JP3739366B2 - 配管固定器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、配管を壁面に固定するための器具に関し、特にその部品を構成する金属の電食を防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高速道路の橋脚などに配管を固定するために、図10に示すような配管固定器具が一般に用いられている。図10Aは、従来の配管固定器具102で配管100を壁面に取り付けた状態を示す斜視図であり、図10Bは、図10Aに示す配管固定器具102の構造を示すα−α断面図である。
【0003】
図10Bに示すように、従来の配管固定器具102(図10Aを参照)は、支持部104と固定部106の間に配管100を固定し、配管100と壁面の隙間Sからボルト110で固定部106を取り付ける構造になっている。しかし、かかる構造では、図10Bに示す配管と壁面の間Sにボルト110を取り付けるためのスペースを確保する必要があるため、敷設する配管100の幅が制限されてしまうという問題がある。
【0004】
かかる問題を解決した配管固定器具202を、図11に示す。図11は、上記配管固定器具102を改良した配管固定器具202の構造を示す図であり、図11Bのα−α断面図に対応している。
【0005】
図11に示すように、配管固定器具202は、支持金具204にリベット210で固定されたベルト206や、配管200を弾性的に固定するゴム208を備えている。また、ベルト206は、図10Bに示す配管固定器具102のように、配管200と壁面の隙間Sからではなく、前面から留めることができるような留め具207を有している。このため、配管と溝部の間Sに取付用スペースを確保する必要がなく、敷設する配管200の幅をできるだけ大きくすることができる。
【0006】
また、図1に示す配管固定器具202の他にも、様々な理由から配管をベルトで固定するようにしたものは存在する(例えば、特許文献1、2を参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−200958号公報(図2)
【特許文献2】
特開平10−18587号公報(図1)
【発明が解決しようとする課題】
図11に示す配管固定器具202のように、配管200をベルト206で固定する場合、ベルト206の材料には、必要とされる特性(例えば、ベルト206が伸びてしまわない程度の引張強度)を有する金属を用いる必要がある。特に、配管200の口径、質量が大きいほどその傾向は強くなる。一方、支持金具204は、配管200を壁面に支持できる強度があれば、ベルト206のように厳格に材質を選定する必要はない。このため、支持金具204には、通常、ベルト206とは異なる金属が用いられる。
【0008】
しかしながら、図11に示す配管固定器具202の部品である支持金具204、ベルト206などに異なる金属を用いた場合、その接触部分に電位差が生じて電食が発生してしまうという問題がある(特許文献1および2のものも同様)。かかる電食の発生を防ぐためには、支持金具204やリベット210などの部品をベルト206と同じ金属(例えば、ステンレス鋼)で構成することも考えられるが、これでは当該部品として要求される機能(引張強度など)以上の材質を用いる必要がある。
【0009】
この発明は、配管固定器具を構成する締付部品、支持部品などに異なる金属を用いた場合において、各金属部品に電食が発生するのを防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
(1)この発明の配管固定器具は、
配管を壁面に固定するための配管固定器具であって、
配管の全周を覆って締め付けるベルト状の締付部材、
前記前記締付部材とは異なる金属で構成されており、前記締付部材により締め付けられた配管を前記壁面の所定位置に支持する支持部材、
配管と前記締付部材の間に挟まれ、前記支持部材を保持する絶縁性の連結部材、
を備えたことを特徴とする配管固定器具であって、
前記支持部材が差込部を、前記連結部材が保持孔を備えており、
前記差込部が前記保持孔に差し込まれることにより、前記支持部材が前記締付部材と接触しないように連結部材に保持される、
ことを特徴とする
【0011】
これにより、部品を構成する異金属の接触部分が腐食するのを防ぐことが可能であり、配管固定器具の寿命を延ばすことができる。また、締付部材と支持部材を、連結部材を介して簡易に保持することが可能であり、製造や組み立ての簡素化が図られる。
【0012】
)この発明の配管固定器具は、前記連結部材が備える保持孔が、配管と前記締付部材の間に設けられることを特徴とする。これにより、支持部材を配管と共に締付部材で締め付けることが可能であり、配管をより強力に固定することができる。
【0013】
なお、本明細書において、「支持部材が連結部材に保持される」とは、支持部材が連結部材に固定的に保持されている場合はもちろん、配管を固定する前は支持部材が連結部材に対して移動可能な状態で保持されているが、配管を固定する時には支持部材が連結部材に固定的に保持されている場合も含む。
【0014】
【発明の実施の形態】
[配管固定器具の構成]
この発明の配管固定器具の構成を、図1を用いて以下に説明する。図1は、この発明の配管固定器具を配管に装着した状態を示す図である。なお、図1では、配管固定器具2aを実線で示し、配管12を破線で示している。
【0015】
図1に示すように、配管固定器具2aは、支持部材である支持金具4、締付部材である締付ベルト6、連結部材である金具保持ゴム8、および調整部材である調整ゴム10を備えている。なお、配管12は、塩化ビニール製で断面が矩形のものが用いられている。
【0016】
支持金具4は、配管固定器具2aにより固定した配管12の荷重を壁面に支持するための部品である。支持金具4は、図1に示すように、鋼板を折り曲げることにより成形される壁面平面部4aと支持平面部4cを有している。なお、切断した鋼板を溶接して、上記のように成形することもできる。
【0017】
壁面平面部4aは、壁面にボルト等で固定される部分であり、図1に示すように、壁面ボルト径に対応する取付孔4bが2カ所設けられている。支持平面部4cは、図1に示すように、金具保持ゴム8に形成された保持孔8a(後述する)に差し込まれる部分であり、その端部には抜け落ち防止のための曲げ部4dが成形されている。図1に示すように、支持平面部4cが、後述する金具保持ゴム8の保持孔8aに差し込まれることにより、壁面平面部4aが配管12の長手方向に突出して支持される。なお、支持金具4の素材としては炭素鋼が用いられており、市販されている一般構造用圧延鋼板などの鋼板を使用することができる。
【0018】
締付ベルト6は、図1に示すように、配管の全周を覆って強力に締め付けるための部品である。このため、締付ベルト6は、配管の外形に合わせて曲がるように薄くベルト状に成形されており、また、締付ベルト6が形成する輪の全長を調節するための留め具7を備えている。
【0019】
締付ベルト6は、配管12を強力に固定するために、ベルト状に薄く成形しても引張強度を有するものであることが要求される。このため、締付ベルト6の材料としてステンレス(SUS)鋼を用いている。つまり、炭素鋼を用いた前述の支持金具4とは異なる金属を、締付ベルト6の材料として用いている。
【0020】
つぎに、図2A、Bを用いて、締付ベルト6が有する留め具7の構成を説明する。図2Aは、図1に示す留め具7を外した状態を示す図である。図2Bは、図1に示す留め具7を繋いだ状態を示すX−X断面図である。
【0021】
図2Aに示すように、留め具7のメス部7aはネジ7cとこれを内部に保持するネジ保持具7dを備えており、留め具7のオス部7bはベルト状の金属を切り欠いて成形したネジ溝7eを備えている。図2Bに示すように、留め具7の内部では、そのオス部7bがメス部7aのネジ保持具7dとベルトの間に設けられる隙間に差し込まれ、ネジ7cのネジ山7fとオス部7bのネジ溝7eが噛合している。
【0022】
この状態でネジ7cを回転させることにより、オス部7bがY方向に移動する。つまり、図2Bに示すネジ7cを回転させれば、締付ベルト6により形成される輪の全長を調節することができる。
【0023】
つぎに、図1に示す金具保持ゴム8および調整ゴム10の構成について、図3を用いて説明する。図3は、図1に示す配管固定器具2aを取り付けた配管12の締付ベルト6中央における断面図である。
【0024】
金具保持ゴム8は、支持金具4を支持するための部品であり、配管12と締付ベルト6の間に挟まれる。金具保持ゴム8は、図3に示すように、支持金具4の支持平面部4cを差し込んで取り付けるための保持孔(取付部)8aと、締付ベルト6を通すためのベルト用孔8bを備えている。
【0025】
金具保持ゴム8の保持孔8aとベルト用孔8bは、図3に示すように、支持金具4と締付ベルト6が接触しないように離れて成形されている。これにより、異なる金属を用いた支持金具4と締付ベルト6の間に絶縁性を有するゴム材が挟まれる。このため、これらの金属部品が接触して電食が発生するのを防止することができる。
【0026】
また、図3に示すように、金具保持ゴム8の保持孔8aは、締付ベルト6と配管12の間に成形されている。つまり、対向する金具保持ゴム8の配管12に接する部分(配管当接部)8cと金具保持ゴム8の締付ベルト6に接する部分(締付部材当接部)8dの間に成形されている。これにより、締付ベルト6を締め付けたときに、支持金具4を配管12と共に強く固定することができる。
【0027】
なお、金具保持ゴム8は、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、EPDMなどの弾性を有する材料で成形されているため、図1に示すように、支持金具4が曲げ部4dを有していても保持孔8aに容易にねじ込むことができる。
【0028】
また、図3に示すように、金具保持ゴム8の配管12に接する部分(配管当接部)8cは、金具保持ゴム8が配管12に密着するように平面に成形されている。一方、図3に示すように、金具保持ゴム8の締付ベルト6に接する部分(締付部材当接部)8dは、曲面に成形されている。これにより、金具保持ゴム8の位置で留め具7を締め付ける場合(後述する背面締め型)に、留め具7の位置を調節する機能を金具保持ゴム8に持たせることができる。
【0029】
調整部材10は、図3に示すように、締付ベルト6を締め付ける際に、配管12と締付ベルト6の間に挟まれる。図3に示すように、締付ベルト6に接する部分10bが曲面に成形された調節部材10が、配管12と締付ベルト6の間に挟まれることにより、留め具7を工具20により調節するスペースを十分に確保することができるように、留め具7が配管12の外形を構成する平面12aから離れた位置に支持される。
【0030】
なお、図3に示すように、調整ゴム10は、金具保持ゴム8と同様に、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、EPDMなどの絶縁性を有する材料で成形されており、また、配管12に接する部分10aは配管に密着するように平面に成形されている。
【0031】
[配管の敷設方法]
つぎに、上記配管固定器具2aを用いて配管を敷設する方法について、図4を用いて以下に説明する。図4Aは、配管を固定する前に、壁面に予め配管固定器具2aを取り付けた状態を示す図である。図4Bは、配管固定器具2aで配管12を壁面に固定した後の状態を示す図である。なお、この実施形態においては、図4Bに示すように、配管固定器具2aによる固定は上部、下部の2カ所で行うようにしている。
【0032】
まず、作業者は、図4Aに示すように、配管固定器具2aを予め壁面の所定位置にボルト16などで固定しておく。このとき、各配管固定器具2aは、配管上部および下部の取付位置に対応する場所に配置する。また、図4Aに示すように、締付ベルト6の留め具7は外した状態とし、調整ゴム10(図1参照)は作業者が持っておく。
【0033】
つぎに、作業者は、既に敷設されている配管の連結穴Z(図4Aを参照)に配管12を差し込む。さらに、差し込んだ配管12を保持した状態で、留め具7のオス部7bをメス部7aに差し込み(図4Aを参照)、工具を用いて留め具7のネジ7cを回転させることにより締付ベルト6を締め付けて(図2参照)、図4Bに示すように配管12を固定する。このとき、作業者は、図3に示すように、留め具7と配管12の間に調整ゴム10を挟んだ状態で締付ベルト6を締め付ける。さらに、配管12を連結し上記敷設作業を繰り返していけば、配管ラインを形成することができる。
【0034】
以上のように配管12を固定すれば、配管12の上部および下部をそれぞれ配管固定器具2aで強力に固定することができる。
【0035】
[支持金具分離型の配管固定器具]
上記実施形態においては、配管固定器具2aを予め壁面に固定しておき、配管を締め付けるようにしたが、配管を保持した状態で締付ベルトを留めるのは面倒な作業である。かかる面倒な作業を回避するため、分離型の支持金具を用いてもよい。これにより、配管の敷設作業の効率化がさらに図ることができる。
【0036】
図5に、分離型の支持金具14の構成を示す。なお、図5Aに示す分離型の支持金具14は、図1に示す支持金具4に対応する部品であり、壁面固定部14aが取付孔を備えた壁面平面部14eを有し、また、配管固定部14bが曲げ部を備えた支持平面部14fを有している点は同じである。
【0037】
図5Aに示すように分離型の支持金具14は、壁面固定部14aと配管固定部14bを備えている。また、支持金具14の壁面支持部14aは係止面14cを有し、配管固定部14bは係止孔14dを有しており、係止面14cを係止孔14dに挿入することで(図5Aの矢印方向)、互いに係止することが可能である。図5Bに、壁面支持部14aの係止面14cと配管固定部1bの係止孔14dを係止した状態を示す。
【0038】
つぎに、図6を用いて、分離型の支持金具14を備えた配管固定器具2bにより配管12を敷設する方法について説明する。なお、配管固定器具2bを構成するその他の部品(締付ベルト6、管具支持ゴム8など)については、図1に示したものと同じものを用いている。
【0039】
まず、図6に示すように、配管12の上部および下部の2カ所に、予め配管固定器具2b(それぞれ壁面固定部14aを除く)を取り付けておく。一方、図6に示すように、配管12に固定した配管固定器具2bの取付位置に対応する壁面の所定位置には、図5に示す支持金具14の壁面固定部14aだけをボルト16で固定しておく。
【0040】
つぎに、作業者は、配管固定器具2bを取り付けた配管12を持ち上げる。さらに、図6に示すように、配管12の上部および下部それぞれについて、壁面固定部14aの係止面14cに配管固定部14bの係止孔14dを挿入すれば(図6の矢印方向)、配管12を壁面に固定することができる。
【0041】
以上のように、分離型の支持金具14を備えた配管固定器具2bを用いれば、配管を保持した状態で留め具7を締め付ける必要がないため、配管を効率的に敷設することが可能である。
【0042】
[他の配管敷設方法]
上記各実施形態においては、配管の上部および下部を、同じ型の配管固定器具(図1に示す一体型の支持金具4を備えた配管固定器具2aまたは図4に示す分離型の支持金具14を備えた配管固定器具2b)を用いて固定するようにしたが、これらを組み合わせて使用することもできる。
【0043】
図7を用いて、異なる配管固定器具を組み合わせて配管を固定する方法について説明する。図7は、配管12を壁面に固定する前の状態を示す図である。
【0044】
図7に示すように、配管12の上部には、一体型の支持金具4(図1を参照)を備えた配管固定器具2aを、下部には分離型の支持金具14(図5を参照)を備えた配管固定器具2b(壁面固定部14aを除く)を予め取り付ける。一方、壁面には、配管12の下部に取り付けた配管固定器具2bの取付位置に対応する場所に壁面固定部14aを予め取り付ける。
【0045】
つぎに、作業者は、配管固定器具2a及び2bを取り付けた配管12を持ち上げて、下部に取り付けた配管固定部14bの係止面14dを、壁面に固定された壁面固定部14aの係止孔14cに差し込んで(図7の矢印方向)、配管12下部の配管固定器具2bだけを係止する。さらに、作業者は、配管12上部の配管固定器具2aを壁面に当接させた状態で、ボルト16により固定すれば、配管12を壁面に敷設することができる。
【0046】
以上のように配管12を敷設すれば、配管を安全かつ効率的に敷設することができる。
【0047】
[背面締め型の配管固定器具]
上記各実施形態においては、配管の前面、つまり作業者側で留め具7を締め付けるようにしたが、図8に示すように、配管の背面、つまり壁面側で留め具7を締め付けるようにしてもよい。
【0048】
図8は、背面締付型の配管固定器具の構成を示す図であり、前面締付型の配管固定器具2aの構成を示す図3に対応する。図8に示すように、留め具7を背面で締め付けるので、前面には調整ゴム10(図1などを参照)は必要がない。なお、金具保持ゴム8の締付部材当接部8dは、図8に示すように曲面に成形されているため、金具保持ゴム8は調整ゴム10のように留め具7の位置を調節する機能も備えている。
【0049】
以上のように、配管の背面、つまり壁面側で留め具を締め付けることにより、配管を取り付けた際に留め具が見えないようにすることが可能であり、施工時にも作業員の衣服などに引っ掛かることがなく安全性が高い。
【0050】
[その他の実施形態]
なお、上記実施形態においては、矩形の配管を敷設するために配管固定器具を用いたが、丸形の配管を敷設するために用いることもできる。図9は、丸形の配管18に配管固定器具を装着した状態を示す図であり、矩形の配管18に配管固定器具を装着した状態を示す図3に対応している。
【0051】
図9に示すように、丸形の配管18を固定する場合には、調整ゴム10(図1、図3を参照)は不要である。これは、配管12が曲面であるため、留め具7の位置を調整しなくても、工具20で留め具7を調節するスペースが十分確保できるからである。また、図9に示すように、金具保持ゴム8の配管12に接する部分8cは、丸形である配管の形状に合わせて曲面に成形されている。
【0052】
なお、上記実施形態においては、支持金具4を炭素鋼により構成したが、他の金属を用いることもできる。
【0053】
なお、上記実施形態においては、締付ベルト6をステンレス鋼により構成したが、同等の強度特性を示すものであれば他の金属を用いることもできる。
【0054】
なお、上記実施形態においては、金具保持ゴム8をSBR(スチレン・ブタジエンゴム)、EPDMなどのゴムにより構成したが、絶縁性を示すものであれば他の材質を用いることもできる。
【0055】
なお、上記実施形態においては、調整ゴム10をSBR(スチレン・ブタジエンゴム)、EPDMなどのゴムとし、金具保持ゴム8と同じ材質により構成したが、プラスチックなどの異なる材質を用いることもできる。
【0056】
なお、上記実施形態においては、塩化ビニール製の配管を固定することとしたが、プラスチック製、金属製の配管などを固定するようにしてもよい。
【0057】
なお、上記実施形態においては、締付ベルト6を金属のみにより構成したが、締付ベルト6の内側(つまり配管に接する部分)にゴムなどを設けるようにしてもよい。これにより、配管のずれが抑制できるだけでなく、配管に締付ベルト異なる金属が用いられた場合に、配管と締付ベルトの接触部分に電食が発生することを防止できる。
【0058】
なお、上記実施形態においては、金具保持ゴム8の保持孔8aを締付ベルト6と配管12の間、つまり締付ベルト6の内側に成形したが、締付ベルト6の外側に成形するようにしてもよい。
【0059】
なお、上記実施形態においては、金具保持ゴム8の保持孔8aを完全な孔として成形したが、支持金具4を容易に取り付けるために、金具保持ゴム8の一部を切り欠いて成形するようにしてもよい。
【0060】
なお、上記実施形態においては、金具保持ゴム8の保持孔8aで支持金具4を保持するようにしたが、配管と締付ベルト6の間に支持金具4を設けた状態で支持金具4と締付ベルト6の間に絶縁部材を挟んで構成してもよい。
【0061】
なお、上記実施形態においては、金具保持ゴム8の保持孔8aを貫通する孔としたが、貫通しない孔としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の配管固定器具の構成を示す図である。
【図2】締付ベルト6が有する留め具7a、7bの構成を示す図である。
【図3】図1に示す配管固定器具2aを矩形の配管12に装着した状態を示す図である。
【図4】配管固定器具2aを用いて配管を敷設する方法を示す図である。
【図5】分離型の支持金具14の構成を示す図である。
【図6】分離型の支持金具14を用いて配管12を敷設する方法を示す図である。
【図7】他の配管敷設方法を示す図である。
【図8】背面締付型の配管固定器具の構成を示す図である。
【図9】丸形の配管に配管固定器具2aを装着した状態を示す図である。
【図10】従来の配管固定器具を示す図である。
【図11】従来の配管固定器具(ベルト締付型)を示す図である。
【符号の説明】
2a、2b・・・配管固定器具
4・・・・支持金具(支持部材)
6・・・・締付ベルト(締付部材)
7・・・・留め具
8・・・・金具保持ゴム(連結部材)
10・・・調整ゴム(調整部材)
12・・・配管(矩形)
14・・・支持金具(分離型)
16・・・ボルト
18・・・配管(丸形)
20・・・工具

Claims (2)

  1. 配管を壁面に固定するための配管固定器具であって、
    配管の全周を覆って締め付けるベルト状の締付部材、
    前記前記締付部材とは異なる金属で構成されており、前記締付部材により締め付けられた配管を前記壁面の所定位置に支持する支持部材、
    配管と前記締付部材の間に挟まれ、前記支持部材を保持する絶縁性の連結部材、
    を備えたことを特徴とする配管固定器具であって、
    前記支持部材が差込部を、前記連結部材が保持孔を備えており、
    前記差込部が前記保持孔に差し込まれることにより、前記支持部材が前記締付部材と接触しないように連結部材に保持される、
    ことを特徴とする配管固定器具。
  2. 請求項の配管固定器具において、前記連結部材が備える保持孔が、配管と前記締付部材の間に設けられることを特徴とするもの。
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