め方法。
  4. 【請求項4】 逆方向への走行によりテープの位置づけ
    が可能な磁気テープ装置においてテープ位置決めするた
    めの制御プログラムを記録した記録媒体であって、 データブロックの読込み終了、正常終了及び順逆方向を
    判別させ、順方向の場合は、ブロック間ギャップの中間
    で、逆方向の場合はブロック間ギャップの終端で位置づ
    け信号を要求させる手順と、位置づけ信号送出完の条件
    で、位置づけ信号送出位置記録を行う手順と、テープ停
    止の条件検出によりテープ停止処理を行わせる手順と、
    逆方向検知の場合は、テープ位置づけ補正を行わせる手
    順とを実行させるためのプログラムを記録した記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 逆方向への走行によりテープの位置づけ
    が可能な磁気テープ装置におけるテープ位置決め方法で
    あって、 データブロックの読込み終了、正常終了の条件で、順方
    向でも逆方向でもブロック間ギャップの中間と終端の2
    箇所で、ブロック間ギャップでの位置づけ信号を要求す
    る位置づけ信号要求段階(801)と、 位置づけ信号送出完、及び順逆方向を判別し、順方向の
    場合は第1の、逆方向の場合は第2の位置づけ信号送出
    位置記録を行い前記二つの位置づけ信号の一つを選択す
    る記録選択段階(802)と、 テープ停止の条件検出によりテープ停止処理を行う停止
    処理段階(803)と、 逆方向検知の場合は、テープ位置づけ補正を行う逆方向
    テープ位置づけ補正段階(804)とを含む磁気テープ
    装置におけるテープ位置決め方法。
  6. 【請求項6】 前記記録選択段階は、制御部がテープを
    停止させる時に、テープ上で処理した位置をリール駆動
    回路より入手記憶し、再起動時に制御部がリール駆動回
    路に再開位置を指定し、同じ位置からテープを処理でき
    るように制御する記憶制御段階である、請求項5に記載
    の磁気テープ装置におけるテープ位置決め方法。
  7. 【請求項7】 前記記録選択段階は、順方向では、最後
    に正常に処理したデータブロックに続くブロック間ギャ
    ップを読込み/書込み回路により検出し、ブロック間ギ
    ャップ長の規定値の半分の長さを読んだ時に、この時の
    テープ位置を記憶する段階であり、また逆方向では、最
    後に正常に処理したデータブロックに続くブロック間ギ
    ャップを読み終えた時に、この位置よりブロック間ギャ
    ップ長の規定値の半分の長さ分媒体終端側にずれた位置
    を記憶する段階である請求項5又は6に記載の磁気テー
    プ装置におけるテープ位置決め方法。
  8. 【請求項8】 逆方向への走行によりテープの位置づけ
    が可能な磁気テープ装置においてテープ位置決めするた
    めの制御プログラムを記録した記録媒体であって、 データブロックの読込み終了、正常終了の条件で順方向
    でも逆方向でもブロック間ギャップの中間と終端の2箇
    所でブロック間ギャップでの位置づけ信号を要求させる
    手順と、位置づけ信号送出完、及び順逆方向を判別し、
    順方向の場合は第1の、逆方向の場合は第2の位置づけ
    信号送出位置記録選択を行う手順と、テープ停止の条件
    検出によりテープ停止処理を行わせる手順と、逆方向検
    知の場合は、テープ位置づけ補正を行わせる手順とを実
    行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
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