JPH0541824Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0541824Y2 JPH0541824Y2 JP1986187052U JP18705286U JPH0541824Y2 JP H0541824 Y2 JPH0541824 Y2 JP H0541824Y2 JP 1986187052 U JP1986187052 U JP 1986187052U JP 18705286 U JP18705286 U JP 18705286U JP H0541824 Y2 JPH0541824 Y2 JP H0541824Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- horn
- resonant
- threaded shaft
- node
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 210000004185 liver Anatomy 0.000 description 1
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は共振振動子、特に医療分野における手
術具や製造分野における加工機などに用いられる
共振振動子に関する。
術具や製造分野における加工機などに用いられる
共振振動子に関する。
[従来の技術]
医療分野や製造分野において手術具や加工機と
して振動子が多く用いられており、この振動子の
振動部は振動を励起する振動素子部とその振動を
拡大して手術部や加工部に与えるホーンとによつ
て構成されている。
して振動子が多く用いられており、この振動子の
振動部は振動を励起する振動素子部とその振動を
拡大して手術部や加工部に与えるホーンとによつ
て構成されている。
そして、術者が把持するための把持部を有しか
つ振動部を保持するする保持部材、例えば外套が
設けられており、この外套と前記振動部とは、振
動部において振動しない部分、つまり振動子にお
ける共振振動波の振幅の節点にて接続される。そ
の取付け具として、例えばフランジを前記共振振
動波の振幅の接点位置に配設して外套と接続して
おり、これによつて振動部の振動を把持部に伝達
しないようにしている。
つ振動部を保持するする保持部材、例えば外套が
設けられており、この外套と前記振動部とは、振
動部において振動しない部分、つまり振動子にお
ける共振振動波の振幅の節点にて接続される。そ
の取付け具として、例えばフランジを前記共振振
動波の振幅の接点位置に配設して外套と接続して
おり、これによつて振動部の振動を把持部に伝達
しないようにしている。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、従来ではホーンの大きさの多少
の違いによつて共振周波数が変化し、最適な共振
振動波の振幅の節点位置にフランジなどの取付け
具を配置することができないという問題があつ
た。
の違いによつて共振周波数が変化し、最適な共振
振動波の振幅の節点位置にフランジなどの取付け
具を配置することができないという問題があつ
た。
すなわち、共振振動子の共振周波数は振動部の
長さ及び質量によつて決定され、例えばその長さ
を共振周波数の半波長の整数倍に設定する必要が
ある。しかし、ホーンの長さがずれると共振振動
波の振幅の節点が変化することになり、振動子の
製作にあつてはホーンや振動素子部の大きさを高
精度に保つことが要求される。
長さ及び質量によつて決定され、例えばその長さ
を共振周波数の半波長の整数倍に設定する必要が
ある。しかし、ホーンの長さがずれると共振振動
波の振幅の節点が変化することになり、振動子の
製作にあつてはホーンや振動素子部の大きさを高
精度に保つことが要求される。
また、異なる大きさのホーンを用いて製作する
場合もあり、この場合には振動部の大きさを新た
に設計し直さなければならず繁雑であるという問
題があつた。
場合もあり、この場合には振動部の大きさを新た
に設計し直さなければならず繁雑であるという問
題があつた。
考案の目的
本考案は前記従来の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、振動子の共振振動波の振幅
の節点を移動させることなく任意の大きさのホー
ンを取り付け可能とする共振振動子を提供するこ
とにある。
であり、その目的は、振動子の共振振動波の振幅
の節点を移動させることなく任意の大きさのホー
ンを取り付け可能とする共振振動子を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段]
前記目的を達成するために、本考案は、ランジ
エバン型の共振振動子であつて、ホーンと、前記
ホーンへ超音波振動を伝達する複数の振動素子を
有する振動素子部と、前記振動素子部に連結され
た螺合軸と、前記螺合軸に螺合して前記複数の振
動素子を締め付ける締付けナツトと、前記振動素
子部における共振振動波の振幅の節点に配設され
た取付け具と、前記取付け具に取り付けられた外
套と、前記節点の位置を前記取付け具が配設され
た位置に合致させるために、前記螺合軸に取り換
え自在に螺合する調整ナツトと、を含み、前記調
整ナツトにより前記節点の位置を微調整すること
を特徴とする。
エバン型の共振振動子であつて、ホーンと、前記
ホーンへ超音波振動を伝達する複数の振動素子を
有する振動素子部と、前記振動素子部に連結され
た螺合軸と、前記螺合軸に螺合して前記複数の振
動素子を締め付ける締付けナツトと、前記振動素
子部における共振振動波の振幅の節点に配設され
た取付け具と、前記取付け具に取り付けられた外
套と、前記節点の位置を前記取付け具が配設され
た位置に合致させるために、前記螺合軸に取り換
え自在に螺合する調整ナツトと、を含み、前記調
整ナツトにより前記節点の位置を微調整すること
を特徴とする。
[実施例]
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
説明する。
第1図には、共振振動子の構成とその共振振動
波の振動振幅分布が示されており、振動部はホー
ン10とこれに接続された振動素子部12から成
り、振動素子部12は振動を励振する電歪素子1
2aを有しこれが螺合軸14に螺合する締付けナ
ツト16により固定される構成であり、すなわち
ランジユバン型の振動子が構成されている。
波の振動振幅分布が示されており、振動部はホー
ン10とこれに接続された振動素子部12から成
り、振動素子部12は振動を励振する電歪素子1
2aを有しこれが螺合軸14に螺合する締付けナ
ツト16により固定される構成であり、すなわち
ランジユバン型の振動子が構成されている。
そして、この振動素子部12には取付け具とし
てフランジ18が設けられ、これは術者の把持部
としても機能する保持部材としての外套20にボ
ルトなどにて接続される。
てフランジ18が設けられ、これは術者の把持部
としても機能する保持部材としての外套20にボ
ルトなどにて接続される。
本考案において特徴的なことは、異なる大きさ
のホーン10を取り付ける場合の共振振動波の振
幅の節点位置調整を可能としたことであり、これ
は振動部における振動素子部12の後端、つまり
ケーブル側に調整体を設けることにより達成され
る。
のホーン10を取り付ける場合の共振振動波の振
幅の節点位置調整を可能としたことであり、これ
は振動部における振動素子部12の後端、つまり
ケーブル側に調整体を設けることにより達成され
る。
この調整体は、実施例では調整ナツト22とさ
れており、この調整ナツト22は種々の大きさの
ナツトを複数個備えるようにし、ホーン10を取
り付けたときの共振振動の条件によつてその大き
さを選択する。そして、この調整ナツト22を取
り付ける螺合部(螺合軸)が設けられるが、実施
例では振動素子12aをボルト・ナツト締めする
タイプの振動子を用いているため、その螺合部1
4を多少長めに製作することにより容易に調整ナ
ツト22を取り付けることが可能となる。
れており、この調整ナツト22は種々の大きさの
ナツトを複数個備えるようにし、ホーン10を取
り付けたときの共振振動の条件によつてその大き
さを選択する。そして、この調整ナツト22を取
り付ける螺合部(螺合軸)が設けられるが、実施
例では振動素子12aをボルト・ナツト締めする
タイプの振動子を用いているため、その螺合部1
4を多少長めに製作することにより容易に調整ナ
ツト22を取り付けることが可能となる。
そして、この調整ナツト22を取り付けて振動
子の全長及び質量のバランスをとることにより、
図に示されるように、フランジ18の位置に共振
振動波の振幅の節点を合わせることができ、ホー
ン10などの振動部12が振動していてもフラン
ジ18だけは振動しないことになる。
子の全長及び質量のバランスをとることにより、
図に示されるように、フランジ18の位置に共振
振動波の振幅の節点を合わせることができ、ホー
ン10などの振動部12が振動していてもフラン
ジ18だけは振動しないことになる。
従つて、フランジ18に接続された外套20に
も振動は伝達されず、術者は外套20に設けられ
た把持部を握つて、例えば肝臓の手術等を良好に
行うことができる。
も振動は伝達されず、術者は外套20に設けられ
た把持部を握つて、例えば肝臓の手術等を良好に
行うことができる。
前記実施例では、調整体を調整ナツト22とし
たが、嵌合孔を有する円筒部材あるいは円筒部材
とナツトとの組合せとしてもよく、例えばこの円
筒部材を前記螺合部14に嵌合させて締付けナツ
ト16にて取り付け・固定するようにしてもよ
い。
たが、嵌合孔を有する円筒部材あるいは円筒部材
とナツトとの組合せとしてもよく、例えばこの円
筒部材を前記螺合部14に嵌合させて締付けナツ
ト16にて取り付け・固定するようにしてもよ
い。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案によれば、ランジ
ユバン型振動子における螺合軸に共振周波数を調
整する調整ナツトを設けたので、大きさの異なる
ホーンを取り付けても取付け具の位置を共振振動
波の振幅の節点位置に容易に合わせることができ
る。
ユバン型振動子における螺合軸に共振周波数を調
整する調整ナツトを設けたので、大きさの異なる
ホーンを取り付けても取付け具の位置を共振振動
波の振幅の節点位置に容易に合わせることができ
る。
従つて、ホーンの取り付け調整が簡単になると
ともに、異なる大きさのホーンへの設計変更等を
容易に行うことが可能となる。そして、本発明で
は、ランジユバン型振動子に本来配設されるべき
螺合軸を調整ナツト用の取付け軸として利用で
き、すなわち、螺合軸を少し長めにするだけで調
整ナツトを取り付けることができ、構成を簡易化
できる。
ともに、異なる大きさのホーンへの設計変更等を
容易に行うことが可能となる。そして、本発明で
は、ランジユバン型振動子に本来配設されるべき
螺合軸を調整ナツト用の取付け軸として利用で
き、すなわち、螺合軸を少し長めにするだけで調
整ナツトを取り付けることができ、構成を簡易化
できる。
第1図は本考案に係る共振振動子の概略構成及
び共振振動波をの振動振幅分布示す説明図であ
る。 10……ホーン、12……振動素子部、18…
…取付け具としてのフランジ、20……保持部材
としての外套、22……調整体としての調整ナツ
ト。
び共振振動波をの振動振幅分布示す説明図であ
る。 10……ホーン、12……振動素子部、18…
…取付け具としてのフランジ、20……保持部材
としての外套、22……調整体としての調整ナツ
ト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ホーンと、 前記ホーンへ超音波振動を伝達する複数の振動
素子を有する振動素子部と、 前記振動素子部に連結された螺合軸と、 前記螺合軸に螺合して前記複数の振動素子を締
め付ける締付けナツトと、 前記振動素子部における共振振動波の振幅の節
点に配設された取付け具と、 前記取付け具に取り付けられた外套と、 前記節点の位置を前記取付け具が配設された位
置に合致させるために、前記螺合軸に取り換え自
在に螺合する調整ナツトと、 を含み、 前記調整ナツトにより、前記節点の位置を微調
整することを特徴とするランジエバン型の共振振
動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986187052U JPH0541824Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986187052U JPH0541824Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6392610U JPS6392610U (ja) | 1988-06-15 |
JPH0541824Y2 true JPH0541824Y2 (ja) | 1993-10-21 |
Family
ID=31137173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986187052U Expired - Lifetime JPH0541824Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541824Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6034433A (ja) * | 1983-08-04 | 1985-02-22 | 富士通株式会社 | パワ−スペクトラムモ−メント利用測定装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60161475U (ja) * | 1984-04-04 | 1985-10-26 | 株式会社カイジョー | 振動振幅の調整手段を有するホ−ン |
-
1986
- 1986-12-03 JP JP1986187052U patent/JPH0541824Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6034433A (ja) * | 1983-08-04 | 1985-02-22 | 富士通株式会社 | パワ−スペクトラムモ−メント利用測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6392610U (ja) | 1988-06-15 |
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