JP2562734Y2 - 磁気感応素子 - Google Patents

磁気感応素子

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JP2562734Y2
JP2562734Y2 JP1992075428U JP7542892U JP2562734Y2 JP 2562734 Y2 JP2562734 Y2 JP 2562734Y2 JP 1992075428 U JP1992075428 U JP 1992075428U JP 7542892 U JP7542892 U JP 7542892U JP 2562734 Y2 JP2562734 Y2 JP 2562734Y2
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立美 米田
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気式エンコーダーな
どに適用可能な磁気感応素子に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ドラムなどの磁気記録体と所定のギ
ャップを介して対向配置される磁気感応素子として、特
開平1−203922号公報記載のものがある。図5、
図6は、このような従来の磁気感応素子の例を示す。図
5、図6において、磁気感応素子は固定ホルダー16と
可動ホルダー13とから構成されている。固定ホルダー
16は鉄板に錫メッキ又はニッケルメッキを施した磁性
金属板から形成されている。固定ホルダー16の両端部
は上方に直角に折曲され、さらに、その先端部も斜めに
なるよう折曲されて、ガイド部16aとなっている。ま
た、固定ホルダー16の下面側には、図示しないが、切
り起しによって突片が形成されており、この突片を基盤
15上に形成された孔部に挿入することによって、固定
ホルダー16の位置決め及び基盤15上への固定がなさ
れている。
【0003】一方、可動ホルダー13は合成樹脂からな
る絶縁体によって形成されており、下方の両側に突出し
た部分を固定ホルダー13のガイド部16aに挿入し、
ガイド部16aに沿って前後に移動可能に嵌められてい
る。可動ホルダー13の前面には、センサーチップ14
が固定されており、その感磁面は、磁極N、Sが交互に
着磁された磁気ドラムとなどの磁気記録体と間隙をおい
て対向している。可動ホルダー13後面のほぼ中央部に
は屈曲可能なリードフレーム11が固植されており、リ
ードフレーム11の一端部は金属性の固定ホルダ16と
の接触を防ぐために、逆U字状に屈曲した後、基盤上に
半田付等によって接続されている。リードフレーム11
の他端部は、可動ホルダー13を前後に貫通し、前面の
センサーチップ14の下側で固定され、さらに固定部は
封止剤17によって封止されている。
【0004】このような、センサーチップ14の感磁面
と磁気記録体とのギャップ調整はガイド部16aに沿っ
て可動ホルダー13を前後に動かすことによって可能で
ある。リードフレーム11は端部が基盤上に半田付け等
によって接続されているが、屈曲された部分が柔軟であ
るため容易に可動ホルダー13を動かすことが可能であ
る。ギャップ調整後は接着又はかしめ等によって固定ホ
ルダー16と可動ホルダー13が固定される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】近年、素子構造がます
ます小型化したため、リードフレーム11の飛び出しの
長さを抑える必要がでてきた。そこで、リードフレーム
11の長さを短くして固定ホルダー16と可動ホルダー
13の間に組み入れるような構造とし、かつ、可動ホル
ダー13の感磁面を基準に前後方向及び上下方向に小型
化することが考えられている。しかし、このような構成
にすると、リードフレーム11が金属性の固定ホルダー
16と電気的に短絡してしまい、漏洩電流が流れる恐れ
がある。
【0006】本考案は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、リードフレームと固定ホルダー
の電気的短絡を防止することにより小型化を図った磁気
感応素子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために本考案は、リードフレームが接続されたセン
サーチップを固定した可動ホルダーと、この可動ホルダ
ーを上記センサーチップの感磁面と直交する方向へ移動
可能に保持すると共に基盤に固定された金属板からなる
固定ホルダーとを有する磁気感応素子であって、上記可
動ホルダーと当接する上記固定ホルダーの内接面に樹脂
からなる絶縁材が配設され、リードフレームは、固定ホ
ルダーの絶縁材が配設された面と可動ホルダーとによっ
て挟持されることにより位置保持されたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】固定ホルダーの内接面に絶縁材が配設されてい
るため、磁気感応素子の小型化によってリードフレーム
と固定ホルダーが接触しても、電気的に短絡しない。
【0009】
【実施例】以下本考案にかかる磁気感応素子の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図1において、磁
気感応素子は固定ホルダー6と可動ホルダー3とから構
成されている。固定ホルダー6は、図4に示すように片
面がポリエチレンテレフタレート(以下PETという)
でなる薄膜状の絶縁材7で覆われた金属板を、プレスや
折り曲げ加工して形成されている。また、図1、図2に
示すように、固定ホルダー6の両端部は上方に直角に折
曲され、さらに、その先端部も内側に斜めに折曲して、
ガイド部6aが形成されている。固定ホルダー6の下面
側には切り起こしによって形成された突片6bが形成さ
れている。突片6bを基盤上に形成された孔部に挿入
し、この孔部基盤の反対面側からはみ出した突片6bを
折り曲げ、半田付けすることによって固定ホルダー6は
基盤に固定されている。固定ホルダー6の他方の面は絶
縁材7で覆われておらず、金属が露出しているため、半
田付けによる固定が可能である。
【0010】一方、図1に示すように、可動ホルダー3
は合成樹脂からなる絶縁体によって形成されており、下
方両側の突出部3aを固定ホルダー3のガイド部6aに
挿入し、ガイド部6aに沿って前後に移動可能に嵌めら
れている。可動ホルダー3は正面から見た形が凹字状
で、前面にはセンサーチップ2が取付けられている。セ
ンサーチップ2の裏側には複数のリードフレーム1の一
端部が接続されている。リードフレーム1の他端部は図
3に示すように、固定ホルダー6の後方で逆U字状に屈
曲され、外部に伸びている。
【0011】このような磁気感応素子は、固定ホルダー
6のガイド部6aに沿って可動ホルダー3を前後に動か
すことによって、センサーチップ2の感磁面4と磁気記
録体とのギャップ調整をすることができる。ギャップ調
整後は固定ホルダー6の絶縁材7と可動ホルダー3の間
にメチルエチルケトン(以下MEKという)を塗布し、
可動ホルダー3を固定する。MEKは、樹脂である可動
ホルダー3と絶縁材7を溶かして接着するため、通常の
接着剤のように加熱等の硬化条件を必要としないという
利点がある。
【0012】以上のような構成の磁気感応素子におい
て、固定ホルダー6は金属製であるが、可動ホルダー3
が取付けられる方の面を絶縁材7で覆っているため、リ
ードフレーム1が固定ホルダー6と接触しても電気的短
絡を引き起こさない。また、固定ホルダー6は金属をベ
ースとしてるため、絶縁性のある材料、例えばプラスチ
ック等を使用して固定ホルダー6を形成するのに比べ
て、機械的強度が大きく、さらなる扁平化が可能であ
る。また、パンチング性など、加工性も良好であり、製
造コストも低く抑えることができる。
【0013】なお、絶縁材7に使用されているPET
は、耐熱性の絶縁樹脂であるため、リフロー半田付け等
の工程にも問題なく適応できる。
【0014】以上、磁気感応素子の固定ホルダー6の一
面を覆う絶縁材7としてPETを使用した場合の例につ
いて説明してきたが、これに限られたものではなく、例
えば、エポキシ等のペースト状の樹脂を使用してもよい
し、耐熱フィルム及び、耐熱接着剤を使用してもよい。
これら何れの場合においても、PETを使用したときと
同様な効果を奏する。また、固定ホルダー6は、後で半
田付けをする突片6bを除いた全部分を絶縁材7で覆う
ようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、リードフレームが接続
されたセンサーチップを固定した可動ホルダーと、この
可動ホルダーを上記センサーチップの感磁面と直交する
方向へ移動可能に保持すると共に基盤に固定された金属
板からなる固定ホルダーとを有する磁気感応素子であっ
て、上記可動ホルダーと当接する上記固定ホルダーの内
接面に樹脂からなる絶縁材が配設され、リードフレーム
は、固定ホルダーの絶縁材が配設された面と可動ホルダ
ーとによって挟持されることにより位置保持されたよう
にしたため、リードフレームと固定ホルダーが直接接触
しても電気的短絡を引き起こすことがない。従って、リ
ードフレームを固定ホルダーに密着させることができ、
磁気感応素子の小型化を図ることができる。また、固定
ホルダーは片面を絶縁材で覆われているが、金属をベー
スとしており、機械的強度が高く、加工性も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる磁気感応素子の実施例を示す分
解斜視図。
【図2】同上実施例中の固定ホルダーとリードフレーム
の関係を示す斜視図。
【図3】同上実施例の側面断面図。
【図4】本考案に使用される固定ホルダーの素材の例を
示す。
【図5】従来の磁気感応素子の例を示す斜視図。
【図6】同上側面図。
【符号の説明】
1 リードフレーム 2 センサーチップ 3 可動ホルダー 4 感磁面 6 固定ホルダー 7 絶縁材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームが接続されたセンサーチ
    ップを固定した可動ホルダーと、この可動ホルダーを上
    記センサーチップの感磁面と直交する方向へ移動可能に
    保持すると共に基盤に固定された金属板からなる固定ホ
    ルダーとを有する磁気感応素子であって、上記可動ホル
    ダーと当接する上記固定ホルダーの内接面に樹脂からな
    る絶縁材が配設され、リードフレームは、固定ホルダー
    の絶縁材が配設された面と可動ホルダーとによって挟持
    されることにより位置保持されたことを特徴とする磁気
    感応素子。
JP1992075428U 1992-10-07 1992-10-07 磁気感応素子 Expired - Fee Related JP2562734Y2 (ja)

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JPS60204831A (ja) * 1984-03-29 1985-10-16 Sumitomo Metal Ind Ltd 電気鉄板の製造方法
JP2706776B2 (ja) * 1988-02-10 1998-01-28 株式会社三協精機製作所 磁気感応素子用のホルダー

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