JP2002372011A - くさびを用いた板材の固定具 - Google Patents

くさびを用いた板材の固定具

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JP2002372011A
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JP
Japan
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wedge
fixture
slit
top surface
plate member
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JP2001176902A
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Inventor
Shinichi Sato
信一 佐藤
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Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
Original Assignee
Mitsui Miike Machinery Co Ltd
Mitsui Miike Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用方法が極めて簡単であり、特別な工具や
技能を要することなく、誰でも容易に取り付けることが
でき、構造も単純であるとともに、製造および板材への
加工のいずれの作業も、簡単に行うことができるものと
する。 【解決手段】 頂面21の長手方向に傾斜が設けられた
くさび2とくさび2の受け具3とからなり、受け具3
は、くさび2が途中まで挿通可能なスリット30が形成
された挿通部31およびその下部に連続して設けられ挿
通部31よりも幅が広い台座部32を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の板材を挟
圧して固定するための固定具に関するものであり、殊に
くさびを用いて板材を締め付ける固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、二枚またはそれ以上の板材を
相互に接続するための方法として、ねじやリベットを用
いたり、溶接や溶着による方法等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ねじや
リベットを用いて固定する場合には、専用の道具を必要
とするうえ、一個所毎の取り付けに、手間や時間が掛か
り、殊にねじの場合には長期に渡って使用した場合に環
境によっては錆が発生して取り外すことが出来なくなる
という問題もある。
【0004】また、固定される板材に複雑な凹凸を形成
したり、特殊な形状の金物などをねじやリベットと併用
することが多く、それらの加工が面倒であった。
【0005】一方、溶接や溶着によって固定する場合に
は、現場で電源を必要とするうえ、溶接等の技能を有す
る熟練作業者が必要であり、誰にでも容易に行えるもの
ではなかった。また、固定される複数枚の板材が同じ素
材でなければならず、更に、適用できる素材は、固定方
法によって、鉄または合成樹脂に限定されていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、頂面
の長手方向に傾斜が設けられたくさびとその受け具とか
らなる固定具とし、受け具は、くさびが途中まで挿通可
能なスリットが形成された挿通部と、その下部に連続し
て設けられ挿通部よりも幅が広い台座部とを有するもの
とした。
【0007】上記の固定具は、固定される複数枚の板材
に受け具の挿通部が挿通可能となるような貫通孔を開
け、そこに挿通部を挿通させた後、スリットへくさびを
差し込んでハンマ等で打ち込むことによって取り付けら
れ、受け具の台座部とくさびとで、複数枚の板材を挟持
して固定するものである。
【0008】固定具を取り外す際には、くさびをハンマ
等で逆方向に打ち付けてスリットから抜き取ることによ
って、容易に外すことができる。
【0009】また、くさびの頂面に細かい凹凸を設けた
り、摩擦抵抗の大きい材質を用いて頂面の摩擦抵抗を大
きくすることによって、くさびが滑りにくくなり、振動
等によってくさびが自然に抜けるのを防ぐ効果が高くな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態を示し、固定具
1は、くさび2と受け具3とからなる。
【0012】くさび2は、厚さ3乃至9mm程度の薄板
からなり、頂面21には長手方向に傾斜が設けられてい
て、側面が台形を呈している。また、頂面21には、摩
擦抵抗が大きくなるように、細かい凹凸が設けられてい
る。
【0013】受け具3は、側面が逆U字形を呈する挿通
部31とその下部の台座部32とからなり、挿通部31
には、くさび2の厚さよりも少し幅の広いスリット30
が形成されているとともに、挿通部31の下部に連続し
て、挿通部31よりも幅の広い台座部32が形成されて
いる。そして、板材11,12を固定する際、スリット
30のうち、板材11から突出している部分に、くさび
2がほぼ中央付近まで挿通可能となるように、くさび2
およびスリット30の高さ方向の寸法が決められる。
【0014】図2は図1に示す固定具1を用いて二枚の
板材11,12を固定する手順を示したものである。
【0015】板材11,12には、図1に示すように、
固定具1の挿通部31が挿通可能であるとともに台座部
32よりも幅が狭い貫通孔10が形成され、図2(A)
に示すように、受け具3の挿通部31をその貫通孔10
へ挿通させる。
【0016】次に、図2(B)に示すように、くさび2
を前方、即ち高さ方向の寸法が小さい方からスリット3
0へ差し込み、ハンマ等を用いてくさび2を強く打ち込
むと、図2(C)に示すように、受け具3の台座部32
とくさび2とで板材11,12を挟み付けて、二枚の板
材11,12を固定することができる。
【0017】このように、本発明によれば、板材11,
12への加工および固定具1の取付作業のいずれにおい
ても、特別な道具や技能を必要とすることなく、極めて
簡単に板材11,12を固定することができる。
【0018】しかも、くさび2の頂面21には、細かい
凹凸が設けられているので、くさび2と受け具3のスリ
ット30との摩擦抵抗が大きく、振動等によってくさび
2が自然に抜けることを防いでいる。
【0019】また、固定具1を取り外す際には、くさび
2を、取り付けたときとは逆の方向に前方からハンマ等
で打ち付けて、くさび2をスリット30から外し、その
後受け具3を貫通孔10から抜き取ることによって、容
易に外すことができる。
【0020】尚、くさび2とスリット30との摩擦抵抗
を大きくするために、くさび2の頂面21に、例えば硬
質の合成ゴム等のような摩擦抵抗が大きい材質を貼り付
けてもよい。この場合、若干弾力性のある素材を貼り付
けると、摩擦抵抗が大きくなって自然に抜けにくくなる
と同時に、取り付けや取り外し時には大きな力を必要と
せずに打ち込むことができるので、取り扱いやすい。
【0021】また、上記の実施の形態における受け具3
は、スリット30が台座32の下端まで延びていて受け
具3全体の側面形状が逆U字形を呈するものとしたが、
図4に示す受け具5のように、台座部52が二股に分か
れず一体となっていて、スリット50が挿通部51の中
央をくり抜いて形成されているものでも構わない。
【0022】
【発明の効果】本発明の固定具は、使用方法が極めて簡
単であり、特別な工具や技能を要することなく、誰でも
容易に取り付けることができる。
【0023】しかも、本発明の固定具は、構造が単純で
あるとともに、板材に挿通部が挿通可能な貫通孔を開け
るだけで取り付けることができるので、固定具の製造お
よび板材への加工のいずれの作業も、簡単に行うことが
できる。
【0024】また、くさびの頂面に凹凸を設けたり、摩
擦抵抗の大きな材質を貼り付けることによって、振動等
が起こってもくさびが滑りにくくなり、取付後に自然に
くさびがずれたり抜けたりすることを防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の固定具の使用手順を示すくさびの側面側
から見た縦断面図である。
【図3】図1の固定具の取付状態を示すくさびの正面側
から見た縦断面図である。
【図4】本発明の異なる実施の形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 固定具、2 くさび、3,5 受け具、21 頂
面、30,50 スリット、31,51 挿通部、3
2,52 台座部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂面の長手方向に傾斜が設けられたくさ
    びと前記くさびの受け具とからなり、前記受け具は、前
    記くさびが途中まで挿通可能なスリットが形成された挿
    通部およびその下部に連続して設けられ前記挿通部より
    も幅が広い台座部を有することを特徴とするくさびを用
    いた板材の固定具。
  2. 【請求項2】 前記くさびの頂面に、摩擦抵抗を大きく
    するための細かい凹凸が設けられている請求項1記載の
    くさびを用いた板材の固定具。
  3. 【請求項3】 前記くさびの頂面に、摩擦抵抗の大きい
    材質が用いられている請求項1または2記載のくさびを
    用いた板材の固定具。
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