JP2563279Y2 - 振動式フィーダ - Google Patents
振動式フィーダInfo
- Publication number
- JP2563279Y2 JP2563279Y2 JP6245793U JP6245793U JP2563279Y2 JP 2563279 Y2 JP2563279 Y2 JP 2563279Y2 JP 6245793 U JP6245793 U JP 6245793U JP 6245793 U JP6245793 U JP 6245793U JP 2563279 Y2 JP2563279 Y2 JP 2563279Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bowl
- tapered surface
- vibrating body
- fixed
- tapered
- Prior art date
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、各種部品を収容したボ
ウルに振動を与えることにより、各種部品を整列移送さ
せて次工程に順次供給する振動式フィーダに関する。
ウルに振動を与えることにより、各種部品を整列移送さ
せて次工程に順次供給する振動式フィーダに関する。
【０００２】
【従来の技術】振動式フィーダの基本的な構造は、図４
に示すように、基台２１に防振ゴム２２を介して取付け
られた下部振動体２３と、その上方に配置された上部振
動体２５とを複数組の板バネ２４を介して連結すると共
に、下部振動体２３と上部振動体２５との間に電磁励振
装置２６を配置し、電磁励振装置２６と板バネ２４との
協働により上部振動体２５に振動を与えるものである。
上部振動体２５の上面には螺旋状の搬送路を有するボウ
ル２７が多数本の固定ボルト２８で固定されており、上
部振動体２５の振動により、ボウル２７およびこれに収
容された部品に振動が与えられ、部品がボウル２７の搬
送路に沿って整列移送される。
に示すように、基台２１に防振ゴム２２を介して取付け
られた下部振動体２３と、その上方に配置された上部振
動体２５とを複数組の板バネ２４を介して連結すると共
に、下部振動体２３と上部振動体２５との間に電磁励振
装置２６を配置し、電磁励振装置２６と板バネ２４との
協働により上部振動体２５に振動を与えるものである。
上部振動体２５の上面には螺旋状の搬送路を有するボウ
ル２７が多数本の固定ボルト２８で固定されており、上
部振動体２５の振動により、ボウル２７およびこれに収
容された部品に振動が与えられ、部品がボウル２７の搬
送路に沿って整列移送される。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、振動式フィ
ーダのボウルは段取り替えや補修などの際に上部振動体
から着脱されるが、上記従来構成では、ボウル２７を上
部振動体２５に多数本の固定ボルト２８で固定している
ため、着脱の都度、多数本の固定ボルト２８を取外し・
締付けしなければならず、着脱作業にかなりの時間と手
間を要していた。そこで、本考案は、ボウルの脱着を容
易に行なうことができる取付構造を提供しようとするも
のである。
ーダのボウルは段取り替えや補修などの際に上部振動体
から着脱されるが、上記従来構成では、ボウル２７を上
部振動体２５に多数本の固定ボルト２８で固定している
ため、着脱の都度、多数本の固定ボルト２８を取外し・
締付けしなければならず、着脱作業にかなりの時間と手
間を要していた。そこで、本考案は、ボウルの脱着を容
易に行なうことができる取付構造を提供しようとするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 この考案は、下部振動
体に板バネを介して連結された上部振動体に、ボウルを
取外し可能に固定した振動式フィーダにおいて、上部振
動体の上面周縁にテーパ面を設けると共に、このテーパ
面と適合するテーパ面をボウルの下面周縁に設け、前記
テーパ面同士を適合接触させた状態で、ボウルを中央部
にて１本の固定ボルトで上部振動体に固定したものであ
る。
体に板バネを介して連結された上部振動体に、ボウルを
取外し可能に固定した振動式フィーダにおいて、上部振
動体の上面周縁にテーパ面を設けると共に、このテーパ
面と適合するテーパ面をボウルの下面周縁に設け、前記
テーパ面同士を適合接触させた状態で、ボウルを中央部
にて１本の固定ボルトで上部振動体に固定したものであ
る。
【０００５】
【作用】 ボウルを１本のボルトで固定したことによ
り、ボウルの着脱に際しては１本の固定ボルトを取外し
・締付けするだけでよく、従来のように複数のボルトを
１本づつ取り外したり締め付けたりする必要がない。ま
た、上部振動体上にボウルを載せると、両者のテーパ面
同士が嵌合することによって上部振動体に対するボウル
の適正な位置が自動的に定まる。したがって、複数のボ
ルトを用いてボウルを固定していた従来構造に比べて、
ボルトの締付けとボウルの位置決めの双方に関して作業
が著しく簡便となり、ボウルの着脱作業がきわめて容易
となる。このようにボウルを簡単迅速に交換できるた
め、とりわけ段取り替えに際してボウル交換が必要な場
合などに作業能率の大幅な向上が期待できる。
り、ボウルの着脱に際しては１本の固定ボルトを取外し
・締付けするだけでよく、従来のように複数のボルトを
１本づつ取り外したり締め付けたりする必要がない。ま
た、上部振動体上にボウルを載せると、両者のテーパ面
同士が嵌合することによって上部振動体に対するボウル
の適正な位置が自動的に定まる。したがって、複数のボ
ルトを用いてボウルを固定していた従来構造に比べて、
ボルトの締付けとボウルの位置決めの双方に関して作業
が著しく簡便となり、ボウルの着脱作業がきわめて容易
となる。このようにボウルを簡単迅速に交換できるた
め、とりわけ段取り替えに際してボウル交換が必要な場
合などに作業能率の大幅な向上が期待できる。
【０００６】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に従って説明す
る。
る。
【０００７】図１は、この実施例に係わる振動式フィー
ダの全体構成を示す。この振動式フィーダは、基台１に
防振ゴム２を介して取付けられた下部振動体３、下部振
動体３に複数組の板バネ４を介して連結された上部振動
体５、下部振動体３と上部振動体５との間に配された電
磁励振装置６、および、上部振動体５に固定されたボウ
ル７を主要な構成要素とする。電磁励振装置６が作動す
ると、板バネ４との協働により上部振動体５が振動し、
これに固定されたボウル７及びボール７に収容された部
品（図示省略）に振動が与えられる。振動を与えられた
部品は、ボウル７の内面に形成された螺旋状の搬送路
（図示省略）に沿って整列移送される。
ダの全体構成を示す。この振動式フィーダは、基台１に
防振ゴム２を介して取付けられた下部振動体３、下部振
動体３に複数組の板バネ４を介して連結された上部振動
体５、下部振動体３と上部振動体５との間に配された電
磁励振装置６、および、上部振動体５に固定されたボウ
ル７を主要な構成要素とする。電磁励振装置６が作動す
ると、板バネ４との協働により上部振動体５が振動し、
これに固定されたボウル７及びボール７に収容された部
品（図示省略）に振動が与えられる。振動を与えられた
部品は、ボウル７の内面に形成された螺旋状の搬送路
（図示省略）に沿って整列移送される。
【０００８】この実施例の振動式フィーダが図４に示す
従来のものと異なる点は、ボウル７の底面を図２に示す
ような一対の上下フランジ８、９を介して上部振動体５
の上面に１本の固定ボルト１０で固定している点であ
る。下フランジ８は中心部に貫通穴８ａ、上面周縁部に
テーパ面８ｂを有し、上部振動体５の上面にボルト８ｃ
で固定される。また、下フランジ８の下面中心部には、
ブラケット１１ａを有するナット１１がボルト１１ｂで
固定される。ナット１１の上部は貫通穴８ａを貫通して
上方に突出する。一方、上フランジ９は中心部に貫通穴
９ａ、下面周縁部にテーパ面８ｂと適合するテーパ面９
ｂを有し、ボウル７の底面にボルト９ｃで固定される。
尚、上下フランジ８、９の固定は、ボルト８ｃ、９ｃに
限らず溶接など適宜の固定手段で良い。
従来のものと異なる点は、ボウル７の底面を図２に示す
ような一対の上下フランジ８、９を介して上部振動体５
の上面に１本の固定ボルト１０で固定している点であ
る。下フランジ８は中心部に貫通穴８ａ、上面周縁部に
テーパ面８ｂを有し、上部振動体５の上面にボルト８ｃ
で固定される。また、下フランジ８の下面中心部には、
ブラケット１１ａを有するナット１１がボルト１１ｂで
固定される。ナット１１の上部は貫通穴８ａを貫通して
上方に突出する。一方、上フランジ９は中心部に貫通穴
９ａ、下面周縁部にテーパ面８ｂと適合するテーパ面９
ｂを有し、ボウル７の底面にボルト９ｃで固定される。
尚、上下フランジ８、９の固定は、ボルト８ｃ、９ｃに
限らず溶接など適宜の固定手段で良い。
【０００９】ボウル７の取付けは、上フランジ９の貫通
穴９ａを下フランジ８に固定したナット１１の上部に嵌
めると共に、テーパ面９ｂをテーパ面８ｂに適合させた
後、固定ボルト１０をワッシャ１２を介してナット１１
に螺合させて締付けることにより行なう。ボウル７の中
心と上部振動体５の中心との位置合せは、テーパ面８ｂ
とテーパ面９ｂとが適合接触することにより自然となさ
れる。この実施例では、図３に拡大して示すように、下
フランジ８の上面と上フランジ９の下面との間に、固定
ボルト１０の締付け代よりも僅かに大きな隙間Ｓを設
け、固定ボルト１０を締付けた状態でも、テーパ面８
ｂ、９ｂ同士の適合接触が確保されるよう配慮してあ
る。
穴９ａを下フランジ８に固定したナット１１の上部に嵌
めると共に、テーパ面９ｂをテーパ面８ｂに適合させた
後、固定ボルト１０をワッシャ１２を介してナット１１
に螺合させて締付けることにより行なう。ボウル７の中
心と上部振動体５の中心との位置合せは、テーパ面８ｂ
とテーパ面９ｂとが適合接触することにより自然となさ
れる。この実施例では、図３に拡大して示すように、下
フランジ８の上面と上フランジ９の下面との間に、固定
ボルト１０の締付け代よりも僅かに大きな隙間Ｓを設
け、固定ボルト１０を締付けた状態でも、テーパ面８
ｂ、９ｂ同士の適合接触が確保されるよう配慮してあ
る。
【００１０】尚、テーパ面８ｂに相当するテーパ面を上
部振動体５の上面周縁部に、テーパ面９ｂに相当するテ
ーパ面をボウル７の底面周縁部にそれぞれ直接形成し、
上記実施例に準じ、ボウル７を上部振動体５に固定する
構成とすることも可能である。
部振動体５の上面周縁部に、テーパ面９ｂに相当するテ
ーパ面をボウル７の底面周縁部にそれぞれ直接形成し、
上記実施例に準じ、ボウル７を上部振動体５に固定する
構成とすることも可能である。
【００１１】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案は、下部
振動体に板バネを介して連結された上部振動体に、ボウ
ルを取外し可能に固定した振動式フィーダにおいて、上
部振動体の上面周縁にテーパ面を設けると共に、このテ
ーパ面と適合するテーパ面をボウルの下面周縁に設け、
前記テーパ面同士を適合接触させた状態で、ボウルを中
央部にて１本の固定ボルトで上部振動体に固定したもの
であるため、１本の固定ボルトを取外し・締付けするだ
けでボウルを着脱することが可能であり、しかも、テー
パ面同士の適合接触すなわち嵌合により、ボルトを締め
付けるだけで、ボウルと上部振動体との位置合わせがな
されるので、従来構成に比べ、ボウルの着脱作業を著し
く容易にすることができる。
振動体に板バネを介して連結された上部振動体に、ボウ
ルを取外し可能に固定した振動式フィーダにおいて、上
部振動体の上面周縁にテーパ面を設けると共に、このテ
ーパ面と適合するテーパ面をボウルの下面周縁に設け、
前記テーパ面同士を適合接触させた状態で、ボウルを中
央部にて１本の固定ボルトで上部振動体に固定したもの
であるため、１本の固定ボルトを取外し・締付けするだ
けでボウルを着脱することが可能であり、しかも、テー
パ面同士の適合接触すなわち嵌合により、ボルトを締め
付けるだけで、ボウルと上部振動体との位置合わせがな
されるので、従来構成に比べ、ボウルの着脱作業を著し
く容易にすることができる。
【図１】本考案の実施例を示す断面図である。
【図２】ボウルの取付部を示す組立図である。
【図３】テーパ面周辺を示す拡大断面図である。
【図４】従来構成に係わる振動式フィーダを示す断面図
である。
である。
３ 下部振動体 ４ 板バネ ５ 上部振動体 ７ ボウル ８ 下フランジ ８ｂ テーパ面 ９ 上フランジ ９ｂ テーパ面
Claims (1)
- 【請求項１】 下部振動体に板バネを介して連結された
上部振動体に、ボウルを取外し可能に固定した振動式フ
ィーダにおいて、上部振動体の上面周縁にテーパ面を設
けると共に、このテーパ面と適合するテーパ面をボウル
の下面周縁に設け、前記テーパ面同士を適合接触させた
状態で、ボウルを中央部にて１本の固定ボルトで上部振
動体に固定したことを特徴とする振動式フィーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6245793U JP2563279Y2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 振動式フィーダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6245793U JP2563279Y2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 振動式フィーダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731722U JPH0731722U (ja) | 1995-06-16 |
| JP2563279Y2 true JP2563279Y2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=13200757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6245793U Expired - Fee Related JP2563279Y2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 振動式フィーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2563279Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP6245793U patent/JP2563279Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0731722U (ja) | 1995-06-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970930 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |