JP2562859Y2 - コンクリート用型枠固定具 - Google Patents

コンクリート用型枠固定具

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JP2562859Y2
JP2562859Y2 JP1991021363U JP2136391U JP2562859Y2 JP 2562859 Y2 JP2562859 Y2 JP 2562859Y2 JP 1991021363 U JP1991021363 U JP 1991021363U JP 2136391 U JP2136391 U JP 2136391U JP 2562859 Y2 JP2562859 Y2 JP 2562859Y2
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勝夫 内田
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有限会社内田産業
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリート用型枠の
支持具に関するものでり、詳しくは、コンクリートが流
し込まれる床に固定するためのビス穴が形成された床固
定基礎部材と、当該床固定基礎部材から立ち上がる2枚
の挟持片から成る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート用型枠を床に固定す
るための型枠固定具として、例えば、実公昭42−19
866号公報に記載のように、2枚のL字板を型枠の幅
間隔を形成させるようにズラして一体化させたようなも
のがあったが、枠が挿入される間隔が、2枚の板で平
行間隔が造られているだけの単純な構成であった。 2枚
の板での単順な平行間隔構造では、一般に、両手に余る
ほどの大きさと重さを持つ型枠を嵌め込む際に、衝撃や
捩じれ作用を受けたり、コジ入れられたりするため、平
行間隔の上部の開放部はどうしても開き加減に拡大開口
して、型枠の固定が定まらず、型枠の上端側が首を振る
ように揺動してしまう嫌いがあった 。又、平行間隔構造
では、型枠を確実に固定保持するためには、型枠の厚さ
と間隔の幅との完全一致が必要となるが、これは作業現
場の実際からして無理である。とういうのは、型枠は幾
度も繰り返し使われるものであり、その取扱いも決して
丁寧なものではなく、放り投げられたり、ハンマーで打
たれたりたりして、特に型枠の縁は大小の凹凸や変形が
生じているのが普通である。 従って、設計上の型枠の厚
さに合わせて平行間隔を形成しても、実際は、荒っぽい
作業の下で、この間隔に型枠を無理にコジ入れているの
が、実情である。 従って、従来の型枠固定具では、望み
通りの型枠の固定保持は十分ではなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、コンクリー
ト用型枠の固定や取り外しが簡単にできるコンクリート
用型枠固定具の提供を目的とするものである。
【0004】
【問題解決の手段】本考案は、上記目的を達成するた
め、コンクリートが流し込まれる床に固定するための止
着穴が形成された床固定基礎部材と、当該床固定基礎部
材から立ち上がる2枚の挟持片から成り、当該挟持片の
一方はコンクリート用型枠の内面側に当接され他方は
ンクリート型枠の外面側に当接されるよう、コンクリー
ト用型枠の厚さに応じた間隔を設け、当該間隔の上方の
開放部からコンクリート用型枠を抜き差し自在に装着で
きるよう構成されたコンクリート用型枠固定具に於い
て、 上記間隔の底の幅より上方の開放部の幅が小さくな
るように挟持片を立設すると共に、開放部の両開口縁側
には外縁部を設けた構成としたものである。
【0005】
【考案の作用】本考案によれば、底幅が大きく開口部幅
が小さくなるように2枚の挟持片を相対させているの
で、開口部幅より大きい型枠に対して元の幅に復帰しよ
うとする 復元弾発力が作用するから、型枠は緩み無く固
定される。 又、開口部の外縁部は開口縁の補強機能だけ
でなく、開口部へ嵌まり込もうとコジ入れられようとす
る型枠縁を開口部へと円滑に誘導するガイド機能をも果
たす。
【0006】
【実施例】以下、本考案を実施の一例を示す図面に基づ
いて説明する。図中の符号10はコンクリート用型枠
定具である。この固定具10は床固定基礎部材11と一
対の挟持片21、21とから成っている。実施例の床固
定部材11は、薄い平板状で、平板状の一方端側には、
当該平板を貫通する止着穴12が穿たれている。この止
着穴は12は床固定基礎部材11をコンクリートが流し
込まれる床に固定するためのビスや釘等の止着部材を打
ち込むための穴である。
【0007】一対の挟持片21、21は、床固定基礎部
材11の他方の端からほぼ垂直に立ちげられている。
の一対の挟持片の一方はコンクリート用型枠30の内面
側に当接され、挟持片の他方はコンクリート型枠の外面
側に当接されるよう相対に立設されており、この挟持片
21、21の間に、コンクリート用型枠30の厚さに応
じた間隔22が設けられている。コンクリート用型枠
は、この間隔22の上方の開放部からを抜き差し自在に
装着される。図2の断面図に示すように、ほぼ垂直に立
ち上げられている挟持片21、21の間の間隔22は、
間隔22の底幅より上方の開放部の幅が小さくなる構成
としている。このような構成、即ち、底幅が大きく開口
部幅が小さくなるように2枚の挟持片を相対させると、
開口部幅より大きい厚さを有するコンクリート型枠が嵌
め込まれると、この型枠に対して、一対の挟持片21、
21は元の幅の間隙22に復帰しようとする復元弾発力
が作用するから、型枠は緩み無く固定されることにな
又、開放部の両開口縁側に外縁部を設けてあるが、
開口部の外縁部は開口縁の補強機能だけでなく、開口部
へ嵌まり込もうとコジ入れられようとするコンクリート
型枠の縁を開口部へと円滑に誘導するガイド機能を果た
している。
【0008】実施例のコンクリート用型枠30は、円筒
形状の基礎或いは柱用の型枠であるため、上記構成の固
定具10を円形状に配置してある。この場合、配設され
た各固定具10、10、10は、外側の挟持片21を残
してコンクリートに埋め込まれてしまう。若し、コンク
リートから露出する挟持片21が邪魔であれば、露出部
分を破砕刷れば良く、破砕の跡は、後に、コンクリート
表面の仕上げ塗りにより隠される。尚、本考案の固定具
10は、上記実施例のような円形型枠に限らず、平板状
の一般的コンクリート用型枠にも使用できる。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、間隔の底幅が開放部の
開口幅より大きく構成されているため、適用できる型枠
の種類が、型枠の幅に於いて、間隔の底幅に等しいかこ
れより小さく、間隔の開口幅よりは若干大きい範囲で用
いることができる。 又、底幅が大きく開口部幅が小さく
なるように2枚の挟持片を相対させているので、開口部
幅より大きい型枠に対して元の幅に復帰しようとする復
元弾発力が作用するから、型枠は緩み無く固定される。
又、開口部の外縁部は開口縁の補強機能だけでなく、開
口部へ嵌まり込もうとコジ入れられようとする型枠縁を
開口部へと円滑に誘導するガイド機能をも果たす。 従っ
て、従来に比べ、コンクリート用型枠の固定や取り外し
を迅速且つ容易に、しかも確実に、行うことができ、作
業能率が著しく高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる固定具の使用状態を示す説明図
である。
【図2】本考案の固定具の断面図である。
【符号の説明】
10 コンクリート用型枠固定具 11 床固定基礎
部材 12 止着穴 21 挟持片 22 間隔 30 コンクリー
ト用型枠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートが流し込まれる床に固定する
    ための止着穴が形成された床固定基礎部材と、当該床固
    定基礎部材から立ち上がる2枚の挟持片から成り、当該
    挟持片の一方はコンクリート用型枠の内面側に当接され
    他方はコンクリート型枠の外面側に当接されるよう、コ
    ンクリート用型枠の厚さに応じた間隔を設け、当該間隔
    の上方の開放部からコンクリート用型枠を抜き差し自在
    に装着できるよう構成されたコンクリート用型枠固定具
    に於いて、 上記間隔の底の幅より上方の 開放部の幅が小さくなるよ
    うに挟持片を立設すると共に、開放部の両開口縁側には
    外縁部を設けたことを特徴とするコンクリート用型枠固
    定具。
JP1991021363U 1991-03-11 1991-03-11 コンクリート用型枠固定具 Expired - Fee Related JP2562859Y2 (ja)

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JPH0538196U JPH0538196U (ja) 1993-05-25
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