JP2562202Y2 - 弾性駆動ベルト - Google Patents
弾性駆動ベルトInfo
- Publication number
- JP2562202Y2 JP2562202Y2 JP1993002437U JP243793U JP2562202Y2 JP 2562202 Y2 JP2562202 Y2 JP 2562202Y2 JP 1993002437 U JP1993002437 U JP 1993002437U JP 243793 U JP243793 U JP 243793U JP 2562202 Y2 JP2562202 Y2 JP 2562202Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- ply
- angle
- bias
- bias ply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/18—Tracks
- B62D55/24—Tracks of continuously flexible type, e.g. rubber belts
- B62D55/244—Moulded in one piece, with either smooth surfaces or surfaces having projections, e.g. incorporating reinforcing elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G1/00—Driving-belts
- F16G1/06—Driving-belts made of rubber
- F16G1/08—Driving-belts made of rubber with reinforcement bonded by the rubber
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は環状の弾性のある駆動用
ベルトに関する。
ベルトに関する。
【0002】本考案は特にベルト使用の際発生する横方
向の力による横ぶれ問題を阻止するように構成された弾
性駆動ベルトに関する。
向の力による横ぶれ問題を阻止するように構成された弾
性駆動ベルトに関する。
【0003】
【従来の技術】アメリカ特許NO.4,721,498
は、ベルトの縦方向に実質的に平行なワイヤケーブルに
よる補強の第1のプライと、ある偏椅角度をもって配置
されるワイヤケーブルによる補強の第2のプライと、更
にある偏椅角度をもって設置されるワイヤケーブルによ
る補強の第3のプライとを有することにより、横方向の
滑りが最小となるような、環状の弾性駆動ベルトを開示
している。第3のプライのケーブルの角度は第2のプラ
イの角度よりも大であるが、これは外側にある二つのプ
ライの横方向の力を駆動輪の周囲において曲げられると
きに平衡させるためである。また、他に前記発明は外側
の二つの部材が大きさは同じで方向は逆の偏椅角度を有
するベルトを開示している。
は、ベルトの縦方向に実質的に平行なワイヤケーブルに
よる補強の第1のプライと、ある偏椅角度をもって配置
されるワイヤケーブルによる補強の第2のプライと、更
にある偏椅角度をもって設置されるワイヤケーブルによ
る補強の第3のプライとを有することにより、横方向の
滑りが最小となるような、環状の弾性駆動ベルトを開示
している。第3のプライのケーブルの角度は第2のプラ
イの角度よりも大であるが、これは外側にある二つのプ
ライの横方向の力を駆動輪の周囲において曲げられると
きに平衡させるためである。また、他に前記発明は外側
の二つの部材が大きさは同じで方向は逆の偏椅角度を有
するベルトを開示している。
【0004】しかしながら、これら二つの第2と第3の
プライは、第3のプライがより細いケーブルか、少ない
数のケーブルを有するかの何れかで第2のプライより小
さい切口を有するという異なった構造を有しており、ま
た外側の二つのプライで横方向の力のバランスをとらな
ければならない。
プライは、第3のプライがより細いケーブルか、少ない
数のケーブルを有するかの何れかで第2のプライより小
さい切口を有するという異なった構造を有しており、ま
た外側の二つのプライで横方向の力のバランスをとらな
ければならない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述の外側の二つのプ
ライは第3のプライが第2のプライと異なるように組み
立てられており、構造の異なる二つのプライを作成する
のは非能率で不経済であり、また作成工程中に誤って取
り違えるという不都合を発生する可能性もあるという欠
点がある。
ライは第3のプライが第2のプライと異なるように組み
立てられており、構造の異なる二つのプライを作成する
のは非能率で不経済であり、また作成工程中に誤って取
り違えるという不都合を発生する可能性もあるという欠
点がある。
【0006】さらに、特許NO.4,721,498
は、縦方向に延びているケーブル車輪の周りに曲げられ
ることによって横方向の力が発生しないと看做してい
る。しかし、この縦方向に延びているケーブルは実際に
はコイル巻きに巻かれているから、ケーブルは縦方向に
対して0゜にはなっていない。
は、縦方向に延びているケーブル車輪の周りに曲げられ
ることによって横方向の力が発生しないと看做してい
る。しかし、この縦方向に延びているケーブルは実際に
はコイル巻きに巻かれているから、ケーブルは縦方向に
対して0゜にはなっていない。
【0007】また、駆動ベルトが摩擦によって運行され
るように自動車両の駆動輪に取り付けられた場合には、
蓄積されている力が駆動ベルトに縦方向に加えられる。
この力は、ケーブルが0゜方向に向くようになるのでコ
イル巻きに巻かれた(以下螺旋状に巻かれたと称す)ケ
ーブルに対し横方向に曲げモーメントを発生し、駆動ベ
ルトの横ぶれを生ずるという問題もある。
るように自動車両の駆動輪に取り付けられた場合には、
蓄積されている力が駆動ベルトに縦方向に加えられる。
この力は、ケーブルが0゜方向に向くようになるのでコ
イル巻きに巻かれた(以下螺旋状に巻かれたと称す)ケ
ーブルに対し横方向に曲げモーメントを発生し、駆動ベ
ルトの横ぶれを生ずるという問題もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の実施による環状
の弾性駆動ベルトは駆動ベルトの横ぶれを発生する全て
の横方向の力を相殺する構造を有している。
の弾性駆動ベルトは駆動ベルトの横ぶれを発生する全て
の横方向の力を相殺する構造を有している。
【0009】この弾性駆動ベルトは以下の手段を有して
いる。
いる。
【0010】本考案のベルトは、内側表面および外側表
面との間に挟まれて縦方向に延びている層部分とからな
るボディ部からなり、該ボディ部の層部分は、駆動輪に
圧力をもって摩擦接触して駆動力を直接受ける層部分と
その駆動力を伝達する層部分とが想定されており、それ
らの境界面がピッチラインと称され、このピッチライン
はベルトの公称サイズを示すベルトピッチの長さに相当
する面と一致する面である。また、ボディ部は前記内側
および外側表面と平行に縦方向に延びており、ビツチラ
インと同じか、近い層上に配列され、張力を受けると第
1の横方向の力を生ずる補強用ケーブルが螺旋状に巻か
れた螺旋巻プライと、前記螺旋巻プライの外側に巻か
れ、その補強用ケーブルが縦方向に対して所定の角度を
もち、かつ前記螺旋状に巻かれたケーブルが縦方向に対
してなす角度と同じ方向に向けて配列され、使用時第2
の横方向の力を生ずるケーブル補強による第1のバイア
スプライと、前記第1のバイアスプライの外側に巻か
れ、その補強ケーブルが第1のケーブルと同一の種類
で、縦方向に対して前記第1のバイアスプライと等しい
角度で、かつ第1のバイアスプライのケーブルが縦方向
に対してなす角度と反対方向に向けて配列され、前記第
1と第2の横方向の力の和を相殺する第3の横方向の力
を生じ得るようにピッチラインから離れた距離に配置さ
れた第2のバイアスプライとからなる。
面との間に挟まれて縦方向に延びている層部分とからな
るボディ部からなり、該ボディ部の層部分は、駆動輪に
圧力をもって摩擦接触して駆動力を直接受ける層部分と
その駆動力を伝達する層部分とが想定されており、それ
らの境界面がピッチラインと称され、このピッチライン
はベルトの公称サイズを示すベルトピッチの長さに相当
する面と一致する面である。また、ボディ部は前記内側
および外側表面と平行に縦方向に延びており、ビツチラ
インと同じか、近い層上に配列され、張力を受けると第
1の横方向の力を生ずる補強用ケーブルが螺旋状に巻か
れた螺旋巻プライと、前記螺旋巻プライの外側に巻か
れ、その補強用ケーブルが縦方向に対して所定の角度を
もち、かつ前記螺旋状に巻かれたケーブルが縦方向に対
してなす角度と同じ方向に向けて配列され、使用時第2
の横方向の力を生ずるケーブル補強による第1のバイア
スプライと、前記第1のバイアスプライの外側に巻か
れ、その補強ケーブルが第1のケーブルと同一の種類
で、縦方向に対して前記第1のバイアスプライと等しい
角度で、かつ第1のバイアスプライのケーブルが縦方向
に対してなす角度と反対方向に向けて配列され、前記第
1と第2の横方向の力の和を相殺する第3の横方向の力
を生じ得るようにピッチラインから離れた距離に配置さ
れた第2のバイアスプライとからなる。
【0011】
【作用】この弾性駆動ベルトの内側および外側表面の間
の内部構造は、補強用のケーブルが縦方向に螺旋状に巻
かれた螺旋巻プライと、この螺旋巻プライの上に巻か
れ、そのケーブルが縦方向に所定の角度を有し、螺旋巻
プライのケーブルの縦方向に対する角度と同一方向にケ
ーブルが配列された第1のバイアスプライと、第1のバ
イアスプライの上に巻かれ、そのケーブルが縦方向に対
して第1のバイアスプライと等しい角度を有し、かつ縦
方向に対して第1のバイアスプライのケーブルがなす角
度と反対方向に向けて配列され、かつ使用状況において
螺旋巻プライと第1のバイアスプライが生ずる横方向の
力の和を相殺する横方向の力を生ずる第2のバイアスプ
ライとからなるので、運転時横ぶれを発生しない。
の内部構造は、補強用のケーブルが縦方向に螺旋状に巻
かれた螺旋巻プライと、この螺旋巻プライの上に巻か
れ、そのケーブルが縦方向に所定の角度を有し、螺旋巻
プライのケーブルの縦方向に対する角度と同一方向にケ
ーブルが配列された第1のバイアスプライと、第1のバ
イアスプライの上に巻かれ、そのケーブルが縦方向に対
して第1のバイアスプライと等しい角度を有し、かつ縦
方向に対して第1のバイアスプライのケーブルがなす角
度と反対方向に向けて配列され、かつ使用状況において
螺旋巻プライと第1のバイアスプライが生ずる横方向の
力の和を相殺する横方向の力を生ずる第2のバイアスプ
ライとからなるので、運転時横ぶれを発生しない。
【0012】
【実施例】次に、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0013】図1は本考案の弾性駆動ベルトの一実施例
の部分側面図、図2は図1に示す弾性駆動ベルトの切開
された展開図、図3はその縦断面図である。
の部分側面図、図2は図1に示す弾性駆動ベルトの切開
された展開図、図3はその縦断面図である。
【0014】記号10で包括的に示されているゴム製の
駆動ベルトは、円筒型の心棒の上に、直接心棒に、ある
いはベルトの内側表面部22を構成するため心棒に付加
された張り型の上に一層あるいはそれ以上のゴムを塗布
して製造される。続いてこのボディ部は、縦方向13に
延び、かつ内側表面部22と平行であって、ピツチライ
ン11の層と同じか、または近くの層に位置し、それ
が、引っ張り張力を受けると第1の横方向の張力を生ず
る螺旋状に巻かれた補強用ケーブルからなる螺旋巻プラ
イの施工工程に移行する。この螺旋状に巻かれたケーブ
ル補強の螺旋巻プライ12の半径方向外方にケーブル補
強の第1のバイアスプライ14が張り付けられる。この
第1のバイアスプライのケーブルの角度は縦方向13に
対して角度β+となっており、かつ縦方向に対して螺旋
状に巻かれたケーブルの角度αと同じ方向に向けて配列
されている。このケーブル補強の第1のバイスプライ1
4が使用状況でホイール20に巻きついた場合、第2の
横方向の力が生ずる。ケーブル補強の第1のバイアスプ
ライ14の半径方向外方にケーブル補強の第2のバイア
スプライ16が張り付けられ、そのケーブルの角度は縦
方向に対してβ−の角度に配列され、このβ−の角度の
大きさは、ケーブル補強の第1バイアスプライ14の縦
方向に対する角度β+と大きさが等しく縦方向に対する
方向は反対である。ケーブル補強の第2のバイアスプラ
イ16は、使用時に第1と第2横方向の力の和を中和す
る第3の横方向の力を発生し得るようにピツチライン1
1から外側に距離を置いて配置される。
駆動ベルトは、円筒型の心棒の上に、直接心棒に、ある
いはベルトの内側表面部22を構成するため心棒に付加
された張り型の上に一層あるいはそれ以上のゴムを塗布
して製造される。続いてこのボディ部は、縦方向13に
延び、かつ内側表面部22と平行であって、ピツチライ
ン11の層と同じか、または近くの層に位置し、それ
が、引っ張り張力を受けると第1の横方向の張力を生ず
る螺旋状に巻かれた補強用ケーブルからなる螺旋巻プラ
イの施工工程に移行する。この螺旋状に巻かれたケーブ
ル補強の螺旋巻プライ12の半径方向外方にケーブル補
強の第1のバイアスプライ14が張り付けられる。この
第1のバイアスプライのケーブルの角度は縦方向13に
対して角度β+となっており、かつ縦方向に対して螺旋
状に巻かれたケーブルの角度αと同じ方向に向けて配列
されている。このケーブル補強の第1のバイスプライ1
4が使用状況でホイール20に巻きついた場合、第2の
横方向の力が生ずる。ケーブル補強の第1のバイアスプ
ライ14の半径方向外方にケーブル補強の第2のバイア
スプライ16が張り付けられ、そのケーブルの角度は縦
方向に対してβ−の角度に配列され、このβ−の角度の
大きさは、ケーブル補強の第1バイアスプライ14の縦
方向に対する角度β+と大きさが等しく縦方向に対する
方向は反対である。ケーブル補強の第2のバイアスプラ
イ16は、使用時に第1と第2横方向の力の和を中和す
る第3の横方向の力を発生し得るようにピツチライン1
1から外側に距離を置いて配置される。
【0015】必ずしも必要なものではないが、図2には
ケーブルが縦方向13に対し直角となるように配置され
るケーブル補強の第4のプライ18が示されている。ケ
ーブル補強の第2のバイアスプライ16の上か、あるい
はケーブル補強の第4のプライ18の上に外側表面部2
4を形成するために、1層またはそれ以上の層のゴムが
塗布されている。外側表面24に対し、多数の滑り止め
26が設置され、これによって大地と接触する表面が構
成されている。
ケーブルが縦方向13に対し直角となるように配置され
るケーブル補強の第4のプライ18が示されている。ケ
ーブル補強の第2のバイアスプライ16の上か、あるい
はケーブル補強の第4のプライ18の上に外側表面部2
4を形成するために、1層またはそれ以上の層のゴムが
塗布されている。外側表面24に対し、多数の滑り止め
26が設置され、これによって大地と接触する表面が構
成されている。
【0016】内側表面22に対し、駆動輪20内に設け
られている溝に係合するためにV字型ガイド28を設置
することが望ましい。またV字型ガイド28は車輪20
の溝と接触するように画かれてはいないが、駆動輪20
内の溝に付加的な摩擦係合をする大きさをもつように考
慮されている。
られている溝に係合するためにV字型ガイド28を設置
することが望ましい。またV字型ガイド28は車輪20
の溝と接触するように画かれてはいないが、駆動輪20
内の溝に付加的な摩擦係合をする大きさをもつように考
慮されている。
【0017】内側および外側表面を構成し、各補強用ケ
ーブルの層を覆い、また滑り止め26を形成するのに用
いられるゴムの各層は、当業界で周知である天然、また
は合成樹脂のポリマーの一種でよく、また補強用ケーブ
ルの粘着や、一体化する硫化のための一般的ゴム化学製
品からなる合成物であってもよい。
ーブルの層を覆い、また滑り止め26を形成するのに用
いられるゴムの各層は、当業界で周知である天然、また
は合成樹脂のポリマーの一種でよく、また補強用ケーブ
ルの粘着や、一体化する硫化のための一般的ゴム化学製
品からなる合成物であってもよい。
【0018】製造される駆動ベルトの大きさと縦方向の
補強用ケーブルの大きさにより、縦方向に対する螺旋巻
プライの補強用ケーブルの角度αは0.015゜から
0.35゜の範囲が考えられている。
補強用ケーブルの大きさにより、縦方向に対する螺旋巻
プライの補強用ケーブルの角度αは0.015゜から
0.35゜の範囲が考えられている。
【0019】バイアスプライのケーブルが縦方向に対し
てなす角度βの大きさは約45゜から約75゜の範囲で
あってよく、約70゜が望ましい。
てなす角度βの大きさは約45゜から約75゜の範囲で
あってよく、約70゜が望ましい。
【0020】上記のとおり本考案についてその実施形態
と経過を簡明に示したが、本考案が属する分野に通常の
知識を有する者にとって、本考案の範囲を逸脱せずに種
々な変化や変形を実施することは可能である。
と経過を簡明に示したが、本考案が属する分野に通常の
知識を有する者にとって、本考案の範囲を逸脱せずに種
々な変化や変形を実施することは可能である。
【0021】
【考案の効果】以上説明したようにこの弾性駆動ベルト
の内側と外側表面の間の層部分は、補強用のケーブルが
縦方向に対して螺旋状に巻かれた螺旋巻プライと、螺旋
巻プライの上に巻かれケーブルが縦方向に所定の角度を
有し、螺旋巻プライの縦方向に対する角度と同一方向に
向けて配列された第1のバイアスプライと、第1のバイ
アスプライの上に巻かれ、ケーブルが縦方向に対して第
1のバイアスプライと等しい角度と反対方向に向けて配
列され、かつ使用状況において螺旋巻プライと第1のバ
イアスプライが生ずる横方向の力の和を相殺する横方向
の力を生ずる第2のバイアスプライとからなるので、横
ぶれは発生しない運転が可能であり、また、バイアスプ
ライが2種類のみでなので製造上混乱することがなくな
るという効果がある。
の内側と外側表面の間の層部分は、補強用のケーブルが
縦方向に対して螺旋状に巻かれた螺旋巻プライと、螺旋
巻プライの上に巻かれケーブルが縦方向に所定の角度を
有し、螺旋巻プライの縦方向に対する角度と同一方向に
向けて配列された第1のバイアスプライと、第1のバイ
アスプライの上に巻かれ、ケーブルが縦方向に対して第
1のバイアスプライと等しい角度と反対方向に向けて配
列され、かつ使用状況において螺旋巻プライと第1のバ
イアスプライが生ずる横方向の力の和を相殺する横方向
の力を生ずる第2のバイアスプライとからなるので、横
ぶれは発生しない運転が可能であり、また、バイアスプ
ライが2種類のみでなので製造上混乱することがなくな
るという効果がある。
【図1】本発明の弾性駆動ベルトの一実施例が駆動輪の
周りに巻かれた状態を示す部分的な側面図である。
周りに巻かれた状態を示す部分的な側面図である。
【図2】図1に示す弾性駆動ベルトの内部構造を切開し
て展開した斜視図である。
て展開した斜視図である。
【図3】駆動輪上に巻かれた図1に示す弾性駆動ベルト
の断面図である。
の断面図である。
10 弾性駆動ベルト 11 ピッチライン 12 螺旋巻プライ 13 縦方向 14 第1のバイアスプライ 16 第2のバイアスプライ 18 第4のバイアスプライ 20 駆動輪 22 内側表面 23 外側表面 25 ボディ部 26 滑り止め 28 V字型ガイド
Claims (3)
- 【請求項1】 内側表面(22)と、外側表面(24)
と、それらの間に挟まれ、駆動輪に圧力をもって摩擦接
触し駆動力を受ける層部分と該駆動力を伝達する層部分
との境界面であるピッチライン(11)とを含む縦方向
に延びる環状の継目無しのボディ部(25)と、前記ボディ部(25)内に 、内側表面(22)および外
側表面(24)と平行に縦方向に、ピッチライン(1
1)の平面と同じか、近い平面上にコイル巻きに横方向
にずらせながら巻かれ、張力を受けると第1の横方向の
力を発生する補強用ケーブルを有する螺旋巻きプライ
(12)と、 前記螺旋巻きプライ(12)の外側に巻かれ、その補強
用ケーブルが縦方向に対して所定の角度をもち、かつ前
記コイル巻きに巻かれたケーブルが縦方向に対してなす
角度と同じ方向に向けて平行に配列され、張力を受ける
と第2の横方向の力を発生するケーブル補強の第1のバ
イアスプライ(14)と、 前記第1のバイアスプライ(14)の外側に巻かれ、そ
の補強用ケーブルが縦方向に対して前記第1のバイアス
プライ(14)のケーブルと等しい角度で、かつ第1の
バイアスプライのケーブルが縦方向に対してなす角度と
反対方向に向けて平行に配列され、張力を受けると第3
の横方向の力を発生する補強ケーブルケーブルを有する
第2のバイアスプライ(16)を有する環状の弾性駆動
ベルトにおいて、 前記第2のバイアスプライ(16)の補強ケーブルが、
前記第1のバイアスプライ(14)と同一種類、かつサ
イズのケーブルで、前記第1と第2の横方向の力の和を
相殺する第3の横方向の力を発生し得るようにピッチラ
インから半径方向外側に離れた距離に配置されたことを
特徴とする環状駆動ベルト。 - 【請求項2】 前記各バイアスプライ(14、16)の
ケーブルの角度が、縦方向から45゜乃至75゜の範囲
にある請求項1記載の弾性駆動ベルト。 - 【請求項3】 前記各バイアスプライのケーブル(1
4、16)の角度が、縦方向から70゜である請求項1
記載の弾性環状駆動ベルト。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/832,139 US5211609A (en) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | Elastomeric drive belt |
US07/832139 | 1992-02-06 | ||
US7/832139 | 1992-02-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564556U JPH0564556U (ja) | 1993-08-27 |
JP2562202Y2 true JP2562202Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=25260795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993002437U Expired - Lifetime JP2562202Y2 (ja) | 1992-02-06 | 1993-02-03 | 弾性駆動ベルト |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5211609A (ja) |
EP (1) | EP0554770B1 (ja) |
JP (1) | JP2562202Y2 (ja) |
CA (1) | CA2066072C (ja) |
DE (1) | DE69301099T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013176035A1 (ja) | 2012-05-25 | 2013-11-28 | 株式会社ブリヂストン | ゴムクローラ |
Families Citing this family (20)
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---|---|---|---|---|
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GB2330810A (en) | 1997-09-30 | 1999-05-05 | Bridgestone Firestone Inc | Reinforced endless track |
US6065818A (en) * | 1998-07-02 | 2000-05-23 | Caterpillar, Inc. | Rubber track belt with improved traction and durability |
US6851463B1 (en) | 1999-04-08 | 2005-02-08 | Alliedsignal Inc. | Composite comprising organic fibers having a low twist multiplier and improved compressive modulus |
AU776045B2 (en) * | 2000-01-19 | 2004-08-26 | Bridgestone Corporation | Rubber crawler |
US6272830B1 (en) | 2000-02-18 | 2001-08-14 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Steel cord for reinforcing elastomeric articles |
AU2001251262A1 (en) | 2000-05-22 | 2001-12-03 | Caterpillar Inc. | Rubber track belt with relocated circumferential cables |
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CN101432186B (zh) * | 2006-05-02 | 2011-09-28 | 株式会社普利司通 | 无芯骨橡胶履带 |
US7780560B2 (en) * | 2006-10-27 | 2010-08-24 | Veyance Technologies, Inc. | Power transmission belt |
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